フランシスコ・ロドリゲスのソースを表示

{{Otheruses|野球選手|ボクサー|フランシスコ・ロドリゲス (ボクサー)}}
{{Infobox baseball player
|選手名=フランシスコ・ロドリゲス
|英語表記=Francisco Rodríguez
|所属球団=ミルウォーキー・ブルワーズ
|背番号=57
|選手写真ファイル名=Francisco Rodríguez, 2011NLCS.jpg
|写真サイズ=280
|写真のコメント=ブルワーズ時代
|国籍={{VEN}}
|出身地=[[カラカス]]
|生年月日={{生年月日と年齢|1982|1|7}}
|身長={{フィートとcm (身長用変換)|6|0}}
|体重={{ポンドとkg (体重用変換)|195}}
|利き腕=右
|打席=右
|守備位置=[[投手]]
|プロ入り年度=1998年
|ドラフト順位=アマチュア・フリーエージェントとして[[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム|アナハイム・エンゼルス]]と契約
|初出場=2002年9月18日 [[オークランド・アスレチックス]]戦
|年俸= $2,000,000（2013年）<ref>{{Cite web|url=http://www.spotrac.com/mlb/baltimore-orioles/francisco-rodriguez/|title=
Francisco Rodriguez Contracts, Salaries, Cap Hits, & Transactions|work=Spotrac.com|language=英語|accessdate=2014年1月15日}}</ref>
|経歴=<nowiki></nowiki>
* [[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム|アナハイム・エンゼルス]] / ロサンゼルス・エンゼルス（2002 - 2008）
* [[ニューヨーク・メッツ]]（2009 - 2011）
* [[ミルウォーキー・ブルワーズ]]（2011 - 2013）
* [[ボルチモア・オリオールズ]]（2013）
* ミルウォーキー・ブルワーズ（2014 - ）
|代表チーム={{Flagicon|VEN}} [[野球ベネズエラ代表|ベネズエラ]]
|WBC=[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|2006年]]、[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック|2009年]]、[[2013 ワールド・ベースボール・クラシック|2013年]]
}}
'''フランシスコ・ホセ・ロドリゲス'''（Francisco José Rodríguez, [[1982年]][[1月7日]] - ）は、[[ベネズエラ]]・[[カラカス]]出身の[[プロ野球選手]]。[[投手]]、右投右打。現在は[[メジャーリーグベースボール|MLB]]・[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]に所属。

{{by|2008年}}にシーズン最多[[セーブ]]記録を更新した、MLBを代表する抑え投手の一人<ref name="siscouting">"[http://sportsillustrated.cnn.com/2008/baseball/mlb/09/04/scoutingreport.krod/ Scouting Report: Francisco Rodriguez]," ''[[スポーツ・イラストレイテッド|SI.com]]'', September 10, 2008. 2009年10月9日閲覧。</ref>。[[三振]]を表す[[アルファベット]]の "K" と姓を組み合わせた "'''K-Rod'''" という愛称を持つ。

== 経歴 ==
=== アマチュア、マイナー時代 ===
1982年にベネズエラで生まれるが、生後2か月で両親に捨てられ、近くに住む祖父母らの手で育てられる。母親の元を何度訪ねてもすぐに追い返され、父親にも気にかけてもらえなかった<ref name="unbeatable">[[水次祥子]] 「フランシスコ・ロドリゲス［エンゼルス］／『攻略不能』の恐るべき衝撃」 『[[月刊メジャー・リーグ]]』2003年2月号、[[ベースボール・マガジン社]]、2003年、[[雑誌コード|雑誌]]08625-2、34-37頁。</ref>。7歳のころに地元のグラシアーノ・ラベロ野球教室で投手を始めるが<ref>"[http://losangeles.angels.mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408061 Biography and Career Highlights]," ''The Official Site of The Los Angeles Angels of Anaheim''. 2008年6月3日閲覧。</ref>、7ドルの月謝を払うことができなかったためコーチに代わりに払ってもらっていた<ref name="rodrigues">[[若村玲二]] 「もうひとつのワールドシリーズ フランシスコ・ロドリゲス『彗星のように現われた20歳のルーキー』」 『[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2003年1月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2002年、雑誌15509-1、26-27頁。</ref><ref name="jock">"[http://www.jockbio.com/Bios/KRod/KRod_bio.html JockBio: Francisco Rodriguez Biography]," ''JockBio.com''. 2008年12月11日閲覧。</ref>。当時の憧れの選手は[[ウーゲット・ウービナ]]で、「彼のすべてが好きだった。[[マウンド]]上での積極性、仕事に臨む姿勢、[[アドレナリン]]が湧き出ているのが遠くから見ていてもわかる」と語っている<ref name="2009interview">[[杉浦大介]] 「インタビュー フランシスコ・ロドリゲス［メッツ］ 『勝利の雄叫び』」 『月刊スラッガー』2009年7月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-7、18-21頁。</ref>。

