熱傷後瘢痕部掻痒感のソースを表示

'''熱傷後瘢痕部掻痒感'''（ねっしょうごはんこんぶそうようかん）とは、[[熱傷|やけど]]したあとの傷痕に生じる強い[[痒み|かゆみ]]である。

このかゆみは大変強く、人によっては不眠になったり、寝ている間かきすぎて[[シーツ]]が血まみれになっていることもある。

この苦痛を軽減するには[[クロルフェニラミン|クロルフェニラミンマレイン酸]]、[[フェキソフェナジン|塩酸フェキソフェナジン]]、[[塩酸セチリジン]]などの外用薬があるが、特効性はない。ヨモギローションを使用して効果があるとする文献もある<ref>小川、百東「ケロイドおよび肥厚性瘢痕の予防と治療法」日医大医会誌 2005年、1巻3号、121ページ [http://www.nms.ac.jp/jmanms/pdf/001030121.pdf (pdf)]</ref>。

掻痒感の期間は人にもよるが、約1～2年間。

対策としては、[[清拭]]、[[ステロイド外用薬]]塗布、包帯の上からたたくなどがある。もっとも効果的なのはかゆみを気にしないように、肉体的キュアのみならず精神的ケアを重視することである。

== 関連項目 ==
*[[熱傷]]
*[[肥厚性瘢痕]]
*[[ケロイド]]
*[[皮膚科学]]
*[[形成外科学]]

== 脚注 ==
<references />

{{DEFAULTSORT:ねつしようこはんこんふそうようかん}}
[[Category:症候]]