フィンランド航空のソースを表示

{{複数の問題
| 参照方法 = 2013年6月
| 未検証 = 2013年6月
| 観点 = 2013年6月
| 独自研究 = 2013年6月
| 正確性 = 2013年6月
| 内容過剰 = 2013年6月
}}
{{航空会社情報ボックス
|航空会社 = フィンランド航空
|ロゴ =Finnair Logo.svg
|ロゴサイズ = 230px
|保有機材数 = 45機
|目的地 = 79都市
|IATA = AY
|ICAO= FIN
|コールサイン = Finnair
|親会社 = Finnair Group
|設立日 = 1923年11月1日
|本拠地 = [[フィンランド|フィンランド共和国]] [[ヴァンター]]
|代表者 =  {{仮リンク|ペッカ・ヴァウラモ|fi|Pekka Vauramo}} [[最高経営責任者|CEO]]<ref name="finnairgroup_BOARD">[http://www.finnairgroup.com/group/group_5.html FINNAIR EXECUTIVE BOARD] FinAir</ref>
|ハブ空港 = [[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港]]<br>[[ブリュッセル空港]]（貨物）<ref name="finnair_20130701">[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/bulletin/finnair-cargo-opens-a-2nd-hub-in-europe-and-extends-freighter-network.html FINNAIR CARGO OPENS A 2ND HUB IN EUROPE AND EXTENDS FREIGHTER NETWORK] Finair Cargo</ref>
|焦点都市 =[[ストックホルム・アーランダ空港]]<br>[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]
|マイレージサービス = Finnair Plus
|ラウンジ = Finnair Lounge
|航空連合 = [[ワンワールド]]
|ウエブ = http://www.finnair.co.jp/
}}
[[File:Headquarter Finnair.jpg|thumb|フィンランド航空の本部]]
'''フィンランド航空'''（フィンランドこうくう、'''Finnair''' フィンエアー、[[フィンランド語]]：''Finnair Oyj'' フィンナイル・オーウーイィー）は、[[フィンランド]]を拠点とする航空会社である。フィンランドの[[フラッグ・キャリア]]である。[[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港]]を[[ハブ空港]]にしてフィンランド国内、[[ヨーロッパ]]、[[アジア]]・北[[アメリカ]]・[[中東]]方面などへ路線を展開している。[[航空連合]]の[[ワンワールド]]に加盟しており、路線網は国内線約20都市、国際線約79都市の合計で約100都市にわたる。

== 歴史 ==
=== 1923年〜 ===
*[[1923年]][[11月1日]] [[第一次世界大戦]]後、フィンランド航空の前身『アエロ・オイ（Aero O/Y）<ref group="注釈">フィンランド語でオイは0/Yと書き、株式会社の（株）の意味。</ref>』が、民間[[航空会社]]として設立。創業者社長の{{仮リンク|ブルーノ・オットー・ルキャンダー|fi|Bruno Lucander}}により、水上フロートも付けられる[[ドイツ]]製[[ユンカース F.13]]（第1号機・[[製造番号]]：700、[[機体記号]]：D-335/K-SALA）の導入を決定。機材と操縦士及びサポートの引き換えに、[[ドイツ]]の[[ユンカース]]社に自社株式の50%を譲渡する。
<!-- ノート参照
*[[1924年]][[3月20日]] ヘルシンキと[[エストニア]]の首都[[タリン]]の間で[[水上機|水上飛行機]]により[[郵便]]物を運ぶ商業運航を開始。年間で162kgの郵便物を輸送した。夏期には[[スウェーデン]]の{{仮リンク|Aerotransport|en|Aerotransport|label=ABA}}と[[ストックホルム]]線を共同運行した。ヘルシンキの{{仮リンク|カタヤノッカ|en|Katajanokka}}に水上[[空港|エアポート]]を建設し、社員数が社長のルキャンダーを含め、7人となる。
*[[1925年]] 年間800回を超える観光飛行を行う。{{仮リンク|ユンカース G.24|de|Junkers G 24 W}}（製造番号：919、機体記号：K-SALC/OH-ALC）を1機導入する。
*[[1926年]] 加盟していたユンカースの[[航空連合]]{{仮リンク|ユンカース・ヨーロッパ・ユニオン|en|Paneuropean Union}}（9カ国・航空16社加盟）と、覇権を争っていた『ドイツ・エアロ・ロイド・グループ』が合併し、ヨーロッパ・ユニオンは解散。ユンカースの傘下にあった数社が合併し、[[ルフトハンザドイツ航空]]が誕生した。この年に、ABAと[[KLMオランダ航空]]とルフトハンザドイツ航空とのコネクションにより、[[ロンドン]]や[[ウィーン]]へ就航。それに伴い、アエロは初めて[[時刻表]]を発行した。{{仮リンク|ユンカース A 35|en|Junkers A 35}}（製造番号：1066、機体記号：K-SALH）を1機導入。後に[[軍用機]]として[[フィンランド空軍]]へ移籍した。
*[[1927年]] [[国際航空運送協会]]（IATA）に加盟する。
*[[1928年]] [[飛行船]]で極点を目指して[[航空事故|墜落]]した[[冒険者|冒険家]]を救出し、一躍世界中の注目を浴びる。
*[[1929年]] 創業者である社長のルキャンダーが病気により、57歳で[[突然死|急死]]。フィンランドの[[投資家]]達が、ユンカース社に譲渡されていた株を全て買い戻し、会社がユンカース社所有になるのを防ぐ。
*[[1930年]] [[スウェーデン]]のABAと共同して『スカンジナビア・エア・エキスプレス』を開始。[[タリン]]＝ヘルシンキ＝ストックホルム線を基軸に、ストックホルム＝マルミ間の鉄道を利用して、[[パリ]]や[[ロンド]]ンなどのヨーロッパ主要都市を結ぶ、飛行機と[[鉄道]]のネットワークを形成。
*[[1932年]] [[Ju 52 (航空機)|ユンカース Ju 52/3m]]の導入開始。
*[[1936年]] [[国際空港]]の基準に準拠した[[ヘルシンキ・マルミ空港]]が開港。同年[[12月15日]]以降、水上飛行機による運航を終了。
*[[1937年]] フィンランド国内の18万を超える湖を隔てた町と町を結ぶ為に、空路での国内線確立が求められ、政府主導の元、フィンランドに数多くある[[草原]]での離発着が可能な、[[イギリス]]製[[デ・ハビランド DH.89 ドラゴン・ラピード]]を導入。既に[[ストックホルム]]線の国内区間として運航されていた[[トゥルク]]線に加え、[[タンペレ]]、[[ヴァーサ]]、[[イマトラ]]、ヴィープリ（当時フィンランド領、現在[[ロシア]]領・[[ヴィボルグ]]）、[[オウル]]、[[ケミ]]の地方都市が首都ヘルシンキと結ばれた。
*[[1939年]] [[第二次世界大戦]]勃発。[[中立|中立国]]のフィンランドに[[ソビエト連邦|ソ連]]軍が進行し、『[[冬戦争]]』が始まる。アエロを含む全てのフィンランドの航空会社は、フィンランド軍の統治下に置かれた。まだ安全だった中立国のスウェーデンに、アエロは空輸で約3,900人の[[フィンランド人]]を避難させ、内、子供を約1,500人[[疎開]]させた。これだけの人数を乗せる為には、[[Ju 52 (航空機)|ユンカース Ju 52/3m]]の[[定員]]（16〜18人）や[[最大積載量]]を、ある程度無視せざるを得ず、毎回最大積載量を500kgもオーバーして飛んでいた。ソ連軍の攻撃を避ける為に、フライトは夜間に行われ、スウェーデン[[国境]]沿岸まで[[無線]]も[[照明|灯火]]も消されていた。

=== 1940年〜1950年代 ===
*[[1941年]][[6月22日]] ルフトハンザドイツ航空から[[DC-2]]を購入（元は[[チェコスロバキア]]国営航空〈現在の[[チェコ航空]]〉所有のもので、1939年ドイツがチェコスロバキアを[[占領]]した際に、ルフトハンザドイツ航空が手に入れた機体）。DC-2は同社初の車輪が格納出来る航空機として、ソ連との[[継続戦争]]に使用された。
*[[1944年]][[9月4日]] [[ソビエト連邦|ソ連]]との間に停戦条約が成立。フィンランドは敗戦国として戦後を迎える。停戦合意に、フィンランドでの飛行機の飛行禁止という条項があり、飛行制裁を受けたアエロは、飛行停止処分となった。
*[[1946年]] 戦後の経済悪化に伴い、フィンランド政府がアエロの[[株式]]の70%を保有する事になった。政府出資金と共に、資本金が2,000万[[フィンランド・マルッカ|マルッカ]]となる。
*[[1947年]][[10月]] アエロの国際線運航に許可が出される。11月に、ヘルシンキ＝ストックホルム線が再開。政府からの資金援助で、[[DC-3]]を受領する。
*[[1949年]] 航空会社としてのIATAコードが『'''AY'''』（AY = Aero Yhtiö）<ref group="注釈">フィンランド語でYhtiöは、「会社」の意味。</ref>となる。
*[[1952年]] [[ヘルシンキオリンピック]]開催。同年[[7月10日]]、ヘルシンキ国際空港オープン。全ての離発着便が、ヘルシンキ国際空港となる。
*[[1953年]] アエロがこの年の春から、広告等で自社を『フィンエアー（'''FINNAIR'''）』と称する様になる。
*[[1955年]] [[西側諸国]]の航空会社として、初めて[[ソビエト連邦|ソ連]]の首都[[モスクワ]]に乗り入れを開始。

