コンテンツにスキップ
メインメニュー
メインメニュー
サイドバーに移動
非表示
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
Wikippe
検索
検索
表示
ログイン
個人用ツール
ログイン
氷点のソースを表示
ページ
議論
日本語
閲覧
ソースを閲覧
履歴を表示
ツール
ツール
サイドバーに移動
非表示
操作
閲覧
ソースを閲覧
履歴を表示
全般
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報
表示
サイドバーに移動
非表示
←
氷点
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
要求した操作を行うことは許可されていません。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
{{otheruseslist|[[三浦綾子]]作の小説『氷点』|水が凍る温度|凝固点|氷が解ける温度|融点|中国共産党の青年組織中国共産主義青年団の機関紙『中国青年報』の付属週刊紙|氷点週刊}} {{Portal|文学}} 『'''氷点'''』(ひょうてん)は、[[キリスト教徒|クリスチャン]]作家[[三浦綾子]]の[[小説]]。『[[朝日新聞]]』朝刊に1964年12月9日から1965年11月14日まで連載され、続編の『続氷点』が1970年5月12日から1971年5月10日まで連載された。なお、挿絵は[[福田豊四郎]]が担当した。 1963年に[[朝日新聞社]]が、大阪本社創刊85年、東京本社創刊75周年を記念する事業として懸賞小説を募集した時の入選作品である。賞金は当時としては破格の1千万円であり、募集要領には「既成の作家、無名の新人を問わない」とあったが、実際に無名であった三浦の作品が入選したことは大きな話題となった。連載終了直後の1966年にテレビドラマ化および映画化され、以降繰り返し映像化されている。 なお、一千万円懸賞小説でこれ以外の入賞作品は「2席・山家慕情([[志田石高]])」、「2席・享保長崎記([[山脇悌二郎]])」「2席・異郷の人([[高木俊朗]])」などであった。 継母による継子いじめ、義理の兄妹間の恋愛感情などの大衆的な要素を持つ一方、[[キリスト教]]の概念である「[[原罪]]」が重要なテーマとして物語の背景にある。続編のテーマは罪に対する「ゆるし」であり、これらのテーマには三浦の宗教的な立場が色濃く反映されている。 物語の舞台となった[[旭川市]]の[[外国樹種見本林]]には、[[三浦綾子記念文学館]]があり、本作の資料も数多く展示されている。 == あらすじ == (『氷点』)昭和21年(1946年)、旭川市在住の医師辻口啓造は、妻の夏枝が村井靖夫と密会中に、佐石土雄によって3歳の娘ルリ子を殺される不幸に遭う。啓造は夏枝を詰問することもできず、内に妬心を秘める。ルリ子の代わりに女の子が欲しいとねだる夏枝に対し、啓造はそれとは知らせずに殺人犯佐石の娘とされる幼い女の子を引き取る。女の子は陽子と名付けられ、夏枝の愛情を受けて明るく素直に育つ。 陽子が小学1年生になったある日、夏枝は書斎で啓造の書きかけの手紙を見付け、その内容から陽子が佐石の娘であることを知る。夏枝は陽子の首に手をかけるが、かろうじて思いとどまる。しかし、もはや陽子に素直な愛情を注ぐことが出来なくなり、給食費を渡さない、答辞を書いた奉書紙を白紙に擦り替えるなどの意地悪をするようになる。一方の陽子は、自分が辻口夫妻の実の娘ではないことを悟り、心に傷を負いながらも明るく生きようとする。 辻口夫妻の実の息子である徹は、常々父母の妹に対する態度を不審に思っていたところ、両親の言い争いから事の経緯を知る。両親に対するわだかまりを持ちつつ、徹は陽子を幸せにしたいと願う。その気持ちは次第に異性に対するそれへと膨らむが、陽子のために自分は兄であり続けるべきだという考えから、大学の友人である北原邦雄を陽子に紹介する。 陽子と北原は互いに好意を持ち、文通などで順調に交際を進める。しかし、陽子が高校2年生の冬、夏枝は陽子の出自を本人と北原に向かって暴露し、陽子は翌朝自殺を図る。その騒動の中、陽子の本当の出自が明らかになる。 