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国際花と緑の博覧会
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{{イベントインフォメーション |イベント名称=国際花と緑の博覧会 |英文表記=The International Garden and Greenery Exposition,Osaka,Japan,1990 |種類=[[国際博覧会]](特別博)<br/>[[国際園芸博覧会|大国際園芸博覧会]] |画像=EXPO 1990.JPG |画像サイズ=300px |画像説明=国際花と緑の博覧会会場([[1990年]][[4月1日]]) |通称=花の万博、EXPO'90 |正式名称=国際花と緑の博覧会 |旧名称= |開催時期=[[1990年]][[4月1日]] - [[9月30日]] |初回開催= |会場=[[花博記念公園鶴見緑地|鶴見緑地]]<br/>([[大阪府]][[大阪市]][[鶴見区 (大阪市)|鶴見区]]・[[守口市]]) |主催=財団法人国際花と緑の博覧会協会 |共催= |後援= |協賛= |企画制作= |協力= |運営= |プロデューサー= |出展数=83カ国(日本を含む)と55の国際機関<br/>212企業・団体 |来場者数=2312万6934名 |会場アクセス名=<!--複数会場がある場合、主な会場名を記載--> |最寄駅=[[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線|大阪市営地下鉄]][[鶴見緑地駅]] |直通バス=[[大阪国際空港]]、[[西日本旅客鉄道|JR]][[新大阪駅]]、[[西日本旅客鉄道|JR]][[大阪駅]]、[[西日本旅客鉄道|JR]][[茨木駅]]、[[阪急電鉄|阪急]][[南茨木駅]]、[[京阪電気鉄道|京阪]][[守口市駅]]、[[近畿日本鉄道|近鉄]][[荒本駅]]の7箇所から直通シャトルバス |駐車場=有 |URL=http://www.expo90.jp/ |特記事項= }} [[ファイル:EXPO 1990 Central Gate.JPG|thumb|right|none|250px|国際花と緑の博覧会 中央ゲート([[1990年]][[9月2日]])]] [[ファイル:Hanahaku5000.jpg|thumb|right|none|250px|記念貨幣(5000円銀貨)]] '''国際花と緑の博覧会'''(こくさいはなとみどりのはくらんかい、[[英語|英]]:'''The International Garden and Greenery Exposition,Osaka,Japan,1990''')は、[[大阪府]][[大阪市]][[鶴見区 (大阪市)|鶴見区]]と[[守口市]]に跨る[[花博記念公園鶴見緑地|鶴見緑地]]で、183日間の会期([[1990年]][[4月1日]] - [[9月30日]])で行われた[[博覧会国際事務局]] (BIE) 認定の[[国際博覧会]]であり、また国際園芸家協会(AIPH)の[[国際園芸博覧会|大国際園芸博覧会]]でもある。会場面積は約140haで、略称は「'''花の万博'''」「'''花博'''(はなはく)」「'''EXPO'90'''」。「花と緑と人間生活のかかわりをとらえ 21世紀へ向けて潤いのある豊かな社会の創造をめざす」をテーマとし、日本を含む83カ国と55の国際機関、212企業・団体が参加した。総来場者数は2312万6934名で、特別[[博覧会]]史上最高を記録した。 == 開催までの流れ == 当初は、[[1989年]]の[[大阪市]]市制100周年事業として、国内[[博覧会]]として開催する方向で準備が進められていた。[[鶴見緑地]]では1984年から、[[博覧会]]に向けての[[イベント]]が定期的に開催されていた。 しかしその後、国の政策とも合致し[[国際博覧会]]として、[[1990年]]に開催されることになった。計画当初は「鉄冷え」と言われるほど日本経済は冷え込んでおり、閣議了解は民間活力導入を条件になされた。