大隈重信のソースを表示

{{政治家
|人名 = 大隈 重信
|各国語表記 = 
|画像 = Shigenobu Okuma 5.jpg
|画像サイズ = 250px
|画像説明 = [[大礼服]]を着用した大隈
|国略称 = {{JPN}}
|生年月日 = [[1838年]][[3月11日]]<br />（旧暦[[天保]]9年[[2月16日 (旧暦)|2月16日]]）
|出生地 = [[ファイル:Japanese Crest Nabesima Gyouyou.svg|23px]] [[肥前国]] [[佐賀藩]]<br/><small>（現在の[[佐賀県]][[佐賀市]]水ヶ江）</small>
|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1838|3|11|1922|1|10}}
|死没地 = {{Flagicon|JPN}} [[東京府]][[東京市]]
|出身校 = 佐賀藩蘭学寮
|所属政党 = [[立憲改進党]]→無所属→立憲改進党→[[進歩党 (日本 1896-1898)|進歩党]]→[[憲政党]]→[[憲政本党]]
|称号・勲章 = [[従一位]]<br />[[大勲位菊花章頸飾]]<br />[[侯爵]]
|親族（政治家） = [[大隈信常]]（[[養子]]）<br />[[大隈英麿]]（[[娘婿]]）<br />[[大隈信幸]]（[[養孫]]）
|配偶者 = 美登（離別、二人の間に長女・熊子）、[[大隈綾子|綾子]]
|サイン = OkumaS kao.png
|国旗 = JPN
|職名 = 第8代 [[内閣総理大臣]]
|内閣 = [[第1次大隈内閣]]
|就任日 = [[1898年]][[6月30日]]
|退任日 = [[11月8日]]
|元首職 = 天皇
|元首 = [[明治天皇]]
<!-- ↓省略可↓ -->
|国旗2 = JPN
|職名2 = 第17代 内閣総理大臣
|内閣2 = [[第2次大隈内閣]]
|就任日2 = [[1914年]][[4月16日]]
|退任日2 = [[1916年]][[10月9日]]
|元首職2 = 天皇
|元首2 = [[大正天皇]]
|国旗3 = JPN
|職名3 = 第3・4代 [[外務大臣 (日本)|外務大臣]]
|内閣3 = [[第1次伊藤内閣]]<br />[[黒田内閣]]
|就任日3 = [[1888年]][[2月1日]]
|退任日3 = [[1889年]][[12月24日]]
|国旗4 = JPN
|職名4 = 第11代 [[農商務省 (日本)|農商務大臣]]
|内閣4 = [[第2次松方内閣]]
|就任日4 = [[1897年]][[3月29日]]
|退任日4 = [[11月6日]]
|国旗5 = JPN
|職名5 = 第30代 [[内務大臣 (日本)|内務大臣]]
|内閣5 = [[第2次大隈内閣]]
|就任日5 = 1914年4月16日
|退任日5 = [[1915年]][[1月17日]]
|国旗6 = JPN
|その他職歴1 = 第11代 外務大臣
|就任日6 = [[1896年]][[9月22日]]
|退任日6 = 1897年[[11月6日]]
|国旗7 = JPN
|その他職歴2 = 第14代 外務大臣
|就任日7 = 1898年6月30日
|退任日7 = 11月8日
|国旗8 = JPN
|その他職歴3 = 第29代 外務大臣
|就任日8 = 1915年[[8月10日]]
|退任日8 = [[10月13日]]
|国旗9 = JPN
|その他職歴4 = 第32代 内務大臣
|就任日9 = 1915年[[7月30日]]
|退任日9 = 8月10日
|国旗10 = JPN
|その他職歴5 = [[貴族院議員]]
|就任日10 = [[1916年]][[7月14日]]
|退任日10 = 1922年1月10日
<!-- ↑省略可↑ -->
}}

'''大隈 重信'''（おおくま しげのぶ、[[天保]]9年[[2月16日 (旧暦)|2月16日]]（[[1838年]][[3月11日]]） - [[大正]]11年（[[1922年]]）[[1月10日]]）は、[[日本]]の[[武士]]（[[佐賀藩]]士）、[[政治家]]、[[教育|教育者]]。[[位階]][[勲等]][[爵位]]は[[従一位]][[大勲位菊花章頸飾|大勲位]][[侯爵]]。

政治家としては[[参議]]兼[[財務大臣|大蔵卿]]、[[外務大臣 (日本)|外務大臣]]（第[[第1次伊藤内閣|3]]・[[黑田内閣|4]]・[[第2次松方内閣|11]]・[[第1次大隈内閣|14]]・[[第2次大隈内閣|29]]代）、[[農商務大臣]]（[[第2次松方内閣|第13代]]）、[[内閣総理大臣]]（第[[第1次大隈内閣|8]]・[[第2次大隈内閣|17]]代）、[[内務大臣 (日本)|内務大臣]]（第[[第2次大隈内閣|30]]・[[第2次大隈内閣|32]]代）、[[貴族院議員]]などを歴任した。[[早稲田大学]]の創設者であり、初代[[総長]]である。

