樺山資紀のソースを表示

{{政治家
|人名 = 樺山 資紀
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|画像 = Kabayama Sukenori.jpg
|画像サイズ = 250px
|画像説明 = 
|国略称 = {{JPN}}
|生年月日 = [[1837年]][[12月9日]]（[[天保]]8年[[11月2日 (旧暦)|11月2日]]）
|出生地 = [[薩摩国]][[鹿児島城]]下[[加治屋町 (鹿児島市)|加治屋町]]
|没年月日 = [[1922年]]（[[大正]]11年）[[2月8日]]
|死没地 = {{JPN}} [[東京府]]
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|称号・勲章 = [[海軍大将]]<br/>[[従一位]]<br/>[[大勲位菊花大綬章]]<br/>[[金鵄勲章|功二級金鵄勲章]]<br/>[[伯爵]]
|親族（政治家） = [[樺山愛輔]]（長男）
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|国旗 = 日本
|職名 = 第14代 [[文部大臣 (日本)|文部大臣]]
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|就任日 = [[1898年]][[11月8日]]
|退任日 = [[1900年]][[10月9日]]
|国旗2 = 日本
|職名2 = 第15代 [[内務大臣 (日本)|内務大臣]]
|内閣2 = [[第2次松方内閣]]
|就任日2 = [[1896年]][[9月20日]]
|退任日2 = [[1898年]][[1月12日]]
|国旗3 = 日本
|職名3 = 初代 [[台湾総督府|台湾総督]]
|内閣3 = [[第2次伊藤内閣]]
|就任日3 = [[1895年]][[5月10日]]
|退任日3 = [[1896年]][[6月2日]]
|国旗4 = 日本
|職名4 = 第4・5代 [[海軍大臣]]
|内閣4 = [[第1次山縣内閣]] (4)<br/>[[第1次松方内閣]] (5)
|就任日4 = [[1890年]][[5月17日]]
|退任日4 = [[1891年]][[5月6日]] (4)
|就任日5 = 1891年5月6日
|退任日5 = [[1892年]][[8月8日]] (5)
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'''樺山 資紀'''（かばやま すけのり、[[天保]]8年[[11月2日 (旧暦)|11月2日]]（[[1837年]][[12月9日]]） - [[大正]]11年（[[1922年]]）[[2月8日]]）は、[[日本]]の[[武士]]（[[薩摩藩]]士）、[[軍人]]、[[政治家]]。[[軍隊における階級呼称一覧|階級]]は[[海軍大将]]。[[日本の栄典|栄典]]は[[従一位]][[大勲位菊花大綬章|大勲位]][[金鵄勲章|功二級]][[伯爵]]。

[[警視総監]]（第3代）、[[海軍大臣]]（第[[第1次山縣内閣|4]]・[[第1次松方内閣|5]]代）、[[軍令部|海軍軍令部長]]（第6代）、[[台湾総督府|台湾総督]]（[[第2次伊藤内閣|初代]]）、[[枢密顧問官]]、[[内務大臣 (日本)|内務大臣]]（[[第2次松方内閣|第15代]]）、[[文部大臣 (日本)|文部大臣]]（[[第2次山縣内閣|第14代]]）を歴任した。

== 経歴 ==
[[薩摩国]][[鹿児島城]]下[[加治屋町 (鹿児島市)|加治屋町]]二本松馬場（高見馬場方限）に薩摩[[藩士]]・[[橋口与三次]]の三男に生まれ（実兄は[[寺田屋事件]]で死亡した[[橋口伝蔵]]）、覚之進と名づけられ育てられる。のちに同藩士、樺山四郎左衛門の[[養子]]となる。

[[薩英戦争]]・[[戊辰戦争]]に従軍の後、[[明治]]4年（[[1871年]]）に[[大日本帝国陸軍|陸軍]][[少佐]]に任ぜられ、明治5年（[[1872年]]）より[[南清]]に出張、[[台湾出兵]]に従軍。[[西南戦争]]では[[熊本鎮台]][[司令長官]]・[[谷干城]]少将の下、同鎮台[[参謀長]]として[[熊本城]]を死守する。その後[[警視総監]]兼[[少将|陸軍少将]]に昇進するが、[[大日本帝国海軍|海軍]]へ転じ、明治16年（[[1883年]]）に海軍[[大輔]]、同19年（[[1886年]]）には海軍[[次官]]となる。

