マイケル・オーウェンのソースを表示

{{Otheruses|イングランドのサッカー選手|ウェールズのラグビー選手|マイケル・オーウェン (ラグビー選手)}}
{{サッカー選手
|名前=マイケル・オーウェン
|画像=Owen4.jpg
|画像サイズ=250px
|本名=マイケル・ジェームス・オーウェン<br />Michael James Owen<ref>{{PDFlink|[http://www.premierleague.com/content/dam/premierleague/site-content/News/publications/squad-lists/squad-lists-february-2012.pdf Premier League clubs submit squad lists]}} {{en icon}}</ref>
|愛称=ワンダーボーイ
|カタカナ表記=
|アルファベット表記=Michael OWEN
|原語名=
|原語表記=
|国={{ENG}}
|誕生日={{生年月日と年齢|1979|12|14}}
|出身地=[[チェシャー|チェシャー州]][[チェスター]]
|身長=173cm<ref name="profil">[http://www.premierleague.com/page/PlayerProfile/0,,12306~5829,00.html Michael Owen]</ref>
|体重=70kg<ref name="profil"></ref>
|血液型=
|所属チーム名=
|ポジション=[[フォワード (サッカー)|FW]]
|背番号=
|利き足=右足
|ユースクラブ={{Flagicon|ENG}} [[リヴァプールFC]]
|ユース年=1991-1996
| 年1 = 1996-2004| クラブ1 = {{Flagicon|ENG}}[[リヴァプールFC|リヴァプール]] |出場1 = 216 | 得点1 = 118
| 年2 = 2004-2005| クラブ2 = {{Flagicon|SPA}} [[レアル・マドリード|レアル・マドリー]] |出場2 = 36 | 得点2 = 13
| 年3 = 2005-2009| クラブ3 = {{Flagicon|ENG}} [[ニューカッスル・ユナイテッドFC|ニューカッスル・ユナイテッド]] |出場3 = 71 | 得点3 = 26
| 年4 = 2009-2012| クラブ4 = {{Flagicon|ENG}} [[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]] |出場4 = 31 | 得点4 = 5
| 年5 = 2012-2013| クラブ5 = {{flagicon|ENG}}[[ストーク・シティFC|ストーク・シティ]] |出場5 = 8| 得点5 = 1
|クラブ成績更新日=2013年10月10日
| 代表1 = {{ENGf}} U-20| 代表年1 = 1997| 代表出場1 = 4| 代表得点1 = 3
| 代表2 = {{ENGf}} U-21| 代表年2 = 1997| 代表出場2 = 1| 代表得点2 = 1
| 代表3 = {{ENGf}} B| 代表年3 = 2006-2007| 代表出場3 = 2| 代表得点3 = 0
| 代表4 = {{ENGf}}| 代表年4 = 1998-2008| 代表出場4 = 89| 代表得点4 = 40
|代表成績更新日=2009年7月3日
|監督年=
|監督チーム=
}}
'''マイケル・ジェームス・オーウェン''' (''Michael James Owen'', [[1979年]][[12月14日]] - ）は、[[イングランド]]出身の元[[サッカー|サッカー選手]]。ポジションは[[フォワード (サッカー)|フォワード]]。

サッカー選手であった{{仮リンク|テリー・オーウェン|en|Terry Owen}}の息子であり<ref name="JockBio"></ref>、[[リヴァプールFC]]の下部組織からトップチームに昇格し、1997年5月にデビューを飾った<ref name="timeline for Liverpool"></ref>。初めてフルシーズンを戦った1997-98シーズンは18得点で[[プレミアリーグ]]の得点王となり、翌シーズンも得点王となった。[[ハムストリング]]の怪我でチームを離れることが多かったが、1997-98シーズンから2003-04シーズンまでリヴァプールのシーズン最多得点者であった<ref name="Owen move"></ref>。2001年には[[UEFAカップ]]、[[FAカップ]]、[[フットボールリーグカップ|リーグカップ]]のカップトレブルを達成し、[[バロンドール]]を受賞した。リヴァプールではリーグ戦で216試合に出場し、118得点を挙げた。

2004年の夏に800万ポンドの移籍金で[[レアル・マドリード]]に移籍<ref name="Real"></ref>、交代での出場が多かったが13得点を挙げ、出場時間に対する得点率では[[リーガ・エスパニョーラ]]全体で最高であった。翌シーズンには1600万ポンドで[[ニューカッスル・ユナイテッドFC|ニューカッスル・ユナイテッド]]に移籍し、プレミアリーグに復帰した<ref name="Newcastle prepare"></ref>。4年契約の最後のシーズンにニューカッスルは降格が決定し、自由契約で[[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]]に加入することになった。

代表では、1998年に当時イングランド史上最年少で[[サッカーイングランド代表|イングランド代表]]代表デビューを飾り、最年少ゴールも記録した<ref name="Morocco"></ref>。[[1998 FIFAワールドカップ]]での活躍は国内外で知名度を高め、[[UEFA欧州選手権2000|EURO2000]]、[[2002 FIFAワールドカップ]]、[[UEFA欧州選手権2004|EURO2004]]でも得点を挙げ、4つのメジャー大会で得点を記録している唯一の選手となっている<ref name="Final Tournament Player"></ref>。[[2006 FIFAワールドカップ]]にも出場したが、膝に大怪我を負ってしまった<ref name="several months"></ref>。キャプテンを務めたこともあるイングランド代表では史上7位の出場数を誇り、89試合で40得点を記録している<ref>[http://www.rsssf.com/miscellaneous/eng-recintlp.html England–Record International Players]</ref>。

2006年のワールドカップで負った負傷に対して、[[国際サッカー連盟|FIFA]]と[[イングランドサッカー協会|The FA]]とニューカッスル・ユナイテッドの間で論争が起き<ref name="Newcastle threaten"></ref>、最終的にニューカッスルに対してそれまで前例のなかった補償金1000万ポンドが支払われ<ref name="Newcastle claim"></ref>、クラブの契約下にある選手が出場する義務のある国際試合で負傷した際の補償について変更がもたらされた<ref name="Fifa"></ref>。

2013年、シーズン終了に合わせて現役引退。最終所属クラブは[[ストーク・シティFC]]。

== 生い立ち ==
オーウェンは[[チェシャー|チェシャー州]][[チェスター]]で[[1979年]][[12月14日]]にジャネットと{{仮リンク|テリー・オーウェン|en|Terry Owen}}の4番目の子どもとして生を受けた<ref name="JockBio">[http://www.jockbio.com/Bios/Owen/Owen_bio.html JockBio – Michael Owen]</ref>。父は元サッカー選手であり、[[チェスター・シティFC|チェスター・シティ]]や[[エヴァートンFC|エヴァトン]]などのクラブでプレイしていた。父から家族の中で最も有望だとみなされたオーウェンは7歳の時にサッカーを始めた<ref name="JockBio"></ref>。エヴァートンのファンであったオーウェンは<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1189623/David-Moyes-offer-boyhood-Toffees-fan-Michael-Owen-Everton-escape-route.html Moyes to offer boyhood Toffees fan Owen an Everton escape route]</ref>、[[ウェールズ]]の{{仮リンク|ハワーデン|en|Hawarden}}にあるレクター・ドリュー・プライマリー・スクールに通い、10歳の頃には既に多くのスカウトの注目を集めていた<ref name="Owen’s wife">[http://www.walesonline.co.uk/news/wales-news/2008/12/29/michael-owen-s-wife-recalls-paralysis-fear-91466-22564193/ Michael Owen’s wife recalls paralysis fear]</ref>。

