ベッドタウンのソースを表示

'''ベッドタウン'''（bed town）とは[[都心]]へ[[通勤]]する者の[[住宅地]]を中心に発達した、大都市周辺の[[郊外化]]した[[衛星都市]]を指す言葉。ベッドタウンは[[和製英語]] であり、[[英語]]では「commuter town」、「bedroom town」、「bedroom suburbs」、「dormitory town」などと呼ばれる。

== 概要 ==
[[日本]]では、住宅地は[[鉄道駅]]などを中心に都心から郊外へ発生的に形成されたもの、当初から[[都市]]への通勤者向けに計画的に造られたものが多い。

住宅供給を目的に実施された[[日本]]の近郊住宅地、[[第二次世界大戦]]後、住宅整備公団・現[[都市再生機構]]や[[住宅供給公社]]等が住宅供給を行った郊外の駅前に立地した多くの[[日本のニュータウン]]、また[[日本の住宅団地一覧|日本の住宅団地]]という都市形式は、仕事場・[[オフィス]]のある都市部へ、混雑した電車で通勤し、自宅には寝に帰るだけ、といった[[勤労者]]層の平均像を作り上げた。

日本の大都市周辺には、市域全体あるいは大部分が住宅地化している都市も多い。このような都市を[[衛星都市]]（えいせいとし）もしくはベッドタウンと呼んだ。

日本では、[[東京を中心とする地域の定義一覧|関東大都市圏]]（[[首都圏 (日本)|首都圏]]）における[[東京都]][[多摩地域]]・[[神奈川県]]東部・中部・[[埼玉県]]南部・[[千葉県]]北部・[[茨城県]]南西部、[[中京圏|名古屋大都市圏]]における[[愛知県]]西部・中部・[[岐阜県]]南部・[[三重県]]北東部、[[京阪神|京阪神大都市圏（近畿圏）]]における[[大阪府]]外縁部・[[兵庫県]]南部・[[京都府]]南部・[[滋賀県]]南西部・[[奈良県]]北西部・[[和歌山県]]北部・三重県西部などにこのような都市が集中している。[[札仙広福|地方中枢都市圏]]においても、[[札幌都市圏]]における[[北海道]][[石狩振興局|石狩地方]]、[[仙台都市圏]]における[[宮城県]]中南部、[[広島都市圏]]における[[広島県]]南西部・[[山口県]]南東部、[[北九州・福岡大都市圏|福岡・北九州都市圏]]における[[福岡県]]北部・南西部・[[佐賀県]]東部・山口県南西部などにこのような都市が発生している。

== 関連項目 ==
* [[昼間人口]]
* [[都心回帰]]

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[[Category:都市]]
[[Category:日本の住宅の歴史]]
[[Category:和製英語]]