ミゲル・カブレラのソースを表示

{{Infobox baseball player
|選手名=ミゲル・カブレラ
|英語表記=Miguel Cabrera
|所属球団=デトロイト・タイガース
|背番号=24
|選手写真ファイル名=Miguel Cabrera (2011).jpg
|写真サイズ=300
|写真のコメント=2011年6月22日
|国籍={{VEN}}
|出身地=[[アラグア州]][[マラカイ]]
|生年月日={{生年月日と年齢|1983|4|18}}
|身長={{フィートとcm (身長用変換)|6|4}}
|体重={{ポンドとkg (体重用変換)|255}}
|利き腕=右
|打席=右
|守備位置=[[三塁手]]、[[一塁手]]、[[外野手]]
|プロ入り年度=1999年
|ドラフト順位=
|初出場=2003年6月20日
|年俸= $21,000,000（2012年）<ref>{{Cite web|url=http://sports.espn.go.com/mlb/teams/salaries?team=det|title=Detroit Tigers Salaries Player Salaries and Team Payroll - MLB Baseball|work=[[ESPN|ESPN.com]]|language=英語 |accessdate=2012年9月27日 }}</ref>
|経歴=<nowiki></nowiki>
* [[マイアミ・マーリンズ|フロリダ・マーリンズ]]（2003 - 2007）
* [[デトロイト・タイガース]]（2008 - ）
|代表チーム = {{Flagicon|VEN}} [[野球ベネズエラ代表|ベネズエラ]]
|WBC = [[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|2006年]]、[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック|2009年]]、[[2013 ワールド・ベースボール・クラシック|2013年]]
}}
'''ホセ・ミゲル・トーレス・カブレラ'''（'''Jose Miguel Torres Cabrera''', [[1983年]][[4月18日]] - ）は、[[ベネズエラ]]の[[アラグア州]][[マラカイ]]出身の[[プロ野球選手]]（[[内野手]]、[[外野手]]）。右投げ右打ち。[[メジャーリーグベースボール|MLB]]の[[デトロイト・タイガース]]に所属している。愛称は「ミギー<ref>({{lang|en|Miggy}}）</ref>」。

{{by|2003年}}のデビューから11年間で365本塁打しているメジャーを代表する打者の1人である。{{by|2012年}}には[[カール・ヤストレムスキー]]以来MLBでは45年間達成者が現れていなかった打撃[[三冠王]]を達成した。

== 経歴 ==
=== 誕生～マイナーリーグ ===
1983年4月18日、ベネズエラのアラグア州マラカイで誕生した。父は元野球選手、母は[[ソフトボール]]のベネズエラ代表、おじは元マイナーリーガーという[[野球]]一家だった<ref name="book2009">{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2009|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009|publisher=廣済堂出版|pages=181項|id=ISBN 978-4-331-51370-5}}</ref>。カブレラも野球をするようになり、10代半ばにはメジャーのスカウトに注目される存在となっていた。14歳時にはメジャー5球団がカブレラのスカウトを始めていたという<ref name="mlb2004aug">[[宮内敬司]]「ミゲール・カブレラ［マーリンズ・右翼手］／進化する無限大の才能」 『[[月刊メジャー・リーグ]]』2004年8月号、[[ベースボール・マガジン社]]、2004年、[[雑誌コード|雑誌]]08625-8、16-19頁。</ref>。