=== 1960年〜1970年代 ===
*[[1960年]] 同社初の[[ジェット旅客機]]として、[[フランス]]の[[シュド・カラベル|シュド・カラベル IA]]を導入する。
*[[1964年]][[8月]] [[シュド・カラベル|シュド・カラベル 10B]]（Super Caravelle）就航。北欧の人々に人気のある[[地中海]]への便や、ヘルシンキ＝[[マドリード]]間2,947kmの[[直行便|ノンストップ]]便を運航する。
*[[1968年]][[6月25日]] 現社名『フィンランド航空』に改名。
*[[1969年]] [[DC-8]]を使用し、同社初の北[[大西洋]]便となる[[ニューヨーク]]線を開設した。[[5月14日]]、ヘルシンキ空港の新ターミナルが供用開始。
*[[1970年]][[1月]]  初のワイドボディ機[[DC-10]]を受領。[[搭乗手続き|チェックイン]]システムに[[コンピューター]]を導入。ロンドン線で、初めて[[禁煙]]席を設定する。

=== 1980年〜1990年代 ===
*[[1983年]] [[日本人]][[客室乗務員]]を5名採用する。この第1期生はヘルシンキのトレーニングセンターで訓練を受けた後、[[4月22日]]、[[日本]]への乗り入れ開始と共に、日本路線に乗務した。<ref group="注釈">1980年代初期の日欧路線では、[[アンカレッジ]]か[[モスクワ]]経由が主流だったが、フィンランド航空では、ソ連と日本とのフライトルート調整が早期決着し、当時の保有機材であった[[DC-10]]型機を日本路線の専用機材と位置付け、[[北極点]]と[[ベーリング海]]上空経由を、ノン・ストップで結ぶ路線とした。その方法は、DC-10型機のうち1機の燃料タンクを増強し、3クラス200席強の旅客キャパシティで、その距離1万1,024km・13時間半にも及ぶノン・ストップ飛行を可能にしたことによる。
当時の日本人客室乗務員の勤務は、成田がベースだった。東京線は開設当初、週1便しかなかった為、成田からヘルシンキに乗務すると、翌週の便が来るまで、ヘルシンキで5日間地上待機し、次の東京線に乗務すると、成田で1週間地上待機という勤務パターンだった。《参考文献『白夜の国のヒコーキ物語』「客室乗務員 日本人一期生は5人」92頁39項より、94頁14項まで参照》</ref>。
*1984年 [[東京]]・[[帝国ホテル]]内に、フィンランド航空エグゼクティブ・ビジネスセンターを開設。ファーストクラス及びビジネスクラスの乗客に、[[秘書]]サービスを提供。外国の航空会社のパイロットが、フィンランド航空パイロット養成訓練所でトレーニングを受け始める。
*1984年[[サンタクロース]]のイラストを特別塗装した[[DC-10]]がデビュー。好評を博し、その後導入した[[MD-11]]にも引き継がれる。
*[[1986年]] 同社初の[[エアバス]]製ワイドボディ機、[[エアバスA300]]B4を導入。その後のフィンランド航空の、エアバス機を中心とした[[フリート]]構成の基礎となる。
*[[1988年]] 東京線が通年週2便となる。[[6月2日]]、[[中国]]・[[北京市|北京]]線をヨーロッパの航空会社で初となる[[直行便|ノンストップ]]便で開設。
*[[1989年]][[5月12日]] 株式がをヘルシンキ[[証券取引所]]に[[上場]]する。ニューヨーク線がノン・ストップ便でデイリー運航となる。中国の[[六四天安門事件]]の影響で、北京線を6月から8月まで運航を中止。
*[[1990年]] ヘルシンキ＝[[タリン]]線の運航を、46年ぶりに再開。同年[[11月29日]]、[[MD-11]]の初号機を受領する。
*[[1991年]] [[ソ連崩壊]]により、日本路線がシベリア上空通過ルートに変更となる。所要時間が約3時間短縮した。[[湾岸戦争]]が始まり、その影響で[[ヨルダン]]、[[イスラエル]]、[[モロッコ]]、[[エジプト]]、[[キプロス]]、[[チュニジア]]、[[ケニア]]等の路線が運休になる。10月より、東京線のファーストクラスを廃止。ビジネスクラスとエコノミークラスの編成となる。
*[[1992年]] 5年前より開始されていた[[マイレージサービス]]の「エアー・プラス」を、『{{仮リンク|Finnair Plus（フィンエアー・プラス）|en|Finnair#Finnair Plus}}』に維新。
*[[1994年]] 本社をヘルシンキ・ヴァンター国際空港へ移転。1984年より引き継がれていた[[ムーミン]]や[[サンタクロース]]の特別塗装機<ref group="注釈">[[DC-10]]型機または[[MD-11]]（OH-LGC）型機による。</ref>で話題を呼んだ。同年から数年間に渡って就航する。
*[[1995年]][[4月20日]] [[大阪]]線を通年週2便で運航開始。
*1996年[[9月]] フィンランドで[[1950年]]に設立された航空会社、{{仮リンク|カー・エア|en|Kar-Air}}（Kar-Air）を[[吸収合併]]した。
-->
*[[1997年]] 路線の全席[[禁煙]]化を進め、[[3月30日]]の段階で、[[喫煙]]席が残されたのは日本路線のみとなった。ヘルシンキ・ヴァンター国際空港の[[貨物]]ターミナルで、[[貨物|カーゴ]]センターを拡張。北欧最大規模となる広さ16万7千m<sup>2</sup>（約5万1,000坪）という規模で、近年の貨物取扱量の増大に対応した。
*[[1999年]] 世界規模の[[航空連合]]、『[[ワンワールド]]』へ正式加盟する。

=== 2000年〜2010年代 ===
*2006年[[6月4日]]  [[中部国際空港|名古屋]]線をMD-11で開設。週3便で運航開始。
*[[2007年]][[3月8日]] エアバス社の次世代新型機[[エアバスA350|エアバスA350-900]]（A350XWB）を、世界の航空会社で初めて確定発注し、[[エアバスA350|エアバスA350XWB]]の[[ローンチカスタマー]]となる<ref>[http://www.a350xwb.com/#timeline/1323 Finnair, first airline to sign firm contract for the A350XWB] エアバス 2007年3月8日</ref>。[[ロールス・ロイス トレント]]の新世代[[エンジン]]である、トレントXWBエンジンが搭載される。
*2008年[[6月2日]] [[大韓民国|韓国]]・[[ソウル特別市|ソウル]]線を運航開始。

=== 2010年〜 ===
*2010年4月 [[アイスランド]]の[[2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火による交通麻痺|エイヤフィヤトラヨークトル]]での[[火山活動]]における[[火山灰]]の影響で、ヨーロッパの空域の大部分が[[領空]]封鎖、及び部分封鎖された。フィンランドも領空が封鎖され、フィンランド航空の定期便も欠航を余儀なくされた。ヨーロッパの空域内での航空便だけでなく、地域外からヨーロッパへ、またはヨーロッパから地域外への、多くの航空便が欠航に追い込まれ、ヨーロッパ各地の鉄道やフェリーも大混乱した。
*2010年 [[イギリス]]に拠点を置く航空サービス調査会社[[スカイトラックス]](Skytrax)による「2010ワールド・エアライン・アワード(2010 World Airline Awards)」において、「北欧のベストエアライン」に選出される。
*2011年 機体塗装、機内内装、企業[[ロゴ]]、[[ユニフォーム]]、サービスエリアなど、約1,000万[[ユーロ]]の費用を投じ、[[コーポレートアイデンティティ]]リニューアルを実施。
*2011年[[3月11日]] [[東北地方太平洋沖地震]]とそれに伴う[[大津波]]、及び、その後の[[余震]]により引き起こされた大規模[[地震]][[災害]]である『[[東日本大震災]]』が発生。一時、全ての日本路線の運航を見合わせた。数日間は名古屋経由で運航していたが、徐々に日本路線の運航を正常化し、[[3月26日]]から東京線の直行便を再開した。
*2011年[[7月19日]] ヘルシンキ＝[[アムステルダム]]間で、[[バイオ燃料]]を使用した長距離フライトを実施。距離は約1,600km（994[[マイル]]）で、商業運航としては世界最長となる。
*[[2013年]] 会社創業90周年を迎える。
*2013年1月 航空会社の安全性を調査・発表する[[ドイツ]]の{{仮リンク|JACDEC|en|JACDEC}}（Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre）による、2012年の世界の航空会社の安全度ランキングが発表され、フィンエアーは「JACDEC SAFETY RANKING 2012」で『Index 0,005』の評価を得て、世界で最も安全な航空会社と評価された<ref>[http://www.jacdec.de/jacdec_safety_ranking_2012.htm JACDEC SAFETY RANKING 2012] - JACDEC</ref>。
*2013年[[3月7日]] [[アメリカン航空]]、[[ブリティッシュ・エアウェイズ]]、[[イベリア航空]]が[[2010年]]10月からスタートした、[[大西洋]]路線の共同事業（ジョイントベンチャー）に参画する意向を発表。フィンエアーが運航するヘルシンキ＝[[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク]]線の他に、3社の便名をつけるほか、フィンエアーは、3社が運航する大西洋路線に「AY」便名を付け、運航を行う<ref>[https://newsclient.omxgroup.com/cdsPublic/viewDisclosure.action?disclosureId=545229&lang=en Finnair to enter joint business with American Airlines, British Airways and Iberia] - Finnair Plc Press release 2013年3月7日</ref>。
*2013年[[10月16日]]　ブリティッシュ・エアウェイズと日本航空が2012年10月1日に開始した日本 - 欧州路線における共同事業に加わることについて、国土交通省より独占禁止法適用除外の認可を取得。3社の共同事業を2014年の早い段階で開始することを目指す<ref>[http://press.jal.co.jp/ja/release/201310/002678.html フィンエアーとの共同事業について、独占禁止法適用除外の認可取得] - フィンエアー・日本航空・ブリティッシュ・エアウェイズ共同リリース 2013年10月16日</ref>。