オーウェンは後にディーサイド・プライマリー・スクールに通い、そこのサッカーチームでは2年間で97得点を挙げ、[[イアン・ラッシュ]]が保持していた72得点の記録を更新し<ref name="Owen facts">[http://www.jockbio.com/Bios/Owen/Owen_numbers.html Michael Owen facts]</ref>、{{仮リンク|モールド・アレクアンドラFC|en|Mold Alexandra F.C.|label=モールド・アレクアンドラ}}のユースチームでは地元の体育教師であったハワード・ロバーツが年齢が下の選手が上のカテゴリーでプレイできるようリーグを説得して以降、8歳でU-10のチームでプレイしていた<ref name="JockBio"></ref>。モールド・アレクサンドラでのデビュー戦でゴールを挙げ、地元のライバルであるベイギルトとの試合の勝利に貢献した<ref name="Owen facts"></ref>。{{仮リンク|ディーサイド (ウェールズ)|en|Deeside|label=ディーサイド}}を離れてからはハワーデン・ハイ・スクールに通い、そこのスクールチームでもプレイをした<ref name="Owen’s wife"></ref>。

== クラブ経歴 ==
=== リヴァプール ===
[[File:Michael Owen 2010.jpg|thumb|180px|リヴァプールのユニフォームを着て[[ジェイミー・キャラガー]]のテスティモニアルマッチに出場するオーウェン（2010年）。]]
13歳になりハイ・スクールに通い始めたオーウェンはスクールボーイ契約を結べる資格を有していた。[[チェルシーFC]]、[[マンチェスター・ユナイテッドFC]]、[[アーセナルFC]]からも誘いを受けたが、オーウェンは[[リヴァプールFC]]を選び、14歳の時にクラブは[[シュロップシャー|シュロップシャー州]]リレシャルにある[[イングランドサッカー協会|FA]]のスクールに通うようにオーウェンを説得した。この時までオーウェンはハワーデン・ハイ・スクールで学習を続けており、10科目のGCSEを取得した<ref>[http://www.hellomagazine.com/profiles/michael-owen/ Michael Owen]</ref>。

卒業後16歳でクラブと練習生契約を結び、4-1で勝利した1996年のFAユースカップ決勝では[[フランク・ランパード]]、[[リオ・ファーディナンド]]擁する[[ウェストハム・ユナイテッドFC]]と対戦し、得点を奪った<ref name="MICHAEL OWEN"></ref>。その4ヶ月後の17歳の誕生日にクラブとプロ契約を結んだ。

[[1997年]][[5月6日]]に行われた[[ウィンブルドンFC]]戦でトップチームデビューを飾り、オーウェンはデビュー戦で初得点を記録したが、チームは1-2で敗れた<ref name="timeline for Liverpool">[http://www.lfchistory.net/Stats/Article/2561 A timeline for Liverpool Football Club]</ref>。

[[ロビー・ファウラー]]が怪我によりチームを離脱していたため、1997-98シーズンは[[ポール・インス]]、[[スティーヴ・マクマナマン]]らとともにレギュラーとしてプレイした。[[UEFAカップ]]の[[セルティックFC]]戦で[[欧州サッカー連盟|UEFA]]の大会での初得点を記録し、リーグカップの[[グリムズビー・タウンFC]]戦でハットトリックを達成した。[[アンフィールド]]で行われ2-3で敗れた[[サウサンプトンFC]]では2得点を挙げ、翌週に[[ヒルズボロ・スタジアム]]で行われた[[シェフィールド・ウェンズデイFC]]戦ではリーグ戦で初となるハットトリックを達成した<ref>[http://www.liverweb.org.uk/season.asp?season=199798 SEASON 1997-98]</ref>。

最終的に[[プレミアリーグ]]では、[[ブラックバーン・ローヴァーズFC]]の[[クリス・サットン]]、[[コヴェントリー・シティFC]]の[[ディオン・ダブリン]]と並び18得点で得点王となり、[[PFA年間最優秀若手選手賞]]を受賞した。

1998-99シーズンもオーウェン個人は40試合に出場し23得点を挙げたが、チームはUEFAカップの出場権すら得られない7位でシーズンを終えた。[[1999年]][[4月12日]]に行われた[[リーズ・ユナイテッドFC|リーズ]]戦でハムストリングを負傷し、慢性的な怪我であることが判明すると同時にシーズンは終わりを告げた。

1999-2000シーズンは昨シーズンに負った負傷と怪我に悩まされたが、12得点を挙げ、クラブのUEFAカップの出場権獲得に貢献した。

[[UEFA欧州選手権2000|EURO2000]]開幕前までオーウェンは[[ハムストリング]]の問題に悩まされ、[[バイエルン・ミュンヘン]]の[[ハンス＝ヴィルヘルム・ミュラー＝ヴォールファールト]]医師の診察を受けた<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/euro2000/teams/england/760562.stm Owen shrugs off fitness fears]</ref>。

2000-01シーズンは近年で最も成功を収めたシーズンである。[[フットボールリーグカップ|リーグカップ]]と[[FAカップ]]と[[UEFAカップ]]のタイトルを獲得し、FAカップ決勝のアーセナル戦では残り10分でオーウェンが2得点を決め逆転に成功した。この試合は「マイケル・オーウェンの決勝戦」と呼ばれている<ref name="MICHAEL OWEN">[http://www.liverpoolfc.tv/team/squad/owen/moreinfo.htm MICHAEL OWEN]</ref>。

FAカップとUEFAカップを制したことにより、[[コミュニティーシールド|チャリティー・シールド]]と[[UEFAスーパーカップ]]の出場権を得たリバプールは両試合ともに勝利した。マンチェスター・ユナイテッドとのチャリティー・シールドでは決勝点を決め、2-1の勝利に貢献し、バイエルンとのスーパーカップではチームの3点目を決めた。リバプールは1年間で5つのトロフィーを獲得したイングランド初のチームとなり、翌週に行われたバイエルンのゴールキーパーである[[オリバー・カーン]]を擁する[[サッカードイツ代表|ドイツ]]戦ではハットトリックを達成した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/1515667.stm Awesome England thrash Germany]</ref>。その年の終わりにはリバプールの選手として初めて[[バロンドール]]を受賞し、『[[ワールドサッカー (雑誌)|ワールドサッカー]]』誌が選出する最優秀選手にイングランド人として、また、プレミアリーグに所属する選手として初めて選出された<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/1715911.stm Owen's crowning glory]</ref>。[[2001年]][[12月21日]]に行われた[[ウェストハム・ユナイテッドFC]]でリバプールでの通算100得点を達成した。2001-02シーズンは2位でリーグ戦を終え、オーウェンは28得点を挙げた。

2002-03シーズンも好調を維持し、28得点を決めた。リーグタイトルへの期待も高まったが、最終的に5位でシーズンを終えた。リーグカップ決勝ではオーウェンも得点を決め、マンチェスター・ユナイテッドに2-0で勝利し、[[ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC]]戦でプレミアリーグ通算100得点を達成した<ref name="MICHAEL OWEN"></ref>。

