函館駅のソースを表示

{{otheruses|現在の函館駅|初代の函館駅|亀田駅 (北海道)}}
{{駅情報
|社色 = #2cb431
|文字色 =
|駅名 = 函館駅
|画像 = Hakodate Station FrontalView.jpg
|pxl = 
|画像説明 = 駅前の様子
|よみがな = はこだて
|ローマ字 = Hakodate
|前の駅 = 
|駅間A = 
|駅間B = 3.4
|次の駅 = [[五稜郭駅|五稜郭]] H74
|電報略号 = ハコ
|駅番号 = {{駅番号c|#0072bc|H75}}
|所属事業者 = [[File:JR logo (hokkaido).svg|23px]][[北海道旅客鉄道]]（JR北海道）
|所属路線 = {{color|#0072bc|■}}[[函館本線]]<br />（{{color|#2cb431|■}}[[江差線]]直通・[[津軽海峡線]]含む）
|キロ程 = 0.0
|起点駅 = 函館
|所在地 = [[北海道]][[函館市]]若松町12-13
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|41|46|25.51|N|140|43|34.74|E|}}
|駅構造 = [[地上駅]]
|ホーム = 4面8線
|開業年月日 = [[1902年]]（[[明治]]35年）[[12月10日]]
|廃止年月日 = 
|乗車人員 = 3,158
|乗降人員 = 
|統計年度 = 2012年
|乗換 = 
|備考 = [[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]（[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]]）<br/>[[みどりの窓口]] 有
|備考全幅 = [[青森駅]]まで[[青函連絡船]]運航。<br/>（1915年就航・1988年廃止）
}}
[[ファイル:Hakodate station zenkei.jpg|thumb|right|[[函館山]]からの遠景。中央付近に駅が位置しており、右手には駅舎、左手には曲線を描いた複数のホームが見える。]]
[[ファイル:Hakodate Station in Taisho era.JPG|right|thumb|函館駅（大正時代）]]
{{Double image stack|right|Hakodate rinko tetudo.jpg|Hakodate eki.jpg|220||1976年の函館駅および臨港鉄道、周囲約1km×3km範囲。右上が五稜郭方面。<br />
下段より左下端に青函連絡船若松埠頭の2つのバースと下側中央に赤い屋根の函館駅駅舎、ホームは埠頭の待合室からカーブ状に単式と島式2面の複合ホーム3面5線が設置されている。駅表側は駅舎の北に白い長い上屋を持つ貨物ホームと2本の引込線、その北にコンテナヤードが設置されている。駅裏は南側の埠頭根本から北へ航送留置線、舟入澗周囲に入換用機関車庫と転車台、仕訳線と客車留置線群、車庫、修繕工場を有する。後に舟入澗は埋め立てられて仕訳線群が増設された。下段の上側に中央埠頭があり、丁度その写真右端が初代函館駅（後の亀田駅）が置かれた位置に当たる。<br>
上段の下側の埠頭が万代埠頭、上側左端が北埠頭。上段と下段に跨って万代町舟入澗がある。臨港鉄道は丁度万代埠頭の右側函館本線から下と上の二手に分かれ、下は下段の中央埠頭の根本とその下本線脇に沿って修繕工場近くまで伸びるのが市営第一専用線。中央埠頭へ向かうのが埠頭専用線。上段上へ北埠頭からの道路の交差点付近まで長く伸びるのと、スイッチバックして万代埠頭の根本の倉庫へ向かうのが市営第二専用線。<br />上段下段共に{{国土航空写真}} }}

'''函館駅'''（はこだてえき）は、[[北海道]][[函館市]]若松町にある、[[北海道旅客鉄道]]（JR北海道）[[函館本線]]の[[鉄道駅|駅]]である。

本稿では、[[函館市企業局交通部]]（函館市電）本線・大森線の'''[[#函館駅前停留場|函館駅前停留場]]'''（はこだてえきまえていりゅうじょう）についても記載する。

