リゾートしらかみのソースを表示

{{列車名
|列車名 =リゾートしらかみ
|社色 =green
|画像 =
|pxl =
|画像説明 =
|運行主体 =[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）
|列車種別 =[[快速列車]]
|運転区間 =[[秋田駅]] - [[弘前駅]]・[[青森駅]]
|主な経由線区 =[[奥羽本線]]・[[五能線]]
|使用車両 =[[国鉄キハ40系気動車 (2代)#リゾートしらかみ「青池」編成|キハ40系]]（[[秋田車両センター]]）<br />[[JR東日本HB-E300系気動車|HB-E300系]]（秋田車両センター）
|運転開始日 =
|運転終了日 =
|備考 =臨時列車扱い
|備考全幅 =
}}
{{JIS2004|記事の「橅編成」（ぶなへんせい）の1文字目}}
{{右|
[[ファイル:Resort-shirakami-Aoike 2nd in Akita.jpg|thumb|none|250px|青池編成<br/ >（2011年8月7日 秋田駅）]]
[[ファイル:Resort-shirakami-Buna in Akita.jpg|thumb|none|250px|橅（ブナ）編成<br />（2010年10月6日 秋田駅）]]
[[ファイル:Resort-shirakami-Kumagera in Fukaura.jpg|thumb|none|250px|くまげら編成<br/ >（2010年10月6日 深浦駅）]]
[[ファイル:Kiha48-704-inside.jpg|thumb|none|250px|くまげら編成3号車展望ラウンジ<br/ >（2010年8月21日）]]
[[ファイル:Kiha48-704 inside.jpg|thumb|none|250px|くまげら編成3号車車内<br/ >（2010年8月21日）]]
}}

'''リゾートしらかみ'''は、[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）が[[秋田駅]] - [[弘前駅]]・[[青森駅]]間を[[奥羽本線]]・[[五能線]]経由で運行している[[臨時列車|臨時]][[快速列車]]。なお、本項では、当列車の前身である「'''ノスタルジックビュートレイン'''」および冬季以外で車両検査時に運行される「'''海彦・山彦号'''」およびその後継列車である「'''五能線クルージングトレイン'''」についても併せて記述する。
なお、2014年3月14日をもって快速「[[深浦 (列車)|深浦]]」が廃止されたため、翌日以降は当列車が五能線から青森駅まで直通する唯一の列車となっている。

== 運行概況 ==
当初から夏季は毎日運転でありながら、[[列車番号]]は臨時列車扱いとなっている。冬季については、[[土曜日]]・[[休日]]と一部の日のみ運転する。なお、2号と5号<ref>2013年度は3号と6号</ref>は冬季運休するが、2010年度は12月4日の[[東北新幹線]][[新青森駅|新青森]]開業に関係して、新型[[ハイブリッドカー#ハイブリッド鉄道車両|ハイブリッド車]]の[[JR東日本HB-E300系気動車|HB-E300系]]を使用した「青池」を運行する<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101008.pdf 冬の増発列車のお知らせ]}} - JR東日本、2010年10月15日リリース</ref>。

全車[[座席指定席|指定席]]。2号車は4人がけの[[鉄道車両の座席#固定式クロスシート|ボックス席]]で、[[マルス (システム)|マルス]]端末で発行する際はフロア指定（B室）をする。ただしフロア指定をしなくても、ボックス席が発行されることがある。 2002年11月以前は「リゾートしらかみ (B)」という別の列車名で登録されていた。

海沿いを走る[[岩館駅]] - [[大間越駅]]間、[[大戸瀬駅]] - [[北金ケ沢駅]]間の一部区間では[[徐行]]運転を行う。また、[[千畳敷 (青森県)|千畳敷]]付近においても徐行が行われるほか、3号は[[千畳敷駅 (青森県)|千畳敷駅]]に10分間停車し、停車時間中に千畳敷海岸を散策することが可能である。