その後、[[1980年代]]後半辺りから日本経済は[[バブル景気]]を迎え、民間企業からの施設参加(資金提供等)は順調に推移、また民間企業からの[[寄付金]]の総額は[[国際博覧会]]史上最高を記録するなど、民間からの参加が順調に推移した。国内で大小数々のイベントが催された[[バブル期]]でも最大規模の催事である。 == シンボルマークとマスコットキャラクター == {{右| [[画像:Hanazukinchan Manhole-20080517.jpg|150px|thumb|right|シンボルマークとマスコットキャラクター柄のマンホール(鶴見緑地内に現存)]] }} *シンボルマーク :[[1987年]]に行われた指名コンペで[[勝井三雄]]の作品が選出された。 *マスコットキャラクター :花ずきんちゃん。チューリップの花がデザインの元である。デザインは[[蔵前侑吏恵]](くらまえゆりえ)の作品で応募総数9,603点の中から選ばれ、審査委員長の[[手塚治虫]]が立体デザインをリライトした。 == 開場時間 == *[[1990年]][[4月1日]]~[[4月26日]] 9時30分~22時 *1990年[[4月27日]]~[[9月30日]] 9時~22時30分 :「都市型[[博覧会]]」ということを考慮して、当初、深夜帯までの開場も検討されていたが、最終的には上記の時間帯に設定された。 == 入場料 == *大人普通入場券 2,990円 *中人普通入場券 1,550円 :(1990年[[4月1日]]現在で満15歳以上18歳未満の者) *小人普通入場券 820円 *大人特別割引入場券 1,550円(身障者のみ) :全て消費税込。 :夜間入場料は、上記の半額となっていた。 :顔写真入の全会期通用入場券も発売された。こちらは開催前のみの販売。 :※ チケットは大蔵省印刷局製造。テレホンカードと同じ素材。 == 会場内施設・パビリオン == 会場内は「'''野原のエリア'''」「'''街のエリア'''」「'''山のエリア'''」の大きく3つのエリアに分かれていた。 === 野原のエリア === 会場中央の大池「いのちの海」を取り囲む花一杯のエリア。 *いちょう館([[大阪府]]) *:時空快速艇「カラノ」に搭乗し、未来の大阪にタイムスリップ。休憩所や催事場として設営されていた「好きやねんプラザ」は毎週金曜夜間は[[ディスコ]]として運営されていた。 *アレフ([[クボタ]]・[[セゾングループ]]) *:大池で行なわれた噴水ショー。池が真っ二つに割れる演出が話題となっていた。 *国際展示水の館 *:とある出展ブースにてひっそりと<!--レプリカだったかも知れないが-->月の石が展示されていた。 *国際展示光の館 *国際展示大地の館 *:水の館・光の館に展示品が入りきらなくなったため、急遽建てられることになったのが大地の館である。 *花桟敷 *花の谷 *:花桟敷・花の谷合わせて2ヘクタールもあり、四季の花々が入場者を迎えていた。 === 街のエリア === 企業出展の大規模な[[パビリオン]]や飲食店・[[遊園地]]ゾーンなどが建ち並ぶ賑やかなエリア。3つのエリアの中で最大面積を誇り、入場者の約8割が足を運んだ。 *[[日本たばこ産業|JT]]館 ジョイフルタイム アドベンチャー *:ダークライド型パビリオン。謎の王国に囚われた妖精を救うため、「ノア号」に乗り込み怪鳥と闘うという「シミュレーション・ライドシステム」。 *ふしぎな森の館・[[パナソニックグループ|松下]]館 *:[[アンリ・ルソー]]の絵画の世界を、松下の[[ハイテク]]技術で再現。 *シネラビリンス ガスパビリオン([[日本ガス協会]]) *:[[映画]]の内容を選択しながら先に進んでいく[[映像]][[迷路]]。[[気体|ガス]]を使用した展示品も人気があり、その中でも自動的に[[おにぎり]]を作る「おにぎりロボット」が人気だった。 *[[大輪会]] 水のファンタジアム([[企業]]40社) *:[[水]]・[[光]]・[[炎]]・[[音]]が乱舞する「ウォーターディスコショー」。 *[[芙蓉グループ|芙蓉]][[ミュージカル]]・シアター *:ワイヤーを使用した華やかなミュージカルを披露。 *[[ダイコク電機]]「名画の庭」 *:[[絵画]][[庭園]]。巨大な陶版画が注目を集めていた。 *グリーンミュージアム(企業4社) *:[[バルビゾン派]]から[[素朴派]]までの絵画の展示。