和田一浩のソースを表示

{{Infobox baseball player
|選手名 = 和田 一浩
|所属球団 = 中日ドラゴンズ
|背番号 = 5
|選手写真ファイル名 = CD-Kazuhiro-Wada20130306.jpg
|国籍 = {{JPN}}
|出身地 = [[岐阜県]][[岐阜市]]
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1972|6|19}}
|没年月日 = 
|身長 = 182
|体重 = 90
|利き腕 = 右
|打席 = 右
|守備位置 = [[左翼手]]、[[捕手]]
|プロ入り年度 = {{NPBドラフト|1996}}
|ドラフト順位 = ドラフト4位
|初出場 = 1997年4月30日
|最終出場 = 
|年俸 = 2億5,000万円（2014年）
|経歴 = <nowiki></nowiki>
* [[岐阜県立岐阜商業高等学校]]
* [[東北福祉大学硬式野球部|東北福祉大学]]
* [[神戸製鋼硬式野球部|神戸製鋼]]
* [[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]] (1997 - 2007)
* [[中日ドラゴンズ]] (2008 - )
|代表チーム = {{Flagicon|JPN}}[[野球日本代表|日本]]
|五輪 = [[アテネオリンピック (2004年) における野球競技|2004年]]
|WBC = [[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|2006年]]
|選出国 = 
|選出年 = 
|得票率 = 
|選出方法 = 
}}
{{MedalTop}}
{{MedalSport|男子 [[野球]]}}
{{MedalBronze|[[アテネオリンピック (2004年)|2004]]|野球}}
{{MedalBottom}}
'''和田 一浩'''（わだ かずひろ、[[1972年]][[6月19日]] - ）は、[[中日ドラゴンズ]]に所属する[[プロ野球選手]]（[[外野手]]、[[捕手]]）。

[[マネジメント]]契約先は[[スポーツビズ]]。

愛称は[[和田勉]]（元タレント）にちなんだ'''ベンちゃん'''（ベン）、'''[[ビッグ・ベン|ビッグベン]]'''など。ナゴヤドームの外野スタンドの横断幕では「輝く男」となっている。

== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
[[岐阜県]][[岐阜市]]出身。[[岐阜市立鷺山小学校]]3年次にスポーツ少年団に入り<ref>[http://www.chunichi.co.jp/chuspo/hold/dragons/news/2008/200804/CK2008042202005520.html]</ref>、[[岐阜市立青山中学校]]卒業を経て、[[岐阜県立岐阜商業高等学校|県立岐阜商業高校]]では2年時に控え[[捕手]]として[[第61回選抜高等学校野球大会|春のセンバツ]]・[[第71回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]に出場した。

高校卒業後、[[東北福祉大学]]に進学し、[[仙台六大学野球連盟]]のリーグ戦では4年間で首位打者1回、ベストナイン2回を獲得する。4年時には主将を任され、春のリーグMVPに輝いた。

大学卒業後は[[社会人野球]]の[[神戸製鋼硬式野球部|神戸製鋼]]に入社。社会人通算.429の打率を残し、強打の捕手として[[1996年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1996年のドラフト]]で[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]から4位指名を受け入団。背番号は'''22'''に決まった。

=== 西武時代 ===
;'''{{by|1997年}} - {{by|1999年}}'''
:入団当時の西武には[[伊東勤]]、[[中嶋聡]]という二人の名捕手がいたため、1年目の1997年は主に代打として17試合に出場、プロ初[[安打]]・初[[打点]]を記録した。2年目の{{by|1998年}}からは打力を活かすため[[外野手]]にも挑戦、この年にプロ初[[本塁打]]を記録。1999年の後半には「1番・[[左翼手]]」として起用されるようになる。

;'''{{by|2000年}}'''
:打撃が認められて出場機会が増え、規定打席未満ながら3割を打った。[[9月9日]]には4番も任され、9番以外の全打順でスタメン出場。守備位置は捕手9試合、[[一塁手]]15試合、外野手18試合、[[指名打者]]12試合と、徐々に捕手から外野手へとシフトしていった。またこの年に、同僚の中嶋聡が捕手らしい[[野球の背番号|背番号]]を欲しており、当時背番号「'''22'''」だった和田は当時中嶋がつけていた一桁の「'''5'''」と背番号を交換している。