2003-04シーズンは怪我に苦しんだが、19得点を挙げ、[[2004年]][[2月15日]]の[[ポーツマスFC]]戦で自身通算150得点を達成した。

[[ジェラール・ウリエ]]が監督を解任され、オーウェンもクラブを離れるのではないかという噂が流れた。2004-05シーズンの[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]予備予選で[[カップタイド]]を避けるために出場せず、[[2004年]][[8月13日]]に800万ポンドの移籍金で[[レアル・マドリード]]へ移籍することになり、この移籍に伴い[[アントニオ・ヌニェス]]がリヴァプールに加入することになった<ref name="Real">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/l/liverpool/3560542.stm Owen unveiled by Real]</ref>。1998年からオーウェンは毎シーズン、クラブの最多得点者であった<ref name="Owen move">[http://www.rte.ie/sport/2004/0811/owen.html Owen move speculation increases]</ref>。

=== レアル・マドリード ===
[[Image:Michaelowencropped.jpg|thumb|upright|レアル・マドリーでのトレーニングキャンプの様子。]] 
レアル・マドリードでは11番を与えられた。レアルではシーズンの初めはファンやスペインの記者からコンディションの悪さを指摘されたが、2004年10月に代表戦から戻ると[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]の[[ディナモ・キエフ]]戦で初得点を記録し、1-0の勝利に貢献した<ref>[http://www.nytimes.com/2004/10/19/sports/19iht-foot.html?_r=1 Soccer: A first for Owen as Real beats back Dynamo Kiev]</ref>。その数日後に行われた[[バレンシアCF]]戦でリーグ戦初得点を記録し、その後4試合で3得点を挙げ、7試合で5得点を挙げる活躍を見せた<ref>[http://www.michaelowen.com.ar/realmadrid.htm Michael owen and real madrid]</ref>。最終的に[[リーガ・エスパニョーラ]]では最高の得点率を記録した。2005年の夏にクラブは[[ロビーニョ]]と[[ジュリオ・バチスタ]]と契約し、オーウェンはプレミアリーグに復帰することになった。

=== ニューカッスル・ユナイテッド ===
[[2005年]][[8月24日]]、選手の代理人とは交渉中であったが、[[ニューカッスル・ユナイテッドFC]]はクラブ記録となる移籍金1680万ポンドでオーウェンの獲得にクラブ間で合意したと発表した<ref>[http://www.nufc.co.uk/staticFiles/ea/3d/0,,10278~81386,00.pdf Newcastle 2006 Annual Report]</ref>。リヴァプールと[[エヴァートンFC]]も獲得に興味を示していたが、レアルの提示した金額を支払う意思はなかった。代表でのポジションを掴むために多くの出場機会を得る必要があり、年俸1200万ポンドと噂される中、ニューカッスルへの加入が決定した<ref>[http://www.nufc.com/html/owen-signs.html Michael Owen signs]</ref>。当初、オーウェン自身はリヴァプールに戻りたがっているという報道がなされたが、8月31日にニューカッスルと4年間の契約を結んだ<ref name="Newcastle prepare">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/4196760.stm Newcastle prepare to unveil Owen]</ref>。[[セント・ジェームズ・パーク]]で行われた入団発表にはおよそ20,000人のファンが集まったが<ref>[http://www.shieldsgazette.com/news/local-news/he_is_the_man_1_1240298 'HE IS THE MAN']</ref><ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/4200808.stm Owen completes move to Newcastle]</ref>、プレシーズンに大腿を負傷したため、2005-06シーズンの開幕には間に合わなかった。リーグ戦での初得点はニューカッスルで2試合目の出場となった9月18日に行われ、3-0で勝利した[[ブラックバーン・ローヴァーズFC]]戦で決めた得点であり、チームの2点目を決め、チームもシーズン初勝利を挙げた。12月17日に行われた[[ウェストハム・ユナイテッドFC]]戦ではハットトリックを達成し、4-2の勝利に貢献した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/4516346.stm West Ham 2-4 Newcastle]</ref>。3得点はそれぞれ左足、右足、ヘディングで決めた。

12月31日に行われた[[トッテナム・ホットスパーFC]]戦で[[中足骨]]を骨折し、早期に復帰するために金属製のピンを埋め込む手術を受けた。3月末頃の復帰が期待されたが<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/4623092.stm Owen denies problem at Newcastle]</ref>、期待した通りの成果は得られず、[[2006年]][[3月24日]]に簡単な手術を受け、シーズン最後の数週間に向けて決意を述べた<ref>[http://www.guardian.co.uk/football/2006/mar/27/newsstory.sport5 Owen: I'll be 100% fit for World Cup]</ref>。4月29日に行われた[[バーミンガム・シティFC]]戦で62分から交代で出場し、チームに復帰したが、試合後には足の状態について100％とは言えないと話した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/4874772.stm Grip confident about Owen fitness]</ref>。X線検査を受け、ニューカッスルのシーズン最後の試合には出場できなかった。

ワールドカップで負った右膝の[[前十字靭帯]]断裂は回復まで1年近くを要し、2007年4月まで試合に出場できなかった。ワールドカップで負ったオーウェンの深刻な怪我を契機に[[国際サッカー連盟|FIFA]]と[[イングランドサッカー協会|FA]]を中心に選手が出場する義務を負う試合で負傷した場合の補償について議論が起こり<ref name="Newcastle threaten">[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-405520/Newcastle-threaten-sue-strikers-World-Cup-injury.html Newcastle threaten to sue over striker's World Cup injury]</ref><ref name="Fifa">[http://www.journallive.co.uk/nufc/newcastle-united-news/2007/03/01/fifa-are-adding-insult-to-injury-61634-18690847/ Fifa are adding insult to injury]</ref>、ニューカッスルはオーウェンがワールドカップで負った怪我によりプレミアリーグやその他のカップ戦の試合に長期に渡り出場できないことに憤慨していた。怪我をして以降、FIFAとFAは従来の保険契約に基づきオーウェンの週給110,000ポンドの内50,000ポンドを支払っていた<ref name="Newcastle claim">[http://www.guardian.co.uk/football/2007/jun/26/newsstory.sport8 Newcastle claim victory over £10m Owen pay-out]</ref>。2006年9月までニューカッスルはFAに対して2000万ポンドのさらなる補償を求めて訴えると話していた<ref name="Newcastle threaten"></ref>。オーウェンの今回のケースを契機に2004年に[[サッカーモロッコ代表|モロッコ代表]]の選手が負った怪我についても取り上げられた<ref name="Fifa"></ref>。ニューカッスルの求める補償金額の内訳は、オーウェンの代役として獲得した[[オバフェミ・マルティンス]]の移籍金620万ポンド、オーウェンの給料、長期の離脱がオーウェンに与える影響、リーグ戦とカップ戦の戦績への影響、オーウェンの4年契約の[[減価償却]]、医療費を試算してのものであった<ref name="Newcastle threaten"></ref><ref name="Newcastle claim"></ref><ref name="Fifa stands"></ref>。2007年2月、FIFAは100万ポンドの最後の補償額を提示した<ref name="Fifa stands">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/6405237.stm Fifa stands firm on Owen pay-out]</ref>。2007年4月までニューカッスルはFAに対し今後オーウェンの招集には応じない可能性を示唆した<ref>[http://m.rte.ie/sport/soccer/2007/0416/owenm.html Toon 'warranted' says Macdonald]</ref>。最終的にFIFAとFAとクラブは和解し、FIFAは600万から700万ポンドを支払い、ニューカッスルはオーウェンの給料は満額支払われていると述べたため、総額で1000万ポンドに達すると見られている<ref name="Newcastle claim"></ref>。オーウェンの補償を巡って、FAはイングランド代表選手にかかる保険金の額を100,000ポンドに倍増し、FIFAはワールドカップで負傷した際の補償金を支払うための基金を導入した<ref name="Fifa"></ref>。

