後藤田正純のソースを表示

{{日本の国会議員|衆議院議員 後藤田正純
|{{生年月日と年齢|1969|8|5}}
|東京都
|[[慶應義塾大学]][[商学部]]
|商学士
|衆議院議員秘書<br/>会社員
|[[内閣委員会]]<br />
|有<br/>大叔父・[[後藤田正晴]]<br/>（父の従兄弟・[[井上普方]]）
|[[徳島県第3区|徳島3区]]
|5回
|[[自由民主党_(日本)|自由民主党]]（[[平成研究会|津島派]]→無派閥）
|徳島県支部連合会会長
|衆議院第1議員会館315号室
|http://www.gotoda.com/ 後藤田正純ホームページ}}
'''後藤田 正純'''（ごとうだ まさずみ、[[1969年]][[8月5日]] - ）は、[[日本]]の[[政治家]]。[[自由民主党_(日本)|自由民主党]]所属の[[衆議院議員]]（5期）、[[内閣府副大臣]]、自民党徳島県連会長。

妻は[[俳優|女優]]の[[水野真紀]]。[[警察庁長官]]、[[内閣官房長官]]、[[法務大臣]]を歴任した[[後藤田正晴]]は[[大叔父]]。

== 来歴・人物 ==
=== 生い立ち ===
1969年、[[東京都]]に[[医師]]の[[後藤田圭博]]と晃子の次男として生まれる（[[本籍地]]は[[徳島県]][[吉野川市]]）。大叔父の後藤田正晴や[[日本社会党|社会党]]の衆議院議員であった井上普方などが親戚にいた。

[[1988年]]に[[筑波大学附属駒場高等学校]]を卒業して、一浪し[[慶應義塾大学]][[商学部]]入学。将来、政治家になることを考え、後藤田正晴秘書として[[選挙]]を手伝う。[[1993年]]に慶應義塾大学卒業後、[[三菱商事]]に入社。これは、「政治家は社会経験をしてからなるべきだ」という後藤田正晴の信条による。[[1998年]]に三菱商事を退職。

=== 衆議院議員 ===
[[2000年]]、[[第42回衆議院議員選挙]]に[[徳島県第3区|徳島3区]]から[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]公認で立候補し、初当選（当選同期に[[小渕優子]]・[[竹下亘]]・[[梶山弘志]]・[[左藤章]]・[[馳浩]]・[[松島みどり]]など）。[[2003年]][[11月9日]]、[[第43回衆議院議員総選挙]]で再選。

[[2004年]]3月には[[俳優|女優]]の[[水野真紀]]と結婚し話題となる。2005年4月には第1子である長男が誕生した。[[郵政民営化]]が問題となった際には[[週刊新潮]]によると、ギリギリまで反対だったものの、非公認では選挙は戦えないことから最終的に執行部の説得に応じる{{要出典|date=2013年9月}}。[[2005年]]、[[第44回衆議院議員総選挙]]で3選。[[第3次小泉改造内閣]]で[[内閣府大臣政務官]]（[[金融庁|金融]]、経済財政政策担当）に就任するも、[[2006年]]には内閣府大臣政務官を辞任した。辞任の理由は、[[貸金業規制法]]の改正案が直前になって業界寄りに修正された事への抗議である{{要出典|date=2013年9月}}。このときの内閣府[[特命担当大臣]]（金融、経済財政政策担当）は[[与謝野馨]]。

[[小泉純一郎]]に対して批判的であり、その後継者の[[安倍晋三]]に対しても安倍が[[自由民主党総裁|総裁]]だった[[2007年]][[7月29日]]の[[第21回参議院議員通常選挙|参院選]]で自民党が惨敗すると「[[美しい国]]であるなら美しい責任の取り方があるのではないか？」と批判した{{要出典|date=2013年9月}}。

安倍路線の対抗馬としては[[谷垣禎一]]を推しており、2007年[[8月16日]]のテレビ放送で、[[清和政策研究会|町村派]]の[[福田康夫]]が後継者候補として取り上げられたときも「後継者は谷垣さんしかいない。福田さんが出たら自殺行為」と一笑したが、[[2007年自由民主党総裁選挙]]で、谷垣の不出馬と福田の出馬が決まると[[麻生包囲網]]に参加し、「国民主義の福田さんと国家主義の麻生さん」とテレビなどで盛んに喧伝することに努めた。総裁選挙で[[麻生太郎]]が予想外に善戦したことは認めたが、その原因は「麻生太郎のパフォーマンス」であると分析をし、[[党員]]の意見を聞いてから麻生支持に変更した議員に対しては「[[議院内閣制]]を理解していない」と発言し、総裁選当日に麻生太郎の応援をするため自民党本部前に集まった支持者に対しては「[[オタク]]系が騒いでいた」「小泉・安倍に対して熱狂して失敗をしたのに、（麻生太郎に）また熱狂をするのはいかがなものか」と評した上で「麻生人気はメッキがすぐに剥がれるだろう」と結論付けた。また、麻生支持をした一年生議員を「政策理念や政治責任論というものを全く考えていない」と批判した上で、自らについては「福田さんに投票した私は、政治玄人である」と自画自賛した<ref>{{Cite web
|date=2007-09-23
|url=http://www.asahi-newstar.com/
|title=朝日ニューススター
 |accessdate=2008年11月30日 
}}</ref>。

