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文藝賞
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{{出典の明記|date=2012年9月19日 (水) 05:09 (UTC)}} '''文藝賞'''(ぶんげいしょう)は、[[河出書房新社]]が[[1962年]]に設立した[[文学賞]]で、以降年一回発表されている。 == 概要 == 受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として記念品、副賞として50万円が授与される。受賞作は同社が発刊している文学雑誌『[[文藝]]』に掲載されるほか、単行本としても刊行される。締め切りは毎年の3月末日となっている。 第2回までは「長編部門」・「中・短編部門」・「戯曲部門」の3部門制をとっていた。また、1967年度には「[[河出長編小説賞]]」が存在した。 河出書房新社は同賞を小説ジャンルにおける「新人の登竜門」と位置づけて未発表の小説原稿を募集している。2000年頃から中高校生の受賞が顕著になり、それ以降の低年齢作家ブームの先駆けとされる。特に第42回には[[三並夏]]が中学3年生(発表時15歳)で受賞し、それまでで最年少の受賞者として話題を呼んだ。最終選考に残った3作品が全て受賞となることもあるなど、積極的に授賞が行われている。 == 受賞作一覧 == === 第1回から第10回 === * 第1回 ([[1962年]]) ** 長編部門 [[高橋和巳]] 「[[悲の器]]」 ** 中・短編部門 [[田畑麦彦]] 「嬰ヘ短調」・[[西田喜代志]] 「海辺の物語」 *** 佳作 [[柘植光彦]] 「裏切らなかった五人」・[[後藤明生]] 「関係」・[[松尾忠男]] 「ナン」 ** 戯曲部門 受賞作なし *** 佳作 [[古島一雄]] 「わが夢の女」・[[近藤耕人]] 「風」・[[松原正]] 「藤原国衡」・[[朴秀鴻]] 「日本の空の下で」 * 第2回 ([[1963年]]) ** 長編部門 受賞作なし *** 佳作 [[三輪秀彦]] 「内面の都市」・[[三枝和子]] 「葬送の朝」 ** 中・短編部門 [[真継伸彦]] 「鮫」 *** 佳作 [[八登千代]] 「夜明けまで」・[[竹内泰宏]] 「見張り」 ** 戯曲部門 受賞作なし *** 佳作 [[藤本義一 (作家)|藤本義一]] 「日時計の家」・[[古島一雄]] 「青ひげ」 * 第3回 ([[1964年]]) 受賞作なし ** 佳作 [[北小路功光]] 「ミクロコスモス」 * 第4回 ([[1966年]]) [[金鶴泳]] 「凍える口」 ** 佳作 [[加藤敦美]] 「大山兵曹」 * 第5回 ([[1967年]]) 受賞作なし * 第6回 ([[1969年]]) 受賞作なし([[野中周平]]が受賞辞退) * 第7回 ([[1970年]]) [[黒羽英二]] 「目的補語」・[[小野木朝子]] 「クリスマスの旅」 * 第8回 ([[1971年]]) [[本田元弥]] 「家のなか・なかの家」・[[後藤みな子]] 「刻を曳く」 * 第9回 ([[1972年]]) [[尾高修也]] 「危うい歳月」 * 第10回 ([[1973年]]) 受賞作なし ** 佳作 [[北澤輝明]] 「あわいの構図」・[[赤坂清一]] 「帰らざる道」 === 第11回から第20回 === * 第11回 ([[1974年]]) [[小沢冬雄]] 「鬼のいる杜で」 * 第12回 ([[1975年]]) [[阿嘉誠一郎]] 「世の中や」 * 第13回 ([[1976年]]) [[外岡秀俊]] 「北帰行」 * 第14回 ([[1977年]]) [[星野光徳]] 「おれたちの熱い季節」・[[久野猛|松崎陽平]] 「狂いだすのは三月」 * 第15回 ([[1978年]]) [[黒田宏治郎]] 「鳥たちの闇のみち」 ** 佳作 [[小林景子]] 「回帰点」 * 第16回 ([[1979年]]) [[冥王まさ子]] 