== 生涯 ==
=== 生い立ち ===
[[ファイル:Okuma Shigenobu Kyutaku.JPG|thumb|left|150px|[[佐賀県]][[佐賀市]]に現存する大隈重信の生家（国の[[史跡]]に指定）]]
[[ファイル:Okumashigenobu bushi.jpg|thumb|left|150px|佐賀藩士時代の大隈]]

佐賀城下会所小路（現：[[佐賀市]]水ヶ江）に、[[佐賀藩]]士の[[大隈信保]]・三井子夫妻の長男として生まれる。幼名は'''八太郎'''。大隈家は、[[知行]]300石を食み石火矢頭人（砲術長） を務める上士の家柄であった。

重信は7歳で藩校[[弘道館 (佐賀藩)|弘道館]]に入学し、佐賀の特色である『[[葉隠]]』に基づく[[儒教]]教育を受けるが、これに反発し、[[安政]]元年（[[1854年]]）に同志とともに藩校の改革を訴えた。安政2年（[[1855年]]）に、弘道館を南北騒動をきっかけに退学（後に復学を許されたが戻らず）。この頃、[[枝吉神陽]]から国学を学び、神陽が結成した尊皇派の[[義祭同盟]]にも参加した。安政3年（[[1856年]]）、佐賀藩蘭学寮に転じた。のち[[文久]]元年（[[1861年]]）、[[鍋島直正]]にオランダの憲法について進講し、また、蘭学寮を合併した弘道館教授に着任、蘭学を講じた。

大隈は、[[長州藩]]への協力および[[江戸幕府]]と長州の調停の斡旋を説いたが、藩政に影響するには至らなかった。そして[[慶応]]元年（[[1865年]]）、佐賀藩が長崎の五島町にあった諌早藩士山本家屋敷を改造した佐賀藩校英学塾「致遠館」（校長：宣教師[[グイド・フルベッキ]]）にて、[[副島種臣]]と共に教頭格となって指導に当たった。またフルベッキに[[英語]]を学んだ。 このとき[[新約聖書]]や[[アメリカ独立宣言]]を知り、大きく影響を受けた。また[[京都]]や長崎に往来して、[[尊王攘夷派|尊王派]]として活動した。慶応3年（[[1867年]]）、副島と共に[[征夷大将軍|将軍]]・[[徳川慶喜]]に[[大政奉還]]を勧めることを計画し、脱藩して京都へ赴いたが、捕縛の上、佐賀に送還され、1か月の謹慎処分を受けた。

=== 明治維新 ===
{{see also|大隈財政}}
[[明治維新]]に際しては[[小松清廉]]の推挙により[[明治]]元年（[[1868年]]）、徴士参与職、外国事務局判事に任ぜられた。[[キリスト教]]禁令についての[[イギリス]]公使[[ハリー・パークス|パークス]]との交渉などで手腕を発揮するとともに、明治2年（[[1869年]]）からは会計官副知事を兼務し、[[高輪談判]]の処理や[[新貨条例]]の制定などの金融行政にも携わった。同年、三枝綾子と再婚。明治3年（[[1870年]]）に[[参議]]に補され、[[1873年]]（明治6年）5月、大蔵省事務総裁、10月から参議兼[[大蔵卿]]になった。

大隈の下には[[伊藤博文]]や[[井上馨]]といった若手官僚が集まり、[[木戸孝允]]とも結んで近代国家の早期建設を謳って[[大久保利通]]らを牽制した。当時、伊藤や井上らが集って政治談義にふけった大隈の私邸をさして「[[築地]][[梁山泊]]」と称した。

[[民部省]]を吸収合併させて[[大蔵省]]を一大官庁とした大隈は[[地租改正]]などの改革に当たるとともに、[[殖産興業]]政策を推進した。[[征韓論]]には反対し、その後、殖産興業と財政改革という点から、明治8年（[[1875年]]）10月には、大久保利通と連名で財政についての意見書を太政官に提出したりしている。また、単独でも財政の意見書を提出している。さらに、西南戦争による支出費用の調達とその後の財政運営に携わった。

大隈は、[[会計検査院]]創設のための建議をおこなっており、会計検査院は明治13年（1880年）3月に設立された。

[[自由民権運動]]に同調して国会開設意見書を提出して早期の[[憲法]]公布と[[国会]]の即時開設を説く一方、[[開拓使官有物払下げ事件|開拓使官有物払下げ]]を巡りかつての盟友である伊藤ら薩長勢と対立、大隈自身の財政上の失政もあり、明治14年（[[1881年]]）10月12日、参議を免官となった。いわゆる[[明治十四年の政変]]である。大隈は、10月15日付で辞表を提出した。

=== 下野後 ===
野に下った大隈は、10年後の国会開設に備え、明治15年（[[1882年]]）3月には[[小野梓]]とともに[[立憲改進党]]を結成、[[尾崎行雄]]、[[犬養毅]]、[[矢野龍渓|矢野文雄]]（龍渓）らが馳せ参じた。また10月、小野梓や[[高田早苗]]らと｢学問の独立｣｢学問の活用｣｢模範国民の造就｣を謳って[[東京専門学校 (旧制)|東京専門学校]]（現[[早稲田大学]]）を、東京郊外（当時）の[[早稲田]]に開設した。ただ、明治17年（[[1884年]]）の立憲改進党の解党問題の際に[[河野敏鎌]]らとともに改進党を一旦[[離党]]している。明治20年（[[1887年]]）、[[伯爵]]に叙された。

