宮本恒靖のソースを表示

{{存命人物の出典明記|date=2010年8月}}
{{サッカー選手
|名前=宮本 恒靖
|画像=
|本名=
|愛称=ツネ、ツネ様
|カタカナ表記=ミヤモト ツネヤス
|アルファベット表記=MIYAMOTO Tsuneyasu
|原語名=
|原語表記=
|国={{JPN}}
|誕生日={{生年月日と年齢|1977|2|7}}
|出身地=[[大阪府]][[富田林市]]<ref name="kobe2011" />
|身長=176cm<ref name="kobe2011" />
|体重=72kg<ref name="kobe2011" />
|血液型=A型
|所属チーム名=
|ポジション=[[ディフェンダー (サッカー)|DF]]
|背番号=
|利き足=右足
|クラブ={{Flagicon|JPN}} [[ガンバ大阪]]<br />{{Flagicon|AUT}} [[レッドブル・ザルツブルク]]<br />{{Flagicon|JPN}} [[ヴィッセル神戸]]
|年=1995-2006<br />2006-2009<br />2009-2011
|出場（得点）=295 (7)<br />21 (0)<br />42 (1)
|代表国={{JPNf}}
|代表年=2000-2006<ref name=daihyo>{{Cite news|title=宮本　恒靖|work=サッカー日本代表データベース|url=http://www.japannationalfootballteam.com/players_ma/tsuneyasu_miyamoto.html}}</ref>
|代表出場（得点）=71 (3)
}}
'''宮本 恒靖'''（みやもと つねやす、[[1977年]][[2月7日]] - ）は、[[大阪府]][[富田林市]]出身の元[[プロフェッショナル (サッカー)|プロサッカー選手]]（元[[サッカー日本代表|日本代表]]）。[[サッカーのポジション|ポジション]]は[[ディフェンダー (サッカー)|ディフェンダー]]（センターバック）。2013年7月19日、第13期[[国際サッカー連盟#FIFAマスター(FIFA大学院)|FIFAマスター]]を卒業し、元プロ選手としては2人目、日本人元プロ選手としては初めてのFIFAマスター卒業生となった<ref name="FIFAマスター">[http://www.fifa.com/aboutfifa/footballdevelopment/education/news/newsid=2137906/index.html Jones: FIFA Master graduates fundamental for success-FIFA公式HP2013年7月19日]</ref>。

== 来歴 ==
=== プロ入り前 ===
[[大阪府]][[富田林市]]出身。サッカーを始めたのは富田林市立伏山台小学校5年生（10歳）。ポジションは[[フォワード (サッカー)|フォワード]]だった。サッカーを始めるまでは、地区の少年[[ソフトボール]]をしていた。地元の富田林市立金剛中学校に進学、同校にてサッカーの指導を受けて技術を向上、サッカーを始めてから約3年後の中学2年生時「第14回全日本選抜中学生大会」（現・14歳以下ナショナルトレセン）、日本ジュニアユース代表候補（現・U-15代表候補）合宿に招集。中学校2年生時「大阪府英語暗唱大会」で優勝。

[[大阪府立生野高等学校]]時代はガンバ大阪ユースに所属し、上級生がいなかったため初代キャプテンに就任<ref name="maga2012-011017-3">偉大なキャプテン宮本恒靖の軌跡part.2クラブ編『[[サッカーマガジン]]』2012年1月10.17日号、[[ベースボール・マガジン社]]、2012年、[[雑誌コード|雑誌]]23883-1/10.17, 014-015頁。</ref>、ユースチーム卒業までの3年間務めた。ユースでは1994年12月に[[Jリーグユース選手権大会|Jユースカップ]]で優勝し初めてのタイトルを得た<ref name="maga2012-011017-3" />。1993年には[[U-17サッカー日本代表|U-17日本代表]]に選ばれ、[[日本]]で開催された[[1993 FIFA U-17世界選手権]]に出場しベスト8の成績を修めた<ref name="maga2012-011017-2">偉大なキャプテン宮本恒靖の軌跡part.1代表編『[[サッカーマガジン]]』2012年1月10.17日号、[[ベースボール・マガジン社]]、2012年、[[雑誌コード|雑誌]]23883-1/10.17, 012-013頁。</ref>。U-18ジュニアユース（監督・山本昌邦）招集。

