呂比須ワグナーのソースを表示

{{サッカー選手
|名前=呂比須 ワグナー
|画像=
|画像サイズ=
|画像の説明=
|本名=
|愛称=ロペ
|カタカナ表記=ロペス ワグナー
|アルファベット表記=LOPES Wagner
|原語名=帰化前
|原語表記=Wagner Augusto Lopes
|国={{JPN}}<br />{{BRA}}
|生年月日={{生年月日と年齢|1969|1|29}}
|没年月日=<!-- {{死亡年月日と没年齢|||}}テンプレートを使用 -->
|出身地={{BRA}} [[サンパウロ州]][[フランカ市]]
|身長=182cm<ref name="jl2002" />
|体重=75kg<ref name="jl2002" />
|血液型=O型
|所属チーム名=
|ポジション=[[フォワード (サッカー)|FW]]<ref name="jl2002">[http://www.j-league.or.jp/SS/jpn/team/200202_000034_W0601_J.html 登録選手一覧表] Jリーグ (2002年12月6日)</ref>
|背番号=
|利き足=右足
|クラブ1=[[サンパウロFC]] |年1=1985-1987 |出場1= |得点1={{0}}
|クラブ2=[[日産自動車サッカー部|日産自動車]] |年2=1987-1990 |出場2=49 |得点2=12
|クラブ3=[[日立製作所本社サッカー部|日立]]/[[柏レイソル]] |年3=1990-1994 |出場3=96 |得点3=85
|クラブ4=[[Honda FC|本田技研]] |年4=1995-1996 |出場4=60 |得点4=67
|クラブ5=[[湘南ベルマーレ|ベルマーレ平塚]] |年5=1997-1998 |出場5=56 |得点5=36
|クラブ6=[[名古屋グランパスエイト|名古屋グランパス]] |年6=1999-2000 |出場6=51 |得点6=23
|クラブ7=[[FC東京]] |年7=2001 |出場7=10 |得点7={{0}}3
|クラブ8=[[アビスパ福岡]] |年8=2001-2002 |出場8=27 |得点8=13
|クラブ成績更新日=2011年12月26日
|代表1={{JPNf}}
|代表年1=1997-1999<ref name=daihyo>{{Cite news|title=呂比須 ワグナー|work=サッカー日本代表データベース|url=http://www.japannationalfootballteam.com/players_ra/wagner_lopes.html}}</ref> |代表出場1=20 |代表得点1={{0}}5
|代表成績更新日=
|監督チーム1=[[パウリスタFC]] |監督年1=2010
|監督チーム2=[[アウダックス・サンパウロEC|PAEC]] |監督年2=2010
|監督チーム3=パウリスタFC |監督年3=2011
|監督チーム4=[[コメルシアウFC (リベイラン・プレト)|コメルシアウFC]] |監督年4=2012-2013
|監督チーム5=[[サンベルナルドFC]] |監督年5=2013
|監督チーム6=[[ボタフォゴFC (サンパウロ州)|ボタフォゴ-SP]] |監督年6=2014
|監督チーム7=[[クリシューマEC]] |監督年7=2014-
|medaltemplates=
}}
'''呂比須 ワグナー'''（ロペス ワグナー、Wagner Lopes, [[1969年]][[1月29日]] - ）は、[[日本]]の元[[プロフェッショナル (サッカー)|プロサッカー選手]]、サッカー指導者。[[ブラジル]]・[[サンパウロ州]]出身で、ブラジル名はワギネル・アウグスト・ロペス（Wagner Augusto Lopes）。[[1997年]]に[[日本]]へ[[帰化]]し、[[日本]]と[[ブラジル]]の[[多重国籍|二重国籍者]]となった。