1号と3号の[[鰺ケ沢駅]]⇒[[五所川原駅]]間の先頭車と2号の五所川原駅⇒鰺ケ沢駅間の3号車では「[[津軽三味線]]」の演奏が<ref>「青池」編成では、三味線演奏の模様が、他号車の車内モニターでも流される。</ref><!---2号は2011年1月11日に実乗で確認済み--->、土曜休日の3・4号の[[陸奥鶴田駅]] - [[川部駅]]間先頭車では「[[津軽弁]]語り部体験」が行われる。

当列車は[[日本海]]沿岸を運行するため、荒天時、荒天が予想される時は全区間または一部区間運休となる（一部区間運休の場合、スケジュールと一部異なる車両が充当されることもある）。また1・4号は五能線内で徐行運転などを行い遅れた場合、弘前駅 - 青森駅間が運休となることがある。

各列車には記念スタンプが備えつけられている。

[[日本レストランエンタプライズ]] (NRE) 秋田営業支店により[[車内販売]]が行われており、[[駅弁]]や乗車記念グッズなども販売している。車内販売の支払いには[[Suica]]を利用できる。

かつて「晩酌セット」（価格：1000円（税込）・[[あきた白神駅]]前にある[[八森いさりび温泉 ハタハタ館]]で調理）が、4号で提供されていた。川部駅→鰺ケ沢駅間で、[[改札#車内改札|検札]]に来た車掌に専用申込書（車両内にあり）を渡すと、あきた白神駅から積み込みされ、座席にて支払いとともに商品を引き換えるという形であった。5号でも「晩酌セット」を注文できたが、この場合は各自で「八森いさりび温泉 ハタハタ館」に当日14時までに予約が必要であった。現在は車内提供という形ではなくなったがあきた白神駅に届けに行き、お客が各自で支払う形で提供されている（2日前までに要予約。一部列車のみ）。

=== 使用車両 ===

{|style="width:12em; text-align:center; float:right; margin:1em auto; border:1px solid #999;"
|+ 編成図
|style="background-color:#eee; border-bottom:solid 4px #2c31b4;"|リゾートしらかみ
|-
|style="font-size:80%;"|{{TrainDirection|秋田・青森|弘前・東能代}}
|-
|
{|class="wikitable" style="border:1px; font-size:80%; float:center; margin:1px auto;"
|+HB-E300系<br />（青池編成）
|style="width:2em;"|1
|style="width:2em;"|2
|style="width:2em;"|3
|style="width:2em;"|4
|-
|指
|ボ
|指
|指
|}
{|class="wikitable" style="border:1px; font-size:80%; float:center; margin:1px auto;"
|+キハ40系<br />（橅編成・くまげら編成）
|style="width:2em;"|1
|style="width:2em;"|2
|style="width:2em;"|3
|style="width:2em;"|4
|-
|指
|ボ
|ボ
|指
|}
|-
|style="font-size:80%; text-align:left;"|
* 全車両[[禁煙]]、喫煙ルームも無し。
* 五能線内、普通車指定席A席・ボックス席A,D席は海側に面する席となる。
; 座席種別凡例
: 指=普通車指定席
: ボ=ボックス席（指定席）
|}

