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反粒子
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{{出典の明記|date=2011-4}} '''反粒子'''(はんりゅうし)とは、ある[[素粒子]](または[[複合粒子]])と比較して、質量とスピンが等しく、電荷など正負の属性が逆の粒子を言う。特に[[陽電子]]や[[反陽子]]などの[[レプトン|反レプトン]]や[[バリオン|反バリオン]]をさす場合もある。<!-- 電子の反粒子は陽電子、陽電子の反粒子は電子、という表現もある一方、通常粒子の反粒子の一群を反粒子と呼ぶこともある。 --> 反粒子が通常の粒子と衝突すると[[対消滅]]を起こし、すべての質量がエネルギーに変換される。逆に、粒子反粒子対の質量よりも大きなエネルギーを何らかの方法(粒子同士の衝突や光子などの相互作用)によって与えると、ある確率で粒子反粒子対を生成することができ、これを[[対生成]]と呼ぶ。 == 理論 == === 相対論的量子力学 === [[相対論的量子力学]]においては、フェルミ粒子の振る舞いを記述する運動方程式である[[ディラック方程式]]に負のエネルギー固有値が現れるという問題があった。[[ポール・ディラック]]はこの問題に対する回答として、空孔理論を用いて「正のエネルギーを持つ反粒子が存在するせいである」とした。 === 場の量子論 === [[場の量子論]]においては、ディラック方程式の解を運動量空間で展開し、負の振動モードを表す場に対して反粒子と呼ぶ。この枠組みでは、粒子と反粒子が衝突し光子に変わる、などの過程を[[生成消滅演算子]]を用いて数学的に記述することが出来る。現在の素粒子論は、場の量子論に立脚した[[標準模型]]が実験結果を非常に正確に記述することが分かっており、粒子や反粒子の散乱断面積、崩壊幅などは場の理論を用いて計算することが出来る。 数学的取り扱いにおいては、粒子が時間軸を過去に向かって進んでいるものを反粒子である、と解釈することもある([[CPT定理]])。 == 具体例 == [[電子]]の反粒子は[[陽電子]]であり、同様に[[陽子]]には[[反陽子]]、[[中性子]]には[[反中性子]]がある(中性子は中性であるが反中性子は構成粒子であるそれぞれの[[クォーク]]が反粒子であるため反粒子が存在する)。 [[光子]]では反粒子と粒子が同じで区別がない。 ==関連項目== *[[反物質]] *[[マヨラナ粒子]] *[[素粒子]] {{粒子の一覧}} {{DEFAULTSORT:はんりゆうし}} [[Category:反物質]] [[Category:素粒子]] [[Category:量子力学]]
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