ヨハネス・ヘヴェリウスのソースを表示

{{出典の明記|date=2012年6月}}

{{Infobox Scientist
| name = ヨハネス・ヘヴェリウス<br />(Johannes Hevelius)
| image = Johannes Hevelius.PNG
| caption = ヘヴェリウスの[[肖像#肖像画|肖像画]]<br />ドイツ人画家{{仮リンク|ダニエル・シュルツ|en|Daniel Schultz}}の手になる[[油絵|油彩画]]。[[1677年]]、満66歳頃のもの。
| birth_date = [[1611年]][[1月28日]]（[[ユリウス暦]]）
| birth_place = {{POL}} [[グダニスク|ダンツィヒ]]
| death_date = {{死亡年月日と没年齢|1611|1|28|1687|1|28}}
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| known_for = 10の新[[星座]]を設定（うち7つは現在も有効）<br />[[月]]の[[地形学]]を創始<br />4つの[[彗星]]を発見
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[[ファイル:Moon by Johannes hevelius 1645.PNG|thumb|right|270px|ヘヴェリウスによる月面図「セレノグラフィア」／[[1645年]]発表。[[科学]]的観測史上（[[望遠鏡]]による観測史上）、最も早くに作られた月面図の代表的一つ。彼が名付けた月の地名のいくつかは現在も使われている。月の輪郭が二重に描かれているのは、地球から見た月の位置的揺らぎの限界を示したものである。]]

'''ヨハネス・ヘヴェリウス'''（<span style="font-size:smaller">[[ラテン語]]</span>：'''Johannes Hevelius'''、<span style="font-size:smaller">[[ポーランド語]]</span>：''Jan Heweliusz''、<span style="font-size:smaller">[[ドイツ語]]</span>：''Johannes Hewel''、[[1611年]][[1月28日]] - [[1687年]][[1月28日]]）は、[[ポーランド]]の[[天文学者]]。[[月]]の[[地形学]]の創始者とされる。

== 概要 ==
[[こぎつね座]]、[[こじし座]]、[[たて座]]、[[とかげ座]]、[[やまねこ座]]、[[ろくぶんぎ座]]、[[りょうけん座]]、[[ケルベルス座]] (Cerberus)、[[しょうさんかく座]] (Triangulum Minor)、[[マエナルスさん座]] (Maenalus Mons) という10個の[[星座]]を設定したが、これらのうち、先の7つは現在も使われている（ケルベルス座以下、後の3つは廃された）。

[[ポーランド・リトアニア共和国]]の[[グダニスク]]（ダンツィヒ）にて、[[ボヘミア]]から移住して[[醸造所]]を営む家庭に生まれた。[[ギムナジウム]]で学んだ後、[[オランダ]]の[[ライデン]]で[[法学]]を学ぶ。その後、[[イギリス]]や[[フランス]]を旅し、[[ピエール・ガッサンディ]]、[[マラン・メルセンヌ]]、[[アタナシウス・キルヒャー]]らと交流を持った。

[[1673年]]、[[レンズ]]の直径15[[センチメートル]]で鏡筒に当たる部分の長さが45[[メートル]]にもなる空気[[望遠鏡]]（対物レンズと接眼レンズの距離が大きく離れた構造をしており、そのために鏡筒は設けられず、両方のレンズを1本の棒で固定する望遠鏡）を制作し、公開で天文[[観測]]を行った。この望遠鏡「ヘヴェリウスの空気望遠鏡」は彼の[[代名詞]]であり、また、空気望遠鏡と言えばヘヴェリウスの名が第一に挙げられる。あまりに巨大であったために風や震動の影響を受けやすく、観測は巧く行かなかったようであるが、[[1682年]]に到来した[[ハレー彗星]]の観測では成果を挙げている。

[[1679年]][[9月26日]]、ヘヴェリウスは[[火災]]によって自宅の天文観測装置および書物を失った。[[ろくぶんぎ座]]は、このとき失われた観測装置を偲んで設定したものである。その後まもなく復旧作業を行い、翌[[1680年]]12月の[[キルヒ彗星]]の観測には間に合ったがしかし、先の災禍に原因する精神的ショックから健康を損ない、[[1687年]]、誕生日である[[1月28日]]に満76歳で死去した（[[生没同日]]）。

[[1652年]]、[[1661年]]、[[1672年]]、[[1677年]]と、ヘヴェリウスは生涯に4つの[[彗星]]を発見している。このうち、1661年に発見した彗星 (C/1661 C1) はのちに 153P/[[池谷・張彗星]]と[[同定]]されている。[[1686年]]には観測結果をまとめた『コメトグラフィア（原題：Cometgraphia）』を出版している。

== 著作物 ==
{{節stub}}

== ヘヴェリウスの名にちなむ命名 ==
* [[クレーター]]「{{仮リンク|ヘヴェリウス (クレーター)|label=ヘヴェリウス|en|Hevelius (crater)}}」 ：[[月のクレーター]]。
* [[小惑星]]「{{仮リンク|ヘヴェリウス (小惑星)|label=ヘヴェリウス|en|5703 Hevelius}}」 ：[[1931年]]、[[カール・ラインムート]]が発見し、のちに命名。
* [[フェリー]]「ヤン・ヘヴェリウス」([[:en:MS Jan Heweliusz]]) ：ポーランドのフェリー。[[1977年]][[進水式|進水]]。
* [[水路]][[測量船]]「ヘヴェリウス」([[:en:ORP Heweliusz]]) ：[[ポーランド海軍]]の{{仮リンク|水路測量船|en|Survey vessel}}。[[1981年]]進水。

== ギャラリー ==
<gallery>
ファイル:Hevelius-Quadrant.jpg
ファイル:Hevelius and wife.jpg
ファイル:Telescope 140 foot Johann Hevelius.jpg|ヘヴェリウスの空気望遠鏡
ファイル:Jan Heweliusz Monument.jpg
ファイル:1923 gdansk 10mln.JPG
</gallery>
{{Commonscat|Johannes Hevelius}}
{{Wikisource1911Enc|Hevelius, Johann}}

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
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<!--※情報のあるべき節-->
<!--
== 参考文献 ==
※記述あるが望ましい節-->

{{星座/歴史}}

{{デフォルトソート:へうえりうす よはねす}}
[[Category:ポーランドの天文学者]]
[[Category:ドイツの天文学者]]
[[Category:彗星発見者]]
[[Category:17世紀の学者]]
[[Category:ポーランドの実業家]]
[[Category:グダニスク出身の人物]]
[[Category:1611年生]]
[[Category:1687年没]]
[[Category:天文学に関する記事]]
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