;'''{{by|2001年}}'''
:監督の[[東尾修]]に「次世代を担うバッテリー」として[[松坂大輔]]と開幕戦でスタメン起用され、その後も松坂と7回にわたってバッテリーを組んだ。打撃も好調で一気に16本塁打、規定打席未満ながら打率.306を打って注目を集めた。守備位置はまだ捕手と外野手で一定せず、打順も2番と4番以外全てに起用され、本格的にレギュラー獲得とはいかなかった。9月24日の[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]最終戦で松坂大輔が[[タフィ・ローズ]]に55号本塁打を打たれ、[[中村紀洋]]に逆転サヨナラ2点本塁打を打たれた試合で捕手としてフル出場していた。

;'''{{by|2002年}}'''
:新たに監督に就任した[[伊原春樹]]の勧めでこの年から外野手一本に絞り、「5番・左翼手」のレギュラーに定着。初めて規定打席に到達し、打率.319、33本塁打、81打点と、定着1年目から中軸打者として申し分ない成績を残し、優勝に貢献した。指名打者部門で初の[[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]を受賞。[[読売ジャイアンツ]]との[[2002年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では15打数0安打と低迷した。

;'''{{by|2003年}}'''
:前年より成績を上げ、打率.346、30本塁打、89打点を記録。自己最高の[[出塁率]].428、[[長打率]].632を叩き出した。また[[柴田博之]]が出場する際には[[中堅手]]や[[右翼手]]としても起用された。この年から4年連続で外野手部門でベストナインを受賞。

;'''{{by|2004年}}'''
:[[アレックス・カブレラ]]の開幕出遅れで、6月まで4番を任された。打率.320、30本塁打、89打点の成績で、3年連続の3割30本80打点を達成。[[5月30日]]の[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]]戦（[[函館市千代台公園野球場]]）で[[芝草宇宙]]から本塁打を放ち、通算100本塁打を達成。この年から[[パシフィック・リーグ|パ・リーグ]]で開催された[[2004年のパシフィック・リーグプレーオフ|プレーオフ]]では、日本ハムとの第1ステージ第3戦で[[横山道哉]]からサヨナラ本塁打を放ち、チームを勢い付ける。
:後に移籍することになる[[中日ドラゴンズ]]との[[2004年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では、打率.310、4本塁打、6打点で12年ぶりの日本一に貢献し、優秀選手に選ばれた。

;'''{{by|2005年}}'''
:春先は絶不調であったが後半戦からは打率.370と一気に追い上げ、シーズン打率.322で初の個人タイトルとなる[[首位打者 (日本プロ野球)|首位打者]]を獲得。同時に153安打で[[最多安打 (日本プロ野球)|最多安打]]のタイトルも獲得した。パ・リーグの右打者による首位打者獲得は{{by|1993年}}の[[辻発彦]]（西武）以来12年ぶり。4年連続30本塁打には3本届かなかった。

;'''{{by|2006年}}'''
:3月、[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表|WBC日本代表]]に選出されたが、[[尿管結石]]を発症するなど体調を崩し、1次リーグでの代打起用のみに終わった。
:シーズンでは6・7月が不調に終わり打率が伸びず、後半巻き返したが打率.298で惜しくも5年連続打率3割はならなかった。本塁打も19本に終わった。しかし、自己最多の95打点を記録し、5番打者としてチームに貢献。チームメイトの[[赤田将吾]]と並んでリーグ最多[[補殺]]を記録。

;'''{{by|2007年}}'''
:[[9月8日]]の日本ハム戦で[[吉川光夫]]から安打を放ち、通算1000本安打を達成。前年より打率を上げてリーグ3位の打率.315を記録。本塁打はレギュラー定着後最低の18本、打点は前年の約半分の49（9月半ば頃まで打率.239の[[細川亨]]より打点が低かった）に終わった。この年は塁上に走者がいる場面では打率.224と低迷し、リーグ3位の22併殺打を記録した（逆に走者なしでは.353と好調であった）。

:[[2007年]]に初取得した[[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA権]]を行使し、[[12月9日]]、中日ドラゴンズとの入団交渉の末、地元の岐阜に最も近い球団という事もあり、本人曰く「幼いころからのあこがれの球団」である中日への移籍を数分で即決。3年契約を結び、背番号は西武時代と同じ「'''5'''」に決定した。

