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[[画像:Yamazaki Shop.jpg|thumbnail|240px|[[大阪府]]内の店舗]] [[画像:Ii-shop_Komachi.jpg|thumbnail|240px|い〜ショップ古町店([[松山市]])]] [[画像:Y-Shop-Koyasan.jpg|thumb|240px|[[高野山]]内の店舗]] [[画像:Yshop_nishi.png|thumb|240px|[[長野県]]内の店舗([[大町市]]) 毎週水曜日定休 店内にうどん・そば店を併設]] '''ヤマザキショップ'''('''ヤマザキYショップ'''、または'''Yショップ'''とも呼ばれる)は、[[山崎製パン]]との契約による[[日本]]の[[小売|小売店]]業態の店舗の名称。 == 概要 == しばしば[[フランチャイズ]]方式の[[コンビニエンスストア]]と同様のものとして見られるが、主に個人経営の商店や雑貨店などが転換するための業態であり、山崎製パンという共通仕入れ先を持ついわゆる[[ボランタリーチェーン]]方式の小売店<ref>山崎製パン株式会社Yショップ事業部として日本ボランタリー・チェーン協会に加盟している。</ref>である。なお、山崎製パン本社ではコンビニ機能店として位置付けている。 店舗契約は一般的なコンビニエンスストアと異なり、比較的ゆるやかなものになっている。建物や商品陳列方式もコンビニエンスストア様態の店舗が多いが、オーナーの裁量による店舗の独自性が強く、店の形態や店舗面積、品揃えについてはバラエティが広い。営業時間には毎日14時間以上という条件はある<ref>医療機関や教育機関などの構内にある店舗は、その施設に応じてもっと短い営業時間の場合もある。</ref>ものの24時間営業をする必要はなく、営業時間もオーナーの権限であるため、立地条件や経営形態によっても異なる。一般的な店舗については概ね5 - 7時に開店し20 - 24時に閉店するという設定が多く、月2回まで店休日を設ける事ができ、一部には毎週定休日を設けている店舗もある。また、家族経営が基本であるため、コンビニエンスストアの店舗と違い身内や親族の不幸など都合に応じて臨時休業をする事もできる。 また、多くのコンビニエンスストアチェーンでは[[オーナー]]に専業となる事を要求し、元々が[[酒屋|酒類販売業]]でも無い限り副業を行うことは中々に難しいが、ヤマザキショップではその様な制限が無く、オーナーの兼業も自由である。この事から、ヤマザキショップの他にもビジネスや自営業として全く別の職業を持っていたり、逆に別業種の店舗や事務所の建物の一部が区分されてヤマザキショップとなっているものも見られる。 品揃えについては、山崎製パンの[[パン]]製品、サンデリカ等の系列デリカ工場が製造する弁当やサンドイッチなどの[[デリカテッセン|デリカ食品類]](「ヤマザキクールデリカ」のブランド名を持つ)、[[ヤマザキナビスコ]]・[[不二家]]・[[東ハト]]の菓子など全店舗に概ね共通している物もあるが、[[雑誌]]、[[新聞]]、[[タバコ]]、[[酒]]類なども扱い、事実上コンビニエンスストアと同等の品揃えをしている所も珍しくない。また、[[宅配便]]や[[クリーニング]]の取次、[[自動車学校]]の入校案内所、[[食堂]]を併設しているものや、独自に卸した[[生鮮食品]]等を販売している場合もある。さらには、手作りサンドイッチやファーストフードを提供する[[COOK33]]、焼きたてパンを提供する[[CEBS]]といったシステムを展開している(COOK33、CEBS共に別途契約。ヤマザキショップ業態でなくこれらを単独で運営する店舗も存在する)。 また、同系といえる[[デイリーヤマザキ]]の取扱全商品も同ネットワークを利用し仕入れることが可能である。またYショップオリジナル商品もあり、500mlの[[ペットボトル]]飲料のお茶・ジュース類が100円程度の安価な価格設定で販売されている。また、ヤマザキ独自のドリンク[[自動販売機]]を設置している店舗も少なくない。 その一方で、店頭の[[レジスター]]と本部のホストコンピュータを直結するシステムはなく、したがって[[POS]]や在庫管理のシステムは各店が独自に何らかの方法で構築する。このため[[公共料金]]の収納代行を行っている店舗は一部に留まる。また[[電子マネー]]・[[楽天Edy]]の取扱も一部の店舗のみである。なお、商品の発注に関しては、専用のEOS端末を使用する。 店舗運営に関して本部である山崎製パンは基本的に介入しない分、オーナーの権限と責任はより大きくなる。他のコンビニエンスストアチェーンよりも[[ロイヤリティー]]や機器リース料が低いこともあり、住宅地や[[農村]]部など人通りや人口の少ない地帯にも数多く存在する。また[[医療機関]]や[[教育機関]]の施設内に設置されている雑貨売店にもヤマザキショップとして運営されている所が多い<ref>例としては、[[広島県]][[東広島市]]にある[[独立行政法人国立病院機構東広島医療センター|東広島医療センター]](元国立療養所広島病院)の中の売店や、[[東京情報大学]]のキャンパス構内にあるコンビニが挙げられる。</ref>。 上記の通りコンビニエンスストアよりも緩やかな契約である事からコンビニエンスストアチェーンのフランチャイズ店舗などからの転換も多く、特に同じ山崎製パン系列である[[デイリーヤマザキ]]の「ヤマザキデイリーストアー」業態で店舗面積が比較的小さい店舗や郊外部にある店舗からの転換例が目立つ。また、地域にもよるが一部には商品配送などの都合でコンビニ本部が24時間営業しか事実上認めていないチェーンもあるため、深夜帯の極端な不採算や周辺の道路事情の変化などの経営問題に直面した土地建物を自己所有する他チェーンの店舗のオーナーが、24時間営業を辞め経営規模を縮小しての存続の可能性を模索してヤマザキショップへと転換する事も見られる。 他社コンビニ及びデイリーヤマザキともっとも大きく異なる点としては、仕入れにおいて本部的役割を果たす山崎製パンが各店のお客様サポートをほとんど受け付けていない点があげられる。デイリーヤマザキや他社コンビニにおいてはフランチャイズ契約店舗における苦情・問い合わせも本部にて電話・メール等での受付をしているが、ヤマザキショップはオーナーと契約しているだけの別会社店舗と位置づけているため、ヤマザキショップ及び山崎製パンの本部には加盟受付に関する電話受付窓口案内があるだけで、ヤマザキショップ店舗に関する苦情・問い合わせの総合窓口はなく、通常ならコンビニのホームページに必ずある各店情報の案内さえもないため、全国規模のコンビニチェーンでありながら消費者には他社コンビニやデイリーヤマザキよりも知名度と評価が低く見られることもある。 [[愛媛県]][[松山市]]にある[[伊予鉄道]]の交通[[ICカード]]である[[ICい〜カード]]が使用できる店舗は、「い〜ショップ」という名で運営されている(2007年8月現在、[[松山市駅|市駅]]店・[[古町駅|古町]]店の2箇所)。 == 脚注 == <div class="references-small"> <references/> </div> == 関連項目 == * [[山崎製パン]] * [[デイリーヤマザキ]] * [[ボランタリーチェーン]] * [[全日食チェーン]] == 外部リンク == * [http://www.yamazakipan.co.jp/shops/yshop/ ヤマザキショップ 公式ホームページ] {{DEFAULTSORT:やまさきしよつふ}} [[Category:日本のコンビニ]] [[Category:山崎製パン]]
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