伊東昭光のソースを表示

{{Infobox baseball player
|選手名 = 伊東 昭光
|所属球団 = 東京ヤクルトスワローズ
|役職 = 二軍監督
|背番号 = 92
|選手写真ファイル名 =
|写真のコメント =
|国籍 = {{JPN}}
|出身地 = [[東京都]][[江戸川区]]
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1963|4|2}}
|没年月日 =
|身長 = 176
|体重 = 76
|利き腕 = 右
|打席 = 右
|守備位置 = [[投手]]
|プロ入り年度 = {{NPBドラフト|1985}}
|ドラフト順位 = ドラフト1位
|初出場 = 1986年4月6日
|最終出場 = 1998年10月8日
|年俸 =
|経歴 = <nowiki></nowiki>
* [[帝京中学校・高等学校|帝京高等学校]]
* [[Honda硬式野球部|本田技研]]
* [[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]] (1986 - 1998)
|経歴補足題 = 監督・コーチ歴
|経歴補足 = <nowiki></nowiki>
* ヤクルトスワローズ<br />東京ヤクルトスワローズ (1999 - 2007, 2011 - )
}}
{{MedalTop}}
{{MedalSport|男子 [[野球]]}}
{{MedalGold|[[ロサンゼルスオリンピック (1984年)|1984]]|野球}}
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'''伊東 昭光'''（いとう あきみつ、[[1963年]][[4月2日]] - ）は、[[東京都]][[江戸川区]]<ref name=jinmei>プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、52ページ</ref>出身の元[[プロ野球選手]]（[[投手]]）、プロ野球の指導者。

{{by|2014年}}から東京ヤクルトスワローズの二軍監督を務める。

== 来歴・人物 ==
中学時代リトルリーグの全日本のエースとしてアメリカに遠征<ref name=jinmei />。[[帝京中学校・高等学校|帝京高校]]2年春（{{by|1980年}}）の[[第52回選抜高等学校野球大会]]では決勝戦まで勝ち進み、決勝戦では[[中西清起]]がエースの[[高知市立高知商業高等学校|高知商業]]と対戦するが敗北して準優勝に終わる<ref name=jinmei />。

社会人野球は[[Honda硬式野球部|本田技研]]に在籍。{{by|1984年}}にエースとして[[ロサンゼルスオリンピック野球日本代表]]に参加し、金メダルを獲得する<ref name=jinmei />。{{by|1985年}}の[[第12回社会人野球日本選手権大会|日本選手権]]では本田技研の初優勝に貢献し、自身は4試合で完投し、防御率0.79の好成績を残し、MVPを獲得<ref name=jinmei />。[[1985年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1985年のドラフト]]1位でヤクルトに入団。[[野球の背番号|背番号]]は'''18'''。1年目から先発ローテーション入りし、2年目の{{by|1987年}}に初の二桁勝利（14勝）を記録してチームの勝ち頭となる<ref name=jinmei />。

3年目の{{by|1988年}}は監督の[[関根潤三]]に故障の[[高野光]]に代わり抑えに抜擢され、この年開場した[[東京ドーム]]での開幕戦にてプロ初セーブを記録。18勝全てを救援にて記録し最多勝を獲得する<ref name=jinmei />。この年は[[中日ドラゴンズ]]の[[小野和幸]]も最多勝を獲得している事から規定投球回到達している投手とそうでない投手が揃って同じタイトルを獲得する珍しいパターンであり、規定投球回未満の投手が同タイトルを記録するのは史上初、また{{by|2005年}}に[[下柳剛]]が達成するまでは唯一の記録であった。[[1988年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|同年のオールスターゲーム]]に出場。

{{by|1989年}}には再度先発に復帰したが、同年自宅の階段で転倒して足を骨折というアクシデントに見舞われる。翌年も肩の故障で0勝に終わり、{{by|1991年}}はプロ入り後初めてとなる一軍登板無し。{{by|1992年}}に7勝をあげ復活し、10月10日の[[阪神タイガース]]戦で胴上げ投手になった。同年の[[カムバック賞 (日本プロ野球)|カムバック賞]]を受賞する。{{by|1993年}}には5年ぶりとなる二桁勝利チームトップの13勝をあげ、15年ぶりのチームの日本一に貢献した。その後も先発・リリーフを兼任しチームを支えた。{{by|1996年}}、5月17日 対[[読売ジャイアンツ]]6回戦にて[[吉村禎章]]の打った打球を利き腕の右手で止めダブルプレーには取ったものの右手は骨折（その日は打撲と診断されたが翌日に骨折が発覚）。全治二ヶ月の重症で離脱。この骨折により右手の握力が著しく低下してしまいこれが引退の遠因となった。{{by|1998年}}限りで[[現役引退]]<ref name=jinmei />。

引退と同時にヤクルトの一軍投手コーチに就任<ref name=jinmei />。[[打者]]出身監督の[[若松勉]]を補佐し、投手起用などは伊東が全面的に責任を持っていた。特にリリーフ投手陣の整備や育成には実績があり、[[石井弘寿]]・[[五十嵐亮太]]といった速球派を一本立ちさせた他、[[高津臣吾]]などベテラン投手の再生にも力を尽くした。チームのリリーフ陣を十二球団でも一、二を争う安定感のある存在に育て上げ、{{by|2001年}}の優勝に大きく貢献した。コーチとしては非常に厳しい指導で知られ、若手投手に対する厳しい姿勢やコメントは有名である（なお、投手コーチ専任中は、一軍から投手生命を絶たれるような怪我が出なかった）。