== 来歴 ==
=== 選手時代 ===
[[サンパウロ州]][[フランカ市]]で8人兄弟の末っ子として生まれる<ref name="nikkei20020611">{{cite web| author = 下薗昌記| date = 2002-06-11| url = http://www.nikkeyshimbun.com.br/020611-62colonia.html| title = 海を渡ったサムライたち―日伯セレソン物語（10）―呂比須ワグナー -1- 母とつかんだフランス行き-幼い頃からプロ宣言| work = ニッケイ新聞| language = 日本語| accessdate = 2011-12-14}}</ref><ref>[[#FS11|沢田,85頁]]</ref>。11歳の頃から学業の傍ら兄が経営する靴工場で働き、週末には地元のサッカークラブ、インテルナシオナルFCで練習する<ref name="nikkei20020612">{{cite web| author = 下薗昌記| date = 2002-06-12| url = http://www.nikkeyshimbun.com.br/020612-62colonia.html| title = 海を渡ったサムライたち―日伯セレソン物語（11）―呂比須ワグナー -2- オスカルと共に18歳で-サッカー、文化両面に壁| work = ニッケイ新聞| language = 日本語| accessdate = 2011-12-14}}</ref>。

1984年、15歳で親元を離れ<ref>[[#FS11|沢田,86頁]]</ref>（フランカとサンパウロは同州内であるが約400km離れている）[[サンパウロFC]]の下部組織に加入<ref name="nikkei20020613">{{cite web| author = 下薗昌記| date = 2002-06-13| url = http://www.nikkeyshimbun.com.br/020613-62colonia.html| title = 海を渡ったサムライたち―日伯セレソン物語（12）―呂比須ワグナー -3- 母への思い今も胸に-長男の誕生で帰化決意| work = ニッケイ新聞| language = 日本語| accessdate = 2011-12-14}}</ref>。同年のU-15サンパウロ州選手権で決勝点を挙げ優勝に貢献<ref name="fb2001" />。[[1986年]]にサンパウロFCとプロ契約を結ぶも出場機会に恵まれず、元[[サッカーブラジル代表|ブラジル代表]]の[[ジョゼ・オスカー・ベルナルディ|オスカー]]に誘われ<ref>[[#FS11|沢田,88頁]]</ref>[[1987年]]に日本に渡り、[[日産自動車サッカー部]]に加入<ref name="nikkei20020613" />し、3年間所属後、[[日立製作所本社サッカー部|日立]]に移籍する。[[1990年]]結婚<ref name="fs11-89" />。

移籍後の日立・[[柏レイソル]]では、[[1992年]]に[[ジャパンフットボールリーグ]]（旧JFL）の得点王となり、ベストイレブンに選ばれる。同年長男が誕生。当時ロペスは日本もブラジル同様に[[出生地主義]]を採用していると誤解しており、この頃から「家族全員で日本人になりたい」と考えるようになった<ref name="fs11-89">[[#FS11|沢田,89頁]]</ref>。翌[[1993年]]もベストイレブンと得点ランク2位となる。[[1993年]]に世界的スーパースターの[[アントニオ・デ・オリベイラ・フィーリョ|カレカ]]が加入、元ブラジル代表の[[ネルソン・ルイス・カーシュナー|ネルシーニョ]]とともに外国人枠の2つを占め、残りの1枠を他の外国人選手と争う。元ブラジル代表の[[ルイス・アントニオ・コレア・ダ・コスタ|ミューレル]]が加入することが決まり、1994年シーズン限りで柏を解雇される。

[[1995年]]、[[Honda FC|本田技研工業]]に移籍する。[[1996年]]にはクラブは初の旧JFL優勝を果たし、ロペス自身も得点王となる。

[[1997年]]、[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]の[[湘南ベルマーレ|ベルマーレ平塚]]へ移籍。同年9月に日本国籍を取得すると<ref name="js1997" />、名前をそれまでの登録名であった'''ワグネル・ロペス'''から'''呂比須ワグナー'''に改め、直後に[[サッカー日本代表|日本代表]]に選出される。平塚では在籍時の2年間とも、チーム得点王になる<ref>[http://www.j-league.or.jp/club/shonan/leaguedate.html リーグ戦DATA (湘南ベルマーレ)] Jリーグ</ref>。

