佐藤由紀彦のソースを表示

{{サッカー選手
|名前=佐藤 由紀彦
|画像=
|画像サイズ=
|画像の説明=
|本名=
|愛称=ユキ<ref name="maga" /><ref name="naganp2010" />
|カタカナ表記=サトウ ユキヒコ
|アルファベット表記=SATO Yukihiko
|原語名=
|原語表記=
|国={{JPN}}
|生年月日={{生年月日と年齢|1976|5|11}}
|没年月日=<!-- {{死亡年月日と没年齢|||}}テンプレートを使用 -->
|出身地=[[静岡県]][[富士市]]<ref name="shimizu2005" />
|身長=177cm
|体重=70kg
|血液型=A型<ref name="maga" />
|所属チーム名=[[V・ファーレン長崎]]
|ポジション=[[ミッドフィールダー|MF]]
|背番号=10
|利き足=右足<ref name="maga" />
|クラブ1=[[清水エスパルス]] |年1=1995-1997 |出場1=2 |得点1={{0}}0
|クラブ2=[[モンテディオ山形]] |年2=1998 |出場2=29 |得点2=14
|クラブ3=[[FC東京]] |年3=1999-2002 |出場3=104 |得点3=14
|クラブ4=[[横浜F・マリノス]] |年4=2003-2004 |出場4=43 |得点4={{0}}3
|クラブ5=清水エスパルス |年5=2005-2006 |出場5=12 |得点5={{0}}1
|クラブ6=[[柏レイソル]] |年6=2006-2007 |出場6=41 |得点6={{0}}4
|クラブ7=[[ベガルタ仙台]] |年7=2008 |出場7=27 |得点7={{0}}2
|クラブ8=V・ファーレン長崎 |年8=2009- |出場8=102 |得点8=13
|クラブ成績更新日=2014年3月8日
|代表1={{Fbu|20|JPN|name=日本 U-19}}
|代表年1=1994 |代表出場1= |代表得点1=
|代表成績更新日=
|監督チーム1= |監督年1=
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}}
'''佐藤 由紀彦'''（さとう ゆきひこ、[[1976年]][[5月11日]] - ）は、[[静岡県]][[富士市]]出身の[[サッカー]]選手。ポジションは主に[[ミッドフィールダー]]。[[V・ファーレン長崎]]所属。

== 来歴 ==
小学1年生の時にサッカーを始める<ref name="maga932-1" /><ref name="naganp2009" />。1992年に[[静岡市立清水商業高等学校|清水商業高校]]へ進学。柔らかいボールタッチと卓越したパスセンスを武器に<ref>[[#anti|小宮,119頁]]</ref>、1993年の[[高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会|高円宮杯]]及び[[第72回全国高等学校サッカー選手権大会|選手権]]を制した。1994年には背番号10を付け、[[全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会|総体]]優勝と高円宮杯を連覇。高円宮杯では両大会とも自身の得点が決勝点となった<ref>[http://web.gekisaka.jp/news/detail/?41074-22127-fl 全日本ユース(U-18)選手権 過去の決勝vol.1] [[ゲキサカ]] (2008年8月15日)</ref>。さらに[[国民体育大会サッカー競技|国体]]でも連覇を経験<ref name="shimizu2005" />。

1995年に高校を卒業し、鳴り物入りで<ref name="hone" />[[清水エスパルス]]に入団。しかし、クラブにとって絶対的存在のMF[[澤登正朗]]とポジションが重なったことに加え<ref name="arakawa" />、「地元出身のスター候補」という周囲からの扱いも重荷になり<ref>[[#anti|小宮,122頁]]</ref>、ベンチ入りも中々出来ずにいた。実戦機会を増やす為にブラジルの[[グレミオ]]に長期留学に行かされるなど下積み時代が続き、サッカーの楽しさを感じられなくなりつつあった<ref name="hone" />。

1998年に自ら志願して<ref name="hone" />[[ジャパンフットボールリーグ]]の[[モンテディオ山形]]に[[期限付き移籍]]。[[石崎信弘]]監督の下で攻撃の中心として[[ミッドフィールダー#攻撃的ミッドフィールダー|トップ下]]に据えられ、能力を開花させた<ref name="arakawa" />。ゲームメーカー兼フィニッシャーとして山形を開幕からシーズン中盤まで首位快走させる原動力となり、同年のJFL新人王およびベストイレブンを受賞した。