{{by|1999年}}に契約解禁年齢となったカブレラは、7月にベネズエラの選手としては当時の最高額の契約金180万ドルで[[マイアミ・マーリンズ|フロリダ・マーリンズ]]と契約<ref name="book2009"/><!--選手名鑑2009では190万ドルとなっているが、これ以外の出典は全て180万ドル-->。[[ニューヨーク・ヤンキース]]や[[ロサンゼルス・ドジャース]]はマーリンズを上回る200万ドルを提示したが、これを蹴ったのは、カブレラが[[1997年のワールドシリーズ]]を観戦した時に中南米系選手が活躍したマーリンズのファンになっていたことと、「マーリンズは中南米系若手選手の育成に優れている」とカブレラの父が判断したことが原因である<ref>[[澤田敏典]]「次代のメジャーリーグを背負う男 ミゲル・カブレラ［マーリンズ］」 『[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2005年10月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2005年、雑誌15509-10、20-23頁。</ref>。また本人によれば「野球で芽が出ないまま引退した際には大学進学を認め学費も球団が負担する」という条件を契約に盛り込んだのがマーリンズだけだったことや、ヤンキースやドジャースよりマーリンズの方が選手層が薄くメジャー昇格が近いことも大きかった<ref name="mlb2004aug"/>。

{{by|2000年}}、ルーキーリーグでプロとしてのキャリアをスタートさせた。この時の守備位置は[[遊撃手]]だったが、翌{{by|2001年}}にA級へ昇格すると[[三塁手]]もこなすようになる。更に2003年にAA級へ昇格すると[[外野手]]（[[左翼手]]）にも回るようになった。

=== フロリダ・マーリンズ（2003年 ～ 2007年） ===
[[File:MiguelCabrera.jpg|thumb|250px|マーリンズ時代（2007年）]]
{{by|2003年}}、AA級で打率.365を残し、6月20日にAAA級を経ない "飛び級" でメジャーに昇格。6月20日に、球団史上2番目の若さとなる20歳63日でメジャーデビューを果たした<ref name="bio2003"/>。この試合（[[タンパベイ・レイズ|デビルレイズ]]戦）に「8番・左翼」で先発し、延長11回に[[サヨナラゲーム|サヨナラ本塁打]]を放った。デビュー戦でサヨナラ本塁打を放ったのはMLB史上3人目である<ref name="bio2003">{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408234&y=2003|title=Miguel Cabrera 2003 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月24日 }}</ref>。その後は、左打者の[[トッド・ホランズワース]]と併用という形ながらメジャーに定着し、打率.268・12本塁打・62打点という成績を残した。本塁打と打点は新人選手としてリーグ2位、[[長打率]].468は同1位であった<ref name="bio2003"/>。

この年の[[ポストシーズン]]にも出場したカブレラは、[[マーク・プライアー]]（[[シカゴ・カブス|カブス]]）、[[ロジャー・クレメンス]]（ヤンキース）などMLB屈指の投手から次々と本塁打を放つなど活躍。チームは[[2003年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]でヤンキースを下し、[[1997年のワールドシリーズ|1997年]]以来2回目のワールドチャンピオンとなった。シーズン終了後に行われた[[ルーキー・オブ・ザ・イヤー (MLB)|新人王]]の投票ではカブレラは5位に入った。

{{by|2004年}}は左翼のレギュラーとして160試合に出場し、33本塁打・112打点を記録。シーズン100打点達成は史上5番目の若さだった<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408234&y=2004|title=Miguel Cabrera 2004 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月24日 }}</ref>。[[MLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]にも初選出された他、この年オフの[[日米野球]]にも参加している。

{{by|2005年}}には打率.323とリーグ3位の高打率を記録。本塁打は前年と同じ33本だったが[[二塁打]]が12本増加し、[[塁打]]数344は球団新記録となるなど、長打力が増した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408234&y=2005|title=Miguel Cabrera 2005 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月24日 }}</ref>。シーズン終了後には[[シルバースラッガー賞]]を初めて受賞し、[[最優秀選手 (MLB)|MVP]]の投票では5位に入った。