{{by|2006年}}から[[古田敦也]]が[[選手兼任監督]]となったのに伴ってヘッドコーチへ（[[成本年秀]]と共に、投手コーチ兼任）昇格し、古田を支える立場になった。兼任監督のヘッドコーチというほぼ前例の無い重い立場においては、自身もヘッドコーチと投手コーチの兼任という立場であることで、投手陣の整備や起用に専念出来なくなった事もあって苦戦も見られ、{{by|2007年}}オフに古田と共に退団。しかしその経験を活かすことを期待し、{{by|2008年}}1月1日付で球団編成部へ転身した。{{by|2011年}}より二軍投手コーチに復帰。2014年からは二軍監督<ref>[http://www.yakult-swallows.co.jp/information/detail.php?article_seq=16594  2014年のコーチングスタッフについて]</ref>。

== 詳細情報 ==
=== 年度別投手成績 ===
{| {{投手成績|リーグ=日本プロ野球}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1986}}
|rowspan="12" style="text-align: center; white-space:nowrap;"|[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]
|34||17||2||0||0||4||11||0||--||.267||534||125.0||136||17||34||3||5||72||0||0||63||57||4.10||1.36
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1987}}
|31||'''31'''||6||1||1||14||11||0||--||.560||842||196.0||211||26||58||5||6||87||1||1||106||'''93'''||4.27||1.37
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1988}}
|55||0||0||0||0||'''18'''||9||17||--||.667||509||122.2||120||10||25||3||4||72||4||0||46||43||3.15||1.18
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1989}}
|22||14||2||1||1||4||11||1||--||.267||468||101.2||126||9||43||7||3||43||1||0||66||57||5.05||1.66
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1990}}
|3||1||0||0||0||0||2||0||--||.000||45||9.1||13||3||5||0||1||5||0||0||8||8||7.71||1.93
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1992}}
|29||20||5||1||1||7||5||1||--||.583||594||146.0||130||15||44||2||4||85||0||0||52||45||2.77||1.19
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1993}}
|26||23||8||1||'''3'''||13||4||2||--||.765||721||173.2||162||20||45||1||6||94||2||0||69||60||3.11||1.19
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1994}}
|29||25||2||1||0||8||10||0||--||.444||701||155.2||176||20||70||5||7||73||2||0||'''92'''||'''84'''||4.86||1.58
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1995}}
|34||13||2||0||0||10||8||0||--||.556||434||100.2||109||16||30||2||2||38||1||0||55||49||4.38||1.38
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1996}}
|22||8||0||0||0||3||2||0||--||.600||319||72.2||76||9||28||1||4||27||1||0||39||39||4.83||1.43
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1997}}
|9||7||0||0||0||3||1||0||--||.750||165||39.2||43||5||7||0||2||15||0||0||19||19||4.31||1.26
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|1998}}
|31||1||0||0||0||3||2||0||--||.600||204||46.1||54||7||19||1||2||21||2||0||26||20||3.88||1.58
|-
!colspan="2"|通算：12年
|325||160||27||5||6||87||76||21||--||.534||5536||1289.1||1356||157||408||30||46||632||14||1||638||574||4.01||1.37
|}
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高

=== タイトル ===
* [[最多勝利|最多勝]]：1回 （1988年）

=== 表彰 ===
* [[カムバック賞 (日本プロ野球)|カムバック賞]] （1992年）
* [[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]：1回 （1993年9月）

=== 記録 ===
* 初登板：1986年4月6日、対[[読売ジャイアンツ]]3回戦（[[後楽園球場]]）、7回裏1死に2番手で救援登板・完了、1回2/3を2失点で敗戦投手
* 初奪三振：同上、8回裏に[[有田修三]]から
* 初先発：1986年4月29日、対[[阪神タイガース]]4回戦（[[阪神甲子園球場]]）、4回0/3を2失点で敗戦投手
* 初勝利・初先発勝利：1986年5月21日、対[[阪神タイガース]]9回戦（阪神甲子園球場）、5回2失点
* 初完投勝利：1986年7月4日、対[[中日ドラゴンズ]]13回戦（[[浜松球場]]）、9回2失点
* 初完封勝利：1987年6月28日、対中日ドラゴンズ8回戦（[[明治神宮野球場]]）
* 初セーブ：1988年4月8日、対読売ジャイアンツ1回戦（[[東京ドーム]]）、7回裏に2番手で救援登板・完了、3回無失点
* 1000投球回数：1994年9月4日、対[[広島東洋カープ]]23回戦（[[広島市民球場 (初代)|広島市民球場]]）、1回裏3死目に達成 ※史上257人目
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場：1回（1988年）

=== 背番号 ===
* '''18''' （1986年 - 1998年）
* '''72''' （1999年 - 2007年）
* '''92''' （2011年 - ）

== 関連項目 ==
* [[東京都出身の人物一覧]]
* [[東京ヤクルトスワローズの選手一覧]]

== 脚注 ==
{{Reflist}}

{{東京ヤクルトスワローズ}}
{{Navboxes|title=業績
|list1=
</span>
{{セントラル・リーグ最多勝投手}}
{{セントラル・リーグ・カムバック賞}}
}}
{{ロサンゼルスオリンピック野球日本代表}}
{{ヤクルトスワローズ1985年ドラフト指名選手}}

{{DEFAULTSORT:いとう あきみつ}}
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:オリンピック野球日本代表選手]]
[[Category:日本のオリンピック金メダリスト]]
[[Category:Honda硬式野球部及びその前身チームの選手]]
[[Category:東京ヤクルトスワローズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:最多勝利 (NPB)]]
[[Category:カムバック賞(NPB)]]
[[Category:野球監督]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:1963年生]]
[[Category:存命人物]]
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