[[1999年]]に[[名古屋グランパスエイト]]に移籍し、同年と[[2000年]]の2年連続でチーム得点王<ref>[http://www.j-league.or.jp/club/nagoya/leaguedate.html リーグ戦DATA (名古屋グランパス)] Jリーグ</ref>。しかしフロント不信から退団を余儀なくされた<ref name="fb2001" />。

[[2001年]]、[[FC東京]]に移籍<ref>{{Wayback|date=20010309044358|url=http://www.nagoya-grampus-eight.co.jp/news/2000/dec/news12_19.html|title=“呂比須 ワグナー選手”FC東京へ移籍}} 名古屋グランパスエイト</ref><ref>{{Wayback|date=20020112025503|url=http://www.fctokyo.co.jp/contents.phtml?cont=item&item=expire/452|title=呂比須ワグナー選手　加入のお知らせ}} FC東京 (2000年12月19日)</ref>。開幕戦の[[東京ダービー (サッカー)|東京ダービー]]では[[ゴールデンゴール|Vゴール]]を含む2得点を挙げる好デビューとなったが、呂比須加入に伴って行われた戦術転換が奏功せず<ref>{{Cite book|和書|title=トーキョーワッショイ!|author=[[後藤勝_(ライター)|後藤勝]]|pages=68-69|year=2005|publisher=[[双葉社]]}}</ref>、さらに布陣がFW[[アマラオ]]の1トップへと変更されたことでポジションを失い、シーズン途中で[[アビスパ福岡]]へ移籍<ref>{{Wayback|date=20010807200207|url=http://www.fctokyo.co.jp/contents.phtml?cont=item&item=676|title=呂比須ワグナー選手 アビスパ福岡に移籍決定のお知らせ}} FC東京 (2001年7月30日)</ref>。しかしチームは振るわず、J2降格を喫する。[[2002年]]はJ2でプレーし、同年限りで現役引退。2002年10月19日、[[東平尾公園博多の森球技場|博多の森球技場]]での[[ヴァンフォーレ甲府]]戦のゴールで、[[日本サッカーリーグ|日本リーグ]]・JFL・Jリーグの合計得点が[[釜本邦茂]]の202ゴールを超えて203ゴールとなった。後日、福岡のローカルTV番組から203ゴール目を決めた記念ボールを贈られた。12月8日に[[東平尾公園博多の森球技場|博多の森球技場]]で行われた[[第82回天皇杯全日本サッカー選手権大会|天皇杯]]2回戦（[[栃木サッカークラブ|栃木SC]]戦）が最後の公式戦出場となった。

=== 日本代表 ===
[[1997年]]9月12日に帰化すると<ref name="js1997">[http://lsj.jsgoal.jp/free/20thaniv/1997/1997-12.html 呂比須ワグナーが日本国籍を取得] [[J's GOAL]]</ref>、その16日後の、[[1998 FIFAワールドカップ・アジア予選|ワールドカップフランス大会予選]]の対[[サッカー大韓民国代表|韓国]]戦で日本代表デビューを果たす<ref name=daihyo/>。なお、日本の[[法務省]]は、元の国が国籍離脱を認めていない場合は、[[多重国籍|二重国籍者]]を容認する。[[ブラジル]]は国籍離脱を認めていない為、日本帰化以降、呂比須は[[日本]]と[[ブラジル]]の[[多重国籍|二重国籍者]]となった。

同年10月11日の[[サッカーウズベキスタン代表|ウズベキスタン]]戦、後半44分、[[井原正巳]]のパスを頭で合わせてゴールし、代表初ゴールとなる。続く10月26日の[[国立霞ヶ丘陸上競技場|国立競技場]]での[[サッカーアラブ首長国連邦代表|UAE]]戦では前半開始早々に[[三浦知良]]から受けたボールをリフティングで相手をかわし、そのままボレーして得点する。続く[[11月1日]]のアウェーでの韓国戦でも得点し、3試合連続得点を記録<ref name="js1997" /><ref name="fs11-92" />。[[サッカーイラン代表|イラン]]との第3代表プレーオフ決定戦の直前に母ルジアが病死するが<ref name="fs11-92">[[#FS11|沢田,92頁]]</ref>、イラン戦にも途中出場し、日本のワールドカップ初出場への大きな原動力となった。