{{by|2006年}}、[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|ワールド・ベースボール・クラシック第1回大会]]に[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック・ベネズエラ代表|ベネズエラ代表]]として出場。レギュラーシーズンでは、前年までマーリンズの正三塁手だった[[マイク・ローウェル]]が放出されたことから、本職の三塁手に再転向された。以前から雑と指摘されていた守備が顕著となった。7月8日の[[ニューヨーク・メッツ|メッツ]]戦では怠慢な守備が引き金となり、[[スコット・オルセン]]との口論からつかみあいになりかけた<ref>{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2007|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007|publisher=廣済堂出版|pages=293頁|id=ISBN 978-4-331-51213-5}}</ref>。打撃では、打率や二塁打で球団記録を更新<ref name="bio2006">{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408234&y=2006|title=Miguel Cabrera 2006 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月24日 }}</ref>。特に打率では[[フレディ・サンチェス]]（[[ピッツバーグ・パイレーツ|パイレーツ]]）や[[アルバート・プホルス]]（[[セントルイス・カージナルス|カージナルス]]）と首位打者争いを演じたが、サンチェスの打率.344に約5厘及ばず、自身初の打撃タイトル獲得を逃した。シーズン終了後、球団との契約更改において[[参稼報酬調停#メジャーリーグベースボール|年俸調停]]を申請、カブレラ側の主張が認められ、2007年の年俸は前年の47万2,000ドルから約16倍の740万ドルになった。調停官の裁定額としては[[アルフォンソ・ソリアーノ]]（2006年・1000万ドル）、[[アンドリュー・ジョーンズ]]（2001年・820万ドル）に次ぐ史上3番目の高額である<ref>{{Cite web|url=http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=2769361|title=Cabrera's arbitration win is first for player this year |language=英語 |accessdate=2008年5月23日 }}</ref>。

{{by|2007年}}は、自己最多となる34本塁打・119打点を記録した。9月4日には、MLB史上3番目の若さとなる24歳139日で通算500打点を記録している<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408234&y=2007|title=Miguel Cabrera 2007 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月24日 }}</ref>。

=== デトロイト・タイガース（2008年 ～ ） ===
[[File:Miguel Cabrera on May 9, 2008.jpg|thumb|250px|タイガース時代のカブレラ（2008年）]]
マーリンズは2003年のワールドシリーズ優勝以降、主力選手を多く放出して年俸総額の削減を図っていた。2007年12月4日、主砲のカブレラとエースの[[ドントレル・ウィリス]]を若手6選手との[[トレード]]でタイガースへ放出した。

{{by|2008年}}3月22日に、タイガースと8年総額1億5230万ドルで契約を延長。契約総額では[[アレックス・ロドリゲス]]、[[デレク・ジーター]]、[[マニー・ラミレス]]に次ぐ高給選手となった。平均年俸ではロドリゲス、[[ヨハン・サンタナ]]、ラミレスに次ぐ4位である<ref>{{cite web |url=http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080325&content_id=2457042&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb |title=Tigers lock up Cabrera for eight years Contract is biggest awarded in Detroit team history |author=Jason Beck |publisher=mlb.com |date=2008年3月25日 |accessdate=2008年3月26日 }}</ref>。シーズン序盤は三塁手として出場を続けていたが、あまりにもエラーが多く、開幕1か月もたたないうちに一塁手の[[カルロス・ギーエン]]とコンバートされた<ref>{{Cite web|author=Associated Press|authorlink=AP通信|date=2008年4月23日|url=http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=3362720|title=Tigers move Cabrera to first base, Guillen to third|work=[[ESPN|ESPN.com]]|language=英語 |accessdate=2009年5月20日 }}</ref>。打撃では、4月から6月まで3か月連続で長打率が4割台だったが、7月に[[プレイヤー・オブ・ザ・マンス]]に選出されて以降、3ヶ月連続で6割台の長打率を記録<ref>{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/players/split.cgi?n1=cabremi01&year=2008&t=b|title=Miguel Cabrera 2008 Batting Splits|work=Baseball-Reference.com|language=英語 |accessdate=2009年5月20日 }}</ref>。4年ぶりに打率が.300を下回ったものの、自己最多となる37本塁打・127打点を記録。本塁打王争いのライバルであった[[アレックス・ロドリゲス]]や[[カルロス・クエンティン]]らが故障したこともあって、自身初の打撃タイトルである[[最多本塁打 (MLB)|本塁打王]]を獲得した。30本台でのアメリカンリーグ最多本塁打は、1989年の[[フレッド・マグリフ]]以来19年ぶり。

