ラリー・ドビーのソースを表示

{{Infobox baseball player
|選手名             = ラリー・ドビー
|英語表記           = Larry Doby
|所属球団           = 
|役職               =
|背番号             = 
|選手写真ファイル名 = Larry Doby 1953.jpg
|写真サイズ        = 200
|写真のコメント     = 1953年
|国籍               = {{USA}}
|出身地             = [[サウスカロライナ州]][[カムデン (サウスカロライナ州)|カムデン]]
|生年月日           = {{生年月日と年齢|1923|12|13|no}}
|没年月日           = {{死亡年月日と没年齢|1923|12|13|2003|6|18}}
|身長               = {{フィートとcm (身長用変換)|6|1}}
|体重               = {{ポンドとkg (体重用変換)|180}}
|利き腕             = 右
|打席               = 左
|守備位置           = [[外野手]]
|プロ入り年度       = 1942年
|ドラフト順位       = 
|初出場             = MLB / 1947年7月5日<br />NPB / 1962年
|最終出場           = MLB / 1959年6月26日<br />NPB / 1962年
|経歴               = <nowiki></nowiki>
* ロングアイランド大学
* ニューアーク・イーグルス (1942 - 1944, 1946 - 1947)
* [[クリーブランド・インディアンス]] (1947 - 1955)
* [[シカゴ・ホワイトソックス]] (1956 - 1957)
* クリーブランド・インディアンス (1958)
* [[デトロイト・タイガース]] (1959)
* シカゴ・ホワイトソックス (1959)
* [[中日ドラゴンズ]] (1962)
|経歴補足題         = 監督・コーチ歴
|経歴補足           = <nowiki></nowiki>
* [[ワシントン・ナショナルズ|モントリオール・エクスポズ]] (1971 - 1973)
* クリーブランド・インディアンス (1974)
* シカゴ・ホワイトソックス (1977 - 1978)
|選出国             = アメリカ
|選出年             = {{by|1998年}}
|得票率             = 
|選出方法           = ベテランズ委員会選出
}}
'''ローレンス・ユージン・ドビー'''（'''Lawrence Eugene Doby''', [[1923年]][[12月13日]] - [[2003年]][[6月18日]]）は、[[アメリカ合衆国]][[サウスカロライナ州]]出身の[[プロ野球選手]]（[[外野手]]）。

== 来歴・人物 ==
{{by|1942年}}から{{by|1944年}}、および{{by|1946年}}から{{by|1947年}}シーズン途中まで[[ニグロリーグ]]・[[ニューアーク・イーグルス]]でプレー。同年7月2日に[[クリーブランド・インディアンス]]と契約し、7月5日に[[メジャーリーグベースボール|MLB]]デビュー。同年4月15日の[[ジャッキー・ロビンソン]]に次いで黒人としては2人目のMLB選手で、[[アメリカンリーグ]]ではドビーが初めてとなった。ニグロリーグにおける神話的大投手の[[サチェル・ペイジ]]とも後にチームメイトとなっている。

[[1948年のワールドシリーズ]]では第4戦で決勝本塁打を放ち、白人の[[スティーブ・グロメッツ]]が[[勝利投手]]になった時、ロッカーでカメラマンから共に抱き合う姿を写したいと言われ、すんなりと応じたその写真は、当時はまだ人種間の確執があった頃だけに貴重な1枚として残っている<ref name="108-109">{{Cite book|author=[[伊東一雄]]|title=メジャー・リーグ紳士録|publisher=[[ベースボール・マガジン社]]|page=108-109}}</ref>。

{{by|1952年}}に[[最多本塁打 (MLB)|本塁打王]]のタイトルを獲得。{{by|1954年}}には本塁打王と[[最多打点 (MLB)|打点王]]のタイトルを獲得し、アメリカンリーグの[[最優秀選手 (MLB)|MVP]]投票では[[ヨギ・ベラ]]に次ぐ票を集めた。