* [[国鉄キハ40系気動車 (2代)#リゾートしらかみ「青池」編成|キハ40系改造の専用車両]] - それぞれ以下の名称がある。
** 「青池」編成（1997年3月22日より4両編成で運転、2006年3月18日3両編成化） - 2011年に2両編成に組成され、「CRUISING TRAIN」として他線区の[[臨時列車]]や[[団体専用列車|団体列車]]などで運用されている<ref>[http://railf.jp/news/2011/02/07/134400.html 「リゾートしらかみ/青池」先頭車が「クルージングトレイン」に] - [[交友社]]『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』railf.jp 鉄道ニュース 2011年2月7日</ref>。また、2012年7月以降、「リゾートしらかみ」車両の検査時には代走として、「五能線クルージングトレイン」という列車名で運転されている（従来の「五能線海彦山彦号」に相当する列車）<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20120608.pdf  夏の増発列車のお知らせ]}} - JR東日本秋田支社</ref>。
** 「橅（ブナ）」編成（2003年4月より運転） - 2011年に青池編成の中間車（キハ48 1543）を転用して、4両編成化された<ref>キハ48 1543は、秋田総合車両センターフェア2010において改造途中（仕上げの段階）が一般公開された。</ref>。なお、車体の深緑色は[[白神山地]]をイメージしたものである<ref>{{Cite video game|title=[[「知識王」シリーズ トレインマスター]]|developer=[[GAE]]|publisher=GAE|date=2008-01-10|platform=[[ニンテンドーDS]]|scene=クイズパート|level=車両問題、内部レベル3}}</ref>。
** 「くまげら」編成（2006年3月18日より運転・中間車1両は青池編成から転用）- 2011年に一般車（キハ48 1503）を[[東北本線]]・[[陸羽東線]]で運行されている観光列車「[[陸羽東線#リゾートみのり|リゾートみのり]]」編成に準じた改造を施し、4両編成化された。
* [[JR東日本HB-E300系気動車|HB-E300系気動車]] - [[ハイブリッドシステム]]搭載。4両編成1本が2010年12月4日ダイヤ改正から「青池」編成として運行開始<ref>「[http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092401000391.html JRがリゾート新型車両を公開 青森、秋田走るしらかみ]」 『[[47NEWS]]』 2010年9月24日</ref><ref>「[http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/09/13292.html リゾートしらかみ新型「青池編成」公開／JR東日本]」[[陸奥新報]]ウェブサイト 2010年9月25日</ref><ref>『[[レイルマガジン]]』327号P.134 2010年10月22日、ネコ・パブリッシング</ref>。

=== 停車駅 ===
* 凡例
** ●：停車駅
** ◇：運転停車駅（乗降不可）
** ◎：季節停車駅（2号と3号のみ）
** ｜：進行方向に通過
** ＝、×：経由せず
* 使用編成は時期により異なり、毎月発売される「[[JR時刻表]]」やパンフレットおよびJR東日本秋田支社公式サイトに記載されている（「外部リンク」参照）。
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%;"
|-
!colspan="2"|号数
!1・2号!!4・5号!!3・6号
|-
|rowspan="5" style="width:1em;"|奥羽本線||style="text-align:left;"|[[秋田駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[追分駅 (秋田県)|追分駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[八郎潟駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[森岳駅]]||●||｜||｜
|-
|rowspan="2" style="text-align:left;"|[[東能代駅]]（方向転換）||rowspan="2"|●||rowspan="2"|●||rowspan="2"|●
|-
|rowspan="16" style="width:1em;"|五能線
|-
|style="text-align:left;"|[[能代駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[あきた白神駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[岩館駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[十二湖駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[ウェスパ椿山駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[深浦駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[千畳敷駅 (青森県)|千畳敷駅]]||◎||｜||◎
|-
|style="text-align:left;"|[[北金ケ沢駅]]||◇||◇||◇
|-
|style="text-align:left;"|[[鰺ケ沢駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[陸奥森田駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[木造駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[五所川原駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[陸奥鶴田駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[板柳駅]]||●||●||●
|-
|style="text-align:left;" rowspan="2"|[[川部駅]]（方向転換）||rowspan="2"|●||rowspan="2"|●||rowspan="2"|●
|-
|rowspan="4" style="width:1em;"|奥羽本線
|-
|style="text-align:left;"|[[弘前駅]]（方向転換）||●||●||●
|-
|style="text-align:left;"|[[新青森駅]]||●||●||＝
|-
|style="text-align:left;"|[[青森駅]]||●||●||×
|}
* [[鉄道信号機|信号]]システムの関係上、[[列車交換]]がなくても北金ケ沢駅に運転停車する。

== 観光体験メニュー ==
当列車では駅での停車時間にイベントを実施したり、駅の外を散策できるほか、地元とタイアップした観光体験メニューを多数用意している。

'''年度や季節により実施内容が異なる'''ので、詳細はJR東日本秋田支社の公式サイトもしくは専用冊子を参照。

=== 停車中に駅近隣の観光スポットを散策できる駅 ===
* [[千畳敷駅 (青森県)|千畳敷駅]]（2号と3号のみ） 駅自体は1面1線で列車交換等はないが、駅前の[[千畳敷 (青森県)|千畳敷]]海岸を散策してもらうため、長時間停車<ref>停車時間はホームページ、パンフレットならびに1車掌の放送で告知され、発車3分前に汽笛の合図がある。なお、2012年夏季の停車時間は所定15分となっている。きっぷについては、形式上駅から出る（途中下車する）ことになるが、体験イベントのひとつのため、乗車券、指定券はそのまま有効とされる。</ref>が設けられている。