=== 中日時代 ===
;'''{{by|2008年}}'''
:中日入団1年目も、西武時代と同じく5番を任される。序盤は不慣れな[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]ということもあり不振であったが、徐々に調子を上げていく。また、主砲の[[タイロン・ウッズ]]が不調の際には4番も務めた。この年通算1000試合出場を達成。2年連続3割を打つなど活躍したが、16本塁打、74打点、得点圏打率は.275とチャンスでは期待されたほどの成績を残せなかった。契約更改の際、「[[2009年]]シーズンはチャンスでもっと打っていきたい」と発言している。

;'''{{by|2009年}}'''
:前年3割を打ったにも関わらず、「ぜんぜんダメでしょ。自己ベストより1本でも1厘でも1打点でも上にいきたい」と春季キャンプで打撃改造を行い、オープンスタンスの幅や足の上げ方を変えた。ウッズ、[[中村紀洋]]が退団したため主砲として期待され4番に座る可能性もあったが、開幕は5番で出場し、開幕戦1試合2本塁打と最高のスタートを切った。[[4月25日]]の[[読売ジャイアンツ|巨人]]戦でプロ通算200号本塁打を西武時代の同僚[[豊田清]]から放った。[[5月12日]]の[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]戦では地元岐阜の[[長良川球場]]で初の本塁打を放ち故郷に錦を飾った。[[6月21日]]の[[オリックス・バファローズ|オリックス]]戦で[[平野佳寿]]から先制の満塁本塁打を放った打席で通算4000打数に到達し、通算打率にランクイン。この時点で[[川上哲治]]や[[落合博満]]をも上回る通算打率.315で、歴代6位・日本人右打者最高となった。6月には打率.415、6本塁打、15打点の成績で、2度目の月間MVPをチームメイトの[[川井雄太]]と共に受賞した（川井の投げる日は3試合連続本塁打、打率4割と相性が良かった）。交流戦では打率4割、7本塁打（ともに2位）と絶好調。[[7月15日]]には4年ぶりの20本塁打と自己最多ペースで本塁打を量産し、[[9月15日]]には10回表に[[永川勝浩]]から決勝の3試合連続本塁打を打った。打率.302で7度目の3割を記録し、29本塁打、87打点、出塁率.382と前年より大きく成績を上げ、打撃主要部門全てでリーグトップ10に入った。守備面でも元捕手の強肩かつ堅実な送球で12補殺を記録し、2年連続セ･リーグ最多補殺に輝いた。また、この年初めてシーズン全試合に出場（144試合）した。

;'''{{by|2010年}}'''
:序盤から打撃が好調で、4月を終えて.376、5月を終えて.358の好成績でシーズン終盤まで打撃成績トップを維持し続けた。また、交流戦の途中から不調の[[トニ・ブランコ]]に代わり4番を任されるようになった。シーズン終盤に少し調子を落とし首位打者は[[青木宣親]]に譲ったものの、最終的に打率.339、37本塁打、93打点とチーム三冠及び西武時代を含めて自己最多本塁打の活躍でチームの4年ぶりの優勝に大きく貢献した。また前年に続き2年連続でシーズン全試合に出場した。[[2010年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]第2ステージの巨人との試合では、第4戦に9回裏3-3の場面で[[久保裕也 (野球)|久保裕也]]からサヨナラ安打を放ち、シリーズMVPに輝いた。[[2010年の日本シリーズ|日本シリーズ]]でも第2戦・第4戦で[[猛打賞]]を記録。第7戦の9回裏、1点ビハインドの場面で[[千葉ロッテマリーンズ|ロッテ]]の守護神[[小林宏之 (野球)|小林宏之]]から三塁打を放ち、次打者ブランコの一時は同点となる犠飛につなげるなど好調を保ち、7試合で29打数12安打1本塁打6打点と活躍。チームは2勝4敗1分で敗れたが、敢闘選手賞を受賞した。また、自身初となるシーズン[[最優秀選手 (野球)|MVP]]及び自身6度目・中日移籍後は初となる[[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]（外野手部門）に選出された。[[11月24日]]の契約更改で、新たに3年総額12億円で契約を結んだ。

