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'''ルキウス・カエサル'''('''Lucius Julius Caesar Vipsanianus''', [[紀元前17年]] - [[2年|紀元2年]])は、[[古代ローマ]]の将軍[[マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ]]と[[ユリア_(アウグストゥスの娘)|大ユリア]]の息子で、初代[[ローマ皇帝]][[アウグストゥス]]の養子。兄の[[ガイウス・カエサル]]と共にアウグストゥスの後継者候補の一人だった。 アウグストゥスの側近であったマルクス・アグリッパとアウグストゥスの娘ユリアの次男'''ルキウス・ウィプサニウス・アグリッパ'''として紀元前17年に誕生した。アウグストゥスから見ると直系の孫にあたるため後継者候補として早くから期待されていた。兄に[[ガイウス・カエサル]]、弟に[[アグリッパ・ポストゥムス]]、姉に[[小ユリア]]、妹に[[大アグリッピナ]]がいる。 ルキウスが誕生した年に兄ガイウスとともにアウグストゥスの養子となり'''ルキウス・ユリウス・カエサル・ウィプサニアヌス'''と名を変えた。以降後継者として育てられ、15歳となった[[紀元前2年]]には養父アウグストゥスによって[[2年|紀元2年]]の[[執政官|執政官(コンスル)]]に指名され、[[元老院 (ローマ)]]に議席を得た。このとき兄ガイウス同様騎士階級から「青年の第一人者」(プリンケプス・ユウェントゥティス、Princeps Juventutis)の称号を贈られている。アウグストゥスはガイウスに対しても同様の待遇を与えているが、2人を元老院議員とするために[[紀元前5年]]と[[紀元前2年]]に自ら執政官に就任している。予定執政官となったこの年、アエミリア・レピダと婚約し、軍務のキャリアをスタートさせる。しかし同年に、予定されていたコンスルに就任する前にマッシリア(現在の[[マルセイユ]])で没した。ヒスパニアに向かう途中だった。 ルキウスの死の2年後には兄ガイウスも夭折し、アウグストゥスは後継者候補に妻[[リウィア]]の連れ子であった[[ティベリウス]]を選ばざるを得なくなった。ガイウスが死んだ紀元4年にアウグストゥスはティベリウスをルキウスの弟アグリッパ・ポストゥムスと共に養子としている。 ==家族== *[[マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ]]:父 *[[ユリア_(アウグストゥスの娘)|大ユリア]]:母 *[[ガイウス・カエサル]]:兄 *[[小ユリア]]:姉 *[[大アグリッピナ]]:妹 *[[アグリッパ・ポストゥムス]]:弟 ==関連項目== *[[ユリウス・クラウディウス朝]] {{DEFAULTSORT:かえさる るきうす}} [[category:ユリウス・クラウディウス家]] [[Category:ユリウス氏族|るきうす]] [[Category:紀元前17年生]] [[Category:2年没]]
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