フラッグ・キャリアのソースを表示

{{複数の問題
| 独自研究 = 2010-3
| 出典の明記 = 2010-3
| 精度 = 2010-10
| 単一の出典 = 2010-3
}}
'''フラッグ・キャリア'''（[[英語]]：{{lang|en|flag carrier}}）とは、一国を代表する[[航空会社]]のことである<ref>『カタカナ語新辞典』旺文社</ref>。{{要検証範囲|date=2012年11月|「ナショナル・フラッグ・キャリア（{{lang|en|national flag carrier}}）」と呼ぶこともある<ref>『大辞泉〔第二判〕』（2012年・小学館）</ref>。}}

== 概要 ==
ナショナル・フラッグ・キャリアとは、「もともと海運用語で国旗を掲げた運送業者」<ref>引用：柴田匡平『ブリティッシュ・エアウェイズの経営　民営化・国際展開とアエロポリティクス1981-2000』中央書院 p2</ref>である。外航（国際線）の[[船舶]]が、夜間に着岸したときに、国旗を照らし、国籍を明示する[[習慣|慣習]]からきていて<ref>柴田匡平『ブリティッシュ・エアウェイズの経営　民営化・国際展開とアエロポリティクス1981-2000』中央書院</ref>、[[20世紀]]に入り[[航空]]用語ともなった。明確な定義はないが、「国を代表し、国際線を運航している航空会社のこと。かつては国営など国家主導で育成され、様々な保護を受けた」<ref>引用:読売新聞朝刊2006-4-25 8項</ref>とされる。2000年時点で世界の70社に各国政府が50%以上出資していた<ref>井上泰日子『新・航空事業論』日本評論社</ref>。

== 船会社の場合 ==
国際海運の原則として、「定期船同盟行動憲章条約（コード条約）」が[[UNCTAD]](1972年)において採決された。コード条約には、政府が国を代表すると承認した定期船会社「ナショナルライン（National shipping Line、当事国海運会社）」があった。ナショナルラインは1国単位なので複数の会社や民間会社も該当した。定期船同盟（海運同盟）は、形骸化後、2008年に完全消滅した<ref>参考文献:武城正長『海運同盟とアジア海運』お茶の水書房</ref>。

== 航空会社の場合 ==
<!--[[プロジェクト‐ノート:航空]] 参照-->

[[File:747Af747.jpg|thumb|right|240px|会社名に国名を入れたのは[[エールフランス]]が初である。]]
[[1920年代]]から[[1980年代]]の国際航空の歴史においては、「原則的に1か国1社」<ref name="用語500">引用：月刊エアライン2008年5月号付録 エアライン用語500</ref>の[[国有企業|公企業体]]（かつ唯一の航空会社<ref>著:アンソニー・サンプソン、訳:大谷内一夫『エアライン　世界を変えた航空業界』早川書房 p18</ref>であることもあった）で、民間会社（[[アメリカ合衆国]]<ref>アメリカ合衆国では、世界中に運航ができる航空会社として[[パンアメリカン航空]]あった。他に[[ノースウエスト航空]]が太平洋線、[[トランス・ワールド航空]]が大西洋線、[[ブラニフ航空]]が中南米線と制限を受けた会社はあった。出典：（株）ANA総合研究所[編著]『航空産業入門』東洋経済新報社</ref>と少数のラテン諸国）<ref>[著]R.ドガニス [訳]5名『21世紀の航空ビジネス』中央経済社 第7章国有航空会社の行方</ref>や半官半民（[[日本航空]]、[[ブリティッシュ・エアウェイズ]]など）でも国策のもとに国際線を運航する航空会社がフラッグ・キャリアとされた。複数国が共同でフラッグ・キャリアを運営（例：[[スカンジナビア航空]]や[[TACA航空]]）することもある。
現在は自由化が進み、複数の航空会社が国際線を運航しているため、違いは必ずしも明確ではない。
なお、民営化された航空会社（例：日本航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ともに[[1987年]]に民営化）は、厳密にはナショナル・フラッグ・キャリアではない<ref>月刊エアライン 2009-12」イカロス出版 p.10</ref>と言う意見もある。