また写真作品の展示も。 *花博写真美術館(企業20社) *:[[レトロ]]から最新の[[カメラ]]の展示・借し出し。写真作品の展示など。 *100年先の「の〜んびり村」 *:財団法人「亜細亜技術協力会」が出資を募集。当初は入館者は個人情報を記入していたが、悪用のおそれがあるとして半月程で中止となった。の〜んびり村の催しに対して[[全国霊感商法対策弁護士連絡会]]は[[霊感商法]]の被害拡大につながるおそれがあるとして万博協会に調査と指導を申し入れた。[[日韓トンネル]]に関するアニメーションを上映するなどし、国会で[[統一教会]]とのつながりの疑いが指摘された<ref>[http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/118/0650/11804190650003a.html 衆議院会議録情報 第118回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号]</ref>。 *[[サントリー]]館 *:世界最大の[[立体映像]]を上映。 *[[住友グループ|住友]]館 *:[[ダグラス・トランブル]]が担当を努めた最新の[[特撮]]映像を公開。 *EXPO'90 [[日立グループ]]館 *:世界最大の[[ハイビジョン]]シアター。 *[[三井グループ|三井]]・[[東芝]]館 *:「ホラビジョンシステム」を駆使したロボショー。[[ディズニー]]制作で知られるB・ロジャーズが演出を手掛けた[[アニメーション]]も同時公開。 *[[UFJグループ|三和]]みどり館([[みどり会]]) *:前方[[スクリーン]]だけではなく、足元(下方スクリーン)にも映像が映し出される「マジックカーペットシステム」で独特の浮遊感を体験。 *ハートピア・空の筏パビリオン([[みずほグループ#第一勧銀グループ|三金会]]) *キャンディキャッスル館(日本菓子加工食品振興協会) *:[[ヘンゼルとグレーテル]]の世界をモチーフにした[[スタンプラリー]]。ゴールはケーキの城「キャンディキャッスル」。 *フローラドーム([[郵政省]]・[[NTTグループ|NTT]]・[[KDDI|KDD]]) *:大型全天周フルカラー映像 映像の中に飛び込んだような迫力を体験。 *ひかりファンタジー 電力館([[電気事業連合会]]) *:ダークライド型パビリオン。[[坂本龍一]]の音楽に乗って光が飛び回る。その異空間を「ルミナー号」に乗って体験。[[クライマックス]]は100万個の光源が作る大響会。 *[[三菱未来館]]([[三菱グループ]]) *:360°全天周映像で、上下左右を映像に飲み込まれる不思議体験。 *[[富士通]]パビリオン *:全天周3DフルカラーCG映像作品『ユニバース2-太陽の響(ひびき)- "Echos of the Sun"』を上映。映像は1分間に1億円以上かけられていた超大作。『ユニバース2』は後に大阪・京橋OBP富士通関西システムラボラトリ横に仮設された専用劇場や千葉・幕張富士通ドームシアター(2002年9月末閉館)でも上映された。 *いんなあとりっぷ館([[霊友会]]) *:ダークライド型パビリオン。「メビウスライド」に乗って[[絵本]]の世界を体験。ライド自体が円形をしており、半円状に乗車部が二つ、背中合わせに作られており、一台のライドに二観客グループが搭乗する。また全ライドが円形に配置された状態で内周側展示、外周側展示を順に合計二周する珍しい構造になっていた。 *[[いのちの塔|生命の大樹・いのちの塔]] *:EXPO'90にちなんで高さは90メートル。会員になると館内の[[コンピュータ]]に写真やメッセージを永久保存することができた。 *:会期中、出資者の財政難より一時期入館料の徴収が行われたが、これは博覧会協会の指導により中止された。<!--この脚注を削除する際にはこの項目のノートに削除した理由を記述してください--> *[[咲くやこの花館]]([[大阪市]]) *:全面ガラス張りの日本最大級を誇る大温室。 *花の江戸東京館([[東京都]]) *:江戸文化の紹介・実演など。 *メインホール'90 *:開幕式・閉幕式ほか主要イベントが、ここで開催された。会期終了後、保存して運用を続けることも検討された。 *テアトル花座 *:ミュージカルなどが上演された。 *マジカルクロス(遊園地) *:27種類の遊戯施設が建ち並ぶアミューズメントゾーン。ヨーロッパのお祭り遊園を再現した(キルメスゾーン)・アメリカンスタイルな(パークゾーン)という2エリアで構成されていた。[[1985年]]に開催された「[[国際科学技術博覧会]]」の遊園地ゾーンをはるかに上回る規模で展開され、片隅ゾーンではなく、[[博覧会]]の見所の一つとなっていた。人気No.1の乗り物は、立ち乗りジェットコースターの風神雷神。「マジカルクロス」の運営は「[[阪急電鉄]]」「[[泉陽興業]]」「[[京阪電気鉄道]]」によって行なわれていた。 === 山のエリア === 「国際[[庭園]]」が点在する異国色豊かなエリア。[[花の万博]]のテーマ館である「[[政府]]苑」や、いくつかの企業[[パビリオン]]も、このエリアに出展されていた。 *政府苑(日本国政府 … [[建設省]]・[[農林水産省]]) *:世界最大の花[[ラフレシア]]の展示が話題となっていた。 *国際陳列館 *:様々な[[イベント]]を開催。4階には[[ヨーロッパ]]20都市が共同で出展したヨーロッパパビリオンがあり、各都市の文化などを紹介。 *花と緑・日本画美術館([[第一不動産]]グループ) *:日本画壇を代表する51人の新作(テーマは「花と緑」)を展示。 *シャロン館 鳥の王国 *:バードゲージに放たれた[[鳥類|鳥]]達(約1,000羽)の王国を、ボートに乗って探検。 *大きな夢の小さな街「ミクルのくに」([[日本生命保険|日本生命]]ほか20社) *:少年「ミクル」が住む街をミニチュアで表現。 *ゴールデンベルパビリオン([[江崎グリコ]]・[[サッポロビール]]・[[三洋電機]]・[[住友ゴム工業|DUNLOP]]・[[椿本チエイン]]・[[東洋不動産]]) *:最も美しく・難関だと言われる[[ゴルフ]]コース、「オーガスタナショナルゴルフクラブ」の12番ホールを再現。 *国際庭園 *:[[博覧会]]の見所の一つ。様々な国が、その国独自の個性溢れる庭園を出展していた。[[パキスタン]]庭園は完成が開幕に間に合わず、完成までの間は庭園造りの様子そのものが展示代わりとなり、思わぬ人気を博していた。 *花木苑・生活の庭 *花木苑・夢の庭 *花木苑・日本の庭 *:花木苑とは企業により出展された庭園のことである。 *ふるさとの庭(スポットガーデン) *:国内各都道府県が出展した庭園である。 *さぼうランド *:大阪一・日本一・世界一の大雨を体験することができた。建設省による出展。 === 会場内の交通手段(4つの交通システム) === 会場内を遊覧・[[移動]]するために、4つの交通機関が出展されていた。 *ウォーターライド「アドベンチャークルーズ」([[ジャスコ]]・[[イオングループ]]) *:「中央ゲート駅」と「街の駅」を結んだ3両連結の大型ボート(72人乗り)。イメ-ジキャラクターは「[[銀河鉄道999]]」のヒロイン「[[メーテル]]」。 *ロープウェイ「フラワーキャビン」([[アコム]]他企業体) *:「祭りの大通り駅」と「山の駅」を結んだ[[索道|ロープウェイ]]。 *CTM「パノラマライナー」([[三越]]他企業体) *:磁石の原理を利用した、最新の短距離交通システム。「街の駅」と「山の駅」を結んだ。 *SL義経「ドリームエキスプレス」([[西日本旅客鉄道|JR西日本]]) *:山のエリア内の「風車の駅」と「山の駅」を結ぶ[[蒸気機関車|SL]]鉄道。[[国鉄7100形蒸気機関車|7100形蒸気機関車「義経号」]]が客車を牽引して運行していた。 == 会期中の主な出来事 == === 開会式 === [[1990年]][[3月31日]]、[[皇太子徳仁親王]]による開会宣言が行われて[[花の万博]]は開会した。開会式の様子は[[日本放送協会|NHK]]で中継された。一般公開は翌日の[[4月1日]]から同年の[[9月30日]]までの183日間だった。 [[画像:JUSCO WATER RIDE.JPG|thumb|right|none|180px|事故のお詫び看板]] === ウォーターライド転落事故 === 開幕2日目の[[4月2日]]、会場内を水力を使って遊覧するウォーターライド([[ジャスコ]]・[[イオングループ]]出展)が高架水路(高さ7メートル)から転落する事故が発生し、当時の乗客・コンパニオン合わせて24名が重軽傷を負う事故が発生した。