== 運航形態 ==
[[File:Finnair.Lounge.HEL.2011.JPG|thumb|280px|フィンエアー・ラウンジ]]
[[地理|地理的]]に[[フィンランド|フィンランド共和国]]の首都[[ヘルシンキ]]は、[[東アジア]]とヨーロッパ主要都市間の最短ルート上から近い好位置にあるため、日本への飛行時間は約9時間30分と短い。<ref>[http://mr-europe.jp/why/fastest-path.php]{{リンク切れ|date=2013年6月}}</ref>その為、ヨーロッパの都市で日本から直行便が無い都市へは、ヘルシンキ経由の方が同一国間で国内線に乗り継ぐよりも、時間のロスが少ない場合がある<ref>[http://mr-europe.jp/why/fastest-path.php]{{リンク切れ|date=2013年6月}}</ref><ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/flights/routemap]</ref>。ヨーロッパで、ある程度の人口を抱える都市規模でありながら、その都市からのアジアへの直行便としては就航・運航しにくい都市（例として、[[マンチェスター]]や[[ハンブルク]]、また、[[ニース]]や[[フィレンツェ]]など）から移動する際、一度は乗り換えなければならない旅客を、コンパクトで利便性の高い[[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港]]で乗り換え客の需要を取り込み、また、旅客の移動時間を数時間短縮するという点を広くアピールしており、アジアとヨーロッパの、それぞれに存在する一定規模の都市間の移動需要を、ハブ空港のあるヘルシンキで一度束ねて運航するという戦略を取っている<ref>[http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=50575]</ref>。

[[2009年]]より始まった[[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港]]のリニューアルにより、さらに[[トランジット]]効率を主眼とした国際空港になり、旅客の利便性も向上した。国際線ラウンジもリニューアルされ、フィンエアー・ラウンジ（Finnair Lounge）や、ターミナル全体で無料[[Wi-Fi]]接続サービスも始まった。[[2009年]][[12月]]にオープンしたフィンエアー・スパ＆サウナ（Finnair Spa & Saunas）<ref>[http://www.helsinki-vantaa.fi/transfer_services_jp/spa-jpn]</ref>は、ビジネスクラス利用者や、フィンエアープラスプラチナおよびゴールド会員、[[ワンワールド]]エメラルド、サファイア会員は無料で利用できるが、その他の乗客も有料で利用可能である<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/at-the-airport/lounge-services]</ref>。

新しいヘルシンキ・ヴァンター国際空港の旅客ターミナルでは、ヨーロッパの主要空港と比較して乗り継ぎ時間が短くなり<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/after-the-flight/connecting-flights]</ref>、国際線の出発ゲートも、ターミナル1がヨーロッパ各都市への出発便に集約され、ターミナル2が、[[シェンゲン協定]]非加盟国の[[アジア]]・[[アメリカ]]・[[イギリス]]・[[アイルランド]]、[[ロシア]]等の路線専用出発ゲートとなっている<ref>[http://www.helsinki-vantaa.fi/smooth-transfer-JPN]</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.helsinki-vantaa.fi/files/helsinki-airport/EFHK_kartat/HA_transfer_A4_JP_RGB.pdf]}}</ref>。

== 機内サービス ==
[[File:Finnair Airbus A330-302E Prasertwit-3.jpg|thumb|right|300px|エアバス A330-300]]

機内クラス編成は、[[ビジネスクラス]]（Business Class）・コンフォートクラス（Comfort Class）<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/before-the-flight/planning-booking-your-flight/travel-classes/comfort-class]</ref>・[[エコノミークラス]]（Economy Class）の3クラス制<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/before-the-flight/planning-booking-your-flight/travel-classes]</ref>。ビジネスクラスはフィンランドを代表するブランド「[[イッタラ]]」や「[[アラビア (フィンランド)|アラビア]]」、「[[マリメッコ]]」の食器を使用している。また、[[日本人]][[客室乗務員]]も在籍しており、基本的に各便2・3名乗務している。コンフォートクラスは、[[ヨーロッパ]]域内離発着の長距離レジャー便（AY1000便番台となるフライト）のみの設定となる。

長距離国際線、および長距離レジャー路線<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/flights/leisure/services]</ref>では、機体年齢の新しい[[エアバスA330|エアバスA330-300]]より、[[人間工学]]に基づいた[[ゾディアック・エアロスペース|ゾディアック]]（Zodiac Seats UK）製の、次世代ライフラットおよびフルフラットシート座席が順次装備され、[[2014年]]秋までに全て完了する予定である<ref>[https://newsclient.omxgroup.com/cdsPublic/viewDisclosure.action?disclosureId=541496&lang=en]</ref>。ゾディアックは、エアバスの次世代機の[[エアバスA350|エアバスA350XWB]]の座席も開発している<ref>[http://www.zodiacaerospace.com/en/zodiac-seats-us-selected-a350-xwb-catalogue]</ref>。

長距離レジャー便では、クオリティー・エコノミークラスとデラックス・コンフォートクラスから、座席が選択可能となっている。コンフォートクラスの場合は、座席と足元にスペースが確保されている<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/before-the-flight/planning-booking-your-flight/travel-classes/comfort-class]</ref>。レジャー便では付加サービスがあり、特定の座席の予約や、プレミアムミール（有料）等が注文可能となっている<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/flights/leisure/services]</ref>。[[スキー]]などのスポーツ器具や、超過手荷物の輸送料を事前に支払いを行えるサービスを出発便の30日前から受け付けている<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/flights/leisure/services]</ref>。

ヨーロッパ便では、フィンランド語と外国語の新聞と雑誌を、ビジネスクラスのすべての乗客に提供している。 エコノミークラスとビジネスクラスがある長距離便では、エコノミークラスの乗客は、[[インターナショナル・ヘラルド・トリビューン|International Herald Tribune]]紙、または{{仮リンク|Ilta-Sanomat|en|Ilta-Sanomat}}紙を、3[[ユーロ]]で購入出来る。国際線では、エコノミークラスとビジネスクラスの両方の乗客に、新聞と雑誌を無料で提供している<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/on-the-aircraft/entertainment-and-working-onboard]</ref>。

すべての[[エアバスA330|エアバスA330-300]]と[[エアバスA340|エアバスA340-300]]では、エコノミークラスやビジネスクラスを問わず、各座席にパーソナル[[エンターテインメント]]システムとスクリーンが装備されており、パーソナルエンターテインメントシステムで、[[衛星電話]]、映画、ゲーム、テレビ番組、音楽チャンネル、音楽アルバムが利用出来る。<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/on-the-aircraft/entertainment-and-working-onboard]</ref>

音楽サービスでは、オリジナルのプレイリストを作成することも可能で、[[ラップトップ]]コンピューターやミュージックプレーヤー用の電源も利用出来る。ただし、一部のレジャー便（AY1000便番台）では5～8ユーロのエンターテインメント料金が必要となる。

機内では、座席にある[[衛星電話]]を使って地上のネットワークにテキストメッセージやショートEメールを送信する事も可能。地上から送られた返信メッセージを機内で受け取る事も可能で、この場合、1メッセージにつき1[[アメリカ合衆国ドル|USドル]]の料金がかかる。<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/on-the-aircraft/entertainment-and-working-onboard]</ref>

=== 機内食 ===
長距離国際線のビジネスクラスでは、前菜、スープ、メインコース（3種類から選択）、チーズ、デザートとフルーツによるコースメニューが提供される。また、手短に食事を済ませることのできるエキスプレスミールサービスも用意されている。[[エアバスA340|エアバスA340-300]]および[[エアバスA330|エアバスA330-300]]では、ビジネスクラスのメインエントランスに専用のスナックバーも設けてあり、ビジネスクラスの乗客は、ここで軽食や飲み物を自由に選ぶ事が出来る。また、「Wellness and Energy」（ヘルシーな食材を使ったメニュー。アジアの香味料や食材が比較的多く使われている）、「Food Lover's Treat」（ブラットヴルストやシチュー）、「Chef's Gourmet」（トナカイのテンダーロインなどの料理が中心）の、3種から1つを選び、事前に予約する事が出来る。<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/on-the-aircraft/food-and-drink-on-board/intercontinental-flights-business-class]</ref>

エコノミークラスの乗客は、サラダ、メインコース、チーズ、デザートなどが基本となっている。また、ほぼすべての長距離路線で、着陸前に温かい軽食も提供される。その他にも、軽食を機内でいつでも購入する事が出来る。[[日本]]、[[中国]]、[[大韓民国|韓国]]、[[インド]]、[[シンガポール]]便などのエコノミークラスでは、さまざまな種類の飲み物が用意され、ソフトドリンク、ジュース、ミネラルウォーター、ビール、白ワイン、赤ワインは無料で提供され、その他のアルコール類は有料となっている。<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/on-the-aircraft/food-and-drink-on-board/intercontinental-flights-economy-class]</ref>

== 機内誌 ==
[[File:OH-LZG@LHR 18SEP13 (9869703253).jpg|thumb|right|250px|エアバス A321-200ER]]
機内誌は『Blue Wings』 である。インターネット上で[[デジタル]]形式でも閲覧が可能となっている<ref>[http://www.digipaper.fi/bluewings/]</ref>。

== 就航路線 ==
[[File:Finnair ERJ-190 OH-LKN "OneWorld" (8902741443).jpg|thumb|right|250px|エンブラエル 190 ワンワールド]]
{{Main|フィンエアー 就航都市}}

== 保有機材 ==
フィンランド航空の機材は以下の航空機で構成される (2014年2月現在)<ref>{{Cite web|url=http://www.finnair.com/JP/JP/flights/fleet|title=フィンエアーの最新の航空機 - Finnair - 日本|publisher=フィンエアー日本支社|accessdate=2014-2-7}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.ch-aviation.com/portal/airline/AY#al_profile_tab_fleet|title=Finnair - ch-aviation.com|publisher=Finnair - ch-aviation.com|accessdate=2014-2-7}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.planespotters.net/Airline/Finnair|title=Finnair Fleet Details and History - Planespotters.net Just Aviation|publisher=Finnair Fleet Details and History - Planespotters.net Just Aviation|accessdate=2014-2-7}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://flyteam.jp/airline/finnair/aircrafts?pageid=1|title=フィンエアー 機材一覧|publisher=FlyTeam(フライチーム)|accessdate=2014-2-7}}</ref>

