ミニカー (玩具)のソースを表示
←
ミニカー (玩具)
移動先:
案内
、
検索
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
要求した操作を行うことは許可されていません。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
[[File:Jouef playcr.jpg|thumb|right|350px|Jouef製のスロットカー]] '''ミニカー''' ([[和製英語]]) は、[[自動車]]をさまざまな素材、縮尺でモデル化した玩具・[[模型]]の総称である。 == 概要 == 安価なものは子供の[[玩具]]として用いられ、高価格帯のものは大人の鑑賞用としても用いられる。素材は[[ダイカスト|亜鉛合金]]製が最も多い。[[ポリスチレン|スチロール樹脂]]製のプラモデル、金属製キットなどの組み立て式の[[自動車模型]]や、[[ラジコン]]、[[スロットカー]]等自動走行機能を持ったものを広くミニカーに含める場合もある。 かつては模型店や玩具店で購入する事が一般的だったが、近年は専門店や[[家電量販店]]での発売も増えつつある。また、観賞用ケースに入った状態や分冊百科として書店などで販売されたり、[[コンビニエンスストア]]などで[[食玩|飲料のおまけ]]として販売される例も多く、流通経路も多様化しつつある。 通常は完成品形態で販売される事が一般的であるが、既製品に満足できない愛好者を対象としてキット形態で販売されるものもある。 一般的にはプラスチック製や亜鉛合金製が多いが、ウレタン樹脂やホワイトメタル、真鍮などを使った製品も存在する。また、近年は鉛の使用規制のためホワイトメタルに鉛の使用を制限する動きも見受けられる。 == 縮尺 (スケール) == 最も初期のミニカーは、[[鉄道模型]]のアクセサリーとして作られた。そのため、その大きさは鉄道模型の縮尺に準じており、現在一般的な1/43スケールは[[Oスケール]] (1/43.5) のアクセサリー用ミニカーが原点であった。観賞用に供される大型商品には1[[ヤード]]を2[[インチ]]に縮尺する1/18スケールや、1[[フィート]]を1インチに縮尺する1/12スケール、その半分の1/24といったスケールのものもある。近年は1ヤードを1/2インチとする[[1/72スケール]] や1フィートを3/8インチとする1/64スケールといった小型スケールモデルも各社から発売されている。またトミカのように、販売用の箱のサイズに合わせて個々の縮尺を決める「箱スケール」も存在する。 == 鑑賞品としてのミニカー == 子供向けの玩具としてのミニカー以外に、大人の目に堪えうる観賞用のミニカーもあり、世界中にコレクターが存在している。近年では、1/43スケールで1台が3000 - 5000円の観賞用のものが主流である。トミカのように子供向けの安価な製品に対してもコレクターは存在し、特に絶版になった古い製品は中古市場でプレミアが付く。 観賞用ミニカーは、一般的に飾りやすいよう台座に固定され、主に[[アクリル樹脂|アクリル]]製の透明カバーなどをかぶせて保護された状態で販売されることが多い。<!--日本国内では[[京商]] (KYOSHO) 、[[エムエムピー]] (EBBRO) 、[[メイクアップ (企業)|MAKE UP]] (EIDOLON) などが有名である。日本国外では[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のExoto、Gateway Global (AUTO art) 、フランクリンミント (Franklin Mint) 、[[ドイツ]]のPaul's Model Art ([[ミニチャンプス|Minichamps]]) 、シュコー (Schuco) 、[[イギリス]]のコーギー (Corgi) 、[[フランス]]のソリド (Solido) 、ノレブ (Norev) 、[[イタリア]]のブルム (Brumm) 、ブラーゴ (Burago) 、[[B.B.R]]、[[MR Collection]]などが有名である。--> == 主な製品 == === 日本 === * [[トミカ]] :1970年、[[トミー (企業)|トミー]]が発売した日本を代表する大量生産ミニカー。