;'''{{by|2011年}}'''
:[[落合博満]]監督の指令により、春季キャンプでオープンスタンスからスクエアスタンスへの打撃フォーム改造を敢行する。開幕戦に「4番・左翼手」でスタメン出場するも、フォーム改造や統一球、視力低下の影響もあってバッティングを崩し、年間を通じて成績は打率.232、12本塁打、54打点と低迷し、前年に大型契約を勝ち取ったが年俸にはとても見合わない成績で大きく期待を裏切った。特に打率は西武在籍時にレギュラーに定着して以来、最低であった。また、シーズン終盤には前述のように視力低下を訴えたこともあり、中日入りして初めて二軍落ちを経験（西武時代においても[[2003年]]以降、故障以外での二軍落ちは経験がなかった）、4番打者を下され、5番や6番を任されることが多かった。[[2011年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では優秀選手賞に選ばれた。

;'''{{by|2012年}}'''
:[[6月8日]]の[[東北楽天ゴールデンイーグルス|楽天]]戦（ナゴヤドーム）で9回裏1点ビハインドの場面で[[青山浩二]]から左中間への逆転サヨナラ2ラン本塁打を放った。このサヨナラ本塁打を受けて「スカパー！ドラマティック・サヨナラ賞」の年間大賞を獲得した。2年ぶりに全試合出場を果たしたものの、最終的に本塁打は9本に終わり、12年ぶりに二桁に届かなかった。完全復活とはならなかったものの、リーグ2位の32[[二塁打]]を放ち、チームの規定打席到達者の中ではトップとなる得点圏打率.305を記録するなど統一球には見事に適応した。

;'''{{by|2013年}}'''
:開幕から4番に座るもなかなか調子が上がらず、4月終了時点での打率は僅か.204であった。その後は復調したものの、最終的に打率.275と前年を下回った。本塁打は前年の倍である18本を放った。また、シーズンを通して自己ワーストで両リーグトップとなる26併殺を喫し、チームもクライマックスシリーズ進出を逃した。この年で[[2011年]]からの3年契約が満了し、[[11月6日]]の契約更改で、8000万円減とプロ入り最大の減額を受け入れサインした。

;'''{{by|2014年}}'''
:監督が[[谷繁元信]]に代わり[[平田良介]]が4番に座る中、6番打者としてシーズン開幕を迎える。4月8日の[[東京ヤクルトスワローズ|東京ヤクルト]]戦（ナゴヤドーム）にてプロ通算300号本塁打を放った。41歳9ヶ月での300本塁打達成は史上最年長<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140409-1282715.html 中日和田史上最年長300号41歳９カ月]日刊スポーツ　2014年4月9日付</ref>、大学卒業から社会人を経てプロ入りした選手としては史上初<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/04/08/kiji/K20140408007937430.html 中日・和田　通算３００号本塁打！「最高の形となった」]スポーツニッポン　2014年4月8日</ref>の記録となった。[[7月1日]]の対DeNA戦で42歳では史上7人目のシーズン10本塁打を記録した<ref>週刊ベースボール2014年7月21日号97ページ</ref>

== 選手としての特徴 ==
=== 打撃 ===
バットを上段に構えて上下に揺らし、極端なオープンスタンスから左足を大きく上げ、全身を回転させるようにしてバットを背中の後ろまで一気に振り抜く、独特のフォームから弾き出す安定した打撃が特徴。いわゆる「掬い上げ打法」。中日移籍後から2010年までの通算の対右打率.315を残しており、左投手に対しても.310と左右を苦にしない上に目立った苦手コースもなく、独特の打撃フォームも手伝って右方向への打球が非常に良く伸びる<ref name="wada2010">{{Cite book|和書|author=[[小関順二]]、西尾典文、泉直樹|year=2010|title=プロ野球スカウティングレポート2010|publisher=アスペクトムック|pages=80頁|id=ISBN 978-4-7572-1744-7}}</ref>。