石崎は翌1999年より[[大分トリニータ]]へと転任することになり、大分移籍、清水復帰、さらに他数クラブからの獲得の打診と争奪になったが<ref name="arakawa" /><ref name="hone" />、[[Jリーグ_ディビジョン1|J1]]昇格を目指す熱意とサポーターの熱さに惹かれ<ref name="fs11" />、清水に籍を残したまま[[Jリーグ_ディビジョン2|J2]]の[[FC東京]]へと期限付き移籍。[[大熊清]]監督からは縦への突破力と[[センタリング|クロス]]精度を買われ<ref name="arakawa">{{Cite book|和書|title=FC東京の挑戦|author=[[荒川裕治]]|year=2001|page=15-19|publisher=[[小学館]]}}</ref>、山形で務めた司令塔役から[[ミッドフィールダー#サイド・ミッドフィールダー|右サイドのアタッカー]]へと転向することになった<ref>[[#anti|小宮,122頁]]</ref>。当初はプレーエリアや視野の違いに苦しんだが<ref name="arakawa" />、大熊やサポーターに認められるべく懸命に新ポジションでのプレーを続けて<ref name="fs11" />攻撃を引っ張り、[[1999年J2最終節|J1昇格が懸かる同年のJ2最終節]]では自身の右足クロスから[[加賀見健介]]の決勝点を導いた<ref name="hone">[http://www.pia.co.jp/hot_sports/hone/0222.html 21世紀の骨のあるヤツ] ぴあ (2000年2月22日)</ref>。また、[[1999年のJリーグカップ|この年行われたナビスコカップ]]ではニューヒーロー賞に輝いた<ref group="注">J2に所属する選手としては大会史上初の受賞。</ref>。翌2000年に向けてはレンタル元の清水に戻る選択肢もあったが、フロント及びサポーターの熱心な引き留めを受けFC東京へと完全移籍した。この頃はまだ一般的な知名度が高くなかったため、国立競技場での選手紹介の際にスタジアムDJが「'''斉藤'''ユキヒコー!」と名前を間違えた事もあった。

2001年、新加入のMF[[クレズリー・エバンドロ・ギマラエンス|ケリー]]に一時ポジションを奪われたが<ref name="tcs2001">{{Wayback|date=20011108100058|url=http://tochu.tokyo-np.co.jp/00/fct/20010823/ftu_____fct_____000.shtml|title=元気な佐藤、ケリーと絶妙コンビ}} [[東京中日スポーツ]] (2001年8月23日)</ref>、全体練習後に[[長澤徹]]コーチの下でクロスを「常人ではありえないほど<ref name="fs11" />」繰り返し蹴り込んで<ref name="maga837-2" /><ref>{{Wayback|date=20011108092448|url=http://tochu.tokyo-np.co.jp/00/fct/20010818/ftu_____fct_____000.shtml|title=クロスの精度に自信深める佐藤}} [[東京中日スポーツ]] (2001年8月18日)</ref><ref name="maga932-1" />向上を追及し<ref name="fb2002">{{Cite book|和書|title=FC東京ファンブック2002|page=20-21|year=2002|publisher=[[毎日新聞社]]}}</ref><ref>[[#anti|小宮,125頁]]</ref>、5月になって布陣を変更してからはケリーがトップ下、佐藤が右サイドに入る形で先発に復帰<ref group="注">[[サッカーのフォーメーション|4-2-2-2から4-2-3-1]]へと変更。攻撃的MFが3人になったことで共存可能となった。</ref>。長澤の助言を受けて[[オフ・ザ・ボール]]の動きも大きく向上し<ref name="maga837-2">{{Wayback|date=20020222010404|url=http://www.soccer-m.ne.jp/interview/837/index_02.html|title=Interview No.837 (2/2)}} WEBサッカーマガジン (2001年10月18日)</ref>、ケリーとのコンビネーションは、自ら「運命的な出会い」とコメントする程<ref>{{Wayback|date=20020416204126|url=http://www.soccer-m.ne.jp/interview/837/index.html|title=Interview No.837 (1/2)}} WEBサッカーマガジン (2001年10月18日)</ref>絶妙なものとなった<ref name="tcs2001" />。同年9月には[[フィリップ・トルシエ]]監督率いる[[サッカー日本代表|日本代表]]候補に初選出<ref>{{Wayback|date=20040513122112|url=http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=740|title=佐藤由紀彦選手、福田健二選手が日本代表候補に選出される!}} FC東京 (2001年9月19日)</ref>。リーグ戦終了後には優秀選手賞として表彰された<ref>{{Wayback|date=20040513115848|url=http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=816|title=佐藤由紀彦選手が 2001Jリーグ優秀選手賞に選ばれる!}} FC東京 (2001年12月2日)</ref>。

