プントランドのソースを表示

{{更新|date=2013年3月}}
{{基礎情報 国|
  略名         =プントランド|
  日本語国名   =プントランド・ソマリア国|
  公式国名     ='''{{Lang|so|Gobolka Puntlaand ee Somaaliya}}'''|
  国旗画像     =Flag of Puntland.svg|
  国章画像     =[[File:Coat of Arms of Puntland.png|150px]]|
  国章リンク   =([[プントランドの国章|国章]])|
  標語         =Star of the North<br/>北の国|
  位置画像     =LocationPuntland.png|
  公用語       =[[ソマリ語]],[[アラビア語]]|
  首都         =[[ガローウェ]]|
  最大都市     =[[ボサソ]]|
  元首等肩書   =[[プントランドの大統領|大統領]]|
  元首等氏名   =[[アブディウェリ・モハメド・アリ]]|
  首相等肩書   =副大統領|
  首相等氏名   =Abdiweli Abdullahi Haji Omar|
  面積順位     =暫定86|
  面積大きさ   =1 E11|
  面積値       =212,510|
  水面積率     =|
  人口統計年   =2013|
  人口順位     =暫定147|
  人口大きさ   =1 E6|
  人口値       =2,000,000|
  人口密度値   =9.41|
  人口追記 = 推定|
  GDP統計年    =2011|
  GDP順位      =|
  GDP値        =36.24億?|
  GDP/人       =1,556|
  建国形態     =[[独立]]<br/>&nbsp;- 宣言<br/>&nbsp;- 承認|
  建国年月日   =[[ソマリア]]より<br/>[[1998年]][[7月23日]]|
  承認         =承認されていない
  通貨         =[[ソマリア・シリング]]|
  通貨コード   =SOS|
  時間帯       =+3|
  夏時間       =なし|
  国歌名       =プントランドの国歌|
  ccTLD      =SO|
  国際電話番号 =252|
}}

'''プントランド'''（{{lang-en-short|Puntland}}、{{Lang-so|Puntlaand}}、{{Lang-ar|أرض البنط}}）は、[[1998年]][[7月]]に[[ソマリア]]北東部の[[氏族]]が自治宣言をし、[[ガローウェ]]を[[首都]]として樹立した自治政府、およびその自治政府が治める地域の呼称。ソマリ族の3分の1がこの地に住む。同国を分断状態に陥れた例としては2例目であるが、1例目の[[ソマリランド]]と違い、ソマリアとの[[連邦|連邦制]]による再統合には賛意を表明している<ref name="RRPuntland">[http://www.rangeresources.com.au/fileadmin/user_upload/research_Reports/gecr_29Nov07_RangeResources_mainnote.pdf Range Resources - Puntland]</ref>。またそのソマリランドとは[[国境]]を接し、[[プントランド・ソマリランド紛争|領土紛争]]を抱えている。

現職の[[大統領]]は[[アブドゥルラフマン・モハムード・ファロレ]]（第3代）。初代大統領[[アブドゥラヒ・ユスフ]]は[[2004年]][[10月14日]]より[[ソマリア暫定連邦政府]]の[[ソマリアの大統領一覧|大統領]]となっており（[[2008年]][[12月29日]]まで）、同月中にプントランド大統領を辞任している。この暫定政権には[[南西ソマリア]]の指導者も入閣し、プントランドも協力的であることから、有効な中央政府発足に向けての足がかりとなるか注目されている。しかし、南部のイスラム武装勢力に押され気味であり、内情も一枚岩とはいえないことから、2011年現在のところはソマリア統一の可能性は見えていない。

==歴史==
===プントランド成立まで===
[[古代エジプト]]の遺跡には、古代エジプトが[[紅海]]沿岸の国と交易をしていたらしい記録が残されている。その記録よると、交易の相手国は[[プント国]]と呼ばれており、今日のプントランドの名称はこのプント国にちなんでいる。ただし古代プント国が今日のプントランド内にあったかどうかは分かっていない<ref>Dan Richardson, ''Egypt'', (Rough Guides: 2003), p.404</ref><ref>Ian McMahan, ''Secrets of the Pharaohs'', (HarperCollins: 1998), p.92</ref><ref>David B. O'Connor, Stephen Quirke, Quir O'Connor, ''Mysterious lands'', (UCL Press: 2003), p.64 </ref>。

