ワールドゴルフランキングのソースを表示

'''オフィシャルワールドゴルフランキング'''（世界ゴルフランキング, Official World Golf Rankings）は、[[1985年]]から制度化されている世界ゴルフランキングのことである。PGAツアー国際連盟に加盟されている5つの主要ツアーは：
* [[PGAツアー]]
* [[ヨーロピアンツアー]]
* {{仮リンク|オーストラレーシアPGAツアー|en|PGA Tour of Australasia}}
* [[日本ゴルフツアー]]
* [[サンシャインツアー]]

また下記のツアーもポイントの対象となる：
* [[ウェブドットコムツアー]], PGAツアーの公式下部大会
* [[チャレンジツアー]], ヨーロピアンツアーの公式下部大会
* {{仮リンク|PGAツアー・カナダ|en|PGA Tour Canada}}, 2009年まではカナディアンプロフェッショナルゴルフツアーの名称であった。
* [[ワンアジアツアー]], 2009年に加盟
* {{仮リンク|韓国プロゴルフツアー|en|Korean Tour}}, 2011年に加盟
* {{仮リンク|PGAツアー・ラティーノアメリカ|en|PGA Tour Latinoamérica}}（NECシリーズ）, 2012年に加盟
* {{仮リンク|アジアンデベロップメントツアー|en|Asian Development Tour}}, アジアンツアーの公式下部大会<ref>{{cite web |url=http://www.asiapacificgolfgroup.com/2013/01/ranking-points-incentive-for-asian-development-tour-hopefuls/ |title=Ranking Points Incentive For Asian Development Tour Hopefuls |date=January 29, 2013 |accessdate=February 4, 2013}}</ref>
* {{仮リンク|PGAツアー・チャイナ|en|PGA Tour China}}, 2014年に加盟<ref>{{cite web |url=http://www.owgr.com/NEWS/fullstory.sps?iNewsid=6654031&itype=421 |title=OWGR – Press Release |date=November 20, 2013 |accessdate=November 20, 2013}}</ref>

下記のツアーは、過去にポイントの対象となっていた：
* [[アジアンツアー]] 

== 概説 ==
最初に世界ランキング1位になった選手は、[[ベルンハルト・ランガー]]（当時[[西ドイツ]]）であった。最初は各地の賞金ランキングの“お飾り”のような位置づけで、ほとんど効力を持っていなかった。しかし、[[1999年]]から[[グランドスラム (ゴルフ)|メジャー大会]]や[[世界ゴルフ選手権]]などの出場資格を決定するに際して、「世界ゴルフランキング50位以内」が加えられるようになった。これ以後、ゴルフ世界ランキングは大きな位置づけを持つようになる。

ゴルフの世界ランキングは、過去「2年間」にトーナメントで獲得したポイントを、出場試合数（ただし、40試合以下の場合は「40」、56試合以上の場合は「56」）で割り算する平均点方式を取っている。メジャー大会のポイントはもちろん大きい（優勝で100pt）が、各トーナメントの大会規模だけでなく、地域ツアーによっても獲得できるポイントが大きく異なる。基本的にはアメリカPGAツアー → 欧州ツアー → 日本ツアーなどの順に、獲得ポイントが少なくなっていく。

{| class="wikitable"
!Tour!!最高ポイント!!旗艦大会!!最高ポイント
|-
|[[PGAツアー]] || align=center|24 || [[ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ]] || align=center|80
|-
|[[ヨーロピアンツアー]] || align=center|24 || [[BMW PGA選手権]] || align=center|64
|-
|[[日本ゴルフツアー機構]] || align=center|16 || [[日本オープンゴルフ選手権競技]] || align=center|32
|-
|[[オーストラレーシアPGAツアー]] || align=center|16 (6) || [[オーストラリアン・オープン (ゴルフ)|オーストラリアン・オープン]] || align=center|32
|-
|[[サンシャインツアー]] || align=center|14 (6/4) || [[南アフリカオープン (ゴルフ)|南アフリカオープン]] || align=center|32
|-
|[[アジアンツアー]] || align=center|14 || [[タイ・ゴルフ選手権]]<ref>[http://www.thailandgolfchampionship.com/2011/en/tournament/around.php Thailand Golf Championship 2011]</ref> || align=center|20
|-
|[[ウェブドットコムツアー]] || align=center|14 || [[ウェブドットコムツアー選手権]] || align=center|20
|-
|[[チャレンジツアー]] || align=center|12 || [[チャレンジツアー・グランドファイナル]] || align=center|16
|-
|[[PGAツアー・カナダ]] || align=center|6 || n/a || align=center|n/a
|-
|[[ワンアジアツアー]] || align=center|6 || n/a || align=center|n/a
|-
|[[PGAツアー・ラティーノアメリカ]] || align=center|6 || n/a || align=center|n/a
|-
|[[韓国プロゴルフツアー]] || align=center|6 || n/a || align=center|n/a
|-
|[[アジアンデベロップメントツアー]] || align=center|6 || n/a || align=center|n/a
|-
|[[PGAツアー・チャイナ]] || align=center|6 || n/a || align=center|n/a
|}

== ランキングの記録 ==
これまで世界ランキング1位を保持した生涯最長記録は、[[グレグ・ノーマン]]（[[オーストラリア]]）の「331週」であった。これを[[タイガー・ウッズ]]が塗り替えた。(2013年9月22日現在で通算650週）。