[[Image:Michaelowen training newcastle.JPG|thumb|250px|ニューカッスルで練習中のオーウェン（2007年）。]]
[[2007年]][[2月12日]]、オーウェンは軽い練習を行い、クラブの公式サイトにランニング風景の写真などを掲載した。4月10日に行われた[[グレトナFC|グレトナ]]との親善試合で実戦復帰し、その試合で得点を決めた<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/6543879.stm Owen scores on return from injury]</ref>。4月30日に行われた[[レディングFC]]戦に90分間出場したが、チームは0-1で敗れた<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/6578949.stm Reading 1-0 Newcastle]</ref>。

[[2007年]][[5月9日]]、クラブのチェアマンであるフレディ・シェパードは2006-07シーズン終了後に1000万ポンド以下の金額でオーウェンが別のクラブに移籍できるという報道に対して怒りをもって反応した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/6641411.stm Shepherd tells Owen to stay loyal]</ref>。リヴァプールファンの一部は復帰を求め<ref>[http://www.bbc.co.uk/dna/606/A22592054 Review of the week]</ref>、新たに監督に就任した[[サム・アラダイス]]もオーウェンの契約に契約解除の条項が盛り込まれていることを明かしたが<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/6738687.stm Allardyce reveals Owen exit fears]</ref>、オーウェンは移籍する意思がないと話した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/6294404.stm Owen rejects Newcastle exit talk]</ref>。

移籍のルールでは契約最終年である2008-09シーズンの1月には他のクラブと仮契約を結ぶことが可能となっていた。[[2008年]][[12月22日]]にクラブから提示された新契約は拒否したが、1月の移籍市場で移籍しないことを条件にシーズン終了後まで契約の延長について協議しないと述べた<ref>[http://www.skysports.com/story/0,19528,11095_4684540,00.html Owen delays decision]</ref><ref name="Hull">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/8113312.stm Hull 'serious' about bid for Owen]</ref>。[[2009年]][[5月15日]]に『デイリー・エクスプレス』がオーウェンに関心を示しているプレミアリーグのクラブは存在せず、オーウェンのキャリアは事実上終了し、引退を示唆しているという記事を掲載したが、公的な謝罪を求め[[ロンドン]]の高等裁判所に訴え、損害賠償を勝ち取った<ref>[http://www.guardian.co.uk/football/2009/jun/03/michael-owen-daily-express-damages Michael Owen wins damages from Daily Express over 'incredulous allegations']</ref><ref>[http://www.express.co.uk/football/view/102702/Michael-Owen-An-Apology MICHAEL OWEN - AN APOLOGY]</ref>。シーズン最後の8試合は[[アラン・シアラー]]が監督を務めたが、シーズン最終日の[[2009年]][[5月24日]]にクラブの15シーズンぶりの降格が決定した。6月14日にはオーウェンのマネジメント会社であるワッサーマン・メディア・グループがいくつかのクラブに34ページに渡るオーウェンのパンフレットを送付していたことが明らかになった<ref>[http://www.guardian.co.uk/football/2009/jun/14/michael-owen-newcastle-united-sales-brochure Agents offer Michael Owen to clubs with help of 34-page brochure]</ref><ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1194252/MARTIN-SAMUEL-The-32-pages-detailing-Michael-Owen-spent-force.html http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1194252/MARTIN-SAMUEL-The-32-pages-detailing-Michael-Owen-spent-force.html]</ref>。6月22日、オーウェンはプレミアリーグのクラブか国外のトップリーグでのプレイを望み、ニューカッスルとの契約を更新しないことを明らかにし<ref name="Hull"></ref>、契約が満了し、フリートランスファーの身となる6月30日までいかなるクラブとも交渉しないと報道された<ref name="Hull"></ref>。

=== マンチェスター・ユナイテッド ===
[[File:Michael Owen Johnny Heitinga cropped.jpg|thumb|upright|マンチェスター・ユナイテッドでプレイするオーウェン。左は[[ヨニー・ハイティンハ]]。]]
[[2009年]][[7月3日]]、[[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]]と2年間の契約を結んだことが発表された<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1197271/Crossing-divide-Brave-stars-pulled-red-Liverpool-Manchester-United.html Crossing the divide: Brave stars who pulled on the red of Liverpool and Manchester United]</ref>。[[アレックス・ファーガソン]]からのアプローチは突然の思いがけないものであった<ref name="Owen completes">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/m/man_utd/8131801.stm Owen completes switch to Man Utd]</ref>。背番号はレアル・マドリードに移籍した[[クリスティアーノ・ロナウド]]が背負っていた7番に決まった。この番号は[[エリック・カントナ]]、[[ブライアン・ロブソン]]、[[デビッド・ベッカム]]、[[ジョージ・ベスト]]というユナイテッドの名選手たちが付けていた番号である<ref>[http://www.manutd.com/en/News-And-Features/Football-News/2009/Jul/Owen-Injuries-arent-an-issue.aspx Owen: Injuries aren't an issue]</ref>。

ユナイテッドでのリーグ戦デビューは[[2009年]][[8月16日]]に行われ、1-0で勝利した[[バーミンガム・シティFC|バーミンガム・シティ]]戦であり、交代で出場した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/8197957.stm Man Utd 1-0 Birmingham]</ref>。公式戦での初得点は8月22日に行われ、5-0で勝利した[[ウィガン・アスレティックFC]]戦で記録したゴールである<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/8209298.stm Wigan 0-5 Man Utd]</ref>。9月20日に行われた[[マンチェスター・ダービー]]ではアディショナル・タイムに決勝ゴールを決め、4-3の勝利に貢献した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/8256750.stm Man Utd 4-3 Man City]</ref>。試合後には、「すぐにゴールシーンを思い返すことは出来ないが、僕のキャリアにとって重要なものになる。」と、話した<ref>[http://www.timesonline.co.uk/tol/sport/football/premier_league/manchester_united/article6854593.ece Michael Owen: I struggle to recall the goal against Manchester City]</ref>。10月27日に行われたリーグカップ4回戦の[[バーンズリーFC|バーンズリー]]戦で得点を決め2-0の勝利に貢献した。マンチェスター・ユナイテッドにおける[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]での初得点は11月3日に行われた[[PFC CSKAモスクワ|CSKAモスクワ]]戦で決めたゴールであり、試合は3-3の引き分けに終わった<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/8337865.stm Man Utd 3-3 CSKA Moscow]</ref>。2010年のワールドカップメンバー入りを目指すオーウェンは12月8日に行われた[[VfLヴォルフスブルク]]戦で2005年以来となるハットトリックを決めるなどアピールしたが<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/8399065.stm Wolfsburg 1-3 Man Utd]</ref>、[[2010年]][[2月28日]]に行われた[[フットボールリーグカップ|リーグカップ]]決勝の[[アストン・ヴィラFC]]戦で先制点を挙げるも前半42分に負傷により交代となった。当初はすぐに復帰できる怪我だと考えられていたが、3月5日に残りのシーズンを欠場することが発表された<ref name="Owen ruled out"></ref>