== JR北海道 函館駅 ==
=== 乗り入れ路線（函館駅） ===
JR北海道の函館駅は函館本線単独駅であり、かつその起点駅であるが、隣の[[五稜郭駅]]から分岐する[[江差線]]の列車がすべて当駅発着で運転されており、事実上2路線の列車が利用できる。なお、江差線[[木古内駅]]から[[海峡線]]を経由して[[青森駅]]方面へ向かう運転系統は「[[津軽海峡線]]」の愛称で案内されており、当駅はその北海道側の起点である。

江差線、津軽海峡線の木古内・青森方面と函館本線の長万部・札幌方面との相互乗換駅ではあるが、当駅と隣の五稜郭駅の間が重複乗車という形になる。ただし、運賃計算の特例でどちらか片方、もしくは両方が五稜郭駅通過列車で、かつ、当駅で[[途中下車]]しないで[[七重浜駅]]以西及び[[桔梗駅]]以北へ乗車する場合に限り当駅と五稜郭間の重複区間の運賃は不要となる。なお、当駅で途中下車する場合や五稜郭駅に停車する列車同士を当駅で乗り継ぐ場合には重複区間の運賃が必要となる。

==== 停車する優等列車 ====
昼行列車としては、札幌方面へは特急[[北斗 (列車)|「北斗」・「スーパー北斗」]]、青森方面へは特急[[白鳥 (列車)|「白鳥」・「スーパー白鳥」]]が運転され、いずれも当駅発着である。夜行列車は[[札幌駅]]発着のもののうち、関東方面への寝台特急「[[北斗星 (列車)|北斗星]]」・「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」、青森駅まで運転される急行「[[はまなす (列車)|はまなす]]」が停車する。

