ブランコ・シカティックのソースを表示

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|name=ブランコ・シカティック
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|realname=ブランコ・シカティッチ
|nickname=伝説の拳
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|birth_date={{生年月日と年齢|1954|10|15}}
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|cm=189cm
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'''ブランコ・シカティック'''<ref>「シカティック」は[[英語]]読みであり、「シカティッチ」が[[クロアチア語]]での発音に近い）</ref>（'''Branko Cikatić'''、男性、[[1954年]][[10月15日]] - ）は、[[クロアチア]]出身の[[キックボクサー]]。最終所属は[[ドージョー・チャクリキ]]。

初代[[K-1]] GRAND PRIXのチャンピオンであり、「'''伝説の拳'''」「'''石の拳'''」と言われ驚異のKO率を誇った。スイング（大きい弧を描きながら打つ大振りのフック）を得意技とし、実際に多数のフィニッシュ・ブローとなった。また右ストレート、カウンター気味のショートの左フックも得意としていた。'94 K-1 GRAND PRIX の佐竹戦には秘密兵器としてバックスピンキックも用意してきた。ファイトプランの特徴として3round制でも5round制でも、必ず勝負ポイントに自分からプレッシャーをかけ倒しに行った。この圧力は相当なものでチャンプア・ゲッソンリット、佐竹雅明、アーネスト・ホースト、アンドレ・マナートといった強豪が軒並みKOされている。

[[ミルコ・クロコップ]]の師匠であったが、壮絶な喧嘩の末仲違いをしている。シカティックによるとミルコ側の人間に襲撃されそうになったこともあるという。

元軍人で、[[クロアチア紛争]]にも参加したという異色の経験を持つ。

== 来歴 ==
[[1993年]]4月30日、K-1 GRAND PRIX '93に参戦。既に38歳であったが、1回戦で[[チャンプア・ゲッソンリット]]、準決勝で[[佐竹雅昭]]、決勝では[[アーネスト・ホースト]]をそれぞれKOで破り、初代K-1王者となった。

[[1994年]]12月10日、K-1 LEGEND 乱で自身の引退試合（引退の理由は衰えなどではなく、当時のクロアチア独立戦争に参加するため）を行い、[[アーネスト・ホースト]]と1年8か月ぶりに再戦。KO勝ちで返り討ちにし、引退を飾った。また、シカティック本人が、自身のベストバウトとして、この試合を挙げている。引退後は予定通り、クロアチアの特殊コマンド部隊教官として、スポーツ選手で構成された部隊を率いて、戦場に出た。

[[1997年]]3月16日、K-1 KINGS '97で現役復帰し、[[武蔵 (格闘家)|ムサシ]]（現・武蔵）にKO勝ち。同年7月20日、K-1 DREAM '97で[[サム・グレコ]]に生涯初のKO負け。この試合でシカティックは立ったまま失神した。グレコによるラビットパンチ（後頭部へのパンチ）があったとインタビューで答えている。「チャクリキに痛いという感情はない」という自身の言葉を実証した形になった。

1997年9月7日、K-1 GRAND PRIX '97の1回戦で[[マイク・ベルナルド]]と対戦する。1ラウンド開始直後にお互いに打ち合いに行った際、ベルナルドとシカティックの額が当たり、そのままベルナルドの連打を浴びて倒れる。一旦試合が止まりシカティックの額の傷の深さからドクター、レフリーが試合を止めTKO負けとなる。石井和義K-1プロデューサーがリングのエプロンでマイクを握り客席に向かって説明を行った。以降シカティックはK-1のリングには上がっていない。

1997年10月11日、総合格闘技[[PRIDE (格闘技イベント)|PRIDE]]に参戦。[[PRIDE.1]]で[[ラルフ・ホワイト]]と対戦。グラウンド状態のホワイトにシカティックのキックが当たり、「ノーコンテスト」となった。

[[1998年]]3月15日、[[PRIDE.2]]で[[マーク・ケアー]]と対戦。ケアーのタックルに倒されないようにロープ掴みを連発し、反則負け。[[ホイス・グレイシー]]の欠場による緊急参戦であった。

[[1999年]]9月12日、[[PRIDE.7]]で[[モーリス・スミス]]と対戦。1R[[フロントチョーク|ギロチンチョーク]]で一本負け。

[[2005年]]7月18日、WORLD OYAZI BATTLE -SAMURAI RETURN!-で金山裕文と対戦し、1-0の判定ドローとなった<ref>[http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200507/18/b09.html WORLD OYAZI BATTLE -SAMURAI RETURN!- 第9試合] スポーツナビ</ref>。

現在は母国クロアチアで警備会社「タイガー・シカティック」の代表取締役として、クロアチアの要人（大統領や大臣）の警護などを業務とする会社を経営している。また、日本クロアチア協会の常任理事も務めている。その一方で、M-1という[[格闘技]]イベントを主催しており、時折試合に出場することもある。