背筋の強さと右手の押し込みにより、ボールをかなり引きつけても詰まらずに強い打球を放つことができる<ref name="wada2010"></ref>。スイングの後は腰が落ちたような形になるので、左方向への長打を打ったのに三塁線へのファウルボールを打ったように見えることもあり、最後まで振り切るフォームであることとあまり足が速くない事から併殺打は多い。本人によると「テニスのフォアハンドを参考にしている」といい<ref name="wada2009">{{Cite book|和書|author=小関順二、西尾典文、泉直樹|year=2009|title=プロ野球スカウティングレポート2009|publisher=アスペクトムック|pages=338-339頁|id=ISBN 978-4-7572-1628-0}}</ref>、加えて[[流し打ち]]というと通常は力を加減してボールに合わせるイメージであるが、流し打ちをする時も「右に引っ張る」と言う意識をもつことで、引っ張った時と同じ力で打てるようになったといい、プロ入りしてから数年かけてこれができるようになったという<ref name="wada">[http://qoonin.blog.shinobi.jp/Entry/137/ 和田一浩-打撃フォーム連続写真-]qooninSports、2011年4月4日</ref>。打撃開眼については[[金森栄治]]の指導が大きかったと語っており、金森の打撃理論を理想的に実践しているため金森自身も和田の打撃を「最高傑作」と語っている<ref name="wada"></ref>。2009年からは打撃改造に伴って構え方が変化し、極端なオープンスタンスは見られなくなったが、オープンスタンス自体は維持しており、バットの振り方も従来とさほど変化していない。2011年からはオープンスタンスから完全なスクエアスタンスに改造した<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20110404-756778.html 中日和田“3冠打法”で今季本拠1号]日刊スポーツ、2011年4月4日。</ref>。

[[死球]]がシーズン最多でも4個、通算でも7000打席超で23個（2013年シーズン終了時）と強打者にしては非常に少ない。2010年はシーズンの144試合全試合に出場し、600打席以上立ったにも関わらず、死球数は0であった。

強打者であるが、本人は「僕はホームランバッターじゃないですから」と言っている。本人曰く、「ホームランバッターは打ち損じがヒット。僕の場合はヒットの延長がホームラン」<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140409-1282715.html 中日和田史上最年長300号41歳９カ月]日刊スポーツ　2014年4月9日付</ref>。

=== 守備 ===
==== 捕手守備 ====
2002年シーズンに和田を外野手に固定させた伊原は、捕手としての和田について後に「性格がよく、相手打者の裏をつくリードができなかった。それでは1シーズン通してでは問題がある」と語っている<ref name="週刊ベースボール2012年4月30日号">『[[週刊ベースボール]]』2010年7月12日号、[[ベースボール・マガジン社]]、2012年、[[雑誌コード|雑誌]]4910204450425。 </ref>。また持ち味の打撃を活かすために外野手に固定された。

==== 外野守備 ====
中日移籍後にはタイロン・ウッズ放出後の一塁手へのコンバート案が浮かび上がったことがあるが、左翼守備では打球判断など捕球技術の問題もなく、スライディングキャッチなど積極果敢なプレーもできるため、得点換算でも高い数値を記録しており、総合的な能力は高い<ref>[http://www.baseball-lab.jp/column_detail/blog_id=8&id=22 守備を得点換算で評価する]SMR Baseball Lab</ref>。

捕手出身として考えれば特別[[強肩]]というわけではないが、捕球してから投げるまでが速く、正確な送球ができる。さらにフェンスに当った後などの打球判断が良いこともあり補殺は多く、セ・パ両リーグでシーズン最多補殺を記録している（肩が強いという印象が薄いため、和田のところに打球が飛ぶと走者が本塁へ突入するということも一因ではある<ref>[http://www.chunichi.co.jp/chuspo/hold/dragons/news/2008/200802/CK2008020502085118.html 中日スポーツ:なぜ李ライト固定？　木俣達彦氏が高代コーチに直撃:ドラニュース(CHUNICHI Web)]（2008年2月5日閲覧）</ref>）。和田のスローイングに関して、[[谷繁元信]]は「上品な球」と表現している<ref>[http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200907/CK2009071202000042.html 中日スポーツ2009年7月12日]</ref>。また、「ボールを見ていなくても取れる範囲に送球がくる。走者を見ていられるためブロックしやすい」とも評している。

パ・リーグでプレーしていた経験上、交流戦や日本シリーズでは指名打者として出場することが多い。また、[[高木守道]]監督が就任した2012年以降は、勝ち試合では終盤に守備固めとして[[藤井淳志]]と交代する場面が見受けられる。

== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{| {{年度別打撃成績|リーグ=日本プロ野球}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1997}}
|rowspan="11" style="text-align:center;"|[[埼玉西武ライオンズ|西武]]
|17||22||21||2||4||1||0||0||5||2||0||0||1||0||0||0||0||4||0||.190||.190||.238||.429
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1998}}
|36||57||51||8||17||2||0||3||28||8||3||1||2||0||4||0||0||11||3||.333||.382||.549||.931
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1999}}
|20||53||48||5||13||2||1||0||17||3||3||0||1||1||3||0||0||8||1||.271||.308||.354||.662
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2000}}
|55||189||170||20||52||10||0||1||65||24||9||2||0||3||15||0||1||17||6||.306||.360||.382||.742
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2001}}
|82||236||206||36||63||7||2||16||122||34||5||5||5||2||23||2||0||23||6||.306||.372||.592||.965
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2002}}
|115||472||439||64||140||25||2||33||268||81||5||3||2||3||27||3||1||74||14||.319||.357||.610||.968
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2003}}
|126||540||468||87||162||34||5||30||296||89||8||5||0||3||66||1||3||46||10||.346||.428||.632||1.060
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2004}}
|109||473||394||79||126||21||1||30||239||89||6||2||0||4||71||12||4||59||14||.320||.425||.607||1.032
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2005}}
|129||542||475||80||'''153'''||32||3||27||272||69||3||3||0||5||60||5||2||66||17||'''.322'''||.397||.573||.969
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2006}}
|131||566||484||72||144||34||2||19||239||95||3||3||0||4||78||9||0||84||14||.298||.392||.494||.886
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2007}}
|138||548||501||77||158||23||1||18||237||49||7||1||0||2||42||2||3||65||22||.315||.370||.473||.843
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2008}}
|rowspan="6" style="text-align:center;"|[[中日ドラゴンズ|中日]]
|136||560||520||60||157||34||4||16||247||74||1||2||0||4||34||0||2||71||16||.302||.345||.475||.820
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2009}}
|'''144'''||592||517||73||156||24||4||29||275||87||5||2||0||5||68||2||2||56||16||.302||.382||.532||.914
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2010}}
|'''144'''||602||505||94||171||29||2||37||315||93||5||0||0||5||'''92'''||7||0||77||12||.339||'''.437'''||'''.624'''||'''1.061'''
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2011}}
|131||522||444||49||103||24||4||12||171||54||6||3||0||4||72||6||2||64||12||.232||.339||.385||.724
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2012}}
|'''144'''||586||508||52||145||32||2||9||208||63||2||0||0||6||71||1||1||72||14||.285||.370||.409||.780
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2013}}
|142||581||495||63||136||21||2||18||215||76||2||2||0||'''7'''||77||1||2||63||'''26'''||.275||.370||.434||.804
|-
!colspan="2"|通算：17年
|1799||7141||6246||921||1900||355||35||298||3219||990||73||34||11||58||803||51||23||860||203||.304||.382||.515||.897
|}
* 2013年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高

=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size: small;"
!rowspan="2"|年<br />度!!colspan="11"|捕手!!colspan="6"|一塁!!colspan="6"|外野
|-
!試合!!刺殺!!補殺!!失策!!併殺!!捕逸!!守備率!!企図数!!許盗塁!!盗塁刺!!阻止率!!試合!!刺殺!!補殺!!失策!!併殺!!守備率!!試合!!刺殺!!補殺!!失策!!併殺!!守備率
|-
|1997||14||42||6||1||2||1||.980||7||5||2||.286||colspan="6" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-
|-
|1998||18||57||6||0||2||0||1.000||2||2||0||.000||colspan="6" style="text-align: center;"|-||13||10||0||0||0||1.000
|-
|1999||8||42||1||0||0||0||1.000||2||2||0||.000||colspan="6" style="text-align: center;"|-||7||5||0||0||0||1.000
|-
|2000||8||20||2||1||1||0||.957||5||4||1||.200||15||102||14||1||8||.991||19||24||1||2||1||.926
|-
|2001||25||128||10||2||2||3||.986||12||8||4||.333||1||0||0||0||0||----||45||52||3||0||1||1.000
|-
|2002||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||62||92||4||1||0||.990
|-
|2003||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||120||195||9||4||3||.981
|-
|2004||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||107||173||2||0||0||'''1.000'''
|-
|2005||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||128||251||5||3||1||.988
|-
|2006||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||122||213||'''10'''||2||1||.991
|-
|2007||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||102||195||8||3||1||.985
|-
|2008||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||135||228||'''11'''||3||2||.988
|-
|2009||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||'''144'''||216||'''12'''||2||'''3'''||.991
|-
|2010||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||138||228||8||0||1||'''1.000'''
|-
|2011||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||128||182||10||1||2||.995
|-
|2012||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||142||210||3||1||0||.995
|-
|2013||colspan="11" style="text-align: center;"|-||colspan="6" style="text-align: center;"|-||139||207||6||3||0||.986
|-
!通算
|73||289||25||4||7||4||.987||28||21||7||.250||16||102||14||1||8||.991||1551||2481||93||25||16||.990
|}
* 2013年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高