実車の大きさを問わず、統一サイズの箱・パッケージを基準にして製作されており、縮尺は各車種で異なる。 :現在販売されている車種は「トミカシリーズ」だけでも160車種。乗用車、輸送車両、[[建設機械]]、[[農業機械]]、[[緊急自動車|緊急車両]]、オートバイなど多岐にわたり、実在の企業のロゴが入った商用車も存在する。 :「トミカシリーズ」に加え、旧車やレーシングカーなどを題材にした高価格帯の「トミカリミテッド」などの関連商品も多数ある。 * [[ポピニカ]] :1972年6月に[[ポピー (玩具メーカー)|ポピー]]が発売したミニカーシリーズ。 :ポピニカではテレビアニメや特撮番組のキャラクター系のマシンを商品化した。2000年代に入ると[[バンダイ]]からポピニカ魂というブランドが登場した。 * ダイヤペット :1961年に大盛屋が発売した「ミクロペット/チェリカ・フェニックス」を前身とする。大盛屋がミニカーの製造販売を停止し、米澤玩具 (ヨネザワ) がその金型を引き継いだことによってダイヤペットがスタートする。第1号モデルは1965年発売の「プリンス・グロリアDX」。のちにヨネザワが[[セガ]]に買収され「セガ・ヨネザワ」ブランドで発売された。その後、[[アガツマ]]がブランドを引き継いで販売中。 * [[タミヤ]] :スケールモデルで世界に知られる静岡のメーカー。[[ラジコン]]や[[ミニ四駆]]など、モーターライズされたモデルでも有名である。1996 - 1997年に一時期1/43スケールのミニカーを手がけた。エンジンや塗装が細部まで表現された半完成品の1/12スケールの大きなミニカーや、1/64スケールのミニカーも手がけている。 * 成近屋 :100円ショップで売られていることが多い。世界の緊急車、乗用車、スポーツカー、作業車。 * [[京商]] :ラジコンではタミヤと並ぶ有名メーカーである。現在は自社生産のミニカーを積極的に展開しており、マカオのミニカーメーカーのIXO社に生産を委託する「j-collection」シリーズとともに日本車を主に展開している。日産自動車が公認するオフィシャルミニカーメーカーであり、新車と同時にミニカーも発売することもある。[[サークルKサンクス]]限定で発売しているミニカーで有名。かつて、[[ダイドードリンコ]]にも景品として付けられた。発売日に即日完売となるほどの人気のあるものもある。 * [[ポピー (玩具メーカー) |シンセイ]] (新正工業) :亜鉛合金製でドアが開閉するタイプ・作業車などがある。 :SHINSEI JET MACHINEシリーズ・SHINSEI JET MACHINE MINIシリーズ・SHINSEI MINI POWERシリーズがある。 * [[コナミ]] :「[[ときめきメモリアル]]」シリーズや「[[ツインビー]]」シリーズなどを発売しているゲームソフトメーカーである。食玩も展開しており、「国産名車名鑑」などのシリーズ物でミニカーを出している。 * [[エブロ]] : 精密な日本の自動車の模型を販売する。 * [[フジミ模型]] : * 小川 :オリジナルブランド「WIT'S」の名で実車により近い1/43モデルのレジン製ミニカーや1/12モデルのダイキャスト製バイクを製造販売している東京都の企業。また、[[東本昌平]]の漫画『[[キリン (漫画)|キリン]]』とコラボしてキリンの登場人物と彼らの愛車を発売したこともある。 === 中国 === * ixo (イクソ) :ソニックインターナショナルトイズのブランド。 * トゥルースケールミニチュアズ * AUTOart (オートアート) : ゲートウェイグローバルのブランド。現在、本社機能はアメリカに移転している。 * New-Ray Toys (ニューレイトイズ) : 香港のメーカー。 === アメリカ === * [[マッチボックス (ミニカー)|マッチボックス]] (Matchbox) :当初はイギリスのレズニー社のミニカーブランドであった。順次商品を入れ替える「1-75」シリーズで有名。後にアメリカの[[マテル]]社のミニカーブランドとなった。 * [[ホットウィール]] (ホットホィール・[[:en:Hot_Wheels|Hot Wheels]]) :マッチボックスと同じくマテル社のミニカーブランド。 :1968年に発売された人気シリーズで、子供のみならず大人のコレクターが世界中にいると言われている。基本的に実車を再現するマッチボックスに対して、ホットウィールは非現実的なデザインで「カッコイイ」イメージを売りにしている。最大の特徴は派手なデザインで、どの車種も実車にはありえない、大胆なデフォルメや奇抜なカラーリングが施されている。 * FASTLANE (ファストレーン) :[[トイザらス]]のブランドで自社の店舗で販売する。 * EXOTO (エグゾト) :精密なミニカーを販売する。 * Maisto (マイスト) :メイ・チョングループのブランド。自動車、飛行機、オートバイのミニカーやラジコンを展開している。 === ドイツ === * [[ヘルパ]] * [[Schuco]] (シュコー) * [[メルクリン]] * [[NZG]] * [[ミニチャンプス]] * [[CMC (模型メーカー)|CMC]] * SIKU (ジク) :ドイツでは老舗のメーカーで、車よりも農用トラクターや建設機械が多く、特に農用トラクターモデルにはクラシックモデルもある他、農用トラクターに付けるアタッチメントの種類が多いのも特徴である。ドイツのメーカーらしくドイツ車が多い。また、実際の車ではなく自社デザインのオリジナル車もある。 * WIKING (ヴィーキング) * Brekina (ブレキナ) * RIETZE (リーツェ) * BUSCH (ブッシュ) === イギリス === * コーギー :当初は1934年に創業したメットーイ社が1956年に発売したミニカーのブランドだった。メカノ社のディンキーに対抗して、ギミックを搭載した商品やキャラクター商品を含むミニカー製品を広く展開した。後に独立や買収を経て[[コーギー・クラシック]]として独立した。 * [[コーギー・クラシック]] :メットーイ社のミニカーブランドの「コーギー」を前身とする。1995年に[[マテル]]社から独立した。その後2008年に[[ホーンビィ]]傘下に入った。 * ディンキー :[[メカノ]]社が1934年に発売したミニカーのブランド。1940年代後半までは1/43スケールであったが、1950年代以降は1/48スケールが多くなった。その後幾多にわたる買収を経て1980年代末にマテル社に買収され、マッチボックス傘下に入った。マッチボックス傘下において「ディンキーコレクション」シリーズとして1/43スケールで大人向け商品を展開していた。 * [[:en:Spot-On Models|Spot-On]] (スポット・オン) :[[ラインズ・ブラザーズ]]社が1959年に発売したミニカーのブランド。1/42スケールであった。1964年にラインズブラザーズ社がメカノ社を買収したが、知名度からディンキーに負けていたため、スポットオンは1967年に終了させてディンキーを存続させた。 * ミニック :[[ラインズ・ブラザーズ]]社のトライアング傘下のミニカーブランドであった。1935年の発売当初は手押しのブリキ製であった。1950年代に入り[[フリクションドライブ]]の製品も登場した。[[HOスケール]][[スロットカー]]のミニック・モーターウェイ (Minic-Motor Way) はプラスチック製で1963年に登場し、1970年に終了したが、これ以外に玩具のミニカーも存在した。 === フランス === * マジョレット ([[:en:Majorette|Majorette]]) :日本では[[カバヤ食品|カバヤ]]が[[食玩]]ミニカーとして発売している。フランスのメーカーということもあり、[[フランス車]]などの欧州車が多いが、[[日本車]]や[[アメリカ車]]も存在する。 * [[Jouef]] :主に1/43スケールと1/18スケールで、亜鉛合金製のミニカーを生産していた。かつて1/40スケールのスロットカーを展開していた事があった (写真参照) 。 * プロバンス・ムラージュ :1/43スケールのウレタン樹脂製キットを生産していた。後に倒産し、プロバンス・ミニチュアズ・オートモビルになったが、また倒産してヘコ・ミニチュアズに買収された。 * ソリド (Solido) :ダイキャスト製ミニカーを製造している。 * ノレブ (Norev) === イタリア === * [[ポケール]] :1/8スケールのミニカーキットを製造販売していたが経営悪化により廃業。 * [[ブラーゴ]] :1/18スケールなど、複数のスケールで亜鉛合金製ミニカーを展開する。2007年にマイストを展開するメイ・チョングループの傘下に入る。 * [[B.B.R]] :精密な自動車模型を手がける。完成品は高値で取引される。 * [[MR Collection]] == 版権 == === 自動車メーカーによるライセンス === かつてはミニカーの発売に対し、キャラクター商品を除き、オリジナル自動車メーカーの許可の必要がなかったが、近年では企業の[[知的財産権]]意識向上などにより、基本的に実車メーカーに許可を得ないと商品化ができなくなっている。こうした版権許可の中には変わったものも存在しており、具体的な例として以下のものを挙げる。 * 1999年、[[フェラーリ]]はアメリカの[[マテル]]社とミニカーの製造・販売における独占契約を締結。これ以降、同社以外でフェラーリの模型の発売は一切不可能となった。そのため、一時はフジミやハセガワなどのプラモデルメーカーの製品は販売ができなくなり中古市場で高値で取引された。その後、組み立てモデルに関してはライセンスが下りるようになり、2000年代半ばには再び市場に流通する様になった。完成品モデルに関しては、現在の日本ではマテル社の正規輸入代理店である京商が製造・発売権を有しており、マテルと異なる価格帯で販売することを条件に契約が更新されている。京商製のフェラーリ模型はコンビニエンスストア限定流通品を除き、マテル製の物よりも高額な価格帯で販売されている。他には、[[アシェット・フィリパッキ・メディア|アシェット・コレクションズ・ジャパン]]がフェラーリの公式ライセンスを取得し、刊行している雑誌「フェラーリコレクション」にミニカーを付属させたりしている。2010年、マテルはフェラーリとの契約を継続した。<ref>[http://www.hotwheels-elite.com/news/484/mattel-and-ferrari-continue-their-drive-of-excellence-the-two-companies-announce-license-agreement-renewal.php Mattel and Ferrari Continue Their Drive of Excellence]</ref> このような版権契約はデッドコピー品の締め出しに有効である一方、安定した品質で製品化してきた大手メーカーの発売・製造が制限されることもある。 === タバコ広告の規制 === ミニカーは基本的に子供向け商品と見なされることから、レーシングカーがミニカーとして製品化される際にタバコ会社の広告が消される傾向がある。近年では世界的な嫌煙傾向によりから鑑賞用ミニカーにも波及しており、タバコロゴのついていた過去の車種が製品化される場合でも文字を変更することがある(例として[[キャメル (タバコ)|キャメル]]はスポンサーになっていた[[チーム・ロータス|ロータス]]に、[[マールボロ (たばこ)|マールボロ]]は[[バーコード]]に似た縦状のラインに置き換えられている)。また現在では、タバコを類推させるものとして、そのバーコードなども消される傾向がある。 == 関連項目 == * [[自動車模型]] * [[スロットカー]] * [[プラモデル]] * [[トミカ]] * [[スケールモデル]] * [[鉄道模型]] == 脚注 == <references /> [[Category:自動車模型|*みにかあ]] [[Category:たばこ広告|みにかあ]]
ミニカー (玩具)
に戻る。
案内メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
変種
表示
閲覧
ソースを表示
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
コミュニティ・ポータル
最近の出来事
新しいページ
最近の更新
おまかせ表示
sandbox
commonsupload
ヘルプ
ヘルプ
井戸端
notice
bugreportspage
sitesupport
ウィキペディアに関するお問い合わせ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
特別ページ
ページ情報