{{by|1956年}}に[[シカゴ・ホワイトソックス]]に移籍するが、{{by|1958年}}にインディアンスに復帰。しかし、翌{{by|1959年}}に[[デトロイト・タイガース]]に移籍し、シーズン途中にホワイトソックスに移籍と、晩年は移籍を繰り返し、1959年限りで現役を引退した。

現役引退後は酒類の小売業者として働いていたが、{{by|1962年}}に[[ドン・ニューカム]]とともに[[中日ドラゴンズ]]に入団し、日本を訪れた。3年ぶりの現役復帰となり年齢的な衰えは隠せず1シーズン限りで退団したものの、元メジャーリーガーということで話題になった。

引退後は[[ワシントン・ナショナルズ|モントリオール・エクスポズ]]、インディアンス、ホワイトソックスのコーチを歴任し、ホワイトソックスのコーチを務めていた{{by|1978年}}シーズン途中に[[ボブ・レモン]]に代わり、[[フランク・ロビンソン]]に次いで黒人としては2人目の[[プロ野球監督#MLB|MLB監督]]に就任した<ref name="108-109" />。

{{by|1994年}}、インディアンスが新球場[[プログレッシブ・フィールド|ジェイコブス・フィールド]]をオープンした時のセレモニーにて、ドビーの[[野球の背番号|背番号]]'''14'''はインディアンスの[[野球界の永久欠番|永久欠番]]に指定された。

{{by|1998年}}、[[アメリカ野球殿堂]]入り。これは[[日本プロ野球]]でのプレー経験者としては史上初のことであった。

2003年6月18日に79歳で死去。

== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{{-}}<!--上記本文が「選手情報テンプレート」より短い場合、環境によっては表示が崩れるのでタグを挿入-->
{| {{年度別打撃成績}}
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1947}}
|rowspan="9" style="text-align: center;"|[[クリーブランド・インディアンス|CLE]]
|29||33||32||3||5||1||0||0||6||2||0||0||0||--||1||--||0||11||2||.156||.182||.188||.369
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1948}}
|121||500||439||83||132||23||9||14||215||66||9||9||2||--||54||--||5||77||8||.301||.384||.490||.873
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1949}}
|147||650||547||106||153||25||3||24||256||85||10||9||5||--||91||--||'''7'''||90||14||.280||.389||.468||.857
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1950}}
|142||609||503||110||164||25||5||25||274||102||8||6||2||--||98||--||6||71||9||.326||'''.442'''||.545||'''.986'''
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1951}}
|134||551||447||84||132||27||5||20||229||69||4||1||0||--||101||--||3||81||10||.295||.428||.512||.941
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1952}}
|140||611||519||'''104'''||143||26||8||'''32'''||281||104||5||2||2||--||90||--||0||'''111'''||6||.276||.383||'''.541'''||.924
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1953}}
|149||617||513||92||135||18||5||29||250||102||3||2||2||--||96||--||6||'''121'''||7||.263||.385||.487||.873
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1954}}
|153||675||577||94||157||18||4||'''32'''||279||'''126'''||3||1||1||9||85||--||3||94||7||.272||.364||.484||.847
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1955}}
|131||560||491||91||173||17||5||26||248||75||2||0||2||4||61||8||2||100||6||.291||.369||.505||.874
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1956}}
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[シカゴ・ホワイトソックス|CHW]]
|140||619||504||89||135||22||3||24||235||102||0||1||4||5||102||6||4||105||7||.268||.392||.466||.858
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1957}}
|119||477||416||57||120||27||2||14||193||79||2||3||0||3||56||3||2||79||13||.288||.373||.464||.837
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1958}}
|style="text-align: center;"|CLE
|89||276||247||41||70||10||1||13||121||45||0||2||0||3||26||2||0||49||7||.283||.348||.490||.838
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|{{by2|1959}}
|style="text-align: center;"|[[デトロイト・タイガース|DET]]
|18||64||55||5||12||3||1||0||17||4||0||0||0||1||8||0||0||9||0||.218||.313||.309||.622
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|CHW
|21||60||58||1||14||1||1||0||17||9||1||0||0||0||2||0||0||13||1||.241||.267||.293||.560
|- style="background-color: #f2f2f2;"
!style="text-align: center;"|'59計
|39||124||113||6||26||4||2||0||34||13||1||0||0||1||10||0||0||22||1||.230||.290||.301||.591
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1962}}
|style="text-align: center;"|[[中日ドラゴンズ|中日]]
|72||268||240||27||54||9||1||10||95||35||0||0||0||1||25||2||2||73||5||.225||.302||.396||.698
|-
!colspan="2"|[[メジャーリーグベースボール|MLB]]：13年
|1533||6302||5348||960||1515||243||52||253||2621||970||47||36||20||25||871||19||38||1011||97||.283||.386||.490||.876
|-
!colspan="2"|[[日本プロ野球|NPB]]：1年
|72||268||240||27||54||9||1||10||95||35||0||0||0||1||25||2||2||73||5||.225||.302||.396||.698
|}
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高

