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下北半島
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{{location map | Japan | label = 下北半島 | position = right | lat_deg = 41 | lat_min = 11 | lat_sec = 00 | lat_dir = N | lon_deg = 141 | lon_min = 07 | lon_sec = 30 | lon_dir = E | mark = Cercle rouge 100%.svg | marksize = 15 | width = 300 | caption = 下北半島の位置 | relief = 1 }} [[ファイル:ShimokitaPeninsulaAomJpLandsat.jpg|thumb|right|300px|下北半島の{{ランドサット}}。{{スペースシャトル}}]] [[ファイル:ShimokitaPenn.jpg|thumb|right|300px|上空から望む下北半島。上方が東。]] '''下北半島'''(しもきたはんとう)は、[[青森県]]の北東部にある[[半島]]。半島全体が[[下北半島国定公園]]となっており、[[本州]]最北端の地である[[大間崎]]や、[[日本三大一覧|日本三大]][[霊場]]の[[恐山]]などがある。 旧[[会津藩#斗南藩|斗南藩]](「北斗以南皆帝州」から命名)にちなみ「斗南半島」とも呼ばれ、半島が「[[鉞]](まさかり)」の形に似ているので「鉞半島」、「まさかり半島」の別名もある。 == 地理 == 青森県北東部に位置する。[[野辺地町]]付近から下北丘陵が北へ向かって直線的に突き出している。その北部からは西に向かって大きな三角形の半島がさらに突きだしており、[[陸奥湾]]の東側半分を抱き込むような形になっている。西にある[[津軽半島]]との間には[[平舘海峡]]がある。半島の北東端は下北丘陵の終端部に当たる[[尻屋崎]]、北西端は本州最北端の[[大間崎]]である。 「まさかりの刃」にあたる部分には、[[釜臥山]](879m)を最高峰とする[[恐山山地]]が広がり、平地はほとんど見られない。下北丘陵との接合部には田名部低地が広がっており、半島の中心都市である[[むつ市]]がここにある。「まさかりの柄」にあたる部分は、南北約50km、東西10-15km。[[太平洋]]と陸奥湾を隔てており、南端の太平洋側には[[小川原湖]]をはじめとする海跡湖が並んでいる。 下北半島にある市町村は以下の通りである。 むつ市、下北郡([[風間浦村]]、[[大間町]]、[[佐井村]]、[[東通村]])、上北郡([[横浜町]]、野辺地町、[[六ヶ所村]]) なお[[下北地方]]は、むつ市田名部を中心として3つの地方に区分される。 * '''西通り'''(にしどおり):[[むつ市]][[川内町 (青森県)|川内町]]、[[むつ市]][[脇野沢村|脇野沢]] * '''北通り'''(きたどおり):[[むつ市]][[大畑町]]、[[風間浦村]]、[[大間町]]、[[佐井村]] * '''東通り'''(ひがしどおり):[[東通村]] === 気候 === [[日本海式気候]]に属す。また、[[ケッペンの気候区分]]では大部分の地域が[[西岸海洋性気候|Cfb]]に区分される。海に囲まれているため、同一半島内であっても地域によって気候に違いがある。 * 西通り:[[陸奥湾]]に面している。夏は暑く、冬に[[雪]]が多い。 * 北通り:[[津軽海峡]]に面している。冬に津軽海峡から吹きつける風が強く、[[降雪|降雪量]]および[[積雪|積雪量]]が少ない。 * 東通り:津軽海峡と太平洋に面している。夏に北東から吹く季節風(やませ)の影響強い。山間部では降雪量および積雪量が多いが、沿岸部では少ない。 * 上北郡横浜町、野辺地町:陸奥湾に面している。冬に雪が多い。 * 上北郡六ヶ所村:太平洋に面している。東通村同様、山間部では降雪量および積雪量が多いが、沿岸部では少ない。 == 自然 == 下北半島は[[本州]]の最北端に位置し、いくつかの生物の北限地となっていることから、半島と北海道の間は[[分布境界線]]である[[ブラキストン線]]に定義されている。[[ニホンザル]]([[北限のニホンザル]])が[[ヒト]]を除く[[霊長類]]では世界で最も北に生息しているほか、[[ツキノワグマ]]や[[ニホンカモシカ]]の北限地でもあり、[[シュレーゲルアオガエル]]が[[大間町]]で繁殖の北限にあたる。なお下北半島のツキノワグマ個体群は環境省のレッドデータブックで「絶滅のおそれのある地域個体群」として評価されている<ref>ニホンザルも「下北半島のホンドザル」として2002年発行のレッドデータブックまで「絶滅のおそれのある地域個体群」として評価されていたが、2007年版レッドリストで削除された。</ref>。また、[[宇曽利湖]]の[[ウグイ]]が[[強酸性]]の湖水に生息する魚類として知られており、一般に魚類が生息できる酸性度の限界を越えた環境下で生息している。 下北半島には、国の[[天然記念物]]に指定されている「[[縫道石山]]・縫道石の特殊植物群落」があり、[[オオウラヒダイワタケ]]や[[キザキナナカマド]]、[[コメバツガザクラ]]等が生育している。また下北半島の西部は、[[1984年]](昭和59年)[[11月1日]]に、国指定下北[[鳥獣保護区]](希少鳥獣生息地)に指定されている(面積4,946[[ヘクタール|ha]]、うち特別保護地区1,068ha)。 == 交通 == * [[国道279号]](田名部街道) * [[国道338号]](北浜街道) * [[大湊線|JR大湊線]] * [[津軽海峡フェリー]] * [[シィライン]] 現在、[[野辺地町]]から延びる[[下北半島縦貫道路]]の建設が進められている。 北端の大間町からは北海道の[[函館市|函館]]まで[[フェリー]]が運航されている。この周辺では[[津軽海峡]]を越えて函館へ買い物、通院する人も少なくない。