=== 外務大臣から総理大臣へ ===
[[ファイル:Ōkuma_Shigenobu.jpg|thumb|200px|ブラックタイを着用した大隈]]
[[ファイル:Shigenobu Okuma kimono.jpg|thumb|200px|[[和服]]を着用した大隈]]
[[ファイル:Okuma Shigenobu 2.jpg|thumb|200px|[[アカデミックドレス]]を着用した大隈]]

大隈の外交手腕を評価する伊藤は、[[不平等条約]]改正のため、政敵である大隈を[[外務大臣 (日本)|外務大臣]]として選び、明治21年（[[1888年]]）2月より大隈は外務大臣に就任した。 同年、[[黒田清隆]]が組閣すると大隈は留任するが、外国人判事を導入するという条約案が反対派の抵抗に遭い、明治22年（[[1889年]]）には[[国家主義]]組織[[玄洋社]]の一員である[[来島恒喜]]に爆弾による襲撃（[[大隈重信遭難事件]]）を受け、右脚を[[切断]]するとともに辞職した<ref>大隈の右脚切断手術は佐藤勇やドイツ人医師のエルヴィン・フォン・ベルツにより行われ、その後の大隈は義足を着用した。この際に大隈が失った右脚は、アルコール漬けにされ大隈邸にて一時保管後、消費されるアルコール代が高額で手間がかかるため赤十字中央病院に寄付された。更にその後日本赤十字看護大学にて由来不明となったままでホルマリン漬けで保存（経年のため変色が認められるものの生きているかのようであったという）されていたが、1988年（昭和63年）由来判明後に早稲田大学で保管され、1999年（平成11年）に故郷である佐賀市の大隈家菩提寺の龍泰寺にて安置（保存のための樹脂加工済）されている。</ref>。
明治29年（[[1896年]]）、 [[第2次松方内閣]]（「松隈内閣」（しょうわいないかく）と呼ばれる）で再び外相に就任するが、[[薩摩藩|薩摩]]勢と対立して翌年に辞職した。

明治31年（[[1898年]]）6月に[[板垣退助]]らと[[憲政党]]を結成し、同年6月30日に[[藩閥|薩長藩閥]]以外からでは初の[[内閣総理大臣]]を拝命、日本初の[[政党内閣]]を組閣した。俗に言う「[[隈板内閣]]」（わいはんないかく）である。しかし旧[[自由党 (日本 1890-1898)|自由党]]と旧[[進歩党 (日本 1896-1898)|進歩党]]の間に対立が生じ、また文相・尾崎行雄が[[共和演説事件]]をきっかけに辞職すると、後任人事をめぐって対立はさらに激化する。後任文相に旧進歩党の犬養毅が就いたことに不満を持った旧自由党の[[星亨]]は、一方的に憲政党の解党を宣言、新たな憲政党を結成した。結局、組閣からわずか4か月後の11月8日、内閣は総辞職する羽目となり、大隈は旧進歩党をまとめて[[憲政本党]]を率いることとなった。

=== 政界引退 ===
明治40年（[[1907年]]）、いったん政界を[[引退]]し、早稲田大学総長への就任、[[大日本文明協会]]会長としての[[ヨーロッパ]]文献の日本語翻訳事業、[[南極]]探検隊後援会長への就任など、精力的に文化事業を展開した。

明治41年（[[1908年]]）11月22日にアメリカの[[大リーグ]]選抜チームと[[早稲田大学野球部]]の試合における大隈重信の[[始球式]]は記録に残っている最古の始球式とされている。大隈重信の投球は[[ストライクゾーン]]から大きく逸れてしまったが、[[早稲田大学]]の創設者、総長、政治家である大先生の投球を[[ボール (野球)|ボール球]]にしてはいけないと考えた早稲田大学の1番打者がわざと[[空振り]]をして[[ストライク (野球)|ストライク]]にした。これ以降、1番打者は投手役に敬意を表すために、始球式の投球をボール球でも絶好球でも空振りをすることが慣例となった<ref>{{Cite book|和書|author=幸運社|year=2002|title=意外と知らないもののはじまり|publisher=PHP文庫|isbn=4-569-57841-1|pages=p.249}}</ref>。

