マレーシア航空のソースを表示

{{航空会社情報ボックス
| 航空会社 = '''マレーシア航空'''<br />{{lang|ms|Penerbangan Malaysia}}<br />Malaysia Airlines
| ロゴ =
| ロゴサイズ =
| 保有機材数 = 98機(56機発注中+30機オプション)
| 目的地 = 84都市
| IATA = MH
| ICAO= MAS
| コールサイン = Malaysian
| 親会社 = Penerbangan Malaysia Berhad<br />(Government Holding Company)
| 設立日 = [[1947年]] (Malayan Airways として)
| 本拠地 = {{MAS}}[[セランゴール州]]<br />[[スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港]]
| 代表者 = Azmil Zahruddin (Managing Director & [[最高経営責任者|CEO]])
| ハブ空港 = [[クアラルンプール国際空港]]
| 焦点都市 = [[コタキナバル国際空港]]
| マイレージサービス = Enrich
| ラウンジ = Golden Lounge
| 航空連合 = [[ワンワールド]]<ref name="ow110606">[http://ja.oneworld.com/enja/ow/news/details?objectID=25793 Malaysia Airlines to join oneworld alliance]</ref>
| ウェブ = http://www.malaysiaairlines.com/
}}
'''マレーシア航空'''（マレーシアこうくう、{{lang-en|'''Malaysia Airlines/Malaysian Airline System Berhad'''}}、略称：{{lang|en|'''MAS'''}}、{{lang-ms|'''Penerbangan Malaysia'''}} {{myx|3786}}）は、[[マレーシア]]の[[フラッグ・キャリア]]。

英[[スカイトラックス]]社による航空会社の格付けで、実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ（The World's 5-Star Airlines）」の認定を得ている。