2002年は負傷で出遅れていたところ<ref>{{Wayback|date=20050306231708|url=http://tochu.tokyo-np.co.jp/fctokyo/topics/topics_05011903.html|title=FC東京の頭脳 欧州を行く スペイン編 選手はチームだけの財産じゃない}} [[東京中日スポーツ]] (2005年1月19日)</ref>、新監督の[[原博実]]は[[横浜F・マリノス]]からレンタル移籍で[[石川直宏]]を獲得。佐藤はシーズン後半に復帰したが石川の重用は続き、右サイドのポジションを奪い返せずにいた。同年末に入籍<ref>{{Wayback|date=20040506145855|url=http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=1272|title=佐藤由紀彦選手 入籍のお知らせ}} FC東京 (2002年12月24日)</ref>。

2003年は複数クラブからオファーを受ける中<ref name="maga932-1">{{Wayback|date=20031211013949|url=http://www.soccer-m.ne.jp/interview/932/index.html|title=Interview No.932 (1/2)}} WEBサッカーマガジン (2003年7月16日)</ref>、横浜FMの「優勝以外は失敗」という目標提示を意気に感じて<ref name="fs11">{{Cite book|和書|title=[[フットボールサミット]]第11回 佐藤由紀彦の追憶と軌跡|author=[[後藤勝_(ライター)|後藤勝]]|page=166-176|year=2013|publisher=[[カンゼン]]}}</ref><ref name="maga932-1" />同クラブへ期限付き移籍<ref>{{Wayback|date=20040506154355|url=http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=1282|title=佐藤由紀彦選手 期限付移籍決定のお知らせ}} FC東京 (2002年12月27日)</ref>。[[岡田武史]]監督の下でレギュラーに定着し、右サイドからFW[[久保竜彦]]らへ高精度のクロスを放って<ref>{{Wayback|date=20031008002118|url=http://www.soccer-m.ne.jp/interview/932/index_02.html|title=Interview No.932 (2/2)}} WEBサッカーマガジン (2003年7月16日)</ref>アシストを量産<ref>[http://www.jsgoal.jp/special/2004preview/yokohamafm.html 横浜F・マリノス 戦力分析レポート] [[J's GOAL]] (2004年3月3日)</ref><ref name="fs11" />。クラブのJ1ファーストステージ・セカンドステージの完全制覇に貢献した。シーズン途中には石川と入れ替わる形で<ref>[http://www.47news.jp/CN/200308/CN2003080701000453.html 石川と佐藤由が完全移籍 J1、横浜MとF東京] [[47NEWS]] (2003年8月7日)</ref>完全移籍へと移行<ref>{{Wayback|date=20040506154119|url=http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=1574|title=佐藤由紀彦選手 横浜Ｆ・マリノスへ完全移籍決定のお知らせ}} FC東京 (2003年8月7日)</ref>。しかし、2004年シーズン後半になると、[[田中隼磨]]の台頭によって控えに回ることも増えていた。

2005年には古巣の清水に移籍したが<ref>{{Wayback|date=20050308172806|url=http://www.so-net.ne.jp/f-marinos/tools/cgi-bin/view_news.cgi?action=view&nid=1950|title=佐藤由紀彦選手、清水エスパルスへ完全移籍}} 横浜F・マリノス (2005年1月5日)</ref><ref name="shimizu2005">{{Wayback|date=20050107041413|url=http://www.s-pulse.co.jp/s-pulse/2005release/pre0105_1.html|title=佐藤 由紀彦選手(横浜F・マリノス)、清水エスパルスに完全移籍決定のお知らせ}} 清水エスパルス (2005年1月5日)</ref>、直後の負傷によって出遅れ、その後も若手の台頭もありなかなか出番がない状況が続いた。