[[ファイル:Abdullahi Yusuf Ahmed 2.jpg|thumb|left|200px|ユスフ初代大統領（2008年）]]
ソマリアは[[1991年]]から[[ソマリア内戦|内戦]]状態にあり、[[ソマリ族|氏族]]を主な構成単位とする軍閥同士の争いが続いた。ソマリア北東部の氏族は[[ハルティ (ダロッド)|ハルティ]]と呼ばれており、ソマリアの5大氏族の一つ、ダロッドの支族であった。[[1998年]]7月、ハルティの支配地域が独立宣言し、プントランド共和国（Republic of Puntland）と名乗った。初代大統領にはハルティの支族であるマジャーティーン{{enlink|Majeerteen}}出身の[[アブドゥラヒ・ユスフ]]が就いた。プントランド大統領の任期は3年とされた。

2001年7月にユスフの任期は切れるが、その再選に関してソマリア中央の争いが影響を与えた。当時、ソマリア中央では[[2000年]]4月に成立したソマリア暫定国民政府{{enlink|Transitional National Government|TNG}}と[[2001年]]3月に成立したソマリア和解復興委員会 {{enlink|Somalia Reconciliation and Restoration Council|SRRC}}が対立していた。対立の理由は複雑だが、簡単に言えばTNGは[[アラブ世界|アラブ色]]が強すぎる<!--NHK p.61-->、として反発してできたのがSRRCである。また、[[モハメド・シアド・バーレ|バーレ政権]]崩壊後にソマリア暫定大統領に選ばれた[[アリ・マハディー]]{{enlink|Ali Mahdi Muhammad}}の流れを汲むのがTNG、マハディーと覇権を争った[[モハメッド・ファッラ・アイディード|アイディード将軍]]の流れを汲むのがSRRCと見ることもできる<ref name=nhk/><!--p.73-->。 
[[File:Presidentialres.jpg|thumb|250px|州都ガローウェにあるプントランド大統領府]]
ユスフはSRRCへの参加を表明し、さらにプントランド大統領の退任を拒否した<ref name=aif/>。それに対抗してTNGはプントランドイスラム司法長官の[[ユスフ・ハジ・ヌル]]{{enlink|Yusuf Haji Nur|en}}を後押しした。ヌルは2001年7月にプントランド首都ガローウェからユスフを追放し、暫定大統領となったことを宣言した。ユスフは一族が住むプントランド南端の町[[ガルカイヨ]]に拠点を移し、そこがプントランドの新首都だとして抵抗を続けた<ref name=nhk>桜井均他「NHKスペシャルセレクション アフリカ21世紀」、2002年5月、日本放送出版協会、ISBN 4-14-080693-1</ref><!--p.74-->。一方、ユスフを追放したヌルは正式な大統領となることをあきらめ、プントランドの長老会議は[[11月14日]]、新大統領にユスフと同じマジャーティーン出身のジャマ・アリ・ジャマ{{enlink|Jama Ali Jama}}を選出した<ref name=aif/><ref name=nhk/>。

ユスフはSRRCと隣国エチオピアの支援を受けて反撃した。2001年11月の末にはプントランドの州都[[ガローウェ]]をほぼ取り戻し、[[2002年]]5月には制圧した。ジャマは北部の主要都市[[ボサソ]]に拠点を移すがそこもまもなく制圧され、プントランドの支配権はほぼユスフに戻った<ref name=nhk/><ref name=aif>アフリカ日本協議会 [http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/somalia_fact_sheet.pdf FACT SHEET vol.1(PDF)]</ref>。

===ムセ大統領の時代===
2004年10月、プントランド大統領のユスフは[[ソマリア暫定連邦政府]]の初代大統領に選ばれたため、プントランド大統領は暫定的にモハメド・アブディ・ハシ(Muhammad Abdi Hashi)が継いだ<ref name=aif/>。プントランドは2004年12月に[[スマトラ島沖地震 (2004年)|スマトラ島沖地震]]の[[津波]]被害を受けた。2005年1月、選挙の結果、将軍のモハムード・ムセ・ヘルシ{{enlink|Mohamud Muse Hersi}}が大統領に選ばれた<ref name=aif/>。また、プントランドは独立国ではなく、ソマリア暫定連邦政府を構成する自治州となった。2005年以降には、各地区の行政は、氏族を基本単位とした地区評議会が中心となって決めることになった<ref>[http://allafrica.com/stories/200712100587.html Somalia: Puntland President Rules By Decree, Not Democracy] 、allafrica.com</ref>。

