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殺人光線
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{{参照方法|date=2013年11月2日 (土) 01:38 (UTC)}} '''殺人光線'''('''さつじんこうせん''')とは、[[光]]や[[電磁波]]、電光などによって、人を殺傷する[[光線]]兵器のことである。[[ニコラ・テスラ]]や、ハリー・グリンデル・マシューズ(Harry Grindell Matthews,1880 – 1941)らによって研究された。 ==概要== 殺人光線は、有害な光線の照射によって[[人間|人体]]にダメージを与え、それによって[[死]]に至らしめるという物である。 一般に考えられている殺人光線は、[[人体]]の主要構成要素である[[タンパク質]]を分解し得る程に、非常に強い[[エネルギー]]を持っており、また[[衣服]]等の日常的な遮蔽物を容易く透過するか、それごと破壊してしまうとされる。これらは光線の性質上、発射から到達まで一瞬である事や弾道が[[重力]]によるズレが発生しにくい事から、古くから[[軍事]]方面における利用が期待されてきた。 また、古い[[サイエンス・フィクション|SF]]や[[特撮]]作品に[[光線銃]]などとしてしばしば登場した。「[[怪力線]]」とも云い、今日の[[レーザー]]兵器や[[荷電粒子砲]]などにも通ずる。 ==軍事兵器としての利用== {{Seealso|指向性エネルギー兵器}} 良く知られている高エネルギーを伝え得る光線としては、[[レーザー]]光線や[[マイクロ波]](電磁波)であるが、それらを発生し、また収束させて目標に投射する装置の軍事利用は進んでいない。何故なら空気中の減衰が激しいこと、そしてそれらを兵器に利用できるほど高出力の発生装置を作ると、どうしても装置自身やそれが消費するエネルギー源の大型化が避けられないという大きな欠点があるからで、また現用の[[火薬]]によって弾体を発射せしめる[[銃器]]([[火器]])の方が実績があり、またそれで間に合っているためである。 殺人光線には様々な種類があるが、以下のようなものは'''殺人的光線'''ではあっても'''殺人光線'''の範疇には含まれないと考えられる。なぜなら、これらは副次的に致死性であったり、その効果が遅効性であるもので、光線と致死の因果関係が曖昧だからである。 *高速で移動する[[乗物|乗り物]]に乗った運転者の視力を奪う光線 *照射され続けると、[[癌|皮膚癌]]などの健康被害を受け、いずれ緩慢な死に至る危険性のある光線 **[[太陽光]](日常的に浴びる分には健康に役立つが、浴び過ぎると病気の元である) *不快な色・パターンをしており、気分を悪くさせ、[[自殺]]などを促しかねない光線 **[[光過敏性癲癇]](1997年の[[ポケモンショック]]など) **断眠のために強烈な光を顔面に向けて照射するという拷問 いくつかの国家では真剣に研究が行われ、旧日本軍・[[登戸研究所]]などでも電磁波が殺人光線として利用可能かどうかが研究された。ただし日本での研究は敗戦に際して資料が破棄されたため詳細は伝えられておらず、[[怪力線]]などと呼ばれたものでは[[紫外線]]照射装置が研究されていたなどという話もあるが不明瞭である。怪力線は風説だけが独り歩きし、[[電子レンジ]]の元になったとする[[都市伝説]]もあるものの、電子レンジの原理自体は米[[レイセオン]]社のマイクロ波実験の過程で副次的に発見され商品化されたものである。なお、直接に対人殺傷を目的としていないものの、ミサイル迎撃などの用途で[[指向性エネルギー兵器]]として実用化された例がある。 また、太平洋戦時下[[島田理化工業島田工場]]([[島田製作所]])(旧島田分室、島田実験所、島田実験会)において同所長[[水間正一郎]]、[[海軍技術大尉]]伊藤庸二の元で旧[[東北帝国大学]]教授[[渡辺寧]]らによって[[真空管]][[マグネトロン]]を用いた57種類の高出力殺人光線「Z」が計画・開発実験され、戦後[[GHQ]]科学情報調査団(コンプトン調査団)[[デイビット・T・クリッグス]]博士によって査察を受け接収された事が島田製作所元職員八木春尚、牛込恵子(水間正一郎の娘)と水間の遺された日誌、島田実験所元[[海軍技術大尉]]矢波雅夫の証言とアメリカ国立公文書館に保管されたアメリカ陸軍諜報部門が作成した文書簡(1945年10月23日)および[[ワシントンポスト]](1946年4月22日付)、米海軍訪日技術使節団(1945-1946年[[グライムス]]海軍大尉作成)文書簡への取材を元に解明され2014年7月26日TBS報道特集において放映された。[http://www.tbs.co.jp/houtoku/onair/20140726_2_1.html#] ==参考文献== * マーガレット・チェニー(鈴木豊雄訳)『テスラ—発明王エジソンを超えた偉才』(工作舎、[[1997年]](平成9年)) ISBN 4-87502-285-9 * [[新戸雅章]]『発明超人ニコラ・テスラ』(ちくま文庫、1997年(平成9年)) ISBN 4-480-03248-7 [[Category:SF兵器|さつしんこうせん]]
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