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{{Otheruseslist|奴(やっこ)|奴(ぬ)|奴隷|奴(やつ)|三人称|奴刑(やっこけい)|奴 (刑罰)}} '''奴'''('''やっこ''')とは、[[江戸時代]]の[[武家]]の下僕のこと。 ==概要== [[武家奉公人|武家に働く者]]の中でも低い身分にあたり、「中間(ちゅうげん)」や「折助(おりすけ)」と呼ばれていた[[武家奉公人]]を、蔑むときの呼び名である。「家つ子」(やつこ)が語源であるとされる。 農民や一般町民が雇われてなることが多かったらしい。[[武士]]が出かける時の荷物持ちなど、雑務をこなしていた。[[参勤交代]]の時には大勢の奴が必要となるため、このときだけ臨時で雇われるということも多かったという。 奴は、大きな四角形を染めた[[半纏]]を着ていることが多かった。この紋所は、「釘抜紋」と呼ばれる。この紋所から、食材を大きめの立方体に切ることを「奴に切る」と表現するようになった。「[[冷奴]]」は[[豆腐]]を奴に切って食べることからその名がついた。 現代でも正月などに[[凧]]揚げをする際によく見かける「奴凧(やっこだこ)」は、この奴の筒袖を張った姿をまねて作ったものである。一説には、身分の低い者の姿を[[大名]]屋敷などを遥かに見下ろすところに揚げることによって、庶民がささやかな仕返しをしていたのだともいう。 また、[[遊郭]]や[[花柳界]]の女性がこの身分の男性の言行をまねることがあったことより、[[遊女]]や[[芸者]]を「○○奴」と呼ぶことがあった。 なお、『[[古事記]]』が編纂された古代においては奴は[[奴隷]]階級を意味していたと考えられる。 ==作品中の奴== [[歌舞伎]]、[[歌舞伎舞踊]]、[[祭り]]の[[時代行列|大名行列]]、等では、上記の奴の扮装を様式化した『繻子奴』が登場する場合が多い。上記の半纏を綿入りにして、丸ぐけの太い帯を締め、[[ふんどし#下がり|伊達下がり]]を見せる場合が多い。 <gallery> Image:Red-faced dancers after 2006 Aizu parade.JPG|奴@大名行列 Image:Odori023.jpg|和藤内@虎踊り(横須賀市) </gallery> ===歌舞伎舞踊=== *[[供奴]]([[長唄]]) *[[国入奴]](長唄) ===祭り・郷土芸能=== :[[時代行列]]も参照 *[[南部ばやし]]([[遠野市]]) *[[虎踊り]]([[横須賀市]]) *[[島田帯祭り]]([[島田市]]) *[[稚児舞]]([[朝日町 (富山県)|朝日町]]) *[[黒島天領祭]]([[輪島市]]) *[[ほうらい祭り]]([[白山市]]) *[[佐野夏祭り]]([[泉佐野市]]) *[[坂越の船祭り]]([[赤穂市]]) *[[高砂神社]]秋祭([[高砂市]]) *[[荒井神社]]秋祭り(高砂市) ==参考文献== *歌舞伎のダンディズム([[杉本苑子]]著、NHK出版)(後に講談社文庫で文庫化) [[Category:江戸時代|やつこ]]
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