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封神演義
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{{Otheruses|中国の明代に書かれた小説|藤崎竜の漫画|封神演義 (漫画)}} {{Redirect|殷周伝説|横山光輝の漫画|殷周伝説 (横山光輝)}} {{特殊文字}} {{中華圏の事物 |タイトル= |画像種別= |画像=[[Image:FengShen2.jpg|300px]] |画像の説明= |英文= |簡体字=封神演义 |繁体字=封神演義 |ピン音=Fēngshén Yǎnyì |通用 = |注音符号= |ラテン字=Fengshen Yanyi |広東語= |上海語= |台湾語= |カタカナ=フォンシェン イェンイー }} {{Portal|文学}} 『'''封神演義'''』(ほうしんえんぎ)は、[[中国]][[明]]代に成立した[[神怪小説]]。『商周演義』、『封神伝』、『封神榜』<ref>榜とは立て札のこと</ref>、『封神榜演義』ともいう。史実の商周[[易姓革命]]を舞台に、[[仙人]]や[[道士]]、[[妖怪]]が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げるスケールの大きい作品である。文学作品としての評価は高くないが、中国大衆の宗教文化・民間信仰に大きな影響を与えたとされる<ref>二階堂善弘『封神演義の世界 中国の戦う神々』大修館書店、p2</ref>。著者(編者)は一般に[[許仲琳]]とされることが多いが、定説はない。 == あらすじ == はるか昔、世界は仙界と人界に分かれ、仙界はさらに、人間出身の[[仙人]]・[[道士]]達からなる[[崑崙|崑崙山]]の仙道「闡教(せんきょう)」と、それ以外の動物・植物・森羅万象に由来する「截教(せっきょう)」に二分されていた。 人界は時に商([[殷]])の[[帝辛|紂王]]の治世。紂王は名君とされていたが、慢心から[[女カ氏|女媧]]廟の祭祀において「女媧は人間界のどの人間より美しい、この女媧が私のものであったらいいのに」という意味の詩を詠んだ。この「神」と「人」を混同した無礼な行為に女媧は怒り、千年生きた狐狸の精に紂王を陥れるよう命じた。狐狸精は、[[朝歌]]の後宮に入ることになっていた美女、[[冀州]]侯の娘[[妲己]]の魂魄を滅ぼして身体を手に入れ、紂王を籠絡しはじめた。これ以降紂王は、妲己に操られるまま次第に暴政を行うようになっていった。 一方仙界では、闡教の教主・[[元始天尊]]門下の崑崙十二大仙が、千五百年に一度の逃れられぬ劫として、人を殺さねばならないことになっていた。また昊天上帝(天帝)が彼ら十二人を臣下に命じたことから、商周革命に関わる闡教徒、截教徒、人道の中から三百六十五位の「神」を「封(ほう)」じる「封神」の儀式を行うことになった。 天命により、この封神の執行者として選ばれたのが、崑崙の道士の一人であった姜子牙、後に周国の[[丞相]]となる[[呂尚|太公望]]である。 かくして商代末期の商周革命の動乱を舞台に、四不相([[シフゾウ|四不像]])に乗った姜子牙(太公望)がまきおこす商周両国の間の戦乱、ひいては闡教と截教の対立が描かれながら、数多くの仙人、道士の魂魄が封神榜の掲げられた「封神台」へ飛んでいくこととなる。 == 登場人物 == {{see|封神演義の登場人物一覧}} == 作者 == 作者は諸説あり定説はない。現存する最古の版本である『鐘伯敬先生批評封神演義第二十巻』には、[[許仲琳]]編と記されている。また、冒頭部分を許仲琳が書き、序文を記している[[李雲翔]]がその後手を加えたという「許仲琳・李雲翔合作説」もある。その他、[[道教]]方面において著作の多い[[陸西星]]の作とする説もあるが、これは成立年代の問題などから疑問視されている<ref>二階堂、89-98p。なお、二階堂はこれらの説を挙げた後、「許仲琳・李雲翔合作説」を支持している。</ref> なお、『[[金瓶梅]]』の作者である[[王世貞]]が朝廷より『金瓶梅』の中身を見せるよう命じられたため、慌てて一夜で『封神演義』を書き上げて差し替えたという説があるが、現在は俗説として否定されている<ref>二階堂、90p</ref>。 == 版本 == 明代の『鐘伯敬先生批評封神演義第二十巻』が現存する最古の版本で、これは日本の[[内閣文庫]]に所蔵されている。清代には[[褚人獲]]によって「四雪草堂本」と呼ばれるテキストが出版された。中国や[[中華民国|台湾]]で一般的に流布している活字本の内容は、これに基づくことが多いという。四雪草堂本と『鐘伯敬先生批評〜』のストーリーはほぼ同じだが、第九十九回の封神榜に名を連ねたメンバーが大幅に異なる(特に群星正神がかなり異なり、『鐘伯敬先生批評〜』では戦死したにもかかわらず名が載っていない人物が数多くいる)。 また、これとは別に清代の「蒙古車王府曲本」と呼ばれる口語体の二百二十回本が残っている。こちらは口談として民間で流布していた説話をベースとしており、前述の二つの版と内容が異なっている<ref>二階堂、98-100p</ref>。 == 前史 == 『封神演義』の直接の前身となった作品は、[[元 (王朝)|元]]の至治年間 (1321 - 1323) 以前に成立したとされる歴史小説『[[武王伐紂平話]]』とされる。また『封神演義』の作者は明代の余邵魚の小説『[[春秋列国志伝]]』第一巻も同時に参照していたと言われている。『封神演義』の物語の骨組みはこの二作品とほとんど同じだが、『武王伐紂平話』と『春秋列国志伝』があくまで歴史小説であるのに対し、『封神演義』は神怪的要素が大量に挿入された神怪小説である点で、前者二作品とは大きく異なっている<ref>二階堂、58-76p</ref>。 本作に登場する神怪的なモチーフの多くはそれぞれ元となる説話がある。たとえば、『封神演義』の物語の軸である「[[太公望]](姜子牙)が封神を行った」という故事は、古くは『[[史記]]』封禅書の記述の中に原形が見られ、「天命により、周の武王の紂王討伐に応じて神が戦った」という説話は明代の神学書『[[三教源流捜神大全]](捜神大全)』に見られる。登場する神仙に関しても、その多くが『捜神大全』や『[[神仙通鑑]]』など当時信仰されていた神仙を扱った書物に名前が見える。『封神演義』の著者はこれらの書物を参照し、そこに見られる神仙を名前だけ借用したり、もともとの説話を改変したりして物語に挿入していったと考えられている<ref>二階堂、83-86p </ref>。 このため、古くから信仰された神仙([[女媧]]、[[太歳星君|殷郊]]、[[太上老君]]、[[広成子]]、[[赤精子]]など)と比較的新しい神仙([[顕聖二郎真君|楊戩]]や[[普化天尊|聞仲]]など)がごちゃまぜになっていたり、さらには[[仏教]]系の神仏([[燃燈仏|燃灯道人]]、[[文殊菩薩|文殊広法天尊]]、[[韋駄天|韋護]]、[[ナタ (中国神話)|哪吒]]など。当然、商周時代にはまだ仏教は成立していない)や後世の人物([[唐]]代に武将として活躍し、のちに[[軍神]]として[[托塔李天王|毘沙門天]]と同一視された[[李靖]]など)が登場していたりと、過度な時代錯誤がみられる<ref>二階堂、103-162p </ref>。 == 評価 == [[四大奇書]]として古くより『[[西遊記]]』、『[[三国志演義]]』、『[[水滸伝]]』、『[[金瓶梅]]』が挙げられるが、本書の評価はこれらより一段低いものとなっている。[[魯迅]]は「『水滸伝』に比べたら幻想的に過ぎ、『西遊記』に比べたら雄偉さに欠け、今に至るまでこの二作品と同列であると見なした者はいない」と評している<ref>魯迅著、長島長文訳 『中国小説史略』 全2巻、東洋文庫、平凡社</ref>。また、[[斉祐焜]]は「『封神演義』は思想面でも芸術面でも、作者が意図した『小説界に於いて水滸伝と西遊記と共に鼎立する』という抱負を果たすことは到底できなかった」と評している。一方で「だがそれでも『封神演義』は中国小説史で一定の重要な地位を占める」とも記している<ref>斉祐焜 『明代小説史』 中文・浙江古籍出版社</ref>。 文学面での評価が低い理由として、[[中国文学]]研究者の[[二階堂善弘]]は、文体のぎこちなさ(堅苦しい文言体を必要以上に多用する)、ストーリーの欠陥(太公望が天数(天命)と称して自分の行為を過度に正当化する、典型的な悪臣として描かれている費仲や尤渾まで他の登場人物と一緒に封神される)、時代考証の無視(商周時代に存在しない神仙・人物が登場する)などを挙げている<ref>二階堂、36-55p</ref>。 以上のように、『封神演義』は二流の文学作品とされている。しかし、中国の民間信仰に与えた影響はきわめて大きく、従来の神々であっても本書で改変された名前や格好で神像が作られたり、本書が初出とされる[[通天教主]]や[[申公豹]]などが従来の神々に混じって信仰の対象になったりしており、明代以降の宗教文化を研究する際には特に重要な作品であるといえる<ref>二階堂、104-162p</ref>。 『封神演義』を[[日本語]]でリライトした小説家[[安能務]]は、「三大怪奇小説」として『三国志演義』『西遊記』『水滸伝』を挙げた後、怪奇性の高さを理由に、『水滸伝』より『封神演義』が相応しいとしている<ref>安能務『封神演義』上巻、講談社文庫、26-29p</ref>。しかし、「三大怪奇小説」という呼称自体一般的ではなく(前述のようにこれらに『金瓶梅』を加えて「四大奇書」とすることはある)、歴史小説である『三国志演義』を「怪奇小説」に区分することも定説とは言い難い<ref name="example">[http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/housin02.html 『封神演義』は「3大怪奇小説」の1つなどではありません] - 関西大学文学部・二階堂研究室の旧ページ。</ref>。また、民間での評価が高く知識人の評価が低い理由として、安能は[[儒家]]の影響(儒教で理想とされる[[周公旦]]を持ち上げるため、太公望が活躍する本書の価値を不当に貶めた)があったとしているが、[[士大夫]]層は小説全般を軽視していたのであって『封神演義』を特に貶めたわけではない<ref name="example"/><ref>安能、21-26p</ref>。 == 日本での受容と翻訳 == 日本では[[江戸時代]]の好事家が既に本作を読んでいた記録があり、[[大正]]時代にはこれを論じた論文も発表された。戦後、[[1977年]]に[[木嶋清道]]の抄訳が出版されたが、『[[西遊記]]』や『[[水滸伝]]』といった明代の他の著名な小説と比べると、『封神演義』はあまり知られていなかった。本書の存在が多くの人に知られるようになったのは、[[1989年]]の[[安能務]]によるリライト小説とそれを原作にした[[藤崎竜]]の[[漫画]]『[[封神演義 (漫画)|封神演義]]』([[1996年]] - [[2000年]])によるところが大きいとされる。 しかし安能版リライトは、殺戒を「殺人欲求」と解釈したり、天数や封神事業を理不尽な天界の陰謀とするなど、原典にはない解釈やエピソードが多く含まれている。また、哪吒(なた)を「なたく」、楊戩(ようせん)を「ようぜん」、聞仲(ぶんちゅう)を「もんちゅう」と読み間違えるなどの初歩的なミスも散見される<ref>[http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/housin01.html 問題の多い安能版封神] ただし楊戩については後の著作「隋唐演義」にて「ようせん」とルビが振られていた。</ref>。なお後に安能は、このリライトは小説形式で展開していく「中華思想論のための布石」という位置づけであり、本作に多く加えた改変は自身の「意見」であると述べている<ref>安能務『八股(パクー)と馬虎(マフー)―中華思想の精髄』講談社文庫、1995年</ref>。 原型に一番近い形で読める日本語訳は、光栄(現・[[コーエー]])の『完訳 封神演義』全三巻([[1995年]])とされている。しかし、一部の詩が訳されていない、本土の[[簡体字]]の活字本を底本にしたことに由来する誤訳があるなど、問題が指摘されている<ref>[http://www1.plala.or.jp/fengshen/basic/book/docs/book_translation.html 封神演義書房/封神演義の翻訳書]</ref>。また、本書を理解するにはその性質から、当時の民間信仰や『西遊記』、『[[平妖伝]]』、『[[八仙東遊記]]』といった明代の他の[[神怪小説]]に関する知識が不可欠だが、光栄の訳は注が一切付されていない<ref>二階堂、196-198p</ref>。