=== 歴史（函館駅） ===
[[函館運輸所]]（函館機関区）についてはリンク先を参照されたい。
* [[1902年]]（[[明治]]35年）[[12月10日]]：[[北海道鉄道 (初代)|北海道鉄道]]の函館駅（初代）が開業する<ref name="地図帳26">{{cite book | 和書|title=[[日本鉄道旅行地図帳]] 1号 北海道 | publisher=[[新潮社]] | year=2008 |editor=[[今尾恵介]]|page=26| isbn=978-4-10-790019-7}}</ref>。
* [[1904年]]（明治37年）
** [[7月1日]]：'''函館駅'''（2代目）が開業する<ref name="地図帳26" />（[[日本の鉄道駅#一般駅|一般駅]]）。函館駅（初代）は[[亀田駅 (北海道)|亀田駅]]に改称<ref name="地図帳26" />。
** 11月：構内岸壁に艀用桟橋と荷揚場設置。
* [[1907年]]（明治40年）
** 7月1日：[[鉄道国有法|国有化]]により[[鉄道省|国有鉄道]]の駅となる。
** 10月1日：[[日本郵船]]の青函航路との連絡のため、当駅附属の船車連絡待合室を設置する<ref name="haruka">道南鉄道100年史「遥」 北海道旅客鉄道 函館支社 2003年2月発行。</ref>。
* [[1908年]]（明治41年）[[3月7日]]：鉄道庁直営の青函連絡航路が開設され、比羅夫丸が就航する<ref name="haruka"/>。
* [[1910年]]（明治43年）
** [[3月10日]]：日本郵船の青函航路が廃止される<ref name="haruka"/>。
** [[12月15日]]：連絡船横付け用の函館さん橋（長さ347m、幅10m、木造）を若松町地先に設置し、供用を開始する<ref name="haruka"/>。
* [[1911年]]（明治44年）
** [[4月1日]]：函館工場を設置する<ref name="haruka"/>。
** [[8月29日]]：亀田駅が廃止される<ref name="地図帳26" />。
* [[1912年]]（[[大正]]元年）：北海瓦斯会社（現・北海道ガス）函館工場開設に伴い専用線敷設（1924年（大正13年）の線路移設により五稜郭駅へ移管）。
* [[1913年]]（大正2年）[[5月4日]]：町内大火により駅舎が類焼する<ref name="haruka"/>。
* [[1914年]]（大正3年）
** 月日不詳：構内岸壁埋立拡張及び第1、2、3船入澗を設置。
** 12月10日：駅舎を改築する<ref name="haruka"/>。
* [[1915年]]（大正4年） [[6月16日]]：青函連絡船との接続を図るため、函館駅からやや離れていた函館さん橋上の連絡船の接岸場所付近に待合所（6月1日新設）と'''函館桟橋[[仮乗降場]]'''（はこだてさんばしかりじょうこうじょう）を設置する<ref name="地図帳26" />。連絡船との接続列車のみ入線し、運賃計算上は函館駅と同一とされた<ref name="haruka"/>。
* [[1922年]]（大正11年）[[6月15日]]：函館工場を五稜郭へ移転し、五稜郭工場と改称する<ref name="haruka"/>。（→[[五稜郭車両所]]参照）
* [[1924年]]（大正13年）
** 9月1日：五稜郭 - 当駅間の線路を海岸寄りに移設する<ref name="haruka"/>。
** 10月1日：青函連絡船用の木造さん橋の供用を廃止する<ref name="haruka"/>。
** 10月2日：若松埠頭の青函連絡船係留用岸壁の一部供用を開始する<ref name="haruka"/>。
** 10月4日：函館さん橋連絡待合所がコンクリート3階建てに改築され、'''函館桟橋駅'''として使用を開始する<ref name="haruka"/>。函館駅 - 桟橋駅間 (0.29km) 、および桟橋駅が起点駅となる<ref>1928年 札幌鉄道局発行 線路一覧略図による。</ref>。
* [[1925年]]（大正14年）
** 7月：青函連絡船の可動橋を備えた若松埠頭係留用岸壁（第1、第2岸壁）が完成する<ref name="haruka"/>。
** [[8月1日]]：青函連絡船の直接貨車航送が開始され、輸送量の大幅な増加をもたらす<ref name="haruka"/>。
* [[1927年]]（昭和2年）：海岸町B区岸壁（若松町舟入澗）に函館駅所轄臨港鉄道・市営第一専用側線 (844m) を敷設する<ref name="ShieiRinko">函館港要覧 函館市港湾部 1956年発行</ref>。
* [[1930年]]（昭和5年）[[10月1日]]：函館桟橋駅の発着時刻が時刻表の記載から外され、表記は函館駅発着に統一される<ref name="haruka"/>。<!-- 勘違いしやすいのですが、時刻表表記上の改正であって、実際は函館桟橋駅は残されています。-->
* [[1938年]]（昭和13年）
** 月日不詳：海岸町A区岸壁（万代町舟入澗）に函館駅所轄臨港鉄道・市営第二専用線 (2,643m) を敷設する<ref name="ShieiRinko"/>。
** [[1月18日]]：3代目駅舎が失火により全焼する<ref name="haruka"/>。駅舎新築まで桟橋駅にて営業。
* [[1942年]]（昭和17年）[[12月20日]]：4代目駅舎が新築落成する<ref name="haruka"/>。