怪我から復帰したオーウェンは[[2010年]][[8月4日]]に[[アビバ・スタジアム]]で行われた[[リーグ・オブ・アイルランド]]選抜とのプレシーズンマッチに出場し、得点を決めた<ref>[http://www.manutd.com/en/News-And-Features/Football-News/2010/Aug/Airtricity-League-XI-1-United-7.aspx Airtricity League XI 1 United 7]</ref>。公式戦では9月22日に行われたリーグカップ3回戦の[[スカンソープ・ユナイテッドFC]]戦で2億点を挙げ、シーズン初得点を記録した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/league_cup/9010117.stm Scunthorpe 2-5 Man Utd]</ref>。4日後に行われた[[ボルトン・ワンダラーズFC]]戦ではファーストタッチでゴールを決めリーグ戦初得点を記録した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/9023209.stm Bolton 2-2 Man Utd]</ref>。[[2011年]][[2月25日]]には監督である[[アレックス・ファーガソン]]が残りのシーズンにおいてオーウェンは重要な戦力になると話したが、鼠蹊部を負傷し、その後に行われた4試合を欠場することになった。

[[FCバルセロナ]]との[[UEFAチャンピオンズリーグ 2010-11 決勝|チャンピンオンズリーグ決勝]]はメンバー入りしたが出場機会は与えられなかった。2011年6月に1年間の契約延長を結んだことが発表された<ref>[http://www.telegraph.co.uk/sport/football/teams/manchester-united/8549601/Michael-Owen-signs-new-Manchester-United-deal.html Michael Owen signs new Manchester United deal]</ref>。2012年5月、自身のツイッターにて、同シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団する事を明らかにした<ref>[http://www.sanspo.com/soccer/news/20120518/pre12051805050000-n1.html オーウェン「ファンに感謝」マンＵ退団へ] [[サンケイスポーツ]] 2012.5.18付記事</ref>。

===ストーク===
2012年9月4日に[[ストーク・シティFC]]への加入が発表された<ref>[http://www.stokecityfc.com/news/article/owen-signs-352543.aspx]</ref>。[[2013年]][[1月19日]]のリーグ第23節[[スウォンジー・シティ]]戦で移籍後初得点を挙げた。オーウェンにとってリーグでの得点は2010-11シーズンの最終節が行われた2011年5月22日の[[ブラックプールFC]]以来1年7か月ぶりであった。

2013年3月19日、2012-13シーズン終了後に引退する事を自らのサイトで発表した<ref>Ian McCourt, [http://www.guardian.co.uk/football/2013/mar/19/michael-owen-to-retire-from-football Michael Owen to retire from football at the end of the season] {{en icon}} [[ガーディアン]] 2013.3.19付記事</ref>。5月19日の最終節[[サウサンプトンFC]]戦において、74分から途中出場し33歳で現役生活に別れを告げた<ref>{{cite web|url = http://www.goal.com/jp/news/74/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/2013/05/20/3991522/%E5%BC%95%E9%80%80%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%B3-%E6%84%9F%E6%83%85%E3%81%8C%E5%85%A5%E3%82%8A%E6%B7%B7%E3%81%98%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B|title=引退のオーウェン　「感情が入り混じっている」|date=2013-05-20|publisher=Goal.com|accessdate=2013-10-10}}</ref>。オーウェンに得点は無く試合は1-1のドローで終わったが、試合終了後には両チームのサポーターよりスタンディングオベーションを受けた<ref>{{cite web|url = http://www.bbc.co.uk/sport/0/football/22499096|title=Southampton 1-1 Stoke|date=2013-05-19|publisher=[[BBC]] Sport|accessdate=2013-10-10}}</ref>。

== 代表経歴 ==
U-20代表では[[1997 FIFAワールドユース選手権]]に出場し、4試合で3得点を挙げた。[[1998年]][[2月11日]]に行われた[[サッカーチリ代表|チリ]]との親善試合でA代表デビューを飾る前にU-21代表として[[キャロウ・ロード]]で行われた[[サッカーギリシャ代表|ギリシャ]]戦に出場し、得点を記録している。チリ戦に出場したオーウェンは18歳と59日であり、20世紀にデビューした選手の中では最年少の記録となっている<ref>[http://www.footballdatabase.com/index.php?page=player&Id=144&pn=Michael_James_Owen Michael James Owen – Biography]</ref>。

オーウェンは若さ溢れる熱意と抜群の瞬発力、スピードにより国民的な人気を集め<ref>[http://www.nufc.co.uk/page/Error/0,,10278,00.html?httpErrorCode=404&httpErrorReason=&httpErrorPath=%2Fpage%2FProfiles%2F0%2C%2C10278%7E5829%2C00.html Michael Owen]</ref>、ファンの多くは1998年に開催される[[ワールドカップ]]でレギュラーとしてプレイすることを熱望した。初得点は大会前に行われた[[サッカーモロッコ代表|モロッコ]]との親善試合で生まれ、このゴールにより彼への評価はさらに高まった<ref>[http://www.biogs.com/famous/owenmichael.html Michael Owen's Biography]</ref>。このゴールは2003年に[[ウェイン・ルーニー]]に更新されるまで、イングランド代表史上最年少ゴールであった<ref name="Morocco">[http://www.englandfc.com/reports/report_mor_v_eng_tourn98.html Morocco 0-1 England]</ref>。

[[グレン・ホドル]]より[[1998 FIFAワールドカップ]]のメンバーに選ばれたが、最初の2試合はスターティングメンバーから外れた。しかし、交代で出場した第2戦の[[サッカールーマニア代表|ルーマニア]]戦は1-2で敗れたが得点を決め、ポストに当てるシュートも放った<ref>[http://www.soccertimes.com/worldcup/1998/games/22jun.htm World Cup: Romania shocks England; Colombia down Tunisia]</ref>。この試合以降、ホドルはスターティングメンバーでオーウェンを起用し、決勝トーナメント一回戦の[[サッカーアルゼンチン代表|アルゼンチン]]戦では[[ロベルト・アジャラ]]と[[ホセ・チャモ]]を抜き去り、個人技からゴールを奪った。

試合は引き分けに終わりPK戦の末敗れたが、オーウェンはイングランド代表で確固たる地位を確立し、国民からの人気は大幅に高まった。その年の終わりには一般投票により、BBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーを受賞した<ref>[http://www.bbc.co.uk/pressoffice/keyfacts/stories/spoty.shtml Sports Personality Of The Year]</ref>。

その後は[[UEFA欧州選手権2000|EURO2000]]、[[2002 FIFAワールドカップ]]、[[UEFA欧州選手権2004|EURO2004]]に出場し、3大会全てで得点を記録しており、4つの主要な国際大会でゴールを決めた唯一の選手となっている<ref name="Final Tournament Player">[http://www.englandfootballonline.com/CmpWC/CmpWCPlyrsPerfRecs.html England's World Cup Final Tournament Player Record Performances]</ref>。

2002年4月、[[デビッド・ベッカム]]が欠場したため、[[サッカーパラグアイ代表|パラグアイ]]との親善試合でキャプテンを務めた。1963年の[[ボビー・ムーア]]以来となる若さであり<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2002/1930946.stm Owen named England captain]</ref>、その後もベッカムが出場していない場合はキャプテンを務めた。[[2006年]][[5月25日]]には[[2006 FIFAワールドカップ]]前のコンディション調整を目的とした[[サッカーベラルーシ代表|ベラルーシ]]とのB代表の試合に出場し、61分に交代するまでキャプテンを務めた<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/teams/england/5017924.stm England B 1-2 Belarus]</ref>。