=== 歴史 ===
[[パリ条約]]（1919年、別名は国際航空条約で、日本を含めた33カ国が参加）締結をきっかけに、欧米諸国では[[世界]]各国に散らばる[[植民地]]を結ぶ国際航空会社が国家の支援を受け、創設や合併により誕生してゆく。また南米諸国や日本でも、国際航空会社がこの頃誕生した。さらに[[第二次世界大戦]]後の[[1950年代]]から[[1960年代]]にかけて、植民地から脱したアジアやアフリカ諸国をはじめとする新興国が独立国家の象徴ともいえる国際航空会社を誕生させてゆくことになる<ref>[http://www.mas-japan.co.jp/profile/history.html マレーシア航空の歴史]</ref><ref>[http://www.iranairjp.com/jap/indexj.html 「42年の歴史、58年の経験」イラン航空]</ref>。

[[1944年]]の[[シカゴ条約]]採択をきっかけに、国際航空路線は[[航空協定|二国間協定]]に基づくものになった。二国間協定には、国籍条項（航空会社はその国の航空会社でなければならない）があり、各1社<ref>事前決定方式の場合（シングル）、バミューダ方式（例：アメリカ合衆国）では当時からダブルやマルチプルの指定もあった。出典：[著]R.ドガニス [訳]5名『21世紀の航空ビジネス』中央経済社 p30</ref>が政府に指定されていた。[[1978年]]に[[アメリカ合衆国]]から始まる航空の自由化まで、国際航空はフラッグ・キャリアの全盛期といえた<ref>参考文献: 「航空情報2008年11月号」 酣燈社、伊藤元重+下井直毅『日本の空を問う』日本経済新聞出版社</ref>。

その後の航空自由化のあおりを受けて、アメリカ合衆国や[[ペルー]]、[[ベルギー]]など一部の国では経営破綻による消滅でかつてのフラッグ・キャリアが消滅し存在しない国もあること、1997年に完全自由化がされた[[EU]]圏内においては、国内最大の航空会社が他国の航空会社の傘下となっていること<ref>[[KLMオランダ航空]]は[[エールフランス]]と持株会社方式で経営統合されている。また、[[スイスインターナショナルエアラインズ]]、[[ブリュッセル航空]]、[[オーストリア航空]]は、[[ルフトハンザドイツ航空]]傘下である</ref>、経済規模の大きな国では国際線を新興航空会社（[[LCC]]含む）も含めた複数の会社が運航していることもあるため、「ナショナル・フラッグ・キャリアという概念は消えつつある」<ref name="用語500"/>という意見もある。

「航空業は通常の産業とは異なる特別な存在であるという見方もある。元々、多くの国で航空業が国営企業で政府出資を仰いでいたことからも、この点は明らかだ。多くの国がフラッグ・キャリアを維持しようとしている」<ref>引用: 伊藤元重+下井直毅『日本の空を問う』日本経済新聞出版社P79</ref>という意見もある。実際に、日本や[[アメリカ]]、[[マレーシア]]や[[オーストラリア]]などでは、国防面や[[公共交通機関]]の安定維持などの観点から、フラッグ・キャリアにかかわらず外資や外国人による航空会社の株保有の上限規制を設けており<ref>[http://www.jasdec.com/reading/for_pubinfo.php [[証券保管振替機構]]「外国人持株比率制限銘柄」]</ref><ref>[http://www.jterc.or.jp/koku/shyokoku/02PDF/aus.pdf 運輸政策研究機構「豪州の運輸事情」]</ref><ref>シンガポールには無く、逆に[[エア・カナダ]]には15%（単一投資家）の強い規制がある。引用: 伊藤元重+下井直毅『日本の空を問う』日本経済新聞出版社P86 なお、同書は最重要点に、「どれだけ日本の航空会社が路線を確保できるのかではなく、利用者である国民の利益がどれだけ最大化されるのか」を挙げる。</ref>、法の下でフラッグ・キャリアを含む自国の航空会社が他国の航空会社の傘下になることを防ぎ、自国政府や企業の直接影響下に留まるようになされている国がある。