=== ガンバ大阪時代 ===
[[1995年]]6月24日、ガンバ大阪のトップチームにクラブでは初めて昇格<ref name="maga2012-011017-3" />（同期入団は[[實好礼忠]]、[[森下仁志]]、[[中口雅史]]、[[高木健旨]]、[[松山明男]]）スイーパーとして活躍。プロ契約後、数年間中々出場機会に恵まれず、ポジションも頻繁に変わりプロ選手として苦悩する事になる。同時期に[[同志社大学]][[経済学部]]に進学。[[労働経済学]]のゼミに所属し、2001年に卒業した。

[[1996年]]から[[1998年]]頃、当時の[[ヨジップ・クゼ|クゼ]]、[[フレデリック・アントネッティ|アントネッティ]]両監督にはボランチで起用されたこともあった。初ゴールは1997年10月4日、同年オールスター戦にも初選出されキャプテンを務める<ref name="maga2012-011017-3" />。2000年にトップチームの主将に就任、[[Jリーグオールスターサッカー|オールスター]]戦にJ-EASTとJ-WESTの両チーム合わせての得票1位で選出（2002年も1位選出される）<ref name="maga2012-011017-3" />。出場回数：8回【1997・1999・2000・2001・2002・2004・2005・2006】（2003年は怪我で辞退）。[[2001年]]1月に[[イングランド]]サッカーのトップリーグである[[プレミアリーグ]]に所属していた[[ウェストハム・ユナイテッドFC]]<ref>ウェストハムは2011-12から同国2部である[[フットボールリーグ]]に降格。</ref>への移籍を試みたが、イギリス政府から労働ビザが発給されずに断念した。このゴタゴタで、背番号が'''5'''から'''35'''になった<ref name="maga2012-011017-3" /><ref>2001年と2002年はジェフユナイテッド市原から移籍してきた山口智が背番号5（市原時代と同番号）となった。2003年に宮本に背番号5を譲って自らは6番になり、宮本退団後の2007年はシジクレイが付けていた背番号5に2008年から再び戻った（2011年にガンバを退団し、ジェフユナイテッド市原・千葉へ復帰）。</ref>2003年からは再び5番に戻った。2002年に就任した[[西野朗]]監督にはセンターバックで起用され、[[山口智 (サッカー)|山口智]]・[[シジクレイ・デ・ソウザ|シジクレイ]]と3バックを形成した。2004年度には再び主将に就任。2005年12月3日、[[2005年J1最終節|リーグ最終節]]の[[川崎フロンターレ]]（[[川崎市等々力陸上競技場|等々力]]）戦ではヘディングシュートを決め、クラブ初、自身にとっても初となるJリーグ優勝のタイトルを得て、ピッチ上で号泣した<ref name="maga2012-011017-3" />。

=== レッドブル・ザルツブルク時代 ===
[[2006年]]シーズン終了後、[[サッカー・ブンデスリーガ (オーストリア)|オーストリア・ブンデスリーガ]]の[[レッドブル・ザルツブルク]]に1年間の契約で完全移籍し<ref>{{cite web| date = 2006-12-20| url = http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=667&y=2006&m=12&pageID=2| title = 宮本恒靖選手オーストリア1部リーグ「レッドブル・ザルツブルグ」への移籍基本合意| work = ガンバ大阪オフィシャルサイト| accessdate = 2012年3月30日}}</ref><ref>{{Wayback |url=http://osaka.nikkansports.com/soccer/jleague/p-oj-tp0-20061217-131457.html |title=G大阪宮本ザルツブルク移籍決定的!|date=20070103190717 }} - 日刊スポーツ（2006年12月17日）</ref>、初年度にリーグ優勝を果たした。

[[レッドブル・ザルツブルク]]では、4バックの左右どちらのセンターバックもこなし、2007-08年シーズンからはSK[[ラピード・ウィーン]]戦（12月7日）、[[SKシュトゥルム・グラーツ]]戦（12月15日）などで[[ディフェンダー (サッカー)#サイドバック|左サイドバック]]としてもスタメン出場した。宮本本人は自らのブログで10年ぶりにこのポジションでプレーしたと振り返っている<ref>{{cite web| date = 2007-11-15|| url = http://footballerplus.net/miyamoto/?p=279| title = 交換| publisher = 宮本恒靖公式サイト| accessdate = 2013-03-14}}</ref>。

