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日本文学
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{{Redirect3|国文学|日本の文学|日本で発行されていた学術雑誌|國文學}} {{出典の明記|date=2011年12月}} '''日本文学'''(にほんぶんがく)とは、[[日本人]]が書いた[[文学]]、[[日本]]で発表された文学、ないしは[[日本語]]で書かれた文学作品、もしくはそれらの作品や[[作家]]を[[研究]]する[[学問]]のこと。 日本文学の歴史は極めて永く、古くは7世紀までさかのぼる。同一言語・同一国家の文学が1400年近くにわたって書き続けられ読み続けられることは世界的に類例が少ない。1000年頃に書かれた『[[源氏物語]]』は世界的に知られ、近世の[[松尾芭蕉]]も現在の[[俳句]]ブームにより広く知られている。近代以降の日本文学においても、[[夏目漱石]]・[[谷崎潤一郎]]などが世界的に高い評価を受けており、これまで2名の[[ノーベル文学賞]]受賞者([[川端康成]]・[[大江健三郎]])を出している。 [[古代]]・[[中世]]の日本文学は[[中国]]の文化的影響が著しく、日本が[[仏教]]を受け容れたことから[[インド文学]]の間接的影響もみられる。[[中国文学]]の影響は[[江戸時代]]にもみられるが、いずれの時代においても日本人作家の独創が顕著にみられる。[[明治維新]]以降は[[欧米]]の文化的影響を強く受けたが、[[英米文学]]・[[フランス文学]]・[[ドイツ文学]]・[[ロシア文学]]などを短期間のうちに摂取・模倣し、日本独自の高度な[[近代文学]]を創造していった。近代日本文学は[[中国]]・[[朝鮮]]の近代文学の形成に大きな影響を与えた。[[第2次世界大戦]]後の日本文学も、[[三島由紀夫]]・[[安部公房]]・[[村上春樹]]などの作品が世界的に広く読まれており、現代の[[世界文学]]に多大な影響を与えている。 == 定義 == 日本文学の[[定義]]を何に求めるかについては諸説あり、[[言語]]、発表された[[地域]]、文学の形式など多くの要素が考えられる。日本語を[[母語]]としない外国人作家が日本語作品を書くこともあるし、日本人作家が日本語以外の言語で作品を書くこともある。例えば[[西脇順三郎]]は日本語と[[英語]]、[[多和田葉子]]は日本語と[[ドイツ語]]の双方で作品を執筆している。このように[[国籍]]や[[居住地]]と言語とが一致しない場合もあることを考慮し、'''日本語文学'''という呼称が使われることもあるが、この場合伝統的な日本文学に根ざしてきた[[漢文]]・[[漢詩]]の扱いが微妙になる。日本文学を'''国文学'''と呼ぶことも多いが、国文学<ref>[[岡部美二二]]は国文学を「国語国文に依って[[芸術家]]の心理過程の顕現せられたもの」で「[[芸術]]の一分野である」と定義した上で、「国文学が芸術の一分野として確立する以上、其研究は、作物それ自体の非芸術的価値の批評を其本質とすべき」だと論じている(『帝国文学』一九一六年二月号「国文学の研究に就て」140 - 141頁)。</ref> と日本文学との同一性には議論がある<ref>[[秋山虔]]「日本語・日本文学研究-これからの百年-」全国大学国語国文学会夏季大会 2008年6月7日 和洋女子大学 全国大学国語国文学会夏季大会基調講演</ref>。 == 時代区分による分類 == {{See also|日本史時代区分表}} [[歴史学]]のように[[政体]]の変遷に注目することが必ずしも相応しいわけではないが、目安にされることが多い。また、以下のように、[[上代]]・[[中古]]・[[中世]]・[[近世]]・近現代という区分が一般になされるが、[[研究者]]によって異論もあり、中古を設定しない場合もある。[[近代]]と[[現代 (時代区分)|現代]]を分離するか否かについても諸説あり、定まっていない。 [[丸谷才一]]は[[勅撰集]]により日本文学史の歴史区分を行うことを提示した。 === 上代文学(飛鳥時代・奈良時代の文学) === {{Main|日本の上代文学史}} [[奈良時代]]まで。中国大陸から[[漢字]]が輸入され、漢文と、自分たちの[[話し言葉]]に漢字を当てはめた[[万葉仮名]]が使われるようになった。『[[古事記]]』(712年)『[[日本書紀]]』(720年)のような史書や、『[[万葉集]]』のような歌集が生まれた。 === 中古文学(平安時代の文学) === {{Main|日本の中古文学史}} [[平安時代]]。漢詩・漢文が引き続き栄えるとともに、初の[[勅撰和歌集]]である[[古今和歌集]]が編纂され、[[和歌]]が漢詩と対等の位置を占めた。当時の公式文書は漢文であったが、[[平仮名]]の[[中古日本語|和文]]による表現が盛んにはじまり、[[紀貫之]]の『[[土佐日記]]』が書かれたのに続き、[[清少納言]]の随筆『[[枕草子]]』、[[紫式部]]の『[[源氏物語]]』など古典文学の代表作と言える作品が著された。 === 中世文学(鎌倉時代・室町時代・安土桃山時代の文学) === {{Main|日本の中世文学史}} [[鎌倉時代]]から[[安土桃山時代]]まで。[[藤原定家]]らによって華麗な技巧に特徴がある『[[新古今和歌集]]』が編まれた。また、現代日本語の直系の祖先と言える[[和漢混淆文]]によって多くの作品が書かれた。[[鴨長明]]の『[[方丈記]]』、[[吉田兼好]]の『[[徒然草]]』などがこれにあたる。作者不詳のものとして『[[平家物語]]』が挙げられる。また、[[能|猿楽]]の発達が見られた。 === 近世文学(江戸時代の文学) === {{Main|日本の近世文学史}} [[江戸時代]]。[[お伽草子]]の流れを汲み、[[仮名草子]]や[[井原西鶴]]らの[[浮世草子]]がうまれた。また、[[歌舞伎]]や[[浄瑠璃]]が興り人気を博した。[[俳諧]]が盛んになり、[[松尾芭蕉]]、[[小林一茶]]といった人々が活躍した。 === 近現代文学(明治・大正・昭和・平成時代の文学) === {{Main|日本の近現代文学史}} [[明治維新]]後、[[文明開化]]による西欧文明の輸入と近代国家の建設が進められ、いわゆる「文学」という概念が生まれた時代。西欧近代小説の理念が輸入され、現代的な日本語の[[書き言葉]]が生み出された。[[坪内逍遥]]の『[[小説神髄]]』の示唆を受けて創作された、[[二葉亭四迷]]の『[[浮雲 (二葉亭四迷)|浮雲]]』によって、近代日本文学が成立したとされる。日本文学は、朝鮮や中国の近代文学の成立にも大きな影響を及ぼした。なお、近代と現代を分離し、戦前の文学を「近代文学」、戦後の文学を「[[現代文学]]」として分ける場合もある。 == 形式 == * [[散文]] ** [[物語]] - [[古物語]] - [[作り物語]] - [[歌物語]] - [[擬古物語]] - [[軍記物語]] ** [[説話]] ** [[小説]] - [[私小説]] - [[戯作]] ** [[戯曲]] - [[能]] - [[歌舞伎]] - [[文楽]](人形浄瑠璃) ** [[随筆]] ** [[日記]] ** [[紀行]] ** [[伝記]]・[[自伝]] - [[往生伝]] ** [[文芸評論]] * [[韻文]] ** [[詩]] - [[自由詩]] - [[定型詩]] - [[散文詩]] ** [[和歌]] - [[短歌]] - [[長歌]] - [[旋頭歌]] - [[仏足石歌]] ** [[連歌]] - [[俳諧連歌]] - [[狂歌]] - [[俳諧]]([[連句]]) ** [[俳句]] - [[定型]] - [[自由律]] ** [[川柳]] - [[狂句]] ** [[歌謡]] - [[記紀歌謡]] - [[今様]] - [[小唄]] <!--**[[五行歌]]--> ** [[漢詩]] <!--加筆訂正希望--> == 日本文学に隣接する文学活動 == 近隣では古代から[[中国文学]]の大きな影響を受け続け、明治時代に[[言文一致]]運動が高揚するまで、漢詩や漢文も日本文学の一部として重きを置かれていた。