* [[1944年]]（昭和19年）[[2月1日]]：桟橋駅の出札および発送手小荷物を函館駅に統合する<ref name="haruka"/>。
* [[1946年]]（昭和21年）[[10月14日]]：桟橋駅戦災復旧工事を開始する<ref name="haruka"/>。
* [[1953年]]（昭和28年）[[4月5日]]：桟橋駅の出札再開に伴い、本州方面の乗車券発券を函館駅から同所に変更する<ref name="haruka"/>。
* [[1954年]]（昭和29年）[[9月26日]]：[[洞爺丸事故]]が発生する。
* [[1955年]]（昭和30年）：函館埠頭（後に中央埠頭と改称）埋立工事に伴い、函館駅所轄臨港鉄道・埠頭専用線 (1,088m) を敷設する<ref name="ShieiRinko"/>。
* [[1960年]]（昭和35年）12月：客留線増設工事を着工する。第3船入澗埋立および客車留置線群を延長する<ref name="kojikyoku">札幌工事局70年史 1977年3月発行。</ref>。
* [[1962年]]（昭和37年）
** 3月：客留線増設工事が竣工する<ref name="kojikyoku"/>。
** 7月：駅改良工事を着工する。構内本線複線化、第2船入澗埋立および航送留置線の増設、気動車検修設備をそれぞれ増設する<ref name="kojikyoku"/>。
* [[1965年]]（昭和40年）10月：車両基地増設工事を着工する。機関車庫を五稜郭へ移設し、跡地に客車用交検庫・修繕庫および総合事務所を設置するとともに、客車留置線群を増設する<ref name="kojikyoku"/>。
* [[1966年]]（昭和41年）3月：駅改良工事が竣工する<ref name="kojikyoku"/>。
* [[1968年]]（昭和43年）
** [[5月16日]]：[[三陸沖北部地震#1968年|十勝沖地震]]により桟橋待合所、第2岸壁が大きく損傷する<ref name="haruka"/>。
** [[12月1日]]：待合所を改築するとともに出札を函館駅に統合し、桟橋駅が廃止となる<ref name="haruka"/>。
* [[1971年]]（昭和46年）3月：車両基地増設工事が竣工する<ref name="kojikyoku"/>。
* [[1977年]]（昭和52年）3月?：函館運転所設備増強工事を着工する。第1船入澗埋立および仕訳線を増設、洗浄仕業庫を設置する<ref name="kojikyoku"/>。
* [[1979年]]（昭和54年）3月?：函館運転所設備増強工事が竣工する<ref name="kojikyoku"/>。
* [[1980年]]（昭和55年）[[10月1日]]：[[コンテナ|コンテナ貨物]]・[[車扱貨物]]の取扱いを廃止する<ref name="haruka"/>。
*: 大沼街道沿いに2面2線のコンテナホームや[[有蓋車]]用車扱ホームが存在した。
* [[1986年]]（昭和61年） [[11月1日]]：[[チッキ|荷物]]・[[専用鉄道|専用線]]発着の車扱貨物の取扱いを廃止する（[[鉄道駅#旅客駅|旅客駅]]となる）<ref name="haruka"/>。
*: [[函館港]]中央埠頭へ続く函館市営公共臨港線や、[[日清製粉]]函館工場へ続く専用線が存在した。
* [[1987年]]（昭和62年）
** [[3月31日]]：貨物の取扱いを戸籍上再開。ただし[[貨物列車]]の設定はなかった。
** [[4月1日]]：[[国鉄分割民営化]]により、[[北海道旅客鉄道]]（JR北海道）および[[日本貨物鉄道]]（JR貨物）の駅となる<ref name="haruka"/>。
* [[1988年]]（昭和63年）[[3月13日]]：[[青函トンネル]]開通に伴い[[青函連絡船]]廃止される<ref name="haruka"/>。
* [[2002年]]（[[平成]]14年）4月1日：JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱いが終了する（実際の取扱実績はない）。
* [[2003年]]（平成15年）[[6月21日]]：5代目駅舎の供用を開始する。
* [[2011年]]（平成23年）[[3月11日]]：[[東北地方太平洋沖地震]]（[[東日本大震災]]）に伴う[[津波]]により駅構内が冠水する<ref>{{Cite web |author= |date=2011-3-16 |url=http://jr.hakodate.jp/blog/?p=3584 |title=函館駅の地震の影響について |work=JR北海道函館支社 スタッフ日記 |publisher= |accessdate=2014-7-20}}</ref>。
<gallery widths="200px">
ファイル:JNR kiha82 otori hakodate.jpg|停車する特急「[[オホーツク (列車)|おおとり]]」（1986年）
ファイル:Hakodate Station 4th 1.JPG|4代目駅舎（2000年）
</gallery>

