ルイ・アントワーヌ・ド・サン＝ジュストのソースを表示

{{Redirect|サン・ジュスト|[[イタリア海軍]]の[[ドック型揚陸艦]]|サン・ジュスト (揚陸艦)}}
{{政治家
|各国語表記 = Louis Antoine Léon de Saint-Just
|画像 =Saint_Just.jpg
|画像説明 =サン＝ジュストの肖像（[[ピエール＝ポール・プリュードン]]画）
|国略称 ={{FRA}} 
|生年月日 =[[1767年]][[8月25日]] 
|出生地 =[[ファイル:Blason France moderne.svg|15px]][[フランス]]、[[ニエーヴル県|ニヴェルネ州]]{{仮リンク|ドシーズ|en|Decize}}
|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1767|8|25|1794|7|28}}
|死没地 ={{FRA}} [[パリ]] 
|出身校 = [[ランス大学]]
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|所属政党 =<!--フランス革命に政党は存在しない--> 
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|選挙区 = [[エーヌ県]]
|当選回数 = 1
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|所属委員会 = 公安委員会
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|元首 = 
}}
'''ルイ・アントワーヌ・レオン・ド・サン＝ジュスト'''（{{lang-fr-short|Louis Antoine Léon de Saint-Just}}<ref>史料のなかにはこの他に、アントワーヌ＝ルイ＝レオン＝フロレル・ド・サン＝ジュスト（{{lang-fr-short|Antoine-Louis-Léon-Florelle de Saint-Just}}）もしくはルイ＝アントワーヌ＝レオン・ド・サン＝ジュスト・ド・リシュブール（{{lang-fr-short|Louis Antoine Léon de Saint-Just de Richebourg}}）と表記されるものもある。</ref>、[[1767年]][[8月25日]] - [[1794年]][[7月28日]])は、[[フランス]]の[[政治家]]、[[革命家]]。[[マクシミリアン・ロベスピエール|ロベスピエール]]らと共に[[フランス革命]]に参加し、彼の右腕とも称された。

その美貌と冷厳な革命活動ゆえに「'''革命の大天使'''<ref> ({{lang|fr|l'Archange de la Révolution}})</ref>」または「死の天使長」との異名をとった。

== 略歴 ==
[[1767年]]、[[ニエーヴル県|ニヴェルネ州]]{{仮リンク|ドシーズ|en|Decize}}に生まれる。父ルイ・ジャンは騎士の称号を持つ農民出身の軽騎兵隊大尉、母マリー＝アンヌ・ロビノはドシーズの公証人レオナール・ロビノの娘であった。幼少期をヴェルヌイユの司祭だった伯父アントワーヌ・ロビノの元で過ごしたのち、[[1777年]]、両親とともにピカルディ州[[エーヌ県]]ブレランクールに移る。

[[1785年]]、ソワソンのオラトリオ派の学院を修了後、[[1788年]]にランス大学法学部に入学。入学後1年を経ずして学士号を取得した。

[[1789年]]にはエロティックな風刺歌「オルガン」を地下出版し、伝統・権威・カトリック教会・国王を批判。追われる身となった。

[[1790年]]には23歳でエーヌ県の国民衛兵隊長の1人に選挙で選ばれて、その年の[[7月14日]]のパリでの連盟祭に参加した。[[1791年]]には『革命及びフランス憲法の精神』を発行し、革命の最中にあって最年少の理論家となった。

サン＝ジュストは25歳で国民公会議員に当選。その生涯において数々の演説を残すが、[[1792年]]に[[8月10日事件|8月10日の革命]]後に行われた国王裁判での「処女演説」がもっとも有名である。その痛烈かつ冷徹な演説により、[[ルイ16世 (フランス王)|ルイ16世]]の裁判の方向性を決定付けた。

ロベスピエールの同僚として辣腕をふるい、同派の政策に深く関与した。[[公安委員会 (フランス革命)|公安委員会]]の委員となって治安局を創設し、公会では左派と共に憲法草案作成や行政改革などを行ったが、[[フランス革命戦争]]が始まってからは前線視察に多くの時間を費やしてパリを離れていた。[[ヴァントーズ法]]は特にサン＝ジュストが実現を望んだ法令であったが、これがプレーヌ派との決裂を招き、失脚の要因になった。

