彦根市のソースを表示

{{日本の市
|画像 = Hikone castle5537.JPG
|画像の説明 = [[彦根城]]
|市章 = [[ファイル:Flag of Hikone, Shiga.svg|center|125px]]彦根[[市町村旗|市旗]][[ファイル:Hikone shiga chapter.JPG|center|75px]]彦根[[市町村章|市章]]
|市章の説明 = 彦根市の中心にある金亀山（[[彦根山]]）の[[亀甲]]をかたどり、外枠右側に「ヒ」、左側に「コ」、中心に「ネ」を配して図案化したもの<ref name="彦根市について(詳細), official" />。<br />[[1938年]]（昭和13年）4月11日制定<ref name="彦根市について(詳細), official" />。
|自治体名=彦根市
|都道府県=滋賀県
|コード=25202-6
|隣接自治体=[[米原市]]、[[東近江市]]、<br />[[犬上郡]][[多賀町]]、[[甲良町]]、[[豊郷町]]、<br />[[愛知郡 (滋賀県)|愛知郡]][[愛荘町]]
|木=[[タチバナ|たちばな]]
|花=[[ハナショウブ|はなしょうぶ]]
|郵便番号=522-8501
|所在地=彦根市元町4番2号<br /><small>{{ウィキ座標度分秒|35|16|27.7|N|136|15|35|E|}}</small><br />[[ファイル:Hikone City Hall.jpg|center|250px|彦根市役所]]
|外部リンク=[http://www.city.hikone.shiga.jp/ 彦根市（公式ウェブサイト）]
|位置画像={{基礎自治体位置図|25|202}}
|特記事項=
}}
'''彦根市'''（ひこねし）は、[[滋賀県]]の北東部に所在する[[市#地方自治法の市|市]]である。
滋賀県北部、東部の中心となる[[都市]]である。

[[鳥居本町]]（元・[[坂田郡]]鳥居本町。''cf.'' [[鳥居本宿]]、[[鳥居本駅]]）と[[稲枝町]]（元・[[愛知郡 (滋賀県)|愛知郡]]稲枝町。''cf.'' [[稲枝駅]]）を除き、かつては[[犬上郡#犬上郡（古代〜近世）|犬上郡]]に属していた。

== 概要 ==
{{Wide image|Hikonecity center area No,1.JPG|800px|[[彦根城]]から望む[[鈴鹿山脈]]と彦根市中心部}}
{{Wide image|Hikonecity center area No,5.JPG|800px|[[彦根城]]から望む[[琵琶湖]]畔と彦根港}}

彦根市域を含む[[犬上郡#犬上郡（古代〜近世）|旧・犬上郡]]は古より[[近江国]]の[[交通]]の結節点であった。[[中世#日本|中世]]から[[近世#日本|近世]]にかけては、全国に信者を持つ[[多賀大社]]（在・犬上郡[[多賀町]]多賀）の参詣道（[[高宮町 (彦根市)|高宮村]]も経由）が隆盛し、[[江戸時代]]初期に整備された[[中山道]]の[[宿場町]]としては彦根市域では[[鳥居本宿]]（元・[[坂田郡]]内、現・彦根市鳥居本町）と[[高宮宿]]（元・犬上郡内、現・彦根市[[高宮町 (彦根市)|高宮町]]）が置かれ、なかでも鳥居本宿は中仙道中近江国内で随一の賑わいを見せた。

現在の市街地の近郊に[[佐和山城]]を築城した[[豊臣秀吉]]の重臣[[石田三成]]が[[関ヶ原の戦い]]で敗れたのち、江戸時代には、[[徳川氏|徳川家]][[譜代大名|譜代の大名]]である[[井伊氏|井伊家]]の[[知行]]するところとなり、[[琵琶湖]]に面した山に築城された[[彦根城]]を中核として[[佐和山藩]]改め[[彦根藩]]が置かれた。この彦根藩および彦根城は、[[西日本]]の[[外様大名]]に睨みを利かせる[[幕藩体制]]上きわめて重要な役割を、さらなる前線に位置する[[播磨国]]の[[姫路藩]]および[[姫路城]]と共に担ったが、両藩と2つの城は想定し得る外様大名による[[謀反]]が起こらなかった（あるいは、抑え込まれた）ために攻められること無く、[[平和|太平]]の世に存在し続けた。そのような彦根藩のお膝元にあって、大藩がひしめく[[京都]]周辺でも有数の[[城下町]]として彦根は発達を見せた。

[[近代|近現代]]では、[[市制]]施行以来数十年間は[[大津市]]に次ぐ県下第二の都市であったが、[[日本の市町村の廃置分合#平成の大合併|平成の大合併]]後の人口では、大津市・[[草津市]]・[[長浜市]]・[[東近江市]]に次いで県下第5位となった（2010年4月時点）<ref group="注">ただし当市と草津市は合併を伴わず。</ref><ref>{{Cite web |title=滋賀県の市町村　市町村別人口・世帯　|url=http://www.geocities.jp/warera_tikyujin/country_information/japan/pref_information/town200704/preft200704_25.html |work=地球＆我ら地球人 |publisher= |date=2010-04-01 |accessdate=2011-10-08}}
</ref>。しかし、[[地方気象台]]（[[大阪管区気象台#彦根地方気象台|彦根地方気象台]]）、[[国立大学]]（[[滋賀大学]]）、[[裁判所]]支部などといった各種機関が現在も市内に集中し、滋賀県東部における商工業の中心地である。

大規模な都市空襲を受けなかったことから[[近世#日本|近世]]以来の[[城下町]]や[[宿場町]]の町並みが比較的保存されており、[[2009年]]（[[平成]]21年）1月19日には[[亀山市]]・[[金沢市]]・[[高山市]]・[[萩市]]と共に第1回[[歴史まちづくり法]]（[[国土交通省]]）に認定されている。

[[現代 (時代区分)|現代]]では、ほぼ日本国内に限ってであるが、毎年7月に[[松原水泳場]]で開催される「[[鳥人間コンテスト選手権大会]]」や、[[マスコット]]「[[ひこにゃん]]」を通じても、広く知られている。

== 地理 ==
[[File:Hikone city center area Aerial photograph.1982.jpg|thumb|300px|彦根市中心部周辺の空中写真。1982年撮影の8枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]]
[[面積]]196.84[[平方キロメートル|km&sup2;]]（琵琶湖における市町境界の確定に伴い、[[2007年]]10月1日から）<ref name="彦根市について(詳細), official">{{Cite web |title=彦根市について |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/somubu/somu/hikone.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。

[[琵琶湖]]に面するが、[[内陸]]部に位置しており、[[伊吹山地]]が近接しているため、気候は[[内陸性気候]]である。気象庁の区分では滋賀県北部に分類されているが、彦根市は中部と言うべき位置にあり、積雪は他の県北部の市町村に比べて少ない。

=== 位置 ===
* 東端 ：北緯35度16分26.8秒 東経136度21分5.3秒（[[武奈町]]）。
:: ''cf.'' 国土地理院の地図閲覧サービスによる、この位置へのリンク（以下同様）[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=136.3515&latitude=35.274114]
* 北端 ：北緯35度18分7.1秒 東経136度18分3.7秒（[[摺針峠]]に近い[[名神高速道路]]のトンネル付近）。[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=136.301028&latitude=35.301975]
** 水域北端 ：北緯35度21分21.4秒 東経136度8分54.8秒（[[多景島]]沖）。[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=136.148583&latitude=35.355972]
* 西端 ：北緯35度13分1.7秒 東経136度6分45.9秒（[[愛知川]]河口北岸）。[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=136.11275&latitude=35.217166]
** 水域西端 ：北緯35度15分31.6秒 東経136度5分1.7秒（愛知川河口沖）。[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=136.083806&latitude=35.258787]
* 南端 ：北緯35度11分24.6秒 東経136度11分30秒（服部町）。[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=136.191694&latitude=35.190168]

=== 主要な地形 ===
; 山地<!--山・丘陵など-->
[[ファイル:The Mt Sawa is looked at from Hikone Castle Shiga,JAPAN.jpg|thumb|right|230px|彦根山（彦根城）より佐和山を望む。]]
* 向山（芹川北）（むかいやま。別名：武奈山［ぶなさん］。標高659.8[[メートル|m]]）
* 男鬼山（おおりやま。標高683m［彦根市[[最高峰]]］）、イワス山（イワスやま、別名：原石山。標高640m）、比婆之山（ひばのやま。標高670m）
* 物生山（むしやま。標高190m）、弁天山（標高196m）、大洞山（おおぼらやま。標高211m）、佐和山（標高232.5m。''cf.'' [[佐和山城]]）
* [[彦根山]]（ひこねやま、別名：金亀山［こんきやま］。標高163m。''cf.'' [[彦根城]]）
* [[住友大阪セメント]][[多賀鉱山]]跡（別名：原石山）
* 野田山（標高364m）
* 大堀山（おおぼりやま、別名：鞍掛山。標高150m）、亀甲山（きっこうやま。標高120m）
* 雨壺山（あまつぼやま。標高136.94m）
* [[荒神山 (滋賀県)|荒神山]]（標高284m）
; 河川系<!--湖沼・ダム・渓流等を含む-->
* [[川|河川]] -　[[芹川 (滋賀県)|芹川]] (''cf.'' [[#芹川 1606|1606]])、[[犬上川]]、[[宇曽川]]、来迎川（らいごうがわ）、[[愛知川]]
* [[湖沼]] -　[[琵琶湖]]、[[野田沼]]、[[曽根沼]]、神上沼
; 沿岸地形<!--湾・島・半島・湖岸など-->
* 松原湖岸（千々の松原。''cf.'' [[松原水泳場]]）、新海浜（''cf.'' [[新海浜水泳場]]）、[[多景島]]

=== 気候 ===
{{-}}<!--※注意：表の大きさの都合上、右側に画像が来ると表示が崩れます。-->
{| class="wikitable" border="1" style="font-size:smaller"
! style="background-color:#D3D3D3" | 年 !! style="background-color:#ffc96b" | 日[[気温#平均気温|平均気温]] !! style="background-color:#FF69B4" | 日[[気温#最高気温|最高気温]] !! style="background-color:#90e4ff" | 日[[気温#最低気温|最低気温]] !! style="background-color:#a791ff" | 平均[[湿度]] !! style="background-color:#8FBC8F" | 平均[[風速]] !! style="background-color:#00BFFF" | 年[[降水量]] !! 年[[降雪]]量 !! style="background-color:#D3D3D3" | 最深[[積雪]]
|-
| [[1894年]]（[[明治]]27年） || 14.4[[セルシウス度|℃]] || || || 78[[パーセント|%]] || || 1235.6[[ミリメートル|mm]] || || 
|-
| [[1900年]]（明治33年） || 13.6℃ || ||  || 78% || || 1582.9mm || || 
|-
| [[1905年]]（明治38年） || 13.6℃ || || || 81% || || 1805.7mm || || 
|-
| [[1910年]]（明治43年） || 13.2℃ || || || 79% || || 1640.1mm || || 
|-
| [[1915年]]（[[大正]]4年） || 14.2℃ || || || 79% || || 1771.2mm || || 
|-
| [[1920年]]（大正9年） || 14.0℃ || || || 79% || || 1449.2mm || || 
|-
| [[1925年]]（大正14年） || 13.5℃ || || || 79% || || 1821.2mm || || 
|-
| [[1930年]]（[[昭和]]5年） || 14.2℃ || || || 79% || || 1465.4mm || || 
|-
| [[1935年]]（昭和10年） || 13.8℃ || 34.2℃ || －6.7℃ || 80% || || 1719.6mm || || 
|-
| [[1940年]]（昭和15年） || 13.7℃ || 35.1℃ || －6.9℃ || 79% || || 1417.7mm || || 
|-
| [[1945年]]（昭和20年） || 12.9℃ || 34.7℃ || －7.0℃ || 79% || || 1959.8mm || || 
|-
| [[1950年]]（昭和25年） || 14.1℃ || 34.5℃ || －3.4℃ || 79% || || 1874.9mm || || 
|-
| [[1955年]]（昭和30年） || 14.6℃ || 35.2℃ || －5.0℃ || 79% || 3.3[[メートル毎秒|m/s]] || 1637.1mm || 108[[センチメートル|cm]] || 
|-
| [[1960年]]（昭和35年） || 14.4℃ || 35.6℃ || －6.2℃ || 77% || 3.3m/s || 1579.7mm || 127cm || 
|-
| [[1965年]]（昭和40年） || 13.3℃ || 34.6℃ || －6.1℃ || 77% || 3.1m/s || 2146.9mm || 100cm || 35cm
|-
| [[1970年]]（昭和45年） || 13.5℃ || 35.0℃ || －5.8℃ || 77% || 2.7m/s || 1746.0mm || 238cm || 57cm
|-
| [[1975年]]（昭和50年） || 14.3℃ || 35.4℃ || －4.0℃ || 76% || 2.4m/s || 1713.5mm || 176cm || 30cm
|-
| [[1980年]]（昭和55年） || 13.7℃ || 33.2℃ || －3.4℃ || 74% || 2.5m/s || 2130.0mm || 145cm || 40cm
|-
| [[1985年]]（昭和60年） || 14.4℃ || 34.6℃ || －4.4℃ || 76% || 2.5m/s || 1713.5mm || 133cm || 39cm
|-
| [[1990年]]（[[平成]]2年） || 15.4℃ || 35.2℃ || －4.1℃ || 74% || 2.7m/s || 1707.5mm || 18cm || 8cm
|-
| [[1995年]]（平成7年） || 14.1℃ || 36.8℃ || －4.5℃ || 74% || 2.7m/s || 1681.5mm || 150cm || 46cm
|-
| [[2000年]]（平成12年） || 15.1℃ || 37.0℃ || －2.5℃ || 72% || 2.8m/s || 1474.5mm || 177cm || 43cm
|-
| [[2005年]]（平成17年） || 14.8℃ || 34.8℃ || －4.0℃ || 74% || 2.9m/s || 1423.5mm || 92cm || 24cm
|-
| [[2010年]]（平成22年） || 15.3℃ || 35.9℃ || －2.0℃ || 74% || 2.7m/s || 1858.0mm || 40cm || 22cm
|-
| style="background-color:#D3D3D3" | <center>年 || style="background-color:#ffc96b" | <center>日平均気温 || style="background-color:#FF69B4" | <center>日最高気温 || style="background-color:#90e4ff" | <center>日最低気温 || style="background-color:#a791ff" | <center>平均湿度 || style="background-color:#8FBC8F" | <center>平均風速 || style="background-color:#00BFFF" | <center>年降水量 || <center>年降雪量 || style="background-color:#D3D3D3" | <center>最深積雪 
|}
: ''cf.''　彦根市 毎年の気候数値：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |title=彦根　毎年の値 |url=http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_s.php?prec_no=60&prec_ch=%8E%A0%89%EA%8C%A7&block_no=47761&block_ch=%95F%8D%AA&year=2011&month=1&day=&elm=annually&view= |work=（公式ウェブサイト）|publisher=[[気象庁]] |date= |accessdate=2011-10-08}}

;{{Anchor|彦根史上気象記録|}} 彦根史上の気象に関する最高記録・最低記録
: 2011年時点。データが不足している年の記録は除外している。
* 日[[気温#平均気温|平均気温]]：最高15.8℃（[[1998年]]）、最低12.9℃（[[1945年]]）。
* 日[[気温#最高気温|最高気温]]：最高20.1℃（[[2004年]]）、最低17.4℃（[[1894年]]、[[1906年]]、[[1908年]]、1945年）。
* 日[[気温#最低気温|最低気温]]：最高12.5℃（1998年）、最低8.8℃（[[1913年]]、[[1926年]]）。
* （史上）最高気温：37.5℃（[[1942年]]）。
* （史上）最低気温：－9.1℃（[[1933年]]）。
* 平均[[湿度]]：最高81%（[[1904年]]、[[1905年]]、[[1921年]]、[[1932年]]、[[1934年]]、[[1936年]]、[[1937年]]）、最低71%（[[1994年]]、[[2001年]]）。
* 平均[[風速]]：最高3.3[[メートル毎秒|m/s]]（[[1951年]]、[[1955年]]、[[1960年]]）、最低2.3m/s（[[1977年]]、[[1979年]]）。
* 年[[降水量]]：最高3065.5mm（[[1896年]]）、最低1098.5mm（[[1939年]]）。
* 一日最大降水量：最高596.9mm（1896年）。
* 1時間最大降水量：最高63.5mm（[[2001年]]）。
* 年[[降雪]]量：最高385cm（[[1977年]]）、最低9cm（[[1972年]]）。
* 最大降雪量：最高51cm（[[1967年]]）、最低5cm（1972年）。
* 最深[[積雪]]：最高59cm（1977年）、最低5cm（1972年）。

{{気象データ
|観測地点名 = 彦根市
|観測地点住所 = 彦根市城町二丁目5番25号
|緯度経度 = 北緯35度16.5分 東経136度14.6分
|標高 = 標高87.3m
|観測期間 = [[1981年|1981]]- [[2010年]]
|観測者・種別 = [[大阪管区気象台#彦根地方気象台|彦根地方気象台]]<ref>{{Cite web |title=お問い合わせについて |url=http://www.jma-net.go.jp/hikone/hikonetidai/inf.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根地方気象台 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>
|データ出典 = <ref>{{Cite web |title=彦根 平年値（年・月ごとの値）|url=http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=60&prec_ch=%8E%A0%89%EA%8C%A7&block_no=47761&block_ch=%95F%8D%AA&year=&month=&day=&elm=normal&view= |work=（公式ウェブサイト）|publisher=[[気象庁]] |date=2010 |accessdate=2011-10-08}}</ref>
|1月気温=3.7 |2月気温=3.9 |3月気温=6.9 |4月気温=12.3 |5月気温=17.2 |6月気温=21.4
|7月気温=25.6 |8月気温=27.1 |9月気温=23.2 |10月気温=17.1 |11月気温=11.4 |12月気温=6.3 |年間気温=14.7
|1月雨量=106.9 |2月雨量=102.2 |3月雨量=120.1 |4月雨量=114.4 |5月雨量=150.2 |6月雨量=190.5
|7月雨量=217.7 |8月雨量=109.0 |9月雨量=168.8 |10月雨量=115.5 |11月雨量=84.5 |12月雨量=91.1 |年間雨量=1570.9
}}

{{Weather box
|location = 彦根地方気象台(1981-2010)
|metric first = yes
|single line = yes

|Jan high C = 6.8
|Feb high C = 7.3
|Mar high C = 11.0
|Apr high C = 17.3
|May high C = 22.1
|Jun high C = 25.7
|Jul high C = 29.7
|Aug high C = 31.6
|Sep high C = 27.3
|Oct high C = 21.3
|Nov high C = 15.3
|Dec high C = 9.8
|year high C = 18.8

|Jan low C = 0.7
|Feb low C = 0.8
|Mar low C = 3.3
|Apr low C = 8.0
|May low C = 13.1
|Jun low C = 18.0
|Jul low C = 22.4
|Aug low C = 23.6
|Sep low C = 19.9
|Oct low C = 13.4
|Nov low C = 7.6
|Dec low C = 2.9
|year low C = 11.1

|Jan precipitation mm = 106.9
|Feb precipitation mm = 102.2
|Mar precipitation mm = 120.1
|Apr precipitation mm = 114.1
|May precipitation mm = 150.2
|Jun precipitation mm = 190.5
|Jul precipitation mm = 217.7
|Aug precipitation mm = 109.0
|Sep precipitation mm = 168.8
|Oct precipitation mm = 115.5
|Nov precipitation mm = 84.5
|Dec precipitation mm = 91.1
|year precipitation mm = 1570.9

|unit precipitation days = 1.0 mm
|Jan precipitation days = 14.1
|Feb precipitation days = 12.3
|Mar precipitation days = 12.4
|Apr precipitation days = 10.3
|May precipitation days = 10.4
|Jun precipitation days = 11.8
|Jul precipitation days = 12.3
|Aug precipitation days = 7.5
|Sep precipitation days = 10.4
|Oct precipitation days = 8.9
|Nov precipitation days = 8.9
|Dec precipitation days = 12.1

|Jan snow cm = 44
|Feb snow cm = 40
|Mar snow cm = 6
|Apr snow cm = －
|May snow cm = －
|Jun snow cm = －
|Jul snow cm = －
|Aug snow cm = －
|Sep snow cm = －
|Oct snow cm = －
|Nov snow cm = 0
|Dec snow cm = 14
|year snow cm = 104

|Jan sun = 98.5
|Feb sun = 110.9
|Mar sun = 153.3
|Apr sun = 182.1
|May sun = 191.6
|Jun sun = 153.7
|Jul sun = 167.6
|Aug sun = 209.1
|Sep sun = 156.5
|Oct sun = 163.3
|Nov sun = 130.1
|Dec sun = 109.3
|year sun = 1825.8
|source 1 = [[気象庁]]<ref>{{cite web
| url = http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?prec_no=60&block_no=47761&year=&month=&day=&view=
| title = 彦根　1981-2010年 | accessdate = 2013-04-27 | publisher = 気象庁
}}</ref>
|date1=December 2012
}}