== 沿革 ==
* [[1947年]] 前身のマラヤ航空(Malayan Airways Limited)が設立。
* [[1957年]] [[マラヤ連邦]]が[[イギリス]]から独立。
* [[1963年]] マラヤ連邦、[[シンガポール]]および[[ボルネオ島]]の[[サバ州]]・[[サラワク州]]が統合し、[[マレーシア]]を結成。マレーシア航空(Malaysian Airways Limited)に改称。
* [[1965年]] [[シンガポール]]、[[マレーシア]]から離脱し、独立。
* [[1965年]] マレーシア航空は[[マレーシア]]・[[シンガポール]]両国政府の共同保有に。
* [[1967年]] マレーシア・シンガポール航空(Malaysia-Singapore Airlines Limited)と改称。
[[File:MSA Comet Groves.jpg|thumb|220px|マレーシア・シンガポール航空のコメットMk.IV]]
* [[1971年]]4月 マレーシア・シンガポール航空の両国共有が解消、[[マレーシア]]側はマレーシア航空(Malaysian Airline Limited)を設立。シンガポール側は[[シンガポール航空]]となる。
* [[1971年]]11月 マレーシア航空システム(Malaysian Airline System Berhad)と改称。
* [[1987年]] 運航上の名称をマレーシア航空(Malaysia Airlines)に変更。
* [[2002年]] 政府全額出資のマレーシア航空会社(Penerbangan Malaysia Berhad)が設立され、機材保有および国内線事業は同社に移管。マレーシア航空システムは同社の子会社として国際線事業を所管する体制に移行(但し国内線の運航も受託)。
* [[2006年]] 原油高により経営悪化。国内線96路線を[[エアアジア]]に委譲。
* [[2007年]] ペナン島を拠点とする地域航空会社 '''[[ファイアフライ (航空会社)|ファイアフライ]]''' を設立。[[ボルネオ島]]の[[サバ州]]、[[サラワク州]]内のコミューター路線を運航する '''[[MASwings]]'''<ref>[http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=31049&cid=2 マレーシア航空子会社、サラワク・サバ州拠点に10月1日から運航へ]</ref> を設立。
* [[2011年]][[6月]] [[ワンワールド]]から加盟指名を受け、[[2012年]]末より加盟航空会社として運行開始を発表<ref name="ow110606" />。
* [[2012年]][[5月2日]]  マレーシアに本拠を置く[[格安航空会社]]（LCC）大手[[エアアジア]]と、経営再建中の国営マレーシア航空は、昨年8月に実施した資本提携を解消すると正式発表した。競合関係にある「格安」による「国営」支援という異例の連携策だったが、マレーシア航空の労働組合の反発が予想以上に強く、頓挫した。上場企業同士の資本提携を政府が強引に解消するのは極めて異例。エアアジアの[[トニー・フェルナンデス (実業家)|トニー・フェルナンデス]]最高経営責任者もマレーシア航空取締役を辞任した。<ref>[http://www.nikkei.com/search/article/g=96958A9C9381959FE2E0E2E79E8DE2E0E2E7E0E2E3E09494E3E2E2E2;DETAIL_STYLE=0;ORD_KIND=kdt_DN;h=1;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8A5A488BFB6BE95BEE4B491B4E0FDA6B38A82B3A0E18A97959ABAB9A4AB809C90A290BA9E9BA887A3EAE4E180E1A6AAA284BE83BE8BB9EAE0A6BEA2AAB991E3F9BEB4A7ABEBE7A89C85B7EBAABC9B83B9828195B8E1B683949B9686E083BEA78BA2B184E6BF84A5F9A5F9B7E295B597B6A2B6E19DFD8BBCB5B094E594B5E1E599FDB8B5AAA5F988959A85A3B5AAA28AA3E1BEB5B8919FE6888B828783A3BC9DA2A68382E583BF9DA3A088ABA8BB94E1EB84A2989698B19385B3E297EA8BE49E94BDA4E6BBBBA382E39CE3809BBCF9B3BAE5EAEBE680E58BA3B5B4E6BF9AE386A4849FE39EE795A2849CA29AEAEAF987FDB693A2B19999E3A8F9E5A5F983E3A3E691F9B6BEA49FE6E2B3868B998281A6A385A79BA1A68BA89F839DABB0ABE6F9E6A0BF8B919BA6B39A83B699A0EAB0B490E3A3E0EA94B488E5A3B59C85B4B79E81E1E78B979FAB829DE6AB96978BFDA5E49484BFB8A5919A9886FDB7A4ABB59697EF;bj=2007~2F05~2F03;di=ATCSF11;searchKeyword=~E3~83~9E~E3~83~AC~E3~83~BC~E3~82~B7~E3~82~A2~E8~88~AA~E7~A9~BA;dj=155993050cf208900473e25de0c47458dc445;bi=2012~2F05~2F03l 資本提携解消を正式発表　マレーシア航空とエアアジア] -  日本経済新聞 電子版 2012年5月2日閲覧</ref>
* [[2013年]][[2月1日]] : [[航空連合]]「[[ワンワールド]]」に正式加盟。この式典には、「menber of Oneworld」塗装をまとったA330-300のお披露目（9M-MTE）も行なわれた。

* [[2014年]][[3月8日]] [[マレーシア航空370便]]が消息を絶つ。2014年7月現在、機体は発見されていない。
* 2014年7月17日 [[マレーシア航空17便]]が紛争中の[[ウクライナ]]上空で撃墜される。

== サービス ==
[[File:B734-crew.jpg|thumb|220px|right|マレーシア航空の客室乗務員]]
[[1992年]]から[[1995年]]まで連続4年間ベスト・[[ファーストクラス]]賞、[[2000年]]から[[2004年]]まで連続5年間ベスト・キャビンスタッフ賞、[[2005年]]から[[2010年]]は世界で6社([[2005年]]は4社、[[2006年]]から)しかない「5つ星航空会社」（[[イギリス]]・スカイトラック社/旧インフライトサービス社）に選出されるように、国際的な評価は非常に高い。

