ベルガモのソースを表示

{{コムーネ
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|altitudine = 249 (211 - 645) <ref name="istat2001">{{Cite web|author=[[国立統計研究所 (イタリア)|国立統計研究所（ISTAT）]]|url=http://dawinci.istat.it/daWinci/jsp/MD/dawinciMD.jsp?a1=m0GG0c0I0&a2=mG0Y8048f8&n=1UH90T07S25&v=1UH07B07RI50000|title=Tavola: Popolazione residente - Bergamo (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.|language=イタリア語|accessdate=2014-02-25}}</ref>
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|abitanti  = 115,374 <ref name="demo.istat">{{Cite web|author=[[国立統計研究所 (イタリア)|国立統計研究所（ISTAT）]]|url=http://demo.istat.it/pop2012/index1_e.html|title=Total Resident Population on 1st January 2012 by sex and marital status|language=英語|accessdate=2014-02-25}}</ref>
|anno = 2012-01-01
|densita = 2913.5
|frazioni = [[#分離集落]]参照
|comuniLimitrofi  = [[#隣接コムーネ]]参照
|cap = 24100
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|istat = 016024
|fiscale = A794
|nomeAbitanti  =  bergamaschi
|patrono  = Sant'Alessandro
|festivo  = [[8月26日]]
|sito = http://www.comune.bergamo.it
|Mappa= Map of comune of Bergamo (province of Bergamo, region Lombardy, Italy).svg
|Didascalia mappa= ベルガモ県におけるコムーネの領域
}}
'''ベルガモ'''（{{lang-it|'''Bergamo'''}}{{IPA audio link|It-Bergamo.ogg}}）は、[[イタリア|イタリア共和国]][[ロンバルディア州]]中部にある都市で、その周辺地域を含む人口約11.5万人の[[基礎自治体]]（[[コムーネ]]）。[[ベルガモ県]]の[[イタリア共和国の県|県都]]。

[[ミラノ]]の北東約40km、[[アルプス]]の麓に位置する。[[ルネサンス]]期には[[ヴェネツィア共和国]]の領土となった。市街は、丘の上の旧市街チッタ・アルタ（上の町）と、丘の下の新市街チッタ・バッサ（下の町）からなる。城壁に囲まれたチッタ・アルタには、中世の面影を残す景観や多くの文化財があり、観光地となっている。整然と作られたチッタ・バッサは、19世紀以降商工業の中心として発展した。[[クロード・ドビュッシー|ドビュッシー]]の「[[ベルガマスク組曲]]」はここが舞台である。

== 名称 ==
標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。
*[[ロンバルディア語]]ベルガモ方言{{enlink|Bergamasque dialect||a=on}}: {{lang|lmo|Bèrghem}}{{IPA audio link|Bèrghem.ogg}}

== 地理 ==
=== 位置・広がり ===
ミラノの北東約40kmに位置する。
==== 隣接コムーネ ====
隣接するコムーネは以下の通り。
*[[アッツァーノ・サン・パオロ]]
*[[クルノ]]
*[[ゴルレ]]
*[[ラッリオ]]
*[[モッツォ]]
*[[オーリオ・アル・セーリオ]]
*[[パラディーナ]]
*[[ポンテラーニカ]]
*[[セリアーテ]]
*[[ソリーゾレ]]
*[[ステッツァーノ]]
*[[トッレ・ボルドーネ]]
*[[トレヴィオーロ]]
*[[ヴァルブレンボ]]

=== 市街 ===
ベルガモは旧市街のチッタ・アルタと呼ばれるベルガモ・アルタと、[[フェッロヴィーエ・デッロ・スタート|FS]]の駅がある新市街のチッタ・バッサと呼ばれるベルガモ・バッサとに分けることができる。
<gallery>
画像:Bergamo salita centro.jpg|ベルガモ・アルタへの道
画像:Bergamo piazza raddrizzata.jpg|ヴェッキア広場とアンジェロ・マイ図書館
画像:bergamo accademia carrara esterno.jpg|美術館[[アッカデミア・カッラーラ]]
画像:Bergamo colleoni detail.jpg|コッレオーニ礼拝堂
</gallery>
== 歴史 ==
=== 古代 ===
ベルガモの起源は、[[ケルト人|ケルト系]]の民族である[[:en:Cenomani (Cisalpine Gaul)|Cenomani]]によって建設された古代の都市ベルゴムム（{{lang-la|Bergomum}}）である。[[紀元前49年]]、この街は[[共和政ローマ]]の[[ムニキピウム]]となり、最盛期には1万人の住民が暮らしていた。この都市は[[フリウリ]]と[[ラエティア]]を結ぶ軍事道路の重要な結節点であった。5世紀に入ると、[[アッティラ]]によって破壊された。