2007年[[9月28日]]、初当選以来所属していた[[平成研究会|津島派]]に突如退会届を提出、無派閥となった。上記のように谷垣の熱烈な支持者であることを公言するなど、派内では異端の存在であったが、今後は既存派閥への再入会はせず、純粋無派閥として活動するとしている。

[[2008年自由民主党総裁選挙]]では、[[与謝野馨]]を総裁候補として擁立。対立候補である[[クール・ビズ|クールビズ]]で名を売った[[小池百合子]]と[[アニメ]]や[[漫画]]に詳しい麻生太郎を「クールビズとかアニメとかいう世界じゃなくて、覚悟を持った政治を訴えないと支持は得られない」と批判した{{要出典|date=2013年9月}}。

[[2009年]]の[[第45回衆議院議員総選挙]]では自民党に猛烈な逆風が吹き、後藤田自身も徳島3区で苦戦を強いられたが1222票の僅差で民主党の[[仁木博文]]を下し、4選（仁木も[[比例復活]]）。

[[2009年]]、田園調布の実家で長男と暮らす水野と、議員宿舎で暮らす後藤田正純との別居が報道された<ref>週刊女性　2009年6月23日号</ref>。

[[2010年]]、自民党内で[[谷垣禎一]][[自由民主党総裁|総裁]]や執行部への批判を公言し、自民党離党をちらつかせながら執行部の一新を求める[[舛添要一]]前厚労相を「[[狼少年|オオカミ]]中年」と形容した<ref>{{Cite news |date=2010-04-15 |url=http://www.news24.jp/articles/2010/04/15/04157455.html |title=自民党内で舛添氏批判が噴出 |publisher=[[日テレNEWS24]] |accessdate=2012-05-24}}</ref>（後日、舛添は自民党を離党し、[[新党改革|改革クラブ]]に合流する形で[[新党改革]]を結成、新党改革代表に就任した）。

[[2012年]]、[[第46回衆議院議員総選挙]]で民主党の仁木らを下して5選し、仁木には比例復活も許さなかった。なお徳島3区は同選挙を最後に廃止されるため同選挙区から選出された最後の国会議員である。

[[2013年]]9月、[[第2次安倍内閣]]で[[内閣府副大臣]]に就任。

== 不祥事 ==
* [[2011年]]、銀座のクラブの[[ホステス]]と飲食をともにして接吻・抱擁するのを写真週刊誌に撮影された。その後、トイレに20分間一緒に篭るなど二人で[[性行為]]をしたあと、2人で議員宿舎に宿泊し[[性交]]したことも「ハレンチすぎる不倫」として報道された<ref>[[フライデー]] 2011年6月3日号 「激撮スクープ 後藤田正純『ハレンチすぎる不倫!』」</ref>。これを受け、衆議院[[財務金融委員会]]委員、自民党政務調査会・財務金融部会長代理を辞任<ref>[[産経新聞]] 2011年6月3日 「[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110603/stt11060322470011-n1.htm 後藤田正純氏が自民の役職辞任 女性問題報道で]」</ref>、地震対策特別委員会副委員長などすべての自民党内役職の辞職願を6月1日に届け出た。報道についてはノーコメントとしている。
* [[2009年]]、選挙区の徳島・那賀郡で、「対立候補のポスターの上から、自身のポスターを張った」と民主党公認候補の仁木博文に告発された<ref>日刊ゲンダイ 2009年2月25日</ref>。
* 同じく、[[2009年]]の衆院選で、後藤田の選挙運動で報酬の現金を渡したとして、公選法違反（買収）容疑で、後藤田の運動員が逮捕された<ref>時事通信 2009年9月5日</ref>。　逮捕容疑によると、運動員は、つるぎ町の期日前投票所駐車場で、後藤田への投票を依頼するなどの選挙運動の報酬として、現金2万5000円を渡した。　