== 各国のフラッグ・キャリア ==
=== アジア ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社
|-
| {{KOR}} || [[大韓航空]]<ref name="フラッグ">チャーリー古庄『エアライン年鑑 2009-2010』イカロス出版にフラッグキャリアの記述あり</ref><ref>[http://www.nytimes.com/keyword/korean-air/4 Ney York Times]</ref>
|-
| {{small|{{PRK}}}} || {{small|[[高麗航空]]}}<ref name="唯一">チャーリー古庄『エアライン年鑑 2009-2010』イカロス出版に「唯一」の記述あり。他にティアラ・エア（[[アルバ]]）、トランス・[[ガイアナ]]・エアウェイズ、エア・ラロトンガ（[[クック諸島]]）、[[エール・ブルキナ]]もある。</ref>
|-
| {{ROC}} || [[チャイナエアライン]]<ref>[http://allabout.co.jp/gm/gc/53536/ オールアバウト]</ref>
|-
| {{MNG}} || [[MIATモンゴル航空]]<ref name="国営">チャーリー古庄『エアライン年鑑 2009-2010』イカロス出版に「国営など」の記述あり。他に[[アゼルバイジャン航空]]、[[ガーナ国際航空]]、[[キプロス航空]]、[[マルタ航空]]もある。</ref>
|-
| {{HKG}} || [[キャセイパシフィック航空]]<ref>[http://www.qantas.com.au/fflyer/dyn/partners/airline Qantas]</ref>
|-
| {{PHL}} || [[フィリピン航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.emirates247.com/philippine-flag-carrier-cancels-flights-blames-pilots-2010-07-31-1.273065 Emirates 24/7 July 31, 2010]</ref>
|-
| {{VNM}} || [[ベトナム航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.chinapost.com.tw/business/asia/vietnam/2010/06/10/260161/Flag-carrier.htm China Post June 10 2010]</ref>
|-
| {{LAO}} || [[ラオス国営航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{THA}} || [[タイ国際航空]]<ref name="代表"/> <ref>[http://www.ft.com/cms/s/0/525270fc-9df6-11df-b377-00144feab49a.html Financlai Times August 2 2010]</ref>
|-
| {{MYS}} || [[マレーシア航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{BRN}} || [[ロイヤルブルネイ航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{INA}} || [[ガルーダ・インドネシア航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.nytimes.com/2009/10/16/business/global/16garuda.html New York Times]</ref>
|-
| {{SIN}} || [[シンガポール航空]]<ref name="代表"/> <ref>[http://www.ana.co.jp/int/airinfo/codeshare/sq.html 「シンガポール航空」全日空]</ref>
|-
| {{PNG}} || [[ニューギニア航空]]<ref name="国営"/>
|-
| {{NPL}} || [[ネパール航空]]<ref name="こだわり">「こだわりのエアラインガイド改訂版」イカロス出版に「フラッグキャリア」の記述あり</ref>
|-
| {{BHU}} || [[ドゥルク航空]]<ref name="唯一"/>
|-
| {{IND}} || [[エア・インディア]]<ref name="こだわり"/><ref>[http://www.saiyu.co.jp/special/india/airindia/ 西遊旅行]</ref>
|-
| {{BGD}} || [[ビーマン・バングラデシュ航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{PAK}} || [[パキスタン国際航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{AFG}} || [[アリアナ・アフガン航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{UZB}} || [[ウズベキスタン航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{LKA}} || [[スリランカ航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{KAZ}} || [[エア・アスタナ]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{KGZ}} || [[キルギスタン航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{TKM}} || [[トルクメニスタン航空]]<ref name="フラッグ"/>
|}

=== 中東 ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社
|-
| {{IRN}} || [[イラン航空]]<ref name="こだわり"/><ref>[http://abroad.travel.yahoo.co.jp/tif/airline/IR/ Yahoo!トラベル]</ref>
|-
| {{KUW}} || [[クウェート航空]]<ref name="国営"/>
|-
| {{ARE}}<br/>&emsp;{{ABU}} || [[エティハド航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{ARE}}<br/>&emsp;{{DUB}} || [[エミレーツ航空]]<ref name="国営"/><ref>[http://money.cnn.com/magazines/business2/business2_archive/2005/10/01/8359251/index.htm CNN Money]</ref><ref>[http://allabout.co.jp/finance/gc/9944/ オールアバウト]</ref>
|-
| {{BHR}} || [[ガルフエア]]<ref name="国営"/>
|-
| {{QAT}} || [[カタール航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.arukikata.co.jp/webmag/2009/0901/sp/090100sp_03_06.html 地球の歩き方]</ref>
|-
| {{SAU}} || [[サウディア]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.businessweek.com/adsections/2007/pdf/09172007_Saudi.pdf Businessweek 2007年9月17日]</ref>
|-
| {{JOR}} || [[ロイヤル・ヨルダン航空]]<ref name="代表"/> <ref>[http://www.omanair.com/wy/aboutus/aboutus_media_center/about_media_presrelses/releases_66.htm Oman Air]</ref>
|-
| {{LEB}} || [[ミドル・イースト航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{SYR}} || [[シリア・アラブ航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{YEM}} || [[イエメニア]]<ref name="国営"/>
|-
| {{ISR}} || [[エル・アル航空]]<ref name="代表"/><ref>[http://www.reuters.com/article/idUKLDE62R01T20100328?type=companyNews Reuters Mar 28, 2010]</ref>
|-
| {{TUR}} || [[トルコ航空|ターキッシュ・エアラインズ]]<ref name="フラッグ"/> <ref>[http://www.his-j.com/tyo/cpn/airline/eur_tk.htm HIS]</ref><ref>[http://www.free-bird.co.jp/Statics/CAList/info/TK.asp フリーバード]</ref>
|-
| {{PSE}} || [[パレスチナ航空]]<ref name="フラッグ"/>
|}