=== 広域地域区分 ===
* [[近畿地方]]の北東部に位置し、古くは[[近江国]]の北東部地方を指して言う「北近江」に属した。ただし、狭義の「[[北近江]]」および「[[江北]]」は、当時の彦根市相当地域よりさらに北に位置する3郡（[[伊香郡]]・[[浅井郡]]・[[坂田郡]]）を指す呼称であり、もともと坂田郡に属していた鳥居本地区以外これには含まれず、それに代わる固有の呼称は見られない。
* 滋賀県内の[[地方#地方区分|地方区分]]は[[琵琶湖]]との位置関係で名をなしており、[[湖北]]・[[湖東]]・[[湖南]]・[[湖西]]に大別されるが、そのうち、彦根地方は湖東地方に属する。
: ''cf.''　近畿地方および滋賀県の地方区分図（参考）：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |title=近畿地方 |url=http://www.tt.rim.or.jp/~ishato/tiri/tenki/t-kinki.htm |work=気象予報区区分表（ウェブサイト）|publisher=個人 |accessdate=2011-10-08}}：近畿地方における彦根市の位置、滋賀県北部における彦根市の位置、湖東に属する彦根市、などが参照要素。
* また、滋賀県を南北2地域に分ける概念においては、南部の中心都市が[[大津市]]又は[[草津市]]であるのに対して、北部の中心都市は彦根市と見なされてきた（上記の参考外部リンクでも確認可能）。

=== 隣接する自治体 ===
: 北部から西部にかけては琵琶湖に開けており、湖上の[[多景島]]も市域に含まれる。湖の対岸は、北に[[長浜市]]、北西に[[高島市]]、西に[[大津市]]が位置している。
* [[米原市]] ：北東部で隣接。
* [[犬上郡]]
** [[多賀町]] ：東部で隣接。
** [[甲良町]] ：南部で隣接。
** [[豊郷町]] ：南部で隣接。
* [[愛知郡 (滋賀県)|愛知郡]]
** [[愛荘町]] ：南部で隣接。
* [[東近江市]] ：南西部で隣接。

=== 彦根市内の地域 ===
* 行政上の中心地 ：[[元町 (彦根市)|元町]]（旧・[[彦根町]]中心地。現・[[彦根市役所]]所在地）。※テンプレート最下段の地図情報も参照のこと。
* 経済的中心地 (繁華街の変遷)
{| class="wikitable"
! 時期
! 町名
! 商圏名
|-
!明治・大正・昭和20年代
|土橋町(現・[[銀座町 (彦根市)|銀座町]]) 
|[[マルビシ百貨店]]を中心とした土橋商店街
|-
!昭和30年～40年代
|[[銀座町 (彦根市)|銀座町]]・[[本町 (彦根市)|本町]] 
|[[銀座商店街 (彦根市)|銀座商店街]]・[[彦根市場商店街]]
|-
!昭和50年～60年代
|[[大東町 (彦根市)|大東町]] 
|アルプラザ彦根店
|-
!平成以降
|[[竹ヶ鼻町 (彦根市)|竹ヶ鼻町]]・[[本町 (彦根市)|本町]] 
|[[ビバシティ彦根]]・[[夢京橋キャッスルロード]]・[[四番町スクエア]]
|-
|}

*彦根市の地区（小学校の学区に準拠）
旭森地区・稲枝地区・亀山地区・河瀬地区・城西地区・城東地区・城南地区・城北地区・城陽地区・高宮地区・鳥居本地区

: ''cf.''　<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |title=彦根市（滋賀県）の住所･地名の読み仮名 |url=http://www.shichouson.com/shiga/hikoneshi.html |publisher=市町村.com |accessdate=2011-10-08}}
: ''cf.''　<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |title=彦根市 |url=http://search.post.japanpost.jp/cgi-zip/zipcode.php?pref=25&city=1252020&cmp=1 |work=（公式ウェブサイト）|publisher=[[郵便事業|日本郵便]] |accessdate=2011-10-08}}

=== 彦根城城下町名の変遷 ===
: ''cf.''　彦根城の城下町、町名の変遷：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |editor=彦根市教育委員会 文化財課 |title=彦根城の城下町〜町名の変遷 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/castle/former.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 |date= |accessdate=2011-10-08}}

== 歴史 ==
: <small>※[[グレゴリオ暦#明治改暦|新暦導入]]以前（[[1872年]]以前）の[[日付]]は[[和暦]]による[[旧暦]]を主とし、丸括弧内に[[西暦]]（[[1581年]]以前は[[ユリウス暦]]、[[1582年]]以降は[[グレゴリオ暦]]）を添える。「同年4月（4月）」は「旧暦4月（[[新暦]]4月）」の意、「同年4月（4月か5月）」とあれば「旧暦4月（新暦では5月の可能性もあり）」の意。
</small>
{{See also|佐和山藩|佐和山城|彦根藩|彦根城|井伊氏}}
{{節stub}}

=== 地名の由来 ===
「彦根」という地名は<!--「ヒコ（彦、日子）の根処」を意味する説があり、|※出典元を失念（多賀大社縁起の書籍ですが。Cyclops）。出典明記できれば表書きに。-->[[天照大神]]の御子である[[アマツヒコネ]]（天津彦根命；アマツヒコネノミコト）と[[イクツヒコネ]]（活津彦根命；イクツヒコネのミコト）2柱のうちの後者が活津彦根明神として彦根山（[[彦根城]]が築かれた、[[琵琶湖]]岸の山）に祀られたことに由来するとされる<ref name="彦根市について(詳細), official" /><!--※公式ではあるが、正確性に問題あり。神名「イクツヒコネ」の語源である「ヒコネ」を（「タカ［高→多賀］」との関係も交えて）紐解くのが本来（「ヒコネ」が語源であり、神名と地名は共に派生語。神名から地名が生まれた訳ではないはず）。-->。''cf.'' [[#彦根神社 1734|彦根神社創建年（1734年）]]。

=== 湖東焼 ===
<!--※当該項目とこの節の内容に大差無い現状ですが、要約であるべきこちらは既に必要十分の内容と考えます（対して当該項目は要加筆）。-->
[[文政]]12年（[[1829年]]）、[[彦根城|彦根]][[城下町|城下]]で[[呉服]]商・[[古着]]商を営んでいた[[絹屋半兵衛]]が、[[伊万里焼]]の職人を招き、彦根油屋町の古着商・島屋平助と彦根藩御蔵[[手代]]・西村宇兵衛を誘って共同で彦根城南（[[芹川]]沿い）の晒山（晒屋地区）に「絹屋[[窯#陶芸の窯|窯]]」を開き、湖東焼の創始者となった。ただし、晒山には何らかの問題があったらしく、場所を[[佐和山城|佐和山]]山麓の餅木谷に移して築いた窯で成功させたのが始まりとされている。

窯はその後、経営難に陥って半兵衛一人で営まれることとなるが、研鑽を重ねて品質を高め、第14代藩主・[[井伊直亮]]治世下の[[天保]]13年（[[1842年]]）、藩直営となった。

湖東焼は直亮と次の第15代藩主・[[井伊直弼|直弼]]の治世下で最盛期を迎えるが、[[江戸幕府|幕府]][[大老]]を兼任していた直弼が[[江戸城]][[桜田門外の変|桜田門外で暗殺された]]後は彦根藩内の空気も一変し、政情不安の煽りで職人のほとんどが離散してしまう。残った地元生まれの4名だけでは存続も叶わず、藩窯は2年後に閉鎖を余儀なくされた。それ以降は民窯として複数の窯が存続していたものの、それらも[[1895年]]（明治28年）までに全てが閉鎖され、湖東焼は途絶した。

湖東焼の復興を願う機運が高まりを見せたのは[[昭和]]末期のこと。これを図る人たちは[[滋賀県]]と彦根市の賛同を得て「湖東焼復興推進協議会」を発足させ、[[1986年]]（昭和61年）に窯を築いて試作を始めた。さらに[[2005年]]（平成17年）7月27日には、同協議会は滋賀県の認証を得、新たに[[NPO]]法人「湖東焼を育てる会」として発足した。　　<ref>当節の出典は当該記事のそれに準じ、ここでは省略する。</ref>

{{Main|湖東焼}}

=== 年表 ===
<!--※長文で解説すべきものはこれより上に節を新設してください。-->
==== 有史以前 ====
* [[縄文時代]]：[[松原内湖]]遺跡（在・[[松原町 (彦根市)|松原町]]。縄文時代の[[琴]]・丸木船・[[縄文式土器]]等、出土）、南川瀬南遺跡（在・川瀬馬場町。[[竪穴式住居]]跡、縄文式土器、[[土師器]]等、出土）等の最も古い形成期<ref name="埋蔵文化財一覧, 市教委">{{Cite web |author=彦根市教育委員会 文化財課 |title=彦根市埋蔵文化財一覧 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/remains/remains.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* [[弥生時代]]：掘南遺跡（在・堀町。[[弥生時代の墓制#方形周溝墓（方形低墳丘墓）|方形周溝墓]]、竪穴式住居跡、土師器等、出土）、肥田西遺跡（在・肥田町。弥生式土器、[[須恵器]]等、出土）等の最も古い形成期<ref name="埋蔵文化財一覧, 市教委" />。
* {{Anchor|荒神山古墳 first|}}[[古墳時代]]前期：[[荒神山 (滋賀県)|荒神山]]の尾根に[[荒神山古墳]]が築造される。全長約124mと、規模にして滋賀県下第2位の[[前方後円墳]]<ref name="荒神山古墳, 市教委">{{Cite web |title=荒神山古墳 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/51/index.html |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* 古墳時代後期：荒神山一帯に[[群集墳]]が築造される<ref name="荒神山古墳, 市教委" /><ref name="埋蔵文化財一覧, 市教委" />。

==== 近世以前 ====
===== 古代 =====
* [[舒明天皇]]2年（[[630年]]）：[[近江国]][[犬上郡]]（現・彦根市相当地域を含む）発祥の豪族・[[犬上氏]]（犬上君）出身の[[犬上御田鍬]]が、第1回[[遣唐使|遣唐大使]]として[[唐]]へ出航。
* [[天智天皇]]10年[[7月2日 (旧暦)|7月2日]]（[[671年]][[8月12日]]）前後：[[壬申の乱]]において、大友皇子（[[弘文天皇]]）の将・[[山部王]]が[[犬上川]]河畔に布陣したところ、味方の将である[[蘇我果安]]と巨勢比等（[[巨勢人]]）に殺害される（事由は不明）。
* [[天武天皇]]元年[[7月9日 (旧暦)|7月9日]]（[[672年]][[8月7日]]）：壬申の乱の一局面として、鳥籠山（とこのやま）の戦いが勃発。[[7月7日 (旧暦)|7月7日]]に息長横河（おきながのよこかわ。現・[[米原市]]梓河内）で大友皇子（[[弘文天皇]]）方・[[境部薬]]軍を撃破した（息長横河の戦い）大海人皇子（[[天武天皇]]）方・[[村国男依]]らの軍勢は、その2日後、鳥籠山に布陣した[[秦友足]]軍（大友皇子方）も破り、秦友足を討ち取る。なお、『[[万葉集]]』にも歌われた「鳥籠山」なる山の所在は特定されておらず、現在の大堀山と比定する説も含めて諸説が並立する。
* {{Anchors|彦根寺 710|}}[[養老]]4年（[[710年]]）：淡海公・[[藤原不比等]]が[[近江国]][[国司]]としてこのころ彦根に住んだことから、その子・[[藤原房前]]が、自ら護持仏としていた黄金の亀の背に乗った高さ1寸8分（約5.5[[センチメートル|cm]]）の[[聖観音]]像を[[本尊]]として、当年、[[彦根山]]に金亀山 西寺観音（彦根寺）を建立する<ref>{{Cite web |author=和田豊治（彦根市立教育研究所所長）|title=(3)彦根城〈金亀城〉のいわれ（彦根城物語） - 1. 城東小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/008c.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所[http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/gakko/institute/ ] |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。 
* [[7世紀]]前半（[[奈良時代]]前期）：[[行基]]が平流山（へいるやま。現・[[荒神山 (滋賀県)|荒神山]]）山頂に奥山寺を[[開山 (仏教)|開山]]したと伝わる。

===== 中世 =====
<!--平氏政権の成立（1160年代）以降-->
====== 鎌倉時代 ======
* [[建久]]3年（[[1192年]]）：[[鎌倉幕府]]が成立し、[[佐々木定綱]]が近江国[[守護]]となる（[[佐々木氏]]による近江国支配の始まり）。
* 建久年間（[[1190年|1190]]- [[1198年]]）：[[佐和山城]]の最古の史料あり。[[鎌倉時代]]の近江国守護・[[佐々木荘]][[地頭]]であった佐々木定綱の六男・[[佐保時綱]]が築いた[[要塞|砦]]が始まりとされる。
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 | header    = 中世歴代の為政者（家紋）
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 | caption3  = [[京極氏]]
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 | caption4  = [[浅井氏]]
}}
* [[仁治]]3年[[3月7日 (旧暦)|3月7日]]（[[1242年]][[4月8日]]）：[[佐々木信綱]]の死に伴い、所領は[[分割統治]]されることとなり、[[江北]]6郡（当時は[[犬上郡]]を含む）は四男・[[佐々木氏信|氏信]]（京極氏信）が継承する（[[京極氏]]の登場と、その支配の始まり）。

====== 室町時代 ======
* [[室町時代]]中期：[[犬上郡]]（現在の彦根地方を含む）の多賀神社（現・[[多賀大社]]）を本拠とする[[多賀氏]]と[[坂田郡]]を本拠とする多賀氏が同族間で争う。
* [[戦国時代 (日本)|戦国時代]]前期：近江国守護・[[佐々木氏]]の[[嫡流]]で[[湖南]]を統べる[[六角氏]]が、[[湖東]]（犬上郡を含む）および[[湖北]]の一角をも勢力下に置く。
* 時期不明ながら、[[荒神山 (滋賀県)|荒神山]]に六角氏の重臣・日夏安芸守が荒神山城（日夏氏［六角氏の[[庶流]]］居城）を築く。
* [[応仁]]2年（[[1468年]]）：[[応仁の乱]]の局地戦において、東軍の[[京極持清]]重臣・[[多賀高忠]]らが、[[六角高頼]]ら西軍を破り、湖北・湖東から六角勢を排除する。
* [[文明 (日本)|文明]]元年（[[1469年]]）：六角氏に替わって[[京極氏]]（京極持清）が近江国守護を任じられる。
* 文明4年9月（[[1472年]]9月か10月）：京極方の実権者・多賀高忠が、京極方の政敵と六角高頼ら西軍方の連合軍を破り、湖北・湖東を掌握するも、同月末に巻き返され、結果、六角氏が再び勢力を伸ばす。
* 文明7年（[[1475年]]）：多賀高忠が再起し、六角高頼に勝利するも、西軍方の援軍に敗退。
* [[明応]]3年（[[1494年]]）：[[神仏習合]]によって[[多賀大社]]（在・犬上郡[[多賀町]]多賀）に[[神宮寺]]として不動院（[[天台宗]]）が建立されると、これ以降、同社は「[[多賀大社#お伊勢参らばお多賀へ参れ|お伊勢参らばお多賀へ参れ]]」と俗謡に歌われる全国的聖地となってゆき、同社とその参詣道周辺<ref group="注">「[[鳥居本宿|鳥居本]]」や「[[高宮宿|高宮]]」は多賀社の参詣道上にあることに由来する地名と考えられている。</ref>では[[伊勢神宮|伊勢]]・[[熊野三山|熊野]]と相比される隆盛が[[近世]]末まで続く。 
* [[永禄]]3年（[[1560年]]）：[[野良田の戦い]]で[[浅井氏]]が六角氏に大勝し、これ以降、湖北・湖東における六角氏勢力を一掃する（湖北・湖東の名目上の支配者であった京極氏の時代もここで完全に終わる）。これにより、当時の犬上郡も浅井氏勢力下に入る。

===== 近世 =====
<!--織田信長の上洛（1568年9月）以降-->
====== 安土桃山時代 ======
<!--永禄11年（1568年9月）から慶長8年2月12日（1603年3月24日）まで-->
* [[元亀]]年間（[[1570年|1570]]- [[1573年]]）：[[佐和山城]]主・[[磯野員昌]]（浅井氏家臣）が[[織田信長]]らと8ヶ月に及ぶ激戦を繰り広げる。
* 元亀2年[[2月24日 (旧暦)|2月24日]]（[[1571年]][[3月19日]]）：佐和山城の磯野員昌が織田信長に降伏し、[[犬上郡]]は[[織田政権]]下に入る（[[浅井氏]]支配の終わり）。その後、[[織田氏]]家臣・[[丹羽長秀]]が佐和山城に入城。
* 元亀2年（1571年）頃：[[比叡山焼き討ち (1571年)|比叡山焼き討ち]]と時を前後して、[[荒神山 (滋賀県)|荒神山]]山頂の奥山寺（現・荒神山神社）が織田信長に焼き討ちされる。荒神山城もこのとき[[廃城]]処分されたという説がある。
* [[天正]]10年[[6月27日 (旧暦)|6月27日]]（<!--※グレゴリオ暦改暦年-->[[1582年]][[7月26日]]）：[[清洲会議]]の結果、[[明智光秀]]討伐に功のあった[[堀秀政]]に佐和山城が与えられ、翌年、入城。犬上郡は[[豊臣政権]]下に入る。
* 天正13年（[[1585年]]）：転封となった[[堀氏]]に替わって[[堀尾吉晴]]が佐和山城に入城。

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 | caption1  = [[石田三成]]<br />石田家[[佐和山藩]]藩主。[[豊臣政権]][[五奉行]]の一人。
 | image2    = Ii Naomasa.jpg
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 | caption2  = [[井伊直政]]<br />[[井伊氏|井伊家]]第24代当主、[[井伊氏#宗家・井伊掃部頭家|井伊掃部頭家]]初代当主、井伊家[[佐和山藩]]（[[彦根藩]]）初代藩主。
}}