また、むつ市脇野沢・[[佐井村]]などと[[青森港]]を結ぶ高速船や、脇野沢と[[津軽半島]]の[[蟹田町]]を結ぶフェリー(冬季運休)も運航されている。 === 生活圏間流動 === 国土交通省「全国幹線旅客純流動調査」によると、下北を出発地あるいは居住地とする者の純流動は、以下のようになっている。同調査では、青森県内の各生活圏間の流動データがないが、下北と陸続きである[[南部地方 (青森県)|三八上北地方]]や[[都道府県庁所在地|県庁所在地]]の[[青森市]]との流動が、下記の生活圏よりも多いと考えられる。 :※[http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/jyunryuudou/doc/207_Zone2005.pdf 207地域生活圏](2006年3月末現在) :※[[東北地方]]は白地、[[北海道]]は「{{Color|#f0f0f0|■}}」、[[関東地方]]は「{{Color|#d6deff|■}}」。 {| |- | valign="top"| ;出発地:下北<ref>[http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/jyunryuudou/h17/h17_od207_2.xls 207生活圏間流動データ表(年間)出発地-目的地](全交通機関、平日・休日データ利用、2005年)</ref> {| border="1" cellpadding="0" cellspacing="0" style="text-align:center;" |- |順|| '''目的地''' || 万人/年 |- | style="text-align:center;" |1 |[[盛岡都市圏|盛岡]] | style="text-align:right;" |3.1 |- | style="text-align:center;" |2 |[[仙台都市圏|仙台]] | style="text-align:right;" |3.0 |-bgcolor=#f0f0f0 | style="text-align:center;" |3 |[[渡島支庁|函館]] | style="text-align:right;" |2.8 |-bgcolor=#d6deff | style="text-align:center;" |4 |[[特別区|東京23区]] | style="text-align:right;" |2.5 |} | valign="top"| ;居住地:下北<ref>[http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/jyunryuudou/h17/h17_kr207_2.xls 207生活圏間流動データ表(年間)居住地-旅行先](全交通機関、平日・休日データ利用、2005年)</ref> {| border="1" cellpadding="0" cellspacing="0" style="text-align:center;" |- |順|| '''旅行先''' || 万人/年 |- | style="text-align:center;" |1 |[[仙台都市圏|仙台]] | style="text-align:right;" |3.5 |-bgcolor=#f0f0f0 | style="text-align:center;" |2 |[[渡島支庁|函館]] | style="text-align:right;" |3.3 |-bgcolor=#d6deff | style="text-align:center;" |2 |[[特別区|東京23区]] | style="text-align:right;" |3.3 |- | style="text-align:center;" |4 |[[盛岡都市圏|盛岡]] | style="text-align:right;" |2.5 |} |} == 観光 == [[ファイル:FUM 7256.jpg|thumb|240px|夏の仏ヶ浦海岸の様子(2010.5.30)]] [[ファイル:Hotokegaura.jpg|thumb|240px|仏ヶ浦]] 下北半島は半島全体が[[下北半島国定公園]]となっている。[[温泉]]が多く、景勝地では[[尻屋崎]]、[[大間崎]]、[[イタコ]]で有名な霊場[[恐山]]がある。 * 景勝地 ** [[尻屋崎]](東通村) ** [[仏ヶ浦]](佐井村) ** [[恐山]](むつ市) ** [[薬研渓流]](むつ市大畑町) ** [[川内川 (青森県)|川内川]]渓流(むつ市川内町) ** [[鯛島 (青森県)|鯛島]](むつ市脇野沢村) * 名所 ** 大間崎(大間町) ** 願掛け岩(佐井村) ** 縫道石山(ぬいどういしやま 佐井村) ** [[釜臥山|釜臥山展望台]](むつ市) ** [[猿ヶ森砂丘]](東通村) * 温泉 ** [[薬研温泉]](むつ市) ** [[下風呂温泉]](風間浦村) ** [[湯野川温泉]](むつ市) == エネルギー産業施設 == 下北半島にはエネルギー産業にかかわる施設がいくつもある。 * [[核燃料サイクル|核燃料サイクル基地]]([[六ヶ所村]]) * [[むつ小川原国家石油備蓄基地]](六ヶ所村) * [[東通原子力発電所]]([[東通村]]) * [[風力発電|風力発電所]](東通村・六ヶ所村等) * 使用済み核燃料中間貯蔵施設(建設中)(むつ市) == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} <references/> == 関連項目 == * [[下北地方]] * [[下北弁]] * [[下北かるた]] * [[日本の秘境100選]] {{日本の半島}} {{DEFAULTSORT:しもきたはんとう}} [[Category:日本の半島]] [[Category:青森県の自然景勝地]] [[Category:国指定鳥獣保護区]] [[Category:陸奥湾]]
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