=== 駅構内で実施するイベント ===
* 「バスケの街のしろ」駅ホームで[[バスケットボール]]シュート体験（能代駅停車中、1号・3号のみ<ref>シュート体験の模様は車内展望デッキ付近にある液晶モニターで流されているほか、[[日本放送協会|NHK]]で放送された『[[にっぽん木造駅舎の旅]]』の能代駅の回でも放送されていた。</ref>）
* 木工パズル体験（能代駅停車中、1・3号のみ）

=== 観光体験（主なもののみ） ===
下記は地元の観光団体や商工業者が実施する観光体験で、直接の申込が必要なものが多い。また、下車後、[[バス (交通機関)|バス]]や[[タクシー]]に乗り継ぐ必要があるものがほとんどである。いずれも時間帯の都合で利用できる列車が限られるが、いずれも「リゾートしらかみ」以外の交通手段でも訪問できる。

* 和菓子作り体験（秋田駅下車）
* [[なまはげ]]伝説・[[男鹿半島]]周遊（[[八郎潟駅]]下車）
* 周遊バスでめぐる能代市内観光（[[能代駅]]下車）
* ブナ森散策・留山トレッキング（あきた白神駅下車）
* アオーネ白神十二湖と「青池&湧壷の池」散策（[[十二湖駅]]下車）
* [[ウェスパ椿山]]・[[黄金崎不老不死温泉]]入浴（[[ウェスパ椿山駅]]下車）
* [[北前船]]の港町散策（[[深浦駅]]下車）
* [[ミニ白神]]散策（専門ガイド同行、鰺ケ沢駅下車）
* 「[[太宰治記念館 「斜陽館」|斜陽館]]」と津軽三味線会館を訪ねる（五所川原駅下車 [[津軽鉄道]]乗換）
* りんごまるごと体験（[[板柳駅]]下車）
* 樹齢400年のブナの巨木“マザーツリー”と[[白神山地]]・[[暗門滝|暗門の滝]]トレッキング（弘前駅下車）

== 海彦・山彦号 ==
* 毎日運転する夏季は3本の編成をフルで運用するが、[[鉄道車両の検査|車両検査]]の都合で5・2号が運休<ref>運行ダイヤは「しらかみ」と同じ。運転日は要問合せ。</ref>となる際に運転されるのが'''海彦・山彦号'''（うみひこ・やまひこごう）である。
* [[秋田車両センター]]所属の[[国鉄キハ40系気動車 (2代)#キハ48形|キハ40系国鉄色]]2両が使用され、全車[[自由席]]として運転される。
* [[2008年]]6月に運転された際は、秋田駅 - [[鹿角花輪駅]]間の快速で使用されていた[[国鉄キハ58系気動車|キハ58形・キハ28形気動車]]アコモ改造車2両が充当された。この時は1両が指定席であった。その後このアコモ改造車は[[廃車 (鉄道)|廃車]]された。
* 2012年夏季より、海彦・山彦号に代わり、旧青池編成の「クルージングトレイン」を使用した快速「五能線クルージングトレイン」が運転されている。