2006年11月、ソマリア南部で作られた[[イスラム法廷会議]]が勢力範囲を徐々に北方に伸ばし、プントランド南境の都市[[ガルカイヨ]]から数10キロ離れた位置にあるバンディラドリー{{enlink|Bandiiradley}}が占拠されたことが伝えられた。イスラム法廷会議のモハメド・モハマド・ジャマ（Mohamed Mohamud Jama）は次にガルカイヨに侵攻する旨を表明した。ガルカイヨは北半分をプントランドが、南半分をハウィエ氏族が支配している都市であった。このときまで、イスラム法廷会議はプントランド支配地域への侵攻表明を避けていた<ref>{{cite news
 | title = Islamists <nowiki>'</nowiki>take key Somali town<nowiki>'</nowiki>
 | work = BBC News
 | publisher = BBC
 | date = 2006-11-12
 | url = http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/6141594.stm
 | accessdate = 2006-11-13 }}</ref>。プントランド大統領のムセは問題が宗教化することを避けるため、プントランドはイスラム法に従って治めていくがその方法はイスラム法廷会議とは異なるものである、との声明を発表した<ref>[http://english.aljazeera.net/NR/exeres/50831F87-04BD-4387-A55A-D8000B94D4AA.htm Puntland 'to fight Islamic courts'], ''Al Jazeera'', [[11月21日|21 November]] [[2006年|2006]]</ref>。

[[File:Badhan overview.jpg|thumb|right|200px|[[マーヒル]]の首都バハン{{enlink|Badhan}}]]
2007年7月、プントランド西部の一部で、ダロッド族ハルティの支族であるワルサンガリ{{enlink|Warsangali|en}}が[[マーヒル]]として独立を宣言した。プントランドの行政をマジャーティーンが仕切っていることに反発したことによるものだった。2007年10月には、プントランド西隣の[[ソマリランド]]が、プントランドが支配権を主張しているスール地方の都市ラスカノードを占領した<ref>[http://english.aljazeera.net/NR/exeres/3C4CBB81-223B-4CC8-AABB-421D2DFDA68C.htm Al-Jazeera: Rival Somali regions in armed clash].</ref>（[[プントランド・ソマリランド紛争]]）。

2007年12月、ラスカノード進入に関してソマリランドとムセ大統領の間に密約があったとして、スール出身議員が質問を出し、プントランド議会は紛糾した<ref>[http://www.garoweonline.com/artman2/publish/Somalia_27/Somalia_Puntland_leader_admits_secret_deal_with_Somaliland.shtml Somalia: Puntland leader admits to secret deal with Somaliland]、ガローウェオンライン、2009年7月12日閲覧</ref>。同じ12月にムセ大統領は北[[ガルカイヨ]]地区評議会の解散を命じ、北ガルカイヨをプントランド政府が直接支配することを表明した。これを皮切りに、ムセ大統領はプントランド政府の権限を強めていった。ムセ大統領は翌年1月にはラスカノードを奪還することを宣言している<ref>[http://somalinet.com/news/world/Somalia/14276]、SomaliNet、2008年1月15日付、2009年7月12日閲覧</ref>。

2008年8月に、ワルサンガリ出身の将軍アブデゥリアヒ・フメド・ジャマ{{enlink|Abdullahi Ahmed Jama ‘Ilkajir’|en}}がマーヒルに戻り、プントランド大統領選への出馬を表明し<ref>[http://www.hiiraan.com/news2/2008/jun/puntland_election_general_abdullahi_ahmed_jama_ilkajiir_for_puntland_president.aspx]</ref>、プントランド内でのマーヒル地域の待遇を改善することを約束した。ジャマはマーヒル住民の歓迎を受けた<ref>[http://www.laasqoray.net/view_article.php?articleid=3879]</ref>。マーヒルもソマリランドからも攻撃を受けていたので、2009年にプントランド復帰を決めた。

===最近===
[[Image:Abdirahman Farole.jpg|thumb|200px|プントランド大統領のファローレ]]
2009年1月、選挙の結果、マジャーティーン支族出身で63歳のアブディラマン・モハマド・ファローレ{{enlink|Abdirahman Mohamud Farole}}が大統領になった。ファローレは[[オーストラリア]]の[[ラ・トローブ大学]]で歴史学の[[Ph.D.]]を取った人物で、外務担当長官としてムセ政府に入閣していたが、[[プントランドにおける石油採掘]]でムセ大統領と対立して2006年にプントランドを去っていた<ref>http://www.theage.com.au/national/la-trobe-student-takes-on-pirates-20090109-7doq.html</ref>。今回は、多くの政治団体からの要望で帰国し選挙に臨んだものだった。ファローレ大統領は就任直後に「100日の報告」政策を発表し、就任後100日間で地方を巡行し、地方自治と海賊対策に力を入れることを誓った<ref>http://www.garoweonline.com/artman2/publish/Features_34/Somalia_Puntland_govt_publishes_First_100_Days_in_Office_report.shtml</ref>。