14-15歳のころに球速90[[マイル毎時|mph]]（約144.8[[キロメートル毎時|km/h]]）を計測するなど頭角を現し、16歳になってメジャー球団との契約が解禁されると10以上の球団が獲得に乗り出した<ref name="jock" />。{{by|1998年}}9月、契約金90万ドルで[[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム|アナハイム・エンゼルス（現ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム）]]と契約<ref name="jock" />。ロドリゲスは4[[ダイニングキッチン|LDK]]のマンションを祖父母にプレゼントしたが、[[アメリカ合衆国]]へ渡ることになったときでさえ自分をほとんど無視した両親に対しては「僕の方だって両親を気にかける必要はない」という考えを持つに至った<ref name="unbeatable" />。

[[マイナーリーグ]]では、{{by|1999年}}から{{by|2001年}}までの3年間で46試合に登板し、うち42試合に[[先発投手|先発]]。計234.1投球回で301[[三振|奪三振]]を記録するが、2001年には5勝7敗・[[防御率]]5.38と苦しんだ。球団首脳陣がロドリゲスの育成方針を協議した結果、肩や肘を痛めていたこともあって<ref>Josh Boyd, "[http://www.baseballamerica.com/today/features/angelstop03.html Angels Top 10 Prospects]," ''[[:en:Baseball America|Baseball America]]'', January 2, 2003. 2008年2月26日閲覧。</ref>、先発から[[リリーフ]]への転向が決定。ロドリゲスは当初「僕は、もちろん先発がやりたかったんだ」と難色を示したが<ref name="unbeatable" />、最終的にはこの配置転換を受け入れた。リリーフ転向1年目の{{by|2002年}}、ロドリゲスはAA級[[アーカンソー・トラベラーズ|アーカンソー]]では23試合で3勝3敗9[[セーブ]]・防御率1.96、AAA級[[ソルトレイク・ビーズ|ソルトレイク]]では27試合で2勝3敗6セーブ・防御率2.57と好成績を残す。7月には、マイナーリーグのオールスターゲーム "[[オールスター・フューチャーズゲーム|フューチャーズゲーム]]" に世界選抜の一員として選出され、あと一人で試合終了という場面で登板して三振を奪い試合を締めた。このころには、リリーフ登板について「そのプレッシャー、湧き出るアドレナリンが好きになっていった」という<ref name="2009interview" />。

=== エンゼルス時代 ===
==== メジャー昇格、ポストシーズンでの好投 ====
2002年9月の[[ロースター (MLB)|ロースター枠]]拡大（いわゆる "セプテンバー・コールアップ"）に伴いロドリゲスはメジャーへ昇格し、18日の[[オークランド・アスレチックス|アスレチックス]]戦でメジャーデビュー。レギュラーシーズン終了まで5試合に登板し、球団タイ記録の8者連続を含む13三振を奪う<ref name="bio2002">"[http://losangeles.angels.mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408061&y=2002 2002 Career Highlights]," ''The Official Site of The Los Angeles Angels of Anaheim''. 2008年1月21日閲覧。</ref>。エンゼルスはシーズン開幕前の大方の予想を覆し、99勝63敗で[[アメリカンリーグ西地区]]2位となり[[ワイルドカード (スポーツ)|ワイルドカード]]を獲得、[[ポストシーズン]]へ進出した。9月にメジャーへ昇格したロドリゲスは本来はポストシーズンのロースター枠には入ることができないが、故障した[[アーロン・シーリー]]の代役として、特例でロースター入りが認められることに。メジャー昇格時にはロッカーのネームプレートを "Rodrigue'''s'''" と間違った綴りにされた程度の存在だったが<ref name="rodrigues" />、好投を続けることでチーム内で自身のポジションを確立した。

前年のリーグ王者[[ニューヨーク・ヤンキース|ヤンキース]]との[[2002年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|地区シリーズ]]第2戦で、ロドリゲスはポストシーズン初登板。2点を失い逆転を許したものの、その後チームが再逆転し勝利、ロドリゲスは[[勝利投手]]となった。続く第3戦では2回無失点4奪三振、第4戦では1.2回無失点3奪三振と好投。ロドリゲスの3連投とともにチームも3連勝し、{{by|1994年}}にリーグが3地区制となって以来初となる[[リーグチャンピオンシップシリーズ|リーグ優勝決定シリーズ]]進出を果たした。[[ミネソタ・ツインズ|ツインズ]]と対戦した[[2002年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ|同シリーズ]]では、ロドリゲスは第2戦から第5戦まで4連投し、防御率0.00と相手打線をほぼ完璧に抑える。このシリーズでもロドリゲス登板試合でチームは全勝し、球団創設42年目で初のリーグ優勝・[[ワールドシリーズ]]進出を決めた。