1998年に行われた[[1998 FIFAワールドカップ|ワールドカップ本大会]]では途中出場ながらグループリーグ3試合に出場<ref name="js1997" />。対[[サッカージャマイカ代表|ジャマイカ]]戦では[[中山雅史]]の[[FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]における日本人初ゴールをアシストした<ref name="nikkei20020611" /><ref name="js1997" />。

1999年に行われた[[コパ・アメリカ1999]]では[[サッカーペルー代表|ペルー]]戦・[[サッカーボリビア代表|ボリビア]]戦でそれぞれ1得点を挙げた<ref>[http://lsj.jsgoal.jp/free/20thaniv/1999/1999-16.html 日本代表がコパ・アメリカに招待され出場] [[J's GOAL]]</ref><ref name=daihyo/>。

=== 指導者時代 ===
引退後、故郷の[[サンパウロ州]]に戻り[[2005年]]から本格的に指導者としてのキャリアをスタート。[[パウリスタFC]]では名将[[ヴァグネル・マンシーニ]]監督の下でヘッドコーチを務める。この時期、日本からやって来た[[笠井健太]]（登録名はKENTA）の指導に携わった<ref>[http://shizuoka.nikkansports.com/news/p-sn-tp1-20060327-12058.html 菊川市出身DF笠井、リベルタ杯出るぞ!] [[日刊スポーツ]]</ref>。同年、パウリスタFCは小クラブながらセリエA所属の強豪クラブを次々破って[[コパ・ド・ブラジル]]に初優勝、翌[[2006年]]の[[コパ・リベルタドーレス|リベルタドーレス杯]]出場権を獲得する。当時のマンシーニと呂比須は共に30代の若い指導者コンビとして注目を集める。この際、中東のクラブから高額のオファーがあったマンシーニ監督に共に中東行きを誘われるも「外国に住むなら日本に帰りたい。ブラジルに戻ってドバイに行ったら意味がない」と申し出を断り、チームに残った<ref name="SM47">[http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=3840 田崎健太「国境なきフットボール」:第47回 日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.4>] SPORTS COMMUNICATIONS</ref>。マンシーニはパウリスタFCを離れて[[アル・ナスルSC]]と契約する。呂比須は2007年までパウリスタFCでコーチを務めた後、病気（[[胆石]]）の手術の為に一旦コーチ業を休む。

[[2009年]]に古巣のパウリスタFCからオファーがあり、ヘッドコーチに就任。ブラジル時代の縁で古巣のアビスパ福岡に[[グラウシオ・デ・ジェズス・カルヴァリオ|グラウシオ]]や[[アブラゥン・リンコン・マルチンス|リンコン]]などのブラジル人選手のJリーグ移籍の手助けをしたこともある。[[2010年]]2月にブラカリ前監督が更迭されると、監督に昇格。その後、サンパウロ州の[[アウダックス・サンパウロEC|ポン・ジ・アスーカルEC]]でも監督を務めた<ref>[http://www.futebolinterior.com.br/clube/pao_de_acucar-sp/130534+Copa_SP_Novo_tecnico_do_Pao_de_Acucar_se_apresenta_aos_jogadores Copa SP: Novo técnico do Pão de Açúcar Wagner Lopes se apresenta aos jogadores]{{pt icon}}Futebol Interior</ref>。

[[2011年]]、再びパウリスタFCから監督として呼ばれ、監督に就任。同年の[[コパ・パウリスタ]]で大会優勝（連覇）を果たすも、契約を延長せずにシーズン終了後に退団した。クラブ幹部は「海外クラブからオファーがあり引き止められなかった」と話していた<ref>[http://www.paulistafutebol.com.br/site/em-busca-de-novos-desafios-lopes-se-despede-do-galo/ Wagner Lopes não seguirá a frente do Galo]{{pt icon}}パウリスタFC公式サイト</ref><ref>[http://www.diariosp.com.br/noticia/detalhe/5618/Wagner+Lopes+nao+e+mais+tecnico+do+Paulista Wagner Lopes não é mais técnico do Paulista]{{pt icon}}Diário de Sao Paulo</ref>。