* [[文禄]]4年（[[1595年]]）：[[石田三成]]が佐和山城に入城（従来説では天正18年［[[1590年]]］、他説では天正19年［[[1591年]]］4月）。これよりのち、荒廃していた城を近世城郭に大改修する。
* [[慶長]]5年（[[1600年]]）
** [[7月29日 (旧暦)|7月29日]]（西暦[[9月6日]]）：[[伏見城の戦い|伏見城攻め]]督戦のため、石田三成が佐和山城を出陣。
** [[9月15日 (旧暦)|9月15日]]（西暦[[10月21日]]）：[[関ヶ原の戦い]]で石田三成率いる西軍が[[徳川家康]]率いる東軍に敗北。
** 9月15日- [[9月18日 (旧暦)|18日]]（西暦10月21日- 24日）：[[佐和山城#佐和山城の戦い|佐和山城の戦い]]（三成の居城・佐和山城が[[小早川秀秋]]軍を先鋒とする東軍の猛攻撃を受けて落城する）。
** 関ヶ原の戦いの後
*** 犬上郡古来の有力豪族であった[[多賀氏]]は、西軍に属したことから所領を没収され、地域から追放される。
*** [[井伊氏]]（当主・[[井伊直政]]）が[[上野国]][[高崎城|高崎]]から[[近江国]]佐和山に[[転封]]となる。同年、[[井伊共保]]以来井伊氏の[[菩提寺]]で[[行基]][[開祖]]とされる[[遠江国]][[引佐郡]]の万松山[[龍潭寺 (浜松市)|龍潭寺]]を分寺し、僧・昊天（こうてん）が佐和山麓に建立（弘徳山[[龍潭寺 (彦根市)|龍潭寺]]の創建）<ref>{{Cite web |title=龍潭寺 |url=http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_spot_1205.html |work=滋賀県観光情報（ウェブサイト）|publisher=社団法人びわこビジターズビューロー |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* 慶長7年7月（[[1602年]]7月か8月）：[[中山道]]の整備にあたって、古より[[東山道]]の宿駅であった小野村（小野宿）を[[伝馬]]継所と定める<ref name="小野宿-鳥居本宿, SunRise" />。

====== 江戸時代 ======
<!--慶長8年2月12日（1603年3月24日）から慶応4年・明治元年4月11日（1868年5月3日）まで-->

* {{Anchors|彦根城 1603|清凉寺 1603|}}[[慶長]]8年（[[1603年]]）
** 淡海（おうみ、[[琵琶湖]]<ref group="注">「琵琶湖」と呼ばれるのは、測量技術が発達して湖の形が[[琵琶]]に似ていることが分かった江戸時代中期以降のこと。</ref>）に浮かぶ[[彦根山]]（金亀山）にて、[[尾張藩]]・[[越前藩]]等7国12大名（15大名とも）が助力する[[天下普請]]（[[手伝普請]]）による[[彦根城]]の[[築城]]が始まる。他の候補地として、磯山（当時は磯山城所在地。在・[[米原市]]磯）と[[荒神山 (滋賀県)|荒神山]]（当時は荒神山城址所在地。在・彦根市中南部）があった。
** 初代藩主・[[井伊直政]]の死を受けて、[[曹洞宗]]の祥寿山清凉寺が、直政の[[墓|墓所]]として創建され（ただし、[[開山 (仏教)|開山]]は第2代藩主・[[井伊直孝]]のとき、高僧・愚明正察［ぐみょうしょうさつ］による）、以後、同寺は歴代藩主の墓所となる<ref>{{Cite web |title=彦根藩主井伊家墓所 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/59/index.html |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** {{Anchor|芹川 1606|}}[[佐和山藩]]主・[[井伊直勝]]（直継）が、彦根山周辺に城塞・[[城下町]]建設用地と有効な軍事防衛線を創出するべく大規模な地割を実施。尾末山（現・尾末町域）を全山切り崩し、善利川（[[芹川 (滋賀県)|芹川]]）の流路を約2kmにわたって南に付け替えて、その跡地に三重の[[堀]]を造成する<ref name="彦根城跡, 市教委" />。善利川（芹川）は[[霊仙山]]を源流として西進し、城塞・城下町建設用地を貫流して[[松原内湖]]に注いでいたが、建設用地の南を直線的に流れるように変えられ、近江国を北進してくる敵に対する第一次防御線となった<ref name="彦根城跡, 市教委">{{Cite web |editor=彦根市教育委員会 文化財課 |title=特別史跡 彦根城跡 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/castle/castle.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** {{Anchor|鳥居本宿 1603|}}[[中山道]]の整備にあたって、江戸幕府は前年の決定の撤回し、小野村（東山道・小野宿）にて代々[[本陣]]を務めてきた寺村家に北隣の[[鳥居本村]]への移転を命じ、これをもって中山道・[[鳥居本宿]]が成立する<ref name="小野宿-鳥居本宿, SunRise">{{Cite web |title=小野から旧鳥へ宿場の変更 |url=http://www.sunrise-pub.co.jp/tori4-1/ |work= |publisher=[[サンライズ出版]] |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
*** [[井伊直政]]が転入して以後、井伊氏が治める[[佐和山藩]]（のち、[[彦根藩]]）の[[城下町]]が[[中山道]]の[[宿場町]]（鳥居本宿、[[高宮宿]]）とともに栄え始める。なお、「[[彦根道]]」の名で総称される2つの[[脇往還]]、切通道（鳥居本宿- 切通峠- 城下）と高宮道（高宮宿- [[七曲がり (滋賀県)|七曲がり]]- [[久左の辻|久佐の辻]]- 城下）は、中山道の賑わいを彦根城下へ引き込む意図をもって整備された。また、{{Anchor|彦根三湊 (1)|}}[[犬上郡]]の[[松原町 (彦根市)|松原村]]（現・彦根市[[松原町 (彦根市)|松原町]]）、[[坂田郡]]の[[米原町|入江村]]（現・[[米原市]]域、旧・[[米原町]]域）・[[浅井郡]]の???（現・[[長浜市]]域）の3[[港湾]]が井伊氏の保護下で「彦根三湊（ひこねさんみなと）」として栄える<ref name="HCMN 19990501" />。

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 | caption1  = 元和8年（[[1622年]]）、[[彦根城]]が完成
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 | caption2  = 槻御殿（現・[[楽々園]]）内の御書院
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 | caption3  = 槻御殿内の[[大名庭園]]（現・[[玄宮園]]）
}}
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 | image1    = Kisokaido63 Toriimoto.jpg
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 | caption1  = {{Anchors|鳥居本宿, 広重|望湖堂, 広重|}}[[歌川広重]]筆 『[[木曽街道六十九次|木曽海道六拾九次]]之内 鳥居本』 [[#木曽街道六十九次 1835|''cf.'']]<br />[[番場宿]]-[[鳥居本宿]]間にある磨針峠（すりはりとうげ、[[摺針峠]]）に設けられた[[立場]][[茶屋]]「[[望湖堂]]（ぼうこどう）」（彦根藩の公式接待所）から見下ろす、[[19世紀]]前期当時の[[琵琶湖]]と（[[干拓]]されて現存しない）[[内湖]]の眺望<ref name="中山道宿場町, 彦根市official">{{Cite web |title=中山道宿場町 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/sangyobu/kanko/torii.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。当地は[[中山道|中山道中]]随一の[[名勝]]と謳われ、望湖堂は大いに繁栄した (''cf.'' [[#望湖堂 1795|1795]])。なお、望湖堂は[[1991年]]に焼失している<ref name="中山道宿場町, 彦根市official" />([[#望湖堂 1991|''cf.'']])。
 | image2    = Kisokaido64 Takamiya.jpg
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 | caption2  = 歌川広重筆 『木曽海道六拾九次之内 高宮』 [[#木曽街道六十九次 1835|''cf.'']]<br />近郊を流れる[[犬上川]]から[[高宮宿]]を望む。
}}

* {{Anchor|彦根城 1606|}}慶長11年（[[1606年]]）：彦根城[[天守]]が完成し、間もなく、[[佐和山藩]]主・[[井伊直勝]]（直継）が[[佐和山城]]から彦根城へ居城を移す。
* [[元和 (日本)|元和]]元年（[[1615年]]）：[[佐和山藩]]が廃藩となり、替わって[[彦根藩]]が立藩。''cf.'' ただし、彦根藩主の歴代は時を遡って[[井伊直政]]を初代とする。
* {{Anchor|彦根城 1616|}}元和2年（[[1616年]]）：彦根城の天下普請が終わり、これよりのちは彦根藩単独での築城が続く。
* {{Anchor|彦根城 1622|}}元和8年（[[1622年]]）：[[彦根城]]（■右列に画像あり）が完成。同じ頃、[[城下町]]もほぼ完成していたと推定される<ref name="彦根城天守 附櫓及び多聞櫓, 市教委">{{Cite web |title=彦根城天守 附櫓及び多聞櫓 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/01/index.html |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|彦根屏風 1624|}}[[寛永]]年間（[[1624年|1624]]- [[1644年]]）：のちに「[[彦根屏風]]」とも呼ばれることになる[[風俗画|風俗図]][[屏風]]『紙本金地著色風俗図』はこのころ描かれたと推定される<ref name="彦根屏風, 市教委">{{Cite web |title=紙本金地著色風俗図（彦根屏風）|url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/02/index.html#hikone-byobu |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref><ref name="彦根屏風, 彦根城博物館">{{Cite web |title=風俗図（彦根屏風）- 館蔵の名品 |url=http://longlife.city.hikone.shiga.jp/museum/items/008.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根城博物館 |date= |accessdate=2011-09-20}}</ref><ref name="彦根屏風, 近江歴史回廊倶楽部">{{Cite web |author=髙木文恵（[[彦根城博物館]]学芸員）|title=国宝・彦根屏風の魅力 |url=http://ohmikairou.org/col315.html |work=近江歴史回廊倶楽部 （公式ブログ）|publisher=近江歴史回廊倶楽部 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* 寛永9年[[1月30日 (旧暦)|1月30日]]（[[1632年]][[3月20日]]）：彦根藩第2代藩主・[[井伊直孝]]が、[[大和国|大和]][[郡山藩]]主・[[松平忠明]]とともに、江戸幕府初代[[大政参与]]（''cf.'' [[大老]]）に就任。
* {{Anchor|彦根藩35万石 1633|}}寛永10年（[[1633年]]）：井伊直孝が幕閣中枢としての貢献を認められ、この年までに井伊家彦根藩に15万[[石 (単位)|石]]の加増あり。さらに間もなくして、幕府直轄領（[[天領]]）の[[城米|城付米]]預かりとして2万石（知行高換算5万石）の付与もあり、大[[大名]]に適う35万石の格式（[[譜代大名]]中最高）を得る。
* {{Anchor|虎徹 1656|}}[[明暦]]2年（[[1656年]]）：[[甲冑]]師・長曽禰興里（[[刀工]]・[[虎徹]]）による作刀が始まったとされる（[[延宝]]5年［[[1677年]]］まで続いたとされる）。
* {{Anchor|赤玉神教丸 1658|}}[[万治]]元年（[[1658年]]）頃：[[鳥居本宿]]の鵜川市郎兵衛（うかわ いちろうべえ。[[文化 (元号)|文化]]10年［[[1813年]]］になって[[有栖川宮]]より「有川」[[姓#日本における姓|姓]]を賜ったため、有川市郎兵衛と呼ばれる）が健胃薬「赤玉神教丸」を[[中山道]]や[[東海道]]を往く[[参勤交代]]の[[大名]]や旅人の道中薬として売り出す<ref>{{Cite web |title=会社案内 |url=http://www5.ocn.ne.jp/~arikawai/kaisya_annai.htm |work=（公式ウェブサイト）|publisher=[[有川製薬]] |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref><ref name="赤玉神教丸, Wada" /><ref name="赤玉神教丸, SunRise" />。当初は[[多賀大社]]の霊験あらたかな丸薬（神教丸）として、のちには街道随一の妙薬と謳われ、全国に普及する(現在は[[有川製薬]])<ref name="赤玉神教丸, Wada">{{Cite web |author=和田豊治 |title=(5)赤玉神教丸 - 4. 鳥居本小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/021e.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所 |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref><ref name="赤玉神教丸, SunRise">{{Cite web |title=赤玉神教丸 |url=http://www.sunrise-pub.co.jp/tori4-4/ |work= |publisher=サンライズ出版 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|楽々園 1677|}}[[延宝]]5年（[[1677年]]）：彦根藩第4代藩主・[[井伊直興]]が彦根城下屋敷「槻御殿（黒門外御屋敷）」を造営。すなわち、[[明治]]以降「[[楽々園]]」と呼ばれることになる[[名所]]の成立。
* {{Anchor|玄宮園 1678|}}延宝6年（[[1678年]]）：井伊直興が彦根城下屋敷「槻御殿」の庭園を[[回遊式庭園|大池泉回遊式]]の[[大名庭園]]に整備。すなわち、後世「[[玄宮園]]」と呼ばれることになる名所の成立。
* {{Anchor|十王村の水 1688|}}[[元禄]]年間（[[1688年|1688]]- [[1704年]]）：この頃より、犬上郡十王村（現・彦根市[[西今町]]563）の[[湧水]]「[[十王村の水]]」が、「[[五個荘町|五個荘]]清水ヶ鼻の水」・「[[醒井宿|醒井]]の水」と共に「湖東三[[名水]]」と呼ばれていた<ref name="十王村の水, MOE">{{Cite web |title=十王村の水 |url=http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=52 |work=（公式ウェブサイト）|publisher=[[環境省]] |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|長寿院 1695|}}元禄8年（[[1695年]]）：彦根藩第4代藩主・[[井伊直興]]により、[[松原内湖]]（非現存）の畔に<ref name="松原の干拓, 市教研" />長寿院（大洞弁財天）が創建される。
* [[正徳_(日本)|正徳]]4年（[[1714年]]）：[[彦根藩]]の[[支藩]]として[[彦根藩#彦根新田藩|彦根新田藩]]が成立。現・彦根市相当地域では[[犬上郡]]の一部を領有する。しかし、享保19年（[[1734年]]）に廃藩。
* {{Anchor|鳥居本合羽 1720|}}[[享保]]5年（[[1720年]]）：江戸の坂田屋[[呉服]]店（大坂［現・[[大阪]]］の商家<ref name="鳥居本合羽, SunRise" />とも）の[[奉公|奉公人]]であった馬場弥五郎が、[[柿渋]]を塗った[[油紙]]製の[[旅行|道中]][[合羽]]を開発し、故郷・[[鳥居本宿]]で製造・販売を始めたと伝えられる<ref name="鳥居本合羽, SunRise" />。以後、この「[[鳥居本合羽]]」は旅に欠かせない優れた[[雨具]]として評判を呼び、当地の名産品となった<ref name="鳥居本合羽, SunRise" />。最盛期には鳥居本宿だけで17軒（異説では18軒、あるいは25軒）の店があったという。[[化学繊維]]品が急速に普及する[[戦後#第二次世界大戦後|第二次世界大戦後]]までは隆盛であった<ref name="鳥居本合羽, SunRise">{{Cite web |title=鳥居本合羽 |url=http://www.sunrise-pub.co.jp/tori4-5/ |work= |publisher=サンライズ出版 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>が、[[1970年代]]に姿を消した。
* {{Anchor|彦根神社 1734|}}享保19年[[5月28日 (旧暦)|5月28日]]（[[1734年]]6月29日）：彦根藩第4代藩主・[[井伊直興]]のとき、彦根城の築城にあたって移転もしくは廃社・[[廃寺]]されていた複数の[[寺社|社寺]]のうち、彦根の名の由緒とされる「活津彦根命（[[イクツヒコネ|イクツヒコネノミコト]]）」を祀る神社から田中神社（在・[[後三条町 (彦根市)|後三条町]]宮立）へ[[分霊|勧請]]する<ref name="彦根神社, Wada" />。同年8月5日（新暦9月2日）には田中神社の[[社号]]は「彦根神社」と改められ、以後、彦根の[[総社|惣社]]となる<ref name="彦根神社, Wada">{{Cite web |author=和田豊治 |title=(6)彦根神社（後三条今昔ものがたり） - 1. 城東小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/008f.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所 |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* 享保年間（[[1716年|1716]]- [[1735年]]）：[[北前船|北前船の西廻り航路]]開発により、琵琶湖の湖上[[水運]]が衰退を始める<ref name="HCMN 19990501">{{Cite web |author=母利美和 |title=彦根三湊と大津百艘 |url=http://longlife.city.hikone.shiga.jp/museum/letter/45.html#1 |work=彦根城博物館だより（公式ウェブサイト）|publisher=[[彦根城博物館]] |date=1999-05-01 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* 享保2年（[[1717年]]）頃：彦根三湊（ひこねさんみなと。[[#彦根三湊 (1)|''cf.'']]）と大津百艘（おおつひゃくそう。''cf.'' [[大津港]]）の対立が激化<ref name="HCMN 19990501" />。
* {{Anchor|赤玉神教丸 1753|}}[[宝暦]]3年（[[1753年]]）：[[鳥居本宿]]にある[[有川製薬|赤玉神教丸店]]の8棟造りの主屋（県指定文化財として現存）が完成。
* {{Anchor|望湖堂 1795|}}[[寛政]]7年8月（[[1795年]]9月）：[[本陣]]並みの施設を備えて隆盛する磨針峠の[[立場]][[茶屋]]「[[望湖堂]]」（■右列の[[#望湖堂, 広重|画像・解説]]参照）に対し、近隣の[[鳥居本宿]]と[[番場宿]]の本陣が[[奉行]]宛てに連署で「本陣まがいの営業」を慎むよう訴える。
* {{Anchor|藩校 1799|}}寛政11年7月（[[1799年]]7- 8月）：彦根藩[[藩校]]「[[稽古館 (彦根藩)|稽古館]]」が彦根城内の西内曲輪（現在の[[彦根市立西中学校]]校庭）にて開校（施設の竣工は前年［[[1798年]]］春）<ref name="彦根東高 沿革" />。その後「弘道館」など改称を幾度も重ね、[[1872年]]（明治5年）に廃校。[[1876年]]（明治9年）8月に開校する第三大学区第十一番中学区彦根学校（現・[[滋賀県立彦根東高等学校]]）の前身に位置づけられる<ref name="彦根東高 沿革">{{Cite web |title=沿革 |url=http://www.hikonehg-h.shiga-ec.ed.jp/introduction/history.php |work=（公式ウェブサイト）|publisher=滋賀県立彦根東高等学校 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|いと重菓舗 1809|}}[[文化 (元号)|文化]]6年（[[1809年]]）：糸問屋の糸屋重兵衛（初代）が[[和菓子|菓子]]業に転じる（現・いと重菓舗の創業）<ref>{{Cite web |title=いと重について |url=http://www.itojyu.com/about/index.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=いと重菓舗 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|お浜御殿 1810|}}文化7年（[[1810年]]）頃：彦根藩第11代藩主・[[井伊直中]]が、琵琶湖畔に彦根藩松原下屋敷（通称：お浜御殿）を造営。
* {{Anchor|玄宮園 1813|}}文化10年（[[1813年]]）：藩主・井伊直中の[[隠居]]屋敷として[[玄宮園]]が再整備され、現在の形を得る。
* {{Anchor|湖東焼 1829|}}[[文政]]12年（[[1829年]]）：彦根で呉服商・古着商を営んでいた絹屋半兵衛が、[[伊万里焼]]の職人を招き、彦根油屋町の古着商・島屋平助と彦根藩御蔵手代・西村宇兵衛を誘って共同で[[佐和山城|佐和山]]山麓に「絹屋窯」を開き、湖東焼の創始者となる（「[[#湖東焼|湖東焼]]」にて詳述する）。
* {{Anchor|木曽街道六十九次 1835|}}[[天保]]6- 8年（[[1835年|1835]]-[[1837年]]）：[[江戸]]でこの頃、[[鳥居本宿]]と[[高宮宿]]を含む[[中山道六十九次]]を題材とした[[名所絵]]揃物『[[木曽街道六十九次]]』（当初は[[渓斎英泉]]、のちは[[歌川広重]]の手になる）が刊行される。■右列に画像あり。