<center>
{| class="toccolours" border="1" cellpadding="4" style="border-collapse:collapse; text-align:center"
|+ '''フィンエアー 保有機材一覧'''
|- style="background:#1A2C6E;"
! rowspan="2" style="width:120px;"|<span style="color:white;"> 機種
! rowspan="2" |<span style="color:white;"> 機材数
! rowspan="2" |<span style="color:white;"> 発注
! rowspan="2" |<span style="color:white;"> オプション
! colspan="3" |<span style="color:white;"> 座席数
! rowspan="2" |<span style="color:white;"> シートマップ・備考
|- style="background:#1A2C6E;"
! style="width:25px;" | <span style="color:white;"><center>ビジネスクラス
! style="width:25px;" | <span style="color:white;"><center>エコノミークラス
! style="width:29px;" | <span style="color:white;"><center>合計
|-
|[[エアバスA319|エアバス A319-100]]
|9
|&mdash;
|&mdash;
|0
|138
|138
|{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A319.pdf シートマップ]}}
|-
|[[エアバスA320|エアバス A320-200]]
|10
|&mdash;
|&mdash;
|0
|168
|168
|{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A320.pdf シートマップ]}}
|-
|[[エアバスA321|エアバス A321-200]]
|6
|
|&mdash;
|0
|196
|196
|型式・A321-211<BR>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A321.pdf シートマップ]}}
|-
|[[エアバスA321|エアバス A321-200ER]]
|5
|
|&mdash;
|0
|209
|209
|型式・A321-231<BR>[[ウィングレット|シャークレット]]（sharklets）装備機<ref>[http://www.flightglobal.com/articles/2010/06/10/343108/finnair-to-launch-sharklet-equipped-a321.html][http://www.airliners.de/wirtschaft/bestellungenundauslieferungen/finnair-will-a321-mit-sharklets-bestellen/21363][http://www.airbus.com/presscentre/pressreleases/press-release-detail/detail/finnair-first-to-commit-to-a321s-with-sharklets/]</ref><BR>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-a321-231.pdf シートマップ]}}
|-
|rowspan="3"|[[エアバスA330|エアバスA330-300]]
|4
|&mdash;
|rowspan="3"|&mdash;
|42
|229
|271
|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A330-300-OH-LTM-LTN-LTO-LTP.jpg シートマップ（OH-LTM, -LTN, -LTO, -LTP）]
|-
|1
|&mdash;
|45
|218
|263
|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A330-300-OH-LTR.jpg シートマップ（OH-LTR）]
|-
|3
|&mdash;
|32
|265
|297
|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A330-300-OH-LTS-LTT-LTU.jpg シートマップ（OH-LTS, -LTT, -LTU）]
|-
|[[エアバスA340|エアバスA340-300]]
|7
|&mdash;
|&mdash;
|42
|227
|269
|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A340-300-OH-LQB-LQC-LQD-LQE.jpg シートマップ（OH-LQB, -LQC, -LQD, -LQE）]<br>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A340-300-OH-LQA.pdf シートマップ（OH-LQA）]}}<br>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-A340-300-OH-LQF-LQG.pdf シートマップ（OH-LQF, -LQG）]}}
|-
|[[エアバスA350|エアバスA350-900]]
|''&mdash;''
|11
|8
|
|
|315
|[[2015年]]度より納入予定。ヨーロッパの航空会社としてA350XWBを運航するのは、フィンエアーが初となる<ref>FINNAIR公式ニュース日本語版・2013年2月19日</ref><ref>[http://www.flightglobal.com/articles/2007/04/03/212994/finnair-aims-to-steer-clear-of-early-production-a350s.html]</ref><ref>[https://newsclient.omxgroup.com/cdsPublic/viewDisclosure.action?disclosureId=541496&lang=en]</ref><ref>[https://newsclient.omxgroup.com/cdsPublic/viewDisclosure.action?disclosureId=541496&lang=en]</ref>
|-
|[[エンブラエル E-Jet|エンブラエル170]]
|2
|&mdash;
|&mdash;
|0
|76
|76
|[[フライビー・フィンランド]]運航<BR>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-embraer-170.jpg シートマップ]}}
|-
|[[エンブラエル E-Jet|エンブラエル190]]
|12
|&mdash;
|&mdash;
|0
|100
|100
|[[フライビー・フィンランド]]運航<BR>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-embraer-190-OH-LKE-LKF-LKG-LKH-LKJ-LKK-LKL-LKM.pdf シートマップ（OH-LKE, -LKF, -LKG, -LKH, -LKK, -LKL, LKM）]}}<BR>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-embraer-190-OH-LKN-LKO.pdf シートマップ（OH-LKN, -LKO）]}}<BR>{{PDFlink|[http://www.finnair.com/go/Images/fleet/seat-map-embraer-190-OH-LKP-LKR-LKS.pdf シートマップ（OH- LKP, -LKR, -LKS）]}}
|-
!合計
!59
!11
|8
|colspan="4"|
|}
</center>

=== リース ===
*[[エアバスA320|エアバス A320-200]]型機 [[2012年]][[9月]]、[[ラトビア]]の{{仮リンク|スマートリンクス航空|en|SmartLynx Airlines}}よりリース<ref>[http://www.smart-lynx.com/default.asp?news=262&Doc=2]</ref><ref>[http://www.smart-lynx.com/default.asp?news=263&Doc=2]</ref>
*[[ボーイング787|ボーイング 787-8]]型機 [[2013年]][[12月]]、[[ポーランド]]の[[LOTポーランド航空]]よりリース<ref>[http://boardingarea.com/onemileatatime/2013/12/05/finnair-wet-leasing-lot-787/]</ref><ref>[http://www.airliners.net/search/photo.search?cx=partner-pub-8297169501225184%3Aa05n2n-tzky&ie=ISO-8859-1&q=finnair&sa=Submit&search_active=1&search=&sheadline=&search_field=datedesc&submit=&siteurl=www.airliners.net%2Faviation-forums%2Fgeneral_aviation%2Fread.main%2F5929755%2F&ref=www.google.co.jp%2Furl%3Fsa%3Dt%26rct%3Dj%26q%3D%26esrc%3Ds%26source%3Dweb%26cd%3D3%26ved%3D0CEcQFjAC%26url%3Dhttp%253A%252F%252Fwww.airliners.net%252Faviation-forums%252Fgeneral_aviation%252Fread.main%252F5929755%252F%26ei%3DTL7zUuSaFMuDlAWl1YDoBg%26usg%3DAFQjCNFXxU3ayfRhiA0TiWqr0-sJvkm1nQ%26bvm%3Dbv.60799247%2Cd.dGI%26cad%3Drja&ss=2687j1111991j9]</ref>

=== 後継機 ===
*[[エアバスA350|エアバス A350-900]]型機は、[[エアバスA340|エアバス A340-300]]型機の後継機とされる<ref>[http://www.finnairgroup.com/group/group_11_2_1.html?&Id=1133954515.html]</ref><ref>[https://newsclient.omxgroup.com/cdsPublic/viewDisclosure.action?disclosureId=541496&lang=en]</ref>。

== 退役機材 ==
フィンランド航空から、子会社の[[フライビー・フィンランド]]、[[ノルディック・グローバル航空]]に、機材移管された航空機も含まれる。<ref>{{cite web
| url = http://www.isbns.net/isbn/9789519804118
| title = Time Flies Finnair 75 | accessdate = 2014-5-18 | publisher = Heikki Haapavaara, Pekka Tynell, Silja Kudel
}}</ref><ref>{{cite web
| url = http://www.isbns.is/isbn/9789519945033
| title = Finnair, the art of flying since 1923 | accessdate = 2014-5-18 | publisher = John Wegg
}}</ref>

[[File:Aero K Sald.jpg|thumb|right|200px|ユンカース F.13（[[機体記号]]・K-SALD）]]
[[File:Finnair ATR-72 OH-KRL at EFHK 20030803.jpg|thumb|right|200px|ATR 72（機体記号・OH-KRL）]]
[[File:Boeing 757-2Q8, Finnair AN1635681.jpg|thumb|right|200px|ボーイング 757-200（機体記号・OH-LBU）]]
[[ファイル:Finnair MD-11 EFHK.jpg|thumb|right|200px|フィンランド航空MD-11（[[ムーミン]]の特別塗装）OH-LGB<ref>MD-11として、日本路線(関西発ヘルシンキ行)最後の旅客便を担当した機体である。</ref>]]
*[[ユンカース F.13]]（1924 - 1935）
*{{仮リンク|ユンカース G.24|en|Junkers G 24}}（1926 - 1935）
*[[Ju 52 (航空機)|ユンカース Ju 52/3m]]（1932 - 1949）
*[[デ・ハビランド DH.89 ドラゴン・ラピード]]（1937 - 1947）
*[[DC-2|ダグラス DC-2]]（1941 - 1948）
*[[DC-3|ダグラス DC-3]]（1943 - 1969）
*[[コンベア340]]／[[コンベア440]]（1953–1980）
*[[DC-6|ダグラス DC-6]]（1953 - 1965）
*[[シュド・カラベル|カラベル IA]]（1960 - 1961）
*[[シュド・カラベル|カラベル III]]（1961 - 1964）
*[[シュド・カラベル|カラベル VI-R]]（1963 - 1964）
*[[シュド・カラベル|カラベル 10B3]]（1964 - 1983）
*[[DC-8|ダグラス DC-8]]（1969 - 1985）
*[[DC-9|ダグラス DC-9]]（1971 - 2003）
*[[DC-10 (航空機)|マクドネル・ダグラス DC-10]]（1975 - 1996）
*[[フォッカー F27]]（1980 - 1987）
*[[DC-10 (航空機)|マクドネル・ダグラス DC-10-30ER]]（1981 - 1996）
*[[MD-80/MD-90|マクドネル・ダグラス MD-80]]（1983 - 2006）
*[[ATR 42]]（1986 – 1990）・[[フライビー・フィンランド]]へ機材移管
*[[エアバスA300|エアバス A300]]（1986 - 2004）
*[[ボーイング737|ボーイング 737]]（1989 - 1995）
*[[ATR 72]]（1989 - 2004）・[[フライビー・フィンランド]]へ機材移管
*[[MD-11|マクドネル・ダグラス MD-11]]（1990 - 2010）
*[[サーブ 340]]（1995 - 1998）
*[[ボーイング757|ボーイング 757]] （1997 - 2014）
*[[エンブラエル E-Jet|エンブラエル 170]]（2005 - 2012）・[[フライビー・フィンランド]]へ機材移管
*[[エンブラエル E-Jet|エンブラエル 190]]（2006 - 2012）・[[フライビー・フィンランド]]へ機材移管
*[[MD-11#MD-11F（貨物型）|ボーイング MD-11F]]（2010 - 2011）・[[ノルディック・グローバル航空]]ヘ機材移管