事故の影響でウォーターライドは約3か月間、運行を中止し、安全確認を強化することで[[7月12日]]から運行を再開した。 この事故の後も、他の交通システムや、[[遊園地]]ゾーン「マジカルクロス」の乗り物などで、部品落下や緊急停止などの[[トラブル]]が相次いだ。 === 入場者数1000万人突破 === [[事故]]やトラブルが相次いだものの、入場者は日増しに増え、[[6月20日]]には入場者数が早くも1000万人に到達した。 === 秋篠宮夫妻来場 === [[7月23日]]に来場した。成婚後間もない[[1990年]]当時、世の中は「紀子様ブーム」一色となった。[[文仁親王妃紀子|紀子妃]]にとっては、これが結婚後初の公務となった。 === 猛暑 === [[1990年]]の[[夏]]は記録的な[[猛暑]]となった。特に[[アスファルト]]が敷き詰められた[[博覧会]]会場の暑さは尋常ではなく、まさに灼熱地獄と化していた。会場内の最高気温は38度近く。博覧会協会は、人工雪を降らせたり、会場内のあちこちに[[氷柱]]やクーラー付きのテーブルを設置したりと、「暑さ対策」に追われることになる。その「暑さ対策」に投じられた金額は3億円。 === 入場者数2000万人突破 === [[9月15日]]に、予定より早く目標であった入場者数2000万人をクリアした。会場は感謝ムード一色となったが、その後、1日の入場者数が30万人を上回る日も出始め、活況による会場内・各交通機関の混乱が心配された。[[9月23日]]には、1日の入場者数が37万人となり、これが会期中最高の人出となった。 === 台風19号来襲 === [[1990年]]は[[台風]]の当たり年となり、1年に6個もの台風が上陸した。その中でも[[平成2年台風第19号|台風19号]]は強い勢力を保ったまま[[9月19日]]に[[近畿地方|関西]]地方に上陸し、この影響で[[博覧会]]会場は、午後3時半で閉場となった。当日の入場者数は約4万2000人で、これが会期中最低の人出となった。 なおこの日は出口にて再入場券を無料で配っている。(何時から配りだしたかは不明) === 閉会式 === [[1990年]][[9月30日]]、183日間の会期を終え閉会式を迎えた。当日は台風20号の影響で暴風雨となったが、午後1時半に入場者数2300万人を突破し、最終的には総入場者数が2312万6934名を数えた。これは特別博覧会史上、最も多い入場者数であり、日本で行われた国際博覧会の中でも1970年の[[日本万国博覧会|大阪万博]]に次ぐ記録である。 == テーマソング == 様々な歌手によってテーマソングが歌われた。 *[[FLOWER REVOLUTION]]([[THE ALFEE]]) *:開会式で演奏された。 *[[約束 (相川恵里の曲)|約束]]([[相川恵里]]) *:[[毎日新聞社]]による歌詞公募作品。同社主催の[[第62回選抜高等学校野球大会]]の入場行進曲も兼ねる。 *FLOWER MAGIC(「花ずきんちゃん」テーマソング)([[山中すみか]]) *フラワー&グリーン(花の輪)音頭([[石川さゆり]]/[[五木ひろし]]) *ラ・ブートニア([[井上昌己 (歌手)|井上昌己]]) *White Communication~新しい絆~(花の万博NHK[[イメージソング]])([[永井真理子]]) *ほんまやね([[SAKA-O-BAND]]) *:歌詞は一般公募された *花マル音頭EXPO'90([[笹みどり]]) *Lonely Heartによろしく(「ミクルのくに」イメージソング)([[酒井法子]]) == 記録 == *[[パビリオン]]の最多入場者数 *:743万人([[政府]]苑で記録) *パビリオンの最長待ち時間 *:6時間(JT館や電力館で記録) *立ち乗り[[ジェットコースター]]「風神雷神」利用者数 *:230万人([[遊園地]]ゾーン「マジカルクロス」の乗り物の中で、1番の利用者数である) *ゴミ排出量 *:39.63トン *電力使用量 *:28.5万KWH(一般家庭換算30,600戸分) *上水使用量 *:6,750立方メートル(一般家庭換算10,100戸分) *ガス使用量 *:14,260立方メートル(一般家庭換算12,300戸分) *落し物総数 *:20968点 *現金の忘れ物総額 *:7383万円 == 会場への交通 == === 鉄道 === 会場への交通手段として、京橋駅と鶴見緑地駅を結ぶ日本初の鉄輪式[[リニアモーター]][[地下鉄|ミニ地下鉄]]である[[大阪市営地下鉄]]鶴見緑地線(現・[[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線|長堀鶴見緑地線]])が建設された。 