この訳はのちに文庫版(全七巻、[[1998年]])が出版されたが、文庫版は読みやすさを配慮して本文の一部が書き換えられたため、完訳ではなくなっている。 [[2000年]]以降、十年以上、新訳は発行されていなかったが、近年になり、翠琥出版『封神演義』([[2013年]])が刊行された。[[集英社文庫]]版を改訂して電子書籍化したものとされており、全一冊の抄訳だが、[[集英社文庫]]版より章の数が増加している。また、[[集英社文庫]]版同様、「四不相(しふそう)」とするなど、明版の表記に配慮がなされている<ref>翠琥出版『封神演義』</ref><ref>[http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00FJJSM2U/ Amazonの翠琥出版『封神演義』の内容紹介]</ref>。 == 封神演義を題材にした作品 == === 中国・香港 === ;アニメ映画 『[[ドラゴン水滸伝]]』 :1975年に[[香港]]で作られた、封神演義を題材にしたアニメ映画。日本では[[東宝東和]]により公開された。[[ブルース・リー]]を思わせる風貌の楊戩が登場する。 ;アニメ映画『[[ナーザの大暴れ]]』 :1979年、[[王樹枕]]、[[厳定憲]]、[[徐景達]]共同監督。 :{{lang|zh-tw|哪吒}}と東海龍王との争いを元に映画化。東海龍王は作中では子供を人身御供として要求し、雨を降らせず人間を苦しめる悪役として描かれている。 ;小説『神怪列国志 反封神榜』 :[[楞嚴閣主]] 著、[[中国民間文芸出版社]] 刊、1988年12月。『封神演義』の後日談的な物語。二千年前の封神事業に関して、通天教主が玉帝に二十四か条に渡る要望を提出する。また本書には別の物語『[[千年大比]]』も収録されている。 ;テレビアニメ『封神榜伝奇』 :2003年、[[上海美術映画製作所|上海美術電影製片廠]]、全100話。 ;テレビドラマ『封神榜』 :1981年、香港[[無綫電視]]。 ;テレビドラマ『封神榜』 :1986年、台湾[[中華電視公司]]、全34話。 ;テレビドラマ『[[封神榜]]』 :1989年、[[陝西電視台]]、放送5話。放送禁止。 ;テレビドラマ『[[封神榜]]』 :1990年、[[上海電視台]]、全36話。 ;テレビドラマ『封神榜』 :2000年、台湾[[民間全民電視公司]]、全200話 ;テレビドラマ『封神榜』 :2001年、香港[[無綫電視]]、全40話。 ;テレビアニメ『[[封神演義 〜ナタクの大冒険〜]]』 :2003年、[[中国中央電視台]] (CCTV)、全52話。日本では[[2006年]]–[[2007年]]に[[岐阜放送]]で放送され、DVDも発売された。 ;テレビドラマ『[[封神演義 (テレビドラマ)|封神演義]]』 :2006年、CCTV。[[范冰冰|ファン・ビンビン]]が妲己役を演じた。日本では2010年にDVD発売。 ;テレビドラマ『[[封神演義 逆襲の妲己]]』 :2009年。[[ルビー・リン]]が妲己役を演じた。日本では2013年にDVD発売。 ;テレビドラマ『封神英雄榜』 :2014年、[[華策影視]]、全50話(DVD全75話)。 ;テレビドラマ『封神英雄榜2』 :2015年、[[華策影視]]、全60話。 === 日本 === ;小説『封神演義』(上): ISBN 4061843206 (中): ISBN 4061843214 (下): ISBN 4061843222 :安能務によるリライト小説。[[講談社文庫]]、1988〜89年。『訳』という文字がはっきりと印刷されているが、その事情は不明である。二階堂善弘(関西大学アジア文化研究センター)による批判などもあるが、彼の作品は『隋唐演義』『三国演義』など、いずれも儒者達によって歴史が改竄されたという持論にもとづくリライトないし薀蓄エッセイである。 ;漫画『[[殷周伝説 (横山光輝)|殷周伝説・太公望伝奇]]』 :[[横山光輝]] 作。[[潮出版社]]「[[コミックトム]]」にて1994年5月号–2001年に連載。単行本は全22巻。新版はコンビニコミック版で全10巻。 :連載当初は『封神演義』の内容に沿っていたものの、原作では肝心な場面に神仙が出て来て話を解決してしまうので内容が非常につまらなくなっているとして途中で路線変更し特徴である神仙的な要素を排除、史記や武王伐紂平話の記述を加味した歴史物語的な作風に改めている(道士を[[忍者]]のように扱い、神仙の技を忍法のような「タネや仕掛けがある」ものに変えている)。