[[2014年]][[1月8日]]に行われた{{仮リンク|2014年プントランド大統領選挙|en|Puntland presidential election, 2014}}により、[[ソマリアの首相]]でもあった[[アブディウェリ・モハメド・アリ]]がプントランド5代大統領に選ばれ、副大統領も選出された。

==経済==

プントランドは1600キロメートルの海岸線を持ち、海産物が豊富である。しかし、1991年の内戦後、外国からの漁船がこれらの海産物を根こそぎ取っていくようになったため、地元漁師はプントランド政府に改善を求めている。

[[File:LaasqorayTuna.jpg|thumb|right|200px|ラスコレー{{enlink|Laasqoray|en}}の[[ツナ]]工場]]
プントランドは海産物の輸出も行っており、[[ロブスター]]、[[干物]]、[[サメ皮]]、[[ツナ]]などが取り扱われている。[[海塩]]も作られている。

そのほか[[家畜]]、[[乳香]]、[[アラビアガム]]の生産も行われている<ref>[http://www.puntlandgovt.com/buesinessguide.php Puntland Chamber of Commerce Business Guide - Industries and Agriculture]</ref>。

北部の海岸線沿いにあるラスコレー{{enlink|Laasqoray}}では、マグロを[[ツナ]]に加工する中規模の工場がある。これは輸出もされている。工場建設は地方振興と失業者対策の意味もあり、ハボ（Habo）にも作られている。

===海賊===
{{Main|ソマリア沖の海賊}}
[[ソマリア沖の海賊]]の活動拠点はプントランド内にも多いといわれている<ref name="reuters2008-08-29">{{cite news |first=Daniel |last=Wallis |title=Somali pirates a growing threat to shipping |url=http://africa.reuters.com/wire/news/usnWAL915205.html |format=HTML |work=Africa.Reuters.com |publisher=[[Reuters]] |date=2008-08-29 |accessdate=2008-09-06 }}[http://www.mima.gov.my/mima/htmls/mimarc/news/newsflash/nflash-sep08.pdf This article is archived on page 15 of nflash-sep08 on mima.gob.my]</ref>。ソマリア沖の海賊の収入は全部あわせると年3000万ドルであり、この金額はプントランドの税収より1000万ドルも多い<ref name="AFPpiracy">{{cite web |url=http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5hP30tFOhJ1fWJGG2ytSaEhhuF1zQ |title=New pirate raids expose international efforts to secure trade routes |accessdate=2008-12-11 |last= |first= |coauthors= |date= |work= |publisher=}}</ref>。これら海賊にはプントランド政府が関与しているとも言われている<ref name="AFPpiracy"/>。

==地理==
===概観===
いわゆる[[アフリカの角]]の先端部分を構成する。ソマリアの約1/3の面積を有する。北は[[アデン湾]]、東はインド洋に面し、西は[[ソマリランド]]、南西はエチオピアと接する。
西部のスール{{enlink|Sool}}、サナーグ{{enlink|Sanaag}}、カイン{{enlink|Ayn, Somalia|Cayn}}の領有権を[[ソマリランド]]と抗争中である（[[プントランド・ソマリランド紛争]]）。プントランドは2003年にスール地区に軍事侵攻している。この地区には[[ノースランド国]]、[[マーヒル]]といった国が作られており、はっきりとした行政府がない状態である。

===気候===
半乾燥地域で、年間降雨量は400mm以下である。1日の平均気温は年間を通じ27度Cから37度Cで西部の山地は温暖で、その他は砂漠と潅木地からなる。1月から3月が最も乾燥する時期、4月から6月は雨季、7月から9月が再び乾季で、10月から12月は小雨季となる。
[[File:Bosaaso2007.jpg|thumb|right|200px|アデン湾に臨み急速に発展するボサソ]]

===主な都市===
* [[ガローウェ]] プントランドの州都
* [[エイル (ソマリア)|エイル]] 海賊の拠点のひとつ
* [[ボサソ]] プントランド最大の都市。隣国[[イェメン]]への亡命希望者でにぎわう。
* [[ガルカイヨ]] 南部の大都市。北半分のみプントランドが支配する。

