大谷焼のソースを表示

'''大谷焼'''（おおたにやき）は、[[徳島県]][[鳴門市]][[大麻町大谷]]で作られる[[陶磁器|陶器]]である。[[2003年]]（[[平成]]15年）[[9月]]に[[経済産業大臣指定伝統的工芸品]]に指定された。

== 概要 ==
寝轆轤と呼ばれる独特の[[轆轤]]を用いて制作される大甕で知られる。寝轆轤は相手が寝ながら足を用いて回す仕掛けで基本的に大甕作りは二人の呼吸が合っていないと作れない。なお、この大甕は阿波地方の特産である[[アイ (植物)|藍]]染めに欠かせない道具であり、藍甕と呼ばれる。

大谷焼は元々、[[染付]]磁器が焼かれていた。だが、経営悪化で廃窯となり、これを藍商人であった賀屋文五郎らの手によって再興、[[信楽焼|信楽]]の陶工の協力もあって藍染の需要に見合った大甕を焼くことになったのである。

[[明治]]に入ると化学染料の開発、生活様式の変化に伴い、藍甕の需要は激減、不振に陥った。それでも脈々と大甕作りは続けられ、今日に至っている。また、現在は[[壺]]、[[皿]]、[[徳利]]、片口、茶器などといった小物を焼いている窯も見られる。

== 関連項目 ==
* [[大麻町大谷]]
* [[陶磁器]]

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[[Category:日本の陶芸]]
[[Category:鳴門市]]