{{by|2009年}}は、自身3度目、自己最多タイとなる160試合に出場。打率.324を記録した他、3年連続30本塁打以上、6年連続100打点以上となる34本塁打・103打点という成績を残した。安打数198本も出場試合数と同じく、自己最多タイ、打点は100打点以上を記録した6度の中で自己最少だった。また、シーズンオフのMVP投票では、1位票を1票だけ獲得し、総合では4位になった。チームが優勝争いしていた10月、夫婦喧嘩が警察沙汰に発展。マスコミに顔の傷を「犬に引っかかれた」とごまかしたが、警察の発表によって全てが発覚した。<ref>[[村上雅則]]監修　友成那智編著　『メジャー・リーグ完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、135ページ。</ref>チームの士気を大きく下げて優勝を逃す原因となり、ファンの恨みの的となった。<ref>【 MLB Column from USA 】 
ア・リーグMVPのジョー・マウアーは、なぜ“満票”選出されなかったのか？
http://sports.goo.ne.jp/baseball/column/number-4392-1/</ref>

{{by|2010年}}は、2004年以降、レギュラーに定着後（規定打席に到達したシーズン）としては自己最少の150試合出場だったが、打撃面では自己最高の活躍を見せた1年となった。打率.328は、自身のキャリアで3番目に高い数字でありかつリーグ2位の数字・本塁打38本は、自身が本塁打王を獲得した2008年の37本を1本更新する自己記録であり、リーグ3位の数字であった。また、126打点を記録し、自身初の打点王を獲得した。更に、四球89と三振95はそれぞれ自己最高と自己最少の数字であり、また出塁率でもリーグ1位となり、OPSが1.000を超えたのも2010年が自身初となった。[[最優秀選手 (MLB)|MVP]]の投票では、[[ジョシュ・ハミルトン]]に次ぐ2位に入った。

{{by|2011年}}は、通算1500安打（あと100本）・300二塁打（あと2本）・250本塁打（あと3本）・1000打点（あと121打点）・2500塁打（あと35）など、様々な節目の記録が目前に迫った中でシーズンを迎えた。161試合に出場し、48本の二塁打（いずれもリーグ最多）、また2年連続となる最高出塁率（.448）を記録した。また自身初となる首位打者（.344）のタイトルも獲得し、チームの実に24年振りとなる地区優勝に貢献した。

{{by|2012年}}は[[プリンス・フィルダー]]の加入により、久々に三塁を守ることになった。フィルダーがカブレラの後を打つようになったことで、勝負を避けられることが減った。その結果、本塁打、打点が前年よりも大幅に増加し、9月に入った頃には三冠王が視界に入ってきた。最終的に本塁打では[[ジョシュ・ハミルトン]]、[[カーティス・グランダーソン]]、打率では[[マイク・トラウト]]、[[ジョー・マウアー]]らとの熾烈な争いを制し、チームでは{{by|1909年}}の[[タイ・カッブ]]以来103年ぶり、MLB史上では[[カール・ヤストレムスキー]]以来45年ぶりとなる打撃[[三冠 (野球)|三冠王]]を達成した。[[MVP]]を巡っては新人ながら走攻守でハイレベルな成績を残した[[マイク・トラウト]]との争いが注目を集めた。しかし、終わってみれば投票資格を持つ28人中22人から1位票を獲得し（残りの6人はトラウトに1位票）、大差でア・リーグMVPを獲得した。[[ベネズエラ]]出身の選手としては初のMVP受賞となった<ref>[http://espn.go.com/dallas/mlb/story/_/id/8637226/miguel-cabrera-detroit-tigers-beats-mike-trout-los-angeles-angels-american-league-mvp Miguel Cabrera of Detroit Tigers beats Mike Trout of Los Angeles Angels for American League MVP] ESPN</ref>。

