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'''汽水魚'''(きすいぎょ)とは、河口など[[淡水]]と[[海水]]が混じりあう箇所([[汽水域]])に生息する[[魚類|魚種]]である。[[日本]][[本土]]での代表的な種としては、[[ボラ]]・[[スズキ (魚)|スズキ]]・[[マハゼ]]などが挙げられる。 河口域に定着し、海と河川を自由に往来する例外<!--河口ではよくみられるが、港内から錦鯉が戻ってくるのは異様かもしれない(笑)-->を除き、一般に完全な淡水に生息する[[コイ科]]などの魚が汽水に出ることは少ない。汽水に生息する魚類の大部分は[[海水魚]]の内、淡水への耐性を持つようになったものである。特に[[亜熱帯]]・[[熱帯]]域(特に[[東南アジア]]や[[アマゾン川]]河口など)や、温帯域でも暖流の影響を強く受ける地域(日本の[[九州]]や[[四国]]、[[本州]]の[[紀伊半島]]など)では記録される種数が多い。 汽水域への侵入の程度は種によって様々である。主として海水域に生息し、汽水域にも侵入するもの(偶来魚)、[[幼魚]]の時期のみ汽水域で生活するもの(両側回遊)、汽水域を主たる生息地とするもの(周縁性淡水魚)、完全な淡水域まで侵入するもの(広塩域魚・二次性淡水魚)など様々である。図鑑的には通例として[[淡水魚]]類図鑑に掲載される。 水槽で汽水魚を飼育する場合には、水道水に[[人工海水]]のもとを、海水の二分の一から四分の一程度の濃度になるように加える。[[熱帯魚]]として扱われているものでは、汽水産のものは淡水魚として扱われていることが多い。ゆっくりとならせば純淡水でも飼育可能なものも多いが塩分を一切含まない淡水で飼育すると長生きしないものが多いので、やはり汽水で飼育することが望ましい。 ==関連項目== *[[汽水域]] *[[回遊]] {{DEFAULTSORT:きすいきよ}} [[Category:魚類]] [[Category:魚類学]]
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