京都工芸繊維大学のソースを表示

{{大学
|国 = 日本
|大学名 = 京都工芸繊維大学
|ふりがな = きょうとこうげいせんいだいがく
|英称 = '''Kyoto Institute of Technology'''
|画像 = Kyoto Institute of Technology140524NI3.JPG
|画像説明 =松ヶ崎キャンパスの1号館
|大学設置年 = 1949年
|創立年 = 1899年
|学校種別 = 国立
|設置者 = 国立大学法人京都工芸繊維大学
|本部所在地 = [[京都市]][[左京区]]松ヶ崎橋上町
|キャンパス = 松ヶ崎（京都市左京区）<br/>嵯峨（京都市右京区）
|学部 = 工芸科学部
|研究科 = 工芸科学研究科
|大学の略称 = 工繊（こうせん）、工繊大、京工繊、KIT(ケイアイティー)、京工大(体育会)
|ウェブサイト = http://www.kit.ac.jp/
}}

==概要・特色==
[[File:Kyu-Kyotokotokogeigakko-Honkan-20071215.jpg|thumb|right|200px|3号館（設計:[[本野精吾]]）]]
[[File:Kyoto Institute of Technology140524NI1.JPG|thumb|right|200px|中央門と西部キャンパス]]

工芸科学部1学部で構成される[[国立]]の[[工科大学]]で、[[電子工学]]、[[機械工学]]、[[情報工学]]、[[バイオ]]、[[材料工学]]、[[経営工学]]などの先端科学技術分野から建築・デザインまで幅広い分野において、ものづくりを基盤とした「実学」を目指した個性ある教育研究を行っている。また、芸術系の学科（学域）を持つ工科大学として、有機的な教育カリキュラムによる『科学と芸術の融合』を掲げ、感性豊かな国際的工科大学を目指す。

==沿革==
*[[1899年]] 京都蚕業講習所開設
*[[1902年]] [[京都高等工芸学校]]設立
*[[1914年]] [[京都高等蚕業学校]]設立
*[[1931年]] 京都高等蚕業学校を京都高等蚕糸学校と改称
*[[1944年]] 京都高等工芸学校を京都工業専門学校と改称、京都高等蚕糸学校を京都繊維専門学校と改称
*[[1949年]] 京都工業専門学校・京都繊維専門学校を母体として[[新制大学|新制]]京都工芸繊維大学発足、工芸学部・繊維学部設置
*[[1951年]] [[京都工芸繊維大学工業短期大学部]]併設
*[[1992年]] 京都工芸繊維大学工業短期大学部廃止
*[[2004年]] 国立大学法人法により、[[国立大学法人]]へ移行
*[[2006年]] 工芸学部と繊維学部を統合し工芸科学部設置。（各学科の夜間主コースを縮小し、先端科学技術課程に統合。）

==キャンパス==
*松ヶ崎キャンパス - [[京都市営地下鉄]][[京都市営地下鉄烏丸線|烏丸線]][[松ヶ崎駅 (京都府)|松ヶ崎駅]]から徒歩8分。
*嵯峨キャンパス - JR[[嵯峨野線]][[嵯峨嵐山駅]]から徒歩15分。

== 学部・学域・課程 ==
=== 2014年度入学生以降===
*[[工芸科学部]]
**生命物質科学域
***応用生物学課程
***生体分子応用化学課程
***高分子機能工学課程
***物質工学課程
**設計工学域
***電子システム工学課程
***情報工学課程
***機械システム工学課程
***デザイン経営工学課程
**造形科学域
***デザイン・建築学課程
**先端科学技術課程 (夜間主)

<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
=== 2006年 - 2013年度入学生===
*[[工芸科学部]]
**生命物質科学域
***応用生物学課程
***生体分子工学課程
***高分子機能工学課程
***物質工学課程
**設計工学域
***電子システム工学課程
***情報工学課程
***機械システム工学課程
***デザイン経営工学課程
**造形科学域
***造形工学課程
**先端科学技術課程 (夜間主)
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
=== 1998年 - 2005年度入学生 ===
*[[工芸学部]]
**[[電子情報工学科]]
**[[物質工学科]]
**[[機械システム工学科]]
**[[造形工学科]]
*[[繊維学部]]
**[[応用生物学科]]
**[[高分子学科]]
**[[デザイン経営工学科]]
</div><br style="clear: left;" />