== 戦績 ==
=== キックボクシング ===
* 戦績 169戦 150勝 15敗 3分 138KO 1NC
* K-1： 11戦 6勝 5敗 6KO
{{Fight-start}}
{{Fight-header}}
{{Fight-cont|△| 金山裕文| 2R終了 判定1-0| WORLD OYAZI BATTLE -SAMURAI RETURN!-| 2005年7月18日}}
{{Fight-cont|○| ベンケイ佐藤| 1R KO| The Kakidamishi 1| 1999年7月11日}}
{{Fight-cont|－| [[ラルフ・ホワイト]]| 1R 1:52 ノーコンテスト| [[PRIDE.1]]【スタンディングバウト】| 1997年10月11日}}
{{Fight-cont|×| [[マイク・ベルナルド]]| 1R 0:38 TKO（ドクターストップ：額負傷）| K-1 GRAND PRIX '97 開幕戦<br />【1回戦】| 1997年9月7日}}
{{Fight-cont|×| [[サム・グレコ]]| 1R 2:58 TKO（3ノックダウン：右フック）| K-1 DREAM '97| 1997年7月20日}}
{{Fight-cont|○| [[武蔵 (格闘家)|ムサシ]]（現・武蔵）| 4R 1:38 KO（右ストレート→タオル投入）| K-1 KINGS '97| 1997年3月16日}}
{{Fight-cont|○| [[アーネスト・ホースト]]| 2R 1:18 KO（右ストレート）| K-1 LEGEND 乱| 1994年12月10日}}
{{Fight-cont|×| [[スタン・ザ・マン (キックボクサー)|スタン・ザ・マン]]| 5R終了 判定0-3| K-1 REVENGE| 1994年9月18日}}
{{Fight-cont|×| [[佐竹雅昭]]| 3R終了 判定0-2| K-1 GRAND PRIX '94<br />【準決勝】| 1994年4月30日}}
{{Fight-cont|○| [[アンドレ・マナート]]| 2R 0:16 KO（右フック）| K-1 GRAND PRIX '94<br />【1回戦】| 1994年4月30日}}
{{Fight-cont|×| [[アンディ・フグ]]| 5R終了 判定0-3| K-1 CHALLENGE| 1994年3月4日}}
{{Fight-cont|○| [[アーネスト・ホースト]]| 1R 2:49 KO（右ストレート）| K-1 GRAND PRIX '93<br />【決勝】| 1993年4月30日}}
{{Fight-cont|○| [[佐竹雅昭]]| 3R 0:45 KO（左フック）| K-1 GRAND PRIX '93<br />【準決勝】| 1993年4月30日}}
{{Fight-cont|○| [[チャンプア・ゲッソンリット]]| 1R 2:35 KO（右ストレート）| K-1 GRAND PRIX '93<br />【1回戦】| 1993年4月30日}}
{{Fight-end}}

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=== 総合格闘技 ===
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{{Fight-header}}
{{Fight-cont|×| [[モーリス・スミス]]| 1R 7:33 ギロチンチョーク| [[PRIDE.7]]| 1999年9月12日}}
{{Fight-cont|×| [[マーク・ケアー]]| 1R 2:14 反則（ロープ掴み）| [[PRIDE.2]]| 1998年3月15日}}
{{Fight-end}}

== 獲得タイトル ==
* アマチュア
** 第3回[[世界キックボクシング団体協会|WAKO]][[ヨーロッパ]]選手権大会[[フルコンタクト]]部門男子79kg未満級 優勝（1978年）<ref>[http://www.wakoweb.com/Pdf/2833.pdf 3rd WAKO EUROPEAN CHAMPIONSHIPS]</ref>
** 第4回WAKOヨーロッパ選手権大会[[キックボクシング]]部門男子79kg未満級 優勝（1980年）<ref>[http://www.wakoweb.com/Pdf/2835.pdf 4th WAKO EUROPEAN CHAMPIONSHIPS]</ref>
** 第5回WAKOヨーロッパ選手権大会フルコンタクト部門男子79kg未満級 優勝（1981年）<ref>[http://www.wakoweb.com/Pdf/2837.pdf 5th WAKO EUROPEAN CHAMPIONSHIPS]</ref>
** 第2回WAKO世界選手権大会フルコンタクト部門男子74kg未満級 3位（1979年）<ref>[http://www.wakoweb.com/Pdf/2832.pdf 2nd WAKO WORLD CHAMPIONSHIPS]</ref>
* プロ
** IKBF世界[[ヘビー級]]王座
** WKA世界王座
** [[K-1]] GRAND PRIX '93 優勝

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[男子キックボクサー一覧]]
* [[K-1選手一覧]]
* [[PRIDE選手一覧]]

== 外部リンク ==
* [http://web.archive.org/web/*/http://www.prideofficial.com/free/fighters/details/1090199152.html PRIDE 選手データ] - Internet Archive
* [http://www.sherdog.com/fighter/Branko-Cikatic-297 SHERDOG 選手データ]

{{K-1 WORLD GP歴代王者}}

{{Martialart-stub}}

{{DEFAULTSORT:しかていつく ふらんこ}}
[[Category:クロアチアのキックボクサー]]
[[Category:キックボクシングのトレーナー]]
[[Category:1954年生]]
[[Category:存命人物]]