また、安能務の翻訳版の影響も見られる(昏君を「バカ皇帝」と括弧書きするなど)。 :途中、作者が1年間休載して絵の完成度が低くなったため、単行本の出版を見合わせていたが加筆修正をしてようやく刊行された。刊行直後に横山が急逝したため、本作は横山の遺作となった。 ;テーブルトークRPG『[[央華封神RPG]]』 :[[1994年]][[7月25日]]、[[グループSNE]]デザイン、[[メディアワークス]]発行。封神演義をモデルとして制作された古代中国風のRPG。またこれを元にした小説([[友野詳]]著)、漫画([[栗橋伸祐]]作画)、[[ラジオドラマ]]、[[トレーディングカードゲーム]](『[[央華封神TCG]]』)も制作されている。 ;漫画『[[封神演義 (漫画)|封神演義]]』・テレビアニメ『仙界伝・封神演義』 :[[藤崎竜]]の[[漫画]]作品。原作は安能務の講談社文庫版『封神演義』。[[1996年]]–[[2000年]]、[[集英社]]「[[週刊少年ジャンプ]]」で連載。この漫画を大幅に翻案脚色した[[テレビアニメ]]『仙界伝・封神演義』が[[テレビ東京]]系で放送された。また、バンダイよりゲーム化もされている。 ;ラジオドラマ『[[封神演義]]』 :[[NHK-FM]]『[[青春アドベンチャー]]』内で、[[1998年]]–[[2000年]]の[[夏休み]]スペシャルで放送された。3部構成で各20話、計60話。 :安能務の講談社文庫版『封神演義』にほぼ忠実に作られた。姜子牙を[[石橋蓮司]]、紂王を[[藤岡弘、|藤岡弘]]、妲己を[[増山江威子]]、哪吒を[[野沢雅子]]、黄飛虎を[[大和田伸也]]、申公豹を[[壤晴彦]]、崇侯虎を[[大塚周夫]]、尤渾を[[永井一郎]]、などの豪華俳優声優陣で固めた。哪吒・白鶴童子([[大山のぶ代]])・雲中子([[田の中勇]])の三人だけで話を進めたこともある。その代わり、登場人物の多さを解消するため、兄弟や姉妹の数を減らすなどの苦慮がされている。何度か再放送しており、総集編では生前の安能務が特別ゲストとしてメッセージを寄せた。 ;小説『[[セレス (小説)|セレス]]』 :[[南條竹則]] 著、講談社 刊、[[1999年]]4月、ISBN 4062095823。『封神演義』をモチーフにした未来小説。仙界を模した中国企業開発の仮想現実ネットワーク『セレス』が舞台となり、『元始天尊』『通天教主』『龍吉公主』など、『封神演義』の人物を名乗るユーザーや人工生命プログラムが登場する。 ;ゲーム『[[封神演義 (ゲーム)|封神演義]]』 :[[1999年]][[7月20日]]、[[コーエー|光栄]](現・[[コーエーテクモゲームス]])、[[PlayStation (ゲーム機)|PS]]用。独自の解釈に基づいている。1と2があり、1を大幅に翻案脚色した[[ドラマCD]]も発売された。 :また、同社からは[[ニンテンドーゲームキューブ|GC]]用アクションゲーム『[[バトル封神]]』、[[ゲームボーイアドバンス|GBA]]用RPG『[[マジカル封神]]』といった関連ソフトも発売されている。 ;小説『[[小説 封神演義]]』 :[[嘉藤徹]] 著、[[PHP研究所]] 刊、[[2000年]]7月、ISBN 4569574254。 :独自の綿密な調査による歴史・中国文化・文字解釈とSF的ガジェットで再構成した創作小説。筆者は中国文学の研究者であり、商代に実在した文物や風習を書き込む、歴史上の人物は『史記』『詩経』などの正統派の古典の記述を参考にし、虚構の人物に関しては『封神演義』のネタ本となった『武王伐紂平話』『春秋列国志伝』を参考にする、『[[山海経]]』系のメジャーな妖怪・神仙を登場させる、等の執筆方針を立てたことがあとがきで述べられている。 ;ゲーム『[[真・三國無双シリーズ]]』『[[無双OROCHI]]シリーズ』 :2000年8月–、[[コーエー]]の家庭用アクションゲーム。メインテーマは[[三国志演義]]だが、太公望・妲己・女媧・伏羲が使用可能なキャラクターとして登場。 ;ゲーム『[[L.G.S 〜新説 封神演義〜]]』 :2012年7月26日発売。