[[ファイル:Ii Naosuke.jpg|thumb|right|220px|[[井伊直弼]]肖像画<br />井伊家第34代当主、[[井伊氏#宗家・井伊掃部頭家|井伊掃部頭家]]第15代当主、[[彦根藩]]第15代藩主。[[江戸幕府]][[大老]]。]]

* 天保13年（[[1842年]]）：彦根藩第14代藩主・[[井伊直亮]]治世下で湖東焼「絹屋窯」が召し上げられ、藩直営となる。
* [[嘉永]]3年[[10月2日 (旧暦)|10月2日]]（[[1850年]][[11月5日]]）：[[井伊直弼]]（■右列に画像あり）が彦根藩第15代藩主に就任。江戸幕府の掃部頭（[[掃部寮]]長官）に就任。
* 嘉永７年（[[1854年]]）：彦根城の大修理（特に石垣は、中央部から西方にかけて足元から組み直される）<ref>天秤櫓の説明板より。</ref>。
* [[安政]]5年[[4月23日 (旧暦)|4月23日]]（[[1858年]][[6月4日]]）：井伊直弼が江戸幕府[[大老]]に就任。
* 安政7年[[3月3日 (旧暦)|3月3日]]（[[1860年]][[3月24日]]）：[[桜田門外の変]]（[[江戸城]][[桜田門]]外で[[水戸藩]]と[[薩摩藩]]の[[脱藩]][[浪士]]が彦根藩の行列を襲撃し、幕府大老［兼・彦根藩主］・[[井伊直弼]]を[[暗殺]]）。
* [[文久]]元年/文久2年（[[1862年]]）：[[#湖東焼|湖東焼]]の藩窯が閉鎖される。
* [[慶応]]2年（[[1866年]]）：[[長州征討#第二次長州征討|第二次長州征討]]において、[[彦根藩]]と[[高田藩]]の征討部隊が[[小瀬川]]河畔にて[[長州藩諸隊]]に大敗し、壊滅する。

==== 近代以降 ====
===== {{Anchor|明治|明治時代}} =====
====== 明治改元後 ======
* [[明治]]2年（[[1869年]]）：[[戊辰戦争]]で戦死した[[彦根藩|彦根藩士]]26人の霊を祀る[[招魂社|招魂]][[石碑|碑]]が、[[龍潭寺 (彦根市)|竜潭寺]]境内に建立される。
* 明治4年（[[1871年]]）
** [[旧暦]][[7月14日 (旧暦)|7月14日]]（[[新暦]][[8月29日]]）
*** [[廃藩置県]]が断行され、[[彦根藩]]領は'''[[彦根県]]'''となる。
*** [[犬上郡]]内で、東沼波村（140戸の大所帯）・西沼波村・大堀村・地蔵村・正法寺村・野田山村の千本地区6か村が新設合併し、千本村（ちもとむら）が発足する。
** 旧暦[[10月10日 (旧暦)|10月10日]]（新暦[[11月22日]]）： 第一次府県廃合により、彦根県（旧・彦根藩）・宮川県（旧・[[近江宮川藩]]）・山上県（旧・[[山上藩]]）・朝日山県（旧・[[山形藩#朝日山藩|朝日山藩]]）が新設合併し、'''[[長浜県]]'''が発足。県庁は[[坂田郡]]長浜（現在の[[長浜市]]）への移転を予定していたが、犬上郡彦根の[[彦根城]]に設置された。

* [[1872年]]（明治5年）
** 新暦[[3月24日]]（旧暦[[2月16日 (旧暦)|2月16日]]）：県庁が坂田郡長浜に移転。
** 新暦[[4月4日]]（旧暦[[2月27日 (旧暦)|2月27日]]）：県庁の犬上郡彦根への移転を予定して、長浜県が'''[[犬上県]]'''に改称。
** 新暦6月（旧暦5月）：県庁が犬上郡彦根に移転。
** 新暦[[9月28日]]（旧暦[[8月26日 (旧暦)|8月26日]]）：[[滋賀県]]が[[犬上県]]を編入合併する。なお、この際、彦根はその強い保守的風土ゆえに[[県庁所在地]]になることを嫌い、よって、滋賀県県庁所在地は県域のほぼ中央部にある彦根ではなく、西端部に位置する[[大津市|大津]]になったという経緯がある。

* {{Anchors|彦根城 1873|廃城令|}}[[1873年]]（明治6年）[[1月14日]]：[[全国城郭存廃ノ処分並兵営地等撰定方]]（廃城令）が発布され、近世城郭の多くが[[廃城]]処分と決まるなか、[[彦根城]]は存城処分となる。ただしこれは[[文化財]]保存ではなく軍事利用を図っての処置であり、[[大日本帝国陸軍|陸軍]]施設となった彦根城でも取り壊しが始まる。

[[ファイル:Shigaken-gokoku-jinja01bs3840.jpg|thumb|right|220px|滋賀縣護國神社]]
* {{Anchors|護國神社 1876|彦根東高 1876|}}[[1876年]]（明治9年）
** 戊辰戦争で戦死した彦根藩士の[[招魂社|招魂]][[石碑|碑]]が前年（1873年）に尾末地区へ移され、この年、同地に社殿を造営、[[滋賀縣護國神社]]が創建される。■右に画像あり。
** 8月：第三大学区第十一番中学区彦根学校（現・[[滋賀県立彦根東高等学校]]）が開校<ref name="彦根東高 沿革" />。''cf.'' [[#藩校 1799|彦根藩藩校（1799年）]]。
* {{Anchors|彦根城 1878|彦根城保存の達|}}[[1878年]]（明治11年）10月29日：[[明治天皇]]が北陸[[巡幸]]の帰途、彦根を通過する際、[[陸軍省]]に対して「彦根城保存の達｣があり、[[彦根城]]の解体中止と保存が決まる。一説には、天皇に随行した[[参議]]・[[大隈重信]]がその消失を惜しみ、天皇に奉上したことによるともいう<ref name="彦根城の歴史, 観光協会" />。また異説では、天皇が近江町長沢の福田寺で小休止したとき、[[住持]]・攝専（せっせん）の妻で天皇の従妹にあたるかね子が奉上したともいわれる<ref name="彦根城の歴史, 観光協会">{{Cite web |title=彦根城の歴史 |url=http://www.hikoneshi.com/jp/castle/ |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根観光協会 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* [[1889年]]（明治22年）
** 7月1日：[[日本国有鉄道]]（国鉄。JRの前身）東海道線（1909年以降、[[東海道本線]]）の[[彦根駅]]が開業（[[関ヶ原駅]]-[[膳所駅]]間の開通と同時）。当時の通称は「大駅（おおえき）」。ある時期{{いつ|date=2010年10月}}まで単に「彦根駅」という場合は[[近江鉄道]]の現・[[彦根口駅]]を指していた。なお、これを境に、明治初頭から繁栄してきた松原港と長曽根の彦根港による湖上輸送は衰退し始める<ref>{{Cite web |author=和田豊治 |title=(3)松原の回転橋 (4)旧彦根港湾〈船着場〉 - 5. 城北小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/027b.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所 |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|彦根市立病院 1891|}}[[1891年]]（明治24年）4月：[[犬上郡]][[彦根町]]5（現・彦根市[[本町 (彦根市)|本町]]）に彦根町立病院（現・[[彦根市立病院]]）が開設<ref name="市立病院, 彦根市" />。当時の診療科目は内科と外科<ref name="市立病院, 彦根市">{{Cite web |title=病院沿革 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/shiritsubyoin/byoin/byoinenkaku.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |date=2008 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|彦根地方気象台 1893|}}[[1893年]]（明治26年）10月1日：犬上郡彦根町大字丸野木54番地（現・彦根市[[城町 (彦根市)|城町]]2-5-25）にて、滋賀県立彦根測候所（[[大阪管区気象台#彦根地方気象台|彦根地方気象台]]の前身）が1日6回の[[気象観測]]を開始（滋賀県における気象業務の始まり）<ref>{{Cite web |title=彦根地方気象台の歴史 |url=http://www.jma-net.go.jp/hikone/hikonetidai/sonota/hikone_his.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根地方気象台 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。

====== 日清戦争後 ======
<!--1895年（明治28年）3月以後-->
* {{Anchor|湖東焼 1895|}}[[1895年]]（明治28年）：[[#湖東焼|湖東焼]]が途絶（民営で存続されていた[[窯#陶芸の窯|窯]]が全て閉鎖される）。
* {{Anchor|近江鉄道 1896|}}[[1896年]]（明治29年）
** 5月1日：[[日本国有鉄道|国鉄]]東海道線（[[JR]][[東海道本線]]の前身）の[[彦根駅]]-[[能登川駅]]間で、[[河瀬駅]]が新設開業。
** [[6月16日]]：[[西村捨三]]・[[大東義徹]]ら旧[[彦根藩|彦根藩士]]と[[近江商人]]の尽力により、[[近江鉄道]]が起業。
* [[1898年]]（明治31年）6月11日：[[近江鉄道本線]]が開業（[[彦根駅]]-[[愛知川駅]]間の開業。同時に[[高宮駅 (滋賀県)|高宮駅]]も開業）。
* [[1900年]]（明治33年）8月20日：[[文部大臣 (日本)|文部大臣]]・[[森有礼]]による[[小学校令]]改正を受けて、[[犬上郡]][[彦根町]]に城東[[尋常小学校]]と城西尋常小学校、松原村に城北尋常小学校、青波村に青波尋常小学校（現・佐和山小学校）、千本村に千本尋常小学校（現・旭の森小学校）、福光村に＿＿＿<!--※本文欠落。-->（現・城南小学校）、北青柳村に＿＿＿<!--本文欠落。-->（現・城陽小学校）が開校する。
* [[1901年]]（明治34年）5月20日：近江鉄道本線新町駅（現・[[彦根口駅]]）が開業。

====== 日露戦争後 ======
<!--1905年（明治38年）9月5日以後-->
* {{Anchor|盲学校 1908|}}[[1908年]]（明治41年）3月23日：[[犬上郡]][[彦根町]]外番場にて、訓盲院（[[滋賀県立盲学校]]の前身）の開設。開校・創立は同年5月4日、私立彦根訓盲院への改称と同時。 
* [[1910年]]（明治43年）：尾末公園の[[井伊直弼]][[大老]][[銅像]]（現存する「金亀児童公園の井伊直弼大老銅像」の前身）、建立（没後50年を記念し、大老・井伊直弼の銅像が、[[滋賀縣護國神社]]近くにあった尾末公園に建立された）<ref name="井伊大老銅像 直弼150" />。この像は[[第二次世界大戦]]中の[[金属類回収令]]に準じて供出され、取り壊されたが、[[1949年]]（昭和24年）、護国神社境内に再建され、[[1958年]]（昭和33年）には金亀児童公園に移された<ref name="井伊大老銅像 直弼150">{{Cite web |title=第九景 井伊大老銅像 |url=http://www.hikone-150th.jp/special/naosuke22/001232.php |work=井伊直弼と開国150周年祭（公式ウェブサイト）|publisher=井伊直弼と開国150年祭実行委員会（彦根市）|date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** なお、[[1909年]]（明治42年）には、開港50周年を迎えた[[横浜市]]が、開港の生みの親でもある井伊直弼を[[顕彰]]し、直弼の[[官位]]・掃部頭（かもんのかみ。[[掃部寮]]長官）にちなんで名付けられた掃部山に銅像を建立している<ref name="井伊大老銅像 直弼150" />。

===== {{Anchor|大正|大正時代}} =====
* {{Anchor|高宮花火大会 1912|}}[[1912年]]（明治45年/[[大正]]元年）7月上旬：犬上郡[[高宮町 (彦根市)|高宮町]]（現・彦根市[[高宮町 (彦根市)|高宮町]]）にて[[高宮納涼花火大会]]、初の開催（大規模な花火大会として現在の彦根市域で最古）。
* {{Anchor|松原内湖 干拓開始|}}大正時代の始まる頃：[[松原内湖]]のうち、西側の一部が[[干拓]]され、田畑に変わる（内湖消滅の始まり）<ref name="松原の干拓, 市教研">{{Cite web |author= |title=(10)松原の干拓 - 5. 城北小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/028c.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所[http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/gakko/institute/] |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* [[1914年]]（大正3年）3月8日：[[近江鉄道]][[多賀線]][[高宮駅 (滋賀県)|高宮駅]]-多賀駅（現・[[多賀大社前駅]]）間が開業。
* {{Anchor|オーミケンシ 1917|}}[[1917年]]（大正6年）
** 1月1日：[[近江鉄道本線]]の新町駅が[[彦根口駅]]に改称。
** [[犬上郡]][[彦根町]]（現・彦根市内<!--※元町??-->）で近江絹綿株式会社（現・[[オーミケンシ]]）が起業。当時は[[絹]]紡糸の[[半製品]]（ペニー）生産を中心とした。
* [[1917年]]（[[大正]]6年）：[[大正天皇]]の全国[[行幸|巡幸]]があり、彦根訪問の際、天皇は[[千本村]]の大堀山山頂にて行われた[[大日本帝国陸軍]]の大[[軍事演習|演習]]を閲兵した。

====== 第一次世界大戦後 ======
<!--1918年（大正7年）11月11日以降-->
[[ファイル:ShigaUniv Hikone AssemblyHall02.jpg|thumb|right|220px|滋賀大学経済学部[[講堂]]（かつての彦根高等商業学校講堂）と[[彦根城]]中濠／2008年12月撮影。]]

* [[1920年]]（大正9年）7月1日：[[日本国有鉄道|国鉄]][[東海道本線]]の[[河瀬駅]]-[[能登川駅]]間で、[[稲枝駅]]が新設開業。
* {{Anchor|松原内湖 1923|}}[[1923年]]（大正12年）
** 4月：[[犬上郡]][[彦根町]]（現・彦根市内<!--※??町-->）にて[[彦根高等商業学校]]（[[滋賀大学]][[経済学部]]の前身）が開校（■右に画像あり）。創立は[[1922年]]（大正11年）10月。
** 松原に近代[[港湾]]が造られる一方、[[松原内湖]]の南側の一部が埋め立てられ、総合運動場や水産試験場の用地となる<ref name="松原の干拓, 市教研" />。
* [[1925年]]（大正14年）3月12日：[[近江鉄道]][[多賀線]]と共に[[近江鉄道本線]]の[[彦根駅]]-[[高宮駅 (滋賀県)|高宮駅]]間が[[鉄道の電化|電化]]される。

===== {{Anchor|昭和|昭和時代}} =====
[[ファイル:Toriimoto-stn.jpg|thumb|right|220px|創設当時から変わらない[[鳥居本駅]]の建物]]
====== 太平洋戦争前 ======
* [[1928年]]（[[昭和]]3年）4月18日：[[近江鉄道本線]][[高宮駅 (滋賀県)|高宮駅]]-[[貴生川駅]]間が[[鉄道の電化|電化]]される。
* {{Anchor|近江鉄道 1930|}}[[1930年]]（昭和5年）12月30日：[[近江鉄道]]が[[バス (交通機関)|バス]]事業を起業し、[[彦根駅|彦根]]-[[多賀大社前駅|多賀]]間で定期バスの運行を開始。
* [[1931年]]（昭和6年）3月15日：近江鉄道本線[[米原駅]]-[[彦根駅]]間が開業し、本線が全通する（当初から電化路線）。
** 現在は彦根市域にある[[鳥居本駅]]も同年同日、鳥居本村（当時は[[坂田郡]]内、現・彦根市[[鳥居本町]]）の[[請願駅]]として開業。■右列に画像あり。
* {{Anchor|タカタ株式会社 1933|}}[[1933年]]（昭和8年）
** 8月：昭和セメント株式会社が設立され、彦根工場が操業を開始。
** [[高田武三]]が[[犬上郡]][[彦根町]]（現・彦根市内）に「高田工場」を創設し、[[織物]]製造を開始（自動車用安全部品製造企業・[[タカタ (企業)|タカタ]]株式会社の創業）。
* {{Anchor|盲学校 1937|}}[[1937年]]（昭和12年）
** [[2月11日]]：'''彦根市'''が成立（[[犬上郡]]から離脱）。
** 5月7日：[[ヘレン・ケラー]]が[[滋賀県立盲学校]]（旧・訓盲院）を訪問。
* [[1938年]]（昭和13年）
** 4月11日：[[市町村章|市章]]の制定。
** 彦根商工会議所の開所<ref name="彦根市のあゆみ">[[#彦根市のあゆみ|彦根市のあゆみ]]</ref>。
* [[1939年]]（昭和14年）5月：昭和セメントが、親会社である日本石綿盤製造（現・[[ノザワ]]）に吸収合併される。
* [[1941年]]（昭和16年）：[[東京市]]-[[山梨県]][[県庁所在地]]間の路線であった[[国道8号|国道8号線]]が[[京都市]]まで延伸され、彦根市も経由する。

====== 太平洋戦争中 ======
<!--1941年12月8日から1945年9月2日まで-->
* [[1941年]]（昭和16年）[[12月8日]]：[[太平洋戦争]]、勃発。
* [[1942年]]（昭和17年）：[[日本放送協会|NHK]]が[[金亀町]]から放送を開始<ref name="彦根市のあゆみ" />。
* {{Anchors|彦根城 1944|松原内湖 1944|}}[[1944年]]（昭和19年）
** [[井伊氏|井伊家]]から彦根市へ、[[彦根城]]およびその一帯が[[寄付]]される<ref name="彦根市のあゆみ" />。   
** 5月：[[松原内湖]]の本格的[[干拓]]事業（農地化）が始まる（ - [[1948年]]竣工）<ref name="松原の干拓, 市教研">{{Cite web |author= |title=(10)松原の干拓 - 5. 城北小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/028c.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所[http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/gakko/institute/] |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** 7月：小野田セメント製造（のちの[[小野田セメント]]）が日本石綿盤製造の彦根工場を買収。 
* [[1945年]]（昭和20年）[[5月14日]]・[[5月17日]]・[[6月25日]]・[[7月25日]]・[[7月28日]]・[[7月30日]]：[[彦根空襲]]（[[アメリカ軍]]の[[戦略爆撃]]を受ける）。