== マイレージサービス ==
フィンランド航空では[[マイレージサービス|マイレージプログラム]]として{{仮リンク|Finnair Plus（フィンエアー・プラス）|en|Finnair#Finnair Plus<!-- [[:ja:フィンランド航空]] とリンク -->}}を運営している。フィンエアーの公式サイト上で入会手続きが出来る。

2歳以上であれば誰でも加入することができ、フィンランド航空および[[ワンワールド]]加盟航空会社での利用距離に応じて4種類のカードが用意されている（その他に18歳未満のホルダー対象のカードが1種類ある）。2歳から17歳までの乗客は、フィンエアー・プラス・ジュニアプログラムに入会出来る。フィンエアー・プラス・ジュニアの会員資格は、会員が18歳になるまで有効となっており、その後、 ベーシック会員カードに自動的に切り替わる<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/finnair-plus/what-is-finnair-plus/rules]</ref>。

[[ワンワールド]]加盟航空会社、およびその他の航空会社への搭乗や提携している[[ホテル]]、[[レンタカー]]などの利用でポイントをためることができる。なおフィンエアー・プラスでは、航空会社利用でのポイント加算は他社のマイレージサービスで一般的に利用されている[[マイル]]によるものではなく、飛行距離1[[メートル|キロメートル]]につき1ポイントとして積算する。レベルポイントを貯めることで、フィンエアープラスプログラムの会員レベルがベーシック、シルバー、ゴールド、プラチナと上がる<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/finnair-plus/what-is-finnair-plus/membership-tiers]</ref>。なお、ポイントの失効期間が設けられており、獲得から3年たったポイントは順次失効する。

[[2013年]]にリニューアルされたフィンエアーの航空券のタイプは、『BASIC（50%獲得）』『VALUE（100%獲得）』『PRO（150%獲得）』『BUSINESS SAVER（200%獲得）』『BUSINESS（200%獲得）』の5種類<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/finnair-plus/what-is-finnair-plus/renewed-finnair-plus]</ref><ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/information-services/planning-your-trip/planning-booking-your-flight/ticket-types]</ref>。

[[2012年]][[5月15日]]より、フィンエアープラスライフタイムゴールド、またはプラチナレベルの会員資格に達した会員は、フィンエアープラスのレベルに応じた特典について、特典利用期間を廃止し、永久的に特典が利用可能となった。<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/flights/news?ITEM_ID=569#NEWS_Lifetime] FINNAIR公式ニュース日本語版・2012年5月15日</ref>フィンエアープラスライフタイムゴールドレベルには、通算3,000,000レベルポイント、フィンエアープラスライフタイムプラチナレベルには、通算5,000,000レベルポイントを獲得する必要がある<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/lifetime-tiers]</ref>。

2012年[[10月1日]]より、フィンランド国内線のフライトで、[[Flybe]]（フライビー）のフライトを利用すると、特典ポイントに加えて、レベル別ポイントが付与される。航空券に、Flybeの[[IATA]]コードである『BE』コードに加えて、フィンエアーの『AY』コード（便名：AY8100〜AY8700）が記載されている、すべてのフライビーのフライトが対象となる。フィンエアー・プラスのすべての通常会員特典も、これらのフライビーのフライトで有効となる。航空券にAYコードが記載されていないフライビーのフライトについても、今後特典ポイントが付与されるようになるが、[[イギリス]]発着のフライビーのフライトについては、ポイントは付与されない。<ref>FINNAIR公式ニュース日本語版・2012年10月16日</ref>

航空券の『航空会社（CARRIER）』欄に提携航空会社の航空会社コードが記載されており、使用される航空機が、「提携航空会社の航空機である場合」に限り、提携航空会社のフライトもポイント付与の対象になる。提携航空会社のフライトで付与されたポイントは、特に指定のない限り、フィンエアー・プラス会員レベル別ポイントには加算されない<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/finnair-plus/what-is-finnair-plus/rules] フィンエアー・プラス規約 - Finnair - 日本・「3. ポイントの取得」3条10項</ref>。

== フィンランド航空提携航空会社 ==
=== ワンワールド加盟航空会社 ===
*{{flagicon|Finland}} フィンランド航空
*{{flagicon|USA}} [[アメリカン航空]]
*{{flagicon|United Kingdom}} [[ブリティッシュ・エアウェイズ]]
*{{flagicon|Hong_Kong}} [[キャセイパシフィック航空]]
*{{flagicon|Spain}} [[イベリア航空]]
*{{flagicon|Japan}} [[日本航空]]
*{{flagicon|Malaysia}} [[マレーシア航空]]
*{{flagicon|USA}} [[USエアウェイズ]] 
*{{flagicon|Brazil}} [[TAM航空]] 
*{{flagicon|Chile}} [[ラン航空]]
*{{flagicon|Australia}} [[カンタス航空]]
*{{flagicon|Jordan}} [[ロイヤル・ヨルダン航空]]
*{{flagicon|Russia}} [[S7航空]]
*{{flagicon|Germany}} [[エア・ベルリン]]
*{{flagicon|Qatar}}[[カタール航空]]
*{{flagicon|Sri Lanka}}[[スリランカ航空]]

=== 独自提携航空会社 ===
*☆＝ [[ワンワールド]]（oneworld）加盟予定航空会社・およびワンワールド・アフェリエイトメンバー
*＊＝ [[航空連合]]非加盟航空会社
*◆＝ [[スカイチーム]]（Sky Team）加盟航空会社
*◇＝ [[スターアライアンス]]（Star Alliance）加盟航空会社
**{{flagicon|Finland}} [[フライビー・フィンランド]] ☆
**{{flagicon|Iceland}} [[アイスランド航空]] ＊
**{{flagicon|Denmark}} {{仮リンク|サン・エア|en|Sun Air of Scandinavia}} ☆
**{{flagicon|Sweden}} {{仮リンク|マルメ・アビエーション|en|Malmö Aviation|}} ＊
**{{flagicon|Norway}} [[ノルウェー・エアシャトル]]  ＊
**{{flagicon|Belgium}} [[ブリュッセル航空]] ◇
**{{flagicon|United Kingdom}} [[Flybe]] ＊
**{{flagicon|Latvia}} {{仮リンク|スマートリンクス航空|en|SmartLynx Airlines}} ＊
**{{flagicon|Belarus}} [[ベラヴィア]] ＊
**{{flagicon|Croatia}} [[クロアチア航空]] ◇
**{{flagicon|Spain}} {{仮リンク|プリビレッジ・スタイル|en|Privilege Style}} ＊
**{{flagicon|Ireland}} [[エアリンガス]] ＊
**{{flagicon|Italy}} [[メリディアナ]] ＊
**{{flagicon|Russia}} [[アエロフロート・ロシア航空]] ◆
**{{flagicon|Russia}} [[ロシア航空]] ＊
**{{flagicon|Russia}} {{仮リンク|ウラル航空|en|Ural Airlines}} ＊
**{{flagicon|China}} [[中国国際航空]] ◇
**{{flagicon|Hong_Kong}} [[香港ドラゴン航空]] ☆
**{{flagicon|France}} [[エールフランス]] ◆
**{{flagicon|France}} [[シティジェット]] ◆
**{{flagicon|France}} [[オップ!]] ◆
**{{flagicon|Czech Republic}} [[チェコ航空]] ◆
**{{flagicon|Ukraine}} [[ウクライナ国際航空]] ＊
**{{flagicon|Thailand}} [[バンコク・エアウェイズ]] ＊
**{{flagicon|Portugal}} [[TAP ポルトガル航空]] ◇
**{{flagicon|Swiss}} [[スイスインターナショナルエアラインズ]] ◇

=== フィンランド航空提携鉄道会社 ===
[[2002年]][[11月18日]]より、フィンランド航空とSBB・[[スイス連邦鉄道]]は、[[コードシェア便]]を開始した。フィンエアーが運航する、[[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港|ヘルシンキ]]＝[[チューリッヒ空港|チューリッヒ]]線と接続する形で、スイス連邦鉄道の列車が走る、[[チューリッヒ中央駅]]（[[チューリッヒ]]）、[[バーゼルSBB駅]]（[[バーゼル]]）、[[ベルン中央駅]]（[[ベルン]]）、{{仮リンク|ルツェルン駅|en|Lucerne railway<!-- 存在しない -->}}（[[ルツェルン]]）、{{仮リンク|ローザンヌ駅|en|Lausanne railway station}}（[[ローザンヌ]]）間でコードシェアが行われ、フィンランド航空のフィンエアー・プラスのマイレージが加算される。利用者は航空券と[[鉄道]]の予約のみならず、目的地までのチェックインが一度に可能となった<ref>{{Cite web|url=http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=13143|title=AY、SBBスイス連邦鉄道とコードシェア、ベルンなどへ同日着が可能|publisher=旅行業界 最新情報 トラベルビジョン|accessdate=2002-10-30}}</ref>。