=== 中世 ===
[[File:Bergamo 1450.jpg|thumb|130px|left|Bergamo in the year 1450.]]
6世紀より[[ランゴバルド王国]]の支配下に入り、[[ブレシア]]や[[トレント]]、[[チヴィダーレ・デル・フリウーリ]]とともに、北イタリアにおける王国の重要な拠点となった。この都市を支配した最初の[[ランゴバルド人]]の[[ドゥクス]]{{enlink|Duke (Lombard)}}は Wallaris であった。

8世紀後半、ランゴバルド王国が[[フランク王国]]の[[カール大帝]]によって征服されると、この街は Auteramus の領国の首都となった。

11世紀以降、ベルガモは自治都市となり、[[ロンバルディア同盟]]の一員として、[[1165年]]に神聖ローマ皇帝[[フリードリヒ1世 (神聖ローマ皇帝)|フリードリヒ1世]]を撃退した。[[教皇派と皇帝派]]の対立は、この街では教皇派に属するスアルディ家{{enlink|Suardi (dynasty)}}と皇帝派に属するコッレオーニ家{{enlink|Colleoni}}の対立としてあらわれた。

1250年ごろ、オモデオ・タッソ{{enlink|Omodeo Tasso}}は両勢力の反目を避けて北へ逃れている。13世紀、オモデオ・タッソの一族は、この街の郵便事業を組織化するために戻ってきた。彼らは、のちに近代的郵便事業の嚆矢とされる{{仮リンク|ライヒスポスト|en|Reichspost}}の創始者として知られる{{仮リンク|トゥルン・ウント・タクシス家|en|Thurn und Taxis}}の祖先である。

1264年以後、ベルガモは断続的に[[ミラノ]]の支配下に置かれた。1331年、ベルガモの市民は[[ボヘミア王]][[ヨハン・フォン・ルクセンブルク]]に都市を献じてその庇護下に入ったが、ミラノの[[ヴィスコンティ家]]が再征服した。

=== ルネサンスと近代 ===
1407年に{{仮リンク|マラテスタ家|en|House of Malatesta}}が短期間支配したあと、1428年には[[ヴェネツィア共和国]]の支配下に入り、以後1797年までその一部となった。15世紀、ヴェネツィア共和国のもとで傭兵隊長（[[コンドッティエーレ]]）の[[バルトロメーオ・コッレオーニ]]がこの街の領主となった。

ヴェネツィア人たちは、チッタ・アルタを要塞化した。

1797年、ベルガモは[[フランス共和国]]の[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]に征服される。以後、ミラノなど北イタリアの諸地域ともどもその領域に組み込まれ、[[チザルピーナ共和国]]、[[イタリア共和国 (1802年-1805年)|イタリア共和国]]、[[イタリア王国 (1805年-1814年)|イタリア王国]]の一部となった。

=== 19世紀以後 ===
1815年、[[ウィーン議定書]]に基づき[[オーストリア帝国]]領（[[ロンバルド＝ヴェネト王国]]の一部）となることが確認された。

[[第二次イタリア独立戦争]]中の1859年、この都市は[[サルデーニャ王国]]に従った[[ジュゼッペ・ガリバルディ]]によって解放された。1860年にガリバルディが[[義勇軍]]「[[千人隊]]」{{enlink|I Mille||it}}を集めた際、この街からはフランチェスコ・ヌッロ{{enlink|Francesco Nullo}}など63人が参加した。ベルガモは最も多くの千人隊兵士を輩出した都市であり、[[イタリア統一運動]]（リソルジメント）に果たした功績によって「[[千人隊]]の町」（{{lang|it|Città dei Mille}}）とも呼ばれる。

1861年にイタリア統一が成り、[[イタリア王国]]が成立すると、ベルガモはその一部となった。

20世紀、ベルガモはイタリアの主要工業都市の一つとなった。ベルガモは、[[第二次世界大戦]]で大きな戦災を被らなかった数少ない大都市のひとつである。

== 行政 ==
=== 分離集落 ===
ベルガモには、以下の[[分離集落]]（フラツィオーネ）がある。
*Fontana, Astino, Longuelo, Grumello del Piano, Campagnola, Colognola, Boccaleone, Celadina, Redona, Valtesse, San Vigilio, Borgo Palazzo

== 文化・観光 ==
;旧市街
*チッタデッラ（城塞）と考古学博物館及び[[:en:Museo di Scienze Naturali Enrico Caffi|自然史博物館]]
*ヴェッキア広場
*{{仮リンク|ラジョーネ宮|it|Palazzo della Ragione (Bergamo)}}
*{{仮リンク|パラッツォ・ヌオーヴォ (ベルガモ)|it|Palazzo Nuovo di Bergamo}}
*[[サンタ・マリア・マッジョーレ教会 (ベルガモ)|サンタ・マリア・マッジョーレ教会]]
*[[コッレオーニ礼拝堂]]
*[[洗礼堂]]
*{{仮リンク|ベルガモ大聖堂|en|Bergamo Cathedral}}
*{{仮リンク|ロッカ (ベルガモ)|it|Rocca di Bergamo}}（城塞）
*[[:en:Orto Botanico di Bergamo "Lorenzo Rota"|ロレンツォ・ロタ植物園]]
;新市街
*[[アッカデミア・カッラーラ]]と近現代美術ギャラリー