[[琉球文学]]の活動と隣接しており、中国文学とともに日本文学は琉球文学の成立に関わっている。近代以降の日本文学は、[[英米文学]]、[[フランス文学]]、[[ドイツ文学]]、[[ロシア文学]]など欧米の文学から強く影響を受けたが、その摂取・模倣により、独自の近代文学を創造した。日本の近代文学は、[[辛亥革命]]以降の近代中国文学や、近代文学としての[[朝鮮文学]]の成立に深く関わった。 == 日本文学の研究 == {{See also|評論家一覧|比較文学|翻訳文学}} 特に古典では[[書誌学]]的な研究も多く行われる。近代以降、著名な文学者によっていくつかの文学論争が起こった。やがて外国の研究者の注目も集めるようになり、古典から現代文学まで幅広く研究対象になった。20世紀後半には[[文学理論]]の影響で研究の手法は非常に幅広いものとなった。 == 文学賞 == 近代以降多くの[[文学賞]]が創設され、作家の発掘と育成に貢献した。 == 日本人以外の日本語の文学 == *[[アーサー・ビナード]] *[[シリン・ネザマフィ]] *[[田原 (詩人)]] *[[デビット・ゾペティ]] *[[マブソン青眼]] *[[楊逸]] *[[ジェフリー・アングルス]] ([[:en:Jeffrey Angles|Jeffrey Angles]]) === 台湾に所縁のある人物の日本語の文学 === {{See also|台湾の文学}} <!--いちおう生年順--> *[[楊逵]] *[[張文環]] *[[呂赫若]] *[[陳舜臣]] *[[黄霊芝]] *[[リービ英雄]](米国出身だが、少年期の一時期を台湾で過ごした) *[[温又柔]] === 在日朝鮮人の日本語の文学 === {{See|在日朝鮮人文学}} == 日本人の日本語以外の文学 == ;日系人(1世)を含む *[[野口米次郎]] - 英語 *[[西脇順三郎]] - 英語 *[[カズオ・イシグロ]] - 英語 *[[キョウコ・モリ]] -英語 *[[多和田葉子]] - ドイツ語 *[[水村美苗]] - 英語 == 脚注 == {{Reflist}} == 関連文献 == * [[折口信夫]]『古代研究〈3〉国文学の発生』[[中公クラシックス]]、[[中央公論新社]] ISBN 4-12-160056-8 * [[藤井貞和]]『国文学の誕生』[[三元社]] ISBN 4-88303-066-0 * 笹沼俊暁『「国文学」の思想 その繁栄と終焉』学術叢書、学術出版会 ISBN 4-8205-2093-8 * [[安田敏朗]]『国文学の時空 久松潜一と日本文化論』三元社 ISBN 4-88303-094-6 == 関連項目 == * [[国学]] * [[国語学]] * [[歌学]] * [[書誌学]] * [[文壇]] * [[純文学]] * [[文学理論]] * [[ノーベル文学賞]] * [[青空文庫]] - [[日本語]]の[[文章]]で、[[著作権]]の切れたもの、著者がフリーにしたものが置かれている。 * [[小説家一覧]] * [[日本外国人作家一覧]] * [[オンライン作家]] * [[オンライン小説]] * [[小説投稿サイト]] * [[日本文学研究者]] * [[全国大学国語国文学会]] * [[現代日本文学の翻訳・普及事業]] * [[Japanese Literature Today]] * [[Japanese Book News]] == 外部リンク == {{Commonscat|Literature of Japan}} * [http://wwwsoc.nii.ac.jp/gsle/80.kumagai/kansyo.-mokuji.html 資料:鑑賞主義論争] * [http://homepage3.nifty.com/bluesky/critique_japan/bungakushi.html うれしたのし文学史] {{日本関連の項目}} {{世界の文学}} {{DEFAULTSORT:にほんふんかく}} [[Category:日本文学|*にほんふんかく]]
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