国政では明治23年（[[1890年]]）から同25年（[[1892年]]）にかけての[[第1次山縣内閣]]と[[第1次松方内閣]]で[[海軍大臣]]をつとめる。第2回[[帝国議会]]（[[1891年]][[11月21日]][[召集]]）において、政府提出の[[軍艦]]建造案が「海軍部内の腐敗が粛清されなければ予算は認められない」と否決されると激昂、「薩長政府トカ何政府トカ言ッテモ、今日国ノ此安寧ヲ保チ、四千万ノ生霊ニ関係セズ、安全ヲ保ッタト云フコトハ、誰ノ功カデアル。」と、[[藩閥|薩長藩閥]]政府の正当性と民党の主張する「経費節減」「民力休養」を批判する趣旨の発言（いわゆる「[[蛮勇演説]]」）を行う。民党の反発により議場は騒然となり、予算は不成立となった。

[[日清戦争]]直前に海軍[[軍令部|軍令部長]]に就任する。明治28年（[[1895年]]）に[[海軍大将]]に昇進する。同年[[5月10日]]、初代[[台湾総督府|台湾総督]]に就任、[[台北]]に総督府を開庁する。

その後も[[枢密顧問官]]、[[第2次松方内閣]]で[[内務大臣 (日本)|内務大臣]]、[[第2次山縣内閣]]で[[文部大臣 (日本)|文部大臣]]を歴任した。なお、第2次松方内閣の内務大臣であった明治29年（[[1896年]]）11月12日、改正条約発効の準備のための[[改正条約施行準備委員会]]委員長に就任している。

[[1905年]]11月20日に[[役種|後備役]]となり<ref>『官報』第6719号、明治38年11月21日。</ref>、[[1910年]]11月20日に[[退役]]した<ref>『官報』第8227号、明治43年11月22日。</ref>。

== 逸話 ==
* [[日清戦争]]中、「[[西京丸]]」に乗艦した（[[連合艦隊司令長官]]の[[伊東祐亨]]が慎重な性格であることを案じて督戦に行ったとされる）が、商船を改造した急ごしらえの艦船のため他の艦船より取り残され、[[清]]の艦隊に狙い撃ちをされそうになった時、敵の旗艦へ突込み敵僚船が砲撃し難いようにし反転して逃げ切った（いわゆる「前退戦法」）。

* 晩年に[[脳溢血]]で倒れ1週間意識が無くなった。当時かなりの高齢であるため、半ば諦めて皆が葬式の準備を始めたところ、むっくりと布団から身を起こしたという。この[[後遺症]]で右半身に少し[[麻痺]]が残ったが、（脳溢血が軽度であったため）[[リハビリ]]もせず快復できたといわれる。

== 親族 ==
* [[妻]] とも（山本十太郎の三女）
* [[長男]] [[樺山愛輔]]（[[貴族院 (日本)|貴族院議員]]、日米協会会長、旧[[伯爵]]）
* [[孫]] [[白洲正子]]（樺山愛輔の二女）
[[麹町区]][[永田町]]にあった自邸は[[ジョサイア・コンドル]]設計による洋館で、[[1930年]]に[[串田孫一]]の父・萬蔵に売り、のちに[[吉田茂]]の手に渡り、その後[[参議院]]第二別館となった<ref>『白洲正子自伝』白洲正子、新潮社</ref>。

== 著作等 ==
*『樺山内相談話一斑』国民新聞社、1897年 <<[[近代デジタルライブラリー]]で閲覧可能>>

==脚注==
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
*[http://www.ndl.go.jp/jp/data/kensei_shiryo/kensei/kabayamasukenori1.html 国立国会図書館 憲政資料室 樺山資紀関係文書（その1）]
*[http://www.ndl.go.jp/jp/data/kensei_shiryo/kensei/kabayamasukenori2.html 国立国会図書館 憲政資料室 樺山資紀関係文書（その2）]
*[http://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/kabayamasukenori3.php 国立国会図書館 憲政資料室 樺山資紀関係文書（その3）]


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{{Succession box
| title  = {{flagicon|JPN}} [[海軍大臣]]
| years  = 第4・5代：1890年5月17日 - 1892年8月8日
| before = [[西郷従道]]
| after  = [[仁礼景範]]
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| title  = {{flagicon|JPN}} [[内務大臣 (日本)|内務大臣]]
| years  = 第15代：1896年9月20日 - 1898年1月12日
| before = [[板垣退助]]
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| title  = {{flagicon|JPN}} [[文部大臣 (日本)|文部大臣]]
| years  = 第14代：1898年11月8日 - 1900年10月9日
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| after  = [[松田正久]]
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| title  = {{flagicon|JPN}} [[台湾総督府|台湾総督]]
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{{Succession box
| title  = [[ファイル:Naval Ensign of Japan.svg|25px]] [[軍令部|海軍軍令部長]]
| years  = 第6代：1894年7月17日 - 1895年5月11日
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{{警視総監}}
{{海軍大臣}}
{{台湾総督}}
{{内務大臣}}
{{文部科学大臣}}

{{DEFAULTSORT:かはやま すけのり}}
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