機内食はすべて[[ハラール]]・ミール（[[イスラム教]]食）であり、[[豚肉]]は一切使わない。[[アルコール]]は無料で提供される。ファーストクラス、[[ビジネスクラス]]で提供される[[サテ]]（串焼きの牛肉、鶏肉に[[ピーナツ]]ソースを添えたもの）は人気がある。また一部機材では[[ムスリム]]のための「祈りの間」が備え付けられ、またシート[[テレビ]]から[[メッカ]]の位置を確認する事が出来るなど、[[イスラム教]]を[[国教]]とする[[マレーシア]]ならではのサービスもある。

2009年3月18日より機内で一部通信業者（日本の業者では[[ソフトバンクモバイル]]）の携帯電話が利用できる。なお、利用できるサービスは通話と[[ショートメッセージサービス|SMS]]のみである。

座席構成は、A380とB747-400が[[ファーストクラス]]、[[ビジネスクラス]]、[[エコノミークラス]]の3クラス制、その他の機材はビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制。A380のファーストクラスとビジネスクラスは、フルフラットベッドシートを搭載している。また、A380、B747-400、B777-200、A330-300の全座席には最新の機内エンターテイメントシステムを搭載している。

==塗装==
垂直尾翼にも描かれている同社のシンボルマークは、マレーシアの伝統的な三日月型の凧「ワウブラン（ワウ＝凧、ブラン＝月）」を図案化したものである。これは後に新塗装で導入したB737-800、A330-300、A380にも反映されている。