[[2007年]]12月には、[[2009年]]6月までの1年半の契約延長に合意した。

[[2008年]]1月、チームでの練習中に左太腿裏の腱断裂の怪我を負い、現地で手術、リハビリに務めることになった。6月に本格的に練習再開、[[8月17日]]には8か月ぶりに公式戦出場を果たす。同年[[10月28日]]のオーストリア協会カップ3回戦では海外移籍後初のキャプテンを任され、フル出場した。
前任者の[[ジョバンニ・トラパットーニ]]監督時代と違い、[[コー・アドリアーンセ]]新監督が就任してからは試合出場機会が減少した。

2008-2009シーズンはアドリアーンセ監督が攻撃戦術を採用した影響もあり、リーグ戦は1試合も出場機会がなかった<ref name=nikkan>{{Cite web|author=日刊スポーツ|date=2009-01-16|url=http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090116-450612.html|title=宮本が神戸に電撃移籍!J復帰即主将だ|accessdate=2013-03-14}}</ref>。そのため、ザルツブルクとの契約は6月まで残っていたものの出場機会を求めて移籍を検討。[[クロアチア]]リーグやオーストリア国内のクラブからもオファーが届いていたが<ref name=spn>{{Cite web |url=http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/01/16/07.html |title=神戸入り決定!宮本2年ぶりJ復帰 |accessdate=2013-03-14 |archiveurl=http://s04.megalodon.jp/2009-0116-1713-49/www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/01/16/07.html |archivedate=2009-01-16}} - 日刊スポーツ（2009年1月16日）</ref>、欧州での経験を日本で生かしたいという思いから、複数年契約や高額年俸を用意するなど熱心に誘いのあった[[ヴィッセル神戸]]入りを決めた<ref name="maga2012-011017-3" /><ref name=nikkan></ref>。

=== ヴィッセル神戸時代 ===
[[2009年]][[1月15日]]、ヴィッセル神戸が、ザルツブルクとの間で完全移籍に合意したと発表した。神戸入団後に主将に就任<ref name=vissel>{{Cite web|author=J's GOAL|date=2009-01-30|url=http://www.jsgoal.jp/official/00077000/00077149.html|title=ヴィッセル神戸 2009シーズン主将決定のお知らせ|accessdate=2013-03-14}}</ref>。2009年の序盤戦はセンターバックで、2009年の後半は[[ミッドフィールダー|ボランチ]]の位置でプレーするようになった。同年[[7月18日]]のJ1リーグ第18節川崎戦では自身初となるバイシクルシュートを決め、これが宮本のプロ選手生活で最後の公式戦ゴールとなった。2010年および[[2011年]]は[[北本久仁衛]]と[[河本裕之]]をバックアップする控えのセンターバックとしてプレーし、出場機会は減った。2011年はJ1リーグ戦で4試合出場のみ、うち先発は第23節の[[アビスパ福岡|福岡]]戦([[東平尾公園博多の森球技場|レベスタ]])と公式戦最終出場試合ともなった最終節の[[ベガルタ仙台|仙台]]戦([[仙台スタジアム|ユアスタ]])の2試合だったが、残る30試合でも全てベンチ入りをしていた。

2011年のシーズン終了後、宮本は神戸側から出されていた契約延長の申し出を固辞。[[12月19日]]に現役引退を表明した<ref name="kobe2011">[http://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/2908.html DF宮本恒靖選手、今シーズン限りで現役引退のお知らせ] - ヴィッセル神戸（2011年12月19日）</ref><ref name="maga2012-011017-3" /><ref>{{Cite web|url=http://www.soccer-king.jp/news/japan/20111219/15337.html|title=日韓W杯主将の元日本代表DF宮本恒靖が引退「別れを告げる時が来た|publisher=サッカーキング |accessdate=2013年3月14日}}</ref>。また、引退後に[[国際サッカー連盟|国際サッカー連盟(FIFA)]]が[[スイス]]で運営する「[[国際サッカー連盟#FIFAマスター(FIFA大学院)|FIFAマスター]]」(「スポーツに関する組織論、歴史・哲学、法律についての国際[[修士]]」の大学院コース）で学び、また、コーチングライセンスの取得を目指す意向を示した<ref>[http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2011/12/19/kiji/K20111219002274750.html 宮本引退「役割は多くないと思った」欧州で指導者資格の取得目指す] - スポーツニッポン 2011年12月19日閲覧</ref>。