「ある女のクリンプス」・[[宮内勝典]] 「南風」 * 第17回 ([[1980年]]) [[青山健司]] 「囚人のうた」・[[田中康夫]] 「[[なんとなく、クリスタル]]」・[[中平まみ]] 「ストレイ・シープ」 * 第18回 ([[1981年]]) [[堀田あけみ]] 「[[アイコ十六歳|1980アイコ十六歳]]」・[[ふくださち]] 「百色メガネ」・[[山本三鈴]] 「みのむし」 * 第19回 ([[1982年]]) [[柳川春町]] 「日曜日には愛の胡瓜を」 * 第20回 ([[1983年]]) [[若一光司]] 「海に夜を重ねて」・[[山本昌代]](東斎屋金魚から改名) 「応為坦坦録」 === 第21回から第30回 === * 第21回 ([[1984年]]) [[平中悠一]] 「She's rain」・[[渥美饒兒]] 「ミッドナイト・ホモサピエンス」 * 第22回 ([[1985年]]) [[山田詠美]] 「ベッドタイムアイズ」 * 第23回 ([[1986年]]) [[岡本澄子]] 「零れた言葉」 ** 佳作 [[梅田香子]] 「勝利投手」 * 第24回 ([[1987年]]) [[笹山久三]] 「[[四万十川 (小説)|四万十川 あつよしの夏]]」 ** 佳作 [[久間十義]] 「マネーゲーム」 * 第25回 ([[1988年]]) [[長野まゆみ]] 「少年アリス」・[[飯嶋和一]] 「汝ふたたび故郷へ帰れず」 * 第26回 ([[1989年]]) [[比留間久夫]] 「YES・YES・YES」・ [[結城真子]] 「ハッピーハウス」 * 第27回 ([[1990年]]) [[芦原すなお]] 「[[青春デンデケデケデケ]]」(直木賞) * 第28回 ([[1991年]]) [[川本俊二]] 「Rose」・[[吉野光]] 「撃壌歌」 * 第29回 ([[1992年]]) [[三浦恵]] 「音符」 ** 佳作 [[真木健一]] 「白い血」 * 第30回 ([[1993年]]) 受賞作なし ** 佳作 [[大石圭]] 「履き忘れたもう片方の靴」・[[小竹陽一朗]] 「DMAC」 === 第31回から第40回 === * 第31回 ([[1994年]]) [[雨森零]] 「首飾り」 * 第32回 ([[1995年]]) [[伊藤たかみ]] 「助手席にて・グルグル・ダンスを踊って」 ** 優秀作 [[池内広明]] 「ノックする人びと」・[[金真須美]] 「メソッド」 * 第33回 ([[1996年]]) 受賞作なし ** 優秀作 [[大鋸一正]] 「フレア」・[[佐藤亜有子]] 「ボディ・レンタル」 * 第34回 ([[1997年]]) [[鈴木清剛]] 「ラジオデイズ」、[[星野智幸]] 「最後の吐息」 * 第35回 ([[1998年]]) [[鹿島田真希]] 「二匹」 * 第36回 ([[1999年]]) [[濱田順子]] 「Tiny,tiny」 * 第37回 ([[2000年]]) [[黒田晶]] 「メイドインジャパン」 ** 優秀作 [[佐藤智加]] 「肉触」 * 第38回 ([[2001年]]) [[綿矢りさ]] 「[[インストール (小説)|インストール]]」 * 第39回 ([[2002年]]) [[中村航]] 「リレキショ」・[[岡田智彦]] 「キッズ アー オールライト」 * 第40回 ([[2003年]]) [[羽田圭介]] 「黒冷水」・[[生田紗代]] 「オアシス」・[[伏見憲明]] 「魔女の息子」 === 第41回から第50回 === * 第41回 ([[2004年]]) [[白岩玄]] 「[[野ブタ。をプロデュース]]」・[[山崎ナオコーラ]] 「[[人のセックスを笑うな]]」 * 第42回 ([[2005年]]) [[青山七恵]] 「窓の灯」・[[三並夏]] (最年少受賞)「平成マシンガンズ」 * 第43回 ([[2006年]]) [[荻世いをら]] 「公園」・[[中山咲]] 「ヘンリエッタ」 * 第44回 ([[2007年]]) [[磯崎憲一郎|磯﨑憲一郎]] 「肝心の子供」・[[丹下健太]] 「青色讃歌」 * 第45回 ([[2008年]]) [[喜多ふあり]] 「けちゃっぷ」・[[安戸悠太]] 「おひるのたびにさようなら」 * 第46回 ([[2009年]]) [[大森兄弟]] 「犬はいつも足元にいて」・[[藤代泉]] 「ボーダー & レス」 * 第47回 ([[2010年]]) 受賞作なし<ref>受賞が内定していた作品についてインターネット上の創作からプロットの「借り物」であることが判明したためとしている。