[[サンフランシスコ・ジャイアンツ|ジャイアンツ]]との[[2002年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]では、まず第2戦で3回を投げて相手を無[[安打]]無得点に抑え、シリーズ史上最年少の20歳286日で勝利投手に<ref name="bio2002" />。しかし、第4戦では安打と[[捕逸]]で走者を二塁に背負うと、[[デービッド・ベル]]に決勝適時打を許し、このポストシーズン初黒星を喫した。さらに第6戦でも[[バリー・ボンズ]]のソロ[[本塁打]]と[[ジェフ・ケント]]の適時打で2失点。それでも最終第7戦では1回を3奪三振・無失点に抑えた。エンゼルスは3勝3敗で迎えたこの第7戦に勝利し、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。このポストシーズン3シリーズでロドリゲスは計11試合に登板。18.2回で28奪三振を記録しただけでなく、前年の[[ランディ・ジョンソン]]に並ぶポストシーズン史上最多の5勝（1敗）を挙げている<ref>{{Cite news|title=All-time and Single-Season Postseason Pitching Leaders|work=Baseball-Reference|url=http://www.baseball-reference.com/postseason/Playoffs_pitching.shtml}}</ref>。この活躍により、"K-Rod" という愛称が生まれるなどロドリゲスの知名度・人気が高まった。

翌{{by|2003年}}には59試合に登板し、86回で95三振を奪った。{{by|2004年}}は[[2004年のMLBオールスターゲーム|オールスター]]に初めて選出されるなど年間を通して安定。123奪三振は、[[デュウェイン・バイス]]が{{by|1987年}}に記録したリリーフ投手としてのシーズン奪三振球団記録を14更新するものだった<ref>"[http://losangeles.angels.mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408061&y=2004 2004 Career Highlights]," ''The Official Site of The Los Angeles Angels of Anaheim''. 2008年1月21日閲覧。</ref>。[[サイ・ヤング賞]]の投票では4位に入っている。シーズン終了後には[[日本]]で開催の[[日米野球]]に出場し、11月6日の第2戦でセーブを記録した<ref>「[http://bis.npb.or.jp/scores/japanvsfor/linescore2004.html 2004年度日米野球 試合結果]」 『[[日本野球機構]]オフィシャルサイト』。2011年7月15日閲覧。</ref>。

==== クローザー転向 ====
{{by|2005年}}、前年限りでエンゼルスを退団した[[トロイ・パーシバル]]に代わり、チームの抑え投手となる。4月5日の開幕戦で1回を無失点に抑えて初[[セーブ]]を挙げたロドリゲスは、その後も順調にセーブを積み重ねていった。9月21日には40セーブ目を記録し、24歳未満の若さでシーズン40セーブという史上2人目の記録を達成<ref>"[http://mlb.mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408061&y=2005 2005 Career Highlights]," ''MLB.com''. 2008年4月18日閲覧。</ref>。最終的には45セーブを挙げ、クローザー転向1年目から[[最多セーブ投手 (MLB)|最多セーブ]]のタイトルを獲得した。

{{by|2006年}}は、3月に開催された国際大会の[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック|ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）]]に[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック・ベネズエラ代表|ベネズエラ代表]]の一員として参加。チームは2次リーグで敗退したが、ロドリゲスはチームが勝った3試合全てで最後の1イニングを締めた。MLBレギュラーシーズンでは2年連続リーグ最多かつ球団新記録となる47セーブ<ref>"[http://www.baseball-reference.com/teams/ANA/leaders_pitch.shtml Los Angeles Angels of Anaheim Pitching Leaders]," ''Baseball-Reference.com''. 2008年8月25日閲覧。</ref>。9月10日には、メジャー史上最年少で通算100セーブに到達している<ref>"[http://mlb.mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=408061 2006 Career Highlights]," ''MLB.com''. 2008年1月21日閲覧。</ref>。シーズン終了後は2年ぶりに日米野球に参加する予定だったが、故障のため出場を取りやめた<ref>「[http://www.npb.or.jp/japanus/2006roster_mlb.html イオン日米野球2006 MLB選抜チーム]」 『日本野球機構オフィシャルサイト』。2010年10月16日閲覧。</ref>。その後、ロドリゲスとエンゼルスは[[参稼報酬調停|年俸調停]]を回避し、1年700万ドルで再契約した<ref>[[AP通信|Associated Press]], "[http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=2733171 K-Rod, set-up man Shields avoid arbitration with Angels]," ''ESPN.con'', January 16, 2007. 2010年10月16日閲覧。</ref>。