表題の「氷点」は、何があっても前向きに生きようとする陽子の心がついに凍った瞬間を表している。その原因は、単に継母にひどい仕打ちを受けたという表面的なものではなく、人間が生まれながらにして持つ「原罪」に気付いたことであると解釈される。 (『続氷点』)一命を取り留めた陽子であったが、実の父親が佐石ではないと聞かされても心が晴れないばかりか、不倫の関係であった実の両親やその結果生まれた自分に対して複雑な感情を抱く。徹は陽子の実母三井恵子に会い、陽子の近況を告げる。動揺した恵子は車の運転を誤り、事故を起こす。その経緯に不審を抱いた恵子の次男達哉は、大学で母にそっくりな陽子に出会う。事の真相に近付いた達哉は冷静さを失い、無理に陽子を恵子に会わせようとするが、それを阻もうとする北原を車で轢いてしまう。作中最後の場面で陽子は、夕日に照らされた真赤な流氷を見ながら、人間の罪を真に「ゆるし」得る存在について思いを馳せる。 == 登場人物 == ;辻口陽子 :辻口家の養女(表向きは実子)。当初「佐石の娘」とされており、養父に妻への復讐の道具として引き取られたが、実際は無関係であった。いわゆる不義の子。 :芯が強く明るく素直、慈悲深く自己を律する模範的な性格の持ち主。独立心が強く努力家でもある一方で、人に対して頑なで、気性の激しい一面も見受けられる。 :肩まで垂らした黒髪、生き生きとした何かが絶えず燃えている様な瞳の魅力的な美人で、伸びきった美しい肢体や物腰から声音まで実母に酷似している。幼少期は形のいい濃い眉が偶然にも佐石とそっくりであった。 :啓造に言わせると幼い頃から「気味が悪いくらい善意に満ち溢れた子供」であり、他人の悪意をも善意に受け取る屈託のない少女。自分は常に正しくありたいという少女特有の傲慢な思いで養母の虐めに耐えてきたが、その姿勢こそが夏枝を悪人に見せる原因とも言える。自殺未遂を起こした後、自分自身の罪と向き合う様になる。自殺を図るまで他人を憎む事に否定的だったが、出生の事実を知った後、実母の恵子と夏枝を疎むようになる。 :読書と勉強が好きで幼少期から一貫して学業に優秀。養父母を除いた周囲の人々から純粋に愛され慕われている。本人曰く、南瓜と薩摩芋が好物。 ;辻口啓造 :夏枝の夫。陽子の養父で徹とルリ子の実父。 :病院の経営者兼内科医として社会的に高い地位にあり、温厚柔和な人格者で通っているが、俗物的な内面を持つ。生来嫉妬深く、生真面目で神経質、自己を常に抑圧しており自罰的な傾向が強い。 :座右の銘である「汝の敵を愛せよ」を建前に、村井との逢瀬にかまけて娘を死に追いやった妻への復讐として佐石の娘とされる陽子を引き取った。幼い頃の陽子を生理的に拒否するが、美しく成長した彼女を異性として意識、独占感情を芽生えさせた。素性を知ってからも尚、徹と陽子の交際には難色を示している理由はここにある。 :陽子が小学2年生の時に、[[洞爺丸事故]]で九死に一生を得る。その際に出会った宣教師が自分の命を省みずに他人に救命具を与えたことに心を打たれ、キリスト教に興味を抱く。後に順子の告白を切っ掛けに教会へ出入りするようなった。 ;辻口夏枝 :啓造の妻。陽子の養母で徹とルリ子の実母。啓造の北大時代の恩師の娘で旧姓は津川。 :家事万能かつ教育熱心、細やかな気遣いで表向きこそ評判のいい上流階級の婦人。本性は、夫の啓造が「他人を思いやる本当の優しさが欠落している」と指摘するように、自己本位で我儘、相当自己中心的である。 :母親を早くに亡くし、父子家庭で甘やかされて育つ。父親が教授職、夫は内科医という環境におり、現在に至るまで裕福で不自由な思いをした経験がない。 :深く考えないまま村井との密会を楽しみ、娘のルリ子を邪険に追い出したことが、のちの悲劇の遠因となる。真実を知ってからは、無償の愛情を注いだ陽子にも子供じみた嫌がらせを繰り返した。高木医師の告白で陽子の素性を知り、彼女にそれまでのことを償おうとするが、陽子の美貌と屈託のない性格に変わらず嫉妬心を抱く。 :北国育ちの色白、細面の若々しい和服美女だが自身の美貌に自惚れている。美醜で他人を判断しており、長い療養生活で体のむくんだ村井を嫌悪するが、元の体格に戻るといそいそと受け入れようとしたこともある。 ;辻口徹 :辻口家の長男。陽子の五つ上の義兄。北海道大学医学部の学生。 :父親に似た神経質な顔立ちの繊細な容貌の青年。