====== {{Anchor|第二次世界大戦後|太平洋戦争後}} ======
* {{Anchor|松原内湖 1948|}}[[1948年]]（昭和23年）
** 3月：[[松原内湖]]の[[干拓]]事業（農地化）が竣工し、内湖は消滅する<ref name="彦根市のあゆみ" /><ref name="松原の干拓, 市教研" />（※着工は[[1948年]]）。
*** その後、[[減反政策]]時代に入ると、施設用地化と宅地化が徐々に進み、大正初期から昭和中期にかけて続けられた干拓事業によって創出した農地はほとんど姿を消すことになる<ref name="松原の干拓, 市教研" />。
** 彦根市警察（彦根市による[[自治体警察 (旧警察法)|自治体警察]]。[[彦根警察署]]の前身）が発足<ref name="彦根市のあゆみ" />。
** [[集中豪雨]]で[[矢倉川]]の[[堤防#破堤|堤防が決壊]]し、冠水田800反、床下浸水190戸の被害が出る<ref name="彦根市のあゆみ" />。
** 9月15日：[[彦根市消防本部]]が発足。
* {{Anchors|滋賀大 1949|彦根花火大会 1949|}}[[1949年]]（昭和24年）
** 彦根観光博覧会の開催<ref name="彦根市のあゆみ" />。
** <!--4月以前-->春：彦根市[[馬場町 (彦根市)|馬場町]]にて、[[滋賀師範学校]]・[[滋賀青年師範学校]]・[[彦根高等商業学校|彦根経済専門学校]]を母体に、国立[[滋賀大学]]が開校。
** 8月上旬：彦根市[[松原町 (彦根市)|松原町]]にて[[彦根大花火大会]]、初の開催。
* {{Anchors|琵琶湖八景 1950|琵琶湖国定公園 2950|}}[[1950年]]（昭和25年）
** <!--4月以前-->春：彦根市[[八坂町 (彦根市)|八坂町]]にて、[[滋賀県立短期大学]]が開校。
** 6月：「[[月の光|月明かり]]に浮かび上がる壮麗な[[彦根城]]」の情景が「月明 彦根の古城」の名で「[[琵琶湖八景]]」に入選。
** [[7月24日]]：[[琵琶湖]]を中心とする複数地域が日本初の[[国定公園]]である「[[琵琶湖国定公園]]」に指定され、彦根市では、[[彦根城]]と[[多景島]]が第1種特別地域に、石寺町・稲里町・清崎町・薩摩町・下岡部町・新海町・田附町・[[日夏町]]・古沢町・[[松原町 (彦根市)|松原町]]・三津屋町・南三ツ谷町の各一部が第2種特別地域になる<ref name="琵琶湖国定公園 環境省PDF">{{Cite web |title=琵琶湖国定公園 公園計画書（公園計画の一部変更）|url=http://www.env.go.jp/council/12nature/y121-16/mat01.pdf |format=PDF |work=（公式ウェブサイト）
|publisher=[[環境省]] |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchors|昭和天皇 1951|玄宮楽々園 1951|彦根城 1951|}}[[1951年]]（昭和26年）
** [[昭和天皇]]が来訪し、[[楽々園]]に宿泊<ref name="彦根市のあゆみ" />。
** 6月9日：[[玄宮園]]と[[楽々園]]が「玄宮楽々園」の名で国の[[名勝]]に指定される<ref name="指定文化財一覧表, 市教委">{{Cite web |title=彦根市の指定文化財一覧表 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/index.html |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** 9月22日：彦根城[[天守]]等6棟（天守、附櫓及び多聞櫓、太鼓門及び続櫓、天秤櫓、西の丸三重櫓及び続櫓、二の丸佐和口多聞櫓）が国の[[重要文化財]]に指定される<ref name="指定文化財一覧表, 市教委" />。
* {{Anchors|彦根城 1952|花の生涯 1952|}}[[1952年]]（昭和27年）
** 3月29日：彦根城の[[天守]]・附櫓及び[[櫓 (城郭)#種類|多聞櫓]]が[[国宝]]に指定される<ref name="彦根城天守 附櫓及び多聞櫓, 市教委" />。
** [[舟橋聖一]]が、[[井伊直弼]]を中心人物として幕末を描く[[歴史小説]] 『[[花の生涯]]』を「[[毎日新聞]]」紙上で連載開始。
*** 同作品は翌[[1953年]]（昭和28年）に刊行、同年に映画化（『[[花の生涯 彦根篇 江戸篇]]』）され、[[1963年]]（昭和38年）には[[日本放送協会|NHK]][[大河ドラマ]]の第1作『[[花の生涯 (NHK大河ドラマ) |花の生涯]]』として[[テレビドラマ]]化される。その後も[[1974年]]（昭和49年）と[[1988年]]（昭和63年）に[[民間放送|民放]]がテレビドラマ化している。''cf.'' [[#花の生涯 1964|1964]].
* [[1953年]]（昭和28年）
** 5月：[[井伊直愛]]が[[市町村長|市長]]に就任し、9期36年に及ぶ長期政権が始まる（- [[1989年]]4月まで）。
** 「開国百年祭」の開催。
* {{Anchor|彦根警察署 1954|}}[[1954年]]（昭和29年）7月：[[警察法]]改正により、彦根市警察が[[滋賀県警察]]に統合され、[[彦根警察署]]となる。
* {{Anchor|彦根屏風 1955|}}[[1955年]]（昭和30年）2月2日：[[屏風]]『紙本金地著色風俗図』（通称：[[彦根屏風]]）が[[国宝]]に指定される<ref name="彦根屏風, 市教委" /><ref name="彦根屏風, 彦根城博物館" /><ref name="彦根屏風, 近江歴史回廊倶楽部" />。
* {{Anchor|彦根城 1956|}}[[1956年]]（昭和31年）
** 7月19日：[[彦根城]]跡（外堀などを含む近世城郭としての彦根城跡）が国の[[史跡#特別史跡|特別史跡]]に指定される<ref name="彦根城跡, 市教委">{{Cite web |title=彦根城跡 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/14/index.html |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** [[東海道本線]]が[[鉄道の電化|電化]]される。
* [[1954年]]（昭和29年）
** [[近江絹糸争議]]が発生。
* {{Anchor|平和堂 1957|}}[[1957年]]（昭和32年）3月1日：彦根市土橋商店街（現在の[[銀座商店街 (彦根市)|銀座商店街]]の一角）にて、[[夏原平次郎]]が「靴とカバンの店・平和堂」（[[平和堂]]の前身）を起業。
<!--* [[1959年]]（昭和34年）：[[国道8号]]が開通。|※1941年と矛盾。-->
* {{Anchor|彦根ばやし 1960|}}[[1960年]]（昭和35年）
** [[彦根ばやし]]が作られる（[[井伊直弼]]による日本開国百周年記念事業の一環として制作された<ref group="注">もっとも、開国の年は[[1853年]]で、100周年は[[1953年]]に迎えている。</ref>）
** 11月：市街地西部地域で[[上水道]]給水を開始（市内初の整備）<ref>{{Cite web |title=水道事業の概要・歴史 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/suidobu/sui-gyomu/suidogaiyo.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |date=2008 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* [[1961年]]（昭和36年）：[[国民宿舎]]「湖城荘」の開業<ref name="彦根市のあゆみ" />（{{いつ|date=2011年10月}}、廃業）。

[[ファイル:Hananoshogai01.JPG|thumb|right|220px|花の生涯記念碑<br />（彦根城金亀児童公園）]]
* {{Anchor|花の生涯 1964|}}[[1964年]]（昭和39年）
** [[4月12日]]：[[東海道新幹線]]、および、[[名神高速道路]]が開通し、[[彦根インターチェンジ]]が供用開始。
** 『[[花の生涯]]』の原作者・[[舟橋聖一]]に[[市民#名誉市民|名誉市民]]の称号が送られ<ref name="彦根市のあゆみ" />、[[金亀町]]に花の生涯[[記念碑]]が建立される。''cf.'' [[#花の生涯 1952|1952]].
* [[1966年]]（昭和41年）
** 1月：[[住友大阪セメント#滋賀興産|滋賀興産]]が野沢石綿セメント（旧・小野田セメント製造）の彦根工場を継承し、営業を開始。
** 4月：滋賀興産が住友セメント（現・[[住友大阪セメント]]）に[[吸収合併]]される。
** 8月15日：[[高松市]]（[[香川県]]）と「[[姉妹都市|姉妹城都市]]」盟約を締結（[[彦根城]]と[[高松城 (讃岐国)|高松城]]が姉妹城の関係を結ぶ）。
* [[1968年]]（昭和43年）10月29日：[[水戸市]]（[[茨城県]]）と[[姉妹都市|親善都市]]盟約を締結。
* [[1969年]]（昭和44年）
** 8月7日：[[佐野市]]（[[栃木県]]）と親善都市盟約を締結。
** <!--※他言語版リンク先より。-->[[アナーバー|アナーバー市]]（[[アメリカ合衆国]][[ミシガン州]]）と[[姉妹都市]]盟約を締結。
* [[1972年]]（昭和47年）：現在の彦根市庁舎が完成<ref name="彦根市のあゆみ" />。
* [[1974年]]（昭和49年）：[[皇太子]][[明仁]][[親王]]と美智子妃（[[今上天皇]]と[[皇后美智子]]）が来訪<ref name="彦根市のあゆみ" />。
* [[1975年]]（昭和50年）
** 2月11日：市の木を「[[タチバナ|たちばな]]」、市の花を「[[ハナショウブ|はなしょうぶ]]」に制定。
** [[昭和天皇]]と[[香淳皇后]]が来訪<ref name="彦根市のあゆみ" />。
** [[彦根仏壇]]が通商産業大臣指定伝統的工芸品（現・[[経済産業大臣指定伝統的工芸品]]）に指定される（仏壇仏具業界初）。
* 1975年（昭和50年）頃：この時期以降、松食虫被害（[[マツ材線虫病]]）の蔓延によって千々の松原（[[松原水泳場]]）の[[マツ|松]]が数多く枯れてゆき、並木の規模が大きく縮小する<ref>{{Cite web |author= |title=(9)千々の松原 - 5. 城北小れきしマップ |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/furusato/028b.html |work=ひこね-まち・わたしのふるさと（ウェブサイト）|publisher=彦根市立教育研究所 |date=1995 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* {{Anchor|鳥人間 1980|}}[[1980年]]（昭和55年）7月19日：第4回[[鳥人間コンテスト選手権大会]]が、会場を第3回までの[[近江八幡市]]・[[宮ヶ浜水泳場]]等から彦根市・[[松原水泳場]]に移して開催される。以後、開催地は松原水泳場で定着。
* [[1981年]]（昭和56年）6月30日：[[日本国有鉄道]]（国鉄。[[JR]]の前身）[[東海道本線]]の[[彦根駅]]-[[河瀬駅]]間で、[[南彦根駅]]が新設開業。
* {{Anchor|彦根かるた 1983|}}[[1983年]]（昭和58年）：彦根青年会議所（彦根JC）が「[[彦根かるた]]」を刊行<ref>{{Cite web |author=彦根青年会議所理事長 |title=彦根かるた |url=http://hikonejc.or.jp/2011blog/2011/03/06/%E5%BD%A6%E6%A0%B9%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%81%9F/ |work=2011年度 彦根JC理事長ブログ |publisher=個人 |date=2011-03-06 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。

[[ファイル:Ii-Naomasa statue.jpg|thumb|right|220px|井伊直政騎馬像（JR彦根駅前）]]
* {{Anchor|十王村の水 1985|}}[[1985年]]（昭和60年）3月：彦根市西今町563番地（旧・犬上郡十王村）の[[湧水]]「[[十王村の水]]」が環境庁（現・[[環境省]]）の「[[名水百選]]」（昭和の名水百選）に入選する<ref name="十王村の水, MOE" />。
* [[1986年]]（昭和61年）：[[#湖東焼|湖東焼]]復興の始まり（「湖東焼復興推進協議会」が発足し、窯が築かれて試作が開始される）。
* {{Anchors|彦根城博物館 1987|井伊直政騎馬像 1987|}}[[1987年]]（昭和62年）
** 2月：[[彦根城]]の表御殿が復元され、[[彦根城博物館]]として開館する。
** 3月21日：[[JR西日本|JR]][[彦根駅]]前に[[井伊直政]]の[[騎馬像]]（井伊直政公像）が建立される<ref>{{Cite web |title=活動実績 |url=http://www.hikone-yeg.com/04katsudo.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根商工会議所青年部 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** [[3月28日]]- 5月31日：「[['87世界古城博覧会]]」の開催。　　　　　　 
* [[1988年]]（昭和63年）3月12日：[[近江鉄道]]の[[貨物輸送]]が廃止される。また、これに伴い、[[日本貨物鉄道]]と近江鉄道の貨物[[連絡運輸]]が廃止される。

===== {{Anchor|平成|平成時代}} =====
* {{Anchor|JCMU 1990|}}[[1990年]]（[[平成]]2年）9月：滋賀県と[[アメリカ合衆国]][[ミシガン州]]の姉妹提携20周年を記念して[[1989年]]（平成元年）に設立された[[ミシガン州立大学|ミシガン州立大学連合]]日本センターが、彦根市松原町にて竣工・開所する<ref>{{Cite web |title=ミシガン州立大学連合日本センター |url=http://www.jcmu.net/  |work=（公式ウェブサイト）|publisher=ミシガン州立大学連合日本センター |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。 
* {{Anchor|望湖堂 1991|}}[[1991年]]（平成3年）
** [[中山道|中山道中]]は磨針峠（すりばちとうげ）の[[立場]][[茶屋]]「望湖堂」であった建物は往時の姿をよく留めていたが、この年、多数の史料と共に焼失する。
** 11月1日：[[湘潭市]]（[[中華人民共和国]][[湖南省]]）と[[姉妹都市|友好都市]]盟約を締結。
* [[1992年]]（平成4年）：[[彦根城]]が[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]][[世界遺産]]の暫定リストに記載される<ref>{{Cite web |title=世界遺産と無形文化遺産 |url=http://bunka.nii.ac.jp/jp/world/h_10.html |work=文化遺産オンライン（公式ウェブサイト）|publisher=[[文化庁]] |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* [[1995年]]（平成7年）
** 4月：彦根市[[八坂町 (彦根市)|八坂町]]にて、[[滋賀県立大学]]が開校。
** 5月1日：市民[[公募]]により、「[[彦根八景]]」が選定される。
* [[1996年]]（平成8年）
** 3月：[[住友大阪セメント]]が彦根工場を閉鎖。日本貨物鉄道と近江鉄道の住友大阪セメント[[専用線]]も廃止される。
** 4月26日：[[南彦根駅]]に[[複合商業施設]]「[[ビバシティ彦根]]」がオープン。
** 10月22日：[[江戸時代]]発祥の伝統芸能「彦根鳶[[梯子]]登り」（''cf.'' [[出初式]]）に係る、彦根[[鳶職|鳶]]保存会の設立<ref>{{Cite web |title=彦根鳶保存会の活動 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/shobo/shobosomu/tobi.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市消防本部 |date=2009 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
** {{Anchor|100SJ  1996|}}[[7月1日]]：[[彦根城]]の環境が、環境庁（現・[[環境省]]）の「[[日本の音風景100選]]」に「彦根城の[[時報]][[梵鐘|鐘]]と[[虫の音]]」の名で入選する。<ref name="MOE 彦根城">{{Cite web |title=彦根城の時報鐘と虫の音 |url=http://www.env.go.jp/air/life/oto/ |work=（公式ウェブサイト）|publisher=環境省大気保全局大気生活環境室 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>
* [[1998年]]（平成10年）3月：中山投棄場（正式名称：彦根愛知犬上広域行政組合中山投棄場）の竣工。同年9月に供用開始。<ref name="中山投棄場" />
* {{Anchor|夢京橋キャッスルロード 1999|}}[[1999年]]（平成11年）：彦根城築城当時に起源する[[城下町]]である[[本町 (彦根市)|本町]]に、歴史的景観を演出する商業施設「[[夢京橋キャッスルロード]]」がオープンする。
* {{Anchor|お浜御殿 2002|}}[[2002年]]（平成14年）3月19日：旧彦根藩松原下屋敷（通称：お浜御殿）庭園が国の[[名勝]]に指定される。
* {{Anchor|彦根市立病院 2002|}}[[2002年]]（平成14年）7月：[[彦根市立病院]]が新装開院<ref name="市立病院, 彦根市" />。
* [[2003年]]（平成15年）
** 4月：[[肥田町 (彦根市)|肥田町]]にて、私立[[聖泉大学]]が開校。
** [[10月14日]]（[[鉄道の日]]）：「[[近畿の駅百選]]」の第4回認定駅に[[鳥居本駅]]と[[彦根駅]]が入選。
* [[2004年]]（平成16年）12月27日：「[[美しい日本の歩きたくなるみち500選]]」に、旧[[中山道]]（[[鳥居本宿]]- [[番場宿]]- [[醒井宿]]）、旧中山道（[[武佐宿]]- 愛知川- [[高宮宿]]）が入選。
* [[2005年]]（平成17年）7月27日：[[NPO]]法人「湖東焼を育てる会」が発足。

[[ファイル:Hikone-yonbancho 1.jpg|thumb|right|220px|[[四番町スクエア]]（2010年撮影）]]
* {{Anchors|彦根城 2006|フジテック 2006}}[[2006年]]（平成18年）
** 3月18日：[[近江鉄道本線]][[フジテック前駅]]が開業。
** 4月3日：[[エレベーター]]大手製造会社「[[フジテック]]」が、同社滋賀製作所のある彦根市[[宮田町 (彦根市)|宮田町]]に、大阪府[[茨木市]]から本社を移転する。
** [[4月6日]]（[[城#城の日|城の日]]）：[[彦根城]]が「[[日本100名城]]」に入選。
** {{Anchor|ひこにゃん 2006|}}[[4月13日]]：[[マスコット]]「[[ひこにゃん]]」（■右列に画像あり）の誕生（[[キャラクターデザイン|キャラクター設定]]上の生年月日でもある）。
** {{Anchor|四番町スクエア 2006|}}5月：[[本町 (彦根市)|本町]]に、歴史的景観を演出する商業施設「[[四番町スクエア]]」がオープンする。■右列に画像あり。
* {{Anchors|彦根城築城400年祭|ひこにゃん 2007|}}[[2007年]]（平成19年）
** [[3月21日]]- 11月25日：「[[国宝・彦根城築城400年祭]]」の開催。
*** これに先立つこと約1年前より展開されたPR活動のため[[マスコット]]として創出された[[キャラクター]]「[[ひこにゃん]]」（[[2006年]]2月15日に図柄決定。愛称は同年4月13日に公募で決められ、この日付が生年月日とされた）は、[[ゆるキャラ]]として全国的人気を博し、ファンの要望を容れて本イベント終了後は「彦根市」のマスコットとして定着した（本イベント終了と同時に彦根市の「特別住民」に登録もされた）。
** [[日本城郭協会]]が彦根城を含む「[[日本100名城]]」の[[スタンプラリー]]を開始<ref>{{Cite web |title=「日本100名城」を選定 |url=http://www7a.biglobe.ne.jp/~nihonjokaku/100meijo.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=日本城郭協会 |date=2011 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。
* [[2008年]]（平成20年）
** 3月15日：[[近江鉄道]][[多賀線]][[高宮駅 (滋賀県)|高宮駅]]-[[多賀大社前駅]]間で、[[スクリーン駅]]が新設開業。
** [[6月4日]]：「[[井伊直弼と開国150年祭]]」の開幕（- [[2010年]]3月24日閉幕）。
** 10月25日- 26日：「第1回ゆるキャラまつり」の開催。
* [[2009年]]（平成21年）
** [[1月19日]]：[[亀山市]]・[[金沢市]]・[[高山市]]・[[萩市]]と共に第1回[[歴史まちづくり法]]（正式名称：地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律。[[国土交通省]]）に認定される。
** 4月8日：[[近江鉄道本線]][[ひこね芹川駅]]が開業。 
* {{Anchor|荒神山古墳 2011|}}[[2011年]]（平成23年）2月7日：[[荒神山古墳]]が国の[[史跡]]に指定される<ref name="荒神山古墳, 市教委" />。

=== 行政区域の変遷 ===
* [[1937年]]（[[昭和]]12年）[[2月11日]] - [[犬上郡]][[彦根町]]・[[北青柳村]]・[[松原町 (彦根市)|松原村]]・[[青波村]]・[[福満村]]・[[千本村]]が[[日本の市町村の廃置分合|合併]]して'''彦根市'''が発足。人口3万9335人。
* [[1942年]]（昭和17年）[[6月10日]] - 犬上郡[[磯田村]]・[[南青柳村]]を[[日本の市町村の廃置分合#合体（新設合併）と編入（編入合併）|編入]]。人口4万364人。
* [[1950年]]（昭和25年）[[4月1日]] - 犬上郡[[日夏町|日夏村]]を編入。人口4万9207人。
* [[1952年]]（昭和27年）4月1日 - [[坂田郡]][[鳥居本村]]を編入。人口5万2871人。
* [[1956年]]（昭和31年）[[9月30日]] - 犬上郡[[河瀬村]]・[[亀山村 (滋賀県)|亀山村]]を編入。人口5万9474人。
* [[1957年]]（昭和32年）[[4月3日]] - 犬上郡[[高宮町 (彦根市)|高宮町]]を編入。人口6万3339人。
* [[1968年]]（昭和43年）4月1日 - [[愛知郡 (滋賀県)|愛知郡]][[稲枝町]]を編入。人口7万6564人。