連続世界1位保持の最長記録は、タイガー・ウッズの「281週」（2005年6月12日~2010年10月30日）である。タイガー・ウッズが初めて世界ランキング1位になったのは、1997年6月16日（当年の[[全米オープン (ゴルフ)|全米オープン]]の大会終了後）であった。ウッズとノーマンの両選手が抜きん出ているが、その下に[[ニック・ファルド]]（[[イギリス]]）の「97週」、[[セベ・バレステロス]]（[[スペイン]]）の「61週」と続く。

日本人選手では、[[丸山茂樹]]の自己最高位が19位になったことがある。初期の世界ランキングで[[中嶋常幸]]が4位に入ったことがあり、[[尾崎将司]]の自己最高ランキングは8位であった。

* 2014年7月20日付ランキング<ref>[http://www.owgr.com/ranking Official World Golf Ranking in the World]</ref>
{| class="wikitable sortable"
!順位!!変動!!選手!!国・地域!!平均点
|-
|align=center|1 || align=center|{{steady}}1 || {{sortname|アダム|スコット}} || {{AUS}} || align=center|9.24
|-
|align=center|2 || align=center|{{increase}}6 || {{sortname|ローリー|マキロイ}} || {{NIR}} || align=center|8.16
|-
|align=center|3 || align=center|{{decrease}}1 || {{sortname|ヘンリク|ステンソン}} || {{SWE}} || align=center|7.81
|-
|align=center|4 || align=center|{{decrease}}1 || {{sortname|ジャスティン|ローズ}} || {{ENG}} || align=center|7.34
|-
|align=center|5 || align=center|{{increase}}4 || {{sortname|セルヒオ|ガルシア}} || {{ESP}} || align=center|7.05
|-
|align=center|6 || align=center|{{decrease}}2 || {{sortname|バッバ|ワトソン}} || {{USA}} || align=center|6.80
|-
|align=center|7 || align=center|{{decrease}}2 || {{sortname|マット|クーチャー}} || {{USA}} || align=center|6.66
|-
|align=center|8 || align=center|{{decrease}}2 || {{sortname|ジェイソン|デイ|dab=ゴルファー}} || {{AUS}} || align=center|6.40
|-
|align=center|9 || align=center|{{decrease}}2 || {{sortname|タイガー|ウッズ}} || {{USA}} || align=center|6.23
|-
|align=center|10 || align=center|{{increase}}1 || {{sortname|ジム|フューリク}} || {{USA}} || align=center|6.02
|}

== 女子ゴルフ世界ランキング ==
[[2006年]]シーズンから、女子ゴルフにも世界ランキングが導入された。現在はスポンサーつきの名称で「[[ロレックス]]女子ゴルフ世界ランキング」（Rolex Women's World Golf Rankings）と呼ばれている。[[2006年]][[2月20日]]に第1回の女子ゴルフランキングが発表されたが、半年後の8月8日付でシステムに一部変更が加えられ、出場試合数の少ない選手でも「35」で割り算する平均点方式になった。女子も過去2年間に獲得したポイントが対象となる。2010年6月21日付けでのランキングで、宮里藍選手が日本人初の世界ランク1位となった<ref>[http://www.lpga.com/content_1.aspx?pid=24509&mid=4 Ai Miyazato new No. 1 in Rolex Rankings]</ref>。

* 2014年4月7日付ランキング
{| class="wikitable"
!順位!!変化!!選手!!国・地域!!平均点 
|-
|1 || {{steady}} || [[パク・インビ]] || {{KOR}} ||  10.01
|-
|2 || {{steady}}  || [[スーザン・ペターセン]] || {{NOR}} ||  9.14
|-
|3 || {{steady}}  || [[ステイシー・ルイス]] || {{USA}} ||  8.93
|-
|4 || {{steady}}  || [[リディア・コ]] || {{NZL}} ||  7.91
|-
|5 || {{steady}}  || [[カリー・ウェブ]] || {{AUS}} ||  7.28
|-
|6 || {{increase}}3 || [[レクシー・トンプソン]] || {{USA}} ||  6.72
|-
|7 || {{decrease}}1  || [[リュ・ソヨン]] || {{KOR}} ||  5.84
|-
|8 || {{decrease}}1  || [[フォン・シャンシャン]] || {{CHN}} ||  5.51
|-
|9 || {{increase}}1  || [[ポーラ・クリーマー]] || {{USA}} ||  5.11
|-
|10 || {{steady}}  || [[アンナ・ノードクイスト]] || {{SWE}} ||  4.77
|}

== 外部リンク ==
* [http://www.officialworldgolfranking.com/home/default.sps 世界ゴルフランキング公式サイト]
* [http://wwgr.net/ 世界ゴルフランキング公式サイト（女子、Women's World Golf Rankings）]
* [http://www.pgatour.com/r/stats/info/?186 PGAツアー内の統計] （ランキング表の上にある“Select Year”で年度を選ぶ）

== 脚注 ==
{{Reflist}}

{{男子ゴルフ世界ランキング1位}}
{{女子ゴルフ世界ランキング1位}}
{{デフォルトソート:おふいしやるわるとこるふらんきんく}}
[[Category:ゴルフ]]