{{by|2013年}}は、現役MLB選手で最高の打者という評価を不動のものとするシーズンとなる。このシーズンの[[デトロイト・タイガース|タイガース]]は地区優勝は当然という選手層を揃え、チームの目標は前年あと一歩及ばなかった[[ワールドシリーズ|WS]]制覇であった。このシーズンも前年同様の素晴らしい活躍を見せ、よもやMLB史上初の2年連続[[三冠 (野球)|三冠王]]という偉業を達成するのではないかというペースで本塁打と打点を量産し、尚且つハイアベレージを維持する。しかし、足の故障のため打撃が失速。代打などで出場を続けるも、このシーズンで本格的な覚醒を見せた[[ボルチモア・オリオールズ]]の[[クリス・デービス]]に本塁打と打点でまくられ、最終的に主要三冠の中でのタイトルは打率のみとなる。それでも打率.348(ア・リーグ1位)、44本塁打(ア・リーグ2位)、137打点(ア・リーグ2位)と故障を抱えながらも驚異的な数字を残し、チームを地区優勝へと導いて2年連続のアメリカン・リーグMVPを受賞した。

{{by|2014年}}3月28日にタイガースと総額2億4800万ドルの8年契約（2023年・2024年のオプション付き）に合意した<ref>{{cite web|url=http://detroit.tigers.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140328&content_id=70300396&vkey=pr_det&c_id=det|title=Tigers agree to terms with Miguel Cabrera on eight-year contract extension|work=MLB.com Tigers Press Release|author=|date=March 28, 2014|accessdate=March 29, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.cbssports.com/mlb/writer/jon-heyman/24504239/cabreras-deal-is-done-tigers-sign-off-on-292-million-commitment|title=Miguel Cabrera's deal done: Tigers sign off on $292M commitment|work=NBC Sports|author=Jon Heyman|date=March 28, 2014|accessdate=March 29, 2014}}</ref>。2016年シーズンからの契約で、2008年に結んだ8年契約の残り（2014年・2015年の4400万ドル）を合わせると、総額2億9200万ドルの10年契約となった。


== プレースタイル ==
=== 打撃 ===
広角に打ち分ける事ができ、さらには内角をうまくさばく技術はMLB内でもトップクラスである。
パワーヒッターでありながらヒットも量産できることで、安定した総合的な打撃成績を誇る。

=== 守備 ===
打撃では華麗な技術を見せるが、守備の方は上手いとは言えない。
メインは三塁手と一塁手であるがどちらもあまりうまくないためチーム状況によってどちらかにコンバートされる事もある。

== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{|{{年度別打撃成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2003}}
|rowspan="5" style="text-align:center;"|[[マイアミ・マーリンズ|FLA]]
|87||346||314||39||84||21||3||12||147||62||0||2||4||1||25||3||2||84||12||.268||.325||.468||.793
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2004}}
|160||685||603||101||177||31||1||33||309||112||5||2||0||8||68||5||6||148||20||.294||.366||.512||.878
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2005}}
|158||685||613||106||198||43||2||33||344||116||1||0||0||6||64||12||2||125||20||.323||.385||.561||.946
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2006}}
|158||676||576||112||195||50||2||26||327||114||9||6||0||4||86||27||10||108||18||.339||.430||.568||.998
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2007}}
|157||680||588||91||188||38||2||34||332||119||2||1||1||7||79||23||5||127||17||.320||.401||.565||.966
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2008}}
|rowspan="6" style="text-align:center;"|[[デトロイト・タイガース|DET]]
|160||684||616||85||180||36||2||'''37'''||'''331'''||127||1||0||0||9||56||6||3||126||16||.292||.349||.537||.886
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2009}}
|160||685||611||96||198||34||0||34||334||103||6||2||0||1||68||14||5||107||22||.324||.396||.547||.942
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2010}}
|150||648||548||111||180||45||1||38||341||'''126'''||3||3||0||8||89||'''32'''||3||95||17||.328||'''.420'''||.622||1.042
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2011}}
|'''161'''||688||572||111||197||'''48'''||0||30||335||105||2||1||0||5||108||22||3||89||24||'''.344'''||'''.448'''||.586||1.034
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2012}}
|161||697||622||109||205||40||0||'''44'''||'''377'''||'''139'''||4||1||0||6||66||17||3||98||'''28'''||'''.330'''||.393||'''.606'''||'''.999'''
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2013}}
|148||652||555||103||193||26||1||44||353||137||3||0||0||2||90||19||5||94||19||'''.348'''||'''.442'''||'''.636'''||'''1.078'''
|-
!colspan="2"|通算：11年
|1660||6472||6218||1064||1995||412||14||365||3530||1260||36||18||5||57||799||180||47||1201||213||.321||.399||.568||.967
|}
* 2013年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高