2006 FIFAワールドカップではパラグアイ戦、[[サッカートリニダード・トバゴ代表|トリニダード・トバゴ]]戦に出場したがゴールは決められなかった。代表80試合目となる3戦目の[[サッカースウェーデン代表|スウェーデン]]戦で試合開始51秒で左膝を捻り、担架で運び出された<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/4853282.stm Sweden 2-2 England]</ref>。その後の検査で左膝の[[前十字靭帯]]を断裂していることが明らかとなり、決勝トーナメントに出場することは出来なかった<ref name="several months">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2006/teams/england/5100516.stm Owen ruled out for several months]</ref>。

[[2006年]][[9月6日]]には[[リチャード・ステッドマン]]医師の手術を受けたが<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/4801049.stm Owen may face season on sidelines]</ref>、2007年4月まで欠場を余儀なくされ、[[UEFA欧州選手権2008予選|EURO2008]]の予選の最初の6試合に出場できなかった。B代表の試合である[[サッカーアルバニア代表|アルバニア]]戦で代表に復帰し<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/6670865.stm England B 3-1 Albania]</ref>、[[サッカーブラジル代表|ブラジル]]戦と[[サッカーエストニア代表|エストニア]]戦に向けたA代表のメンバーに招集された<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/6694743.stm Beckham recalled to England squad]</ref>。オーウェンは2試合ともに出場し、エストニア戦ではゴールを決め、[[ゲーリー・リネカー|ガリー・リネカー]]が保持していた親善試合を除いた国際試合の得点記録を更新した<ref>[http://www.thefa.com/england/seniorteam/News/postings/2007/06/owenhonour.htm Owen's honour]</ref>。オーウェンの代表戦での最後の得点は3-0で勝利した[[サッカーロシア代表|ロシア]]戦で挙げたゴールとなっている<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/6983518.stm England 3-0 Israel]</ref>。

ロシア戦では2得点を挙げ、新旧ウェンブリ―・スタジアムでゴールを決めた最初の選手となった。これまで89試合に出場し40得点を記録しているが、この得点数は[[ボビー・チャールトン]]（49得点）、[[ゲーリー・リネカー|ガリー・リネカー]]（48得点）、[[ジミー・グリーブス]]（44得点）に続いて歴代4位の記録である。ワールドカップ、ユーロとその予選の試合では26得点を記録しており、7試合でキャプテンを務めた<ref>[http://www.mirror.co.uk/sport/football/2007/09/04/owen-the-key-115875-19730756/ Owen the key]</ref>。

2007年12月現在まで4試合以上ゴールを記録しなかったことはなく、レギュラーとして起用され続けてきたが、[[ウェイン・ルーニー]]や[[セオ・ウォルコット]]を始めとした選手の台頭によりポジションは不確かなものとなり、[[ファビオ・カペッロ]]が指揮を執った初めの2試合は4-5-1のフォーメーションを採用したため、代表でプレイする機会は減少すると見られた<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/7234033.stm Capello offers Owen England hope]</ref>。

2008年は低迷したクラブで活躍をしていたが、ワールドカップ予選の[[サッカーアンドラ代表|アンドラ]]、[[サッカークロアチア代表|クロアチア]]、[[サッカーカザフスタン代表|カザフスタン]]、[[サッカーベラルーシ代表|ベラルーシ]]との試合に招集されなかった<ref>[http://www.timesonline.co.uk/tol/sport/football/international/article4892590.ece Ray Clemence convinced Michael Owen can revive England career]</ref>。多くのファンや識者はオーウェンの招集を望んでいたが、カペッロは招集しなかった<ref>[http://www.mirrorfootball.co.uk/news/Why-Michael-Owen-should-be-in-Fabio-Capello-s-England-squad-article42641.html Why Michael Owen should be in Fabio Capello's England squad]</ref>。

2008年11月に行われた[[サッカードイツ代表|ドイツ]]との親善試合では、[[ウェイン・ルーニー]]と[[エミール・ヘスキー]]が起用できないにも関わらず、オーウェンは招集されなかった。しかし、カペッロは今後オーウェンを招集する可能性を否定しなかった<ref>[http://www.skysports.com/story/0,19528,12010_4493468,00.html Capello offers Owen hope]</ref>。

カペッロはレギュラーとしてプレイしている選手を招集する方針を示したため、オーウェンが招集される可能性は低くなってしまった。ユナイテッドでは交代での出場がほとんどであり、[[2010年]][[2月28日]]に行われた[[フットボールリーグカップ|リーグカップ]]の決勝でハムストリングを負傷し、結果として[[2010 FIFAワールドカップ]]のメンバーには選ばれなかった<ref name="Owen ruled out">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/m/man_utd/8551257.stm Michael Owen ruled out for rest of season]</ref>。