2006年6月、恩師石崎<ref name="maga">{{Wayback|date=20071024023410|url=http://www.soccer-m.ne.jp/player/kashiwa/satoyuki.html|title=PLAYER'S DATABASE}} WEBサッカーマガジン (2007年2月13日)</ref>が監督を務めるJ2[[柏レイソル]]へ期限付き移籍<ref>[http://blog.reysol.co.jp/news/2006/007844.html 佐藤由紀彦選手が清水エスパルスより期限付移籍加入] 柏レイソル (2006年6月18日)</ref>。先発出場は限られたが、同年のリーグ戦全試合にベンチ入りし<ref>[http://data.j-league.or.jp/SS/jpn/team/2006020003_000011_2_W0707_J.html 選手出場記録 (2/3)] Jリーグ (2006年12月2日)</ref><ref>[http://data.j-league.or.jp/SS/jpn/team/2006020003_000011_W0707_J.html 選手出場記録 (3/3)] Jリーグ (2006年12月2日</ref>、FC東京在籍時以来2度目となるJ1昇格に貢献。12月には柏へ完全移籍することが発表された<ref>[http://blog.reysol.co.jp/news/2006/008074.html 佐藤由紀彦選手が完全移籍加入] 柏レイソル (2006年12月29日)</ref>。石崎は佐藤を右サイドではなく、セントラルミッドフィールダーとしての適性を買っており、柏では山形でも務めていたトップ下や、ボランチでも起用された。2007年シーズンをもって契約満了となり退団。

2008年、J2[[ベガルタ仙台]]へ移籍<ref>[http://blog.reysol.co.jp/news/2008/008536.html 佐藤 由紀彦選手 ベガルタ仙台へ移籍] 柏レイソル (2008年1月8日)</ref><ref>{{Wayback|date=20080110155134|url=http://www.vegalta.co.jp/news/2008/01/07_2.php|title=
佐藤由紀彦選手完全移籍加入のお知らせ}} ベガルタ仙台 (2008年1月8日)</ref>。[[みちのくダービー|山形とのダービーマッチ]]で移籍後初得点を挙げ<ref>[http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00065203.html 【J2:第14節 仙台 vs 山形】試合終了後の仙台選手コメント] [[J's GOAL]] (2008年5月18日)</ref>、持ち前の高精度のキックで<ref>[http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080928-413561.html J2仙台は「FK職人」に命運託す] [[日刊スポーツ]] (2008年9月28日)</ref>短時間でも流れを引き寄せて得点につなげる[[切り札|ジョーカー]]として<ref>[http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080512-358982.html 仙台佐藤-中原ホットラインで連破/J2] [[日刊スポーツ]] (2008年5月12日)</ref>出場を続けた。同年クラブは[[J1・J2入れ替え戦#2008年|J1との入れ替え戦]]にまで進出したもののここで敗退しJ1昇格を逃した。12月にクラブから契約非更新が通知され、1年での退団を余儀なくされた<ref>{{Wayback|date=20081204020136|url=http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2008/12/post-102.html|title=契約満了選手のお知らせ}} ベガルタ仙台 (2008年12月1日)</ref>。仙台を去る際に残した言葉は次のようなものだった。「1年という短い間でしたが、喜びも哀しみも常にサポーターと共に味わえた自分にとって忘れられない2008年でした。今年からJFLのV・ファーレン長崎で再びサッカーが出来るチャンスをいただけました。この喜びをプレーで表現して、念願のJ2昇格に少しでも貢献出来たらと思います。最後にベガルタ仙台をこれからも愛し続けて下さい！ありがとうございました。」