== 広告・イメージキャラクター ==
* [[ムーミン]] 正規割引航空券の広告<ref>[http://www.finnair.com/JP/JP/flight-offers-europe ヨーロッパ行きフライトを予約 | Finnair]</ref>や日本路線投入の航空機にムーミンの特別塗装をしていた機材もあった。
* [[サンタクロース]] 諸説はあるが、フィンランドを発祥の地としているサンタクロースも存在する。[[イラストレーション|イラスト]]として機体に特別塗装をされていた時期もあり、フィンランド・サンタクロース・ファンデーション公認のサンタクロースのオフィシャルエアラインとして、公認サンタクロースをサポートしている。<ref>[http://www.narita-airport.jp/jp/fun/event/original/2011_santa.html]</ref>
* [[Angry Birds]] （[[2011年]] - [[2012年]]）ロングフライトとなるシンガポール便より導入された、フィンランド生まれの[[モバイルゲーム]]である。[[ロビオ・エンターテインメント]]が開発し、世界中でヒットしている。ゲームに登場するキャラクターを特別塗装した[[エアバスA340|エアバス A340-300]]（[[機体記号]]：OH-LQD）が一時期、世界中を飛んでいた。<ref>[http://finnair.inoob.fi/angry-birds/]</ref><ref>[http://www.finnair.com/finnaircom/wps/portal/finnair/kcxml/04_Sj9SPykssy0xPLMnMz0vM0Y_QjzKL9473MgLJgFguPvqRqCLOnqgiLvHO3nCRoKzEeK8AfV-P_NxUfW_9AP2C3NDQiHJHRQBcxY8d/delta/base64xml/L0lDU0lKQ1RPN29na21DU1Evb0tvUUFBSVFnakZJQUFRaENFSVFqR0VKemdBIS80SkZpQ28wZWgxaWNvblFWR2hkLXNJYjFRQSEhLzdfS183QUovMTY!?PC_7_K_7AJ_path=%2fFinnair.Com%2fNews%2fCom_News_110831_Angry_birds_ja#7_K_7AJ]</ref>
* [[マリメッコ]] （[[2012年]] - ）フィンランドを代表する[[ファッションブランド]]で、人気の『UNIKKO（ウニッコ）』柄<ref group="注釈">[http://www.marimekko.jp/products/search/patterns/p:95/ Patterns] marimekko</ref>を特別塗装した[[エアバスA340|エアバスA340-300]]（[[機体記号]]：OH-LQD）<ref>[http://cmp.finnair.com/competitions/unikko/en/]</ref><ref>[http://www.advertimes.com/adobata/article/10703/www.mif-design.com/blog/2012/10/22-075256.php/]</ref>と、フィンランドの森の壮大さと、おとぎ話の世界観を融合させたデザインの、『Metsänväki （メトサンヴァキ）』デザインの、[[エアバスA330|エアバスA330-300]]（機体記号：OH-LTM）が就航した[http://www.fashionsnap.com/news/2013-05-07/finnair-marimekko-2/][http://flyteam.jp/registration/OH-LTM/news/article/21629]。[[2013年]]春からフィンエアーのすべての旅客機には、マリメッコの典型的パターンが描かれたテキスタイル、テーブルウエアからなるフィンエアーのためのコレクションが取り入れられる<ref>[http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=QlGOkY7FcSw]</ref>。さらに他の旅客機も、2013年春にはマリメッコのデザインをまとう<ref>[http://www.sankeibiz.jp/business/news/121029/prl1210291028009-n1.htm]</ref>。両社による[[コラボレーション]]の期間中、マリメッコの特別製品がフィンエアーの[[機内販売]]、フィンエアー・プラスショップ（Finnair PlusShop）で購入できる<ref>[https://newsclient.omxgroup.com/cdsPublic/viewDisclosure.action?disclosureId=527243&lang=en]</ref>。

== 事件・事故 ==
<!-- ノート参照
[[File:Lindarängens flyghamn OH-ALK 2.jpg|thumb|right|280px|ユンカース Ju 52/3m（機体記号・OH-ALK）]]
[[File:Douglas C-53B OH-VKA Kar-Air Bromma 09.03.68 edited-2.jpg|thumb|280px|ダグラス DC-3（機体記号・OH-VKA）]]

=== 1920年代 ===
* [[1925年]][[7月6日]] ユンカース社の[[パイロット]]が操縦していた [[ユンカース F.13]]が、ヘルシンキ市内中心部（現在のマンネルハイム通りの[[国会議事堂]]の向かい側付近）に[[墜落]]。パイロット及び乗客3人は無事で、ヘルシンキ市民にも怪我人は無かった。飛行機は当時、とても高価で貴重だったという理由もあり、修理されたのち、8月末に路線に復帰した。
* [[1927年]][[5月]] [[ユンカース F.13]]（同社が導入した第1号機：K-SALA）[[エストニア]]の首都[[タリン]]で、離陸中に[[失速]]し、墜落。機体は修理不能なまでに大破した。乗員乗客5名は、負傷したものの救出されて全員無事だった。
* [[1927年]][[11月]] タリンからヘルシンキへ向かっていた[[ユンカース F.13]]（K-SALD）が、タリンから60kmの海上を飛行中、[[海霧]]に入ったのを最後に、消息不明。アエロは調査した結果、霧の中でパイロットが方向を見失い、海上に墜落したと結論付けた。しかしこの事故には当時から疑問点がいくつもあり、『霧は発生していたものの、全般的に穏やかな好天だった』『墜落機の残骸がまったく発見されていない』『[[ソビエト連邦|ソ連]]で撮影されたと思われる写真に、事故機のパイロットと共に、事故機と同型機が写っている写真が発見された』という点などで、パイロットが[[ロシア革命]]中、[[赤軍]]幹部だったこと、その妻が夫の事故死報告を受けても平然とし、その2週間後にはソ連の[[レニングラード]]へ旅立っていることなどから、K-SALDが消息不明になったのは、海上に墜落した『事故』ではなく、パイロットが飛行機ごとソ連に逃亡した『事件』ではないかと言われたが、現在でもその真相は不明となっている。

===1930年代===
* [[1937年]][[11月10日]] フィンランドの[[トゥルク空港|トゥルク]]からストックホルムへ定期便として飛行していた[[ユンカース F.13]]が、巡航高度1,000mまで上昇した時、機首にある中央エンジンから異常音の発生と同時に、機体が激しく揺れ出した。[[旅客機のコックピット|コックピット]]の窓は、漏れ出したオイルに覆われて全く視界を確保出来ず、たまたま休暇中で乗り合わせた[[フィンランド空軍]]パイロットが、コックピットの窓から顔を出して、アエロのパイロットに方角と高度を教え、トゥルク飛行場に引き返す事に成功した。着陸後、飛行中に中央エンジンが脱落していた事が分かり、アエロは[[懸賞金]]をかけてエンジンの行方を探したものの、結局発見される事はなかった。

===1940年代===
* [[1940年]][[6月14日]]　[[第二次世界大戦]]中、アエロの[[Ju 52 (航空機)|ユンカース Ju 52/3m]]（OH-ALL）が、乗客7名を乗せ、[[エストニア]]の首都[[タリン]]からヘルシンキへ向けて離陸し、その6分後にソ連軍の2機の[[SB (航空機)|ツポレフ SB]][[爆撃機]]により、タリン沖で[[撃墜]]された。しかしこの時期は、フィンランドはどの[[国家]]とも戦っておらず、ソ連と戦っていた『[[冬戦争]]』では、[[1940年]][[3月13日]]に戦闘状態は収束している。既にこの時期、エストニアはソ連軍に占領されていたが、占領の事実が漏れて国際社会の反発が起こる事を恐れたソ連軍は、完璧な報道管制を敷いており、その為、エストニアとフィンランドの外交郵便袋を空輸していたアエロが標的となった。外交郵便袋は墜落後、海上で漁師に拾い上げられていたが、ソ連軍の[[潜水艦]]が現れて没収し、アエロの乗客7名の遺体は、海上にそのまま放置された。この後、両国間は翌年の[[1941年]][[6月]]に再び戦闘状態となり、『[[継続戦争]]』となる。

===1960年代===
* [[1961年]][[1月3日]] フィンランドの{{仮リンク|ヴァーサ空港|en|Vaasa Airport}}から飛び立った国内線のアエロ311便（[[DC-3]]：OH-LCC）が、フィンランドの{{仮リンク|Kvevlax|en|Kvevlax}}に墜落。乗員3名・乗客22名、25名全員が死亡。これはフィンランドで最悪の航空機事故となり、フィンランド航空の歴史上においても、最も多大なる犠牲者を出してしまった事故である。事故機のパイロットからは[[アルコール]]が検出されている。『{{仮リンク|Aero Flight 311|en|Aero Flight 311}}』として、人々に記憶されている事故である。
* [[1963年]][[11月8日]]　ヘルシンキからトゥルクを経由し、[[マリエハムン]]に向かっていたアエロ217便（DC-3：OH-LCA）が墜落、機体は大破した。しかし、乗員乗客22名は全員無事だった。（{{仮リンク|Maarianhaminan lentoturma|fi|Maarianhaminan lentoturma}}参照のこと）<ref>[http://aviation-safety.net/database/record.php?id=19631108-0]</ref>

