地蔵盆のソースを表示
←
地蔵盆
移動先:
案内
、
検索
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
要求した操作を行うことは許可されていません。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
[[ファイル:Jizobon01.jpg|thumb|220px|村の辻の地蔵堂(地蔵盆の宵)前に積まれている供え物は、やってきた子供達に配られる。電球ではなく、蝋燭の入った提灯はほの暗い]] [[ファイル:PaperLantern Jizou-Bon.jpg|thumb|220px|地蔵盆の提灯]] [[ファイル:地蔵尊8242359.jpg|thumb|220px|[[宿場一夜夢街道]](兵庫県篠山市)]] '''地蔵盆'''(じぞうぼん)は、[[地蔵菩薩]]の[[縁日]](毎月24日)であり、なおかつお盆の期間中でもある[[旧暦]]7月24日に向け、その前日の宵縁日を中心とした3日間の期間を指し、またそのうちの日を選んで行われる地蔵菩薩の祭のことをいう。地蔵盆は一般には[[寺院]]に祀られている地蔵菩薩を対象とした祭りではなく、[[道祖神]]信仰と結びついた路傍あるいは街角(辻)の地蔵が対象となっている。 旧暦7月24日以外の地蔵菩薩の縁日の24日は、地蔵会(じぞうえ)、地蔵祭と呼ばれるが、旧暦7月24日については[[盂蘭盆]]([[お盆]])期間中であり、それにちなんで地蔵盆と呼ばれるようになった。現代では、参加する人々の仕事などに合わせ、多少日程をずらして土日に行うところも増えている。地蔵盆が新暦の7月24日前後もしくは8月24日前後に分かれるのは、お盆を新暦に改めて勤めるのか、それとも旧暦風に8月に行うのかの差異である([[お盆]]の記事を参照)。近年では8月23・24日に行われるのが一般的である。 地蔵盆は[[近畿地方]]を中心とする地域で盛んな行事である([[長野県]][[長野市]]の[[善光寺]]や[[長崎県]][[対馬市]][[厳原町]]など、近畿地方から離れた地方でも地蔵盆を行う地域は存在する)。一方、[[関東地方]]や[[東北地方]]では地蔵信仰自体が浸透していないため、地蔵盆も行われない。地蔵盆が当たり前の近畿地方出身者にとって、「地蔵盆は全国区ではない」ということは関東などへ移って驚くことの一つである<ref>[[綿矢りさ]]の『憤死』([[河出書房新社]])の中の「トイレの懺悔室」では「地蔵盆が全国規模の行事じゃないと初めて知ったのは、大学に入って上京し、いろんな地方から出てきた奴らと話す機会ができたからだった。」という驚きから始まっている。</ref>。 地蔵祭では、地蔵のある町内の人々がこの日にかけて地蔵の像を洗い清めて新しい前垂れを着せ、化粧をするなどして飾り付けて、地蔵の前に集って[[灯籠]]を立てたり[[供物|供え物]]をしたりして祀る。地蔵盆の前後には、地蔵の据えられる家や祠の周囲などに、地蔵盆独特の提灯が多く飾られる。京都では子供が生まれると、その子の名前を書いた[[提灯]]を奉納する風習がある。おおむね女子は赤、男子は白で、その子が地蔵盆に参加しているあいだは、毎年飾られる。 地蔵菩薩は中近世以降子供の守り神として信仰されるようになった。広く知られた伝説によれば、地蔵菩薩が、親より先に亡くなった子供が[[三途川|賽の河原]]で苦しんでいるのを救うという。このことから地蔵祭においては特に子供が地蔵の前に詣り、その加護を祈る習わしになっている。ところによっては、[[仏教|仏僧]]による読経や法話も行われるが、おおむねそれらの多くは子供達に向けたものである。地域によっては、地蔵盆当日の朝に「[[数珠]]回し」を行う。これは、町内の子供が、直径2〜3メートルの大きな数珠を囲んで座り、僧侶の読経にあわせて順々に回すというものである。 今日では地蔵盆は子供のための祭とも言え、地蔵に詣った子供達は地蔵の前に集まった席で供養の菓子や手料理などを振る舞われる場合が多い。また地域の子供達が一堂に会するため、子供達に向けたイベントも行われたり、そのまま子供達の遊び場となることもしばしばである。 初日朝に地蔵盆の用意をし、仏僧による読経、子供におやつの配布(日に一度か二度)、夜のイベント(踊りや線香花火など)。翌日、おやつ配布、お供えのお下がり配布、後片付けといった流れが多いようである。しかし、子供が少なくなったことや大人たちの都合がつきにくくなったりすることから、一日で終えてしまう町内も増えつつある。また、地蔵盆における[[福引]]は、「ふごおろし」とも呼ばれる形式で行われていた。福引担当の家の向かいの家から渡したロープにつるし紐で手繰り寄せた。その後、その品を紐で1階へ下ろして渡すものである。しかし、最近ではこういった福引はほとんど見られなくなった。 また、町内によっては[[大日如来|天道大日如来]]を祀っており、それらの町内では大日如来の縁日である旧暦[[7月28日]]もしくは、それ前後(地蔵盆同様、お勤めの時期に7月もしくは8月の差異あり)に、同様の祭りである'''大日盆'''を行う。上述の地蔵盆と同じく日程をずらして土日にすることが多いため、年によっては他の町内に1週間遅れて大日盆を勤めることもある。 == 関連項目 == * [[お盆]] * [[ローソクもらい]] * [[お月見泥棒]] == 参考文献 == * 林英一著『地蔵盆 受容と展開の様式』(初芝文庫、1997) * 『[[愛荘町]]民俗調査報告書第一輯 ムラと組と家の地蔵盆』(滋賀県愛知郡愛荘町、2007) * 『映像で見るお地蔵さんと地域社会 民間信仰共同研究会七年の歩みから』(神道国際学会、2008) == 脚注 == <references/> {{DEFAULTSORT:しそうほん}} [[Category:日本の祭り]] [[Category:仏教行事]] [[Category:地蔵菩薩]] [[Category:福井県の文化]] [[Category:三重県の文化]] [[Category:滋賀県の文化]] [[Category:京都府の文化]] [[Category:大阪府の文化]] [[Category:兵庫県の文化]] [[Category:奈良県の文化]] [[Category:和歌山県の文化]]
地蔵盆
に戻る。
案内メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
変種
表示
閲覧
ソースを表示
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
コミュニティ・ポータル
最近の出来事
新しいページ
最近の更新
おまかせ表示
sandbox
commonsupload
ヘルプ
ヘルプ
井戸端
notice
bugreportspage
sitesupport
ウィキペディアに関するお問い合わせ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
特別ページ
ページ情報