=== 駅構造 ===
[[頭端式ホーム]]4面8線を有する[[地上駅]]。ホームと駅舎は段差のない[[バリアフリー]]対応の構造になっている。

[[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]である。[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]]でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている。出札担当・改札担当・信号担当・当務助役が当直する。駅舎の1階には[[みどりの窓口]]があるほか、旅行センター函館支店（[[ツインクルプラザ]]）、[[自動券売機]]、[[オレンジカード]]販売機、[[自動改札機]]（[[Kitaca]]非対応）、函館市観光案内所、[[北海道キヨスク|キヨスク]]などの売店、2階にはレストラン、いるか文庫がある。夜間時間帯の自動改札は常時稼動、有人改札は列車到着の20分前から行う。3時30分-4時30分の間、駅舎が閉鎖される。

駅舎は2003年6月21日に使用開始された5代目のもので、JR北海道が提携している[[デンマーク国鉄]]との共同作業によりデザインされた。中央に卵形の塔（ロトンダ）があって、内外に光あふれるデザインとなっている<ref>交通新聞2013年6月26日</ref>

==== のりば ====
のりばを以下に示す。一時は6面11線となっていたが、旧0・1・2番線を新駅舎建設のため撤去し、旧3・4番線…を新1・2番線…とした。車止めがあり、0キロポストも見ることができる。函館本線と江差線（津軽海峡線）との直通運転列車は五稜郭駅または当駅で[[スイッチバック]]を行う。

{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" frame="hsides" rules="rows" style="margin:1em 0em;"
|-
|rowspan="2" style="width:8em; border-top:solid 2px black;"|'''1・2・3・4'''
|style="width:16em; border-top:solid 2px black;"|{{color|#0072bc|■}}函館本線<small>　[[普通列車|普通]]</small>
|style="width:20em; border-top:solid 2px black;"|[[七飯駅|七飯]]・[[大沼公園駅|大沼公園]]・[[森駅 (北海道)|森]]・[[長万部駅|長万部]]方面
|-
|{{color|#2cb431|■}}江差線<small>　[[普通列車|普通]]</small>
|[[上磯駅|上磯]]・[[木古内駅|木古内]]方面
|-
|style="border-top:solid 2px black; border-bottom:solid 2px black;" rowspan="2"|'''5・6・7・8'''
|style="border-top:solid 2px black;"|{{color|#0072bc|■}}函館本線<small>　[[特別急行列車|特急]]・[[普通急行列車|急行]]</small>
|style="border-top:solid 2px black;"|[[大沼公園駅|大沼公園]]・[[森駅 (北海道)|森]]・[[長万部駅|長万部]]・[[札幌駅|札幌]]方面
|-
|style="border-bottom:solid 2px black;"|{{color|#2cb431|■}}江差線（[[津軽海峡線]]）<small> 特急・急行</small>
|style="border-bottom:solid 2px black;"|[[木古内駅|木古内]]・[[青森駅|青森]]・[[新青森駅|新青森]]・[[上野駅|上野]]方面
|}
{{出典の明記|date=2013年5月7日 (火) 18:49 (UTC)|section=1}}
* 普通列車は一部に5番線からの発車があるほかは、1-4番線から発車する。
* 8番線は[[機回し]]ができる構造となっており、[[快速列車|快速]]「[[白鳥 (列車)|海峡]]」の青森折り返し列車が原則としてこのホームを使用した。函館運輸所から出区した列車は、青森方面に機関車を連結し、推進運転で5 - 7番線に入線した。寝台特急「[[日本海 (列車)|日本海]]」も同様であった。
* 函館本線の[[特別急行列車|特急列車]]と津軽海峡線の特急列車は、原則同一ホームでの乗り換えとなっている。
* 日中の特急列車が発着する時間帯は、グループ会社の「北海道クリーン・システム」の委託係員がホームで案内放送をしている（2001年頃までは当務[[助役 (鉄道)|助役]]がホーム案内放送をした）。夜間時間帯の寝台特急・[[急行列車]]の案内放送は当務助役が行う。
* 特急・急行・寝台特急・SLは当務助役が出発指示合図を出す。普通列車は運転士が出発信号・ホームを確認したうえで発車する。特急列車が発車する際は[[発車メロディ]]「旅立ちの鐘」が鳴るが、夜間は<!--騒音防止のため--><!--執筆者による推測の体であるためコメントアウト。-->鳴らない。
* 1・2番線はホーム延長が短く、[[鉄道の電化|電化]]されていない（かつて旧3・4番線の頃は電化されていたが、新駅舎建設のため撤去された）。そのため、函館本線・江差線で運行される[[気動車]]の[[普通列車]]のみ入線可能である。
<gallery widths="200px">
画像:Hakodate station entrance.jpg|1階ホールの俯瞰
ファイル:Hakodate Station Hokkaido Japan10n.jpg|中央口
ファイル:Hakodate Station Hokkaido Japan09n.jpg|改札口
画像:Hakodate-Station-03.jpg|構内
画像:NorthEastExpress485.JPG|曲線上に設けられた特急用ホーム
</gallery>