=== ヨーロッパ ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社
|-
| {{ISL}} || [[アイスランド航空]]<ref>[http://www.businesstraveller.com/news/icelandair-launches-premium-economy-seats Business Traveler]</ref><ref name="フラッグ"/>
|-
| {{GBR}} || [[ブリティッシュ・エアウェイズ]]<ref name="最大"/><!-- 典拠が古すぎる --><!-- <ref>「エアライン Empires of the Sky」アンソニー・サンプソン著 大谷内一夫訳（早川書房 1987年）</ref>-->
|-
| {{IRL}} || [[エアリンガス]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{PRT}} || [[TAP ポルトガル航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{ESP}} || [[イベリア航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.jterc.or.jp/koku/shyokoku/03pdf/spa.pdf 「スペイン運輸事情」運輸政策研究機構]</ref>
|-
| {{ITA}} || [[アリタリア航空]]<ref name="代表"/><ref>[http://airline.arukikata.co.jp/AZ1.html 「アリタリア航空」地球の歩き方]</ref>
|-
| {{GRC}} || [[オリンピック航空]]<ref>[http://www.amadeus.com/jp/x77153.html アマデウス メールニュース Vol.122]</ref><ref name="フラッグ"/>
|-
| {{CHE}} || [[スイスインターナショナルエアラインズ]]<ref name="代表"/>
|-
| {{AUT}} || [[オーストリア航空]]<ref name="フラッグ"/> <ref>[http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/74 EUROPA]</ref>
|-
| {{FRA}} || [[エールフランス]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://airline.arukikata.co.jp/AF1.html 地球の歩き方]</ref>
|-
| {{NLD}} || [[KLMオランダ航空]]<ref name="代表"/><!--典拠が古すぎる --><!-- <ref>「エアライン Empires of the Sky」アンソニー・サンプソン著 大谷内一夫訳（早川書房 1987年）</ref>-->
|-
| {{DEU}} || [[ルフトハンザドイツ航空]]<ref name="こだわり"/> <ref>[http://airline.arukikata.co.jp/LH1.html 地球の歩き方]</ref>
|-
| {{SWE}}<br/>{{DNK}}<br/>{{NOR}} || [[スカンジナビア航空]]<ref name="フラッグ"/><!--典拠が古すぎる --><!-- <ref>「エアライン Empires of the Sky」アンソニー・サンプソン著 大谷内一夫訳（早川書房 1987年）</ref> -->
|-
| {{FIN}} || [[フィンランド航空]]<ref name="代表"/> <ref>[http://www.businesstraveller.com/news/finnair-to-launch-singapore-route Business Traveller]</ref>
|-
| {{CZE}} || [[チェコ航空]]<ref>[http://www.hankyu-travel.com/guide/east-eur/traffic.php 阪急交通社]</ref><ref name="フラッグ"/>
|-
| {{POL}} || [[LOTポーランド航空]]<ref name="フラッグ"/> <ref>[http://uk.reuters.com/article/idUKLDE60J17220100120 "UPDATE 1-Three possible bidders for Polish flag carrier LOT" Reuters]</ref>
|-
| {{ROU}} || [[タロム航空]]<ref>[http://jp.skyteam.com/news/headlines/20100625.html スカイチーム・ヘッドライン]</ref>
|-
| {{HRV}} || [[クロアチア航空]]<ref name="国営"/> <ref>[http://www.croatiaairlines.com/nbspnbspnbspnbspaboutusnbspnbspnbsp/management/tabid/193/Default.aspx Croatia Airlines]</ref>
|-
| {{BGR}} || [[ブルガリア航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{UKR}} || [[ウクライナ国際航空]]<ref name="代表"/><br/>[[アエロスヴィート航空]]<ref name="最大"/>
|-
| {{SVN}} || [[アドリア航空]]<ref>[http://www.amadeus.com/amadeus/x65425.html amadeus]</ref>
|-
| {{MKD}} || MATマケドニア航空（[[:en:MAT Macedonian Airlines|英語版]]）<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{BLR}} || [[ベラヴィア]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{BIH}} || [[B&amp;H航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{LVA}} || [[エア・バルティック]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{LUX}} || [[ルクスエア]]<ref name="フラッグ"/><ref> チャーリー古庄『エアライン年鑑 2009-2010』イカロス出版 P160 に「ルクセンブルクは他の欧州の国と比べて国の規模、面積が小さいので、フラッグキャリアでありながら事業規模は小さい」の記述あり</ref>