=== 政界に復帰、首相へ ===
[[第一次護憲運動]]が興ると政界に復帰した。[[大正]]3年（[[1914年]]）には[[シーメンス事件]]で辞職した[[山本権兵衛]]の後を受けて、2度目の内閣を組織（[[第2次大隈内閣]]）。与党は[[立憲同志会]]、[[公友倶楽部|大隈伯後援会→無所属団→公友倶楽部]]、および[[中正会]]である。7月、[[第一次世界大戦]]が起こると、[[中国大陸]]での権益確保を求めて、[[8月23日]]に対[[ドイツ帝国|独]][[宣戦布告]]をおこない、翌年1月には外相・[[加藤高明]]と共に[[対華21ヶ条要求]]を提出した。ただし、その後日本側は、第五号の7項目を除外した<ref> 有馬学 『日本の近代4 「国際化」の中の帝国日本 1905-1924』 中央公論新社、1999年、111-113頁。</ref>。
内相・[[大浦兼武]]の汚職事件（[[大浦事件]]）が起こると、8月には自身が外務大臣を兼任して内閣を改造し心機一転を図るが、政権は次第に国民の支持を失っていった。改造の際に「いったん辞表を提出し[[大正天皇|天皇]]の慰留により留任」というこれまでの藩閥政治家と同様の型をとったことやそれに対する弁明も批判された<ref>大隈は「留任の大命を受けた以上は自分の意志で進退を決めるわけにいかない。とやかく言うのはほとんど君主権を犯すもの」と当時述べた。[[岡義武]]「近代日本の政治家」岩波現代文庫、文庫初版2001年、P109</ref>。さらに政府に対する元老の圧迫が激しさを増し、大正5年（[[1916年]]）10月、遂に内閣は総辞職、以後大隈も政界から完全に引退した<ref>ただし、大隈が元老に加えられたとする文献がまれにあるほか、元老同様に次期首相について天皇の下問を受けたこともある。[[百瀬孝]]著・[[伊藤隆 (歴史学者)|伊藤隆]]監修「事典昭和戦前期の日本　制度と実態」[[吉川弘文館]]、1990年、P13～14。また、死去するまで貴族院侯爵議員であった。</ref>。
退任時の年齢は満78歳6か月で、これは<!--[[2010年]]（[[平成]]22年）現在も日本の-->歴代総理大臣中最高齢の記録である。また、再び首相に就任するまでの16年というブランクは歴代最長記録である。

この間、大正5年（1916年）7月14日に[[侯爵]]に陞爵され[[貴族院 (日本)#公爵議員・侯爵議員|貴族院侯爵議員]]となる<ref>『官報』第1188号、大正5年7月17日。</ref>。

=== 死後 ===
[[ファイル:大隈重信墓2.jpg|thumb|250px|護国寺内 大隈重信墓]]
大正11年（[[1922年]]）1月10日に[[胆石]]症のため[[早稲田]]で死去、1月17日に自邸での告別式ののち、[[日比谷公園]]で未曾有の「国民葬」が催された。その名が示すように、式には約30万人の一般市民が参列、会場だけでなく沿道にも多数の市民が並んで大隈との別れを惜しんだ。この3週間後に同じ日比谷公園で行われた[[山縣有朋]]の「[[国葬]]」では、山縣の不人気を反映して政府関係者以外は人影もまばらで「まるで官葬か軍葬」と言われ、翌日の[[東京日日新聞]]は「民抜きの国葬で、幄舎の中はガランドウの寂しさ」と報じたほどだった。

墓所は佐賀市の[[龍泰寺]]と[[東京都]][[文京区]]の[[護国寺]]にある。

== 人物 ==
=== 人物像 ===
* 身長180cmと言われている{{要出典|date=2014年6月19日}}。
* 日本の暦を現在でも使われている[[グレゴリオ暦]]に変えた。
* 「あるんである」、若しくは、「あるんであるんである」という言い回しを好んで用いた<ref>[[岡崎久彦]]「[[陸奥宗光]]」上巻、PHP文庫、初出1987年、P195に「大隈が口舌の徒であるという評価は、明治・大正の人には常識だったようである。大隈は、しばしば、その演説を『我が輩は』で始めて、『あるんである』、時としては『あるんであるんである』で結んだ。ただの口癖と言えばそれまでであるが、少なくとも、言葉を節して、一言半句無駄なことを言うのを忌む人には、とうていできないことである」とある。</ref>。
* 現在残されている大隈の関連文書は全て[[口述筆記]]によるものであり、大隈自身の直筆のものは存在しない。これは弘道館在学中に字の上手な学友がいて、大隈は字の上手さでその学友に敵わなかったため、書かなければ負けることはないと負けず嫌いで字を書くことをやめ、以降は勉強はひたすら[[暗記]]で克服し、本を出版する時も口述筆記ですませ、死ぬ時まで文字を書かなくなったためと言われている。