=== 利用状況 ===
* JR北海道
** 2012年度の1日平均の乗車人員は3,158人である。
{| class="wikitable" style="margin: 1em 0.2em; text-align: center; font-size: 85%;"
|- style="background: #ddd;"
!colspan="2"|乗車人員推移
|-
!年度
!1日平均人数
|-
|2007
|3,599
|-
|2008
|3,453
|-
|2009
|3,244
|-
|2010
|3,112
|-
|2011
|3,070
|-
|2012
|3,158
|}

=== 駅弁 ===
[[ジェイ・アールはこだて開発]]（みかど弁当）が販売する主な駅弁は下記の通り<ref>JR時刻表2010年9月号（交通新聞社刊）687ページ </ref>。

国鉄時代から長年営業してきた「[[みかど (企業)|みかど]]函館営業所」は[[2012年]]（平成24年）[[1月15日]]をもって閉店ののち、ジェイ･アールはこだて開発に営業譲渡した。この時に、ジェイ･アールはこだて開発は商標を「漁り火」から「みかど弁当」に変更している。なお、ジェイ・アールはこだて開発は2014年10月に[[北海道キヨスク]]に吸収合併され、法人格消滅する予定。

* 鰊みがき弁当
* いくら醤油漬け弁当
* かに寿し弁当
* ほたてめし
* つぶ貝弁当
* 函館幕の内
* 季節の釜めし
* 豚とんとん
* 北の家族弁当
* 青函トンネル弁当
* 蝦夷ちらし
* うにいくら弁当
* 北の駅弁屋さん
* ひらめ一押鮨

旬花・アイフーズシステムなどが製造・販売する主な駅弁は下記の通り。
* いかめし磯辺揚
* いかわっぱ
* かに飯折
* あなご飯折
* 鮭はらこ飯折
* 大沼黒牛飯折
* 百万ドルちらし折
* 青森函館物語
* 前浜産朝いか弁当（季節限定）
* 北の幕の内弁当
* 北斗ほっきネギ味噌弁当
* 箱館ぶたじゅう弁当
* 戸井のなまらタコ釜飯
* イカ釣り漁師のいか飯弁当
* 函館おにぎりファミリーセット
* とん○

== 函館市企業局交通部 函館駅前停留場 ==
{{駅情報
|社色 = #1C218C
|文字色 = 
|駅名 = 函館駅前停留場
|画像 = Hakodateekimae station01.JPG
|pxl = 250px
|画像説明 = 
|よみがな = はこだてえきまえ<br/>
|ローマ字 = HAKODATE-EKI MAE
|電報略号 = 
|所属事業者 = [[函館市企業局交通部]]
|所在地 = 北海道函館市若松町
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|41|46|20.08|N|140|43|39.96|E|}}
|開業年月日 = 
|廃止年月日 = 
|駅構造 = [[地上駅]]（停留場）
|ホーム = 2面2線
|乗車人員 = 
|乗降人員 = 
|統計年度 = 
|乗入路線数 = 2
|所属路線1 = 大森線
|前の駅1 = (DY16) [[松風町停留場|松風町]]
|駅間A1 = 0.5
|駅間B1 = 
|次の駅1 = 
|駅番号1 = DY17
|キロ程1 = 0.5
|起点駅1 = [[松風町停留場|松風町]]
|所属路線2 = 本線
|前の駅2 = 
|駅間A2 = 
|駅間B2 = 0.3
|次の駅2 = [[市役所前停留場 (北海道)|市役所前]] (DY18)
|駅番号2 = DY17
|キロ程2 = 0.0
|起点駅2 = 函館駅前
|所属路線3 = 
|前の駅3 = 
|駅間A3 = 
|駅間B3 = 
|次の駅3 = 
|駅番号3 = 
|キロ程3 = 
|起点駅3 = 
|乗換 = 函館駅前・棒二森屋前（[[函館バス]]） - 乗継指定停留所
|備考 = 1.運行系統上の起点となる[[湯の川停留場|湯の川]]より6.5 km<br />2.両線は直通運転を実施
}}
=== 乗り入れ路線（函館駅前停留場） ===
函館市電の函館駅前駅には、本線（[[十字街停留場]]方）と大森線（[[松風町停留場]]方）が乗り入れているが、両線は一体で運用され直通運転を行っているため、実用上では途中駅となっている。