|}

=== アフリカ ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社
|-
| {{EGY}} || [[エジプト航空]]<ref name="最大"/><ref>[http://www.ft.com/cms/s/0/cb376bd8-9a5b-11df-87fd-00144feab49a.html Finalcial Times July 28 2010]</ref>
|-
| {{LBY}} || [[リビア航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{ALG}} || [[アルジェリア航空]]<ref name="国営"/> <ref>[http://www.france24.com/en/node/4926356 France 24 16 November 2009]</ref>
|-
| {{TUN}} || [[チュニスエア]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{MAR}} || [[ロイヤル・エア・モロッコ]]<ref name="代表"/> <ref>[http://www.amadeus.com/travelagencies/x152484.html Amadeus]</ref>
|-
| {{MDG}} || [[マダガスカル航空]]<ref name="国営"/>
|-
| {{ETH}} || [[エチオピア航空]]<ref name="フラッグ"/> <ref>[http://www.mtn.cx/news/article/newsid/2010100101/ マイルトラベルなび]</ref>
|-
| {{KEN}} || [[ケニア航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{GAB}} || [[エール・ガボン・インターナショナル]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{ZAF}} || [[南アフリカ航空]]<ref name="代表"/> <ref>[http://blog.hankyu-travel.com/kaigai/00100/00115/2010/034266.php 阪急交通社]</ref>
|-
| [[ファイル:Flag_of_South_Sudan.svg|30px|SPLA/Mの「新スーダン」旗]]  [[南部スーダン|南スーダン]]|| [[フィーダー航空]]
|-
| {{ANG}} || [[TAAGアンゴラ航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{CIV}} || [[エール・イボワール]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{MAW}} || [[エア・マラウイ]]<ref name="国営"/>
|-
| {{CMR}} || [[:en:Cameroon Airlines|カメルーン航空]]<ref name="フラッグ"/> <ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/3092955.stm BBC News]</ref>
|-
| {{COG}} || [[:en:Trans Air Congo|トランスエアコンゴ]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{SDN}} || [[スーダン航空|スーダン・エアウェイズ]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{TCD}} || [[:en:Toumai Air Chad|トウマイ・エア・チャド]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{NAM}} || [[ナミビア航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
|{{BOT}}||[[ボツワナ航空]]<ref name="国営"/>
|-
|{{BEN}}||ベニン・ゴルフ・エア（[[:en:Benin Golf Air|英語版]]）<ref name="フラッグ"/>
|-
|{{MUS}}||[[モーリシャス航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
|{{MOZ}}||[[LAMモザンビーク航空]]<ref name="フラッグ"/>
|}