== 沿革 ==
[[ファイル:JR East nostalgic view train.jpg|thumb|240px|right|「ノスタルジックビュートレイン」（1992年）]]
* [[1990年]]（平成2年）[[4月21日]] - 秋田駅・東能代駅 - 弘前駅間を観光列車として、[[国鉄50系客車|50系客車]]を[[国鉄50系客車#JR東日本|改修して]]「'''ノスタルジックビュートレイン'''」を運転開始。
*: 設定当時より、定期列車のダイヤを利用して運行された。そのため「ノスタルジックビュートレイン」には[[自由席]]車が連結されていた。
** 各駅停車に関しては、東能代駅発。快速列車に関しては秋田駅発。
<!--**:停車駅（快速）：秋田駅 - 土崎駅 - 追分駅 - 八郎潟駅 - 鹿渡駅 - 森岳駅 - 東能代駅 - 能代駅 - 鳥形駅 - 岩館駅 - 十二湖駅 - -->
*: 一時は、冬季間も[[ポリ塩化ビニル]]製の透明のシートで展望室部分を覆うものの、海からの強風には勝てず冬期の運行は行われなくなった。
* [[1996年]]（平成8年）[[11月10日]] - 「ノスタルジックビュートレイン」運転終了。
[[ファイル:Resort_shirakami_aoikeTR.jpg|thumb|240px|right|初代「青池」編成（4両時代）<br />]]
* [[1997年]]（平成9年）[[4月1日]] - [[秋田新幹線]]開業に伴い、眺望気動車による「'''リゾートしらかみ'''」に変更。当時は「青池」編成（愛称はCRUISING TRAIN Resort SHIRAKAMI） のみ。
*: 「リゾートしらかみ」に変更したことにより、全席座席指定席化。
* [[1999年]]（平成11年）4月1日 - [[#蜃気楼ダイヤ|蜃気楼ダイヤ]]開始。秋田駅10:00発、弘前駅14:23着（冬季）、15:52着（夏季・蜃気楼ダイヤ）。折り返しの上りが、弘前駅16:07発、秋田駅19:59着。
* [[2001年]]（平成13年）[[12月1日]] - ウェスパ椿山駅の開業により[[艫作駅]]から同駅に停車駅を変更。
* [[2003年]]（平成15年）4月1日 - 東北新幹線[[八戸駅]]開業に伴い、運行本数を2往復に増やすため、「橅（ブナ）」編成が登場。
* 2003年・2004年の冬期は、12月から翌年2月までの土曜・休日は「1・2号」のみ、増発日のみ「1 - 4号」で運転していたが、2005年冬期は再び1往復での運転となる。
* [[2004年]]（平成16年）
** [[10月23日]]・[[10月24日|24日]] - [[大曲駅 (秋田県)|大曲駅]]発着の運転が行われる。大曲駅 - 秋田駅間の停車駅は次のとおり。
*** 大曲駅 - [[神宮寺駅]] - [[刈和野駅]] - [[羽後境駅]] - [[和田駅]] - 秋田駅
** 5月27日 - 乗車人数30万人達成。
* [[2005年]]（平成17年）
** [[6月12日]] - [[横手駅]]開業100周年を記念して、横手駅発着の運転が行われる（9:25発）。
** [[11月30日]] - 「くまげら」編成の導入決定に伴い、「リゾートしらかみ3号」が「さようなら蜃気楼ダイヤ」号として運転。当初は[[11月29日|29日]]も運転予定であったが、強風で五能線内が全線バス代行となったため運転されなかった。
* [[2006年]]（平成18年）[[ファイル:Resort-shirakami-Aoike in Gosyogawara.jpg|thumb|240px|right|初代「青池」編成（3両時代）<br />]]
** [[3月18日]] - 「青池」「橅」に続く第3編成「くまげら」が運転開始（「青池」編成が4両→3両化され、減車されたキハ48形1521号は「くまげら」編成に転用）<!-- http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2005/0928/nto0928_21.asp リンク切れ (2010.09.29) -->。
** [[10月24日]] - [[NHKラジオ第1放送]]『[[音の風景]]』で、当列車内の様子が放送される。
* [[2007年]]（平成19年）4月1日 - [[岩館駅]]を停車駅に追加。
* [[2010年]]（平成22年）
** {{要出典範囲|既存の編成に自動放送装置設置、使用開始。アナウンスは、新幹線同様に日本語を[[堺正幸]]が担当|date=2010年11月}}。
** [[11月28日]] - 1・4号の運用をもって、初代「青池」編成の営業運転を終了。
** [[12月4日]] - 東北新幹線が新青森駅まで開業したことに伴い、新青森駅に新規停車。
* [[2011年]]（平成23年）
** [[3月11日]] - [[東日本大震災]]発生により、この時点で運行を終了した1号と2号を除く列車と[[3月12日]]から[[4月22日]]までの全列車が運休<ref>運転再開の記述は4月6日午前のNHK仙台の震災関連ニュース、および川部駅の掲示物から</ref>。
** [[4月23日]] - JR各社と青森県が共同で展開する「青森デスティネーションキャンペーン」が始まったことを受け、全列車で運行再開。
* [[2012年]]（平成24年） - 運行開始から15年を迎えたことから、各車両の先頭部と最後部に「リゾートしらかみ 15th」のステッカーが貼られていた。
* [[2014年]]（平成26年）[[3月15日]]  - この日実施のダイヤ改正で、上り2号の「千畳敷駅」への季節停車が開始<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20131220-5.pdf 2014年3月ダイヤ改正について]}} - JR東日本秋田支社</ref>。