[[Jリーグ合同トライアウト]]参加を経た後<ref name="naganp2009" />、2009年3月に[[Jリーグ準加盟制度|Jリーグ準加盟クラブ]]である[[日本フットボールリーグ|JFL]]の[[V・ファーレン長崎]]へ加入<ref>[http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2009/03/v.html 佐藤由紀彦選手V・ファーレン長崎へ完全移籍のお知らせ] ベガルタ仙台 (2009年3月1日)</ref><ref>{{Wayback|date=20090307204315|url=http://news.v-varen.com/?eid=1068301|title=新加入選手のお知らせ}} V・ファーレン長崎 (2009年3月1日)</ref>。当初は[[ディフェンダー_(サッカー)|DF（センターバック）]]に配されていたが前向きに取り組み<ref name="naganp2009">[http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2009/kiji/040.html インタビュー / V長崎に加入した元日本代表候補・佐藤由紀彦] [[長崎新聞]] (2009年3月2日)</ref><ref>[[#anti|小宮,132頁]]</ref>、本来の右サイドに戻ってからは得意のクロスで健在ぶりを見せた<ref name="naganp2010" />。シーズン中盤にはゲームキャプテンを任され、2010年より正式に主将に就任<ref>[http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2010/kiji/018.html 新主将に佐藤由「チーム一丸でJ目指す」] [[長崎新聞]] (2010年1月28日)</ref>。スタジアムの不備によるJリーグ昇格断念など困難が続いたが<ref name="naganp2010">[http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2010/kikaku1/01.html おれたちが決める J2を目指すV長崎 MF佐藤由紀彦 (33)] [[長崎新聞]] (2010年2月23日)</ref>、チームメートからは厚い信頼を寄せられ<ref name="naganp2010" />奮戦を続けた。[[2011年]]に[[日本サッカー協会指導者ライセンス|B級コーチライセンス]]を取得<ref>{{PDFLink|[http://www.jfa.or.jp/jfa/rijikai/2011/20110414/pdf/h20110414_3.pdf 2010(平成22)年度 公認B級コーチ養成講習会 合格者 【431名】]}} [[日本サッカー協会]] 2011.04.14</ref>。2013年よりクラブはJ2昇格を果たし、自身5年ぶりのJリーグでのプレーとなった。同年の出場機会は僅かとなったが、クラブにとってその存在は大きく<ref>[http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2013/12/27/post_535/index2.php 昇格逃したV・長崎。主将の佐藤由紀彦が語る「戦いは終わらない」 (2/3)] スポルティーバ (2013年12月27日)</ref>精神面でも牽引を続けた。

== 人物 ==
*2012年現在4児の父。
*FC東京時代のコーチであり、移籍後も親交のある[[長澤徹]]からは、「サッカーに熱く、ひたすら練習する。しかも若手を引き連れて練習するため、（彼が行くチームは）どのチームもチーム力が上がり、力を落とさずに1シーズンを戦い抜ける」と評されている<ref>[[#anti|小宮,126-127頁]]</ref>。
*実家は[[洋食]]料理店を営んでおり、子供の頃の将来の夢は[[調理師|シェフ]]だった。インタビュー等で「もしサッカー選手になっていなかったら?」という問いには「100%、[[コック]]さん」とも答える<ref name="fb2002" />。
*端正な顔立ち、右サイドから正確なクロスを上げる事から、FC東京在籍時に「東京の[[デビッド・ベッカム|ベッカム]]」、[[2003年]]に移籍した[[横浜F・マリノス]]所属時は「ハマのプリンス」とよばれた。
*甘いマスクの持ち主で、サポーターからも人気があるが、出場機会を求めてJ2や新旧JFLを含めて7クラブを渡り歩いた苦労人であり、ヒーローインタビューにおいて「'''J2は魂が磨かれる場所'''」という言葉を残した<ref>[http://blog.reysol.co.jp/koho/4_6.php あと4日] 柏レイソル (2008年6月25日)</ref><ref>[http://www.kahoku.co.jp/weekly/sports/120920_2.html J2で磨いた魂支えに] [[河北新報]] (2012年9月20日)</ref>。
*横浜FM在籍時のチームメートで同い年の[[松田直樹]]、[[安永聡太郎]]と親友である<ref>[http://www.sports-times.jp/2012/01/201201231703.html 追悼のピッチから発信された松田直樹さんの熱き魂] 論スポ (2012年1月23日)</ref>。2002年に横浜FM移籍を決めかねている際には、松田から「来年優勝しよう」「お前が来たら絶対優勝できる」と説得された<ref name="fs11" />。2011年10月3日に安永とともに「一般財団法人松田直樹メモリアル」を設立。
**2012年1月に第4子となる男の子が誕生。前年に亡くなった親友（恐らく松田直樹）の名を付けたと安永のブログの内容から推測できる<ref>[http://blog.jplayers.jp/yasunaga/archive/20120125083454_6020/ 安永聡太郎オフィシャルブログ「報告」] 2012年1月25日付</ref>。本人からの発表はなかったが、2013年2月23日に放送された『[[FOOT×BRAIN]]』内で松田と漢字違いの「なおき」という名前が表示されている。