== 就航都市 ==
* 表記なし : 自社機材乗り入れ路線
* ＊ : ワンワールドパートナー加盟（または加盟予定）路線
{|class="collapsible wikitable collapsed" style="width: 90%; border: #999 solid 1px; text-align: lcenter; margin-bottom: 0; margin: 1em auto 1em auto"
! colspan="5" style="background: #8B8589;"|'''マレーシア航空　就航都市''' （2013年 7月現在）　
|- style="font-weight:bold; background-color:#D3D3D3"
|'''国'''
|'''都市'''
|'''空港'''
|'''備考'''
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[東南アジア]]
|-
|rowspan="6"|{{MAS}}
|[[クアラルンプール]]
|[[クアラルンプール国際空港]]
|'''メインハブ空港'''
|-
|[[クチン]]
|[[クチン国際空港]]
|rowspan="2"|準ハブ空港
|-
|[[コタキナバル]]
|[[コタキナバル国際空港]]
|-
|[[ペナン州]]
|[[ペナン国際空港]]
|
|-
|[[ランカウイ島]]
|[[ランカウイ国際空港]]
|
|-
|[[ジョホールバル]]
|[[スナイ国際空港]]
|
|-
|rowspan="4"|{{INA}}
|[[ジャカルタ]]
|[[スカルノ・ハッタ国際空港]]
|
|-
|[[バリ島|デンパサール]]
|[[ングラ・ライ国際空港]]
|
|-
|[[ジョグジャカルタ特別州]]
|[[アジスチプト国際空港]]
|
|-
|[[スマトラ島]]
|[[ポロニア国際空港]]
|
|-
|rowspan="2"|{{PHI}}
|[[マニラ]]
|[[ニノイ・アキノ国際空港]]
|
|-
|[[セブ島]]
|[[マクタン・セブ国際空港]]
|
|-
|{{SIN}}
|[[シンガポール]]
|[[シンガポール・チャンギ国際空港]]
|
|-
|rowspan="3"|{{THA}}
|[[バンコク]]
|[[スワンナプーム国際空港]]
|
|-
|[[プーケット県]]
|[[プーケット国際空港]]
|
|-
|[[ムアンクラビー郡]]
|[[クラビー空港]]
|
|-
|rowspan="2"|{{VIE}}
|[[ハノイ]]
|[[ノイバイ国際空港]]
|
|-
|[[ホーチミン市|ホーチミンシティ]]
|[[タンソンニャット国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[東アジア]]
|-
|rowspan="2"|{{JPN}}
|[[東京都区部|東京]]
|[[成田国際空港]]
|
|-
|[[大阪市|大阪]]
|[[関西国際空港]]
|
|-
|{{KOR}}
|[[ソウル特別市|ソウル]]
|[[仁川国際空港]]
|
|-
|rowspan="2"|{{ROC}}
|[[台北市|台北]]
|[[台湾桃園国際空港]]
|
|-
|[[高雄市|高雄]]
|[[高雄国際空港]]
|
|-
|{{HKG}}
|[[香港]]
|[[香港国際空港]]
|
|-
|rowspan="5"|{{CHN}}
|[[北京市|北京]]
|[[北京首都国際空港]]
|
|-
|[[上海市|上海]]
|[[上海浦東国際空港]]
|
|-
|[[広州市|広州]]
|[[広州白雲国際空港]]
|
|-
|[[昆明市|昆明]]
|[[昆明長水国際空港]]
|
|-
|[[廈門市|廈門]]
|[[廈門高崎国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[南アジア]]
|-
|{{BAN}}
|[[ダッカ]]
|[[シャージャラル国際空港]]
|
|-
|rowspan="6"|{{IND}}
|[[デリー]]
|[[インディラ・ガンディー国際空港]]
|
|-
|[[バンガロール]]
|[[ベンガルール国際空港]]
|
|-
|[[チェンナイ]]
|[[チェンナイ国際空港]]
|
|-
|[[ハイデラバード]]
|[[ラジーヴ・ガンディー国際空港]]
|
|-
|[[ムンバイ]]
|[[チャットラパティー・シヴァージー国際空港]]
|
|-
|[[コーチ (インド)|コーチ]]
|[[コーチン国際空港]]
|<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26046 マレーシア航空、クアラルンプール/コーチ線に就航] FlyTeam　2013年9月4日付</ref>
|-
|{{MDV}}
|[[マレ]]
|[[マレ国際空港]]
|
|-
|{{SRI}}
|[[コロンボ]]
|[[バンダラナイケ国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[西アジア]]
|-
|{{KUW}}
|[[クウェート]]
|[[クウェート国際空港]]
|
|-
|{{LEB}}
|[[ベイルート]]
|[[ラフィク・ハリリ国際空港]]
|
|-
|{{SAU}}
|[[ジッダ|ジェッダ]]
|[[キング・アブドゥルアズィーズ国際空港]]
|
|-
|{{UAE}}
|[[ドバイ]]
|[[ドバイ国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[ヨーロッパ]]
|-
|{{FRA}}
|[[パリ]]
|[[シャルル・ド・ゴール国際空港]]
|
|-
|{{GER}}
|[[フランクフルト・アム・マイン|フランクフルト]]
|[[フランクフルト国際空港]]
|
|-
|{{NED}}
|[[アムステルダム]]
|[[スキポール空港]]
|
|-
|{{GBR}}
|[[ロンドン]]
|[[ロンドン・ヒースロー空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[北アメリカ]]
|-
|rowspan="3"|{{USA}}
|[[ニューヨーク]]
|[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]
| （＊）
|-
|[[ロサンゼルス]]
|[[ロサンゼルス国際空港]]
| （＊）
|-
|[[サンフランシスコ]]
|[[サンフランシスコ国際空港]]
| （＊）
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[オセアニア]]
|-
|rowspan="7"|{{AUS}}
|[[シドニー]]
|[[シドニー国際空港]]
|
|-
|[[アデレード]]
|[[アデレード空港]]
|
|-
|[[ブリスベン]]
|[[ブリスベン空港]]
|
|-
|[[ケアンズ]]
|[[ケアンズ国際空港]]
|
|-
|[[メルボルン]]
|[[メルボルン空港 (オーストラリア)|メルボルン空港]]
|
|-
|[[パース (西オーストラリア州)|パース]]
|[[パース空港]]
|
|-
|[[ダーウィン (ノーザンテリトリー)|ダーウィン]]
|[[ダーウィン国際空港]]
|2013年11月1日から就航開始予定<ref>[http://flyteam.jp/news/article/22539 マレーシア航空、11月からクアラルンプール/ダーウィン線に就航]</ref>
|-
|{{NZL}}
|[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]]
|[[オークランド国際空港 (ニュージーランド)|オークランド国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | 休・廃止路線
|-
|{{ARG}}
|[[ブエノスアイレス]]
|[[エセイサ国際空港]]
|ケープタウン経由便
|-
|{{INA}}
|[[スラバヤ]]
|[[ジュアンダ国際空港]]
|
|-
|{{ITA}}
|[[ローマ]]
|[[フィウミチーノ空港]]
|
|-
|rowspan="3"|{{JPN}}
|東京
|[[東京国際空港|東京国際空港（羽田空港）]]
|
|-
|[[名古屋市|名古屋]]
|[[中部国際空港]]
|
|-
|[[福岡市|福岡]]
|[[福岡空港]]
|
|-
|{{PAK}}
|[[カラチ]]
|[[ジンナー国際空港]]
|
|-
|rowspan="2"|{{RSA}}
|[[ヨハネスブルグ|ヨハネスブルク]]
|[[O・R・タンボ国際空港]]
|
|-
|[[ケープタウン]]
|[[ケープタウン国際空港]]
|
|-
|{{SAU}}
|[[ダンマーム]]
|[[キング・ファハド国際空港]]
|ドバイ経由便
|-
|{{USA}}
|[[ニューアーク (ニュージャージー州)|ニューアーク]]
|[[ニューアーク・リバティー国際空港]]
|ストックホルム経由便
|-
|}
{| align=right
[[ファイル:Malaysia.airlines.b747-400.9m-mph.arp.jpg|thumb|[[ボーイング747|ボーイング 747-400]] 型機(9M-MPH)]]
[[ファイル:Malaysia Airlines Boeing777-200ER 9M-MRG RJAA.JPG|thumb|ボーイング777-200ER型機(9M-MRG)]]
[[ファイル:KLIA jets7.jpg|thumb|ボーイング 777-200型機(9M-MRD)Freedom of Space]]
[[File:Malaysia B737-800.JPG|thumb|[[ボーイング737|ボーイング737-800]]型機（9M-MLU）]]
|}
以前は国際線の特別な路線は経由便として世界最長路線となる[[ケープタウン]]経由[[ブエノスアイレス]]線を運航していたが、2012年2月1日をもって運休となった(直行便最長は[[シンガポール航空]]の[[シンガポール・チャンギ国際空港|シンガポール]]-[[ニューアーク・リバティー国際空港|ニューアーク]]線)。以前はアフリカや南米などにも路線を保有していたが、経営方針の見直しによりアジア路線重視の方向に転換している<ref>[http://flyteam.jp/airline/malaysia-airlines/news/article/6504 マレーシア航空、ブエノスアイレス線など運休8路線を発表] flyteam</ref>。アジアや欧米など国内外の約70都市に就航するなど、東南アジアで最大規模の路線網を持つ<ref>３月に行方不明、今度は撃墜…マレーシア航空、再建計画中の惨事　産経新聞 2014年7月19日</ref>。