=== 代表で記録したゴール ===
{| class="wikitable collapsible" style="font-size:85%; text-align:left; margin:auto;"
|-
! ゴール !! 日付 !! 開催地 !! 対戦国 !! 試合結果 !! 大会名 !! ゴール数
|-
| 1 || 1998年5月27日 || [[スタッド・モハメドⅤ]]、[[カサブランカ]] || {{fb|MAR}} || 1–0 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 2 || 1998年6月22日 || [[スタジアム (トゥールーズ)|スタジアム・ミュニシパル]]、[[トゥールーズ]] || {{fb|ROM}} || 1–2 || [[1998 FIFAワールドカップ]] || 1
|-
| 3 || 1998年6月30日 || [[スタッド・ジェフロワ＝ギシャール]]、[[サン＝テティエンヌ]] || {{fb|ARG}} || 2–2 || [[1998 FIFAワールドカップ]] || 1
|-
| 4 || 1998年10月14日 || [[スタッド・ヨジー・バーテル]]、[[ルクセンブルク (都市)|ルクセンブルク]] || {{fb|LUX}} || 3–0 || [[UEFA欧州選手権2000 (予選)|UEFA EURO2000予選]] || 1
|-
| 5 || 1999年9月4日 || [[ウェンブリー・スタジアム (1923)|ウェンブリー・スタジアム]]、[[ロンドン]] || {{fb|LUX}} || 6–0 || [[UEFA欧州選手権2000 (予選)|UEFA EURO2000予選]] || 1
|-
| 6 || 2000年5月27日 || [[ウェンブリー・スタジアム (1923)|ウェンブリー・スタジアム]]、[[ロンドン]] || {{fb|BRA}} || 1–1 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 7 || 2000年6月20日 || [[スタッド・デュ・ペイ・ド・シャルルロワ]]、[[シャルルロワ]] || {{ROMf}} || 2–3 || [[UEFA欧州選手権2000|UEFA EURO2000]] || 1
|-
| 8 || 2000年9月2日 || [[スタッド・ド・フランス]]、[[パリ]] || {{fb|FRA}} || 1–1 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 9 || 2001年3月24日 || [[アンフィールド]]、[[リヴァプール]] || {{fb|FIN}} || 2–1 || [[2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2002 FIFAワールドカップ予選]] || 1
|-
| 10 || 2001年3月28日 || [[ケマル・スタファ・スタジアム]]、[[ティラナ]] || {{fb|ALB}} || 3–1 || [[2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2002 FIFAワールドカップ予選]] || 1
|-
| 11 || 2001年9月1日 || [[ミュンヘン・オリンピアシュタディオン]]、[[ミュンヘン]] || {{fb|GER}} || 5–1 || [[2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2002 FIFAワールドカップ予選]] || 3
|-
| 14 || 2001年9月5日 || [[セント・ジェームズ・パーク]]、[[ニューカッスル・アポン・タイン|ニューカッスル]] || {{ALBf}} || 2–0 || [[2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2002 FIFAワールドカップ予選]] || 1
|-
| 15 || 2002年4月17日 || [[アンフィールド]]、[[リヴァプール]] || {{fb|PAR}} || 4–0 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 16 || 2002年5月21日 || [[済州ワールドカップ競技場]]、[[西帰浦市]] || {{fb|KOR}} || 1–1 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 17 || 2002年6月15日 || [[新潟スタジアム|ビッグスワン]]、[[新潟市]] || {{fb|DEN}} || 3–0 || [[2002 FIFAワールドカップ]] || 1
|-
| 18 || 2002年6月21日 || [[静岡県小笠山総合運動公園スタジアム|静岡スタジアム・エコパ]]、[[袋井市]] || {{fb|BRA}} || 1–2 || [[2002 FIFAワールドカップ]] || 1
|-
| 19 || 2002年10月12日 || [[テヘレネ・ポーレ]]、[[ブラチスラヴァ]] || {{fb|SVK}} || 2–1 || [[UEFA欧州選手権2004予選|UEFA EURO2004予選]] || 1
|-
| 20 || 2003年3月29日 || [[ラインパーク・シュタディオン]]、[[ファドゥーツ]] || {{fb|LIE}} || 2–0 || [[UEFA欧州選手権2004予選|UEFA EURO2004予選]] || 1
|-
| 21 || 2003年6月11日 || [[リヴァーサイド・スタジアム]]、[[ミドルズブラ]] || {{fb|SVK}} || 2–1 || [[UEFA欧州選手権2004予選|UEFA EURO2004予選]] || 2
|-
| 23 || 2003年8月20日 || [[ポートマン・ロード]]、[[イプスウィッチ]] || {{fb|CRO}} || 3–1 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 24 || 2003年9月10日 || [[オールド・トラフォード]]、[[マンチェスター]] || {{fb|LIE}} || 2–0 || [[UEFA欧州選手権2004予選|UEFA EURO2004予選]] || 1
|-
| 25 || 2004年6月1日 || [[シティ・オブ・マンチェスター・スタジアム]]、[[マンチェスター]] || {{fb|JPN}} || 1–1 || 2004 FAサマー・トーナメント || 1
|-
| 26 || 2004年6月24日 || [[エスタディオ・ダ・ルス]]、[[リスボン]] || {{fb|POR}} || 2–2 || [[UEFA欧州選手権2004|UEFA EURO2004]] || 1
|-
| 27 || 2004年8月18日 || [[セント・ジェームズ・パーク]]、[[ニューカッスル・アポン・タイン|ニューカッスル]] || {{fb|UKR}} || 3–0 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 28 || 2004年10月13日 || [[トフィク・バフラモフ・スタジアム]]、[[バクー]] || {{fb|AZE}} || 1–0 || [[2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2006 FIFAワールドカップ予選]] || 1
|-
| 29 || 2005年3月26日 || [[オールド・トラフォード]]、[[マンチェスター]] || {{fb|NIR}} || 4–0 || [[2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2006 FIFAワールドカップ予選]] || 1
|-
| 30 || 2005年5月31日 || [[ジャイアンツ・スタジアム]]、[[イーストラザフォード]] || {{fb|COL}} || 3–2 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 3
|-
| 33 || 2005年10月12日 || [[オールド・トラフォード]]、[[マンチェスター]] || {{fb|POL}} || 2–1 || [[2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選|2006 FIFAワールドカップ予選]] || 1
|-
| 34 || 2005年11月12日 || [[スタッド・ドゥ・ジュネーヴ]]、[[ジュネーヴ]] || {{ARGf}} || 3–2 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 2
|-
| 36 || 2006年6月3日 || [[オールド・トラフォード]]、[[マンチェスター]] || {{fb|JAM}} || 6–0 || [[エキシビジョン|親善試合]] || 1
|-
| 37 || 2007年6月6日 || [[ア・ル・コック・アレーナ]]、[[タリン]] || {{fb|EST}} || 3–0 || [[UEFA欧州選手権2008予選|UEFA EURO2008予選]] || 1
|-
| 38 || 2007年9月8日 || [[ウェンブリー・スタジアム]]、[[ロンドン]] || {{fb|ISR}} || 3–0 || [[UEFA欧州選手権2008予選|UEFA EURO2008予選]] || 1
|-
| 40 || 2007年9月12日 || [[ウェンブリー・スタジアム]]、[[ロンドン]] || {{fb|RUS}} || 3–0 || [[UEFA欧州選手権2008予選|UEFA EURO2008予選]] || 2
|}

== 私生活 ==
オーウェンは1984年にプライマリー・スクールでイングランド出身の女性と出会った<ref name="Star Owen">[http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/north_east/4516841.stm Star Owen switches wedding plans]</ref>。[[北ウェールズ]]の[[フリントシャー]]に土地を購入し、オーウェンは自動車、彼女は競走馬をそこに預けている。2人は[[2004年]][[2月14日]]に式を挙げ、[[2005年]][[6月24日]]に入籍をした<ref>[http://news.bbc.co.uk/cbbcnews/hi/newsid_4620000/newsid_4621000/4621013.stm Michael Owen marries girlfriend]</ref>。

2人には4人の子どもがおり、[[2003年]][[5月1日]]に長女が生まれ<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/north_east/2993357.stm Baby joy for Owen]</ref>、[[2006年]][[2月6日]]に長男が生まれ、2007年10月29日には次女が生まれ、[[2010年]][[2月26日]]に三女が生まれた<ref>[http://www.timesonline.co.uk/tol/sport/football/premier_league/manchester_united/article7044667.ece Michael Owen tastes the sweet and sour at Wembley]</ref>。

ニューカッスルでプレーするためにイギリスに戻ってからは、毎日近くの[[BAEシステムズ]]から[[ヘリコプター]]で練習に通っていた。後に家にヘリポートと[[AS 365 (航空機)|AS 365]]を所有し、パイロットになるための訓練を受けていたが<ref>[http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1506739/One-millionaire-footballers-new-goal-to-fly-like-a-Bond-villain.html One millionaire footballer's new goal: to fly like a Bond villain]</ref>、高額な保険料を支払わなければならないため、クラブから訓練を受けることを禁止された<ref>[http://www.journallive.co.uk/north-east-news/todays-news/tm_objectid=17638897&method=full&siteid=50081&headline=sky-high-bills--ground-michael-owen--name_page.html Sky-high bills `ground Michael Owen']</ref>。

オーウェンは家族のために、かつて住んでいた場所の近くの通り全体を購入し<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/north_east/3388685.stm Star's old home for sale]</ref>、2008年には[[ウォルト・ディズニー]]が所有していた土地を[[エステポナ]]の有名な不動産屋であるポール・グリムショウから購入したと『デイリー・エクスプレス』紙が報じた<ref>[http://www.express.co.uk/posts/view/60926/Exclusive-Owen-may-build-his-own-Disneyland- EXCLUSIVE: OWEN MAY BUILD HIS OWN 'DISNEYLAND']</ref>。

2004年にはオーウェンの姉が若者2人に誘拐されそうになったが、彼女が妊娠していることを告げると犯人は逃亡した<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/north_east/3492341.stm Kidnap attempt on Owen's sister]</ref>。