=== 人間関係 ===
* 伊藤博文はライバル視していたことがよく知られており、以下のようなエピソードが伝えられている。
** 明治30年（[[1897年]]）に[[大磯町|大磯]]に別邸を構えたが、この[[別荘]]から西へわずか60メートルの地所には、当時、伊藤が本邸を構えていた。様々な政治上の軋轢があった相手との近い距離のためか、大磯別邸はあまり使用されず、明治40年（[[1907年]]）には別邸を新たに[[国府津]]に構え、わずか10年で引き払われた。
** 大隈と同郷で、彼に目をかけられた[[行政法]]学者・[[織田萬]]のエッセイ集<ref>織田萬　『法と人』　春秋社教養叢書、1943年</ref>によると、早稲田大学開学式典で伊藤が「大隈君とはいろいろ競ってきたが、教育機関を自ら作ったという点ではかなわない」と述べたことに満悦したという。また伊藤がハルビンで暗殺されると、「なんと華々しい死に方をしたものか」と羨みつつも悲しみ、大泣きに泣いたとのことである<ref>[http://www.waseda.jp/jp/global/guide/founder/supporter.html 大隈をめぐる人々] 早稲田大学[[公式ウェブサイト|公式サイト]]より</ref>。
* [[西郷隆盛]]は大隈を「俗吏」とみなして嫌っていたとされ、特に明治4年（[[1871年]]）の西郷上京の際に書かれた『西郷吉之助意見書』では名指しこそ避けたものの大隈の政策を「武士のやること」ではないと切り捨て、更に同年に西郷の推挙で大蔵省入りした[[安場保和]]が大隈への弾劾意見書を提出したこと（西郷も大久保もこれには反対したために却下された）によって、大隈の西郷への反感は抜きがたいものになったとされる。しかし、大隈は西郷について、「人情には極めて篤かった」とも述べている<ref>[[木村時夫]]　『知られざる大隈重信』113頁</ref>。
* 政治家嫌いの[[福澤諭吉]]とは、度々雑誌での論戦に暮れていた。福沢は大隈のことを｢生意気な政治家｣と、大隈は福沢を｢お高くとまっている学者｣と言ってお互いに会うことを避けていた。そんな二人を周囲は犬猿の仲だと言っていた。ある日、雑誌の編集部が大隈と福沢を会わせてみようと本人達に内緒で酒宴の席を設けた。いったいどうなるかと、周囲は面白がっていたが、直接相対した両者は、酒が通ると意気投合し、大隈が「福澤先生はうらやましいですね。未来ある若者に囲まれておいでだ」と言うと、福澤が「あなたも学校をおやりになったらどうです?」と持ちかけられて、早稲田大学を作ったという<ref>『[[知ってるつもり?!]]』「大隈重信」（[[日本テレビ放送網]]／1998年2月15日放送）</ref>。
** その後、両者は互いの自宅を訪れるほどに親密となった。大隈は、[[矢野文雄]]、[[尾崎行雄]]、[[犬養毅]]と言った慶應義塾出身者を[[会計検査院]]に起用していたが、「大隈は福澤一派と結託して政権を奪い取ろうとしている」との流言が生じた。そのため、[[明治十四年の政変]]によって大隈および矢野、尾崎、犬養等の大隈支持者が下野する羽目に陥った。しかしこの事件によって、かえって福澤との絆は堅固なものとなり、政変後に設立された東京専門学校の開校式では、福澤の姿があった。また、福澤の[[葬儀]]では福澤家は献花を断っていたが、大隈からの献花に対しては黙って受け取った<ref>[http://www.waseda.jp/jp/global/guide/founder/supporter.html 大隈をめぐる人々] 早稲田大学公式サイトより</ref>。
*[[1906年]]頃、当時[[園芸家]]を目指していた後の衆議院議員[[山本宣治]]を住み込みで雇っていた。さらに山本のカナダへの園芸留学を支援した。
*[[同志社大学]]の創立者である[[新島襄]]とは、東京専門学校の設立時から深い交流があった。新島は同志社の設立資金を集めるべく奔走していたが、大隈がこれに賛同したことで、両者の親交は深まった。大隈は、新島亡き後も徴兵制の改正に端を発した同志社紛争の調停に尽力したほか、京都に行った時は必ず同志社に立ち寄り演説していたと言う。現在、早稲田大学と同志社大学との間には国内交換留学協定が締結されている。
*[[鳳谷五郎 (横綱)|鳳]]が横綱に昇進した際に[[横綱土俵入り|土俵入り]]で[[太刀持ち]]が使う[[太刀]]を贈ったのが大隈重信である。