[[オトメイト]]の[[PlayStation Portable|PSP]]用ゲームソフト。 === その他 === ;オンラインゲーム 『[[天道オンライン]]』 :[[韓国]]の[[LIZARD interactive]]が運営する[[MMORPG]]。封神演義の後日談的な世界で[[殷]]と[[周]]が争う世界を舞台にしており、封神演義のエピソードやキャラクターもゲーム内に登場する。 == 参考文献 == === 原文 === {{wikisourcelang|zh|封神演義|{{PAGENAME}}}} * 『封神演義』(上・下)許仲琳 / 編、作家出版社、1955 * 『封神演義』(上・下)許仲琳 / 編、鐘惺 / 評、広東人民出版社、1980 * 『封神演義』 許仲林 / 編著、上海古籍出版社、1991 * 『封神演義』 陸西星 / 撰、鐘伯敬 / 評、楊宗塋 / 校訂 繆天華 / 校閲、三民書局、1991 * 『封神榜 車王府麹本』(上・中・下)蘇寰中、郭精鋭、陳偉武 / 校点、人民文学出版社、1992 * 『古本小説集成』561〜565巻 《古本小説集成》編委會/編、上海古籍出版社、1994(日本内閣文庫所蔵『新刻鐘伯敬先生批評封神演義』の影印本) === 日本語訳 === * 『封神演義』 木嶋清道 訳、謙光社、1977年 * 『完訳 封神演義』 、[[光栄]]、1995年、同文庫版は全7巻、1998年 ** (上) : ISBN 4877191763 ** (中) : ISBN 4877191771 ** (下) : ISBN 487719178X * 『封神演義 中国原典抄訳版』 川合章子 / 訳、[[小林智美]] / 絵、講談社+α文庫 、1998年 ISBN 4062562995 * 『封神演義』 渡辺仙州 / 訳、[[佐竹美保]] / 絵、[[偕成社]]、1998年 ** (上―妖姫乱国の巻) : ISBN 4037443503 ** (中―仙人大戦の巻) : ISBN 4037443600 ** (下―降魔封神の巻) : ISBN 4037443708 * 『封神演義』 八木原一恵 / 抄訳、[[集英社文庫]]、1999年 ISBN 4087470245 * 『元祖・封神演義』 周金岑 / 改篇 倉橋敦司/訳、文芸社、1999年 ISBN 4887375727 * 『封神演義』 八木原一恵 / 抄訳、解説 / 二階堂善弘、翠琥出版、Kindle版、 2013年 ISBN 9784907463007 === 解説書 === 日本で出版されている封神演義の解説書は、安能務が創作した設定をオリジナルのものと混同して記述している場合があるので、注意が必要である。 * [[二階堂善弘]] 『封神演義の世界 中国の戦う神々』 大修館書店、1998年 * [[実吉達郎]] 『封神演義大全』 講談社、1998年 * 安能務監修 『「封神演義」完全ガイドブック』[[講談社]]文庫 2002年 == 脚注 == {{reflist|2}} == 外部リンク == * [http://www.mars.dti.ne.jp/~opaku/hakken/09/hoshinengi.html 白龍亭・八犬伝と封神演義(?)] * [http://www1.plala.or.jp/fengshen/ 封神演義] * [http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/chpop.html 中国の民衆文化と信仰] * [http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/760 「封神演義」 : 民間信仰とのかかわり] {{DEFAULTSORT:ほうしんえんき}} [[Category:中国の小説]] [[Category:歴史小説]] [[Category:ファンタジー小説]] [[Category:16世紀の小説]] [[Category:道教]] [[Category:夏殷周]] [[Category:明朝]] [[Category:封神演義| ]] [[Category:中国神話を題材にした作品]] [[Category:神話を題材とした小説]]
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