作為的でなかったこと、応募者がプロの作家ではなかったことから著者および作品名は明かされていない。優秀作や佳作も含めが受賞がないのは43年ぶりとなる。</ref> * 第48回 ([[2011年]]) [[今村友紀]] 「クリスタル・ヴァリーに降りそそぐ灰」 * 第49回 ([[2012年]]) [[谷川直子]] 「おしかくさま」 * 第50回 ([[2013年]]) [[桜井晴也]] 「世界泥棒」 ==選考委員== * 第1回から第2回(中・短編部門) - [[寺田透]]・[[中村真一郎]]・[[野間宏]]・[[埴谷雄高]]・[[福田恆存]] * 第3回 - [[椎名麟三]]・[[本多秋五]]・[[松本清張]]・[[三島由紀夫]]・[[山本健吉]] * 第4回から第5回 - [[安部公房]]・[[江藤淳]]・[[小島信夫]]・[[武田泰淳]]・[[吉行淳之介]] *第6回-野間宏、武田泰淳、江藤淳、[[福永武彦]]、小島信夫 *第7回から第8回-野間、武田、江藤、小島 *第9回から第21回 - 江藤淳・小島信夫・[[島尾敏雄]]・野間宏 * 第22回から第25回 - 江藤淳・[[河野多恵子]]・小島信夫・野間宏 * 第26回から第29回 - 江藤淳・[[大庭みな子]]・河野多恵子・小島信夫 * 第30回から第32回 - 江藤淳・大庭みな子・小島信夫・[[瀬戸内寂聴]] * 第33回 - (江藤淳<ref>江藤は第33回の選考会直前に「此度の候補作四篇を通読して、自分が新人の未発表作品の審査選考に当る時期が、とうに過ぎ去っていることを改めて痛感し」たと述べて選考委員を辞任した。そのため実際にはこの回の選考に関わっていない。</ref>)、[[金井美恵子]]・[[島田雅彦]]・[[田中康夫]]・[[橋本治]] * 第34回 - 金井美恵子・島田雅彦・田中康夫・橋本治 * 第35回から第36回 - [[笙野頼子]]・[[長野まゆみ]]・[[久間十義]]・[[松浦理英子]] * 第37回から第38回 - [[石川忠司]]・[[多和田葉子]]・[[藤沢周]]・[[保坂和志]] * 第39回から第40回 - [[斎藤美奈子]]・田中康夫・藤沢周・保坂和志 * 第41回から第42回 - [[角田光代]]・斎藤美奈子・[[高橋源一郎]]・田中康夫 * 第43回から第44回 - 角田光代・高橋源一郎・藤沢周・保坂和志 * 第45回から第46回 - 斎藤美奈子・田中康夫・藤沢周・保坂和志 * 第47回から48回 - 角田光代・斎藤美奈子・高橋源一郎・田中康夫 * 第49回から50回 - 角田光代・高橋源一郎・[[星野智幸]]・[[山田詠美]] *第51回から - [[藤沢周]]・[[保坂和志]]・星野智幸・山田詠美 == 脚注・出典 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} == 関連項目 == * [[文學界新人賞]] * [[群像新人文学賞]] * [[新潮新人賞]] * [[すばる文学賞]] == 外部リンク == * [http://www.kawade.co.jp/bungei/award.html 文藝賞応募規定] * [http://www.kawade.co.jp/np/bungei.html 河出書房新社/文藝] * [http://www.kawade.co.jp/np/index.html 河出書房新社 メインページ] {{デフォルトソート:ふんけいしよう}} [[Category:文藝賞|*]]
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