== 大学院 ==
=== 2006年 - 現在 ===
*[[工芸科学研究科]]
**博士前期課程
***応用生物学専攻
***生体分子工学専攻
***高分子機能工学専攻
***物質工学専攻
***電子システム工学専攻
***情報工学専攻
***機械システム工学専攻
***デザイン経営工学専攻
***造形工学専攻
***デザイン科学専攻
***建築設計学専攻
**博士後期課程
***生命物質科学専攻
***設計工学専攻
***造形科学専攻
**博士前期・後期課程（独立専攻）
***バイオベースマテリアル学専攻
***先端ファイブロ科学専攻


=== 2005年まで ===
*工芸科学研究科
**博士前期課程
***機械システム工学専攻
***電子情報工学専攻
***物質工学専攻
***造形工学専攻
***デザイン科学専攻
***建築設計学専攻
***応用生物学専攻
***生体分子工学専攻
***高分子機能工学専攻
***デザイン経営工学専攻
**博士後期課程
***機能科学専攻
***材料科学専攻
***情報・生産科学専攻
**博士前期・後期課程
***先端ファイブロ科学専攻

=== 工芸科学研究科の教員組織 ===
*生命物質科学系
**応用生物学部門
**生体分子工学部門
**高分子機能工学部門
**物質工学部門
**バイオベースマテリアル学部門
*設計工学系
**電子システム工学部門
**情報工学部門
**機械システム工学部門
**デザイン経営工学部門
**先端ファイブロ科学部門
*造形科学系
**デザイン学部門
**建築造形学部門
*基盤科学系
**言語・文化部門
**数理・自然部門

== 教育及び研究 ==
採択されているプログラム
*[[特色ある大学教育支援プログラム]]（特色GP）
**新たな工学的感性を養う教育プログラム―表現行為の実践と人文的教養を基礎として―（平成19年度）
*[[現代的教育ニーズ取組支援プログラム]]（現代GP）
**京都ブランドによる人材育成と地域創成―産学官連携による地域ブランド教育プログラムの展開と市民啓発―（平成19年度）
**創造性豊かな国際的工科系専門技術者の育成―伝統からイノベーションへ・ローカルからグローバルへ―（平成18年度）

==学生数==
*総数4393名
**大学生3317名（うち女子759名）
**大学院生1076名（うち女子382名）

== 学生生活 ==
===スポーツ大会===
*新入生歓迎スポーツ大会 （4月）
*スポーツ大会（11月）

=== 学園祭 ===
*松ヶ崎祭
*:例年11月の第三週～第四週に三日間で行われる。
木材や鉄骨などを利用した手作りの模擬店・装飾、広い店舗面積など、周辺の大学には見られない特色がある。

