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{{JIS2004}} '''旁'''(つくり)とは[[漢字]]を構成するもののひとつ。主に漢字の右半分がこれに当たる。部首となるものと、偏の構成部分(声符となるものが多い)となるものがある。一般的には、部首となるものを指し、「都」の[[邑部|おおざと]]のような例がある。しかし、全体の字数で見ると、偏を構成する部分となるもの(例:「江」の「工」など)の方が断然多い。 ここでは、部首となる「旁」を例示する。 ==主な旁== === 代表的な旁 === ====りっとう==== :[[刀部|りっとう]]。「剣」「刺」「利」など。漢字で書くと「立刀」で、『刀』という字を変形したもの。刀や切る意味を表す。常用漢字数は 26 で旁の中では最も多い。「前」は変則。 :*常用漢字: 刈 刊 刑 列 判 別 利 刻 刷 刹 刺 制 到 削 前 則 剣 剛 剤 剥 剖 剰 副 割 創 劇 :*主な表外字: 刎 刮 剋 剃 剌 剿 剽 劉 など ====おおがい==== :[[頁部|おおがい]](いちのかい)。「顔」「額」「願」など。顔に関する意味を表す。常用漢字数 22。「題」は変則だが、「おおがい」に含まれる。また、頼の旧字体は{{JIS2004フォント|賴}}であり、[[貝部]]に含む辞典も見られるが、今日では「おおがい」に含むのが一般的である。 :*常用漢字: 頃 頂 項 順 須 頑 頓 頒 預 領 頬 頭 顎 頼 頻 額 顔 顕 題 類 願 顧 :*主な表外字: 頌 頗 頷 頸 頽 顆 {{JIS2004フォント|顚}} など ====ぼくづくり==== :[[攴部|ぼくづくり]]・ぼくにょう・のぶん。「改」「放」「敗」など。棒を持って叩く動作を成り立ちとした部首で、叩く動作を表す意味として用いられる。常用漢字数 15。旁の部分にあるが、慣例的に繞と呼んでいる。「攴」も含む。除外「赦」→[[赤部]]、「枚」→[[木部]]、「致」→[[至部]]。 :*常用漢字: 改 攻 放 故 政 敏 救 教 敗 敢 敬 散 数 敵 敷 :*主な表外字: 敦 敲 斂 など ====ちから==== :[[力部|ちから]]。「効」「助」など。力を用いた動作に関する意味を表す。「勉」は変則。常用漢字数 12。 :*常用漢字: 功 助 励 劾 効 勅 勉 勃 勘 動 勤 勧 :*主な表外字: 劫 勁 など ====おおざと==== :[[邑部|おおざと]]。「都」「郷」「邦」など。「邑」という字を崩したもの。地域や集落の意味を表す。常用漢字数 12。中国では固有の地名を表す漢字が多い。 :*常用漢字: 邦 邪 邸 那 郊 郎 郡 郭 郷 都 部 郵 :*主な表外字: 郁 鄙 鄭 など ====あくび==== :[[欠部|あくび]]。「歌」「欲」「欺」など。口を大きく開ける動作に関する。常用漢字数 7。 :*常用漢字: 次 欧 欲 款 欺 歌 歓 :*主な表外字: 欣 欽 歎 など ====とり==== :[[鳥部|とり]]。「鶏」「鳴」「鳩」など。鳥に関する漢字が集まる。常用漢字では 3 つだが、旁を持つ漢字では最も多い。「鷹」など脚に来ることも多く、まれに偏、冠となる場合もある。 :*常用漢字: 鳴 鶏 鶴 :*主な表外字: 鳩 鴇 鴎 鴨 鴫 鴻 鵠 鵜 鶉 鵬 鵺 鸚 鵡 など === その他の旁 === ;[[殳部|るまた]]・ほこづくり :「殺」「殴」「段」など。殴りつける意味を表す。「ほこづくり」だと 2 種類あるために、「るまた」と呼ぶことも多い。 :*常用漢字: 殴 段 殺 毀 穀 殿 :*主な表外字: 殷 毅 など ;[[隹部|ふるとり]] :「雄」「雑」など。鳥の性質や動作に関する意味を表す。 :*常用漢字: 雄 雅 雑 雌 難 離 :*主な表外字: 雉 雖 雛 など ;[[彡部|さんづくり]] :「形」「影」「彫」など。彡(サン)という字を親字としたもので、かたちを整える意味を表す。 :*常用漢字: 形 彩 彫 彰 影 :*主な表外字: 彪 彬 など ;[[見部|みる]] :「観」「視」など。見る動作に関する意味を表す。 :*常用漢字: 規 視 親 観 :*主な常用漢字: 覗 覘 など ;[[斗部|とます]] :「料」など。斗とは計量の単位で、計量に関する意味を表す。除外:科→[[禾部]] :*常用漢字: 料 斜 :*主な表外字: 斟 など ;[[寸部|すんづくり]] :「対」「封」など。手の動作に関する。除外:耐→[[而部]] :*常用漢字: 対 封 射 尉 ;[[又部|また]](またづくり) :「叙」「取」など。手の動作に関する。除外:奴→[[女部]] :*常用漢字: 収 双 取 叔 叙 :*主な表外字: 叡 など ;[[戈部|ほこづくり]]・かのほこ :「戦」「戯」など。戦に関する意味を表す。「殳」(るまた…前述)もほこづくりと呼ぶことがあるため、「かのほこ」(カは戈の音読)と呼ぶ場合がある。また、同じ親字を用いた「ほこがまえ」という部首も存在する。 :*常用漢字: 戦 戯 :*主な表外字: 戟 戮 など ;[[卩部|ふしづくり]]・わりふ :「却」「印」など。ひざまずく人間を象ったもので、そのような動作を伴う行為(商い、取引)などの字が集まっている。 :*常用漢字: 印 却 即 卸 :*主な表外字: 卯 卿 など ;[[斤部|おのづくり]] :「新」「断」など。真っ二つに裂く意味を表す。除外「所」→[[戸部]]。 :*常用漢字: 斬 新 断 :*主な表外字: 斯 など ;[[月部|つき]] :「朝」「期」など。年月に関する意味を表す。「つきへん」と同じ部首に属する。 :*常用漢字: 朝 期 朗 :*主な表外字: 胡 朔 など ;[[皮部|けがわ]]・ひのかわ :「皺」など。皮膚、表面に関する意味を表す。常用漢字はない。 :*主な表外字: 皺 皸 など ;[[乙部|おつにょう]]・つりばり :「乱」など。親字は乙。 :*常用漢字: 乱 乳 ;[[瓦部|かわら]] :瓦や瓶(かめ)に関する意味を表す。偏で重さの単位を表す国字にもなる。 :*常用漢字: 瓶 :*主な表外字:甌 ;[[犬部|いぬ]] :「獣」など。獣類に関する字などを作る。 :*常用漢字: 状 献 獣 ;その他 ;[[隶部|れいづくり]] *常用漢字: 隷 ;[[聿部|ふでづくり]] *主な表外字: 肆 ;[[艮部|うしとら]](こんづくり・ねづくり) *主な表外字: 艱 など ;[[尢部|だいのまげあし]] *常用漢字: 就 ;[[韋部|なめしがわ]] *常用漢字: 韓 ;[[瓜部|うり]] *主な表外字: 瓢 など ;[[无部|おう]](すでのつくり) *常用漢字: 既 ==関連項目== *[[偏旁]] *[[部首]] *[[偏]] *[[冠 (漢字)|冠]] *[[脚 (漢字)|脚]] *[[垂れ (漢字)|垂]] *[[構]] *[[繞]] <!-- *[[頭 (漢字)|頭]]|あらゆる漢字辞典には、頭という区分は設けていないので、記事ごと削除する必要も考えられる --> *[[冠脚]] [[Category:漢字|つくり]]
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