=== タイトル ===
* [[首位打者 (日本プロ野球)|首位打者]]：1回 （2005年）
* [[最多安打 (日本プロ野球)|最多安打]]：1回 （2005年）
* [[最高出塁率]]：1回 （2010年）

=== 表彰 ===
* [[最優秀選手_(野球)|最優秀選手]]：1回 （2010年）
* [[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]：6回 （DH部門：2002年、外野手部門：2003年 - 2006年、2010年）
* [[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]：3回 （2006年8月、2009年6月、2014年7月）
* [[JA全農Go・Go賞]]：4回 （好捕賞：2007年7月 強肩賞：2006年9月、2008年9月、2009年9月）
* [[スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞|サヨナラ賞]]年間大賞：1回 （2012年）
* 月間サヨナラ賞：1回 （2012年6月）
* [[「ジョージア魂」賞]]：1回 （2010年度第6回）
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]新人賞 （2003年）
* オールスターゲーム優秀選手賞：1回 （2005年第1戦）
* [[クライマックスシリーズ]]MVP：1回 （2010年）
* [[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]敢闘選手賞：1回 （[[2010年の日本シリーズ|2010年]]）
* 日本シリーズ優秀選手賞：2回 （[[2004年の日本シリーズ|2004年]]、[[2011年の日本シリーズ|2011年]]）
* [[埼玉県]]「'''彩の国スポーツ功労賞'''」：1回 （2004年）　※[[アテネオリンピック野球日本代表]]としての、8番・指名打者で出場した[[キューバ]]戦の本塁打などで貢献した銅メダル獲得の功績を評価されて