国内線では[[コタキナバル国際空港|コタキナバル]]（[[サバ州]]）、[[ペナン国際空港|ペナン島]]（[[ペナン州]]）、[[クチン国際空港|クチン]]（[[サラワク州]]）、[[スナイ国際空港|ジョホールバル]]（[[ジョホール州]]）への路線を中心に、主要都市を網羅している。
<!--
=== 日本発着路線 ===
2013年10月現在、日本路線は以下の4路線に就航している。
* クアラルンプール - 成田国際空港 - [[ロサンゼルス国際空港|ロサンゼルス]]（MH92/MH93）（路線再編に伴い、成田 - ロサンゼルス間を2014年4月30日をもって運休<ref>[http://www.malaysiaairlines.com/hq/en/corporate-info/press-room/2014/malaysia-airlines-route-rationalisation-suspension-of-kl-los-angeles-route.html Malaysia Airlines Route Rationalisation Suspension of KL - Los Angeles Route] 27 January 2014</ref><ref>[http://www.mas-japan.co.jp/lax_sus.html ロサンゼルス線運休のご案内] 2014/1/28 マレーシア航空会社</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/30838 マレーシア航空、成田/ロサンゼルス線を運休へ] Flyteam　2014年1月28日付</ref><ref>[http://www.traicy.com/archives/8233704.html マレーシア航空、東京/成田〜ロサンゼルス線を運休!　4月30日より] Traicy　2014年1月28日付</ref>）
* クアラルンプール - 成田国際空港（MH88/MH89）
* [[コタキナバル国際空港|コタキナバル]] - 成田国際空港（MH80/MH81） <ref>[http://flyteam.jp/news/article/24808 マレーシア航空、10月末から成田/コタキナバル線を再開 関空線は運休] FlyTeam　2013年8月2日付</ref><ref>[http://www.mas-japan.co.jp/nrtbki_nw13.html 成田 - コタキナバル路線運航再開のご案内] マレーシア航空</ref>
* クアラルンプール - 関西国際空港（MH52/MH53）