== 政策・主張 ==
=== 金融 ===
* 多重債務者が増加を続ける中で、「[[利息制限法]]は必要ない」と発言し、[[最高裁判所 (日本)|最高裁]]で否定されていた[[出資法]]に一本化しようとして物議をかもしていたが、その後は[[貸金業]]規制の先頭に立った{{要出典|date=2013年9月}}。その後、9年に及ぶ「[[グレーゾーン金利]]」の温存案を提出した金融庁案に抗議し政務官を辞職{{要出典|date=2013年9月}}。
* [[消費者金融]]の利用者が、借り入れや返済時に支払うATM利用料を最大630円とする同案規定に批判的{{要出典|date=2013年9月}}。
* 利息制限法の金利区分の引き上げに伴い、一部で実質的に上限金利が上がる貸付金額帯が生じる点を問題視、上限金利の引き下げに例外を認める特例措置を疑問視し超党派で政府、自民党案を修正していくと表明した{{要出典|date=2013年9月}}。

=== 宗教団体との関連 ===
* [[週刊文春]]によると、[[統一教会]]の下部団体であるUPF主催の[[文顕進]]の昼食会に、国会議員が数十人出席し、後藤田も出席したことを認めた<ref>[[週刊新潮]] 2008-12-04 「『文鮮明の息子』と会った『猪木・ボビー・後藤田正純』」</ref>。

=== その他 ===
* [[憲法改正]]に賛成<ref name="mainichi2012">{{Cite news|url = http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A36003003003|title = 2012衆院選 徳島3区 後藤田正純 |newspaper = [[毎日jp]] |publisher = [[毎日新聞社]] |date =  |accessdate = 2014-04-03 }}</ref>。
* [[集団的自衛権]]の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すことに賛成<ref name="mainichi2012"/>。
* 日本の[[日本の核武装論|核武装]]について今後の国際情勢によっては検討すべきとしている<ref name="mainichi2012"/>。
* [[原子力規制委員会 (日本)|原子力規制委員会]]の新基準を満たした[[原子力発電所|原発]]は再開すべきとしている<ref name="mainichi2012"/>。
* [[女性宮家]]の創設に賛成<ref name="mainichi2012"/>。
* 日本の[[環太平洋戦略的経済連携協定|TPP]]参加に反対<ref name="mainichi2012"/>。
* 民主党による選択的[[夫婦別姓]]法案に反対<ref> 第174回 - 衆議院 - 法務委員会 - 5号　平成22年03月26日 </ref>。
**選択的[[夫婦別姓]]制度導入についての[[2001]]年に[[野田聖子]]の自民党党三役への申し入れには賛同していた<ref>朝日新聞2001年11月6日</ref>。
* [[日本における外国人参政権|永住外国人への地方選挙権付与]]にどちらかと言えば反対<ref>[http://www.asahi.com/senkyo2009/carta/A36003001.html 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答]</ref>。

== 所属団体・議員連盟 ==
* [[神道政治連盟国会議員懇談会]]
* [[日中友好議員連盟]]
* [[日朝友好議員連盟]]
* [[北京オリンピックを支援する議員の会]]
* [[チベット問題を考える議員連盟]]
* 靖国問題研究会（発起人）
* [[日韓議員連盟]]
* [[高速道路建設推進議員連盟]]
* [[自民党動物愛護管理推進議員連盟]]
* [[自民党遊技業振興議員連盟]]

== 家族親族 ==
* 妻　由紀（水野真紀）
* 長男
* [[高橋直樹 (野球)|高橋直樹]] - 親戚

== 著書 ==
* 「特集1 Interview プライス(金利)とクォンティティ(貸付総量)、これが大きな論点」『クレジットエイジ』27(4)(通号 316)、2006年4月。  
* 「なにがあろうとも軸足がブレない生き方、逃げない生き方を学びました」『 国会ニュース』64(4)（通号 2860）2004年5月。
* 「超多忙でもストレスなし（全公開 国会議員の24時間）」『 論座』（通号89）、2002年10月。 

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>

== 関連項目 ==
* [[忌部氏]]

== 外部リンク ==
* [http://www.gotoda.com/ 後藤田正純ホームページ]
* [http://www.facebook.com/gotoda.masazumi/ 後藤田正純公式Facebookページ]

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{{s-par}}
{{Succession box
| title  = {{flagicon|JPN}} [[東日本大震災復興特別委員会|衆議院東日本大震災復興特別委員長]]
| years  = 第4代：2012年 - 2013年 
| before = [[末松義規]]
| after  = [[秋葉賢也]]
}}
{{end box}}

{{内閣府大臣政務官|2005年 - 2006年}}
{{衆議院決算行政監視委員長|2012年}}
{{DEFAULTSORT:ことうた まさすみ}}
[[Category:日本の副大臣経験者]]
[[Category:日本の大臣政務官経験者]]
[[Category:自由民主党の衆議院議員]]
[[Category:徳島県選出の衆議院議員]]
[[Category:日本の核武装推進論者]]
[[Category:三菱商事の人物]]
[[Category:神道政治連盟の人物]]
[[Category:慶應義塾大学出身の人物]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:1969年生]]
[[Category:存命人物]]