=== 逸話 ===
* [[浦上信徒弾圧事件]]の際、イギリス[[公使]][[ハリー・パークス]]は｢日本の行っている事は野蛮国のすることであり、今すぐ信者を開放し、信教の自由を認めよ｣と抗議してきた。その対応に手をこまねいていた明治政府は、交渉役に、英語が話せ、[[キリスト教]]の知識もあった大隈を選び派遣した。しかし当時大隈はまだ31歳だったため、パークスは｢大隈ごとき身分の低い小役人とは話はできぬ！｣と激怒したという。しかし大隈は｢一国の代表者である私と話したくないと言うのなら、抗議は全面撤回とみなす。また、あなたの言うことは、国際法で禁止されている[[内政干渉]]である｣と言い返し、互角に渡った。パークスは日本を極東の小さな島国ぐらいにしか思っていなかったため、日本の若者の口から“国際法”や“内政干渉”という単語が出てきた事に驚いたという。さらに大隈は｢或る歴史家は言う、欧州の歴史は戦乱の歴史なりと。又或る宗教家は言う、欧州の歴史は即ちキリスト教の歴史なりと。この二者の言うを要するに、キリスト教の歴史は即ち戦乱の歴史なり。キリスト教は地に平和を送りし者あらずして剣を送りしものなり。キリスト教が生まれて以来、[[ローマ法王]]の時代となり、世に風波を惹起して、欧州の人民を絶えず塗炭の苦に陥らしめたのは是何者の所為なり｣と続け、今の日本でいきなりキリスト教を開放すれば混乱が起きるとして、パークスを説得した。大隈はこのことが大きく評価されて政界の中心へと躍り出たが、その一方で信者であった浦上村の農民3,384人は20藩に分けて移され、牢に入れられてキリシタン信仰を捨てるように説得や拷問を受ることになった<ref>[http://www.nagasaki.catholic.jp/cms/index.php/history/2010-05-31-04-54-09/2010-05-31-04-54-45/2010-05-31-04-55-21 カトリック長崎大司教区 Home 教区の歴史 大浦天主堂の建立 信徒発見 浦上四番崩れ]</ref>。
* あちこちに講演に招かれて人気があったが、禁酒団体と酒造業組合を一日のうちにはしごしたことがあるという。これは大隈が政治家であるため様々な方面に応援を求めなければならなかったという事情も存在する。早稲田大学非常勤講師の[[佐藤能丸]]は、このことが今日に至るまで大隈の全集が発行されていない遠因となっていると指摘している。
* 日本最初の鉄道が[[新橋駅|新橋]]～[[横浜駅|横浜]]間に建設された際、その[[ゲージ]]（軌間）を1067mm（[[狭軌]]。現在のJR[[在来線]]の軌間）に決めたのは大隈である。イギリス人技師の説明を聞いて大隈が決めたのだが両者ともに「日本の鉄道なら狭軌で十分」という感覚だったといい、「我輩の一世一代の失策」と大隈は後日語っていたという（[[池田邦彦]]「鉄道史の分岐点」イカロス出版、2005年）。なお、「[[日本の改軌論争]]」も参照。
* 日本初の地方[[遊説]]を行った首相でもある。
* [[日露戦争]]開戦の前年にあたる明治36年（[[1903年]]）、対印貿易の重要性を認識していた[[澁澤榮一]]の後押しを得て、[[日印協会]]を設立している<ref name="sankei0909">{{cite news|title=【ボースの遺骨を守ってもう一つの日印交流】(3)「日印協会」の変遷|newspaper=産経新聞|publisher=産経新聞社|date=2008-09-28}}</ref>。
* 大正8年（[[1919年]]）、病床にあった[[成瀬仁蔵]]を励ますために、トマトやメロンをもって見舞った<ref>木村時夫　『知られざる大隈重信』　集英社 2000年、237頁</ref>。
* 大隈はメロンが大好物で、外国から持ち帰り日本で初めてメロンを栽培したと言われている。
* 人間は25年を5回生きる能力を有している、いわゆる'''[[人生125歳説]]'''を唱えた。大隈自身は83歳で死去したが、創立した早稲田大学にとって'''125'''という数字は特別なものとなり、大隈講堂の時計台の高さは125尺（約37.9メートル）であるほか、創立125周年にあたる平成19年（[[2007年]]）には記念式典を行っている。
* お金を表す指のサインを考えた人物である。彼は通貨を設定するときにお金（硬貨）は円だから、誰でもお金のことだと分かるようにこのサインを使って説明した。

=== 後世===
* [[昭和]]44年（[[1969年]]）から同45年（[[1970年]]）にかけて、[[早稲田大学]]出版部で「大隈伯昔日譚」などが入った[[木村毅]]監修『大隈重信叢書』全5巻が出された。
* [[大正]]4年（[[1915年]]）に蝋管（[[蓄音機]]の初期型）に録音された総選挙応援演説の肉声が、[[平成]]19年（[[2007年]]）に[[東京大学|東大]]先端科学技術センターにより公開された。

== 栄典・授爵 ==
* [[1887年]]（明治20年）[[5月9日]] - [[伯爵]]<ref>『官報』第1156号、「叙任及辞令」1887年05月10日。</ref>
* [[1898年]]（明治31年）[[6月20日]] - [[正二位]]<ref>『官報』第4491号、「叙任及辞令」1898年06月21日。</ref>
* [[1907年]]（明治40年）[[2月2日]] - [[賞杯|御紋付御杯]]<ref>『官報』第7077号、「宮廷録事 - 恩恵」1907年02月04日。</ref>
* [[1910年]]（明治43年）[[4月29日]] - [[勲一等旭日桐花大綬章]]<ref>『官報』第8054号、「叙任及辞令」1910年04月30日。</ref>
* [[1916年]]（大正5年）[[7月14日]] - [[大勲位菊花大綬章]]<ref name="bk">『官報』第1187号、「叙任及辞令」1916年07月15日。</ref>
* 1916年（大正5年）7月14日 - [[侯爵]]<ref name="bk"/>
* [[1922年]]（大正11年）[[1月10日]] - [[従一位]]<ref name="dz">『官報』第1187号、「叙任及辞令」1916年07月15日。</ref>
* 1922年（大正11年）1月10日 - [[大勲位菊花章頸飾|菊花章頸飾]]<ref name="dz"/>
;外国勲章等
* [[1889年]]（明治22年）[[5月7日]] - [[ロシア帝国]]白鷲大綬章<ref>『官報』第1754号、「叙任及辞令」1889年05月08日。</ref>
* [[1897年]]（明治30年）[[5月20日]] - [[ドイツ帝国]]赤鷲大綬章<ref>『官報』第4166号、「叙任及辞令」1897年05月25日。</ref>
* 1898年（明治31年）[[7月4日]] - [[イタリア王国]]グランコルドーネデルオルヂネデーラコロンナデイタリヤ勲章<ref name="cy">『官報』第4509号、「叙任及辞令」1898年07月12日。</ref>
* 1898年（明治31年）7月4日 - [[オランダ王国]]リツデルグロイトクロイスインデヲルデヴアンデンネーデルランドセンレーイ勲章<ref name="cy"/>
* 1898年（明治31年）[[7月27日]] - [[タイ王国|シャム王国]]白象第一等勲章<ref>『官報』第4528号、「叙任及辞令」1898年08月03日。</ref>
* 1898年（明治31年）[[9月20日]] - [[ポルトガル王国]]グランクルースダレアールオールデンミリタールデノーサセニオーラダコンセイサンデヴィーラヴィソーザ勲章<ref>『官報』第4583号、「叙任及辞令」1898年10月07日。</ref>
* [[1899年]]（明治32年）[[3月3日]] - [[オーストリア＝ハンガリー帝国]]グランクロワードロルドルドレオポール勲章<ref>『官報』第4583号、「叙任及辞令」1898年10月07日。</ref>
* [[1910年]]（明治43年）[[2月14日]] - [[清|清国]]頭等第三双竜宝星<ref>『官報』第7992号、「叙任及辞令」1910年02月16日。</ref>
* 1916年（大正5年）[[6月12日]] - [[フランス|フランス共和国]]グランクロアドロルドルナショナルドラレジョンドノール勲章<ref>『官報』第1159号、「叙任及辞令」1916年06月13日。</ref>
* 1916年（大正5年）[[1月14日]] - [[ロシア帝国]]神聖アレキサンドルネウスキー勲章<ref>『官報』第1034号、「叙任及辞令」1916年01月15日。</ref>