=== 日本代表 ===
1997年にU-20に選出され、U-20ワールドカップでキャプテンとして5試合に出場<ref name="maga2012-011017-2" />。

[[2000年]][[6月18日]]の[[キリンチャレンジカップ]]・[[サッカーボリビア代表|ボリビア]]戦で日本代表初出場<ref name="maga2012-011017-2" /><ref name=daihyo/>。[[シドニー五輪]]を経て、[[2001年]]末からは、[[フィリップ・トルシエ|トルシエ]]JAPANにおいて日本代表キャプテンを務めていた[[森岡隆三]]の離脱時に代わってキャプテンを任された。

[[2002 FIFAワールドカップ|2002年日韓W杯]]では、開催直前の大学生との練習試合で競り合った際に相手の肘が顔に入り、[[鼻骨#鼻骨骨折|鼻骨骨折]]した<ref name="maga2012-011017-2" />。これにより、顔面を保護するために[[兵庫医科大学|兵庫医大]]病院が用意した医療器具のフェイスガード（ノーズガード）を付けることになり、元々白いガードに自らの手で黒いマジックで色をつけて<ref name=tonda>
{{cite web|url= http://www.osaka-c.ed.jp/tondabayashi/pta/osiraseP/2008/koenkai.pdf|title= PTA講演会 親と子を考える 平成20年12月22日号 (p. 2)|publisher= [[大阪府立富田林高等学校]][[PTA]]|date= 2008年12月22日|accessdate= 2010-08-26T08:39Z}} {{リンク切れ|date=2013年3月}}</ref>出場した。そのプレーする姿を見た海外のメディアから、[[バットマン]]と渾名された<ref name="maga2012-011017-2" /><ref>{{Wayback |url=http://www.nikkansports.com/news2/japan/p-jp-tp0-020616-03.html |title=英では「バットマン」宮本が人気!|date=20020621070715 }} - 日刊スポーツ（2002年6月16日）</ref>。代表初ゴールは2004年2月7日のマレーシア戦<ref name="maga2012-011017-2" /><ref name=daihyo/>。

トルシエ後の[[ジーコ]]JAPANでは、発足時よりキャプテンを務めた[[中田英寿]]が[[故障]]で離脱して以降、出場した試合全てのキャプテンを務めた。2004年の[[AFCアジアカップ2004|アジアカップ]]準々決勝の[[サッカーヨルダン代表|ヨルダン]]戦の[[PK戦]]では、[[中村俊輔]]と[[三都主アレサンドロ]]が外したことで、審判に「ピッチ状態がよいほうでやるべきだ」と通訳なしでPKの位置変更を申し入れる。PK戦の途中で審判への申し入れによってサイド位置が変わることはまず無いが、変更理由にフェアプレーを持ち出すことでこれを認めさせた<ref>{{Cite web|date=2010-05-24|url=http://number.bunshun.jp/articles/-/24178?page=6|title=アジア杯・ヨルダン戦 奇跡には理由がある。|publisher=Nunber Web|accessdate=2012年3月30日}}</ref>。この時主審を務めた人間が、マレーシア出身の[[スブヒディン・モハマド・サレー]]国際審判員だった。結果、[[川口能活]]のファインセーブもありこのPK戦を制すると、日本代表は2大会連続のアジア制覇を果たし、自身も大会ベストイレブンに選出された。

2006年、自身2大会連続2度目のワールドカップ出場となった[[2006 FIFAワールドカップ|2006年ドイツW杯]]では、第1戦（オーストラリア戦）と第2戦（クロアチア戦）はフル出場したが、第3戦（ブラジル戦）は累積警告により出場出来なかった<ref name="maga2012-011017-2" />。

日本代表ではU-17からA代表に至るまでの全カテゴリでキャプテンを務めた<ref>{{Cite web|url=http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0i0c/102294/|title=IBM SPECIAL LEADER'S INSIGHT インタビュー 宮本恒靖氏|publisher=[[日経ビジネス]]|accessdate=2010-08-26T08:59Z}}</ref>。