[[2012年]]、Jリーグ・[[ガンバ大阪]]から監督のオファーを受けるも、日本人監督としてJリーグの監督を務めるのに必要な[[JFA 公認S級コーチ|S級ライセンス]]を保有しておらず、ブラジル国内で[[カンピオナート・ブラジレイロ|ブラジル全国選手権]]セリエA（1部）及びセリエB（2部）での指導経験がないため、日本サッカー協会から承認が下りず監督就任は白紙になった<ref>[http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/news/20111216k0000e050208000c.html J1:ガンバ大阪、呂比須監督誕生は幻に]毎日新聞、2011年12月16日</ref>。その後、新監督に就任したサンパウロ時代のコーチである[[ジョゼ・カルロス・セホーン]]の下で、ガンバ大阪のヘッドコーチに就任<ref>{{cite press release |title=2012年度 ガンバ大阪 新加入コーチングスタッフ 決定 |url=http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3629 |publisher=ガンバ大阪 |date=2011-12-26 |accessdate=2011-12-26}}</ref>。しかし、開幕から公式戦5連敗と深刻な成績不振に陥り、同年3月26日、セホーン監督、[[ウェリントン・ヴァウクェル・コエーリョ|ウェリントン]]コーチと共に解任された<ref>{{cite press release |title=ガンバ大阪 コーチングスタッフの解任ならびに新コーチングスタッフ体制の発表 ならびに強化本部長の辞任について |url=http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3816 |publisher=ガンバ大阪 |date=2012-03-26 |accessdate=2012-03-26}}</ref>。

== 人物・エピソード==
*[[長渕剛]]のファン。訪日間も無い頃、日産の寮で[[金田喜稔]]が歌っているのを聴いて好きになった<ref name="fb2001">{{Cite book|和書|title=FC東京ファンブック2001|page=67-73|year=2001|publisher=[[毎日新聞社]]}}</ref>。
* 呂比須同様ブラジルから日本に帰化し、日本代表として戦った[[吉村大志郎]]によれば、1998年ワールドカップの開催中に、呂比須から「（吉村ら先人も頑張ってきたのに）自分だけがワールドカップに出て、すまない」と謝られたという。吉村は呂比須に「お前は僕らの代表」とエールを送っている<ref>{{Cite book|和書|title=サッカー移民|author=[[加部究]]|page=46|year=2003|publisher=[[双葉社]]}}</ref>。
* 現役引退後、家族の希望で母国ブラジルへ帰ったが、いつか日本からの監督のオファーがあると信じてブラジルで指導者として成功したいと述べている<ref>[http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=3937 田崎健太「国境なきフットボール」: 第49回　日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.6>] SPORTS COMMUNICATIONS</ref>。
* [[2004年]]、TVの解説の仕事で東北ユースサッカー大会を観戦した際、当時15歳の[[香川真司]]（宮城県選抜）のプレーを見て「香川は将来すごい選手になる。今すぐにでもブラジルに連れて帰りたいぐらい」と早くから将来性の高さを見抜いていた<ref>[http://izumiblock.fc2web.com/learning_room/kamei2004.htm カメイ杯東北ユースサッカー（U-16）選抜大会] 日刊スポーツ</ref>。
* 指導法のひとつとして、近年ブラジル人指導者にも浸透してる対戦相手のプレー集をビデオに自ら編集して選手に見せるようにしている<ref name="SM47" />。監督としての哲学や指導法は師匠のマンシーニ監督と似ている、とも語っている<ref>[http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=3880 田崎健太「国境なきフットボール」: 第48回　日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.5>] SPORTS COMMUNICATIONS</ref>。