== 交通 ==
郊外の[[オーリオ・アル・セーリオ]]に[[オーリオ・アル・セーリオ空港]]（ベルガモ空港）がある。

== スポーツ ==
プロ[[サッカー]]クラブとして'''[[アタランタBC]]'''がある。本拠地は[[スタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリア]]。1907年創設と歴史あるチームで、[[コッパ・イタリア]]獲得1回（1962-63）を記録する。[[セリエA (サッカー)|セリエA]]（1部）と[[セリエB (サッカー)|セリエB]]（2部）との間で昇格・降格を繰り返すクラブであるが、選手育成には定評がある。2014-2015シーズンはセリエAに属する。

女子[[バレーボール]]クラブ、'''[[バレー・ベルガモ]]'''の本拠地である。1994-95シーズン以来イタリア国内トップリーグである[[セリエA (バレーボール)|セリエA1]]に属しており（2013-14シーズン現在）、セリエA優勝8回、[[コッパ・イタリア (バレーボール)|コッパ・イタリア]]優勝5回、[[スーペルコッパ・イタリアーナ (バレーボール)|スーペルコッパ・イタリアーナ]]優勝6回、[[欧州チャンピオンズリーグ]]優勝7回（2014年現在）を数える強豪である。

[[アメリカンフットボール]]チーム、'''[[ベルガモ・ライオンズ]]'''の本拠地である。{{仮リンク|スーパーボウル・イタリアーノ|it|Superbowl italiano}}（イタリア選手権）優勝12回、{{仮リンク|ユーロボウル|en|Eurobowl}}優勝3回、チャンピオンリーグ優勝1回などの記録（2014年現在）を持つ、イタリア屈指のチームである。

== 人物 ==
=== 著名な出身者 ===
{{see|Category:ベルガモ出身の人物}}
*[[ピエトロ・ロカテッリ]]<!-- （1695年 - 1764年） --> - 18世紀の作曲家
*[[ガエターノ・ドニゼッティ]]<!-- （1797年 - 1848年） --> - 19世紀の作曲家。
*[[アンジェロ・マッツォーラ]]<!-- （1887年 - 1974年） --> - 作曲家、ギタリスト
*[[カルロ・エミリオ・ボンフェローニ]]<!-- （1892年 - 1960年） --> - 数学者
*[[ジャコモ・マンズー]]<!-- （1908年 - 1991年） --> - 彫刻家
*[[カルロ・ウビアリ]]<!-- （1929年生まれ） --> - オートバイレーサー
*[[ヴァルテル・ボナッティ]]<!-- （1930年 - 2011年） --> - 登山家
*[[アンドリュー・ビタビ]]<!-- （1935年生まれ） --> - 電気工学者
*[[コスタンティノ・ロッカ]]<!-- （1956年生まれ） --> - プロゴルファー

=== ゆかりの人物 ===
*[[バルトロメーオ・コッレオーニ]]<!-- （1400年頃 - 1475年） --> - 15世紀の傭兵隊長（コンドッティエーレ）、ベルガモの領主。

== 姉妹都市 ==
*{{flagicon|United States}} [[グリーンビル (サウスカロライナ州)|グリーンヴィル]]（[[アメリカ合衆国]]）
*{{flagicon|United States}} [[プエブロ (コロラド州)|プエブロ]]（アメリカ合衆国）
*{{flagicon|France}} [[ミュールーズ]]（[[フランス]]）
*{{flagicon|Russia}} [[トヴェリ]]（[[ロシア]]）
*{{flagicon|China}} [[蚌埠市]]（[[中華人民共和国|中国]]）
*{{flagicon|Argentina}} [[ブエノス・アイレス]]（[[アルゼンチン]]）

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
{{commons&cat|Bergamo|Bergamo}}
*[http://www.comune.bergamo.it/ Bergamo official website]
*[[小川熙]]「[https://www.nttdata-getronics.co.jp/profile/spazio/spazio66/ogawa/index.htm イタリア12小都市物語・11　ベルガモ]」, 『SPAZIO』 no.66（[[NTTデータ ジェトロニクス]]）
*{{Kotobank|ベルガモ|2=世界大百科事典 第２版}}
*{{Kotobank|ベルガモ|2=デジタル大辞泉}}
*{{Kotobank|ベルガモ|2=百科事典マイペディア}}

{{ベルガモ県}}
{{デフォルトソート:へるかも}}
[[Category:ベルガモ|*]]
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[[Category:ベルガモ県のコムーネ]]

{{Link FA|lmo}}