=== 蜃気楼ダイヤ ===
蜃気楼ダイヤとは、1999年から2005年までの夏季限定で運行されたダイヤの愛称。観光駅に当たる、あきた白神駅・十二湖駅・ウェスパ椿山駅<!-- ウェスパ椿山駅開業前は艫作駅に停車していたが、蜃気楼ダイヤでの岩館駅折り返しの際は通過していた-->・深浦駅の4駅の中から好きな駅でいったん下車し、観光の後、再び同じ列車で目的駅へと向かう。あきた白神駅については運転上、岩館駅まで無料送迎車で向かっていた。

時刻表には、深浦駅で3時間停車の掲示か、列車の直通の記号を用いて表示されているが、深浦駅で数分止まった後、岩館駅まで引き返し、十二湖駅・ウェスパ椿山駅の乗客を乗せて、深浦駅に向かう。[[座席指定券|指定席券]]は、目的地までの乗車券・指定席券であれば、特例で[[途中下車]]できるようになっていた。

2006年春から「くまげら」編成投入により、「リゾートしらかみ」が3往復体制での運行になったために、この蜃気楼ダイヤでの運行はされなくなった。

[[西村京太郎]]の[[推理小説]]『五能線の女』では、この[[ダイヤグラム|ダイヤ]]をトリックとして使用した。2006年[[12月16日]]、[[テレビ朝日]]の『[[西村京太郎トラベルミステリー]]』シリーズで映像化された。放送された時点ではすでに蜃気楼ダイヤでの運転はしていなかったので、番組の最後でその旨の字幕が表示された。

== その他 ==
* 下り5号で新青森駅・青森駅に行く場合、川部駅で奥羽本線下り普通青森行きに乗り換えた方が早く到着する。
* また、青森駅・新青森駅から上り4号を利用して[[板柳駅]]以遠に行く際、発車時間に間に合わない（乗り遅れた）場合でも直後の奥羽本線上り普通弘前行きに乗れば川部駅で追いつける。
* 上り6号のみ、弘前 - 鰺ケ沢の区間内に限り、別途指定席券を購入すれば、定期券でも乗車できる。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[深浦 (列車)]]

{{Commonscat|Resort Shirakami}}
{{Wikinewshas|リゾートしらかみ|
* [[n:リゾートしらかみ、第3編成の新愛称は「くまげら」|リゾートしらかみ、第3編成の新愛称は「くまげら」]]
* [[n:リゾートしらかみ「くまげら」・秋田で報道陣に公開|リゾートしらかみ「くまげら」・秋田で報道陣に公開]]
}}
{{-}}

== 外部リンク ==
* [http://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/ JR東日本秋田支社：五能線 リゾートしらかみの旅]

{{JR東日本のジョイフルトレイン}}
{{日本海縦貫線の列車}}

{{DEFAULTSORT:りそおとしらかみ}}
[[Category:東日本旅客鉄道の列車]]
[[Category:臨時列車]]
[[Category:ジョイフルトレイン]]
[[Category:列車愛称 り|そおとしらかみ]]
[[Category:五能線]]
[[Category:奥羽本線]]