== 方言 ==
現在の彦根市では全域で[[近畿方言]]（関西弁）の一種である[[近江弁]]が話され、そのなかでも[[湖東]]方言に分類される。湖東方言は[[京言葉|京都]]色が強い湖南方言と特殊な湖北方言の中間的な方言であり、湖北方言圏と隣接する彦根市・犬上郡は湖東地方南部と比べて湖北方言との共通面が多い（[[近江弁#方言区画]]参照）。また市山間部で交通の便が悪かった[[武奈町]]や[[男鬼町]]の方言は平野部と異なる特徴を持ち、多くの古語が残されていた<ref>筧大城「滋賀県方言」、楳垣実編『近畿方言の総合的研究』三省堂、1962年、187-191頁。</ref>。

彦根周辺の方言の特徴としては、間投助詞「なあし」（「なあ」の上品な表現。主に高齢女性が使用）や終助詞「ほん」（柔らかな強調や念押しを表す）などが挙げられ、彦根を中心に湖北から湖東にかけて広く使われてきた<ref>井之口有一・福山隆士「滋賀県方言の調査（一）」、『滋賀県立短大雑誌B』1巻2号、1952年、10-11頁および21-22頁。</ref>。また旧城下町では「おみ（＝お前）」や「たのみましょう（＝ごめんください）」など、武家言葉に由来する独特の表現があった<ref>増井金典編『滋賀県方言語彙・用例辞典』サンライズ出版、2000年、12頁。</ref>。

ちなみに「彦根」のアクセントは共通語と地元の方言で違いがあり、[[アクセント#共通語のアクセント|全国共通語のアクセント]]では平板型で発音するのに対し、地元では「こ」のみが高い中高型で発音する。地元を走る[[近江鉄道本線]]の自動[[車内放送]]でも中高型で放送されている。

== 人口 ==
[[2010年|平成22年]][[国勢調査]]より前回調査からの人口増減を見ると、1.95%増の111,915人であり、増減率は県下19市町村中7位。[[京都]]や[[大阪]]の住民が[[滋賀県]]を[[ベッドタウン]]とする現象が進捗する現在、彦根市の人口も増加傾向にあるが、その増加率は県南部の都市と比べるとゆるやかである。
{{人口統計|code=25202|name=彦根市}}

== 行政 ==
* [[市町村長|市長]] ：[[大久保貴]]
* [[副市町村長|副市長]] ：

=== 歴代市長 ===
* [[1947年]]（昭和22年）[[4月5日]]に行われた第1回[[統一地方選挙]]以降。それ以前の市長は[[選挙#官選|官選]]。
* 特筆しない限り、[[選挙#公選|公選]]である。当選日について、就任と同じ年であれば年の表記は省略する。当選日に添える丸括弧の中の数字は、[[有権者]]数、[[選挙]][[投票率]]（※当人の[[法定得票|得票]]率ではない）、当選者の年齢。
* 党籍や、政党の推薦状況については、変化が無い限り、第2期以降は表記を省く。
{| class="wikitable" style="width:100%"
|-  
! style="background-color:#52b8b8" | 代数 !! style="background-color:lightblue" | 氏名 !! style="background-color:#52b8b8" | 就任年月日 !! style="background-color:lightblue" | 退任年月日 !! style="width:40%; background-color:#aad" | 備考 
|-
| <center>1 || 安居喜八 || [[1947年]]（[[昭和]]22年）4月 || 1947年（昭和22年） || <small>1期。[[4月5日]]当選（24,423人、72.38[[パーセント|%]]）。
|-
| <center>2 || rowspan="2" | 小林郁 || 1947年（昭和22年）8月 || [[1951年]]（昭和26年） || <small>1期。8月14日当選（23,863人、29.75%）。
|-
| <center>3 || 1951年（昭和26年） || [[1953年]]（昭和28年）5月 || <small>2期。4月23日当選（27,087人、88.68%）。
|-
| <center>4 || rowspan="9" | [[井伊直愛]] || 1953年（昭和28年）5月 || [[1957年]]（昭和32年） || <small>1期。5月10日当選（29,514人、68.94%。42歳）。[[無所属]]。
|-
| <center>5 || 1957年（昭和32年） || [[1961年]]（昭和36年） || <small>2期。4月26日当選（37,725人、57.24%。46歳）。
|-
| <center>6 || 1961年（昭和36年） || [[1965年]]（昭和40年） || <small>3期。4月23日当選（38,222人、75.96%。50歳）。
|-
| <center>7 || 1965年（昭和40年） || [[1969年]]（昭和44年）4月 || <small>4期。4月25日当選（40,083人、55.16%。54歳）。
|-
| <center>8 || 1969年（昭和44年）4月 || [[1973年]]（昭和48年）4月 || <small>5期。4月13日当選（49,649人、53.48%。58歳）。
|-
| <center>9 || 1973年（昭和48年）4月 || [[1977年]]（昭和52年）4月 || <small>6期。4月15日当選（54,683人、69.74%。62歳）。
|-
| <center>10 || 1977年（昭和52年）4月 || [[1981年]]（昭和56年）4月 || <small>7期。4月10日当選（58,334人、55.84%。66歳）。
|-
| <center>11 || 1981年（昭和56年）4月 || [[1985年]]（昭和60年）4月 || <small>8期。4月12日当選（60,888人、59.57%。70歳）。
|-
| <center>12 || 1985年（昭和60年）4月 || [[1989年]]（[[平成]]元年）4月 || <small>9期。4月14日当選（64,125人、56.07%。74歳）。
|-
| <center>13 || [[獅山向洋]] || 1989年（平成元年）4月 || [[1993年]]（平成5年） || <small>1期。4月16日当選（67,925人、62.83%。48歳）。無所属。
|-
| <center>14 || rowspan="3" | [[中島一]] || 1993年（平成5年） || [[1997年]]（平成9年） || <small>1期。4月25日当選（72,781人、57.91%。67歳）。無所属。
|-
| <center>15 || 1997年（平成9年） || [[2001年]]（平成13年） || <small>2期。4月20日当選（77,223人、53.04%。71歳）。
|-
| <center>16 || 2001年（平成13年） || [[2005年]]（平成17年） || <small>3期。4月22日当選（80,880人、47.16%。75歳）。
|-
| <center>17 || rowspan="2" | 獅山向洋 || 2005年（平成17年） || [[2009年]]（平成21年）5月9日 || <small>通算2期。4月24日当選（82,943人、47.19%。64歳）。
|-
| <center>18 || 2009年（平成21年）5月10日 || 2013年（平成25年）5月9日|| <small>通算3期。4月26日当選（85,321人、44.89%。68歳）。
|-
| <center>19 || rowspan="2" | [[大久保貴]] || 2013年（平成25年）5月10日 || <center>現職<!--任期：2017年5月9日まで-->|| <small>1期。4月21日当選（86,819人、41.82%。49歳）。
|}
* 出典：{{Anchor|VJDb|}} {{Cite web |title=彦根市 |url=http://go2senkyo.com/city/25/252026.html |work=ザ・選挙（ウェブサイト）|publisher=ボイスジャパン[http://www.voicejapan.org/ ] |accessdate=2011-10-08}}：全国の政治家・選挙結果データベース。

=== 市役所・支所・出張所・市民会館等 ===
==== 市役所 ====
* [[彦根市役所]] ：彦根市[[元町 (彦根市)|元町]]4-2に所在。

==== 支所・出張所 ====
* 稲枝支所 ：彦根市田原町13-1。
* 鳥居本出張所 ：彦根市鳥居本町1491-6。
* 河瀬出張所 ：彦根市森堂町131。
* 亀山出張所 ：彦根市賀田山町278-2。
* 高宮出張所 ：彦根市[[高宮町 (彦根市)|高宮町]]2311。

==== 税務 ====
* 彦根税務署 ：彦根市、[[犬上郡]]、[[愛知郡 (滋賀県)|愛知郡]]を管轄。彦根市立花町5-20に所在。

==== 市民サービス施設 ====
{{Anchors|市民会館|市民センター|市民福祉センター|}}
* 彦根市民会館 ：彦根市尾末町1-38。<ref name="市教委">{{Cite web |title=彦根市教育委員会 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/index.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 |date=2011 |accessdate=2011-10-08}}</ref>
** 彦根市地区公民館 ：稲枝地区、西地区、東地区、旭森地区、河瀬地区、中地区、鳥居本地区、および、南地区にあり。
* 彦根市福祉保健センター ：彦根市平田町670。
* 彦根市民体育センター ：彦根市[[松原町 (彦根市)|松原町]]3751－7。
* ひこね市文化プラザ ：彦根市野瀬町187-4。
* みずほ文化センター ：彦根市田原町11。
* 彦根市高宮地域文化センター ：彦根市高宮町2311。
* 彦根市少年センター ：彦根市尾末町1-38。

=== 警察 ===
* [[滋賀県警察]] [[彦根警察署]] ：彦根市と犬上郡を管轄。警備艇1隻配備。彦根市古沢町660-3に所在。[[交番]]および[[駐在所]]については当該項目を参照のこと。''cf.'' [[#彦根警察署 1954|1954]].

=== 消防・防災・救急救命 ===
* [[彦根市消防本部]] ：彦根市と犬上郡を管轄。彦根市西今町415に所在。<ref>{{Cite web |title=彦根市消防本部 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/shobo/index.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |accessdate=2011-10-08}}</ref>
** 彦根市消防署 ：上に同じ。
** 彦根市消防署北分署 ：彦根市古沢町503-1。
** 彦根市消防署南分署 ：彦根市稲里町320。
** 彦根市消防署犬上分署 ：犬上郡甲良町横関字山王689-1。
* 彦根市[[消防団]] ：全15分団。

=== 水道事業 ===
{{節stub}}
* 上水道 ：
* 下水道 ：

=== 清掃事業 ===
; 清掃
* 彦根市清掃センター
** ごみ処理施設 ：彦根市野瀬町279-1。
** 衛生処理施設 ：彦根市開出今町1330。
; 最終処分
* 彦根愛知犬上広域行政組合 中山投棄場 ：[[1998年]]に供用開始。埋立期間は17年間。彦根市中山町381-1。<ref name="中山投棄場">{{Cite web |title=中山投棄場の施設概要 |url=http://www.genaiken-kouiki.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=12 |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根愛知犬上広域行政組合 |accessdate=2011-10-08}}</ref>

=== 姉妹都市・親善都市 ===
==== 日本国内 ====
* {{Flagicon|香川県}} [[高松市]]（[[香川県]]）
: 彦根藩第13代藩主・[[井伊直弼]]の二女・[[松平千代子 (井伊直弼の娘)|弥千代姫]]が[[高松藩]]主・[[松平頼聡]]に輿入れした縁から、[[1966年]]（昭和41年）8月15日、[[彦根城]]と[[高松城 (讃岐国)|高松城]]が全国初の姉妹城縁組を行い、両市は「姉妹城都市」盟約を締結する<ref name="彦根市について(詳細), official" />。
* {{Flagicon|茨城県}} [[水戸市]]（[[茨城県]]）
: 幕末における[[天狗党の乱]]を巡る縁で水戸市と[[敦賀市]]が姉妹都市になり、その後、[[桜田門外の変]]を巡って因縁（仇同士の関係<ref group="注">幕府[[大老]]であった彦根藩主・[[井伊直弼]]を、[[薩摩藩]][[浪士]]らと共に立った[[水戸藩]]浪士が暗殺した。</ref>）深い水戸市と彦根市が、[[1968年]]（昭和43年）10月29日、敦賀市の仲介によって親善都市となった<ref name="彦根市について(詳細), official" />。さらには、彦根市の仲介により、水戸市と[[高松市]]が親善都市になっている<ref group="注">[[江戸時代]]に高松藩を治めた高松[[松平氏]]は[[水戸徳川家]]の[[御連枝|連枝]]（分家）である。</ref>。
* {{Flagicon|栃木県}} [[佐野市]]（[[栃木県]]）
: 佐野市域は江戸時代、彦根藩の[[飛地]]で藩領となっていたため、この縁によって[[1969年]]（昭和44年）8月7日、親善都市盟約を締結<ref name="彦根市について(詳細), official" />。

==== 日本国外 ====
* {{flagicon|USA}} [[アナーバー|アナーバー市]]（[[アメリカ合衆国]][[ミシガン州]]）
: [[1969年]]（昭和44年）<!--※他言語版リンク先より。-->、[[姉妹都市]]盟約を締結。
* {{flagicon|CHN}} [[湘潭市]]（[[中華人民共和国]][[湖南省]]）
: [[1991年]]（平成3年）11月1日、[[姉妹都市|友好都市]]盟約を締結。

== 立法 ==
{{節stub}}
=== 市議会 ===
* 議長 ：
* 会派（議席） ：
* 議員定数 ：
=== 選挙区 ===
* [[滋賀県第2区]]（[[衆議院議員総選挙]]）
* [[滋賀県選挙区]]（[[参議院議員通常選挙]]）

== 司法 ==
=== 裁判所 ===
* [[大津地方裁判所]]彦根支部
* [[大津家庭裁判所]]彦根支部
* [[彦根簡易裁判所]]

=== 検察庁 ===
* [[大津地方検察庁]]彦根支部
* [[彦根区検察庁]]

== 医療 ==
* [[彦根市立病院]] ：1891年開設。''cf.'' [[#彦根市立病院 1891|1891]], [[#彦根市立病院 2002|2002]].
* 彦根休日急病診療所 ：[[内科]]と[[小児科]]に対応。彦根市平田町670（彦根市福祉保健センター1階）に所在。

== 郵便事業 ==
* [[彦根郵便局]] ：彦根市中央町3-5に所在。<ref>{{Cite web |title=滋賀県彦根市元町 付近 - 郵便局・ATMをさがす |url=http://map.japanpost.jp/pc/map.php?el=136.15.44.996&nl=35.16.16.619&scl=70000 |work=（公式ウェブサイト）|publisher=日本郵政 |accessdate=2011-10-08}}
</ref>
* 彦根駅前郵便局 ：彦根市佐和町11-24。
* 彦根松原郵便局 ：彦根市松原町1849-6。
* 彦根本町郵便局 ：彦根市本町1-3-36。
* 彦根河原郵便局 ：彦根市河原2-4-2。
* 彦根城町郵便局 ：彦根市城町1-1-26。
* 彦根馬場郵便局 ：彦根市馬場1-4-23。
* 彦根大藪郵便局 ：彦根市大藪町2035-22。
* 彦根鳥居本郵便局 ：彦根市鳥居本町1802。

== 経済 ==
琵琶湖に面した彦根地方は、古来、[[アユ|鮎]]<ref name="彦根市について(top), official" />に代表される琵琶湖産淡水魚と、[[鮒寿司]]<ref name="彦根市について(top), official" />に代表されるその水産加工品を特産としてきた。また、[[カブ|紅かぶら]]<ref name="彦根市について(top), official" />、彦根[[ナシ|梨]]<ref name="彦根市について(top), official" />、[[彦根りんご]]でも知られる。[[中世#日本|中世]]から[[近世#日本|近世]]にかけての代表的特産には、彦根の[[仏壇]]（[[彦根仏壇]]）<ref name="彦根市について(top), official" />や[[陶磁器]]（[[湖東焼]]）、[[鳥居本宿]]の[[薬]]（[[有川製薬|赤玉神教丸]]など）や[[旅行|道中]][[合羽]]（[[鳥居本合羽]]）などがあったが、このうち、彦根仏壇と赤玉神教丸は現代にまで受け継がれている。

彦根市は[[工業都市]]でもあり、工業生産額は[[滋賀県]]でも上位である。この分野では、[[バルブ]]（彦根バルブ）、[[ファンデーション]]（彦根ファンデーション）が地場産業として挙げられる<ref name="彦根市について(top), official">{{Cite web |title=彦根市について |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/gaiyou/hikone_gaiyou.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |date=2004 |accessdate=2011-10-08}}</ref><ref name="企業立地, official" />。

市中心部には[[銀座商店街 (彦根市)|銀座商店街]]や[[彦根市場商店街|市場商店街]]など複数の[[商店街]]が形成されており、[[第二次世界大戦]]前や戦後の[[高度経済成長]]期には市内や周辺農村部からの集客で賑わった。現在そうした既存商店街はロードサイド・郊外型商業施設の発達などで活気を失っているが、活性化に向けた様々な方策が模索されている。

=== 産業 ===
; [[水産業]]
* 宇曽川漁港
* 柳川漁港
; 工芸品
* [[彦根仏壇]]
; 工業製品
* [[タイヤ]]
* [[電機]]
* [[バルブ]]
* [[ファンデーション]]

=== 立地企業 ===
彦根市内に重要施設を置く、主な企業。

==== 彦根市内に創業地がある企業 ====
特筆性のある企業のうち、創業地が現在の彦根市内にあるものを、創業時期の古いものから順に挙げる。
* [[有川製薬]] ：[[1658年]]（万治元年）、[[鳥居本宿]]（現・彦根市[[鳥居本町]]）で鵜川市郎兵衛が創業。''cf.'' [[#赤玉神教丸 1658|1658]].
* [[近江鉄道]] ：[[1896年]]（明治29年）、彦根で創業。''cf.'' [[#近江鉄道 1896|1896]], [[#近江鉄道 1930|1930]].
* [[永昌堂印刷]] ：[[1913年]]（大正2年）、彦根にて永昌堂石版印刷所の名で創業。
* [[澤村バルブ工業]] ：[[1925年]]（大正14年）、彦根にて澤村鉄工所の名で創業。
* [[サンライズ出版]] ：[[1930年]]（昭和5年）、鳥居本村にて「サンライズスタディオ」の名で創業。
* [[タカタ (企業)|タカタ]]株式会社 ：[[1933年]]（昭和8年）、彦根町にて「高田工場」の名で創業。''cf.'' [[#タカタ株式会社 1933|1933]].
* [[関西産業]] ：[[1941年]]（昭和16年）、現在の彦根市南川瀬町で創業。
* [[清水合金製作所]] ：[[1947年]]（昭和22年）、彦根市内で創業。現在は[[キッツ]]の子会社。
* [[平和堂]] ：[[1957年]]（昭和32年）、彦根市土橋商店街にて「靴とカバンの店・平和堂」の名で創業。''cf.'' [[#平和堂 1957|1957]].
* [[角田鉄工]] ：[[1961年]]（昭和36年）、彦根市中組東町にて角田鉄工所の名で創業。
* [[シガドライウィザース]] ：[[1966年]]（昭和41年）、彦根市内にて株式会社シガドライセンターの名で創業。
* [[パリヤ]] ：[[昭和40年代]]前半、彦根市銀座町[[マルビシ百貨店]]跡にて創業。
* [[公益社 (彦根市)|公益社]] ：彦根市の[[公益社]]。創業年は未確認。
<!-- * [[オーミ緑化]] |※ネット上にも情報は殆ど無く、特筆性に疑問あり。記載するなら意味ある形（情報が得られる形）でお願いします。-->

==== その他の企業 ====
企業名を五十音順で記載し、立地施設名などを添える。<ref name="企業立地, official">{{Cite web |title=企業立地に係る彦根市の概要 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/sangyobu/shoko-sho/kigyo-hikoneshigaiyo.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |date=2009 |accessdate=2011-10-08}}</ref>
* [[安治川鉄工]]
* [[伊奈精機]]
* [[国立印刷局]] ：彦根工場
* [[昭和電工]] ：彦根事業所（旧[[昭和アルミニウム]] ：彦根工場）
* [[新神戸電機]] ：彦根事業所。
* [[大日本スクリーン製造]] ：彦根地区事業所
* [[ナイキ]] ：彦根工場
* [[パナソニック電工]] ：彦根工場
* [[フジテック]] ：大阪府[[茨木市]]から本社を移転。''cf.'' [[#フジテック 2006|2006]].
* [[ブリヂストン]] ：彦根工場
* [[マルホ]] ：彦根工場