{{by|2007年}}はシーズン開幕直後、不正投球疑惑が取り沙汰されるトラブルに巻き込まれる。"The Cheater's Guide to Baseball" という[[ブログ]]が「帽子のひさしの裏に白い異物を塗布し、それを指につけて投球している」と報じたもので<ref>DMZ, "[http://www.cheatersguidetobaseball.com/2007/04/03/francisco-rodriguez-doctoring-the-ball/ Francisco Rodriguez doctoring the ball]," ''The Cheater's Guide to Baseball Blog'', April 3, 2007. 2010年10月16日閲覧。</ref>、ロドリゲスは「隠し事なんてしていないから、いつでもチェックしたいときにすればいい」と疑惑を否定した<ref>ESPN.com news services, "[http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=2827850 K-Rod says he's not cheating, plays down smudge]," ''ESPN.com'', April 6, 2007. 2010年10月16日閲覧。</ref>。結局この件はお咎めなしとなり、前半戦37試合で24セーブ・防御率2.33という成績を残す。[[2007年のMLBオールスターゲーム|オールスター]]には3年ぶりに選出され、試合ではアメリカンリーグのクローザーとして初セーブ。シーズン全体では、45セーブの[[ジョー・ボロウスキー]]には及ばなかったものの、リーグ2位タイの40セーブを挙げ、3年連続40セーブを達成した。ただポストシーズンでは、[[ボストン・レッドソックス|レッドソックス]]との[[2007年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|地区シリーズ]]第2戦で、同点の9回裏一死一塁の場面で登場するも[[マニー・ラミレス]]に[[サヨナラゲーム|サヨナラ3点本塁打]]を喫し<ref>"[http://www.baseball-reference.com/boxes/BOS/BOS200710050.shtml Oct 5, 2007, Angels at Red Sox Play by Play and Box Score]," ''Baseball-Reference.com''. 2010年10月16日閲覧。</ref>、チームが3戦3敗で敗退する一因となった。

この時点でロドリゲスの[[フリーエージェント (プロスポーツ)|FA権]]取得まであと1年となり、球団は契約延長交渉に臨むが、これが難航。11月にはエンゼルス側が3年3,400万ドルという条件を提示したが、ロドリゲス側はこれを拒否した<ref>Danny Knobler, "[http://www.cbssports.com/mlb/story/10897659/ All-Stars on the move? Not this season]," ''[[CBSスポーツ|CBSSports.com]]'', July 14, 2008. 2010年10月16日閲覧。</ref>。結局、複数年契約を締結することはできず。{{by|2008年}}の契約も両者合意とならぬまま年俸調停へと進み、球団側が1,000万ドルを提示したのに対してロドリゲス側は1,250万ドルを要求。裁定は、球団側の主張を認めロドリゲスの年俸を1,000万ドルとした<ref>Associated Press, "[http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=3258803 K-Rod loses in arbitration, still tied for highest salary decision]," ''ESPN.com'', February 22, 2008. 2010年10月16日閲覧。</ref>。

==== シーズン最多セーブ記録更新 ====
{{by|2008年}}、エンゼルスが僅差の試合に競り勝つスタイルをとったことから、セーブ機会に恵まれたロドリゲスはセーブを量産<ref name="review08p14">[[嶋田剛司]] 「それぞれの金字塔 フランシスコ・ロドリゲス［エンゼルス］／最強守護神の証」 『メジャー・リーグ記録集計号 ザ・スタッツブック 2008』、ベースボール・マガジン社、2008年、雑誌20449-11/20、14-17頁。</ref>。4月から4か月連続で月間セーブ数が10を超えるというハイペースでセーブ数を伸ばしていった<ref>"[http://www.baseball-reference.com/pi/psplit.cgi?n1=rodrifr03&year=2008 Francisco Rodriguez 2008 Pitching Splits]," ''Baseball-Reference.com''. 2008年11月17日閲覧。</ref>。98試合目・7月20日のシーズン40セーブ到達、および129試合目・8月24日の同50セーブ到達は、それぞれ史上最速記録を更新。かつての記録は、前者は2003年の[[ジョン・スモルツ]]による108試合目・7月31日、後者は同年の[[エリック・ガニエ]]による143試合目・9月9日であり、これらを上回るスピード記録を作ったロドリゲスに対して、{{by|1990年}}に[[ボビー・シグペン]]が達成したシーズン最多セーブ記録（57）の更新へ期待が高まっていった<ref>[[大冨真一郎]] 「月別ダイジェスト Scrapbook of regular season」 『メジャー・リーグ記録集計号 ザ・スタッツブック 2008』、ベースボール・マガジン社、2008年、雑誌20449-11/20、24頁。</ref>。9月2日には、シグペンの記録まであと3に迫るシーズン54セーブ目を挙げると同時に、通算200セーブに史上最年少（26歳239日）で到達<ref>Lyle Spencer / MLB.com, "[http://losangeles.angels.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080902&content_id=3406668&c_id=ana Angels keep roaring on the road / Saunders regains his command, backed by Hunter, Guerrero]," ''angels.com'', September 3, 2008. 2010年10月23日閲覧。</ref>。そして同月11日、[[シアトル・マリナーズ|マリナーズ]]との4連戦第1戦で、57セーブ目を記録しメジャー記録に並ぶ。