=== 学生と教員の共同プロジェクト ===
学生と教員の共同プロジェクトとは、学外で開催される物づくりに関連するイベントや大会に向けての学生と教員の取り組みを、大学が財政面で支援する活動のことである。活動は2006年度より始まった。毎年いくつもの試みがなされているが、ここでは代表的なものを取り上げる。
*ROBOCON挑戦プロジェクト([http://www.cis.kit.ac.jp/~robby/top.html "TECHNOUS-H"])
*:2006年4月に澤田祐一准教授の呼びかけで学生と教員の共同プロジェクトとして開始される。2007年6月に東京で行われた[[NHK大学ロボコン]]2007年に初出場した。予選リーグでは初戦の[[千葉大学]]戦を1対0で初勝利し、続く[[神奈川工科大学]]戦も1対0で勝利を、予選順位7位で決勝トーナメントに進出する。決勝トーナメントでは優勝した[[金沢工業大学]]に敗れた。
*学生フォーミュラプロジェクト ([http://www.grandelfino.net/ "Grandelfino"])
*:2005年秋、"グランデルフィーノ"は学生フォーミュラ製作チームとして自動車部のメンバーにより同志を募り創立し、本学初の「学生と教員の共同プロジェクト」として動き始める。2007年夏、[[全日本学生フォーミュラ大会]]～ ものづくり・デザインコンペティション ～に参戦。エンデュランスの完走を果たす。2009年にはスキッドパッド4位、総合順位13位と好成績を収め、2012年には総合順位1位（82大学中）となった。チーム名であるGrandelfinoとは、イタリア語のイルカと、大きな、壮大な、というグランドを掛け併せて作った造語。
*iGEM2010 ([http://2010.igem.org/Team:KIT-Kyoto "kit-kyoto"])
*:京都工芸繊維大学[[iGEM]]チーム“KIT－Kyoto”は2010年3月17日に応用生物学課程の学生5名（院生1名、学部生4名）で発足した。最終的に造形工学課程の学生を迎えるなど徐々に人数を増やし学部一回生2名、二回生4名、三回生7名の計13名、大学院生7名、教員2名の合計22人のチームになる。本学が掲げる「科学と芸術の出会い」をチームのモットーとし、生物学の研究だけにとどまらず、外部への発信やデザインにも力を注いだ。その結果、初参加にして金賞を受賞し、ベストポスター発表賞（世界128チーム中1位）に選ばれた。また、研究内容を紹介するチームwikiのアクセスランキングも大会期間中世界5位、日本1位となった。また、ドイツのFreiburg大学主催のiGEMおもしろ写真コンテストでも大賞に選ばれた。

== 主な付属施設 ==
[[ファイル:京都工芸繊維大学.jpg|thumb|right|200px|同窓会パビリオン]]
[[File:Kyoto Institute of Technology Saga Campus140513NI1.JPG|thumb|right|200px|嵯峨キャンパス]]
[[File:Kyoto Institute of Technology Saga Campus140513NI2.JPG|thumb|right|200px|嵯峨キャンパスの圃場]]

*附属図書館 [http://www.lib.kit.ac.jp/]

*教育研究センター   
**繊維科学センター  
**昆虫バイオメディカル教育研究センター 
**[[ショウジョウバエ]]遺伝資源センター（嵯峨キャンパス）[http://www.dgrc.kit.ac.jp/]
**生物資源フィールド科学教育研究センター（旧繊維学部附属農場）（嵯峨キャンパス）[http://www.cbfs.kit.jp/]
**機器分析センター 
**伝統みらい教育研究センター 
**アイソトープセンター 
**美術工芸資料館 [http://www.cis.kit.ac.jp/~siryokan/]
**ものづくり教育研究支援センター [http://www.monodukuri.kit.ac.jp/]
**情報科学センター [http://www.cis.kit.ac.jp/index.cgi]
**環境科学センター [http://www.cis.kit.ac.jp/~kankyo/]

*保健管理センター

*産学官連携推進本部  
**創造連携センター [http://www.liaison.kit.ac.jp/]
**ベンチャーラボラトリー [http://www.vl.kit.jp/]
**知的財産センター 
  
*業務管理センター
**総合教育センター 
**学生支援センター 
**アドミッションセンター 
**研究推進本部 
**国際センター
**安全管理センター 
**環境・施設委員会 
**情報化推進委員会 