=== 南北アメリカ ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社
|-
| {{CUB}} || [[クバーナ航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{PAN}}|| [[コパ航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{COL}} || [[アビアンカ航空]]<ref name="代表"/><ref>[http://www.jetro.go.jp/world/cs_america/co/biznews/485894b8b7416 JETRO 2008年06月18日]</ref>
|-
| {{VEN}} || [[コンビアサ航空]]
|-
| {{ARG}} || [[アルゼンチン航空]]<ref name="代表"/>
|-
| {{CHL}} || [[ラン航空|ランチリ航空]]<ref name="最大"/> <ref>[http://markets.ft.com/tearsheets/news.asp?s=cl:LAN Financial Times]</ref>
|-
| {{CAN}} || [[エア・カナダ]]<ref name="最大"/><ref>[http://www.cccj.or.jp/contents/GENERAL/aircanada2 在日カナダ商工会議所]</ref>
|-
| {{SLV}}<br/>{{CRI}}<br/>{{GUA}}<br/>{{PER}} || [[TACA航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{CYM}} || [[ケイマン航空|ケイマン・エアウェイズ]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{JAM}} || [[エア・ジャマイカ]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.caribbeannetnews.com/cgi-script/csArticles/articles/000039/003945.htm Carribbean Net News October 27, 2006]</ref>
|-
|{{SUR}}||スリナム・エアウェイズ（[[:en:Surinam Airways|英語版]]）<ref name="フラッグ"/>
|-
|{{BHS}}||[[バハマスエア]]<ref name="フラッグ"/>
|}

=== オセアニア ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社
|-
| {{NRU}} || [[アワー航空]]<ref name="フラッグ"/>
|-
| {{FJI}} || [[エア・パシフィック航空]]<ref name="国営"/> <ref>[http://www.skygate.co.jp/air_company/fj.html スカイゲート]</ref>
|-
| {{AUS}} || [[カンタス航空]]<ref name="こだわり"/><ref>[http://japan.zdnet.com/release/story/0,3800075480,10460041,00.htm Japan ZD Net 2010年7月23日]</ref>
|-
| {{NZL}} || [[ニュージーランド航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://www.tv-kikaku.com/anz/2010/vol1/ トラベルビジョン]</ref>
|-
| {{VUT}} || [[:en:Air Vanuatu|エア・バヌアツ]]<ref name="フラッグ"/>
|-
|{{MHL}}||[[エア・マーシャル・アイランド]]<ref name="フラッグ"/>
|}

=== 出典もしくは注記のある航空会社 ===
{| class="wikitable"
! 国||航空会社||
|-   
| {{JPN}} || [[日本航空]] <ref>「Bloomberg」2010年1月19日 [http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aRPZ99KN1_ko&pos=3]</ref><ref>「Herald Sun」2010年1月11日[http://www.heraldsun.com.au/news/japan-airlines-may-go-bankrupt/story-e6frf7jo-1225817895450]</ref> || 1987年11月に株式を上場し、民営化された。2010年1月19日に[[会社更生法]]の適用を申請後、企業の規模を縮小して経営再建をした。「かつてフラッグキャリアであった」とする文献も複数ある<ref>[http://fpcj.jp/modules/news8/index.php?page=article&storyid=251&ml_lang=ja 【ジャパン・ブリーフ】日本航空再建は政府主導で] 公益財団法人 フォーリン・プレスセンター 2009年11月5日</ref><ref>[http://www.jal.co.jp/other/info2010_0430.html 日本航空 定例記者会見 管財人の発言] 2010年4月28日</ref><ref>[http://moneyzine.jp/article/detail/189189 年収1800万円がリストラで無職に… 解雇に抵抗する日航社員「天国と地獄」] MONEYzine 2010年10月31日</ref>。2014年6月、[[全日本空輸]]にナショナルフラッグキャリアが交代したという報道もある<ref>[http://www.asahi.com/articles/DA3S11169737.html 国際線規模、ＡＮＡ首位　羽田増便、初めてＪＡＬ抜く] 朝日新聞 2014年6月3日</ref>。
|-
| {{CHN}} || [[中国国際航空]] || 『日本の空港2セントレア』（イカロス出版）P.44によれば、「複数のエアラインが国際線に進出している現在でもなお、中国を代表するフラッグキャリアのような見方をされるのは、中国国際航空が、北米、欧州線などの長距離路線を含む中国民航の国際線ネットワークの大半を引き継いだため」としている。なお、[[中国国際航空]]、[[中国東方航空]]、[[中国南方航空]]は、中国民航から分離された航空会社である。