正義感と道徳心が強い一方で、病院の跡取り息子として何不自由したことがない故、世間知らずかつ女々しい。 :幼い頃から妹の陽子を可愛がってきたが、成長して行くにつれて恋情を抑えられなくなってゆく。義妹に対する独占感情に悩まされながらも、葛藤の末自分の思いを陽子に伝える。彼女の実の兄弟の存在を知った際には「陽子の兄であり恋人という地位」を脅かす存在として複雑な心境を見せる。 :幼い頃から学業優秀な模範生。父親の手解きで独逸語に習熟。両親の口論から辻口家の秘密を知り、反発して高校入試を一度ボイコットしている。 ;辻口ルリ子 :辻口夫妻の長女。わずか3歳にして佐石に殺される。父親の啓造に似て厚ぼったい瞼と神経質な雰囲気を持つ反面、人懐っこい少女。 ;北原邦雄 :北海道大学理学部の院生。大学寮のルームメイトかつ友人の徹とは同年齢だが、一学年上。 :千島からの引き揚げ者で父子家庭で育った。実家は滝川で肥料を取り扱う会社。妹みち子は後に東京に嫁いでいる。 :妹への独占感情を危惧した徹の紹介によって陽子と知り合い、彼女を真摯に愛する好青年。お互いに最も近しい間柄と認め合うが、陽子の自殺未遂後、徹への遠慮などから一時疎遠になる。又、作中の男性陣の中で唯一、夏枝の誘惑に惑わされない人物であり、不倫というものに嫌悪感を示している。 :浅黒い肌の爽やかな印象の人物。年齢よりもやや年上にみられることが多い。好物はカレーライス。 ;高木雄二郎 :啓造の大学時代からの親友で産婦人科医。作中前半では嘱託で乳児院に勤めていたが後に独立した。 :熊にも例えられる、大柄な医者に見えない風貌の人物。 :学生時代に夏枝に求婚して断られた経緯があるが、その後も辻口家と交流がある。豪放磊落な頼りがいのある人物だが、実は物事をかなり繊細に考え、周囲を気遣っている。佐石の娘を引き取りたいという啓造に対し、表向き承諾した振りをしながら知人の女児を引き取らせた。 :女手一つで育てた茶道の師匠である母親に遠慮して、長らく独身を貫いてきたが、後に37歳の未亡人の郁子と再婚。彼女の連れ子の男子二人を実子同然に可愛がる。 ;藤尾辰子 :夏枝の女学校時代からの友人で資産家の一人娘。花柳流の名取り。日本舞踊の師匠で自宅で研究所を開いている。 :きっぷのよい性格で人望があり、傍若無人な物言いの中にも温かみがある。彼女の家には常に雑多な人々が集まって、一種のサロンを形成している(夏枝は自らの美貌を讃えることがない「茶の間の連中」を毛嫌いしている)。陽子を可愛がり、のちに養子にしたいとまで申し出るが、それを表すまいとそっけない態度を装う。 :若い頃に人知れずマルキストと恋仲になって、相手の男子を生んで死なせた経験を持ち、その後独身を通している。親しみ易い丸顔の和服美人。 ;村井靖夫 :辻口病院に勤務する優秀な眼科医。長身の彫りの深い映画俳優のような二枚目だが、虚無的で投げやりな所から啓造とは水と油。高木とは遠縁に当たるが、性格と容貌は似ても似つかない。 :博打打で女性にだらしないが夏枝に恋慕しており彼女にアプローチする一方で、松崎由香子に関係を強要する。 :ルリ子の死の直後に結核が発覚。洞爺湖の診療所で7年間の療養、高木の推薦で復職した。高木の知人女性の咲子と結婚して二女をもうけるが、その結婚生活も破綻する。 :事あるごとに辻口家の平穏を掻き乱し、幼いルリ子が死に追い込まれた悲劇の原因たる張本人。 ;松崎由香子 :辻口病院の事務員で、啓造に憧れを抱いている。夏枝に近付く村井に釘をさすが、それを逆手に取った彼に肉体関係を迫られる。思い悩んだ末に啓造に告白し、直後に失踪。約十年後、盲目となりマッサージ師をしているところを啓造と再会。辰子と打ち解け合い、彼女の家に引き取られる。 :樺太からの引き揚げ者で兄が結婚して以来、天涯孤独の身の上。可愛らしい容貌の女性。 ;佐石土雄 :ルリ子を殺した犯人。享年35。 :[[関東大震災]]で両親を失い、伯父に引き取られるが、16歳で[[タコ部屋労働|タコ部屋]]に売られる。内縁の妻が女児出産とともに死亡し、育児と日雇い労働で日々を過ごしていた。発作的に行きずりのルリ子の首を絞め、自身も留置所で首を吊る。過酷な経歴によるものか若干老けて見えるものの、意外に端正な容姿の持ち主。 ;三井恵子 :陽子の実母。夫の出征中に、札幌の実家に下宿していた知人の息子と不倫の末、女児を出産。