== 系譜 ==
; 大隈家
: 「大隈家は、[[伝承]]によれば、[[菅原道真]]の血筋を受け継いでいるという。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]末、その末裔である家泰（いえやす）が[[筑後国]]大隈村（現[[福岡県]][[久留米市]]梅満町）に土着して大隈に改姓。家泰の孫・孝家（たかいえ）が[[肥前国]]中津江村<!-- 豊後国ではなく[[肥前国]]中津江村 -->に移住して、やがて[[鍋島氏]]に仕えたのだと伝えられる。」という。<ref>[http://books.google.co.jp/books?id=8kWaOK0FNv4C&pg=PA97&lpg=PA97&dq=%E8%82%A5%E5%89%8D%E5%9B%BD+%E4%B8%AD%E6%B4%A5%E6%B1%9F%E6%9D%91&source=bl&ots=R00nQJfPrv&sig=U1NOb05dNxLRyXRQfN6S6Pjz_0o&hl=ja&ei=PK3DTJ2BG8e3cJmmlMwN&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=3&ved=0CB8Q6AEwAg#v=onepage&q=%E8%82%A5%E5%89%8D%E5%9B%BD%20%E4%B8%AD%E6%B4%A5%E6%B1%9F%E6%9D%91&f=false 国民リーダー大隈重信 - Google ブックス]</ref>。
; 系図
: ※実線は実子。破線は養子。
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{{familytree|001|001=[[大隈家泰]]|}}
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{{familytree|013| |014| |015| |016|013=和子|014=明子|015=治子|016=里砂}}
{{familytree/end}}
* 最初の妻・美登との長女・熊子：幼名は犬千代<ref>大園隆二郎　『大隈重信』　西日本新聞社　2005年、178頁</ref>。[[南部利剛]]の次男・[[大隈英麿|英麿]]を婿養子に迎えるが、明治35年（1902年）に離婚。
* 2番目の妻・綾子は旗本・三枝七四郎の次女で、[[小栗忠順]]の親戚。綾子の兄の三枝守富（[[小倉鉄道]]取締役）の三女・光子は重信の養子・信常の妻。
* 養嗣子・[[大隈信常|信常]]は伯爵・[[松浦詮]]の五男。侯爵。貴族院議員、衆議院議員を務めた。