=== 現役引退後 ===
現役引退後は、FIFAマスター入学に向けての準備に励む傍ら、サッカー教室などを開催したり、[[日本放送協会|NHK]]や[[WOWOW]]のサッカー中継にゲスト解説者として登場。[[ロンドンオリンピック (2012年)|2012年ロンドンオリンピック]]の期間中には、[[ジャパンコンソーシアム]]の男女サッカー中継に解説者として出演した。

[[2012年]][[4月17日]]に自らの公式サイト内のブログで、[[国際サッカー連盟#FIFAマスター(FIFA大学院)|FIFAマスター]]第13期生への合格を公表した。日本人の元プロサッカー選手では初めての合格で、2012年9月17日に入学した<ref>[http://www.fifa.com/aboutfifa/footballdevelopment/education/news/newsid=1702640/ Former Japan captain Miyamoto takes up FIFA Master duties] - FIFA公式サイト（2012年9月18日）</ref><ref>[http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20120919/71965.html 宮本恒靖氏がFIFAの大学院“FIFAマスター”に入学「日本サッカーに価値ある貢献を」] - サッカーキング（2012年9月19日）</ref>。卒業してからも、引き続き欧州にて指導者資格の取得を目指す可能性があることを表明している<ref>[http://www.soccer-king.jp/news/japan/20120417/18293.html 元日本代表DF宮本氏がFIFA大学院へ入学決定…日本人の元プロ選手としては初] - サッカーキング（2012年4月17日）</ref>。

2013年7月19日、2012-2013年FIFAマスター第13期生修了式が行われ、宮本恒靖を含め24か国の生徒が卒業した<ref name="FIFAマスター" />。日本人は2013年7月19日時点で、宮本を含め通算9名ほどがFIFAマスターを卒業している。元プロサッカー選手の卒業生は2名で、日本人元プロサッカー選手としては宮本が初めてである<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXZZO45803230W2A900C1000000/?df=2 価値観、覆されるか　サッカーを外から学ぶ-from FIFAマスター(宮本恒靖コラム)-日経新聞2012年9月10日]</ref>。

なお、ロンドンオリンピック開幕直前の2012年7月16日には、[[御崎公園球技場|ホームズスタジアム神戸]]で引退試合を開催。ガンバ・ヴィッセル・日本代表時代のチームメートが多数参加したほか、中田英寿や宮本の長男もサプライズで登場した。この試合は[[スカチャン]]、[[BSスカパー!]]で生中継されたほか、同月22日の深夜には、この試合のダイジェストを中心に構成された特別番組『宮本恒靖引退試合スペシャル〜日本のキャプテン17年の歩み〜』が、[[MBSテレビ]]で放送されている。

FIFAマスター取得後の[[2013年]][[10月]]、[[ベースボール・マガジン社]]発行のサッカー専門誌「[[サッカーマガジン]]」のリニューアル（週刊から月刊の「サッカーマガジンZONE」に移行）<ref>[http://www.cyzo.com/2013/10/post_14726.html 日本最古のサッカー雑誌に何が……「サッカーマガジン」宮本恒靖編集長に広がる波紋]（日刊サイゾー2013年10月7日　同10月30日閲覧）</ref>に伴い、特別編集長を委嘱される<ref>[http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/52053132.html 日本協会は複雑な思い？　新・サッカーマガジン編集長に宮本恒靖氏]（夕刊フジ2013年10月2日　同10月30日閲覧）</ref>。

2014年1月31日より、[[日本プロサッカーリーグ (法人)|日本プロサッカーリーグ]]にリーグ運営の円滑化を目的として新たに設置される、議決権を持たない特任理事（非常勤）に就任<ref>{{cite news|date=2014-01-17|url=http://www.j-league.or.jp/release/000/00005596.html|title=理事・監事内定の件|publisher=日本プロサッカーリーグ|accessdate=2014-01-18}}</ref>。