中川は陽子が生まれる前に心臓麻痺で死に、恵子は陽子を育児院に預けた。夫との間には二人の男子がいる。 :夏枝が圧倒される程、陽子に酷似した若々しい美貌と優雅かつ洗練された物腰に加えて妖しい魅力の持ち主。 ;三井潔 :恵子の長男で陽子の異父兄。容貌と性格共に、父親の弥吉に酷似しておりウェーブの掛かった髪と面長な顔の青年。常識人で達哉の言動に手を焼いている。実の妹と知らずに陽子と面識を得る。 ;三井達哉 :恵子の次男で陽子の一つ下の異父弟。北海道大学の理類の学生。母の恵子を偶像視している。一年遅れて大学に入学した陽子と同学年になり、母に似ている彼女に興味を持って近付く。幼さが残る容貌の青年で顔立ちは父親似だが、感情的で粘着質なことから周囲から度々「異様」と評されることも多い。一途で激しい気性は恵子や陽子に通じるものがある。 ;三井弥吉 :恵子の夫。小樽で海産物卸問屋の「三井弥吉商店」を経営している。戦時中、上官の命令により虐殺に加担した経験を持つ。妻の不貞を知りつつ、知らない振りをしてきた。終盤、その心境を綴った手紙を辻口家に送る。 ;相沢順子 :佐石土雄とことの実子。4歳で薬局を営む相沢家に引き取られ、愛情深い養父母の元で育つ。現在は短大の保育科の学生。一見して何の悩みもなさそうな明るい娘。幼さが残る容貌に似合わず、思慮深く優しい女性。偶然に陽子や北原と友人になり、徹に好意を持つ。自らの出生を知り実父の佐石を憎んでいたが、キリストの贖罪により救われたと手紙で陽子に告白、自らの生き方に悩む陽子に大きな指標を与える。 ;黒江 :辰子の自宅に出入りする文化人の集う「茶の間の連中」の一人で道立旭川西高校美術科の教師。陽子の高校時代の恩師で幼い頃から彼女を知る者の一人。陽子を気に入っており、かつては絵のモデルを依頼したこともあった。 ;咲子 :村井の元妻。高木医師の知人の妹。虚無的で投遣りな村井に関心を抱き、互いに顔も知らないまま、結婚した。娘二人にも恵まれ、表面的には円満に見えたものの、不誠実な夫の姿に幻滅して離婚した。娘二人は辰子の日本舞踊研究所の生徒で親しい間柄。 ;次子 :辻口家の住み込みの女中。控え目な人柄の女性。陽子が7歳の時に結婚が決まった後も近所に住み、辻口家に出入りする。陽子が養女であることは理解しており、徹が彼女を愛していることを案じていた。後に自身に代わって姪の浜子が辻口家に奉仕する様になった。 ;津川 :夏枝の実父。徹とルリ子、陽子の祖父。北海道大学医学部の内科の教授で、啓造と高木の恩師。現在は引退、東京に勤務する医者の長男とその妻、夫妻の息子達と茅ヶ崎に暮らす。 :「内科の神様」と呼ばれた温厚篤実な人格者で、若き啓造ら生徒にキリスト教の「汝の敵を愛せよ」の教えの難しさを説いた。啓造を見込んで娘を嫁がせるが、「腹の底の知れないところがある」ことも見抜いていた。 :孫の徹とは頻繁に連絡を取り合っており、陽子の自殺やそれに関わる辻口家の内情を知らされていた。後に、東京観光の序でに茅ヶ崎に訪れた陽子に夏枝の態度を謝罪している。 == 映画 == *1966年[[3月26日]]、[[大映 (映画)|大映]]から[[山本薩夫]]監督、[[水木洋子]]脚色で映画化。 === キャスト === *辻口夏枝:[[若尾文子]] *辻口陽子:安田道代(現:[[大楠道代]]) *辻口徹:[[山本圭]] *辻口啓造:[[船越英二]] *藤尾辰子:[[森光子]] *高木雄二郎:[[鈴木瑞穂]] *村井靖夫:[[成田三樹夫]] *北原邦雄:[[津川雅彦]] {{山本薩夫監督作品}} == テレビドラマ == === 1960年代 === *[[1966年]][[1月23日]] - [[4月17日]]、NETテレビ(現:[[テレビ朝日]])で連続ドラマ化(2006年11月8日からCS放送の[[テレ朝チャンネル]]で再放送)。放送時間(日本時間)は毎週日曜22:00 - 23:00。出演は[[新珠三千代]]、[[内藤洋子 (女優)|内藤洋子]]、[[芦田伸介]]、[[市原悦子]]、[[田村高廣]]、[[北村和夫]]。 :新珠三千代が継子・陽子いじめの悪女・夏枝を演じ演技派女優としての評価を高めた。徹役を務めた[[岸田森]]が、この作品でTV本格デビュー。