=== 記録 ===
; 初記録
* 初出場：1997年4月30日、対[[大阪近鉄バファローズ|近鉄バファローズ]]5回戦（[[大阪ドーム]]）、8回表に[[伊東勤]]の代打として出場
* 初安打：1997年5月7日、対[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]3回戦（[[福岡ドーム]]）、7回表に[[倉野信次]]から
* 初二塁打：1997年5月23日、対[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]10回戦（[[東京ドーム]]）、9回表に[[下柳剛]]から
* 初先発出場：1997年5月27日、対[[千葉ロッテマリーンズ]]10回戦（[[千葉マリンスタジアム]]）、8番・捕手として先発出場
* 初打点：1997年10月5日、対福岡ダイエーホークス26回戦（[[西武ドーム|西武ライオンズ球場]]）、4回裏に[[斉藤和巳]]から
* 初盗塁：1998年8月1日、対福岡ダイエーホークス16回戦（福岡ドーム）、11回表に三盗（投手：[[吉田修司]]、捕手：[[内之倉隆志]]）
* 初本塁打：1998年8月4日、対近鉄バファローズ17回戦（大阪ドーム）、8回表に[[ロブ・マットソン]]から左越2ラン
; 節目の記録
* 100本塁打：2004年5月30日、対北海道日本ハムファイターズ11回戦（[[函館市千代台公園野球場]]）、10回表に[[芝草宇宙]]から右中間へ決勝満塁本塁打　※史上233人目
* 150本塁打：2006年7月4日、対福岡ソフトバンクホークス9回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、2回表に[[和田毅]]からソロ　※史上142人目
* 1000本安打：2007年9月8日、対北海道日本ハムファイターズ23回戦（[[札幌ドーム]]）、2回表に[[吉川光夫]]から左前安打　※史上247人目
* 1000試合出場：2008年5月17日、対[[横浜DeNAベイスターズ|横浜ベイスターズ]]7回戦（[[ナゴヤドーム]]）、5番・左翼手として先発出場　※史上427人目
* 200本塁打：2009年4月25日、対[[読売ジャイアンツ]]5回戦（東京ドーム）、9回表に[[豊田清]]から左越2ラン　※史上92人目
* 250本塁打：2010年8月1日、対[[阪神タイガース]]15回戦（[[阪神甲子園球場]]）、1回表に[[下柳剛]]から左越2ラン　※史上54人目
* 1500本安打：2010年9月3日、対読売ジャイアンツ22回戦（ナゴヤドーム）、5回裏に[[内海哲也]]から左越2ラン　※史上106人目
* 300二塁打：2011年10月2日、対阪神タイガース24回戦（阪神甲子園球場）、7回表に[[藤原正典]]から左越二塁打　※史上58人目
* 1500試合出場：2011年10月4日、対[[広島東洋カープ]]21回戦（ナゴヤドーム）、6番・左翼手として先発出場　※史上173人目
* 3000塁打：2012年9月30日、対横浜DeNAベイスターズ23回戦（[[横浜スタジアム]]）、5回表に[[王溢正]]から左越3ラン　※史上51人目
* 350二塁打：2013年8月18日、対読売ジャイアンツ18回戦（東京ドーム）、3回表に[[菅野智之]]から右越二塁打　※史上37人目
* 300本塁打：2014年4月8日、対[[東京ヤクルトスワローズ]]1回戦（ナゴヤドーム）、8回裏に[[真田裕貴]]から左越2ラン　※史上39人目
* 1000打点：2014年4月15日、対[[横浜DeNAベイスターズ]]2回戦（ナゴヤドーム）、4回裏に[[久保康友]]から左前2点適時打  ※史上41人目
; その他の記録
* [[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島|マツダスタジアム]]初の本塁打：2009年4月10日、対広島東洋カープ1回戦、2回表に[[コルビー・ルイス]]から左越ソロ
* [[全球団から本塁打]]：2009年5月19日、対[[埼玉西武ライオンズ]]1回戦（[[県営大宮球場]]）、8回表に[[大沼幸二]]から左越決勝2ラン　※史上15人目
: 2004年限りで消滅した[[大阪近鉄バファローズ|大阪近鉄]]を含む13球団からの本塁打は、史上5人目
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場：6回 （2003年 - 2005年、2008年、2010年、2012年）
* 月間MVP（打者による最年長記録）：42歳1か月（2014年7月）

=== 背番号 ===
* '''22''' （1997年 - 1999年）
* '''5''' （2000年 - ）

=== 登場曲 ===
*「[[ウィーゴー!]]」[[きただにひろし]]（2013年‐）
*「[[ゆめのタネ]]」[[NYC (アイドルグループ)|NYC]] （2012年 - ）
*「[[みいつけた!]]」[[トータス松本]] （2010年 - 2011年）
*「[[Trust A Try]]」[[ジャネット・ジャクソン]] （2008年 - 2009年）
*「[[ぱわわぷたいそう]]」[[中西圭三]] （2006年 - 2007年）

== 関連情報 ==
=== テレビ出演 ===
* [[第55回NHK紅白歌合戦]]に、アテネ五輪出場とチームの日本一貢献から審査員として出演。
<!--* CSプロ野球ニュースに2005年12月10日にゲスト出演。-->
* [[クイズ!ヘキサゴンII|クイズ!ヘキサゴンII 冬の大運動会 新春3時間SP]]（2010年1月6日放送） - 野球大会のコーナーで助っ人として出演。
=== CM ===
* [[アーレックス]]（2012年～） - 前年から出演している[[山本昌]]、[[浅尾拓也]]とともに出演。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[オリンピック野球競技メダリスト一覧]]
* [[岐阜県出身の人物一覧]]
* [[東北福祉大学の人物一覧]]
* [[埼玉西武ライオンズの選手一覧]]
* [[中日ドラゴンズの選手一覧]]
* [[伊藤義博]]- [[東北福祉大学硬式野球部]]監督

== 外部リンク ==
* [http://www.benchan.net/ ベンちゃんネット]
* [http://ameblo.jp/diletto-5/ ベンちゃんダイアリー]

{{中日ドラゴンズ}}
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{{2006 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表}}
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{{西武ライオンズ1996年ドラフト指名選手}}

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[[Category:日本の野球選手]]
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