クアラルンプール - 東京/成田線・大阪/関西線は、[[日本航空]]とのコードシェアを行っている。また日本発着の全路線に、必ず日本人客室乗務員が1名以上乗務している。

2011年11月中旬より[[コタキナバル国際空港|コタキナバル]] - [[東京国際空港|東京/羽田]]線の往復直行便も就航していたが、同社の運航路線見直しに伴い2012年2月1日で運休<ref>[http://www.mas-japan.co.jp/bki_sus.html コタキナバル直行便運休のお知らせ] マレーシア航空 12月26日</ref>。また、コタキナバル - 大阪/関西線は2012年1月6日から12月20日まで運休していた<ref>[http://www.mas-japan.co.jp/KIXBKI.html 大阪 - コタキナバル路線運航再開のご案内] 2012/10/10</ref>。

現在のクアラルンプール - 成田線は2便あるが、1便（MH88/89）は純粋なクアラルンプール - 成田間の往復でB777-200ER使用の毎日運航、もう1便（MH92/93）は成田経由ロサンゼルス線でB777-200ER使用かつ週4便の運航と、それぞれ異なった側面を持っている。これは[[シンガポール航空]]の[[シンガポール・チャンギ国際空港|シンガポール]] - 成田線とほぼ同様である。

このうちクアラルンプール - 成田 - ロサンゼルス線は、かつて[[台湾桃園国際空港|台北]]経由かつ週3便運航していたものを2012年3月25日に経由地を変更したもの<ref>[http://malaysiaairlines.listedcompany.com/news.html/id/283642 Malaysia Airlines Increases Frequencies To Its Regional And Long Haul Network From 25 March 2012] Jan 08, 2012</ref>。それより少し前にあたる[[1月11日]]は、週4便運航だったMH70/71（クアラルンプール - 成田線）のMH71便を成田発夜間時間帯へ移動し、クアラルンプールへ早朝に到着するスケジュールと変わっていた。余談だが、マレーシアにアメリカ系航空会社が乗入れていないことから、同国発着の北米路線が唯一この路線でもある。そして、ワンワールドに加盟することによって自社機の乗入れを削減する代わりにアライアンスパートナー路線を維持することでのコストの削減をするねらいであったが、前述の路線再編に伴い2014年4月30日で運休となる。北米線運休後は、アメリカン航空、日本航空、キャセイ・パシフィック航空といった同ワンワールド加盟会社がコードシェアリングを行う事になる。-->

== マイレージサービス ==
現在は"Enrich"という独自の[[マイレージサービス]]を提供中。[[2013年]][[2月1日]]の[[ワンワールド]]加盟後は、ワンワールド加盟会社各社と提携を開始。この他、ワンワールド加盟以前から以下の会社とも提携している。
*[[エールフランス]]、[[アリタリア-イタリア航空]]、[[デルタ航空]]、[[ジェットエアウェイズ]]、[[KLMオランダ航空]]、[[エティハド航空]]、[[ヴァージン・アトランティック航空]]の各社。