== 教育機関 ==
=== 大学 ===
* 国立[[滋賀大学]] ：[[経済学部]]。''cf.'' [[#滋賀大 1949|1949]].
* [[滋賀県立大学]]
* [[聖泉大学]]・[[聖泉大学短期大学部]]
* [[ミシガン州立大学|ミシガン州立大学連合]]日本センター ：''cf.'' [[#JCMU 1990|1990]].　<ref name="企業立地, official" />

=== 高等学校 ===
* [[滋賀県立彦根東高等学校]] ：''cf.'' [[#藩校 1799|1799]], [[#彦根東高 1876|1876]].
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* [[滋賀県立彦根西高等学校]]
* [[滋賀県立彦根翔陽高等学校]]
* [[滋賀県立彦根工業高等学校]]
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* [[滋賀県立河瀬高等学校]]
* [[近江高等学校]]
* [[彦根総合高等学校]]
</div><br style="clear: left;" />

=== 中学校 ===
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* [[滋賀県立河瀬中学校]]
* [[彦根市立東中学校]]
* [[彦根市立西中学校]]
* [[彦根市立南中学校]]
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* [[彦根市立鳥居本中学校]]
* [[彦根市立稲枝中学校]]
* [[彦根市立中央中学校]]
* [[彦根市立彦根中学校]]
</div><br style="clear: left;" />
: ''cf.''　彦根市立中学校・小学校・幼稚園の一覧表あり：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |editor=彦根市教育委員会 学校教育課 |title=彦根市立小学校・中学校・幼稚園一覧 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/gakko/syoukai/index.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 |date=2011-05-01 |accessdate=2011-10-08}}

=== 小学校 ===
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* 彦根市立城東小学校
* [[彦根市立城西小学校]]
* 彦根市立城南小学校
* 彦根市立城北小学校
* [[彦根市立佐和山小学校]]
* 彦根市立旭森小学校
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* 彦根市立城陽小学校
* 彦根市立金城小学校
* 彦根市立鳥居本小学校
* 彦根市立河瀬小学校
* 彦根市立亀山小学校
* 彦根市立高宮小学校
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* 彦根市立平田小学校
* 彦根市立稲枝北小学校
* 彦根市立稲枝東小学校
* 彦根市立稲枝西小学校
* 彦根市立若葉小学校
</div><br style="clear: left;" />

=== {{Anchors|盲学校|養護学校}}特別支援学校 ===
<!--※盲学校、聾学校、養護学校は特別支援学校の一種です。-->
* [[滋賀県立盲学校]] ：''cf.'' [[#盲学校 1908|1908]], [[#盲学校 1937|1937]].
* [[滋賀県立鳥居本養護学校]]

=== 幼稚園 ===
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* 彦根幼稚園
* 彦根幼稚園池州分園
* 高宮幼稚園
* 平田幼稚園
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* 稲枝東幼稚園
* 旭森幼稚園
* 城北幼稚園
* 金城幼稚園
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
* 佐和山幼稚園
* 城陽幼稚園
</div><br style="clear: left;" />
: ''cf.''　彦根市立幼稚園の一覧表あり：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |editor=彦根市教育委員会 学校教育課 |title=市立幼稚園紹介一覧表 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/gakko/kinder/list.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 |accessdate=2011-10-08}}
<!--
=== その他の教育機関 ===
※彦根市　外国人学校など。
-->
== {{Anchor|保育園|保育所}} ==
<!--※注：保育所は教育機関ではありません。-->
: ''cf.''　保育所の一覧表あり：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |title=彦根市保育所案内 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/fukushihokenbu/jidokatei/hoikushoannai.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |accessdate=2011-10-08}}

== 金融機関 ==
=== 銀行 ===
* [[りそな銀行]]
* [[大垣共立銀行]]
* [[滋賀銀行]]
* [[京都銀行]]
* [[関西アーバン銀行]]（旧びわこ銀行）

=== 政策金融機関 ===
* [[商工組合中央金庫]]

=== 協同組織金融機関 ===
* [[滋賀中央信用金庫]]（旧彦根信用金庫）
* [[滋賀県民信用組合]]
* [[近畿労働金庫]]

=== 日本郵政 ===
* [[ゆうちょ銀行]]（[[郵便局]]）

=== 農協・生協 ===
* [[東びわこ農業協同組合]]（[[JAバンク]]）
* [[全国労働者共済生活協同組合連合会|全労済]]

== マスメディア ==
=== 地域新聞 ===
頒布地域に彦根市を含む地域新聞を、おおよそ対象地域の狭いものから順に挙げる。なお、『京都新聞』は広域新聞であり、これを含まない。
* 近江同盟新聞社 ：『[[近江同盟新聞]]』を発行。頒布地域は彦根市近郊。本社所在地は彦根市[[立花町 (彦根市)|立花町]]2-63。
* 滋賀彦根新聞社 ：『[[彦根新聞]]』を発行。頒布地域は彦根市と[[犬上郡]]。1986年、設立。彦根市[[中央町 (彦根市)|中央町]]7-41。
* 滋賀報知新聞社 ：『[[滋賀報知新聞]]』および『報知写真新聞』を発行。頒布地域は滋賀県。本社所在地は滋賀県[[大津市]]梅林1丁目3-25。 

=== 全国紙・ブロック紙 ===
* [[朝日新聞]]彦根通信局
* [[毎日新聞]]彦根支局
* [[読売新聞]]彦根支局
* [[産経新聞]]彦根通信部
* [[中日新聞]]彦根支局
* [[京都新聞]]彦根支局

=== 出版・印刷 ===
{{節stub}}
* [[国立印刷局]]彦根工場
* [[サンライズ出版]]

=== 放送局 ===
; テレビ局
* なし
; ラジオ局
* [[KBS滋賀]]
* [[エフエムひこね]]

== 交通 ==
=== 空港 ===
滋賀県に[[空港]]は無く、彦根市に最寄りの空港は、[[名神高速道路]][[彦根インターチェンジ|彦根IC]]より約1時間40分の距離にある[[大阪国際空港]]（[[兵庫県]][[伊丹市]]）又は約2時間の距離にある[[中部国際空港]]（[[愛知県]][[常滑市]]）である。<ref name="企業立地, official" />。

=== 鉄道路線 ===
* 中心駅：'''[[彦根駅]]'''
* [[西日本旅客鉄道]]（JR西日本）
** [[東海道本線]]（[[琵琶湖線]]）：[[彦根駅]] - [[南彦根駅]] - [[河瀬駅]] - [[稲枝駅]]
* [[近江鉄道]]
** [[近江鉄道本線|本線]]：[[フジテック前駅]] - [[鳥居本駅]] - [[彦根駅]] - [[ひこね芹川駅]] - [[彦根口駅]] - [[高宮駅 (滋賀県)|高宮駅]]
** [[近江鉄道多賀線|多賀線]]：高宮駅 - [[スクリーン駅]]

※その他、[[東海道新幹線]]（[[東海旅客鉄道|JR東海]]）が[[米原駅]] - [[京都駅]]間で当市を通過している。

=== 道路 ===
==== 現代の主要道路 ====
===== 高速自動車国道 =====
* [[名神高速道路]] ：[[彦根インターチェンジ|彦根IC]]

===== 一般国道 =====
* [[国道8号]]
* [[国道306号]]

===== 県道 =====
{{節stub}}
{{See also|滋賀県の県道一覧}}
一般県道は数が多いため、主要地方道のみ掲載。
* [[滋賀県道2号大津能登川長浜線]]
* [[滋賀県道6号彦根停車場線]]
* [[滋賀県道13号彦根八日市甲西線]]
* [[滋賀県道17号多賀醒井線]]
* [[滋賀県道20号愛知川彦根線]]
* [[滋賀県道25号彦根近江八幡線]]

==== 近世以前の主要街道 ====
* 巡礼街道
* [[中山道]] ：地域を南北に走り、[[宿場町]]として[[鳥居本宿]] (''cf.'' 1602, [[#鳥居本宿 1603|1603]]) と[[高宮宿]]が設けられていた。
* [[彦根道]] ：中仙道の賑わいを彦根城下へ誘導するべく整備された[[脇往還]]である、切通道（鳥居本宿- 切通峠- 城下）と高宮道（高宮宿- [[七曲がり (滋賀県)|七曲がり]]- [[久左の辻|久佐の辻]]- 城下）の総称。
* [[朝鮮人街道]]

=== 道の駅 ===
* 市内に[[道の駅]]は存在しない。''cf.'' [[道の駅一覧 近畿地方#滋賀県]]

[[ファイル:Biwako104417.jpg|thumb|right|220px|オーミマリン]]<!--※「港湾」の節に係る。-->
=== 乗合自動車 ===
{{節stub}}
==== バス ====
* [[路線バス]]
** [[近江鉄道]]バス
** [[湖国バス]]
** [[彦根観光バス]]
* [[高速バス]]
** [[びわこドリーム号]]
* [[コミュニティバス]]

==== タクシー ====
* <!--未編集-->

=== 港湾 ===
* [[彦根港]]
** [[オーミマリン]]（[[竹生島]]、[[多景島]]行き）

== 名所・旧跡・観光地・行楽地・娯楽施設・祭事、ほか ==
=== {{Anchors|名所|旧跡|観光地|行楽地}}名所・旧跡・観光地 ===
; 自然物、自然物主体の名所
[[File:Takei island view from the Matsubara swimming beach Hikone.JPG|thumb|right|200px|彦根市[[松原水泳場]]より遠望した多景島]]
* [[琵琶湖]]
* [[多景島]] ：[[琵琶湖国定公園]]第1種特別地域の一つ (''cf.'' [[#琵琶湖国定公園 2950|2950]])。
* [[十王村の水]] ：「[[名水百選]]」選定の[[湧水]]。''cf.'' [[#十王村の水 1985|1985]], [[#十王村の水 1688|1688]].

; 神社仏閣
[[画像:Shigaken-gokoku-jinja02b3200.jpg|thumb|right|200px|滋賀縣護國神社]]
* 千代神社 ：本殿は国の[[重要文化財]]に指定。
* 比婆神社 ：比婆之山山腹、男鬼[[字]]護持ヶ谷494-5に所在。
* [[滋賀縣護國神社]] ：''cf.'' [[#護國神社 1876|1876]].
* 長寿院（大洞弁財天） ：弁才天堂は国の重要文化財に指定。古沢町に所在。''cf.'' [[#長寿院 1695|1695]].
* [[龍潭寺 (彦根市)|龍潭寺]]（弘徳山 龍潭寺） ：古沢町に所在。
* 宗安寺（別名：赤門寺） ：[[朝鮮通信使]]の宿泊所になった寺で、戦国武将（豊臣方）[[木村重成]]の[[首塚]]がある。本町2丁目に所在。
* 観道寺 ：木造日光菩薩・月光菩薩立像は国の[[重要文化財]]に指定。本庄町に所在。
* 来迎寺 ：木造阿弥陀如来坐像は国の重要文化財に指定。本町1丁目に所在。
* 少林寺 ：木造観世音菩薩立像は国の重要文化財に指定。笹尾町に所在。
* 高宮寺 ：木造伝・切阿坐像は国の重要文化財に指定。高宮町に所在。
* 祥寿山 清凉寺 ：彦根藩主[[井伊氏|井伊家]][[墓|墓所]]（国の[[史跡]]）がある。古沢町に所在。''cf.'' [[#清凉寺 1603|1603]].
* 荒神山神社 ：明治初期の[[神仏分離]]・[[廃仏毀釈]]で[[廃寺]]となった奥山寺が前身。[[石寺町 (彦根市)|石寺町]]に所在。

; 旧跡、旧跡再現施設
* [[荒神山古墳]] ：国の[[史跡]]。県下第二の規模の[[前方後円墳]]。''cf.'' [[#荒神山古墳 first|A]], [[#荒神山古墳 2011|2011]].

{{multiple image
 | align     = right
 | direction = vertical
 | header    = 
 | header_align = center
 | footer    = 
 | image1    = Hikone castle5537.JPG
 | width1    = 220
 | caption1  = 国宝・[[彦根城]]天守
 | image2    = Genkyuen11.jpg
 | width2    = 220
 | caption2  = 時代劇のロケ地としても馴染み深い、[[玄宮園]]の1ショット
 | image3    = Hikonehku8.jpg
 | width3    = 220
 | caption3  = 表御殿の復元庭園
}}

* 彦根城跡 ：外堀など城郭遺構と埋木舎を含む城跡は国の[[史跡#特別史跡|特別史跡]] (''cf.'' [[#彦根城 1956|1956]])。
* {{Anchor|彦根城 旧跡|}}[[彦根城]]
: ：[[琵琶湖国定公園]]第1種特別地域の一つ (''cf.'' [[#琵琶湖国定公園 2950|2950]])。「[[琵琶湖八景]]」選定地の一つ (''cf.'' [[#琵琶湖八景 1950|1950]])。「[[日本100名城]]」選定地の一つ (''cf.'' [[#彦根城 2006|2006]])。「彦根城の時報鐘と虫の音」の名で環境評価「[[日本の音風景100選]]」にも選定されている (''cf.'' [[#100SJ  1996|1996]])。''cf.'' [[#彦根城 1603|1603]], [[#彦根城 1606|1606]], [[#彦根城 1616|1616]], [[#彦根城 1622|1622]], [[#彦根城 1873|1873]], [[#彦根城 1878|1878]], [[#彦根城 1944|1944]].
:* [[天守]]・附櫓及び[[櫓 (城郭)#種類|多聞櫓]]（以上2棟） ：[[国宝]] (''''cf.'' [[#彦根城 1952|1952]])。
:* 太鼓門及び続櫓、天秤櫓、西の丸三重櫓及び続櫓、二の丸佐和口多聞櫓、馬屋（以上5棟） ：国の[[重要文化財]] (''cf.'' [[#彦根城 1951|1951]])。
:* [[楽々園]] ：1677年、彦根城下屋敷「槻御殿（黒門外御屋敷）」として造営される (''cf.'' [[#楽々園 1677|1677]])。1951年、[[玄宮園]]と共に「玄宮楽々園」の名で国の[[名勝]]に指定される (''cf.'' [[#玄宮楽々園 1951|1951]])。
:* [[玄宮園]] ：1678年、彦根城下屋敷「槻御殿」の庭園が大池泉回遊式の[[大名庭園]]として再整備されたのが起源 (''cf.'' [[#玄宮園 1678|1678]]) であるが、1813年、現在の形に再整備された (''cf.'' [[#玄宮園 1813|1813]])。1951年、楽々園と共に「玄宮楽々園」の名で国の名勝に指定される。彦根城と同じく、[[時代劇]]（テレビドラマや映画<ref group="注">テレビドラマシリーズ『[[暴れん坊将軍]]』、映画『[[大奥 (2006年の映画)|大奥]]』など。</ref>）の[[ロケーション撮影|ロケ地]]としての利用も多い。
* [[埋木舎]] ：映画『[[武士の一分]]』などのロケ地でもある。
* [[彦根城博物館]]
* 旧彦根藩松原下屋敷庭園 ：彦根藩松原下屋敷（通称：お浜御殿。[[#お浜御殿 1810|1810年]]創建）の庭園で、2002年に国の名勝に指定される (''cf.'' [[#お浜御殿 2002|2002]])。
* [[佐和山城|佐和山城址]]
* 中山道中磨針峠望湖堂跡 ：下矢倉町の磨針峠（[[摺針峠]]）に所在。[[望湖堂]]の建物は[[#望湖堂 1991|1991年に焼失]]し、今は近くに「舊中仙道　磨針峠 望湖堂　明治天皇御聖蹟　弘法太子縁の地　是より東へ山道800ｍ（意訳：旧中山道 磨針峠 望湖堂。[[明治天皇]]ゆかりの地［[[行幸]]時の小休所］。空海ゆかりの地。ここから東へ山道800ｍ）」と記された石碑が残る。''cf.'' [[#望湖堂, 広重|歌川広重が描いた望湖堂]]、[[#望湖堂 1795|1795]]。

; その他の施設
* [[滋賀中央信用金庫]]銀座支店ビル ：[[1918年]]（大正7年）竣工の旧明治銀行彦根支店ビル。明治銀行が破綻した[[1932年]]（昭和7年）以降は様々な用途に転用されてきた。国の[[登録有形文化財]]。
* ひこね市民活動センター ：[[1924年]]（大正13年）竣工の建物は[[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ|ヴォーリズ]]建築事務所の設計で、かつて[[彦根高等商業学校]]外国人教員住宅であった。彦根市金亀町7-5。
* [[俳遊館]] ：[[蕉門十哲]]の一人である彦根出身者・[[森川許六]]などにちなむ、[[俳句]]の資料館。[[1924年]]（大正13年）竣工のレトロな建物は、旧彦根信用金庫本店ビル。
* [[滋賀大学]]経済学部[[講堂]] ：[[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ|ヴォーリズ]]建築事務所設計の、旧・[[彦根高等商業学校]]講堂。1924年（大正13年）竣工。
* 滋賀大学陵水会館 ：ヴォーリズ建築事務所設計の、旧・彦根高等商業学校同窓会館。[[1938年]]（昭和13年）竣工。
* 夏川記念館 ：[[オーミケンシ]]創業者を記念して[[京町 (彦根市)|京町]]に建てられた資料館で、[[近江高校]]の付属施設。[[安藤忠雄]]設計。[[1989年]]（平成元年）、開設。
* [[佐和山遊園]]
* [[夢京橋キャッスルロード]] ：歴史的景観を演出する商業施設。''cf.'' [[#夢京橋キャッスルロード 1999|1999]].
** 夢京橋あかり館
* [[四番町スクエア]] ：歴史的景観を演出する商業施設。''cf.'' [[#四番町スクエア 2006|2006]].