翌12日はロドリゲスの登板はなし<ref>"[http://www.baseball-reference.com/boxes/ANA/ANA200809120.shtml Sep 12, 2008, Mariners at Angels Box Score and Play by Play]," ''Baseball-Reference.com''. 2010年10月23日閲覧。</ref>。そして13日、エンゼルス3点リードの9回表というセーブ機会でロドリゲスが登場した。新記録への重圧からか、先頭打者[[ミゲル・カイロ]]に[[二塁打]]を許すと、続く[[ルイス・バルブエナ]]には[[四球]]を与え、本塁打が出れば同点のピンチを迎える。だが[[イチロー]]を二塁ゴロに打ち取ると、その後は[[ウラディミール・バレンティン]]と[[ラウル・イバニェス]]を2者連続空振り三振に仕留め、ゲームセット<ref>"[http://www.baseball-reference.com/boxes/ANA/ANA200809130.shtml Sep 13, 2008, Mariners at Angels Box Score and Play by Play]," ''Baseball-Reference.com''. 2010年10月23日閲覧。</ref>。この瞬間、ロドリゲスはシーズン最多記録を塗り替える58個目のセーブを手にした。イバニェスから三振を奪った直後、ロドリゲスはマウンドに跪き、プロ入り直後に亡くなった祖父と[[神]]への感謝の気持ちを込めて空を指差し大声を上げた。祖父への感謝については「毎日感じていることなんだ。今も彼がハッピーで、僕のことを誇りに思ってくれていることはわかっているからね」と語っている<ref name="review08p14" />。

その後もレギュラーシーズン終了までセーブを重ね、最終的な記録は60超えとなる62まで伸びた（[[ギネス世界記録]]に認定<ref>{{Cite web|url=http://www.guinnessworldrecords.com/world-records/6000/most-saves-in-a-major-league-baseball-season|title=Most saves in a Major League Baseball season|publisher=Guinness World Records|language=英語|accessdate=2014年3月6日}}</ref>）。しかしポストシーズンでは、エンゼルスは前年と同じレッドソックスとの対戦となった[[2008年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|地区シリーズ]]でまたも敗退。ロドリゲスも第2戦、5－5で同点の9回表に[[J・D・ドリュー]]に勝ち越し2点本塁打を喫して敗戦投手となった<ref>"[http://www.baseball-reference.com/boxes/ANA/ANA200810030.shtml Oct 3, 2008, Red Sox at Angels Box Score and Play by Play]," ''Baseball-Reference.com''. 2010年10月23日閲覧。</ref>。11月3日にFAとなった。代理人は5年総額7,500万ドルを最低ラインとする大型契約を目指し、交渉を展開した<ref name="sul200901">[[三尾圭]] 「［巻頭特集］2008-09 FAマーケット解禁!! 優良選手情報満載! FA市場注目物件トップ20」 『月刊スラッガー』2009年1月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-1、9頁。</ref>。一方のエンゼルスは、打線強化を目的として2008年のシーズン途中に獲得した[[マーク・テシェイラ]]の残留交渉を優先しており、また同年にデビューしてリリーフで好成績を残した[[ホセ・アレドンド]]の成長を見込んでいたこともあって、ロドリゲスの残留交渉にはあまり熱心ではなかった<ref name="sul200901"/>。

=== メッツ時代 ===
2008年12月10日、左肘故障の[[ビリー・ワグナー]]に代わる新クローザーを探していた[[ニューヨーク・メッツ]]と、3年総額3,700万ドル（4年目はオプション）で契約した<ref>Anthony DiComo / MLB.com, "[http://newyork.mets.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20081210&content_id=3711163&c_id=nym K-Rod 'thrilled' to officially join Mets / Closer signs three-year contract after passing physical]," ''mets.com'', December 10, 2008. 2008年12月11日閲覧。</ref>。2008年に89勝73敗の[[ナショナルリーグ東地区]]2位だったメッツは、救援投手陣の防御率がリーグ13位と低迷したことから、ロドリゲスや[[J・J・プッツ]]の獲得で弱点を補強。[[2008年のワールドシリーズ|同年のワールドシリーズ]]を制した同地区の[[フィラデルフィア・フィリーズ|フィリーズ]]に対し、ロドリゲスは「{{by|2009年}}はうちが『倒さなければならないチーム』（優勝候補）だ」とのコメントを出した<ref name="teamtobeat">Associated Press, "[http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=3767033 K-Rod says Mets will win NL East]," ''ESPN.com'', December 13, 2008. 2011年7月15日閲覧。</ref>。