*高度技術支援センター 

*事務局

*グラウンド、テニスコート、プール

== 国際協定締結校 ==
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
*{{USA}}
**[[アクロン大学]]
**[[ノースカロライナ州立大学]]
**[[ポリテクニック大学]]
**[[ワシントン大学 (セントルイス)|ワシントン大学セントルイス]]
*{{PER}}
**[[サンタマリア・カトリック大学]]
*{{GBR}}
**[[リーズ大学]]
**[[ロンドン大学聖ジョージ校]]
*{{ITA}}
**[[トリエステ大学]]
**[[ベニス大学]]カ・フォスカリ校
*{{ESP}}
**[[カタロニア工科大学]]
**[[バルセロナ材料科学研究所]]
*{{DEU}}
**[[カイザースラウテルン大学]]
**[[アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク|フライブルク大学]]
**[[シュトゥットガルト専門大学]]
**[[アーヘン工科大学]]機械工学部
**[[ドイツゴム研究所]]
*{{AUT}}
**[[ウィーン工科大学]]
*{{FIN}}
**[[アールト大学]]理学部ＢＩＴリサーチセンター、芸術・デザイン・建築学部
**[[ラハティ応用科学大学]]
*{{DEN}}
**[[デンマーク王立美術アカデミー]]建築学部
*{{FRA}}
**[[ヴェルサイユ国立建築大学]]
**[[科学技術大学ドゥーエー校]]
**[[パリ・ラヴィレット国立建築大学]]
**[[高等研究実習院|フランス国立高等研究院]]
**[[ENSAIT]]
*{{UKR}}
**[[ウクライナ国立工業大学]]
*{{KOR}}
**[[漢陽大学校|漢陽大学]]
**[[新羅大学校|新羅大学]]
**[[釜山大学校|釜山大学]]
**[[水原大学校|水原大学]]
**[[嶺南大学校|嶺南大学]]
**[[慶南科学技術大学校｜慶南科学技術大学]]
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
*{{SIN}}
**[[シンガポール国立大学]]工学部
*{{THA}}
**[[カセサート大学]]
**[[キングモンクート工科大学]]トンブリ校
**[[チェンマイ大学]]
**[[チュラロンコン大学]]
**[[マハサラカム大学]]
**[[マヒドン大学]]
**[[コンケーン大学]]
**[[ラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校]]
**[[農業開発研究機構]]
*{{ROC-TW}}
**[[大同大学]]
*{{CHN}}
**[[上海交通大学]]
**[[浙江理工大学]]
**[[蘇州大学]]
**[[東華大学]]
**[[香港理工大学]]紡織衣服学院
*{{VNM}}
**[[カント大学]]
**[[ハノイ医科大学]]
**[[ハノイ工科大学]]
**[[ベトナム国立大学ホーチミン工科大学]]
**[[ベトナム国立大学ホーチミン理科大学]]
**[[ベトナム科学技術アカデミー]]化学研究所
**教育訓練省
*{{TUR}}
**[[ミマール・スイナン芸術大学]]
*{{EGY}}
**[[ヘルワン大学]]
</div><br style="clear: both;" />

==大学関係者と組織==
===大学関係者一覧===
*[[京都工芸繊維大学の人物一覧]]

==備考==
*平成18年度、19年度、20年度の[[一級建築士]]試験の合格者人数が国立大学中1位である。
*かつての旧制官立[[高等農林学校|高等蚕業学校]]の後身校であるという伝統から、同様の歴史を持つ[[信州大学]]（[[上田蚕糸専門学校 (旧制)|旧制上田蚕糸専門学校]]）と[[東京農工大学]]（旧制東京高等蚕糸学校）と併せて「'''三繊維大学'''」と呼ばれている。また、[[電気通信大学]]、[[東京農工大学]]、[[名古屋工業大学]]と併せて'''電農名繊'''と呼ばれることがある。
*かつて[[ノーベル賞]]受賞者の[[福井謙一]]が学長を務めたことがある。
*[[2013年]]4月現在、国立大学で美術館（美術工芸資料館）を持つのは、[[東京芸術大学|東京藝術大学]]と本学だけである（2013年10月、[[佐賀大学]]が佐賀大学本庄キャンパス内において佐賀大学美術館の開館を予定中）。
*アクセス（松ヶ崎キャンパス）：京都市営地下鉄烏丸線[[松ヶ崎駅 (京都府)|松ヶ崎駅]]の出口1から東（右）へ徒歩8分。([http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E7%B9%8A%E7%B6%AD%E5%A4%A7%E5%AD%A6&ie=UTF8&ll=35.049706,135.782379&spn=0.015037,0.027637&z=15/ Google マップ])

==関連項目==
*[[日本の国立大学一覧]]
*[[西日本の大学一覧]]

==外部リンク==
{{Commonscat|Kyoto Institute of Technology}}

*[http://www.kit.ac.jp/ 京都工芸繊維大学]

{{日本の国立大学}}
{{大学コンソーシアム京都}}
{{DEFAULTSORT:きようとこうけいせんい}}
[[Category:京都工芸繊維大学|*]]
[[Category:日本の美術大学]]
[[Category:昭和時代戦前の建築]]
[[Category:日本の工業教育]]
[[Category:学校記事]]
京都工芸繊維大学は、京都市左