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'''ポホヨラ'''(''Pohjola'')は、[[フィンランド神話]]に登場する[[伝説]]の地名であり、'''ポホラ'''(北)すなわち北の国を意味する。[[北極]]圏全体をも指し、[[カレワラ]]の世界においては[[サーミ人]]の土地でもある。 <!-- '''Pohjola''' is a location in [[Finnish mythology]], referring to ''Pohja'' (North), as a point of the compass, the Northland — the whole polar region, and in the world of the [[Kalevala]], the land of the [[Sami]]. --> 現実の世界では、ポホヨラは[[ラップランド]]([[フィンランド]])の一部および古[[カイヌー]]を含んでいる。ポホヨラはまた純粋に神話上の地名としても考えられており、それは悪の起原、不吉な予感を与える永遠に寒冷な遠い北の国である。病気と霜はポホヨラからもたらされるものであるとされる。ポホヨラは[[ヴァイノーラ]]、すなわちカレワラの民の国の敵国である。 <!-- In the real world Pohjola includes parts of [[Lapland, Finland|Lapland]] and ancient [[Kainuu]]. Pohjola can also be thought as purely a mythical place, the source of evil — a forboding, forever cold land far in the north. Diseases and frost possibly derive from this Pohjola. Pohjola is the enemy of [[Väinölä]] — the ''land of Kalevala''. --> 神話においては、ポホヨラの支配者は強大な力を持つ魔女・[[ロウヒ]]である。偉大な[[鍛冶]]である[[イリマリネン|セッポ・イリマリネン]]は、彼女の命令で[[サンポ]]を鋳造し、彼女の娘と結婚することを条件にサンポを彼女に引き渡した。サンポとは、ギリシャ神話における[[コルヌコピア]](豊穣の角)のような、豊穣をもたらす魔法の[[臼#碾き臼|挽き臼]]で、ポホヨラの人々に大量の穀物を生み出した。星々が埋め込まれ、世界の柱を軸として回っているサンポのchurning lid<!--攪拌する?挽く?覆い 臼の上がわのことか--> は、天の円蓋(星空)の象徴である。 他の人物たちもまた、ロウヒの娘(ポホヨラの娘)との結婚を望んだ。彼らの中には、冒険家・[[レンミンカイネン]]や大賢者・[[ワイナミョイネン]]も含まれていた。ロウヒは彼ら求婚者たちに、例えば「[[トゥオネラの白鳥]]」を射るような、サンポの鋳造と同様の偉業を要求したため、これに成功する者はなかった。娘とイリマリネンの結婚式にはポホヨラの大広間で盛大な結婚式と大宴会が催された。 <!-- In the mythology, the Mistress of Pohjola is [[Louhi]], an evil witch of great power. The great smith [[Ilmarinen|Seppo Ilmarinen]] forges [[Sampo]] at her behest and brings it to her in payment for the hand of her daughter in marriage. The Sampo is a magic mill of plenty alike [[Cornucopia]], which churns out abundance for the people of Pohjola, but its churning lid is a symbol of the celestial vault of the heavens, embedded with stars, revolving about a central axis or pillar of the world. Other Kalevala characters also sought marriage from the daughters of Pohjola. These include the adventurer [[Lemminkäinen]] and the great wise man [[Väinämöinen]]. Louhi demanded miracles similar to the forging of Sampo from them, such as shooting the [[Swan of Tuonela]]. When the proposer finally would get the daughter, weddings and great drinking and eating parties were to be held at the great hall of Pohjola. --> フィンランド神話によれば、ポホヨラは北の地平線のすぐむこう、世界の支柱となる柱の基部(世界樹の根)に位置している。サンポの鋳造と保有によって、ポホヨラの暗い領域にある大いなる山の内部に住む魔女ロウヒは莫大な富を獲得した。 南に住む人々はサンポの獲得と使用のために多くの闘争と戦争を引き起こした。そしてそれに続くサンポの破壊と喪失は、北極の世界樹の崩壊を暗示しており、カレワラの多くの重要な主題をなしている。 <!-- The foundation of the pillar of the world, the root of this "world tree", was located, from the Finnish mythological perspective, somewhere just over the northern horizon, in Pohjola. The forging and hording of the Sampo and its abundance by the witch Louhi inside a great mountain in the dark reaches of Pohjola; the struggle and war by the people of the south to free the Sampo and capture it for their own needs and the subsequent smashing of the Sampo and the loss of its all-important lid (which implies the breaking of the world tree at the north pole) together constitute the bulk of the Kalevala material. --> == 関連項目 == * [[ポホヨラ (会社)|ポホヨラ]](保険会社) * [[ポホヨラン・リイケネン]](バス会社) * 『[[ポホヨラの娘]]』([[ジャン・シベリウス]]の[[交響詩]]) * [[ポホヨラ (小惑星)]] [[Category:フィンランド神話|ほほよら]] [[Category:神話・伝説の土地|ほほよら]]
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