== 所属クラブ ==
{{表2列|
* 1985年 - 1987年 {{flagicon|BRA}} [[サンパウロFC]]
* 1987年 - 1990年 {{flagicon|JPN}} [[日産自動車サッカー部|日産自動車]]
* 1990年 - 1994年 {{flagicon|JPN}} [[日立製作所本社サッカー部|日立製作所]] / [[柏レイソル]]
* 1995年 - 1996年 {{flagicon|JPN}} [[Honda FC|本田技研]]
|
* 1997年 - 1998年 {{flagicon|JPN}} [[湘南ベルマーレ|ベルマーレ平塚]]
* 1999年 - 2000年 {{flagicon|JPN}} [[名古屋グランパスエイト]]
* 2001年 {{flagicon|JPN}} [[FC東京]]
* 2001年 - 2002年 {{flagicon|JPN}} [[アビスパ福岡]]
}}
== 個人成績 ==
{{サッカー選手国内成績表 top|yy}}
{{サッカー選手国内成績表 th|ブラジル|all}}
|-
|[[カンピオナート・ブラジレイロ1985|1985]]||rowspan="3"|[[サンパウロFC|サンパウロ]]||||rowspan="3"|[[カンピオナート・ブラジレイロ|セリエA]]||||||||||||||||
|-
|[[カンピオナート・ブラジレイロ1986|1986]]||||||||||||||||||
|-
|[[カンピオナート・ブラジレイロ1987|1987]]||||||||||||||||||
|-
!colspan="4"|日本!!colspan="2"|リーグ戦!!colspan="2"|<small>[[JSLカップ|JSL杯]]/[[Jリーグカップ|ナビスコ杯]]</small>!!colspan="2"|[[天皇杯全日本サッカー選手権大会|天皇杯]]!!colspan="2"|期間通算
|-
|[[1987年-1988年のJSL|1987-88]]||rowspan="3"|[[日産自動車サッカー部|日産]]||||rowspan="3"|[[日本サッカーリーグ|JSL1部]]||21||8||||||||||||
|-
|[[1988年-1989年のJSL|1988-89]]||||15||3||||||||||||
|-
|[[1989年-1990年のJSL|1989-90]]||9||13||1||4||0||||||||
|-
|[[1990年-1991年のJSL|1990-91]]||rowspan="3"|[[日立製作所本社サッカー部|日立]]||rowspan="2"|7||[[日本サッカーリーグ|JSL2部]]||23||'''33'''||1||0||||||||
|-
|[[1991年-1992年のJSL|1991-92]]||JSL1部||20||4||3||4||||||||
|-
|[[1992年のJFL|1992]]||||rowspan="2"|[[ジャパンフットボールリーグ|旧JFL1部]]||17||'''13'''||colspan="2"|-||||||||
|-
|[[1993年のJFL|1993]]||rowspan="2"|[[柏レイソル|柏]]||10||18||18||0||0||0||0||18||18
|-
|[[1994年のJFL|1994]]||16||rowspan="3"|[[ジャパンフットボールリーグ|旧JFL]]||18||17||1||0||0||0||19||17
|-
|[[1995年のJFL|1995]]||rowspan="2"|[[Honda FC|本田]]||rowspan="2"|9||30||'''31'''||colspan="2"|-||1||0||31||31
|-
|[[1996年のJFL|1996]]||30||'''36'''||colspan="2"|-||2||1||32||37
|-
|[[1997年のJリーグ|1997]]||rowspan="2"|[[湘南ベルマーレ|平塚]]||rowspan="2"|10||rowspan="2"|[[日本プロサッカーリーグ|J]]||27||18||6||8||3||4||36||30
|-
|[[1998年のJリーグ|1998]]||29||18||0||0||2||0||31||18
|-
|[[1999年のJリーグ|1999]]||rowspan="2"|[[名古屋グランパスエイト|名古屋]]||rowspan="2"|30||rowspan="4"|[[日本プロサッカーリーグ|J1]]||23||13||6||4||5||2||34||19
|-
|[[2000年のJリーグ|2000]]||28||10||4||0||1||1||33||11
|-
|rowspan="2"|[[2001年のJリーグ|2001]]||[[FC東京]]||9||10||3||2||4||colspan="2"|-||12||7
|-
|rowspan="2"|[[アビスパ福岡|福岡]]||39||8||7||colspan="2"|-||0||0||8||7
|-
|[[2002年のJリーグ|2002]]||9||[[日本プロサッカーリーグ|J2]]||19||6||colspan="2"|-||2||0||21||6
{{サッカー選手国内成績表 通算始|6|ブラジル|セリエA}}||||||||||||||
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|J1}}125||69||18||16||11||7||154||92
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|J2}}19||6||colspan="2"|-||2||0||21||6
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|JSL1部}}69||16||||||||||||
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|JSL2部}}23||33||||||||||||
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|旧JFL1部}}113||115||1||0||||||||
{{サッカー選手国内成績表 通算終}}||||||||||||||
|}
;その他の公式戦
* 1991年
** [[コニカカップ]] 1試合0得点
* 2000年
** [[FUJI XEROX SUPER CUP|スーパーカップ]] 1試合0得点