2014年4月4日、[[2014 FIFAワールドカップ|2014年ブラジルＷ杯]]テクニカルスタディーグループ10名のうちの1人(試合を分析し、技術や戦術、傾向などを分析し、試合ごとのテクニカルリポート及び大会の総括リポートを作成するグループ。指導改善や強化に役立てる。Ｗ杯では、[[1966 FIFAワールドカップ|1966年イングランドＷ杯]]から導入)に内定したと発表された<ref>[http://www.sanspo.com/soccer/news/20140405/jpn14040504550000-n1.html 日本人初！宮本氏、ＴＳＧ「世界の１０人」入り SANSPO.com2014年4月5日]</ref>。

== 家族 ==
父、宮本恒明は[[東大]]卒の元[[関西電力]][[常務取締役]]で、[[造幣局 (日本)|独立行政法人造幣局]]監事<ref>[http://www.fdc.gr.jp/cam/bestfather/2007/kansai/7.html FDC | 2007年度 イエローリボン賞（ベスト・ファーザーin関西）：宮本 恒明]</ref>を経て、現在は[[関西電気保安協会|一般財団法人関西電気保安協会]]理事長。母、宮本弘子は元[[堺市]]市民人権局[[理事]]・[[教育委員会]]学校教育部長<ref name=tonda/>。3歳年長の姉がひとりいる<ref>{{cite web| date = 2003-03-03|| url = http://footballerplus.net/miyamoto/?p=30| title = 信号| work = 宮本恒靖公式サイト| accessdate = 2013年3月14日}} そのほか『[[週刊少年マガジン]]』32号・33号（2008年）掲載の『宮本恒靖 「Fire & Ice」』にも登場している</ref>。妻は[[大阪府立生野高等学校|生野高校]]で宮本の2年先輩にあたり<ref>{{Cite web|url=http://vissel.recipe-net.com/miyamoto/interview/|title=素のツネ様 ヴィッセル神戸男前レポート特別篇: 宮本恒靖選手3|publisher=れしぴねっと|accessdate=2010-08-26T09:05Z}}</ref>、2001年に結婚した。夫妻の間には長男と長女の1男1女がある。

== 所属クラブ ==
; ユース経歴
* 1987年 - 1988年 伏山台FC
* 1989年 - 1991年 金剛中学校
* 1992年 - 1994年 ガンバ大阪ユース ([[大阪府立生野高等学校]])
; プロ経歴
* 1995年 - 2006年 {{Flagicon|JPN}} [[ガンバ大阪]]
* 2006年 - 2009年 {{Flagicon|AUT}} [[レッドブル・ザルツブルク]]
* 2009年 - 2011年 {{Flagicon|JPN}} [[ヴィッセル神戸]]

== 個人成績 ==
{{サッカー選手国内成績表 top|yy}}
{{サッカー選手国内成績表 th|日本|all}}
|-
|[[1995年のJリーグ|1995]]||rowspan="12"|[[ガンバ大阪|G大阪]]||rowspan="2"|-||rowspan="4"|[[日本プロサッカーリーグ|J]]||11||0||colspan="2"|-||4||0||15||0
|-
|[[1996年のJリーグ|1996]]||13||0||7||0||2||0||22||0
|-
|[[1997年のJリーグ|1997]]||rowspan="3"|20||26||1||4||0||3||0||33||1
|-
|[[1998年のJリーグ|1998]]||32||0||4||0||1||0||37||0
|-
|[[1999年のJリーグ|1999]]||rowspan="8"|[[日本プロサッカーリーグ|J1]]||30||0||2||0||2||0||34||0
|-
|[[2000年のJリーグ|2000]]||5||29||0||4||0||0||0||33||0
|-
|[[2001年のJリーグ|2001]]||rowspan="2"|35||24||0||2||0||3||0||29||0
|-
|[[2002年のJリーグ|2002]]||20||1||2||0||2||0||24||1
|-
|[[2003年のJリーグ|2003]]||rowspan="4"|5||26||1||5||1||2||0||33||2
|-
|[[2004年のJリーグ|2004]]||24||0||0||0||1||0||25||0
|-
|[[2005年のJリーグ|2005]]||30||3||4||0||2||0||36||3
|-
|[[2006年のJリーグ|2006]]||30||1||0||0||5||0||35||1
{{サッカー選手国内成績表 th|オーストリア|all}}
|-
|2006-07||rowspan="3"|[[レッドブル・ザルツブルク|ザルツブルク]]||rowspan="3"|17||rowspan="3"|[[サッカー・ブンデスリーガ (オーストリア)|ブンデス]]||9||0||colspan="2"|-||1||0||10||0
|-
|2007-08||12||0||colspan="2"|-||0||0||12||0
|-
|2008-09||0||0||colspan="2"|-||2||0||2||0
{{サッカー選手国内成績表 th|日本|all}}
|-
|[[2009年のJリーグ|2009]]||rowspan="3"|[[ヴィッセル神戸|神戸]]||rowspan="3"|14||rowspan="3"|J1||32||1||5||0||2||0||39||1
|-
|[[2010年のJリーグ|2010]]||6||0||4||0||2||0||12||0
|-
|[[2011年のJリーグ|2011]]||4||0||0||0||1||0||5||0
{{サッカー選手国内成績表 通算始|2|日本|J1}}337||8||43||1||32||0||412||9
{{サッカー選手国内成績表 通算行|オーストリア|ブンデス}}21||0||colspan="2"|-||3||0||24||0
{{サッカー選手国内成績表 通算終}}358||8||43||1||35||0||436||9
|}