=== 歴史（函館駅前停留場） ===
* [[1898年]]（明治31年）1月9日：[[亀函馬車鉄道]]の駅として開業。
* [[1914年]]（大正3年）：[[函館水電]]によって電化。
* [[1993年]]（平成5年）4月1日：函館市交通事業健全化計画に基づき、本線の一部（函館駅前 - [[ガス会社前停留場]]間）廃止<ref>週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄「札幌市交通局・函館市企業局」 朝日新聞出版 2011年 p.17</ref>。
* [[2003年]]（平成15年）[[7月]]：区画整理により全面改装。
* [[2011年]]（平成23年）4月1日：函館市交通局と水道局（現、函館市企業局上下水道部）の統合により、函館市企業局交通部に継承。

=== 停留場構造 ===
[[プラットホーム#形状と配置|相対式ホーム]]2面2線を有する地上駅。駅側のホームが[[湯の川停留場|湯の川]]方面行、棒二森屋側のホームが[[函館どつく前停留場|函館どつく前]]・[[谷地頭停留場|谷地頭]]方面行となっている。
[[2003年]][[7月]]、函館駅舎新築に伴う[[区画整理]]実施に伴い電停の位置が5メートル移動する事になったことから全面改装を実施。上屋付きのバリアフリー構造となった。

[[松風町停留場|松風町]]側の軌道敷内には、[[1968年]]に函館東・北斗[[ライオンズクラブ]]より寄贈された[[国道5号]]の起点を示す起点票が埋め込まれている。

[[棒二森屋]]側のホームには[[発光ダイオード|LED]]を使用した電車接近表示機が設置されている。電車が松風町を発車するとアナウンスが流れ「電車が来ます」と表示が出る。

[[市役所前停留場 (北海道)|市役所前]]側に渡り線が設置されており、湯の川行始発電車のほか増車や貸切電車の運行、および事故や故障発生時に使用する。渡り線は[[2004年]]に[[五稜郭公園前停留場|五稜郭公園前]]・[[駒場車庫前停留場|駒場車庫前]]・湯の川で使用されている物と同様のもの（ドイツ製）に交換されている。

毎年[[8月1日]] - [[8月5日|5日]]に開催される函館港祭りのパレード開催の際には当駅を起点に谷地頭・函館どつく前方面への折り返し運転が行われている。また[[花火大会]]の際には無線機を携帯した運行司令員や乗車整理員が乗客案内や料金の収受に当たる。
{{-}}

== 駅周辺 ==
* [[国道5号]]・[[国道278号]]・[[国道279号]] - いずれの国道も当駅前の交差点が起点となっている。
* [[北海道旅客鉄道函館支社]]
* [[函館朝市]]
* [[函館市青函連絡船記念館摩周丸]]
* [[函館西警察署]]函館駅前交番
* [[北洋銀行]]函館中央支店
* 函館商工会議所
* [[函館中央郵便局]]
* 函館駅前郵便局
* [[棒二森屋]]
** [[みずほ銀行]]函館支店
** [[北陸銀行]]函館支店
* [[渡島信用金庫]]函館支店
* 大門横丁
* [[元町公園]] - [[道南十二館]]のひとつ、宇須岸館（箱館）の跡。函館（箱館）の地名の由来となった場所。函館駅前停留場で[[函館市企業局交通部|函館市電]]に乗り継ぎ[[末広町停留場 (北海道)|末広町停留場]]下車。

