フリッツ・ハイダーのソースを表示

'''フリッツ・ハイダー'''（'''Fritz Heider''',  [[1896年]] - [[1988年]]）は、[[オーストリア]]出身で[[ユダヤ系]]。

後に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で活躍した[[心理学者]]。[[ゲシュタルト心理学|ゲシュタルト学派]]に属する。

[[グラーツ大学]]で学位をとったのち、[[フンボルト大学ベルリン|ベルリン大学]]で[[マックス・ヴェルトハイマー|ヴェルトハイマー]]、[[クルト・コフカ|コフカ]]、[[ヴォルフガング・ケーラー|ケーラー]]、[[クルト・レヴィン|レヴィン]]らゲシュタルト心理学者と交流をもつ。[[ハンブルク大学]]で[[ウィリアム・シュテルン|シュテルン]]の助手を務めていたとき、アメリカに渡っていたコフカの招きを受け渡米。[[クラーク大学]]付設の[[聾唖]]学校に職を得て聾唖者の心理学的研究を行なう。コフカの後を継いで[[スミスカレッジ]]に移り、第二次世界大戦後は[[カンザス大学]]で長く教鞭をとった。

ハイダーの主たる業績は[[社会心理学]]における[[社会的認知]]の研究にゲシュタルト心理学の発想を持ち込んだことにある。[[認知的斉合性]]理論のさきがけである認知的[[バランス理論]]（認知的均衡理論）、1960年代から1970年代にかけて数多くの関連研究を生み出した[[帰属理論]]は、いずれも彼が提唱したものである。

== 著書 ==
* 対人関係の心理学　（大橋正夫：訳、誠信書房）
* ある心理学者の生涯　（堀端孝治：訳、協同出版）

{{DEFAULTSORT:はいた ふりつつ}}
[[Category:アメリカ合衆国の心理学者]]
[[Category:オーストリアの心理学者]]
[[Category:カンザス大学の教員]]
[[Category:ユダヤ系オーストリア人]]
[[Category:ドイツユダヤ系アメリカ人]]
[[Category:1896年生]]
[[Category:1988年没]]