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モリサワ
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{{基礎情報 会社| 社名 = 株式会社モリサワ| 英文社名 = Morisawa&Company Ltd.| ロゴ = | 種類 = [[株式会社]]| 市場情報 = | 略称 = | 国籍 = | 郵便番号 = 556-0012| 本社所在地 = [[大阪府]][[大阪市]][[浪速区]]敷津東二丁目6番25号| 設立 = [[1948年]][[12月]]| 業種 = ソフトウェア| 統一金融機関コード = | SWIFTコード = | 事業内容 = | 代表者 = [[森澤彰彦]]| 資本金 = 1億円| 売上高 = 110億円(2009年2月)| 総資産 = | 従業員数 = 253名| 決算期 = | 主要株主 = | 主要子会社 = モリサワ文研| 関係する人物 = [[森澤信夫]]| 外部リンク = http://www.morisawa.co.jp/ | 特記事項 = 創業は[[1924年]][[7月]]。[[1948年]][[12月]]に写真植字機製作株式会社を設立、[[1954年]]に株式会社モリサワ写真植字機製作所、[[1971年]]に現社名へ商号変更。| }} '''モリサワ'''は、[[写真植字機|手動写植機]]や[[電算写植|電算写植機]]のメーカーであり、近年では[[DTP]]用[[フォント]]や、[[組版]][[ソフトウェア]]、オンデマンド印刷機などを開発・販売しているメーカー。 [[印刷]]・[[出版]]業界における[[PostScriptフォント]]の第1位の市場シェアを誇る。 ==歴史== 創業者は[[森澤信夫]]。[[石井茂吉]]と共に「写真植字機研究所(のちの[[写研]])」を設立、エンジニアとして初期の写研機の開発を支えた。のちに森澤は同社を退社(意見の違いが原因と言われる)、[[1948年]]、独自に「写真植字機製作株式会社」として創業したのが、現在のモリサワ([[1971年]]に社名変更)である。本社は[[大阪市]][[浪速区]](創業時の本社は[[大阪市]][[西成区]])、[[最高経営責任者]](CEO)兼[[代表取締役]][[会長]]は[[森澤嘉昭]](創業者の次男)、[[最高執行責任者]](COO)兼代表取締役[[社長]]は[[森澤彰彦]]。 手動写植機の時代には「書体の写研・機械のモリサワ」と呼ばれ、市場において第2位の位置を占め、時代が電算写植に移ってもその地位を保った。写研よりも独自開発の[[書体]]の種類は少なかったが、[[ゴシックMB101]]のシリーズなどは、{{誰範囲|date=2012年9月|「お上品な写研にはできない野武士の風格」と評するデザイナーもいた}}。 電算写植では、完全に独自仕様に基づいたシステムを開発した写研に対し、モリサワは[[ライノタイプ (企業)|ライノタイプ]]と提携してその技術をベースとしたシステムを開発し、これが後の書体オープン化の布石となった。 [[1984年]]からは、3年に一度の「国際タイプフェイスコンテスト モリサワ賞」を開催するなど、日本の書体設計を牽引する存在である。一時期モリサワによるコンテストは休止していたが、[[2012年]]には「タイプデザインコンペティション 2012」が実施された。これらのコンテストで入賞した書体の一部は、後にモリサワからリリースされている。 [[Macintosh]]によるDTPの波がやってきたとき、[[写研]]は[[写研#書体と技術|方針]]により書体をオープンにせずに独自路線を歩んだが、ここでモリサワは[[アドビシステムズ|アドビ]]と提携し、Macintosh用フォントとして自社の書体を販売する道を選んだ。当初これは社内外から懐疑的な声も多く、またフォントのスタンダードの地位を巡っては様々な戦いがあったが、[[1990年代]]を通じて同社の書体は、DTPにおける[[デファクトスタンダード]]として盤石の基盤を築く。 2002年から[[OpenType]]フォントをリリースし、いわゆる次世代DTPへの布石を打っている。これにより、[[Microsoft Windows|Windows]]環境でも同社の人気ある書体が使用できるようになった。また、Windows上で同社の書体を使いたいという需要も多く、ViewフォントというWindows用ATMフォントも販売していた。これはプリンタのCIDフォントを指定する専用のスクリーンフォントであったが、意図的に輪郭線のサンプリング品質を落としたため、非PSプリンタで出力すると粗い密度の印字物しか得られなかった。また、MacintoshのPSフォントとの文字セットの違いや欧文数字のグリフの違いなど互換性が高いとは言えなかった。現在はそういった欠点などすべてがOpenTypeフォントで包括できることから、同社ではViewフォントの販売は終了、OpenTypeに移行している。 [[2010年]][[4月]]に[[タイプバンク]]を子会社化、[[2011年]][[10月]]には[[リョービ|リョービイマジクス]]よりフォント事業譲渡を受ける<ref>[http://www.morisawa.co.jp/corp/news/20110810_01.html モリサワ リョービ株式会社ならびにリョービイマジクス株式会社からのフォント事業譲渡を発表](2011年8月10日)</ref>など、同業他社のM&Aにも積極的になっている。 ==PSフォントの変遷== 和文(日本語)PostScript (PS)フォントは、当初[[OCFフォント|OCF]]形式のものが販売されていた。これは1バイトの欧文PSフォントを多数積み重ねた構造をしていたため、処理が重いなどの問題があり、のちに構造を簡素化するなどの対処でこれを改善したCID形式のフォントが販売された。しかし同社のCIDフォントは、OCFフォントとPSフォント名が同一だった。そのため新旧のフォントを混在させると様々な問題が生じた。同社としては、ユーザーがインストールしているOCFフォントをすべてCIDフォントに置き換えれば問題ないとして有料アップグレードを推奨していたが、既に安定した出力環境を構築していたユーザーは変更による不安定化(の危惧)と出費を懸念したことなどがあり{{要出典|date=2012年9月|}}、買い替えは進まなかった。また、[[Portable Document Format|PDF]]への文字埋め込みや、[[Adobe Illustrator|Illustrator]]などのツール上での文字のアウトライン情報の抽出も不可能という仕様であったため、[[デザイナー]]などから不評の声が上がっていた{{要出典|date=2012年9月|}}。(CIDフォントにアウトライン不可の制限をかけると、出力にもエラーが出やすいという説もある{{要出典|date=2012年9月|}}) :CIDフォントのアウトラインプロテクトは、技術的な問題ではなく純粋に政治的・商業的な目的であったという。OCFフォントに関しては、当時の技術ではアウトラインプロテクトとコピープロテクトが同一のプログラムで実現されていたため、片方を外すことが他方を解除することと同義であった。専用のソフトウェアも秘密裏に流通したが、CIDフォントへの移行に伴ってそれは姿を消した{{要出典|date=2012年9月|}}。 そういった問題点を解消するため、モリサワは仕様を一部改訂した「New-CIDフォント」をリリースした。これはフォント名の先頭に''A-CID''と付けることでOCFフォントと区別し共存できるようにしたほか、アウトライン抽出も可能とするなど改善が加えられている。そのため、同社のPostScriptフォントには「OCF」「CID(旧CID)」「New-CID」の3種類が存在する(ただし、illustratorのバージョンによっては各フォントを同時に使用していると区別がつかない場合もある)。また、それぞれの商品を販売する段階で、アウトラインデータのバグ補修/同一文字コードにおける字形の変形(字体変更のほか、エレメントの微調整も含む)を行っており、互換性が完全同一とは言い難い側面もある。 ==現在販売中の主なパッケージフォントおよびレンタル中のフォントライセンス== *MORISAWA Font Select Pack (1 / 3 / 5) / PLUS<ref>2010年1月5日発売。かな書体・欧文書体・数字書体・記号書体専用のパッケージフォント。</ref> *MORISAWA Font OpenType 基本7書体パック<ref>2010年1月5日発売。Windowsでは64bit版OS・「7」に、Mac OS X では「Snow Leoperd (v10.6)」にそれぞれ非対応かつ旧製品の新装版。新装版は Windows・Macintosh 両対応となる。Windowsでは64bit版OSおよび「7」に、Mac OS X ではアップデータ適用で「Lion (v10.7)」にそれぞれ完全対応する。なお、採用している文字セットは「[[CID (文字コード)|Adobe-Japan1-4]](Pro)」準拠</ref> *MORISAWA Font Pack for Vista<ref>この商品のみ TrueType フォントを採用している。なお、採用している文字セットはVista搭載の「[[メイリオ]]」準拠。7にインストールした場合は、7搭載の「メイリオ」準拠ではなく、Vista搭載の「メイリオ」準拠となる。</ref> *MORISAWA PASSPORT / MORISAWA PASSPORT ONE / MORISAWA PASSPORT 更新専用パック ===アカデミック版(学生用)=== *MORISAWA Font Student Pack 1 Year / 2 Years / 4 Years ===参考=== 上記に記載のあるものについては、[[2009年]][[10月19日]]<ref>「Windows 7」一般発売3日前。