山崎巌のソースを表示

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{{出典の明記|date=2013年2月|ソートキー=人1968年没}}
{{政治家
|人名 = 山崎 巌
|各国語表記 = やまざき いわお
|画像 = Iwao Yamazaki.JPG
|画像説明 = 警視総監在任中の山崎巌
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|国略称 = {{JPN}}
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1894|9|16|死亡}}
|出生地 = {{JPN}} [[福岡県]][[大川市]]
|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1894|9|16|1968|6|26}}
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|出身校 = [[東京大学|東京帝国大学]]
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|所属政党 = [[自由党 (日本 1950-1955)|自由党]]<br/>[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]
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|親族（政治家） = [[有吉忠一]]（義父）<br/>[[山崎達之輔]]（兄）<br/>[[山崎平八郎]]（甥）
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'''山崎 巌'''（やまざき いわお、[[1894年]]（[[明治]]27年）[[9月16日]] - [[1968年]]（[[昭和]]43年）[[6月26日]]）は、[[日本]]の[[内務省 (日本)|内務]][[官僚]]、[[政治家]]。[[内務大臣 (日本)|内務大臣]]、[[自治大臣]]兼[[国家公安委員会委員長]]を歴任した。

== 来歴・人物 ==
[[福岡県]][[大川市]]に生まれる。[[福岡県立伝習館高等学校|伝習館中学]]、[[第五高等学校 (旧制) |五高]]を経て、1918年（[[大正]]7年）[[東京大学|東京帝国大学]][[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|法学部]]独法科を卒業し、[[内務省 (日本)|内務省]]に入省する。途中、[[厚生省]]に移り社会局長に。その後[[静岡県]]知事などを務める。内務省に戻り、土木局長、[[警保局]]長などを経て、1940年（昭和15年）[[警視総監]]に就任する。総監時代には[[企画院事件]]などを捜査する。[[東條内閣]]では内務次官を務める。彼自身の力量もあったが、兄・達之輔を通じた[[帝国議会]]対策を[[東條英機]][[内閣総理大臣|首相]]から期待されての起用だった。

終戦後、1945年（昭和20年）[[東久邇宮内閣]]で内務大臣。在任中、[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]]が[[昭和天皇]]の訪問を受けた際の写真の掲載禁止を指示したが[[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]から命令撤回を指令される。また[[政治犯]]釈放に反対し、「天皇制に反対する者は共産主義者であるから今後も[[治安維持法]]によって逮捕する」と[[国体]]の擁護と同法の維持を主張。「自由の指令」を発したGHQと対立する形になり罷免、[[公職追放]]となる。これを契機として東久邇宮内閣も「改革指令の遂行は共産革命を誘発し不可能」として総辞職に至った。

1952年（昭和27年）追放が解除されると、[[第25回衆議院議員総選挙|第25回総選挙]]に戦前[[立憲政友会|政友会]]の代議士だった達之輔の地盤を引き継いで[[自由党 (日本 1950-1955)|自由党]]公認で立候補し当選した<!--（当選同期に[[大平正芳]]・[[黒金泰美]]・[[内田常雄]]・[[丹羽喬四郎]]・[[灘尾弘吉]]・[[宇都宮徳馬]]・[[植木庚子郎]]・[[加藤精三 (政治家)|加藤精三]]・[[今松治郎]]・[[重政誠之]]・[[町村金五]]・[[古井喜実]]など）--><!--脱線トリビア-->。[[保守合同]]後は自由民主党[[水曜会 (自民党)|緒方派→石井派]]に所属。1960年（昭和35年）には[[第1次池田内閣]]で自治大臣兼国家公安委員会委員長に就任したが、同年10月におきた[[浅沼稲次郎暗殺事件]]の責任を取り辞任した。

1968年（昭和43年）6月26日、73歳で死去。

== 家族・親族 ==
[[農林大臣]]、[[逓信大臣]]を歴任した[[衆議院議員]]の[[山崎達之輔]]は兄。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の衆議院議員の[[山崎平八郎]]は甥。妻は内務省の先輩で[[横浜市|横浜市長]]を務めた[[有吉忠一]]の長女<ref>『閨閥』、342-343頁。</ref>。[[日本郵船]]社長の[[有吉義弥]]は義兄（忠一の長男）<ref name="閨閥 341-344">『閨閥』、341-344頁。</ref>。元[[建設事務次官]]の柴田達夫・元[[日本電信電話公社]]総裁の米澤滋・[[川上嘉市]]の次男で東宝アドセンターの社長を務めた川上流二は義弟（3人とも忠一の娘婿）<ref name="閨閥 341-344"/>。嘉市の妻すなわち流二の母は[[天文学者]]・[[寺尾寿]]の後妻の姪<ref>[http://prc.nao.ac.jp/prc_arc/arc_news/arc_news065.pdf 東京天文台初代台長寺尾寿の家系図を入手] - [[国立天文台]]・天文情報センター・アーカイブ室新聞　第65号（[[Portable Document Format|PDFファイル]]）</ref>。

== 参考文献 ==
* [[佐藤朝泰]] 著 『閨閥 <small>日本のニュー・エスタブリッシュメント</small>』 [[立風書房]]、1981年（昭和56年）10月30第1刷発行

== 脚注・出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
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{{Succession box
| title  = {{flagicon|JPN}} [[事務次官等の一覧#内務次官|内務次官]]
| years  = 第47代：1942年 - 1943年<br />第49代：1944年 - 1945年
| before = [[湯沢三千男]]<br />唐沢俊樹
| after  = [[唐沢俊樹]]<br />[[灘尾弘吉]]
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{{衆議院予算委員長|1957年}}
{{内務大臣|1945年}}
{{総務大臣|1960年|[[自治大臣]]}}
{{国家公安委員会委員長|1960年}}
{{警察庁長官||内務省警保局長（1940）}}
{{警視総監|第48代:1940年-1941年}}
{{静岡県知事|官選第29代：1938年-1939年}}
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[[Category:日本の閣僚経験者]]
[[Category:自由民主党の衆議院議員]]
[[Category:福岡県選出の衆議院議員]]
[[Category:日本の内務官僚]]
[[Category:日本の警察官僚]]
[[Category:戦前日本の厚生官僚]]
[[Category:静岡県知事]]
[[Category:東京大学出身の人物]]
[[Category:福岡県出身の人物]]
[[Category:1894年生]]
[[Category:1968年没]]