最終回の視聴率が42.7%([[ビデオリサーチ]]・関東地区調べ)<ref>引田惣弥『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、95頁、223頁。ISBN 4062122227</ref>という大ヒット作となった。北海道では、当時[[北海道テレビ放送]]が未開局(1966年当時の既存局は[[北海道放送]]と[[札幌テレビ放送]]の2局のみ)のため、本来の放送時間帯とは異なる日曜日の昼過ぎの放送だったが、非常な人気を博し、その時間帯には目に見えて外出する人が少ないとさえ言われた。 *静岡ではNETテレビでの放送開始から3ヵ月後の1966年4月20日より[[静岡放送]]にて毎週水曜午後(正式には14:56 - 15:56)に放送開始された。 === 1970年代 === *[[1971年]][[1月4日]] - [[3月12日]]、[[TBSテレビ|TBS]]・「[[愛の劇場|花王 愛の劇場]]」でドラマ化。出演は[[小山明子]]、[[安井昌二]]、[[西山恵子 (女優)|西山恵子]]、[[久保明]]、[[北川陽一郎]]、[[伊藤めぐみ]]、[[渡辺澄子]]、[[小泉敦子]]、[[桶田奈保美]]、[[池田秀一]]、[[内田稔]]。ナレーター:[[内藤武敏]]。主題歌:[[ザ・ブルーベルシンガーズ]]。 *1971年[[10月25日]] - [[1972年]] [[1月24日]]、「[[続・氷点]]」がNET(現[[テレビ朝日]])系にて再びドラマ化(月曜22時の『[[ポーラ名作劇場]]』内)。出演は[[南田洋子]]、[[二谷英明]]、[[島田陽子]]、[[近藤正臣]]、[[細川俊之]]、[[田村亮 (俳優)|田村亮]]、[[石橋正次]]、[[高橋昌也 (俳優)|高橋昌也]]、[[草笛光子]]、[[音無美紀子]]。 === 1980年代 === *[[1981年]][[3月30日]] - [[6月26日]]、[[MBSテレビ|毎日放送]]の[[昼ドラマ]]枠・「[[妻そして女シリーズ]]」で放送。出演は[[野際陽子]]、[[近藤洋介 (俳優)|近藤洋介]]、[[荻島眞一]]、[[加賀まりこ]]、[[飯塚雅弓]]、[[高原陽子]]。 *1981年[[4月9日]]、[[讀賣テレビ放送|よみうりテレビ]]の「[[木曜ゴールデンドラマ]]」として単発ドラマ放送。出演は[[紺野美沙子]]、[[三田佳子]]、[[中村敦夫]]、[[長門裕之]]、[[加藤純平]]、[[野川由美子]]、[[寺田農]]、[[石田純一]]。 *[[1989年]][[4月6日]] - [[4月7日]]、テレビ朝日開局30周年記念ドラマとして、2夜連続で放送。出演は[[いしだあゆみ]]、[[津川雅彦]]、[[万里洋子]]、[[高嶋政宏]]、[[野村宏伸]]、[[泉ピン子]](友情出演)、[[世良公則]]、[[上條恒彦]]、[[高橋ひとみ]]、[[レオナルド熊]]、[[坂口芳貞]]。主題歌:[[玉置浩二]]「氷点」 === 2001年 === [[7月12日]] - [[9月20日]]、'''「氷点2001」'''として[[テレビ朝日]]系列の[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|木曜ドラマ]]枠で放送。陽子役(8代目)は[[末永遥]]をオーディションで選出。 舞台は現代の[[鎌倉]]に変更。アイテムも手紙の代わりに[[電子メール]]を使用する。 ==== キャスト ==== *辻口夏枝:[[浅野ゆう子]] *辻口陽子:[[末永遥]] *辻口徹:[[鳥羽潤]] *藤尾辰子:[[戸田恵子]] *高木雄二郎:[[益岡徹]] *[[神山繁]] *松崎由香子:[[高木りな]] *[[北川弘美]] *[[森脇英理子]] *村井靖夫:[[吉田栄作]] *辻口啓造:[[三浦友和]] ==== スタッフ ==== *脚本:[[中園ミホ]](1・2話、3 - 10話は脚本協力)、[[相内美生]](3・5 - 10話)、[[小野沢美暁]](4、7話) *演出:[[阿部雄一 (演出家)|阿部雄一]](1・2・5・10話)、[[今井和久]](第3・4・6・7・9話)、[[植田尚]](8話) *音楽:[[羽毛田丈史]] *主題歌:[[鬼束ちひろ]]「[[infection/LITTLE BEAT RIFLE|infection]]」 *技術協力:[[バル・エンタープライズ]] *スタジオ:[[砧スタジオ]] *プロデューサー:[[杉山登]](テレビ朝日)、[[志村彰]]、[[次屋尚]]([[メディアミックス・ジャパン|MMJ]]) *制作:テレビ朝日、MMJ ==== サブタイトル ==== {| class="wikitable" style="text-align:center" !