[[V オーストラリア]](2012年4月１日をもって提携解消<ref>[http://www.mas-japan.co.jp/ffp_termination.html コードシェア・マイレージ提携の終了に関するご案内] - マレーシア航空日本語版サイト</ref>)、[[全日本空輸]] <ref>[https://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/travel/flight/tk/mh.html マレーシア航空［MH］│提携航空会社│マイルを貯める] ANAマイレージクラブ</ref>(2012年5月31日で提携解消<ref>[http://www.malaysiaairlines.com/jp/en/enrich/news-and-offers/news/enrich-ends-partnership-with-all-nippon-airways.html Enrich ends partnership with All Nippon Airways] -  マレーシア航空公式サイト</ref><ref>[http://www.ana.co.jp/topics/notice120227/index.html マレーシア航空(MH)とのコードシェア・マイレージ提携の終了について] -  全日本空輸公式サイト</ref>)とは契約を解消している。

== 使用機材 ==
* '''[[旅客機]]'''
** [[ボーイング777#777-200ER（772B）|ボーイング 777-200ER]] 14機
** [[ボーイング747-400]] 1機
** [[ボーイング737|ボーイング 737-800]] 55機
** [[エアバスA330#A330-300型機|エアバス A330-300]] 15機
** [[エアバスA330#A330-200型機|エアバス A330-200]] 4機
** [[エアバスA380]] 6機

* '''[[貨物機]]''' - [[子会社]]の [[:en:MASkargo|MASkargo（Malaysia Airlines Cargo）]]による運航。
** [[ボーイング747-400#747-400F型|ボーイング747-400F]] 2機
** [[エアバスA330#A330-200F型機|エアバス A330-200F]] 4機

<!--2011年6月現在-->
* '''特別塗装機'''
** 「"An experience redefined"」(ボーイング 747-400型機,機体記号:9M-MPD（**）)
** 「"Freedom of space"」(ボーイング 777-200ER型機,機体記号:9M-MRD（*）2014年ウクライナで撃墜された機材)
** 「"member of Oneworld"｣ (エアバス A330-300型機,機体記号:9M-MTE・9M-MTO、ボーイング 737-800型機,機体記号:9M-MXC)
** 「40th years MALAYSIAN HOSPITALITY 1972-2012」(ボーイング 737-800型機,機体番号:9M-MXA)
** 「100th A380」(エアバス A380型機,機体番号:9M-MNF)

* （*）現在は通常塗装。
* （**）現在は機体そのものが同社から退役。
 
なお、マレーシア航空が発注した[[ボーイング]]社製航空機の顧客番号（カスタマーコード）は'''H6'''で、航空機の形式名は747-4'''H6''', 777-2'''H6'''ER などとなる。また、羽田 - コタキナバル線開設の際に導入されたボーイング737-800から、白ベースの胴体に赤と青で風をイメージした新塗装となっており、表記についても「malaysiaairlines」へ変更されている。