==石油開発==
{{Main|プントランドにおける石油採掘}}
[[Image:Puntland oil.png|thumb|right|200px|水色の部分がプントランド、紫色の部分がソマリランドとの抗争地域。茶色の部分が石油があると言われている地域]]
プントランドには石油があると言われており、オーストラリアのレンジリソース社とプントランド政府が共同で探鉱してきた<ref>[http://www.somalilandtimes.net/196/10728.shtml Abdillahi Yusuf’s Transitional ‎Government And Puntland Oil Deals] (sic)</ref>。その後、カナダのアフリカ石油社も参入している<ref>[http://markacadey.net/main/readarticle.php?article_id=195 Oil and Mineral Exploration in Puntland, Somalia]</ref><ref>[http://www.infomine.com/index/companies/AFRICA_OIL_CORP..html CompanyMine information on African Oil Corp]</ref>。
2012年1月レンジ社が北部のダーロー渓谷で試掘開始（現在、作業主体はカナダのホーン社）。3月にはレンジ社がヌガール渓谷延長部のインド洋鉱区を取得し、探鉱準備中である。

==メディア==
プントランドにはSBC TVとETN TVの2つのテレビ局がある。2004年にラジオ・ガローウェ{{enlink|Radio Garowe}}が設立され、波長89.8 FMでソマリアの政治、社会などのニュースを報道している。同局はインターネット配信として[[ガローウェ・オンライン]]も運営している<ref>[http://www.garoweonline.com Garowe Online]</ref>。

ラスコレーネット{{enlink|LaasqorayNET}}はバハン{{enlink|Badhan}}、[[ボサソ]]、[[ドバイ]]、[[ロンドン]]などに拠点を置くウェブサイト報道である。[[ソマリ語]]がメインであるが、英語やアラビア語での配信もいくらか行っている。プントランド内でアラビア語でニュースを読めるのはラスコレーネットだけである<ref>[http://www.laasqoray.net/Archives_Arabic.php]</ref>。

そのほか、南部にはラジオ・ガルカイヨ{{enlink|Radio Gaalkacyo}}（正式名ラジオ・フリー・ソマリア）がある。西部にはザルガガオンライン（XargagaOnline）があり、スール、サナーグ、カインの出来事を報道している<ref>[http://www.xargaga.com XargagaOnline]</ref>。

==関連項目==
* [[ソマリア]]
* [[ソマリランド]]
* [[プントランド・ソマリランド紛争]]
* [[マーヒル]]
* [[プントランド関係記事の一覧]]

==脚注==
{{reflist}}

==外部リンク==
* [http://www.puntlandgovt.com/ puntlandgovt.com] プントランド政府の公式サイト
* [http://www.sac-na.org/pdf_text/somalia_ph2/PNT_PosterMap.pdf Map of Puntland: Landmine Impact Survey, 2005] (4.3MB [[Portable Document Format|PDF]] file)
* [http://www.reliefweb.int/library/documents/2005/ocha-som-22nov3.pdf Puntland: UN-OCHA Overview] ([[Portable Document Format|PDF]] file)

===ニュース===
* [http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/6141594.stm BBC: Islamists 'take key Somali town' (in Puntland)] [[11月12日|November 12]] [[2006年|2006]]
* [http://www.horseednet.com HRNet Information about Puntland and Somalia]
* [http://www.garoweonline.com GaroweOnline.com: Breaking news, ed/ops through Web & Radio broadcast!]
* [http://allpuntland.com Allpuntland.com: News, information, entertainment and more]
* [http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/africa/1972557.stm BBC: "Somali warlords battle for Puntland"] [[5月7日|May 7]] [[2002年|2002]]
* [http://www.puntlandpost.com Puntlandpost.com: News]
* [http://www.wardheernews.com Wardheernews.com: News and commentary]
* [http://www.wayaha.com Wayaha.com: News]
* [http://www.laasqoray.net Laasqoray.net: News]
* [http://www.dhahar.com Dhahar.com: News]
* [http://www.somaliaonline.com Somalia Online: News and discussions]
* [http://www.somalianINFO.com Somalia INFO: Full of INFO]
* [http://www.Hafun.org Hafun.Org: News Agency]

===政策===
* [http://www.allpuntland.com/news1/eng/news_item.asp?NewsID=1233 "Position Paper of Harti, Geri, Abdi Koobe, and Isse DAROOD of Puntland State of Somalia, and Jubaland" at Allpuntland.com]
* [http://africanelections.tripod.com/puntland.html African Elections Database: "Elections in Puntland"]

{{coord|8|24|N|48|30|E|source:eswiki_region:SO|display=title}}

{{ソマリアの行政区画}}
{{DEFAULTSORT:ふんとらんと}}
[[Category:プントランド|*]]