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[[ファイル:L16 81mm mortar fired by JGSDF soldiers during Orient Shield 2012, -31 Oct. 2012 a.webm|サムネイル|前装式の[[L16 81mm 迫撃砲]]を使用する[[陸上自衛隊]]]] [[画像:Soldier firing M224 60mm mortar.jpg|thumb|迫撃砲の装填]] [[画像:Grand Turk(28).jpg|thumb|前装式の艦砲]] [[画像:VarsityScoutsBlackpowderShooting2004.jpg|right|thumb|前装式の銃に、弾を込める人々]] '''前装式'''(ぜんそうしき)は、[[銃砲]]での装填方式の1つであり、砲身や銃身の先端側の[[銃砲口]]から砲弾や銃弾、[[装薬]]を装填する方式である。'''先込め'''(さきごめ)、'''砲口装填式'''、'''マズルローディング''' (muzzle loading) とも呼ばれる。そのため前装式の銃砲は「前装銃」や「前装砲」「マズルローダー」(muzzle loader) とも呼ばれる。対義語は銃砲尾から装填する「[[後装式]]」である。 ==特徴== 銃砲の中でも開発初期の[[小銃]]であった[[マスケット銃]]や、帆走式の[[戦列艦]]などに搭載されていた砲口が艦外となる[[舷側砲]]は前装式であったため、2発目以降の装填に時間が掛かり発射速度が低かった。これらは兵器の性能としては大問題であり、やがて多くが後装式へと改良されることになった。 構造的には銃砲尾を手早く開閉する機構が必要ないため、製造や保守が簡単であり、銃砲が現われた初期段階の工学的に未熟な時代には後装式よりも安全性や耐久性も優れていた。[[艦砲]]では洋上での修理や整備に難があるため前装砲が好まれ、近代的な後装砲である[[アームストロング砲]]が現れた後も後装砲の導入が遅れた。 現代でもコスト面では後装式より優れており、連続発射を必要としない火器や、使い捨ての個人装備などで利用される機構である。 <!--前装式/後装式に直接関係しない記述をコメントアウトします。 ==点火方式== 登場順。必ずしも前装式に限られない。 * [[タッチホール式]] * [[マッチロック式]] * [[ホイールロック式]] * [[フリントロック式]] * [[パーカッションロック式]] この後は完全に後装式となる。--> ==使用例== ===歴史上=== * [[マスケット銃]] - 前装式滑腔小銃の総称 * [[火縄銃]] - 日本版マスケット銃 * [[ラッパ銃]] - フリントロック式ショットガン。装填を容易にするために銃口が先広がりになっている。 ===現代=== * [[迫撃砲]] * [[グレネードランチャー]] * [[マズルローダー]] {{DEFAULTSORT:せんそうしき}} [[Category:大砲の部品・構造]] [[Category:銃の構造・部品]] [[Category:兵器の歴史]]
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