;国際試合
*2000/01 [[アジアカップウィナーズカップ]] 2試合2得点

== 指導歴 ==
{{表2列|
* 2005年 - 2007年 {{flagicon|BRA}} [[パウリスタFC]]：コーチ
* 2009年 {{flagicon|BRA}} パウリスタFC：コーチ
* 2010年 {{flagicon|BRA}} パウリスタFC：'''監督'''
* 2010年 {{flagicon|BRA}} [[アウダックス・サンパウロEC|ポン・ジ・アスーカルEC]]：'''監督'''
* 2011年 {{flagicon|BRA}} パウリスタFC：'''監督'''
|
* 2012年 {{flagicon|JPN}} [[ガンバ大阪]]：ヘッドコーチ
* 2012年 - 2013年 {{Flagicon|BRA}} [[コメルシアウFC (リベイラン・プレト)|コメルシアウFC]]：'''監督'''
* 2013年 {{Flagicon|BRA}} [[サンベルナルドFC]]：'''監督'''
* 2014年 {{Flagicon|BRA}} [[ボタフォゴFC (サンパウロ州)|ボタフォゴFC]]：'''監督'''
* 2014年<ref>{{cite web| date = 2014-05-01| url = http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/01/kiji/K20140501008077030.html| title = 呂比須氏、母国クラブの監督に就任| work = スポーツニッポン| language = 日本語| accessdate = 2014-05-01}}</ref> - {{Flagicon|BRA}} [[クリシューマEC]]：'''監督'''
}}
== タイトル ==
=== クラブ ===
;サンパウロFC
* [[カンピオナート・パウリスタ|サンパウロ州選手権]] : 2回 (1985年、1987年)
* [[カンピオナート・ブラジレイロ|ブラジル全国選手権]] : 1回 (1986年)
;本田技研
* [[ジャパンフットボールリーグ]] : 1回 (1996年)
;名古屋グランパスエイト
* [[天皇杯全日本サッカー選手権大会]] : 1回 (1999年)
=== 個人タイトル ===
* [[日本サッカーリーグ|JSL2部]]得点王 : 1回 (1990-91)
* [[ジャパンフットボールリーグ|JFL]]得点王 : 3回 (1992年、1995年、1996年)
* JSL2部ベストイレブン : 1回 (1990-91)
* JFLベストイレブン : 4回 (1992年、1993年、1995年、1996年)
* [[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]優秀選手賞 :1回 (1997年)
=== 指導者時代 ===
;パウリスタFC
* [[コパ・パウリスタ]] : 1回 (2011年)

== 代表歴 ==
* 1998年 [[1998 FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップフランス大会]]