この年は、まず3月開催の国際大会・[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック|第2回WBC]]に[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック・ベネズエラ代表|ベネズエラ代表]]として出場。2006年の前回大会に引き続きチームの抑え投手を務め、特に2次ラウンドでは2試合連続でイニングまたぎのいわゆる "4アウト・セーブ" を挙げた。ベネズエラは準決勝へ進出したが、[[2009 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表|韓国]]に敗れ決勝進出を逃している。大会終了後にメッツに合流したロドリゲスは、4月6日のMLBレギュラーシーズン開幕戦でセーブを挙げると<ref>"[http://www.baseball-reference.com/boxes/CIN/CIN200904060.shtml Apr 6, 2009, Mets at Reds Play by Play and Box Score]," ''Baseball-Reference.com''. 2011年7月13日閲覧。</ref>、そこから前半戦終了まで41試合に登板して2勝2敗23セーブ・防御率1.90と好投を続け、[[2009年のMLBオールスターゲーム|オールスター]]に選出された。だがチームは故障者続出で低迷し、後半戦に入るとそれに引きずられるようにロドリゲスの成績も落ちていく。最終的には防御率（3.71）や奪三振率（9.7）、[[WHIP]]（1.31）などで自己最低の成績に終わり、セーブ成功率も83.3％と安定感を欠いた。メッツは70勝92敗の地区4位で、リーグ連覇のフィリーズからは23[[ゲーム差]]も離された。

{{by|2010年}}には、[[8月11日]]の試合後に恋人の父親を暴行した疑いで逮捕され、球団から2試合の出場停止処分を受けた<ref>[http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPJAPAN-16813020100817 MLB=メッツのロドリゲスが親指の負傷で戦線離脱]、ロイター、2010年08月17日。</ref>。暴行の際に、右手親指の[[靭帯]]を損傷していたことも明らかになり、シーズン中の復帰は絶望的となった。17日に資格停止リスト入りし、解除されるまで試合に出場できず、年俸も支払われないことになった<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010081800211 ロドリゲスを資格停止に=米大リーグ・メッツ]、時事ドットコム、2010年08月18日。</ref>。

=== ブルワーズ時代 ===
{{by|2011年}}[[7月13日]]、[[トレード]]で[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]へ移籍<ref>{{cite web|url=http://milwaukee.brewers.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20110713&content_id=21767766&vkey=pr_mil&fext=.jsp&c_id=mil|title=Brewers acquire Francisco Rodriguez from Mets|work=MLB.com Brewers Press Release|author=|date=July 13, 2011|accessdate=February 8, 2014}}</ref>。10月30日にFAとなった。

{{by|2012年}}1月17日にブルワーズと800万ドルの1年契約で再契約した<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/story/_/id/7472058/milwaukee-brewers-avoid-francisco-rodriguez-arbitration-sign-norichika-aoki|title=Brewers sign K-Rod, Norichika Aoki|work=ESPN MLB|author=|date=January 17, 2012|accessdate=February 8, 2014}}</ref>。10月29日にFAとなった。

{{by|2013年}}4月17日にブルワーズとマイナー契約で再契約した<ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/mlb/story/_/id/9184014/francisco-rodriguez-signs-minor-league-deal-milwaukee-brewers|title=Brewers bring back K-Rod|work=ESPN MLB|author=|date=April 17, 2013|accessdate=February 8, 2014}}</ref>。5月15日にメジャー昇格した<ref>{{cite web|url=http://www.cbssports.com/mlb/eye-on-baseball/22247347/brewers-call-up-francisco-rodriguez-prior-to-optout-date|title=Brewers call up Francisco Rodriguez prior to opt-out date|work=CBS Sports|author=Mike Axisa|date=May 15, 2013|accessdate=February 8, 2014}}</ref>。25試合に登板し1勝1敗10セーブ、防御率1.09だった。

=== オリオールズ時代 ===
2013年[[7月23日]]にトレードで[[ボルチモア・オリオールズ]]に移籍した<ref>{{cite web|url=http://baltimore.orioles.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130723&content_id=54497672&vkey=pr_bal&c_id=bal|title=Orioles acquire RHP Francisco Rodriguez from Milwaukee Brewers in exchange for Minor League INF Nick Delmonico|work=MLB.com Orioles Press Release|author=|date=July 23, 2013|accessdate=February 8, 2014}}</ref>。オフの[[10月31日]]にFAとなった。

=== ブルワーズ復帰 ===
{{by|2014年}}2月7日に古巣・ブルワーズと325万ドル+出来高の1年契約に合意した<ref>{{cite web|url=http://milwaukee.brewers.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140207&content_id=67549548&vkey=pr_mil&c_id=mil|title=Brewers sign veteran reliever Francisco Rodriguez|work=MLB.com Brewers Press Release|author=|date=February 7, 2014|accessdate=February 8, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://mlb.mlb.com/news/article/mlb/milwaukee-brewers-bring-back-pitcher-francisco-rodriguez-on-one-year-deal?ymd=20140207&content_id=67539290&vkey=news_mlb|title=Brewers bring back K-Rod on one-year deal|work=MLB.com|author=Adam McCalvy|date=February 7, 2014|accessdate=February 8, 2014}}</ref>。