=== 年度別監督成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size: small;"
![[年度]]!![[メジャーリーグベースボール|球団]]!!順位!![[試合]]!![[勝利]]!![[敗戦]]!![[勝率]]
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1978}}
|style="text-align: center;"|[[シカゴ・ホワイトソックス|CHW]]
|5位||87||37||50||.425
|-
!colspan="3"|通算：1年
|87||37||50||.425
|}
* 順位は最終順位

=== タイトル ===
; MLB
* [[最多本塁打 (MLB)|本塁打王]]：2回 （1952年、1954年）
* [[最多打点 (MLB)|打点王]]：1回 （1954年）

=== 表彰 ===
; MLB
* [[アメリカ野球殿堂]]入り（1998年）

=== 記録 ===
; MLB
* [[MLBオールスターゲーム]]選出：7回 （1949年 - 1955年）
* [[サイクル安打|サイクルヒット]]：1回 （1952年6月4日、対[[ボストン・レッドソックス]]戦、[[フェンウェイ・パーク]]）

=== 背番号 ===
* '''14''' （1947年 - 1958年、1971年 - 1973年、1977年 - 1978年）
* '''25''' （1959年 - 同年途中）
* '''32''' （1959年途中 - 同年終了）
* '''7''' （1962年）
* '''6''' （1974年）

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[中日ドラゴンズの選手一覧]]

== 外部リンク ==
* {{Bbhof|doby-larry}}
{{MLBstats |mlb= |espn=20999 |br=d/dobyla01 |fangraphs=1003346 |cube=D/Larry-Doby}}
{{Baseball-reference manager|id= dobyla01}}
{{BASEBALLstats |npb= |brjpn=doby--001law |kbo= |cpbl=}}

{{アメリカ野球殿堂表彰者 (中堅手)}}
{{Navboxes|title=業績
|list1=
</span>
{{アメリカンリーグ本塁打王}}
{{アメリカンリーグ打点王}}
}}
{{Cleveland Indians}}
{{1948 クリーブランド・インディアンス}}

{{DEFAULTSORT:とひい らりい}}
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]]
[[Category:アフリカ系アメリカ人の野球選手]]
[[Category:クリーブランド・インディアンスの選手]]
[[Category:シカゴ・ホワイトソックスの選手]]
[[Category:デトロイト・タイガースの選手]]
[[Category:中日ドラゴンズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:本塁打王 (MLB)]]
[[Category:打点王 (MLB)]]
[[Category:MLBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:MLB監督]]
[[Category:アメリカ野球殿堂]]
[[Category:サウスカロライナ州の人物]]
[[Category:1923年生]]
[[Category:2003年没]]
{{Link GA|en}}