|-
|nowrap| {{USA}} || 不在 || チャーリィ古庄『航空会社の選び方[海外旅行編]』（エイ出版社）P15によると、[[パンアメリカン航空]]亡き後のアメリカでは「フラッグキャリアは存在しない」とされている。アメリカ最大の航空会社は[[アメリカン航空]]である。
|-
| {{MEX}} || [[アエロメヒコ航空]]<ref name="代表">チャーリー古庄『エアライン年鑑 2009-2010』イカロス出版に「代表」の記述あり。他に代表として、エア・[[ウガンダ]]、プルナ（[[ウルグアイ]]）、[[エリトリア航空]]、TACV[[カーボベルデ]]・エア、[[グルジア]]ン・エアウェイズ、ポリネシアン・エアラインズ([[サモア]])、[[:en:Air Zimbabwe|エアジンバブエ]]、SVGエア（[[セントビンセント・グレナディーン]]）、[[タジキスタン航空]]、[[モルドバ航空]]、[[リトアニア航空]]</ref> || メキシコを代表するとして[[メキシカーナ航空]]もある。
|-
| {{VEN}} || [[コンビアサ航空]]<ref name="フラッグ"/> || フラッグキャリアのVIASA倒産後、2004年に政府が筆頭株主となり、コンビアサを設立した。
|-
| {{BRA}} || [[TAM航空]]<ref name="代表"/> || ブラジルを代表する航空会社として、フラッグ・キャリアであったヴァリグ・ブラジル航空を傘下にした [[ゴル航空]]もある。
|-
| {{RUS}} ||nowrap| [[アエロフロート・ロシア航空]]<ref name="最大">チャーリー古庄『エアライン年鑑 2009-2010』イカロス出版に「最大」の記述あり</ref> || この他に国営の[[ロシア航空]]もある。ただし、ロシア国内線での最大手航空会社は民営の[[S7航空]]である。
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|{{CAM}}||[[カンボジア・アンコール航空]]|| 2001年にロイヤル・エア・カンボージュが3000万米ドルの赤字を抱え破綻後、政府が51％の出資者となり設立した<ref>日本経済新聞朝刊 2009/7/25</ref>。
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| {{IRQ}} || [[イラク航空]]<ref name="国営"/> ||2010年5月に清算が決まったが、2013年に存続が決まった。
|-
| {{BOL}} || ||[[LAB航空]]が2007年3月に運航停止、同社を支援した[[アエロスール航空]]<ref name="最大"/>も2012年5月に運航停止した。その他に国営の[[ボリビアーナ航空]]がある。
|-
| {{MYA}} || ||国営の[[ミャンマー航空]]と同社が出資する[[ミャンマー国際航空]]がある。 
|}