== 投球スタイル ==
左足を高く掲げ、左手とともにまっすぐ伸ばしながらステップしてリリース体勢に入るという、独特の躍動感ある投球フォームの持ち主<ref>[[高橋直樹 (野球)|高橋直樹]] 「連続写真に見る大リーガーのテクニック／F・ロドリゲス［エンゼルス］」 『月刊メジャー・リーグ』2005年10・11月合併号、ベースボール・マガジン社、2005年、雑誌08625-11、58-59頁。</ref>。持ち球は、かすかに[[シュート (球種)|シュート回転]]する平均球速92mph（約148km/h）の[[速球]]と大きく曲がり落ちる83-87mph（約133.6-140.0km/h）の[[スライダー (球種)|スライダー]]、小さく落ちる80-84mph（約128.7-135.2km/h）の[[チェンジアップ]]<ref name="siscouting" />。若手のころは速球とスライダーの2球種で押し切っていたが、メジャー1年目から既に「手元で小さく変化する速球は[[マリアノ・リベラ]]、スライダーは[[ペドロ・マルティネス]]、そしてアグレッシブさは[[ウーゲット・ウービナ]]みたいだ」とも言われていた<ref>David Leon Moore, USA TODAY, "[http://www.usatoday.com/sports/baseball/playoffs/2002-10-18-angels-rodriguez_x.htm Angels rookie reliever leaves batters muttering, fanning]," ''[[USAトゥデイ|USATODAY.com]]'', October 18, 2002. 2009年10月9日閲覧。</ref>。

スライダーは急激に変化するため "[[カートゥーン]]・スライダー" と呼ばれるほか<ref>{{Cite book|和書|author=[[友成那智]]、[[村上雅則]]|year=2006|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2006|publisher=廣済堂出版|pages=171頁|id=ISBN 4-331-51146-4}}</ref>、その球速から[[カーブ (球種)|カーブ]]扱いされることもある。エンゼルスで2006年までチームメイトだった[[ブレンダン・ドネリー]]は「フランキーのはカーブだ。速球とのスピード差が大きすぎる。彼はスライダーだと言い張っているが、あれは絶対にカーブだ。ブルペンでいつも議論しているよ（笑）」と話している<ref>「2005 MLBピッチング大全 ［決め球］」 『月刊スラッガー』2005年7月号、日本スポーツ企画出版社、2005年、雑誌15509-7、39頁。</ref>。チェンジアップは[[フォークボール|スプリッター]]のように落ちるものと、[[シンカー・スクリューボール|シンカー]]のように打者から遠ざかりながら沈むものの2種類を投げ分けている<ref>Andy McCullough / The Star-Ledger, "[http://www.nj.com/mets/index.ssf/2011/06/as_crucial_week_begins_a_look.html As crucial week begins, a look at the arsenal of each Mets starting pitcher]," ''[[:en:The Star-Ledger|NJ.com]]'', June 20, 2011. 2011年7月15日閲覧。</ref>。チェンジアップを投げるようになったのは2006年ころからで、当初は制球ミスで長打を浴びたこともあったが、次第に左打者に対し効果を表すようになった<ref name="review08p14" />。ただし、チェンジアップと速球を同じ腕の振りから投げようとしたことで、速球の球速が低下するという悪影響もあったことを本人自ら認めている<ref name="teamtobeat" />。

"K-Rod" の異名が示すとおり、高い奪三振率を誇る。2010年終了時点での通算奪三振率は11.3で、これはリベラ（8.2）や[[ジョー・ネイサン]]（9.4）などを上回っている。しかし1年単位で見ていくと、2004年の13.2をピークとして年々数字が下がっており、2009年は自己最低の9.7にまで落ち込んだ。また与四球による無駄な走者を出すことも多く、通算与四球率（4.0）はリベラ（2.1）やネイサン（3.4）よりも悪い。まれに集中力を欠き、ビッグイニングを作られることもある<ref>{{Cite web|url=http://www2.sportsnet.ca/baseball/mlb/players/Francisco_Rodriguez|title=Francisco Rodriguez - Los Angeles Angels|publisher=Sportsnet.ca|accessdate=2008-02-26}}</ref>。