=== 試合数 ===
* 国際Aマッチ 20試合 5得点 (1997-1999)<ref name=daihyo/>
{{サッカー代表個人成績|日本|1}}
|-
|1997||6||3
|-
|1998||7||0
|-
|1999||7||2
|-
!通算
|20||5
|}

=== ゴール ===
{| class="wikitable"
! # !! 開催年月日 !! 開催地 !! 対戦国 !! 勝敗 !! 試合概要
|-
| 1. || 1997年10月11日 || [[ウズベキスタン]]、[[タシュケント]] || {{UZBf}} || △ 1-1 || rowspan=3|[[1998 FIFAワールドカップ・アジア予選]]
|-
| 2. || 1997年10月26日 || [[日本]]、[[東京]] || {{UAEf}} || △ 1-1
|-
| 3. || 1997年11月{{0}}1日 || [[大韓民国|韓国]]、[[ソウル特別市|ソウル]] || {{KORf}} || ○ 2-0
|-
| 4. || 1999年{{0}}6月29日 || [[パラグアイ]]、[[アスンシオン]] || {{PERf}} || ● 2-3 || rowspan=2|[[コパ・アメリカ1999]]
|-
| 5. || 1999年{{0}}7月{{0}}5日 || パラグアイ、アスンシオン || {{BOLf}} || △ 1-1
|}

== 著書 ==
* {{Cite book|和書|title=呂比須|publisher=[[小学館]]|year=1998|isbn=9784093794824}}

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|3}}
* {{Cite book|和書|title=フットボールサミット第7回 サッカーと帰化とアイデンティティ|author=[[沢田啓明]]|chapter=呂比須が見た夢 日の丸を背負ったジョガドールの半生と日本への想い|year=2012|publisher=[[カンゼン]]|url=http://www.kanzen.jp/book/b102706.html|isbn=978-4862551412|ref=FS11}}

== 関連項目 ==
* [[Jリーグの外国籍選手一覧]]
* [[柏レイソルの選手一覧]]
* [[湘南ベルマーレの選手一覧]]
* [[名古屋グランパスエイトの選手一覧]]
* [[FC東京の選手一覧]]
* [[アビスパ福岡の選手一覧]]
* [[ガンバ大阪の選手一覧]]
* [[1998 FIFAワールドカップ日本代表]]
* [[ジョゼ・オスカー・ベルナルディ]]
* [[ラモス瑠偉]]

== 外部リンク ==
* [http://www.pass-int.co.jp/profile.html#lopes パスインターナショナル] - 所属事務所の紹介
* {{FIFA player|159090}}
* {{Soccerway|c|wagner-lopes/175202}}
* {{Wayback|date=20010430231200|url=http://www.fctokyo.co.jp/text/team_info/player.phtml?player=09|title=プロフィール (2001年版)}} - FC東京
* {{Wayback|date=20021217175114|url=http://www.avispa.co.jp/html/player/ropesu01.html|title=プロフィール (2002年版)}} - アビスパ福岡

{{Navboxes|title=受賞歴|titlestyle =background:gold; color:black;
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{{日本サッカーリーグ2部得点王}}
{{ジャパンフットボールリーグ表彰選手}}
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{{1998 FIFAワールドカップ日本代表}}
{{コパ・アメリカ1999 日本代表}}
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{{クリシューマEC歴代監督}}

{{DEFAULTSORT:ろへす わくな}}
[[Category:日本のサッカー選手]]
[[Category:日本のサッカー指導者]]
[[Category:サッカー日本代表選手]]
[[Category:帰化日本人のサッカー選手]]
[[Category:ブラジル系日本人]]
[[Category:サンパウロFCの選手]]
[[Category:日産自動車サッカー部の選手]]
[[Category:日立製作所サッカー部の選手]]
[[Category:柏レイソルの選手]]
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[[Category:ベルマーレ平塚の選手]]
[[Category:名古屋グランパスエイトの選手]]
[[Category:FC東京の選手]]
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[[Category:ガンバ大阪の人物]]
[[Category:1998 FIFAワールドカップ出場選手]]
[[Category:1969年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:サンパウロ州出身の人物]]