{{サッカー選手国際成績表 top|1|}}
{{サッカー選手国際成績表 th|AFC|1|Y|}}
|2006||[[ガンバ大阪|G大阪]]||5||5||1
|-
!通算!!colspan="2"|AFC
|5||1
|}
その他の国際公式戦
* 2006年
** [[A3チャンピオンズカップ]] 2試合0得点
* 2007年
** [[UEFAチャンピオンズリーグ]]予備予選2回戦 1試合0得点
** [[UEFAチャンピオンズリーグ]]予備予選3回戦 2試合0得点

== 経歴 ==
* Jリーグ初出場【[[1995年]][[6月24日]] Jリーグサントリーシリーズ第19節 vs[[柏レイソル]]】
* Jリーグ初得点【[[1997年]][[10月4日]] Jリーグ2ndステージ第17節 vs[[ジェフユナイテッド市原・千葉|ジェフユナイテッド市原]]】

== 代表歴 ==
=== 出場大会など ===
* U-17日本代表
** 1993年 [[1993 FIFA U-17世界選手権|FIFA U-17世界選手権]] (ベスト8)
* U-20日本代表
** 1997年 [[1997 FIFAワールドユース選手権|FIFAワールドユース(U-20)選手権]] (ベスト8)
* U-23日本代表
** 2000年 [[シドニーオリンピックにおけるサッカー競技|シドニーオリンピック]] (ベスト8)
* 日本代表
** 2002年 [[2002 FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップ]] (ベスト16)
** 2003年 [[FIFAコンフェデレーションズカップ2003|FIFAコンフェデレーションズカップ]] (グループリーグ敗退)
** 2004年 [[アジアカップ2004|AFCアジアカップ]] (優勝)
** 2005年 [[FIFAコンフェデレーションズカップ2005|FIFAコンフェデレーションズカップ]] (グループリーグ敗退)
** 2006年 [[2006 FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップ]] (グループリーグ敗退)

=== 試合数 ===
* 国際Aマッチ 71試合 3得点 (2000-2006)<ref name=daihyo/>
{{サッカー代表個人成績|日本|1}}
|-
|2000||2||0
|-
|2001||3||0
|-
|2002||11||0
|-
|2003||10||0
|-
|2004||19||2
|-
|2005||15||1
|-
|2006||11||0
|-
!通算
|71||3
|}
注：2002年5月7日、国際親善試合として、レアル・マドリード対日本代表戦が行なわれた。したがって、日本代表としての出場試合数は72となる。

=== ゴール ===
{| class="wikitable"
! # !! 開催年月日 !! 開催地 !! 対戦国 !! 勝敗 !! 試合概要
|-
| 1. || 2004年2月7日 || [[日本]]、[[鹿嶋市|鹿嶋]] || {{MASf}} || ○ 4-0 || [[キリンチャレンジカップ]]2004
|-
| 2. || 2004年9月8日 || [[インド]]、[[コルカタ]] || {{INDf}} || ○ 4-0 || [[2006 FIFAワールドカップ・アジア予選]]
|-
| 3. || 2005年2月2日 || 日本、[[さいたま市|埼玉]] || {{SYRf}} || ○ 3-0 || キリンチャレンジカップ2005
|}