==詳細情報==
=== 年度別投球成績 ===
{|{{投手成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2002}}
|rowspan="7" style="text-align:center;"|[[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム|ANA<br />LAA]]
|5||0||0||0||0||0||0||0||0||----||21||5.2||3||0||2||1||1||13||0||0||0||0||0.00||0.88
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2003}}
|59||0||0||0||0||8||3||2||7||.727||334||86.0||50||12||35||5||2||95||7||0||30||29||3.03||0.99
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2004}}
|69||0||0||0||0||4||1||12||27||.800||335||84.0||51||2||33||1||1||123||5||0||21||17||1.82||1.00
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2005}}
|66||0||0||0||0||2||5||'''45'''||0||.286||279||67.1||45||7||32||3||0||91||8||0||20||20||2.67||1.14
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2006}}
|69||0||0||0||0||2||3||'''47'''||0||.400||296||73.0||52||6||28||5||1||98||10||0||16||14||1.73||1.10
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2007}}
|64||0||0||0||0||5||2||40||0||.714||285||67.1||50||3||34||0||1||90||7||1||22||21||2.81||1.25
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2008}}
|'''76'''||0||0||0||0||2||3||{{Color|red|'''62'''}}||0||.400||288||68.1||54||4||34||4||2||77||6||0||21||17||2.24||1.29
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2009}}
|rowspan="3" style="text-align:center;"|[[ニューヨーク・メッツ|NYM]]
|70||0||0||0||0||3||6||35||0||.333||295||68.0||51||7||38||6||1||73||1||0||34||28||3.71||1.31
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2010}}
|53||0||0||0||0||4||2||25||0||.667||236||57.1||45||3||21||4||2||67||3||1||14||14||2.20||1.15
|-
|rowspan="2" style="text-align:center"|{{by2|2011}}
|42||0||0||0||0||2||2||23||0||.500||187||42.2||44||3||16||4||2||46||2||0||15||15||3.16||1.41
|-
|rowspan="4" style="text-align:center"|[[ミルウォーキー・ブルワーズ|MIL]]
|31||0||0||0||0||4||0||0||17||1.000||120||29.0||23||1||10||0||0||33||2||0||7||6||1.86||1.14
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align:center"|'11計
|73||0||0||0||0||6||2||23||17||.750||307||71.2||67||4||26||4||2||79||4||0||22||21||2.64||1.30
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2012}}
|78||0||0||0||0||2||7||3||32||.222||305||72||65||8||31||1||0||72||6||0||37||35||4.38||1.33
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|{{by2|2013}}
|25||0||0||0||0||1||1||10||1||.500||97||24.2||17||2||9||3||0||26||0||0||3||3||1.09||1.05
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[ボルチモア・オリオールズ|BAL]]
|23||0||0||0||0||2||1||0||4||.667||96||22.0||25||5||5||1||1||28||2||0||11||11||4.50||1.36
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align: center;"|'13計
|48||0||0||0||0||3||2||10||5||.600||193||46.2||42||7||14||4||1||54||2||0||14||14||2.70||1.20
|-
!colspan="2"|通算：12年
|730||0||0||0||0||41||36||304||88||.532||3174||767.1||575||63||328||38||14||932||59||2||251||230||2.70||1.18
|}
* 2013年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高、{{Color|red|'''赤太字'''}}はメジャー記録
* ANA（アナハイム・エンゼルス）は、2005年にLAA（ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム）に球団名を変更

=== 獲得タイトル・表彰 ===
* [[最優秀救援投手賞 (MLB)|最優秀救援投手]]：2回（2006年、2008年）
* [[最多セーブ投手 (MLB)|最多セーブ投手]]：3回（{{by|2005年}}、{{by|2006年}}、{{by|2008年}}）
* [[ローレイズ・リリーフマン賞]]：2回（2006年、2008年）
* [[DHL デリバリー・マン・オブ・ザ・イヤー|DHL デリバリー・マン・オブ・ザ・マンス]]：2回（2006年8月、2008年6月）
* [[MLBオールスターゲーム]]選出：4回（[[2004年のMLBオールスターゲーム|2004年]]、[[2007年のMLBオールスターゲーム|2007年]] - [[2009年のMLBオールスターゲーム|2009年]]）

== 脚注 ==
{{reflist|2}}

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Francisco Rodríguez (baseball)}}
{{MLBstats|mlb=408061 | espn=5357 | br=r/rodrifr03 | fangraphs=1642 | cube=R/Francisco-Rodriguez-1}}

{{ミルウォーキー・ブルワーズ}}
{{アメリカンリーグ最多セーブ}}
{{2002 アナハイム・エンゼルス}}
{{Navboxes|title=WBCベネズエラ代表
|titlestyle = background:#990000;color:yellow
|list1=
</span>
{{2006 ワールド・ベースボール・クラシックベネズエラ代表}}
{{2009 ワールド・ベースボール・クラシックベネズエラ代表}}
{{2013 ワールド・ベースボール・クラシックベネズエラ代表}}
}}

{{DEFAULTSORT:ろとりけす ふらんしすこ}}
[[Category:野球に関する記事]]
[[Category:ベネズエラの野球選手]]
[[Category:ロサンゼルス・エンゼルス及びその前身球団の選手]]
[[Category:ニューヨーク・メッツの選手]]
[[Category:ミルウォーキー・ブルワーズの選手]]
[[Category:ボルチモア・オリオールズの選手]]
[[Category:MLBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:野球に関するギネス世界記録保持者]]
[[Category:カラカス出身の人物]]
[[Category:1982年生]]
[[Category:存命人物]]