== 路線バス ==
{{Main|函館駅前バスターミナル}}

== 隣の駅 ==
; 北海道旅客鉄道（JR北海道）
: {{color|#0072bc|■}}函館本線
:: 特急[[北斗 (列車)|「北斗」・「スーパー北斗」]]・快速「[[アイリス (列車)|アイリス]]」・普通
::: '''函館駅 (H75)''' - [[五稜郭駅]] (H74)
: {{color|#2cb431|■}}江差線（津軽海峡線含む。五稜郭駅まで函館本線）
:: 特急[[白鳥 (列車)|「白鳥」・「スーパー白鳥」]]・普通
::: '''函館駅 (H75)''' - [[五稜郭駅]] (H74)
; 函館市企業局交通部
: 大森線
:: [[松風町停留場]] (DY16) - '''函館駅前駅 (DY17)'''
: 本線
:: '''函館駅前駅 (DY17)''' - [[市役所前停留場 (北海道)|市役所前停留場]] (DY18)
::* 大森線・本線は相互直通運転。

=== 廃止路線 ===
; 北海道旅客鉄道（JR北海道）
: 青函連絡船
:: '''函館駅''' - [[青森駅]]
; 函館市交通局
: 本線
:: '''函館駅前駅''' - [[若松町停留場]]

== 参考文献 ==
* 週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄「札幌市交通局・函館市企業局」 朝日新聞出版 2011年

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[日本の鉄道駅一覧]]
* [[亀田駅 (北海道)|亀田駅]]（初代函館駅）
* [[終着駅]]

== 外部リンク ==
{{commonscat|Hakodate Station}}
* [http://www.jrhokkaido.co.jp/network/barrier/001/hakodate-map.html 函館駅構内図] - JR北海道
* [http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014012201025/ 函館駅前]（停留場情報） - 函館市企業局交通部
; 資料
* [http://www.lib-hkd.jp/digital/ 函館市図書館所蔵 デジタルアーカイブ] - 函館市中央図書館
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/postcards/4f0af9eaea8e8a0b700004f3 函館停車場及待合所] ※2代目駅舎の正面（岸壁に対して内陸側に向く）。左奥は船車連絡待合所。
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/photos/525309471a55720b8400381b 函館停車場] ※2代目駅舎の正面玄関が、新たに船車連絡待合所との間に設置されている。
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/postcards/4f5096fbea8e8a0b7000168f 函館停車場プラットホーム] ※2代目駅舎時代の構内
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/postcards/4f0af831ea8e8a0b700004d1 函館連絡桟橋] ※木造時代の函館桟橋駅
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/postcards/4f0afd06ea8e8a0b70000528 函館岸壁にて飛鸞丸へ貨車積込の実況] ※1925年
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/postcards/4f0b67e0ea8e8a0b70000d43 北海全道の大玄関たる函館停車場の偉観] ※3代目駅舎の正面、昭和時代
** [http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/detail/postcards/4f0af8e7ea8e8a0b700004df  完備セル函館新築停車場] ※3代目駅舎時代の構内
* [http://www.jacar.go.jp/ アジア歴史資料センター] - 国立公文書館
** [http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_C07071980200?IS_KIND=MetaDetail&IS_STYLE=default& 北海道鉄道会社より地帯内鉄道敷設願の件] ※P.28 - P.37に、初代函館駅（亀田駅）と2代目函館駅設計書平面図がある。1904年（明治37年）3月作成。

{{鉄道路線ヘッダー}}
{{函館本線1}}
{{江差線}}
{{津軽海峡線}}
{{函館市電}}
{{函館市電 (廃線区間)}}
{{鉄道路線フッター}}

{{リダイレクトの所属カテゴリ
|redirect1= 函館駅前駅
|1-1= 函館市の鉄道駅
|1-2= 日本の鉄道駅 は
|1-3= 函館市企業局交通部の鉄道駅
}}
{{DEFAULTSORT:はこたて}}
[[Category:北海道の鉄道駅]]
[[Category:函館市の鉄道駅]]
[[Category:日本の鉄道駅 は|こたて]]
[[Category:北海道旅客鉄道の鉄道駅]]
[[Category:日本貨物鉄道の廃駅]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]
[[Category:北海道鉄道（初代）]]
[[Category:函館本線]]
[[Category:1904年開業の鉄道駅]]