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格子振動
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{{出典の明記|date=2011年7月}} '''格子振動'''(こうししんどう、[[英語]]:lattice vibration)は、[[結晶]]中の[[原子]](格子)の振動のこと。振動の駆動力は[[熱]]であるが、[[絶対零度]]においても、[[不確定性原理]]から原子(格子)は振動している([[零点振動]])。 格子振動は、[[熱伝導]]の原因の一つであり、[[比熱]]とも関係が深い(→[[デバイ比熱]])、また格子振動によって[[電子]]が散乱される(→[[電気伝導]]に影響)。 格子振動は、従来型の超伝導と深く関わっている(→[[BCS理論]])。 [[量子化]]された格子振動が[[フォノン]]。 振動という意味では、単独の原子や、[[分子]]、[[クラスター (物質科学)|クラスター]]、[[表面]]などでの各原子も振動していて、これらを量子化したものもフォノンである。 == 音響モードと光学モード == [[File:Optical & acoustic vibrations.png|thumb|250px|二原子鎖における光学(optical)モードと音響(acoustic)モード]] N個の原子からなる結晶では、[[モード (物理学)|振動モード]]は3N個だけある。そのうち3個は'''音響モード'''であり、残りの3(N-1)個は'''光学モード'''である。[[波数ベクトル]]が0の極限で固有振動数が0になるようなモードを'''音響モード'''という。一方0にならないモードを'''光学モード'''という。波数が0の音響モードは、すべての構成原子が一斉に同じ方向に同じ振幅だけ動くようなモードであり、またその振動数は0である。一方、波数が0のときの光学モードでは、多原子系の[[重心]]は不変である。 光学モードでは結晶の属する[[点群]]、モードの対称性を表す[[既約表現]]の種類によって、[[ラマン活性]]や[[赤外活性]]を評価できる。赤外活性であるならば[[赤外吸収]]によって、ラマン活性ならば[[ラマン散乱]]によって、その振動数を知ることができる。 == 関連項目 == *[[熱振動]] *[[DFPT法]] *[[調和近似]] *[[物性物理学]] {{DEFAULTSORT:こうししんとう}} [[Category:固体物理学]] [[Category:結晶]] [[Category:振動と波動]]
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