== 彫像 ==
大隈重信は政治家と教育者という2つの顔を持っていたため、主に[[大礼服]]姿のものと[[アカデミックドレス|ガウン]]姿のものに分けられる。
[[File:Statue of Shigenobu Okuma.jpg|thumb|200px|大隈重信像]]
; 早稲田大学
: 早稲田大学早稲田キャンパスには2体の大隈像があり、有名なガウン姿の立像は昭和7年（[[1932年]]）[[10月17日]]、早稲田大学創設50周年と大隈重信10回忌を兼ねて作られた。右足を失った後の姿のものであるため、杖をついているのが特徴である。製作者である[[彫刻家]]の[[朝倉文夫]]は大隈像を3回制作しているが、この立像は2回目のもの。高さは298cmあり、[[大隈講堂]]の方向を向く形で設置されている。受験期には[[受験生]]により[[賽銭]]が供えられることも少なくない。
: また、あまり知られていない大礼服姿の大隈像は大隈講堂内にあり、制作者は同じく朝倉文夫で1回目に制作した大隈像である。元々は現在ガウン姿の大隈像がある位置にあったが、大隈講堂内に移設された。1907年に大学創立25周年と大隈の数え年70歳を記念して建てられた<ref name=hirase/>。1916年に綾子夫人像の建設が計画されると、若手教授や学生達の反対運動が起こり、大隈銅像前に400名が集まり反対演説をした<ref name=hirase/>。綾子夫人像の建設は一旦中止されたが、10年後に大隈会館に設置され、現在は大隈庭園にある<ref name=hirase>[[平瀬礼太]]、「夫人像の建設巡り紛糾「大隈重信像」」（銅像はつらいよ十選 5）、[[日本経済新聞]]、2013年12月19日</ref>。
: これら以外にも、他のキャンパスに大隈の胸像が設置されている。
; 国会議事堂
: [[国会議事堂]]にある大隈像は、中央広間1階に日本初の[[政党]][[内閣]]を樹立した功績を称え、板垣退助、伊藤博文とともに飾られている。昭和13年（[[1938年]]）[[2月]]に[[大日本帝国憲法|明治憲法]]発布50周年を記念して作られた。
; 大隈記念館
: [[佐賀県]][[佐賀市]]にある大隈記念館内にある大隈像は昭和63年（[[1988年]]）[[4月]]に大隈重信の生家跡地に建てられた。大礼服姿の立像で、高さは180cmあり、実際の大隈重信の[[身長]]と同じとされている。この立像は大隈重信が右足を失う前の姿のものである。
; 大隈重信旧宅
: 佐賀県佐賀市にある大隈重信の旧宅は、武家屋敷の面影を残した貴重なもので、国の史跡に指定されている。庭園には、波多野敬直の筆による「大隈重信侯の生誕地」の記念碑が建っている。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}

== 関連項目 ==
* [[小栗忠順]] -小栗家と親族であり、[http://kingendaikeizu.net/oguritadamasa.htm]、[http://tozenzi.cside.com/aizu.htm]財政家として高く評価。[[毛利氏 (藤原氏)|藤姓毛利氏]]の[[矢野竜渓]]の弟に小栗家を継がせ、再興に尽力。
* [[早稲田奉仕園]] （[http://www.hoshien.or.jp/about/index.html 早稲田奉仕園について | 財団法人 早稲田奉仕園]）
* [[佐賀の七賢人]]
* [[憲政会]]

== 関連作品 ==
; 映画
* [[日本暗殺秘録]]（1969年、日本、役者：[[矢那木邦二郎]]）
* [[商魂一代 天下の暴れん坊]]（1970年、日本、役者：[[芥川比呂志]]）
; テレビドラマ
* [[大いなる旅路]]（1972年、日本、日本テレビ、役者：[[内藤武敏]]）
* [[命もいらず名もいらず 西郷隆盛伝]]（1977年、TBS、役者：[[真田五郎]]）
* [[花神 (NHK大河ドラマ)|花神]]（1977年、日本、NHK大河ドラマ、役者：[[久富惟晴]]）
* [[いま暁の鐘が]]（1978年、日本、毎日放送、役者：[[浜畑賢吉]]）
* [[雲を翔びこせ]]（1978年、TBS、役者：[[石坂浩二]]）
* [[雄気堂々]] (1982年、日本、NHK、役者：[[三上真一郎]])
* [[若き血に燃ゆる]] (1984年、日本、テレビ東京、役者：[[東野英心]])
* [[春の波涛]]（1985年、日本、NHK大河ドラマ、役者：[[相馬剛三]]）
* [[田原坂 (テレビドラマ)|田原坂]]（1987年、日本、日本テレビ年末時代劇スペシャル、役者：[[加茂雅幹]]）
* [[翔ぶが如く (NHK大河ドラマ)|翔ぶが如く]]（1990年、日本、NHK大河ドラマ、役者：[[石丸謙二郎]]）
* [[夜会の果て]]（1997年、日本、NHK、役者：[[長門裕之]]）
* [[八重の桜]]（2013年、日本、NHK大河ドラマ、役者：[[池田成志]]）
* [[The Partner 〜愛しき百年の友へ〜]]（2013年、日本、TBS、役者：[[柄本明]]）

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Shigenobu Ōkuma}}
* [http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/33.html 大隈重信 | 近代日本人の肖像]
* [http://www.waseda.jp/jp/okuma/index.html 早稲田大学サイト　「創設者　大隈重信」]
* [http://www.ndl.go.jp/modern/cha3/description03.html 第2次大隈重信内閣成立｜史料にみる近代日本] 
* [http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/souri/08.html 歴代総理の写真と経歴 第8・17代 首相官邸サイト]
* [http://www.ndl.go.jp/jp/data/kensei_shiryo/kensei/ookumashigenobu1.html 国立国会図書館 憲政資料室 大隈重信関係文書（MF：早稲田大学蔵）]


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    | title  = {{Flagicon|JPN}} [[内閣総理大臣]]
    | years  = 第8代：1898年6月30日 - 同11月8日<br/>第17代：1914年4月10日 - 1916年10月9日
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{{日本国歴代内閣総理大臣
|当代=[[第1次大隈内閣|8]]
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|前首相名=伊藤博文
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{{DEFAULTSORT:おおくま しけのふ}}
[[Category:大隈重信|*]]
[[Category:維新の元勲]]
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[[Category:第一次世界大戦期の政治家]]
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[[Category:東京地学協会の人物]]
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[[Category:1922年没]]