== 所属クラブ ==
*富士JFC ([[富士市立富士第一小学校]])<ref name="shimizu2005" />
*1989年 - 1991年 [[東海大学付属翔洋高等学校・中等部|東海大学第一中学校]]
*1992年 - 1994年 [[静岡市立清水商業高等学校|清水商業高校]]
*1995年 - 1999年 [[清水エスパルス]]
**1998年 [[モンテディオ山形]] ([[期限付き移籍]])
**1999年 [[FC東京]] (期限付き移籍)
*2000年 - 2003年8月 FC東京
**2003年1月 - 同年8月 [[横浜F・マリノス]] (期限付き移籍)
*2004年 横浜F・マリノス
*2005年 - 2006年 清水エスパルス
**2006年6月 - 同年12月 [[柏レイソル]] (期限付き移籍)
*2007年 柏レイソル
*2008年 [[ベガルタ仙台]]
*2009年 - [[V・ファーレン長崎]]

== 個人成績 ==
{{サッカー選手国内成績表 top|yy}}
{{サッカー選手国内成績表 th|日本|all}}
|-
|[[1995年のJリーグ|1995]]||rowspan=3|[[清水エスパルス|清水]]||rowspan=2|-||rowspan=3|[[日本プロサッカーリーグ|J]]||1||0||colspan="2"|-||0||0||1||0
|-
|[[1996年のJリーグ|1996]]||1||0||0||0||0||0||1||0
|-
|[[1997年のJリーグ|1997]]||12||0||0||2||0||1||0||3||0
|-
|[[1998年のJFL|1998]]||[[モンテディオ山形|山形]]||7||[[ジャパンフットボールリーグ|旧JFL]]||29||14||colspan="2"|-||4||3||33||17
|-
|[[1999年のJリーグ|1999]]||rowspan=4|[[FC東京]]||rowspan=4|14||[[日本プロサッカーリーグ|J2]]||35||6||7||2||4||2||46||10
|-
|[[2000年のJリーグ|2000]]||rowspan=7|[[日本プロサッカーリーグ|J1]]||28||5||2||0||0||0||30||5
|-
|[[2001年のJリーグ|2001]]||28||3||2||0||0||0||30||3
|-
|[[2002年のJリーグ|2002]]||13||0||3||0||0||0||16||0
|-
|[[2003年のJリーグ|2003]]||rowspan=2|[[横浜F・マリノス|横浜FM]]||rowspan=2|7||27||1||7||1||3||0||37||2
|-
|[[2004年のJリーグ|2004]]||16||2||7||1||1||0||24||3
|-
|[[2005年のJリーグ|2005]]||rowspan=2|清水||rowspan=2|20||12||1||1||0||0||0||13||1
|-
|rowspan="2"|[[2006年のJリーグ|2006]]||0||0||0||0||colspan="2"|-||0||0
|-
|rowspan=2|[[柏レイソル|柏]]||42||J2||19||2||colspan="2"|-||2||1||21||3
|-
|[[2007年のJリーグ|2007]]||14||J1||22||2||3||0||1||0||26||2
|-
|[[2008年のJリーグ|2008]]||[[ベガルタ仙台|仙台]]||24||J2||27||2||colspan="2"|-||2||0||29||2
|-
|[[日本フットボールリーグ2009|2009]]||rowspan=6|[[V・ファーレン長崎|長崎]]||rowspan=2|28||rowspan=4|[[日本フットボールリーグ|JFL]]||23||3||colspan="2"|-||2||0||25||3
|-
|[[日本フットボールリーグ2010|2010]]||26||5||colspan="2"|-||2||2||28||7
|-
|[[日本フットボールリーグ2011|2011]]||rowspan=4|10||32||4||colspan="2"|-||1||0||33||4
|-
|[[日本フットボールリーグ2012|2012]]||18||1||colspan="2"|-||1||0||19||1
|-
|[[2013年のJリーグ|2013]]||rowspan=2|J2||3||0||colspan="2"|-||0||0||3||0
|-
|[[2014年のJリーグ|2014]]||　||　||colspan="2"|-||　||　||　||
{{サッカー選手国内成績表 通算始|4|日本|J1}}148||14||27||2||6||0||181||16
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|J2}}84||10||7||2||8||3||99||15
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|旧JFL}}29||14||colspan="2"|-||4||3||33||17
{{サッカー選手国内成績表 通算行|日本|JFL}}99||13||colspan="2"|-||6||2||105||15
{{サッカー選手国内成績表 通算終}}360||51||34||4||24||8||420||63
|}
その他の公式戦
* 2004年
** [[FUJI XEROX SUPER CUP|スーパーカップ]] 1試合0得点
* 2008年
** [[J1・J2入れ替え戦]] 1試合0得点