なお各線京橋駅、京阪関目駅、京阪守口市駅からの徒歩ルートも設定されてはいたが、大型連休などの多客期を除き利用者はあまり見受けられなかった。 === バス === 以下の場所と会場との間に直通シャトルバスが運行された。シャトルバス7ルート28社局の輸送人員は508.6万人だった<ref name="hankyu-bus">阪急バス75年史より</ref>。 <!-- 運行会社補足希望 --> *[[大阪国際空港]]([[大阪空港交通]]、[[阪神バス]]) *[[西日本旅客鉄道|JR]][[新大阪駅]](運行幹事は[[阪急バス]]で、平日は[[観光バス]]各社が、日祝は阪急バスが運行) :輸送人員は118万6698人、延べ便数は3万6070便に及んだ<ref name="hankyu-bus" />。 :これに合わせて大阪市交御堂筋線の中津-天王寺間折り返し列車が、会期中の昼間の列車に限り新大阪に延長運転された。しかし、好評だったため会期終了後も続けられ、後に夜間時間帯にも拡大している。 *[[西日本旅客鉄道|JR]][[大阪駅]]([[大阪市営バス]]) *[[西日本旅客鉄道|JR]][[茨木駅]]([[近鉄バス|近畿日本鉄道]]、阪急バス) *[[阪急電鉄|阪急]][[南茨木駅]]([[南海バス|南海電鉄バス]]、阪神バス、[[京阪バス]]) *[[京阪電気鉄道|京阪]][[守口市駅]](京阪バス) :同社に限りシャトルバスとは別に一般路線バスも別経路で同時期に新規に設定(これについては現在廃止されている。またこれとは別に[[1985年]]に設定された[[京阪バス門真営業所|門真19号経路]]もあり、これは現在も運行している)。 *[[近畿日本鉄道|近鉄]][[荒本駅]](近畿日本鉄道) 公式には上記7箇所から直通シャトルバスが出ていたが、下記の場所からも運行されていた。 *[[門真市駅|京阪門真市駅]]([[京阪バス]]) *[[奈良駅]]・[[近鉄奈良駅]]・[[学園前駅 (奈良県)|学園前駅]]([[奈良交通]]) *[[大和上市駅|上市駅]]・[[橿原神宮前駅]]・[[大和八木駅|八木駅]](奈良交通) *[[五條バスセンター]]・[[近鉄御所駅]]・[[大和高田駅|近鉄高田駅]](奈良交通) *[[天理駅]]([[奈良交通]]) また、路線バスとして以下の場所からも運行した。 *[[布施駅|近鉄布施駅]](近畿日本鉄道) *[[難波駅|南海難波駅]](南海電鉄バス) *山崎・北条・社・吉川IC([[神姫バス]]) *西脇・野村・社・吉川IC([[神姫バス]]) 高速バスも開設された。 *[[名鉄バスセンター]]([[名鉄バス]]、[[日本急行バス]]) *[[名神ハイウェイバス]]([[ジェイアール東海バス]]、[[名阪近鉄バス|名阪近鉄高速バス]]、[[名古屋観光日急|日本急行バス]]) なお、鶴見緑地公園の整備に伴い、整備区域にかかることになった近畿日本鉄道(近鉄バス)茨田営業所(鶴見通沿いの諸口停留所前)が移転を余儀なくされ、開幕前年の[[1989年]]に[[近鉄バス稲田営業所|稲田営業所]]を設置して移転した。 == 関係者 == *[[小松左京]] (総合プロデューサー) *泉眞也 (総合プロデューサー) *[[磯崎新]] (総合プロデューサー) == 博覧会を取り扱ったテレビドラマ・アニメ・小説など == 当時の[[ドラマ]]・[[アニメ]]・[[小説]]などで、博覧会が登場することもあった。 * [[日本放送協会|NHK]]連続テレビ小説「和っこの金メダル」([[1989年]][[10月2日]]~[[1990年]][[3月31日]]放送)の最終回で、博覧会に主人公と息子が行く場面や、空撮で会場を撮っている場面が登場している。 * [[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列放送の[[サザエさん (テレビアニメ)|サザエさん]]で、一家が博覧会を訪れる[[エピソード]]が放送された。また、オープニングには毎週、[[マスコット]]の「花ずきんちゃん」が登場していた。サザエさん一家は主要な公設パビリオンや庭園のほか、民間パビリオンでは唯一、三井・東芝館を訪れている。 * 同じくフジテレビ系列放送のアニメ『[[キテレツ大百科 (アニメ)|キテレツ大百科]]』でも「真夏の[[花博]]で大百科外伝をみつけ出せ」という回で、登場人物らが博覧会を訪れるというエピソードが放送された。 * [[斎藤栄]]著の小説に「大阪花博殺人旅愁」がある。 また、博覧会会場内に特設された[[サテライトスタジオ]]から[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]が、来場客を回答者としてスタジオに招いてのクイズ番組「クイズ!花博ランド」を[[生放送]]していた(平日夕方の帯番組。[[タージン]]司会)。 == 後援映画 == 『[[花物語 (映画)|花物語]]』- 後援映画として前年[[1989年]]夏より[[大映]]の配給で公開する。 *原作は[[田宮虎彦]]の「花」。 *スタッフは、監督に[[堀川弘通]]、脚本に[[小森奈津]]、音楽に[[小六禮次郎]]、撮影に[[丸池納]]。 *キャストは、主演に[[高橋惠子]]。共演に[[石橋蓮司]]、[[佐々木すみ江]]、[[蟹江敬三]]、[[杉山とく子]]、[[殿山泰司]]、他。 *内容は、太平洋戦争末期、花を愛する女性と、家族や村人のヒューマン・ストーリーだった。どんな世の中でも花が心の癒しになることを描いている。 == 博覧会閉幕後 == === 会場 === 会場跡地は[[花博記念公園鶴見緑地]]として整備されている。無料で入ることができ、市民の憩いの場となっている。博覧会閉幕と同時に、ほとんどすべての[[パビリオン]]・[[乗り物]]等は撤去されたが、下記の施設は現在も存在している。 *[[咲くやこの花館]] *[[いのちの塔|生命の大樹 いのちの塔]] *国際陳列館 :現在は1階が陳列館ホール、2階が国際花と緑の博覧会記念協会事務局である。3~4階は[[生き生き地球館]](市立環境学習センター)として運用されていたが、2014年3月30日に閉鎖された。 *国際展示 水の館 :現在は西半分が市営の[[スポーツセンター]]、東半分が汎用展示会場として運用されている。 *花の谷 *花桟敷 *国際庭園 *風車 :花の万博開催のための鶴見緑地の大規模改修工事前より存在。 === 出展物のその後 === [[画像:Kaibara st03 2816.jpg|thumb|right|none|250px|SL義経・ドリームエキスプレス「山の駅」<br />(現・[[福知山線]]「[[柏原駅 (兵庫県)|柏原駅]]([[丹波市]])」]] * [[西日本旅客鉄道|JR西日本]]が出展した交通システム、「SL義経」(ドリームエキスプレス)の「山の駅」駅舎は[[福知山線]][[柏原駅 (兵庫県)|柏原駅]]に、「風車の駅」駅舎は[[小浜線]][[若狭本郷駅]]にそれぞれ移築された。 * [[ダイコク電機]]による出展の[[パビリオン]]「名画の庭」([[安藤忠雄]]設計)は、[[京都市]][[左京区]]の[[京都府立陶板名画の庭]]に移築された。 * 「三和みどり館」で公開された[[アトラクション]](マジックカーペットシステム)は、[[フランス]]の[[パリ]]郊外の[[テーマパーク]]「フチュロスコープ」に移築された。 * 「シネラビリンス ガスパビリオン」内で、人気者だった展示物「おにぎりロボット」は、[[万博記念公園]]内の「大阪ガス生活誕生館ディリパ」で活躍することとなった(現在は撤去されている)。 * [[滋賀県]][[信楽町]]が「国際展示 水の館」に出展した噴水「花の塔」は「滋賀県立水環境科学館」に移築された。 === 乗り物関係のその後 === * 4つの交通システムについては、[[索道|ロープウェイ]]の[[搬器|ゴンドラ]]は[[かぐらスキー場]]で再利用、SL義経・CTMは、それぞれ大阪[[交通科学博物館]]・[[東京サマーランド]]にて展示。