===1970年代===
* [[1978年]][[9月30日]]  フィンランド航空405便（[[シュド・カラベル|シュド・カラベル 10B]]：OH-LSB：乗務員3名・乗客45名）がフィンランドの[[オウル空港]]からヘルシンキへ向かう途中で[[ハイジャック]]される事件が発生した（{{仮リンク|Finnair Flight 405|en|Finnair Flight 405}}を参照）。犯人は[[破産|自己破産]]した元・住宅建築業者で、無職の37歳の男だった。オウル空港から乗客として405便に乗り込んだが、当時のオウル空港は[[セキュリティー]]チェックを厳しく行っていなかった為、[[凶器]]の[[弾丸]]が入った32ACP[[口径]]（7.65mm）の[[ワルサーPP]][[拳銃]]を持ち込まれてしまった。犯人は[[コックピット]]に入り、拳銃を[[機長]]に突きつけて[[身代金]]と目的地変更を要求した。フィンランド航空は犯人の要求通り、168,000[[アメリカ合衆国ドル|USドル]]を用意し、ハイジャック機は、[[オランダ]]の[[アムステルダム]]へ向かう事となった。
*ハイジャックされた国内線の旅客機では、航空燃料の搭載量が足りず、そのまま犯人の要求通りにアムステルダムまで飛ぶ事が出来なかった為、途中で[[ヘルシンキ・ヴァンター国際空港]]で[[給油]]を行なった。そこで犯人はさらに、フィンランドの[[新聞]]社にも38,000USドルを要求し、約18,000USドルがヘルシンキで犯人に支払われた結果、全ての乗客が[[人質]]解放された。その後、ヘルシンキを飛び立ったハイジャック機は、アムステルダム・[[スキポール空港]]に着陸した。現地で航空燃料を搭載したハイジャック機は、またフィンランドへ向かう事を要求され、ヘルシンキ到着後、犯人は新聞社からの身代金の残りを受け取り、その後、ハイジャック機はオウル空港へ向かう事を要求された。
*[[オウル]]到着後、犯人はオウルにある自宅に移動したが、この時点では、未だフィンランド航空の[[乗務員]]3名が人質に取られており、犯人の自宅からの最後の要求は、4本の[[ウイスキー]]や、運転手付きの[[リムジン]]などで、それらにオウル[[警察]]が応じた結果、人質3名が解放され、これでハイジャックされた405便の乗務員と乗客全てが、無事に解放された。犯人はオウル警察の説得に応じ、10月2日・月曜日に[[投降]]すると伝えたが、オウル警察はそれよりも早い段階で犯人を[[逮捕]]する事とし、10月1日・日曜日に犯人の自宅を襲撃し、犯人を逮捕した。オウル警察[[スポークスマン]]は、ハイジャック犯の自宅電話を[[傍受]]していた結果、犯人が最初に警察と同意したように、平穏に投降する意思が無いことを示唆した、いくつかの電話を傍受した事を示した。逮捕されたハイジャック犯は、[[1979年]]に、禁固7年の[[実刑]]が言い渡された。
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フィンランド航空は、[[1963年]]の事故<ref>[http://aviation-safety.net/database/record.php?id=19631108-0]</ref>以降、[[2014年]][[2月]]現在まで、一度も[[航空事故]]は起こしていない。この為、'''『世界的にも最も安全な航空会社』'''と言われる、希有な航空会社である。[[2013年]]1月、世界の航空会社の安全性を調査・発表する[[ドイツ]]の{{仮リンク|JACDEC|en|JACDEC}}（Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre）による、[[2012年]]の世界の航空会社の安全度ランキング<ref group="注釈">[[国際航空運送協会]]（[[IATA]]）による運航管理、整備、危機管理・保安など8分野と、国際法令、安全基準に基づいた900を超える安全監査基準である、{{仮リンク|国際運航安全監査プログラム|en|IATA Operational Safety Audit}}（IATA Operational Safety Audit(IOSA)などを参照。さらに過去30年間の重大[[航空事故]]などを勘案し、{{仮リンク|JACDEC|en|JACDEC}}が独自の指数でランキングしたもの。[http://www.jacdec.de] </ref>が発表され、フィンエアーは「JACDEC SAFETY RANKING 2012」で『Index 0,005』の評価を得て、世界で最も安全な航空会社と評価された<ref>[http://www.jacdec.de/jacdec_safety_ranking_2012.htm]</ref>。また、[[2014年]][[1月]]発表の「JACDEC SAFETY RANKING 2013」でも『Index 0,010』と評価され、世界第3位と高評価を獲得した。<ref>[http://www.jacdec.de/Airline-Rankings/jacdec_safety_ranking_2013.htm]</ref><ref>{{Cite web|url=http://flyteam.jp/airline/finnair/news/article/31276|title=航空会社の安全ランキング2013、ベスト60でANA12位、JAL46位 | FlyTeam ニュース|publisher=FlyTeam（フライチーム）|accessdate=2014-1-26}}</ref>
<!-- ノート参照
== SASとフィンエアーの関係 ==
フィンランドと同じ、[[北欧]]諸国の航空会社で構成されていった、SAS・[[スカンジナビア航空]]との関係は、[[第一次世界大戦]]後から、長らくフィンエアーを悩ませた問題でもあった。[[スカンジナビア]]の航空会社の提携は、戦後の航空郵便に関する合意に始まり、この動きが活発になったのは1930年代からで、[[1939年]]1月、北欧4カ国の航空会社、フィンランドのアエロ（フィンランド航空の旧社名）、[[スウェーデン]]の{{仮リンク|Aerotransport|en|Aerotransport|label=ABA}}、[[デンマーク]]の{{仮リンク|Det Danske Luftfartselskab|en|Det Danske Luftfartselskab}}(DDL)、[[ノルウェー]]の{{仮リンク|Norwegian Air Lines|en|Norwegian Air Lines}}(DNL)は、ノルウェーの首都、[[オスロ]]でトップ会談を行った際、4社はいずれも、1社単独での大西洋横断路線を運航出来る力は無いという点で同じ認識を持っていた為、北大西洋路線の4社共同開設について話し合い、[[アメリカ]]政府の了解を取り付け、準備さえ整えば、いつでも初の北米路線の[[ニューヨーク]]線を運航出来る所まで進展していた。再度トップ会談が行われたのは、[[1939年]]8月で、出来ればアメリカ側の航空会社も参加した共同運航を目指すという話し合いが行われたが、この時、既にフィンランドは戦争突入寸前の状況下で、この時のトップ会談にアエロは欠席せざるを得なかった<ref>参考文献『白夜の国のヒコーキ物語』「そしてフィンエアーはSASに参加しなかった」76頁17項より、77頁最後まで参照</ref>。

[[第二次世界大戦]]後、再び事が進展し始め、DDL、DNL、ABAと、スウェーデンの{{仮リンク|Svensk Interkontinental Lufttrafik|en|Svensk Interkontinental Lufttrafik}}(SILA)を加えた4社が、現在の{{仮リンク|SASグループ|en|SAS Group}}を設立した。1950年代に入ると、フィンエアーとSASのヨーロッパ路線は競合する様になり、何度かフィンエアーのSASへの加入問題が話し合われたものの、いずれも結論には至らず、両社の共同運航合意も期限が切れたまま更新されなかった為、フィンエアーだけがスカンジナビアで孤立する事となった。その理由として、SASの要求が、フィンエアーの運航するフィンランド国内線を全て除外した、利益の出るヨーロッパ路線だけだったという点と、フィンランドのかつての[[宗主国]]だったスウェーデンが主導権を握り、それがさらに[[フィンランド人]]の伝統的な独立自尊の精神と文化を背景に、SASへの参加を困難なものにしていた点である。フィンランドの国内線運航は、経営的に厳しい状況下にありながら、それでも運航を続けて来られたのは、ヨーロッパ路線の利益があったからに他ならず、政府からの援助も無いまま、ヨーロッパ路線を失えば、国内線の運航に支障が出る事は明らかであった<ref>参考文献『白夜の国のヒコーキ物語』「そしてフィンエアーはSASに参加しなかった」78頁1項より、78頁13項まで参照</ref>。

1960年にフィンエアーの新社長に就任したコルホネンは、すぐにSASとの協議を再開させ、[[1961年]]にSASとの共同運航が再び再開されたものの、[[1969年]]にフィンエアーが単独で北大西洋路線である[[ニューヨーク]]線を開設すると同時に、突然SASから共同運航を破棄され、また、デンマーク航空当局もSASからの圧力を受け、フィンエアーの[[コペンハーゲン]]への運航権を取り消されるという事も起こり、便数制限付きの暫定的な飛行許可で運航していた<ref>参考文献『白夜の国のヒコーキ物語』「そしてフィンエアーはSASに参加しなかった」78頁1項より、78頁24項まで参照</ref>。

しかし、こうした経緯を経て、SASはフィンエアーと競合する路線において、想定していた損益よりも、[[北欧]]に複数の航空会社が存在する事による、営業促進力と市場訴求力の方がはるかに大きいと判断し、次第にフィンエアーとの関係は改善されて行った<ref>参考文献『白夜の国のヒコーキ物語』「そしてフィンエアーはSASに参加しなかった」78頁25項より、78頁36項まで参照</ref>。1990年代になり、世界的な航空業界再編と[[航空連合]]の時代に入ると、フィンエアーは[[1999年]]に[[ワンワールド]]に加盟[http://ja.oneworld.com/member-airlines/]し、SASは[[1997年]]に[[スターアライアンス]]の設立メンバーとして加盟[http://www.staralliance.com/ja/about/airlines/scandinavian_airlines/]し、それぞれ独自の道を歩む事となった。
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== フィンエアー・カーゴ ==
[[Image:Finnair Cargo Building 02.jpg|thumb|right|フィンエアー・カーゴ本社ビル（ヘルシンキ・ヴァンター国際空港）]]
フィンエアー・カーゴ（Finnair Cargo）は、フィンランド航空の貨物部門で、貨物専用機の運航はフィンエアー・グループの[[ノルディック・グローバル航空]]が行っている。[[貨物|カーゴ]]キャパシティ－は月間平均1,000トン以上<ref>[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/company-info-jp.html]</ref>。フィンエアー・カーゴ（Finnair Cargo）は世界各地への航空貨物輸送を担っており、毎週150便を超えるフレイターと、RFS（ロードフィーダーサービス）で、委託された貨物はフィンランド航空が各路線で使用している旅客機の貨物室及び、[[マクドネル・ダグラス]][[MD-11#仕様|（ボーイング）MD-11F]]などの[[貨物機]]で、フィンエアー・カーゴ本社があるヘルシンキ・ヴァンター国際空港へ貨物運搬される。