=== {{Anchors|行楽地|娯楽施設}}行楽地・娯楽施設 ===
* [[松原水泳場]] ：松原湖岸（千々の松原）を利用した[[水泳場]]。[[彦根大花火大会]]や[[鳥人間コンテスト選手権大会]]の会場でもある。
* [[新海浜水泳場]] ：新海浜を利用した水泳場。
* [[ビバシティ彦根]] ：[[複合商業施設]]。1996年にオープン。
* [[彦根カントリークラブ]]
* [[オウミボウル]]

=== {{Anchors|祭事|祭り|恒例イベント}}祭事・恒例イベント ===
[[ファイル:BIRDMAN WIKI.jpg|thumb|right|230px|[[2006年]]（平成18年）に行われた、第30回鳥人間コンテスト選手権大会の様子]]
* 彦根市消防[[出初式]] ：1月8日開催。伝統芸能「彦根鳶梯子登り」も行われる。
* [[北野蛭子神社彦根十日えびす祭]] ：1月9日・10日開催。
* [[梅まつり]] ：彦根城内・梅林にて、3月1日- 31日開催。
* [[桜まつり]] ：彦根城一帯にて、4月1日- 21日開催。
* [[高宮神社春例大祭]] ：4月上旬に開催。
* [[高宮納涼花火大会]] ：7月10日前後に開催。県下で一番早い花火大会。''cf.'' [[#高宮花火大会 1912|1912]].
* ゆかたまつり ：7月開催。
* [[鳥人間コンテスト選手権大会]] ：[[松原水泳場]]にて、7月下旬もしくは8月上旬に開催。''cf.'' [[#鳥人間 1980|1980]].
* [[彦根大花火大会]]（彦根・北びわ湖大花火大会） ：8月上旬。''cf.'' [[#彦根花火大会 1949|1949]].
* [[彦根七夕まつり]] ：市内商店街にて、8月上旬開催。
* [[ひこね万灯流し]] ：[[芹川 (滋賀県)|芹川]]堤（芹橋-後三条橋間）にて、8月中旬開催。
* [[彦根ばやし]]総おどり大会 ：市内商店街にて、8月中旬開催。''cf.'' [[#彦根ばやし 1960|1960]].
* 玄宮園で虫の音を聞く会 ：9月上旬から下旬まで開催。
* [[小江戸彦根の城まつり]] ：10月上旬から11月上旬まで開催。
* 彦根シティマラソン ：11月の上旬か中旬に開催。ただし、2011年は9月25日開催（予定）。<ref name="保健体育課, 市教委">{{Cite web |title=保健体育課 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/taiiku/index.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 保健体育課 |date=2011 |accessdate=2011-10-08}}
</ref>
* 錦秋の玄宮園ライトアップ ：11月中旬から下旬まで実施。
* 彦根[[えびす講]] ：市内商店街にて、11月下旬開催。
* [[彦根城除夜の鐘をつく集い]] ：12月31日開催。

== 指定文化財 ==
「[[彦根城]][[天守]]　附櫓及び[[櫓 (城郭)#種類|多聞櫓]]」と「紙本金地著色風俗図（[[彦根屏風]]）」(''cf.'' [[#彦根屏風 1624|1624]], [[#彦根屏風 1955|1955]]) は[[国宝]]である。建造物、彫刻、工芸品、古文書など、国の[[重要文化財]]も多く、また、彦根城跡（埋木舎を含む）は<!--、すなわち、彦根城とその周辺の歴史的環境は-->[[特別史跡]]である。[[玄宮園]]と[[楽々園]]は合わせて[[名勝]]に指定されている。
: ''cf.''　彦根市内にある指定文化財の一覧表と案内地図 ：<small>≪外部リンク≫</small> {{Cite web |title=彦根市の指定文化財一覧表 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/edu/bunkazai/map/shosai/index.html#kuni |work=彦根市文化財マップ（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会 文化財課 |accessdate=2011-10-08}}</ref>。

== 交通アクセス ==
; 鉄道路線
* [[西日本旅客鉄道|JR西日本]] [[東海道本線]]（[[琵琶湖線]]） [[彦根駅]]下車。
* [[近江鉄道]][[近江鉄道本線|本線]] [[彦根駅]]下車。
; 自動車道
* [[名神高速道路]] [[彦根インターチェンジ|彦根IC]] - [[国道306号]]。
* [[国道8号]]

== ゆかりのある著名人 ==
=== 名誉市民 ===
* [[舟橋聖一]] ：彦根市[[市民#名誉市民|名誉市民]]第1号（1964年6月30日）。[[小説家]]（『[[花の生涯]]』作者）。<ref name="彦根市について(詳細), official" />
* 木島茂 ：彦根市名誉市民第2号（1967年2月11日）。[[政治家]]（[[明治]]時代の彦根市長<ref>{{Cite web |editor=神戸大学附属図書館 |title=大阪毎日新聞 1940.12.13-1940.12.14(昭和15) - 新聞記事文庫 都市(13-084) |url=http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00749112&TYPE=IMAGE_FILE&POS=1 |work=神戸大学電子 図書館システム（公式ウェブサイト）|publisher=[[神戸大学]] |date=2005-06 |accessdate=2011-10-08}}</ref>）。<ref name="彦根市について(詳細), official" />
* [[井伊直愛]] ：彦根市名誉市民第3号（1989年7月20日）。政治家（[[昭和]]時代の彦根市長）。<ref name="彦根市について(詳細), official" />
* [[夏原平次郎]] ：彦根市名誉市民第4号（2001年2月11日）。[[実業家]]（[[平和堂]]創業者）。<ref name="彦根市について(詳細), official" />
* [[井伊文子]] ：彦根市名誉市民第5号（2005年12月6日）。[[歌人]]、[[随筆家]]。<ref name="彦根市について(詳細), official" />

=== 出身著名人 ===
; [[安土桃山時代]]の生まれ
* [[虎徹]] ：江戸初期の[[刀工]]。[[1596年]]頃、石田三成治世下の[[佐和山城|佐和山]][[城下町|城下]]生まれ。''cf.'' [[#虎徹 1656|1656]].

; [[江戸時代]]の生まれ
* 鵜川市郎兵衛（有川市郎兵衛） ：江戸初期の[[実業家]]（赤玉神教丸開発者、[[有川製薬]]創業者）。[[1658年]]頃より活動記録多し。[[近江国]][[坂田郡]]上矢倉村（現・彦根市[[鳥居本町]]内）生まれ。''cf.'' [[#赤玉神教丸 1658|1658]], [[#赤玉神教丸 1753|1753]].
* 馬場弥五郎 ：江戸中期の実業家（[[鳥居本合羽]]開発者、同・製造販売創業者）。[[1720年]]起業。坂田郡上矢倉村（現・鳥居本町内）生まれ。''cf.'' [[#鳥居本合羽 1720|1720]].
* 絹屋半兵衛（伊藤半兵衛） ：江戸後期の[[陶芸家]]（[[湖東焼]]創始者）。実業家（彦根の呉服・古着商）。[[1791年]]、[[犬上郡]]外船町（そとふなまち。現・彦根市[[船町 (彦根市)|船町]]内）生まれ<ref name="絹屋半兵衛 Hikonet">{{Cite web |title=湖東焼の開祖 絹屋半兵衛 - 彦根のむかしばなし |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/mukashi/22f.html |work=こどもひこねっと（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会事務局生涯学習課 |date= |accessdate=2011-10-08}}</ref>。''cf.'' [[#湖東焼 1829|1829]], [[#湖東焼 1895|1895]].
* [[桜川大龍]] ：[[幕末]]の[[音楽家]]（[[江州音頭]]宗家）。[[1809年]]、犬上郡河瀬村（現・彦根市[[南川瀬町]]）生まれ。
* [[井伊直弼]] ：幕末の[[大名]]（井伊家第34代当主、彦根藩第15代藩主、彦根城主）。[[江戸幕府]][[大老]]。[[1815年]]11月29日、彦根城二の丸生まれ。
* [[岸竹堂]] ：[[日本画家]]（[[岸派]]四代目）。[[1826年]][[5月28日]]生まれ。
* [[日下部鳴鶴]] ：[[書家]]。幕末の[[武士]]（彦根藩士）。明治初期の[[政治家]]（[[太政官]]等）。[[1838年]]10月6日生まれ。<ref name="彦根市について(top), official" />

; [[明治]]生まれ
* [[横山運平]] ：[[俳優]]（男優）。[[1881年]]1月1日、犬上郡[[彦根町]]（現・彦根市内）生まれ。
* [[近江冨士初太郎]]：元[[力士]]。1881年2月2日生まれ。
* [[松鶴家光晴・浮世亭夢若|松鶴家光晴]] ：漫才師。1904年生まれ。
* [[木俣修]] ：[[歌人]]。[[1906年]]7月28日生まれ。<ref name="彦根市について(top), official" />

; [[大正]]生まれ
* [[夏原平次郎]] ：[[実業家]]（[[平和堂]]創業者）。[[#名誉市民|彦根市名誉市民]]。[[1919年]]5月30日、犬上郡河瀬村[[大字]]犬方（現・彦根市[[犬方町 (彦根市)|犬方町]]）生まれ。

; [[昭和]]生まれ
* [[団鬼六]] ：[[小説家]]、[[脚本家]]。[[演出家]]。[[1931年]]4月16日生まれ。
* [[田原総一朗]]：[[ジャーナリスト]]、[[評論家]]。[[ニュースキャスター]]。[[1934年]]4月15日生まれ。
* [[藤木てるみ]] ：[[漫画家]]。[[1934年]]12月11日生まれ。
* [[加川良]]：[[歌手]]。[[1947年]]11月21日生まれ。
* [[深尾吉英]] ：元・[[バレーボール]]選手（[[ミュンヘンオリンピック]]日本代表）。[[1949年]]7月1日生まれ。
* [[大木こだま・ひびき#メンバー|大木ひびき]]：[[漫才師]]（[[大木こだま・ひびき]]のメンバー）。[[1955年]]6月21日生まれ。
* [[姫野カオルコ]] ：[[作家]]。[[1958年]]8月27日生まれ。
* [[中溝裕子]] ：[[プロゴルファー]]。[[1965年]]10月5日生まれ。
* [[tetsuya]] ：[[音楽家]]（[[ベーシスト]]、歌手。[[L'Arc〜en〜Ciel]]のメンバー）。[[1969年]]10月3日、彦根市生まれ、大阪市[[東淀川区]]育ち。
* [[蒼樹山秀樹|枝川秀樹]] ：元・[[大相撲]][[力士]]（前頭筆頭 蒼樹山）・相撲指導者。[[1970年]]2月18日生まれ。
* [[西川貴教]] ：音楽家（歌手、[[作詞家]]）。[[俳優]]（男優）、[[声優]]。[[1970年]]9月19日、彦根市生まれ、[[野洲町]]（現・野洲市）育ち。　
; [[平成]]生まれ
* [[桐生祥秀]] ：陸上選手。[[1995年]]12月15日生まれ。
; 生年不詳
* [[瑞智士記]] ：小説家。[[2000年代]]より活動。

=== その他のゆかりある著名人 ===
<!--※出身ではないか、はっきりしないが、縁の深い人の枠。-->
; [[近世#日本|近世]]以前の生まれ
* [[藤原房前]] ：[[飛鳥時代]]・[[奈良時代]]の[[貴族#日本の貴族|貴族]]（[[近江国]][[国司]]）。彦根寺[[開山 (仏教)|開基]]（''cf.'' [[#彦根寺 710|710年]]）。[[681年]]生まれ。
* [[磯野員昌]] ：[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]の[[武将]]（[[浅井氏]]家臣、[[佐和山城]]主）。
* [[石田三成]] ：[[安土桃山時代]]の武将・[[大名]]（石田家[[佐和山藩]]藩主、佐和山城主）。[[豊臣政権]][[五奉行]]の一人。[[1560年]]、[[近江国]][[坂田郡]]石田村（現・[[長浜市]]石田町内）生まれ。
* [[井伊直政]] ：安土桃山時代の武将・大名（[[井伊氏|井伊家]]第24代当主、井伊家[[佐和山藩]]［[[彦根藩]]初代藩主）。[[1561年]]3月4日、[[遠江国]][[井伊谷藩|井伊谷]]（現・静岡県[[浜松市]][[北区 (浜松市)|北区]][[引佐町]]井伊谷）生まれ。
* [[井伊直孝]] ：[[江戸時代]]初期の大名（井伊家第25代当主、彦根藩第2代藩主、江戸幕府初代[[大政参与]]［[[大老]]］）。彼の代で井伊氏彦根藩は35万石に加増される (''cf.'' [[#彦根藩35万石 1633|1633]])。[[1590年]]3月16日、[[駿河国]]中里（現・[[静岡県]][[焼津市]]内）生まれ。
* [[森川許六]] ：江戸時代前期・中期の[[俳人]]（[[蕉門十哲]]の一人）で、[[武士]]（彦根藩士）。[[1656年]]10月1日生まれ。
* [[西村捨三]] ：[[幕末]]の武士（彦根藩士）で[[明治]]の[[官僚]]・[[政治家]]（第4代[[沖縄県|沖縄]][[県令]]、第6代[[大阪府]][[知事]]、ほか）。[[近江鉄道]]創立発起人の中心人物でもある。[[1843年]]8月24日生まれ（親元であれば彦根城下の生まれ）、彦根育ち。
* [[大東義徹]] ：幕末の武士（彦根藩士）で明治の官僚・政治家（第9代[[司法大臣]]、[[衆議院]][[議員]]）。[[近江鉄道]]創立発起人の一人で、同社の初代社長でもある。天保13年7月（[[1842年]]7月か8月）生まれ（親元であれば彦根城下の生まれ）、彦根育ち。 

; [[近代#日本|近代]]以降の生まれ
* [[舟橋聖一]] ：[[#名誉市民|彦根市名誉市民]]第1号。[[小説家]]。父親が彦根生まれであり、井伊直弼を主人公とした[[歴史小説]]『[[花の生涯]]』（''cf.'' [[#花の生涯 1952|1952]], [[#花の生涯 1964|1964]]）を執筆している。[[1904年]]12月25日、[[東京府]][[東京市]]（現・[[東京都区部]]）生まれ。
* [[井伊直愛]] ：井伊家第37代当主、井伊掃部頭家第16代当主。旧[[伯爵]]。[[政治家]]（彦根[[市町村長|市長]]）。[[水産学|水産学者]]。彦根市名誉市民。[[1910年]]7月29日、滋賀県生まれ（※彦根生まれのはずであるが、明記された資料は編者未確認）。
* [[井伊文子]] ：[[歌人]]、[[随筆家]]。井伊直愛夫人。彦根市名誉市民。[[1917年]]5月20日生まれ。


=== 人間以外 ===
* [[チャンピイ]] ：[[盲導犬]]。1955年4月8日、[[アメリカ合衆国]]生まれ。1959年から1960年の1年間、彦根市で活動していた<ref>[http://www.hikone-kiina.jp/paper/vol2/2p.html 日本最初の盲導犬 チャンピイ彦根を歩く]、彦根商店街連盟、2002年11月10日執筆、2011年10月16日閲覧。</ref>。
* [[ひこにゃん]] ：[[2006年]][[4月13日]]、彦根市生まれ（誕生日設定）。→ [[#マスコット]]
* [[しまさこにゃん]] ：ひこにゃん誕生後に登場（設定上は[[七曲がり仏壇街]]の古い蔵に400年前からいたことになっている）。→ [[#マスコット]]
* [[いしだみつにゃん]] ：しまさこにゃん誕生後に登場。→ [[#マスコット]]

== マスコット ==
* [[ひこにゃん]] ：彦根市の[[マスコット]]。彦根市特別住民。''cf.'' [[#ひこにゃん 2006|2006]], [[#ひこにゃん 2007|2007]]
* [[しまさこにゃん]] と [[いしだみつにゃん]] ：ひこね「街の駅」戦国丸（[[花しょうぶ通り商店街]]）のマスコット。

== 彦根と関連する創作作品 ==
=== 彦根を舞台とした作品 ===
; 小説
* 『[[花の生涯]]』 ：[[日本放送協会|NHK]][[大河ドラマ]]の第1作などでも知られる。''cf.'' [[#花の生涯 1952|1952]].
* 『絹と明察』 ：1964年に刊行された[[三島由紀夫]]の小説。近江絹糸争議を題材としている。
* 『藍色のベンチャー』 ：2003年に刊行された[[幸田真音]]の小説。湖東焼を題材としている。文庫版では『あきんど 絹屋半兵衛』。
* 『[[偉大なる、しゅららぼん]]』 ：2011年に刊行された[[万城目学]]の小説。舞台の石走は湖東と湖北の境目にある架空の町だが、駅前に藩主の銅像がある、平山城である石走城を中心とした古い城下町、城の堀沿いに難関高校がある、カロムが流行っているなど町の設定に彦根の要素を多々取り入れている。石走城の近くに「馬場町」というバス停があるが、彦根城と琵琶湖に挟まれた地区の町名は馬場である。しかしあくまで架空の町であり、彦根が東海道線沿線なのに対し石走は北陸本線沿線、彦根城には現存天守閣があるのに対し石走城は落雷で天守閣が焼失しているなど違う部分もある。2014年3月公開の映画では彦根城が石走城のロケ地になっている。
; その他
* [[彦根かるた]] ：1983年に作られた、彦根を題材とした地域[[カルタ]]。''cf.'' [[#彦根かるた 1983|1983]]. <ref group="注">{{Cite web |title=彦根かるた |url=http://kids.city.hikone.shiga.jp/carta/index.html |work=ひこねっと（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会事務局生涯学習課 |accessdate=2011-10-08}}</ref>

== その他の関連事項 ==
[[ファイル:Hikone okabe champon.jpg|thumb|right|200px|彦根のちゃんぽん]]
; 食文化
* [[三十五万石]] ：彦根[[土産菓子#銘菓・名菓|銘菓]]の一つで、その名は彦根藩の[[石高]] ([[#彦根藩35万石 1633|''cf.'']]) にちなむ。大菅製菓の主力商品。[[全国菓子大博覧会]]名誉総裁賞受賞。
* [[埋れ木 (菓子)|埋れ木]] ：[[埋木舎]]の名にちなむ彦根銘菓。1809年に創業し、井伊家[[御用達]]となった菓子屋「糸屋重兵衛」、現・いと重菓舗 (''cf.'' [[#いと重菓舗 1809|1809]]) の、現代における主力商品。
* [[ちゃんぽん]] ：市内の食堂で出される和風ちゃんぽんが、1990年代末から[[ご当地グルメ]]として注目されつつある。詳しくは「[[ちゃんぽん#彦根]]」を参照のこと。
; 娯楽
* [[カロム]] ：かつては日本全土に普及していた近代由来の室内遊戯。現在では彦根地方に限って一般的に知られ、保存されている。当地では日本選手権大会も開催される。
* ひこね第九オーケストラ ：毎年冬に第九を演奏。オーケストラも合唱団もアマチュアで構成されている。
; 学習
* [[彦根城下町検定]] ：彦根城の[[ご当地検定]]。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
<div class="references-small">{{Reflist|3}}</div>
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== 参考文献 ==
※記述あるが望ましい節
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
{{Commonscat|Hikone, Shiga}}
; 行政
* {{Anchor|彦根市official|}}{{Cite web |title=彦根市 |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/ |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |accessdate=2011-10-08}}
; 学問・観光
* {{Anchor|HCMN|}}{{Cite web |title=彦根城博物館だより |url=http://longlife.city.hikone.shiga.jp/museum/letter/top.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=[[彦根城博物館]] |accessdate=2011-10-08}}
* {{Anchor|Hikonet|}}{{Cite web |title=ひこねっと |url=http://longlife.city.hikone.shiga.jp/ |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市教育委員会事務局生涯学習課 |accessdate=2011-10-08}}
; 観光
* {{Anchor|彦根市観光|}}{{Cite web |title=彦根市観光ガイド |url=http://www.city.hikone.shiga.jp/kanko/index.html |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根市 |accessdate=2011-10-08}}
* {{Anchor|Hikonejo400|}}{{Cite web |title= 国宝・彦根城築城400年祭 |url=http://www.hikone-400th.jp/ |work=（公式ウェブサイト）|publisher=国宝・彦根城築城400年祭実行委員会 |accessdate=2011-10-08}}
* {{Anchor|彦根観光協会|}}{{Cite web |title=彦根観光協会 |url=http://www.hikoneshi.com/ |work=（公式ウェブサイト）|publisher=彦根観光協会 |accessdate=2011-10-08}}
; その他
* {{Anchor|彦根市のあゆみ|}}{{Cite web |title=彦根市のあゆみ|url=http://archive.is/20121209155827/www.city.hikone.shiga.jp/kikakushinkobu/kikaku/xls/tokei20/21/21-2.xls |work= |publisher= |date= |accessdate=2011-10-08}}

{{Geographic Location
|Centre    = 彦根市
|North     = 湖対岸に[[長浜市]]、（琵琶湖）<br />米原市
|Northeast = [[米原市]]
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|South     = [[甲良町]]、[[豊郷町]]、[[愛荘町]]
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|West      = 湖対岸に[[大津市]]、（琵琶湖）
|Northwest = 湖対岸に[[高島市]]<br />（[[琵琶湖]]）
|image     =
}}

{{滋賀県の自治体}}
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[[Category:滋賀県の市町村]]
[[Category:彦根市|*]]
[[Category:城下町|ひこね]]
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