各話!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率 |- |第1話||2001年7月12日||娘、陽子を私は憎んでいる!!||rowspan="2"|中園ミホ||rowspan="2"|阿部雄一||10.8% |- |第2話||2001年7月19日||娘をいじめ始める母||9.5% |- |第3話||2001年8月2日||殺意||[[相内美生]]||rowspan="2"|今井和久||8.5% |- |第4話||2001年8月9日||15年間育ててくれてありがとう||小野沢美暁||8.4% |- |第5話||2001年8月16日||母の浴衣が着たかった…||rowspan="2"|[[相内美生]]||阿部雄一||{{color|blue|8.2%}} |- |第6話||2001年8月23日||お兄ちゃんに抱きしめられた夜||rowspan="2"|今井和久||9.5% |- |第7話||2001年8月30日||涙をみせない怖い少女||[[相内美生]]<br />小野沢美暁||10.6% |- |第8話||2001年9月6日||そんなにあの子が大切ですか||rowspan="3"|[[相内美生]]||植田尚||9.7% |- |第9話||2001年9月13日||涙の遺言||今井和久||10.1% |- |最終話||2001年9月20日||お願い、死なないで||阿部雄一||{{color|red|11.9%}} |- !colspan="6"|平均視聴率9.7% (視聴率は[[関東地方|関東地区]]・[[ビデオリサーチ]]社調べ) |} ※ 7月26日は『[[2001年世界水泳選手権|2001年]][[世界水泳選手権]]』中継のため休止。 ==== 放映ネット局 ==== [[テレビ朝日]]、[[北海道テレビ放送]]、[[青森朝日放送]]、[[岩手朝日テレビ]]、[[東日本放送]]、[[秋田朝日放送]]、[[山形テレビ]]、[[福島放送]]、[[新潟テレビ21]]、[[北陸朝日放送]]、[[福井放送]]、[[長野朝日放送]]、[[山梨放送]](日本テレビ系・時差ネット)、[[静岡朝日テレビ]]、[[名古屋テレビ放送]]、[[ABCテレビ|朝日放送]]、[[山陰放送]](TBS系・時差ネット)、[[瀬戸内海放送]]、[[広島ホームテレビ]]、[[山口朝日放送]]、[[四国放送]]、[[愛媛朝日テレビ]]、[[高知放送]]、[[九州朝日放送]]、[[長崎文化放送]]、[[熊本朝日放送]]、[[大分朝日放送]]、[[鹿児島放送]]、[[琉球朝日放送]]、KIKU-TV([[アメリカ合衆国|アメリカ]]・[[ハワイ州]]。2008年。全編英語字幕付) === 2006年 === [[テレビ朝日]]系列でスペシャルドラマとして11月25日・11月26日放送。主役の陽子役(9代目)に[[石原さとみ]]。徹役に[[NEWS_(ジャニーズ)|NEWS]]の手越祐也。前編が「氷点」、後編が「続・氷点」の内容。 ==== キャスト ==== *辻口陽子:[[石原さとみ]] *辻口夏枝:[[飯島直子]] *島田辰子:[[岸本加世子]] *辻口徹:[[手越祐也]](NEWS) *村井靖夫:[[北村一輝]] *松崎由香子:[[本上まなみ]] *北原壮太:[[窪塚俊介]] *三井達哉:[[中尾明慶]] *相沢順子:[[貫地谷しほり]] *加納由美:[[安田美沙子]] *三井恵子:[[賀来千香子]] *和田刑事:[[小野武彦]] *佐石土雄:[[吹越満]] *辻口ルリ子:[[永井穂花]] *辻口徹(少年期):[[十川史也]] *辻口陽子(少女期):[[森迫永依]] *辻口陽子(老年期):[[竹下景子]] *北原壮太(老年期):[[津川雅彦]](1966年大映版に北原役で出演) *高木裕介:[[陣内孝則]] *辻口啓造:[[仲村トオル]] ==== スタッフ ==== *脚本:[[野依美幸]] *音楽:[[アンドレ・ギャニオン]] *主題歌:[[元ちとせ]]「六花譚(ロッカバラード)」 *制作統括:[[早河洋]] *チーフプロデューサー:[[五十嵐文郎]](テレビ朝日) *プロデューサー:[[内山聖子]](テレビ朝日)、[[梶野祐司]](ホリプロ) *協力プロデューサー:[[牧義寛]](シネハウス) *監督:[[藤田明二]](テレビ朝日) *制作協力:[[ホリプロ]]、[[シネハウス]] *制作:テレビ朝日 ==== サブタイトル ==== {| class=wikitable border="1" |-align=center !各話||放送日||視聴率 |-align=center |前編||2006年11月25日||12.6% |-align=center |後編||2006年11月26日||17.3% |-align=center |} == 海外でのリメイク == *[[1967年]]、[[韓国]]で映画化。出演:キム・ジンギュ(金振奎)、[[キム・ジミ]](金芝美)、[[ナム・ジョンイム]](南貞姙)。 *[[1981年]]、韓国で映画化。出演:[[キム・ヨンエ]]、[[ナムグン・ウォン]]、[[ウォン・ミギョン]]、[[イ・ヨンハ]]、[[ハン・ジニ]]、[[ユン・ユソン]]、[[パク・ウォンスク]]。 *[[1988年]]、[[台湾]]・[[中華電視公司]](華視)で連続ドラマ化。役名が全員[[中国語]]に(たとえば、辻口が頼に)。 *[[2004年]] - [[2005年]]、韓国・[[文化放送 (韓国)|MBC]]で連続ドラマ化。役名が全員[[韓国語]]に。 == 逸話 == *1963年の元旦、三浦綾子は懸賞小説を募集する朝日新聞の社告を読み、一晩であらすじを考えたという。最初に書いた部分は、小説では最後に登場する陽子の遺書であった<ref>三浦綾子「氷点あれこれ」『氷点を旅する』p. 36. 初出は警視庁『自警』1967年4月号</ref>。氷点の題を付けたのは夫の[[三浦光世|光世]]であり、彼はまた批評をしたり写しを取ったりして綾子を支えた。原稿を発送したのは、締め切り日の大晦日であった<ref name="mitsuyo">三浦光世「小説氷点に思う」『氷点を旅する』p. 60. 2004年3月</ref>。 *主人公の「陽子」の名前は、6歳で早世した綾子の実妹の名から取った<ref>三浦綾子『草のうた』[[角川書店]]、1986年 ISBN 978-4048724524</ref><ref>[[高野斗志美]]「愛に満ちた生涯」『氷点を旅する』p. 88. 1998年3月</ref>。 *三浦夫妻は賞金を自分たちのために殆ど使わなかった(大半は綾子の入院費用のために実父が作った借金返済と教会への寄付に充てられた)作品がテレビドラマになったのに関わらず、光世が許さずテレビさえ買わなかったという<ref name="mitsuyo" />。 *新聞紙上の連載が終わりに近付くと、「ヨウコハシンデハナラナイ」という電報が、読者より[[朝日新聞東京本社]]に届く<ref>「小説氷点を終わって」『氷点を旅する』p. 164. 初出は「朝日新聞」1965年11月15日</ref>。本来、陽子の生死は明らかにされないまま完結する予定だったが、「陽子を生かしてほしい」という要望があまりに多く『続・氷点』が書かれた。 *映画『[[赤ひげ]]』を観た新珠三千代のたっての願いで陽子役は内藤洋子に決まる。 *[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系で放送されている「[[笑点]]」の番組名は、[[立川談志]]が氷点をもじって命名した。 *2010年9月には、旭川市の[[再開発]]事業「[[北彩都あさひかわ]]」の一環として新たに建設される橋の一つが「氷点橋」と命名されることが発表され<ref>[http://www.47news.jp/localnews/hokkaido/2010/10/post_20101001164608.html 旭川・忠別川に建設中の橋 「氷点橋」「クリスタル橋」に] - 47News・2010年10月1日</ref>、[[2011年]][[4月1日]]に開通した。 == 脚注 == {{reflist}} == 参考文献 == *三浦綾子、三浦綾子記念文学館『氷点を旅する』[[北海道新聞社|北海道新聞]]、2007年 ISBN 978-4894533042 == 外部リンク == *[http://www.hyouten.com/ 三浦綾子記念文学館] {{前後番組 |放送局=[[テレビ朝日|NET]]系 |放送枠=日曜22時枠 |番組名=氷点 |前番組=21:30-[[新選組血風録 (テレビドラマ)|新選組血風録]]<br />22:30-[[ペギー葉山ショー]] |次番組=[[嵐のなかでさよなら]] |2放送局=[[TBSテレビ|TBS]]系 |2放送枠=[[愛の劇場|花王 愛の劇場]]枠 |2番組名=氷点 |2前番組=[[智恵子抄]] |2次番組=[[第二の結婚]] |3放送局=NET系 |3放送枠=[[ポーラ名作劇場]]枠 |3番組名=続・氷点 |3前番組=[[じゅんさい物語]] |3次番組=[[舞いの家]] |4放送局=[[毎日放送]]制作・[[TBSテレビ|TBS]]系 |4放送枠=[[妻そして女シリーズ]]枠 |4番組名=氷点 |4前番組=[[三十八歳・未婚の母]] |4次番組=[[愛の陽炎]] |5放送局=テレビ朝日系 |5放送枠=[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|木曜ドラマ]]枠 |5番組名=氷点2001 |5前番組=[[R-17]] |5次番組=[[最後の家族]] |6放送局=テレビ朝日系 |6放送枠=木曜20:54 - 21:00枠 |6番組名=氷点2001 |6前番組=R-17 |6次番組=[[ミニ番組]] }} {{木曜ドラマ (テレビ朝日)}} {{デフォルトソート:ひようてん}} [[Category:三浦綾子の小説]] [[Category:1964年の小説]] [[Category:朝日新聞の連載小説]] [[Category:文学を原作とするテレビドラマ]] [[Category:TBSのテレビドラマ]] [[Category:毎日放送のテレビドラマ]] [[Category:テレビ朝日のテレビドラマ]] [[Category:ポーラ名作劇場]] [[Category:テレビ朝日のスペシャルドラマ]] [[Category:木曜ドラマ (テレビ朝日)]] [[Category:MMJのテレビドラマ]] [[Category:1966年のテレビドラマ]] [[Category:1971年のテレビドラマ]] [[Category:1981年のテレビドラマ]] [[Category:1989年のテレビドラマ]] [[Category:2001年のテレビドラマ]] [[Category:2006年のテレビドラマ]] [[Category:日本のドラマ映画]] [[Category:1966年の映画]] [[Category:山本薩夫の監督映画]] [[Category:大映製作の映画作品]] [[Category:小説を原作とする映画]] [[Category:北海道を舞台とした作品]] [[Category:北海道を舞台とした映画作品]] [[Category:義兄弟姉妹の恋愛を扱った作品]]
このページで使用されているテンプレート:
テンプレート:Color
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Otheruseslist
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Portal
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Reflist
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:前後番組
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:山本薩夫監督作品
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:木曜ドラマ (テレビ朝日)
(
ソースを閲覧
)
氷点
に戻る。
検索
検索
氷点のソースを表示
話題を追加