同社は[[エアバスA380]]も6機発注しており、2012年[[5月29日]]に初号機（機体番号：9M-MNA）が引き渡された<ref>[http://www.airbus.com/newsevents/news-events-single/detail/malaysia-airlines-takes-delivery-of-its-first-a380/ Malaysia Airlines takes delivery of its first A380]</ref>。この導入分からは、機体塗装が新しくなり、垂直尾翼のロゴを含めブルー系のみ使用している。初号機の受領後は各種訓練を行い、同年[[7月1日]]にクアラルンプール - ロンドン線より運航を開始<ref>[http://www.airbus.com/no_cache/newsevents/news-events-single/detail/malaysia-airlines-provides-first-glimpse-of-a380-in-new-livery/?utm_source=article&utm_medium=All-news&utm_campaign=RSS Malaysia Airlines provides first glimpse of A380 in new livery]</ref><ref>[http://www.malaysiaairlines.com/myA380]</ref>。なお、引渡し時点で胴体に同社の新ロゴのみしか表記されていなかったものの、運航開始に先立ってはプレスリリースに掲載された特別塗装が追加された。2号機以降の受領が進み次第、クアラルンプール - [[北京首都国際空港|北京]]線とクアラルンプール - 成田線への就航を予定しているが<ref>[http://www.malaysiaairlines.com/jp/en/corporate-info/press-room/latest/malaysia-airlines-sets-another-malaysian-record-with-commencement-of-a380-scheduled-service.html Malaysia Airlines Sets another Malaysian Record with Commencement of A380 Scheduled Service]</ref>、成田線の就航はクアラルンプール - ロンドン線の2往復全てをA380に振り分けられる関係で取りやめられた<ref>[http://www.aviationwire.jp/archives/10518 マレーシア航空、A380の成田就航中止　11月からロンドン線ダブルデイリーに] 2012年10月19日 10:05 JST Aviation Wire</ref>。また2013年[[3月1日]]以降にクアラルンプール - [[シャルル・ド・ゴール国際空港|パリ]]線に就航している<ref>[http://www.malaysiaairlines.com/jp/en/corporate-info/press-room/latest/malaysia-airlines-introduces-double-daily-a380-services-to-london.html Malaysia Airlines Introduces Double Daily A380 Services to London - Paris route also goes A380 effective 1 March 2013] Subang, 05 October 2012</ref>。

== 2014年の事件 ==
[[2014年]]に2件の事件が発生している。
* マレーシア航空370便
{{Main|マレーシア航空370便}}
[[3月8日]]、乗客乗員合わせて239人を乗せて[[クアラルンプール国際空港]]から[[北京首都国際空港]]へ向かっていたマレーシア航空370便（[[ボーイング777-200ER]]、[[機体記号]]:9M-MRO）が、[[クアラルンプール]]の管制当局との交信を絶った。[[ベトナム人民空軍]]当局者は同日中に当該機が[[タイランド湾]]のトーチュー島付近の海中に墜落したと発表した<ref>{{cite press release|url=http://www.malaysiaairlines.com/my/en/site/dark-site.html|title=MH370 Flight Incident|publisher=Malaysia Airlines}}</ref>が、機体の残骸などが発見されなかった。3月24日、マレーシアのナジブ・ラザク首相は、イギリスの衛星通信会社インマルサットとイギリスの航空事故調査局による衛星情報の新たな解析の結果、同機がインド洋南部に墜落したと見られると発表した。
* マレーシア航空17便
{{main|マレーシア航空17便}}
[[7月18日]]、[[アムステルダム]][[スキポール国際空港]]から[[クアラルンプール国際空港]]へ向かっていたマレーシア航空17便（[[ボーイング777-200ER]]、[[機体記号]]:9M-MRD）が、[[ウクライナ]]の[[ロシア]]国境付近の[[ドネツク]]市近郊で墜落。　[[ロシア]]の[[インタファクス通信]]が[[ウクライナ]]内務省高官の情報として、親ロシア派の地対空ミサイル攻撃で撃墜。乗員乗客295人全員死亡と発表した。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[ファイアフライ (航空会社)]]
* [[MASwings]]
* [[三枝の国盗りゲーム]]…優勝商品のマレーシア・オーストラリア旅行を協賛していた。出場者が海外旅行を獲得すると、マレーシア航空の客室乗務員より目録が渡された。
* [[シンガポール航空]]（[[1972年]]9月までMSA「マレーシア・シンガポール航空」として同一会社だった 参考図書：消えたエアライン 賀集章：著、山海堂：2003年刊）

== 外部リンク ==
* [http://www.malaysiaairlines.com/ Malaysia Airlines（英語版）]
* [http://www.jp.malaysiaairlines.com/ マレーシア航空（日本語版）]

{{Commons|Malaysia Airlines}}
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{{ワンワールド}}
{{スカイマイル}}

[[Category:マレーシア航空]]
[[Category:ワンワールド]]
[[Category:クアラルンプールの企業]]
[[Category:マレーシアの公企業]]