== 現存しないフラッグ・キャリア ==
{| class="wikitable"
! 国||航空会社||

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| {{JPN}} || [[大日本航空]] || [[1945年]][[8月]]に日本が[[第二次世界大戦]]に敗北し、日本を占領した[[連合国 (第二次世界大戦)|連合国]]により、日本国籍機による全ての航空活動が停止させられたことを受け解散した。
|-
| {{MCK}} || [[満州航空]] || 1945年8月に同盟国の日本が第二次世界大戦に敗北し、それに伴い満州国が消滅した為解散した。
|-
| {{TWN}} || [[民航空運公司]] || 航空事故を起こしたことなどから経営不振に陥り[[1975年]]に運航を停止した。
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| {{CHN}} || [[中国民用航空局|中国民航]] || [[中華人民共和国国務院]]直属の民間航空行政機構である[[中国民用航空局|中国民用航空総局]]が運航も行っていたが、[[1988年]]に民間航空部門を分割、民営化した。現在でも航空行政を担当する行政機関としては存続している。
|-
| {{VSO}} || [[エア・ベトナム]] || 南ベトナムが[[ベトナム戦争]]に敗北して消滅したため、その混乱の中で消えていった。残った機材は社会主義政権の国営[[ベトナム航空]]で使用された。
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| {{GBR}} || [[英国海外航空]] || 遠距離国際線を担当するイギリスのフラッグキャリアとして、パンアメリカン航空やエール・フランスなどと共に知られていた。国内線と近距離国際線を担当する[[英国欧州航空]]と合併し、現在のブリティッシュ・エアウェイズとなった。
|-
| {{BEL}} || {{nowrap|[[サベナ・ベルギー航空]]}} || 国営航空会社として旧[[植民地]]などへの不採算路線を運航せざるを得なかったことなどから赤字体質が続き、[[2001年]]に倒産した。一部の路線や機材は、子会社のデルタ・エアー・トランスポートが「SNブリュッセル航空」（現在の[[ブリュッセル航空]]）と改名して引き継いだ。
|-
| {{CHE}} || [[スイス航空]] || サベナ・ベルギー航空と資本提携していたが、共倒れになる形で2001年に倒産した。その後子会社の[[クロスエア]]が[[スイスインターナショナルエアラインズ]]と名を変えて営業を引き継いだ。
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| rowspan="2" | {{DDR}} || [[ルフトハンザドイツ航空 (ドイツ民主共和国)|ルフトハンザドイツ航空]] || 戦前から存在していた[[ルフトハンザドイツ航空]]の後継を称していたが、[[西ドイツ]]側の同名企業に裁判で敗れたため、1963年に[[インターフルーク]]が事業を引き継いだ。
|-
| [[インターフルーク]] || 東ドイツが[[ドイツ|ドイツ連邦共和国]]に編入されたため1991年に解散し、乗務員や路線は[[ルフトハンザドイツ航空|ルフトハンザ]]に、機体は[[ドイツ空軍 (ドイツ連邦軍)|ドイツ空軍]]および[[アエロフロート・ロシア航空|アエロフロート]]に引き継がれた。
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| {{SVK}} || [[スロバキア航空]] || 民間投資家グループが1995年に設立し1998年運航開始。2005年にオーストリア航空傘下に入ったが2007年に倒産。事業と従業員の一部は[[シーグル・エアー]]（スロバキア）が引き継いだものの、同社も2009年に事業停止し倒産。
|-
| {{nowrap|{{USA}}}} || {{nowrap|[[パンアメリカン航空]]}}<ref>著:アンソニー・サンプソン、訳:大谷内一夫『エアライン　世界を変えた航空業界』早川書房 p66、「南米諸国では、パンアメリカは、アメリカ国務省の付属物であり、アメリカ帝国主義の道具の一つである」の記述あり</ref><ref>柴田匡平『ブリティッシュ・エアウェイズの経営　民営化・国際展開とアエロポリティクス1981-2000』中央書院 p62 中華人民共和国が、パンナムを正真正銘のナショナル・フラッグ・キャリアとみなし、台北（台湾）への再乗り入れを抗議した。</ref>|| アメリカの航空会社で唯一全世界に路線を持ち、[[ボーイング707]]、[[ボーイング747]]をいち早く導入するなど、アメリカの先進性や繁栄の象徴、世界の国際線航空会社の盟主的存在であった。しかし、高コスト体質の改革が進む前に航空自由化が進んだために経営が悪化し、[[1991年]]に倒産した。
|-
| {{BRA}} || {{nowrap|[[ヴァリグ・ブラジル航空]]}} || かつては南米最大級の航空会社、[[スターアライアンス]]の一員であり、ヨーロッパや日本にも就航していたが[[格安航空会社]]の台頭によって[[2005年]]に破産し、格安航空会社の[[ゴル航空]]に買収された。今後もブランド名としては存続する。
|-
| {{PER}} || [[アエロペルー]] || [[1996年]][[10月2日]]に起きた[[アエロペルー603便墜落事故]]の影響で業績が悪化し、1999年に運航停止に追い込まれた。
<!--|-
| {{CAN}} || [[カナダ太平洋航空]] || 経営不振に陥り、[[2000年]]にライバルのエア・カナダに吸収合併された。--><!--なぜコメントアウト?-->
|-
| {{NGR}} || {{nowrap|[[ナイジェリア航空]]}} || 国営航空会社であったが、[[2003年]]に経営不振で破産した。
|-
| {{SOM}} || {{nowrap|[[ソマリ航空]]}} || [[1990年]]の[[ソマリア内戦]]勃発によって経営が破綻した。
|-
| {{HUN}} || [[マレーヴ・ハンガリー航空]]<ref name="フラッグ"/><ref>[http://ja.oneworld.com/enja/ow/member-airlines ワンワールド]</ref> ||2012年2月に全便の運行を停止したのち[[破産]]した。
|}

== 脚注 ==
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
* [[航空会社の一覧]]
* [[航空会社の年表]]
* [[キャリア]]
* [[メガ・キャリア]]
* [[格安航空会社]]
* [[フラッグシップ]]

{{DEFAULTSORT:ふらつくきやりあ}}
[[Category:海運業]]
[[Category:航空会社]]
[[Category:国の象徴]]

[[et:Rahvuslike lennukompaniide loend]]
[[fi:Luettelo kansallisista lentoyhtiöistä]]
[[fr:Compagnie aérienne nationale]]
[[it:Lista di compagnie aeree di bandiera]]