オーウェンは数台の自動車とヘリコプターを持ち、[[競馬]]とギャンブルを趣味にしている。多くの競走馬も所有しており、[[トム・ダスコム]]が調教をしている<ref>[http://twitter.com/#!/themichaelowen/status/63346257405546497 Twitter@themichaelowen]</ref>。義理の兄[[リッチー・パートリッジ]]もサッカー選手である<ref>[http://findarticles.com/p/articles/mi_qn4161/is_20060409/ai_n16184717/ AT ODDS]</ref>。

オーウェンは多くの広告に出演し、2001年にオーウェンは朝食用のシリアル「[[ネスレ]]・スポーティーズ」の広告塔を務め、粉洗剤「パーシル」とは100万ポンド相当の契約を結んだ<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/wales/3541103.stm Owen stars in his own soap]</ref>。「[[ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008]]」ではイメージキャラクターを務め<ref>[http://www.eurogamer.net/articles/michael-owen-fronts-pes-08 Michael Owen fronts PES 08]</ref>、1998年から[[ティソ]]のアンバサダーを務め、[[ジャガー (自動車)|ジャガー]]とも契約している<ref>[http://azby.search.nifty.com/websearch/search?select=1077&cflg=%8C%9F%8D%F5&htmltype=2&Text=www.michaelowenpics.com SOCCER Michael Owen]</ref><ref>[http://www.cwn.org.uk/motoring/jaguar/9906/990604-michael-owen.htm Jaguar Signs Agreement With Michael Owen]</ref>。

引退後は地元のチームであり、かつて父がプレーしていた[[チェスター・シティFC|チェスター・シティ]]に何らかの形で関わっていきたいと話している<ref>[http://www.fifa.com/newscentre/videos/player.html#ch=fbm&id=517519 Michael Owen: My town]</ref>。

== 個人成績 ==
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
|-
!rowspan="2"|所属クラブ
!rowspan="2"|シーズン
!colspan="2"|リーグ戦
!colspan="2"|カップ戦
!colspan="2"|リーグカップ戦
!colspan="2"|UEFA主催
!colspan="2"|その他<ref>その他とは[[コミュニティーシールド|FAコミュニティ・シールド]]、[[UEFAスーパーカップ]]のこと。</ref>
!colspan="2"|通算
|-
!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点
|-
|rowspan="9"|[[リヴァプールFC|リヴァプール]]
|1996–97
|2||1||0||0||0||0||0||0||0||0||2||1
|-
|1997–98
|36||18||0||0||4||4||4||1||0||0||44||23
|-
|[[FAプレミアリーグ1998-1999|1998-99]]
|30||18||2||2||2||1||6||2||0||0||40||23
|-
|[[プレミアリーグ1999-2000|1999-2000]]
|27||11||1||0||2||1||0||0||0||0||30||12
|-
|[[FAプレミアリーグ2000-2001|2000-01]]
|28||16||5||3||2||1||11||4||0||0||46||24
|-
|[[FAプレミアリーグ2001-2002|2001-02]]
|29||19||2||2||0||0||10||5||2||2||43||28
|-
|[[FAプレミアリーグ2002-2003|2002-03]]
|35||19||2||0||4||2||12||7||1||0||54||28
|-
|[[FAプレミアリーグ2003-2004|2003-04]]
|29||16||3||1||0||0||6||2||0||0||38||19
|-
!通算
!216!!118!!15!!8!!14!!9!!49!!21!!3!!2!!297!!158
|-
|rowspan="2"|[[レアル・マドリード|レアル・マドリー]]
|2004–05
|36||13||4||2||colspan="2"|–||5||1||0||0||45||16
|-
!通算
!36!!13!!4!!2!!colspan="2"|–!!5!!1!!0!!0!!45!!16
|-
|rowspan="5"|[[ニューカッスル・ユナイテッドFC|ニューカッスル・ユナイテッド]]
|[[FAプレミアリーグ2005-2006|2005-06]]
|11||7||0||0||0||0||0||0||0||0||11||7
|-
|[[FAプレミアリーグ2006-2007|2006-07]]
|3||0||0||0||0||0||0||0||0||0||3||0
|-
|[[プレミアリーグ2007-2008|2007-08]]
|29||11||3||1||1||1||0||0||0||0||33||13
|-
|[[プレミアリーグ2008-2009|2008-09]]
|28||8||2||0||2||2||0||0||0||0||32||10
|-
!通算
!71!!26!!5!!1!!3!!3!!0!!0!!0!!0!!79!!30
|-
|rowspan="4"|[[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]]
|[[プレミアリーグ2009-2010|2009-10]]
|19||3||1||0||4||2||6||4||1||0||31||9
|-
|[[プレミアリーグ2010-2011|2010-11]]
|11||2||2||1||1||2||2||0||1||0||16||5
|-
|2011-12
|1||0||0||0||1||2||0||0||0||0||2||2
|-
!通算
!31!!5!!3!!1!!6!!6!!8!!4!!2!!0!!49!!16
|-
!colspan="2"|通算
!354!!162!!27!!12!!23!!18!!62!!26!!5!!2!!470!!220
|}

== 獲得タイトル ==
=== クラブ ===
==== リヴァプール ====
*[[FAカップ]]：2000-01
*[[フットボールリーグカップ]]：2000-01、2002-03
*[[コミュニティーシールド|FAコミュニティ・シールド]]：2001年
*[[UEFAカップ]]：2000-01
*[[UEFAスーパーカップ]]：2001年

==== マンチェスター・ユナイテッド ====
*[[プレミアリーグ]]：2010-11
*[[フットボールリーグカップ]]：2009-10
*[[コミュニティーシールド|FAコミュニティ・シールド]]：2010年

=== 個人 ===
*[[PFA年間最優秀若手選手賞]]：1997-98
*プレミアリーグ月間最優秀選手：1998年8月
*プレミアリーグ得点王：1997-98、1998-99
*[[PFA年間ベストイレブン]]：1997-98
*BBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー：1998年
*[[FIFAワールドカップ]]ベストヤングプレイヤー：1998年
*[[バロンドール]]：2001年
*プレミアリーグ10周年記念ベストイレブン（国内選手による）：2002年
*[[ワールドサッカー (雑誌)#20世紀の偉大なサッカー選手100人|20世紀の偉大なサッカー選手100人]]（44位）：1999年
*[[ワールドサッカー (雑誌)#世界最優秀選手賞|世界最優秀選手賞]]：2001年
*[[FIFA 100]]：2004年

== 脚注 ==
{{Reflist|2}}

== 外部リンク ==
*[http://www.manutd.com/en/Players-And-Staff/First-Team/Michael-Owen.aspx プロフィール] クラブ公式サイトのプローフィール
*[http://www.michaelowenonline.com/ 公式ファンサイト]
*{{soccerbase|10509}}
*{{FIFA player|170722}}

{{Navboxes|title=獲得タイトル・記録
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</span>
{{バロンドール受賞者}}
{{FIFAワールドカップベストヤングプレイヤー}}
{{プレミアリーグ得点王}}
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{{FIFA 100}}
}}
{{Navboxes|title = イングランド代表- 出場大会
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<span/>
{{1998 FIFAワールドカップイングランド代表}}
{{UEFA欧州選手権2000イングランド代表}}
{{2002 FIFAワールドカップイングランド代表}}
{{UEFA欧州選手権2004イングランド代表}}
{{2006 FIFAワールドカップイングランド代表}}
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[[Category:1998 FIFAワールドカップ出場選手]]
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