</ref>から[[12月9日]]にかけて順次、[[Microsoft Windows|Windows]]について、'''Adobe-Japan1-6規格・JIS2004対応'''のフォント('''Pr6N''')について、和文のみを扱うフォントベンダーとしては初の[[64ビット|64bit版OS]]への完全対応を果たした<ref>ただし、「メイリオ」準拠の「MORISAWA Font Pack for Vista」は商品の性格上 Windows NT6.x 系(Vista・7)のみの完全対応。</ref>。なお、今後新たに発売(改訂)される製品については発売当初からWindowsでは'''64bit版OS'''および「'''Windows 7'''」に、Mac OS X では「'''Lion (v10.7)'''」にそれぞれ対応済となる。 2009年までは多種多様なパッケージフォントがラインナップされていたが、いずれもNewCIDフォント以外はすでに終売・サポート終了済である。後継・代替製品として、「MORISAWA Font Select Pack ( 1 / 3 / 5 ) / PLUS」・「MORISAWA Font OpenType 基本7書体パック」があげられている。 ==代表的なフォント== *PostScript、OpenType製品 *:末尾のアルファベットはウェイト(文字の太さ)をあらわす。EL=ExtraLight, L=Light, R=Regular, M=Medium, DB=DemiBold, B=Bold, EB=ExtraBold, H=Heavy, EH=ExtraHeavy, U=Ultra で、順に太くなる。 *:また、教科書ICAやリュウミン、新ゴなどについては、このほかにも「学参フォント」と呼ばれるバージョンの製品がある。これは、[[仮名 (文字)|カナ]]などを[[文部科学省]]が定めた字形にしたもの。 **[[リュウミン]] L/R/M/B/EB/H/EH/U **[[中ゴシックBBB]] **[[太ミン]]A101 **[[太ゴB101]] **中丸ゴシックBDR1(写植用)-BBBの丸ゴシック版。テレビにおいては[[日本放送協会|NHK]]や一部民放局が報道[[スーパーインポーズ (映像編集)|テロップ]]で使用していた。 **[[新ゴ]] EL/L/R/M/DB/B/H/U - テレビにおいては[[テレビ朝日]]や[[TBSテレビ]]などが報道(及び生番組)[[スーパーインポーズ (映像編集)|テロップ]]で多く使用している。 **[[新丸ゴ]] L/R/M/DB/H/U **[[じゅん]]101/201/34/501 (数字は順にウェイトを表す) **[[見出ミン]]MA31 **[[見出ゴ]]MB31 **[[ゴシックMB101]] L/R/M/DB/B/H/U **B太ゴB101 **太丸ゴBD101(写植用)-B101の丸ゴシック版 **教科書ICA L/R/M **楷書MCBK1 **正楷書CB1 **新正楷書CBSK1 **欧体楷書 **フォーク R/M/B/H **勘亭流 **タカハンド L/M/DB/H **隷書101 **陸隷 **A1明朝 **光朝 **徐明(じょみん) **武蔵野 **明石 **那欽(なちん) **[[毎日新聞]][[明朝体|明朝]] **毎日新聞[[ゴシック体|ゴシック]]L *自社システム専用フォント(商品名:Lフォント)(上記以外のうちの一部) **アロー(写植用) **ツデイ **ハッピー **ソフトゴシック **ゼンゴシック ==代表的な写植、電算写植、組版編集機== (一部) *MC-1 *MC-2 *MD *MD-T (テレビテロップ用) *MC-6 *MC-58 *ROBO15XY *ROBO-STATION *MC-2001 *MC-100 *MC-P *ライノトロン *MK-110 *MK-300 *MK-300P *MK-500 *MK-700 *RISAWORD *[[MC-B2]] *MVP *MC-Smart ==CD-ROM== * 人間と文字 1999(廃盤) 人類が生んだ200を超える文字の歴史を地域や時代ごとに豊富な図版と映像で解説し、文字学の基礎を学ぶことができるインタラクティブコンテンツ。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} ==外部リンク== *[http://www.morisawa.co.jp/ モリサワ] *[http://www.cinra.net/column/2009/03/17/000000.php 『嘘じゃない、フォントの話』supported by モリサワ (CINRA.NET連載企画)] {{DEFAULTSORT:もりさわ}} [[Category:タイポグラフィ]] [[Category:書体]] [[Category:浪速区の企業]]
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