ドリームエクスプレスにて使用されていた客車の内2両は、京都の「[[梅小路蒸気機関車館]]」にてSLの体験列車「'''SLスチーム号'''」にて使用されている。あとの一両は京都府亀岡市にて静態保存されている。残るウォーターライドは、事故を起こしたためのイメージの悪化により引き取り手が現れず、完全に[[スクラップ]]となってしまった。 * [[遊園地]]ゾーン「マジカルクロス」の[[乗り物]]達は、その多くが各遊園地・[[テーマパーク]]に移築された。[[エキスポランド]]、[[ひらかたパーク]]、[[宝塚ファミリーランド]]など[[近畿地方|関西]]圏の遊園地にとどまらず、[[ドルアーガの塔 (アトラクション)|ドルアーガの塔]]、[[ギャラクシアン3|ギャラクシアン³]]が[[東京都]][[二子玉川]]の[[ナムコ・ワンダーエッグ]]に移築。また、立ち乗りジェットコースターの風神雷神が[[熊本県]]の[[グリーンランド (遊園地)|グリーンランド]]に移築されるなど、日本各地の遊園地で余生を送ることとなった。 === 郵便局 === 会場内に設置された「花の万博郵便局」は、閉幕後、残務処理を行う会場内各施設の利便性のため、会場中央にあった本局だけが閉会後もしばらくの間営業を続けていた。この郵便局はゲートの中にあったにもかかわらず、ゲートで郵便局を訪問したい旨を告げるだけで、一般人でも正門ゲートのみからの入場が可能であった。このため、正門ゲートから郵便局の間に限るが、後片付けや建物の解体の様子が観察できた。ただし、[[風景印]]や[[定額貯金]]記念証書などの使用は会期中だけであった。 [[2005年日本国際博覧会]]の際に開設された[[愛・地球博郵便局]]も閉幕後しばらくの間営業していたが、この時は関係者以外のゲートの入場は禁止されていたため、閉幕後の一般人の利用は不可能だった。 == 関連団体 == <!-- この付近の記事が2度にわたって削除されています。理由のない削除は荒らしとみなされます。必要ならば理由を明記して下さい。 もう一度、同じことが起こればページの編集は規制されます。無意味なことはやめて下さい。 参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:荒らし --> 博覧会の準備及び運営を目的とした[[財団法人]]'''国際花と緑の博覧会協会'''は解散し{{要出典|date=2011-11-08}}、花の万博の翌年には理念継承法人として財団法人'''国際花と緑の博覧会記念協会'''が設立された。(平成25年4月1日より公益財団法人となる。)<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02jinji02_000022.html 各府省等からの再就職者が5代以上続いている独立行政法人・特殊法人等・公益法人の役職に関する府省庁によるあっせんの有無等の調査について] 総務省資料</ref>。 == 脚注 == <div class="references-small"><references /></div> == 関連項目 == *[[国際博覧会]] *[[国際博覧会一覧]] *[[国際園芸博覧会]] == 外部リンク == {{commonscat|Expo 1990}} *[http://www.expo-cosmos.or.jp/ 公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会] *[http://matsushita-flowerprize.or.jp/ 財団法人 松下幸之助花の万博記念財団 ] {{DEFAULTSORT:こくさいはなとみとりのはくらんかい}} [[Category:花の万博|*]] [[Category:国際園芸博覧会]] [[Category:国際博覧会]] [[Category:日本の国際博覧会]] [[Category:大阪市鶴見区の歴史]] [[Category:守口市の歴史]] [[Category:1990年の日本]]
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