== タイトル==
=== クラブ ===
ガンバ大阪ユース
* [[Jリーグユース選手権大会|Jユースカップ]]：1回 (1994年)

ガンバ大阪
* [[Jリーグ ディビジョン1]]：1回 ([[2005年のJリーグ|2005年]])

ザルツブルク
* [[サッカー・ブンデスリーガ (オーストリア)|オーストリア・ブンデスリーガ]]：1回 (2007年)

=== 個人 ===
* [[AFCアジアカップ]] ベストイレブン：1回 (2004年)

== 関連情報 ==
=== 出演 ===
==== CM ====
* '''[[明治乳業]]''' 明治アイス「'''明治エッセル スーパーカップ'''」 - [[小島宏美]]・[[中澤佑二]]との共演
* '''[[WOWOW]]''' 「'''[[サッカー欧州選手権|EURO 2000]]'''」 (2000年) - [[吉原宏太]]との共演
* '''[[アディダス|adidas]]'''
** サッカー狂症候群 DF 篇 (2002年) - 30秒バージョンは[[松田直樹]]との共演
** 「'''adi-NEO'''」 (2006年)
** 「'''adi-WARM'''」
* '''[[日本赤十字社]] 平成15年献血キャンペーン''' (2003年)
* '''[[ECC総合教育機関|ECC]]''' 「'''ECCジュニア'''」 (2003年) - [[秋田豊]]との共演
* '''[[ノーベル製菓]]''' 「'''はちみつきんかんのど飴'''」 (2005年 - 2006年)
** からぶり 篇
** しっぱい 篇
* '''[[パナソニック|Panasonic]]''' 「'''Strada'''」 (2005年 - 2006年)
** 先読むナビ 篇 (2005年) - [[大黒将志]]との共演
** 簡単ツートップ 篇 (2005年) - 大黒将志との共演
** 決定的瞬間 篇 (2006年) - [[加地亮]]との共演
* '''[[ナムコ]]''' 「'''Love FOOTBALL'''」 (2006年)
* '''[[花王]]''' 「'''メンズビオレ'''」 (2006年)
* '''[[講談社]]''' (2006年)
** 「'''[[講談社文庫]]'''」 (2006年)
** 「'''講談社文庫の100冊『感動をくれた一冊』'''」 (2006年)
* '''[[レッドブル]]''' 「'''エナジードリンク'''」 (2007年)
** パイロン 篇
** トレーニング・バッグ 篇
** ソロ・トレーニング 篇
** 宮本恒靖&三都主 篇 - [[三都主アレサンドロ]]との共演

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[ガンバ大阪の選手一覧]]
* [[ヴィッセル神戸の選手一覧]]
* [[日本国外のリーグに所属する日本人サッカー選手一覧]]
* [[2002 FIFAワールドカップ日本代表]]
* [[2006 FIFAワールドカップ日本代表]]

== 外部リンク ==
* {{FIFA player|177760}}{{en icon}}
* [http://footballerplus.net/miyamoto/ 「宮本恒靖公式サイト」]
* [http://www.miyamoto-futsal.com/ 「MIYAMOTO FUTSAL PARK」] - 宮本プロデュースによるフットサル施設
* [http://tsune5.com/ 「宮本恒靖オフィシャル」] - 公式モバイルサイト
* [http://www.nikkei.com/sports/soccer/column/?uah=DF251020129555 from FIFAマスター（宮本恒靖）] - 日経新聞電子版連載コラム

{{ガンバ大阪歴代主将}}
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}}

{{DEFAULTSORT:みやもと つねやす}}

[[Category:日本のサッカー選手]]
[[Category:サッカー日本代表選手]]
[[Category:2002 FIFAワールドカップ出場選手]]
[[Category:2006 FIFAワールドカップ出場選手]]
[[Category:オリンピックサッカー日本代表選手]]
[[Category:ガンバ大阪の選手]]
[[Category:レッドブル・ザルツブルクの選手]]
[[Category:ヴィッセル神戸の選手]]
[[Category:大阪府出身の人物]]
[[Category:1977年生]]
[[Category:存命人物]]