[[1794年]][[7月27日]]に[[テルミドールのクーデター]]で逮捕され、翌日の最後の演説を反対派に妨害されて果たせぬまま、ロベスピエールらと共に処刑された。

== フィクション ==
; [[ベルサイユのばら]]
: [[ルイ16世]]と[[マリー・アントワネット]]が処刑されるころ（原作連載終了）まで登場。[[ベルナール・シャトレ]]の遠縁にあたる設定で、「オルガン」を出版したために（本人曰く「'''最高傑作'''」。）発禁処分を受けて指名手配され、[[ベルナール・シャトレ]]の下に身を寄せている設定だった。物語終盤のフランス衛兵隊が革命派に寝返った直後、ベルナールに故郷へ帰る旨を告げて彼らの前から去る。
: 原作ではほぼ史実どおりにロベスピエールを支持する革命家であるが、アニメ版ではロベスピエールに対してすら辛辣な発言をする過激な思想の持ち主として描かれている。声優は[[古川登志夫]]。
; [[ナポレオン -獅子の時代-]]
: ルイ16世処刑直前から登場。ロベスピエールの側近としての描写はほぼ史実に沿っているが、ナポレオンを自ら高く評価して取り立てる（実際にナポレオンを高く評価していたのは、[[マクシミリアン・ロベスピエール]]の弟である[[オーギュスタン・ロベスピエール]]）など、ジャコバン派の他の人物の行動や業績がサン＝ジュスト一人に収斂されて描かれていることが多い。<br>[[テルミドールのクーデター]]から辛くも落ち延びて[[ジャン＝ランベール・タリアン|タリアン]]を暗殺、さらに[[ポール・バラス|バラス]]の暗殺を図るが、[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]に阻止され川に転落する。<br>その後長らく行方不明となっていたが、バラスが[[ブリュメールのクーデター]]で失脚して故郷に戻る場面で再登場。バラスを殺害し、その身分を乗っ取るとともに反ボナパルト派テロリストとして暗躍する。
; [[マリーベル (上原きみ子の漫画)|マリーベル]]
: 舞台女優を目指す主人公の少女・マリーベルの生き別れの兄という設定で登場。サン＝ジュストに妹がいたという説は通説となっていないが、作者の[[上原きみ子]]によれば執筆資料として探したある本<!-->文庫本あとがきに明記されていないので具体的な本のタイトルは不明<!-->に「サン・ジュストには異父姉がふたりいた」との記述があり、その本を基にして設定したのだという<ref>講談社漫画文庫『マリーベル』第6巻巻末のインタビューでの、上原きみ子のコメントより。</ref>。
; [[杖と翼 (木原 敏江の漫画)|杖と翼]]
: 主人公の少女・アデルの幼馴染という設定で登場。

== 脚注・出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
* [http://classiques.uqac.ca/classiques/saint_just/saint_just.html Textes de Saint-Just]
* [http://antoine-saint-just.fr Saint-Just : bibliographie, portraits, lieux où il vécut,...]
* [http://lavieremoise.free.fr/galerie/oeuvre.php?id_img=284 Portrait]
* [http://www.royet.org/nea1789-1794/ihm/nea1789-1794.htm Notes et archives 1789–1794]
* [http://gallica.bnf.fr/notice?N=FRBNF35488356 ''Histoire de Saint-Just, député à la Convention Nationale'' d'Ernest Hamel]
* [http://www.saint-just.ne.jp/index.html サン＝ジュスト研究会]

{{History-stub}}

{{DEFAULTSORT:さんしゆすと るい あんとわぬ}}
[[Category:ジャコバン派]]
[[Category:フランスの政治家]]
[[Category:刑死した人物]]
[[Category:ニエーヴル県出身の人物]]
[[Category:1767年生]]
[[Category:1794年没]]
{{Link GA|en}}