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|[[AFCチャンピオンズリーグ2004|2004]]||[[横浜F・マリノス|横浜FM]]||7||4||0
|-
!通算!!colspan="2"|AFC
|4||0
|}
その他の国際公式戦
* 2004年
** [[A3チャンピオンズカップ]] 2試合0得点

== 個人タイトル ==
* 1988年 - [[全日本少年サッカー大会]] 優秀選手<ref name="shimizu2005" />
* 1994年 - [[全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会]] 優秀選手<ref name="shimizu2005" />
* 1998年 - [[ジャパンフットボールリーグ]] 新人王
* 1999年 - [[1999年のJリーグカップ|ナビスコカップ]] ニューヒーロー賞
* 2001年 - [[Jリーグアウォーズ]] 優秀選手賞

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
;注釈
{{Reflist|group="注"}}
;出典
{{Reflist|3}}
*{{Cite book|和書|title=アンチ・ドロップアウト|author=[[小宮良之]]|year=2010|publisher=[[集英社]]|ref=anti}}

== 関連項目 == 
* [[静岡県出身の人物一覧]]
* [[清水エスパルスの選手一覧]]
* [[モンテディオ山形の選手一覧]]
* [[FC東京の選手一覧]]
* [[横浜F・マリノスの選手一覧]]
* [[柏レイソルの選手一覧]]
* [[ベガルタ仙台の選手一覧]]
* [[V・ファーレン長崎の選手一覧]]

== 外部リンク ==
* [http://blog.jplayers.jp/sato/ 佐藤由紀彦（V・ファーレン長崎）オフィシャルブログ]
* {{Wayback|date=20130624152721|url=http://www.jsgoal.jp/special/2013j2/diary/article/00154285.html|title=長崎:佐藤由紀彦が語る、街とクラブの関係「みんな絶対ながさきラヴ!やるなら、今でしょ!!」}} - [[J's GOAL]] (2013年4月24日)
*{{Wayback|date=20021203181335|url=http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=player&num=14|title=プロフィール (2002年版)}} - FC東京
*{{Wayback|date=20060412171653|url=http://www.s-pulse.co.jp/s-pulse/2006member/p20_sato.html|title=プロフィール (2006年版)}} - 清水エスパルス
*{{Wayback|date=20071012234808|url=http://www.reysol.co.jp/cheer/players/2007/14.html|title=プロフィール (2007年版)}} - 柏レイソル
*{{Wayback|date=20080608161004|url=http://www.vegalta.co.jp/profile/player_staff/individual/24.html|title=プロフィール (2008年版)}} - ベガルタ仙台
*{{Wayback|date=20130511152649|url=http://www.v-varen.com/佐藤%E3%80%80由紀彦-2|title=プロフィール (2013年版)}} - V・ファーレン長崎

{{V・ファーレン長崎のメンバー}}
{{Jリーグ主将}}
{{ジャパンフットボールリーグ表彰選手}}
{{Jリーグカップニューヒーロー賞}}
{{DEFAULTSORT:さとう ゆきひこ}}
[[Category:日本のサッカー選手]]
[[Category:清水エスパルスの選手]]
[[Category:モンテディオ山形の選手]]
[[Category:FC東京の選手]]
[[Category:横浜F・マリノスの選手]]
[[Category:柏レイソルの選手]]
[[Category:ベガルタ仙台の選手]]
[[Category:V・ファーレン長崎の選手]]
[[Category:静岡県出身の人物]]
[[Category:1976年生]]
[[Category:存命人物]]