ヘルシンキ経由でヨーロッパとアジアを最短最速で結ぶことにより、飛行距離を短縮し、航空燃料費を削減している<ref>[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/company-info-jp.html]</ref>。フィンランド国内のフィンエアー機の着陸の内、60〜80％は連続降下進入方式によるもので、不要な旋回や[[誘導路]]は使用せず、これにより[[二酸化炭素]]排出量の削減を実現している<ref>[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/fleet-and-ulds-jp.html]</ref><ref>[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/fleet-and-ulds-jp.html]</ref>。貨物はヘルシンキ到着当日には、空路、陸路、海路にて各地へ配送される。

2013年[[4月7日]]から、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に次ぐ、ヨーロッパにおける貨物のハブ空港として、[[ベルギー]]の[[ブリュッセル国際空港]]を新たに貨物ハブ空港[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/bulletin/finnair-cargo-freighter-service-via-brussels-started---road-feeder-service-in-central-europe.html]として機能させ、[[ブリュッセル]]からは[[貨物船]]も使用して貨物を運搬する<ref name="finnair_20130701" /><ref>[http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/bulletin/finnair-expanding-further-in-asia---14-asian-cargo-destinations-for-summer-2013-336.html]</ref><ref>[http://www.flychicago.com/business/EN/media/news/stories/pages/NewsDetail.aspx?ItemID=835 Finnair Cargo Starts New Service from Brussels to Chicago O'Hare]  Chicago Department of Aviation April  07, 2013</ref>。2013年[[6月6日]]より、[[マクドネル・ダグラス]][[MD-11#仕様|（ボーイング）MD-11F]]貨物専用機の運航に加え、ヘルシンキ＝ブリュッセル線で使用している[[エアバスA320|エアバスA320-200]]などの[[旅客機]]の一部を、[[エアバスA340|エアバスA340-300]]に大型化し、旅客機の貨物室もさらに活用する事で、[[アジア]]との貨物輸送量増加に対応する[http://www.finnaircargo.com/en/cargo/bulletin/finnair-cargo-connects-brussels-and-asia---3-times-per-week-with-a340-md11-freighter.html?utm_source=feedly]。

=== 貨物便就航都市 ===
*;ヨーロッパ諸国の都市
**[[アムステルダム]]、[[バルセロナ]]、[[ベルリン]]、[[ブリュッセル]]、[[ブダペスト]]、[[デュッセルドルフ]]、[[エカテリンブルク]]、[[フランクフルト・アム・マイン]]、[[グダニスク]]、[[ジュネーヴ]]、[[ハンブルク]]、[[キエフ]]、[[ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア]]、[[リスボン]]、[[ロンドン]]、[[マドリード]]、[[マラガ]]、[[マンチェスター]]、[[ミラノ]]、[[モスクワ]]、[[ミュンヘン]]、[[パリ]]、[[プラハ]]、[[バーゼル]]、[[ブラチスラヴァ]]、[[ブリュッセル]]、[[クラクフ]]、[[リュブリャナ]]、[[ルクセンブルク]]、[[ミュルーズ]]、[[リガ]]、[[ローマ]]、[[バレンシア (スペイン)|ヴァレンシア]]、[[ウィーン]]、[[ワルシャワ]]、[[チューリッヒ]]、[[サンクトペテルブルク]]、[[シュトゥットガルト]]、[[タリン]]、[[テネリフェ島]]、[[ヴィリニュス]]

*;北アメリカ
**[[ハリファックス]]、[[ニューヨーク]]、[[シカゴ]]、[[トロント]]

*;アジア・中東
**[[東京]]、[[大阪]]、[[名古屋]]、[[ソウル特別市|ソウル]]、[[上海]]、[[香港]]、[[デリー]]、[[重慶市|重慶]]、[[バンコク]]、[[シンガポール]]、[[北京]]、[[ドバイ]]、[[ムンバイ]]

*;北欧諸国の都市
**[[ベルゲン]]、[[マルメ]]、[[コペンハーゲン]]、[[ヨーテボリ]]、[[ヘルシンキ]]、[[イヴァロ]]、[[ヨエンスー]]、[[ユヴァスキュラ]]、[[カヤーニ]]、{{仮リンク|キッティッラ|en|Kittilä}}、[[コッコラ]]、[[クオピオ]]、[[クーサモ]]、[[オスロ]]、[[オウル]]、[[ポリ (フィンランド)|ポリ]]、[[ロヴァニエミ]]、[[セイナヨキ]]、[[ストックホルム]]、[[ヴァーサ]]

=== 貨物便提携会社 ===
*{{flagicon|USA}} [[ワールド・エアウェイズ]][http://www.worldairways.com/company-news-release.php?id=43]
*{{flagicon|JPN}} [[日本航空#貨物・郵便|JALカーゴ]]（JAL Cargo Service Co., Ltd.）[http://www.jalcargoservice.com][http://www.finnaircargo.com/en/cargo/bulletin/new-handling-partners-in-tokyo-nrt-and-osaka-kix.html]
*{{flagicon|JPN}} 日航関西エアカーゴ・システム（JLKAS[http://www.jalkas.co.jp/company%20info.html]・JAL Kansai Aircargo System Co.,  Ltd.）[http://www.jalkas.co.jp] [http://www.finnaircargo.com/en/cargo/bulletin/new-handling-partners-in-tokyo-nrt-and-osaka-kix.html]
*{{flagicon|GBR}}  Air Liaison[http://www.air-liaison.net]
<!-- ノート参照
== 歴代経営者 ==
* 1923 – 1929 {{仮リンク|ブルーノ・オットー・ルキャンダー|fi|Bruno Lucander}}
* 1929 – 1945 {{仮リンク|Gunnar_Ståhle|fi|Gunnar_Ståhle}}
* 1946 – 1947 vt. pääjohtajat C. J. Ehrnrooth ja{{仮リンク|Uolevi_Raade|fi|Uolevi_Raade}}
* 1947 – 1960 [[レオナルド・グランデル]]
* 1960 – 1987 {{仮リンク|Gunnar Korhonen|fi|Gunnar Korhonen}}
* 1987 – 1998 {{仮リンク|Antti Potila|fi|Antti Potila}}
* 1999 – 2005 {{仮リンク|Keijo Suila|fi|Keijo Suila}}, pääjohtaja　
* 2006 – 2010 {{仮リンク|Jukka Hienonen|fi|Jukka Hienonen}}, toimitusjohtaja　
* 2010 – 2013 {{仮リンク|ミカ・ベフビライネン|fi|Mika Vehviläinen}}
* 2013 –   {{仮リンク|ペッカ・ヴァウラモ|fi|Pekka Vauramo}}
-->
== 参考文献 ==
*{{Cite web|url=http://www.isbns.is/isbn/9789519945033 |title=Finnair, the art of flying since 1923|publisher=John Wegg著：1983年発行：ISBN-10: 9519945032 ISBN-13: 978-9519945033 |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.isbns.net/isbn/9789519804118|title=Time Flies Finnair 75|publisher= Heikki Haapavaara, Pekka Tynell, Silja Kudel著：1999年発行：ISBN-10: 951-98041-1-0  ISBN-13: 978-951-98041-1-8 |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.findbookprices.com/isbn/9781857801033|title=Airlines Worldwide: More Than 350 Airlines Described and Illustrated in Colour|publisher= B.I. Hengi著：2000年発行：ISBN-10: 1-85780-103-2 ISBN-13: 978-1-85780-103-3 |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://secure.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=1&tidx=0&Page=1&ID=3071 |title=航空旅行 vol.08（2014WINTER）|publisher=イカロス出版：2014年1月30日発行：ASIN: B00HJM17L8 |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_1.html|title=Finnair HISTORY FINNAIR'S LONG-HAUL EXPANSION HAS A LONG HISTORY|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_2.html|title=Finnair HISTORY BEFORE THE WAR|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_3.html|title=Finnair HISTORY THE WAR YEARS 1939-1945|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_6.html|title=Finnair HISTORY AFTER THE WAR|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_7.html|title=Finnair HISTORY END OF THE MILLENNIUM|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_8.html|title=Finnair HISTORY THE NEW MILLENNIUM|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.finnairgroup.com/group/group_14_5.html|title=Finnair HISTORY OLD LOGOS|publisher=Finnair |accessdate=2014-2-7}}
*{{Cite web|url=http://www.kaiga.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=6815|title=フィンランド航空戦史1 第2飛行団戦闘機写真集|publisher=著者：カリ・ステンマン/カレヴィ・ケスキネン、翻訳編者：斎木伸生/ARTBOX・2003年発行：ISBN-10: 4-499-22812-3 |accessdate=2014-5-18}}

<!-- ノート参照
* （株）共信商事・文化事業部（編集）、フィンランド航空日本支社（発行）『白夜の国のヒコーキ物語』[[1998年]][[11月1日]]発行。[[ISBN]]コード無し。全190頁・[[日本語]]書籍。{{出典無効|date=2013年8月}}
-->

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
<references group="注釈" />
=== 出典 ===
{{reflist|2}}

== 関連項目 ==
* [[フィンエアー 就航都市]]
* [[フィンエアー・スタジアム]]
* [[ワンワールド]]
* [[マイレージサービス]]

== 外部リンク ==
{{Commons|Finnair}}
* [http://www.finnair.com/JP/JP/japan フィンエアー] {{ja icon}}
* [http://www.finnair.com/INT/GB/home-page Finnair] {{en icon}}・その他の36ヶ国語
* [http://www.finnairgroup.com/en/index.html/ Finnair Group] {{fi icon}} {{en icon}}
* [http://www.finnaircargo.com/ja/cargo/　Finnair Cargo] {{ja icon}}
* [http://ja.oneworld.com　ワンワールド]{{ja icon}}

{{ワンワールド}}

{{DEFAULTSORT:ふいんらんとこうくう}}
[[Category:フィンランドの航空会社]]
[[Category:フィンランドの企業]]
[[Category:ワンワールド]]
[[Category:ヘルシンキ証券取引所上場企業]]