=== 獲得タイトル・表彰・記録 ===
* [[三冠王]] 1回：2012年（打率.330・44本塁打・139打点）
* [[首位打者 (MLB)|首位打者]] 3回：2011年（.344）、2012年（.330）、2013年（.348）
* [[最多本塁打 (MLB)|本塁打王]] 2回：2008年（37本）、2012年（44本）
* [[最多打点 (MLB)|打点王]] 2回：2010年（126打点）、2012年（139打点）
* [[最優秀選手 (MLB)|MVP]] 2回：2012年、2013年
* [[シルバースラッガー賞]] 5回：2005年（外野手部門）、2006年（三塁手部門）、2010年（一塁手部門）、2012年（三塁手部門）、2013年（三塁手部門）
* [[MLBオールスターゲーム]]選出 8回：[[2004年のMLBオールスターゲーム|2004年]] - [[2007年のMLBオールスターゲーム|2007年]]、[[2010年のMLBオールスターゲーム|2010年]]、[[2012年のMLBオールスターゲーム|2012年]] - [[2014年のMLBオールスターゲーム|2014年]]
* [[ハンク・アーロン賞]] 2回：2012年、2013年
* [[プレイヤーズ・チョイス・アワーズ]]
** 年間最優秀選手 2回：2012年、2013年
** 優秀選手 2回：2012年、2013年
* [[ルーキー・オブ・ザ・マンス]] 2回：2003年7月、9月
* [[プレイヤー・オブ・ザ・マンス]] 4回：2008年7月、2012年8月、2013年5月・8月

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Miguel Cabrera (baseball)}}
{{MLBstats |mlb=408234 |espn=5544 |br=c/cabremi01 |fangraphs=1744 |cube=C/Miguel-Cabrera}}

{{デトロイト・タイガース}}
{{Navboxes|title=獲得タイトル・記録
|list1=
</span>
{{アメリカンリーグMVP}}
{{アメリカンリーグ首位打者}}
{{アメリカンリーグ本塁打王}}
{{アメリカンリーグ打点王}}
{{アメリカンリーグ ハンク・アーロン賞}}
{{アメリカンリーグ シルバースラッガー賞 (一塁手)}}
{{アメリカンリーグ シルバースラッガー賞 (三塁手)}}
{{ナショナルリーグ シルバースラッガー賞 (三塁手)}}
{{ナショナルリーグ シルバースラッガー賞 (外野手)}}
}}
{{2003 フロリダ・マーリンズ}}
{{Navboxes|title=WBCベネズエラ代表
|titlestyle = background:#990000;color:yellow
|list1=
</span>
{{2006 ワールド・ベースボール・クラシックベネズエラ代表}}
{{2009 ワールド・ベースボール・クラシックベネズエラ代表}}
{{2013 ワールド・ベースボール・クラシックベネズエラ代表}}
}}

{{DEFAULTSORT:かふれら みける}}
[[Category:1983年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:ベネズエラの野球選手]]
[[Category:マイアミ・マーリンズ及びフロリダ・マーリンズの選手]]
[[Category:デトロイト・タイガースの選手]]
[[Category:MLBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:アメリカンリーグ首位打者]]
[[Category:本塁打王 (MLB)]]
[[Category:打点王 (MLB)]]
[[Category:最優秀選手 (MLB)]]
[[Category:マラカイ出身の人物]]