フィリップ (エディンバラ公)のソースを表示

{{基礎情報 皇族・貴族
| 人名       = フィリップ王配
| 各国語表記 = Prince Philip
| 家名・爵位 = エディンバラ公<br />Duke of Edinburgh
| 画像       = Prince Phillip of Edinburgh.jpg
| 画像サイズ = 200px
| 画像説明   = （[[2007年]]）
| 在位       = [[1952年]][[2月6日]] - 現在 
| 戴冠日     = 
| 称号       = [[エディンバラ公爵]]<br />[[メリオネス伯爵]]<br />[[グリニッジ男爵]]
| 別号       = 
| 全名       = 
| 身位       = Prince
| 敬称       = His Royal Highness（殿下）
| 出生日     = {{生年月日と年齢|1921|6|10}}
| 生地       = {{GRC1828}}、コルフ島（[[ケルキラ島]]）
| 死亡日     = 
| 没地       = 
| 埋葬日     = 
| 埋葬地     = 
| 継承者     = 
| 継承形式   = 
| 配偶者1    = [[エリザベス2世]]
| 子女       = [[チャールズ (プリンス・オブ・ウェールズ)|ウェールズ公チャールズ]]<br />[[アン (イギリス王女)|プリンセス・ロイヤル・アン]]<br />[[アンドルー (ヨーク公)|ヨーク公爵アンドルー王子]]<br />[[エドワード (ウェセックス伯爵)|ウェセックス伯爵エドワード王子]]
| 王家       = 
| 王朝       = 
| 王室歌     = 
| 父親       = [[アンドレオス (ギリシャ王子)|ギリシャおよびデンマーク王子アンドレオス]]
| 母親       = [[アリス・オブ・バッテンバーグ]]
}}
{{British Royal Family}}
'''エディンバラ公フィリップ王配'''<ref name=prince>Princeの称号は必ずしも適当な訳語があるものではないが、外務省[http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/10/dmu_0605.html]において「王配殿下」、宮内庁[http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/gokaiken/gokaiken-h09.html]において「英国王配エディンバラ公フィリップ殿下」と呼称していることに鑑み、「王配」の訳を当てている。なお、エリザベス2世女王との間の息子らも同じ称号を名乗るが、この場合には同様の理由により「王子」の訳を当てている。イギリスにおけるPrinceという称号の意義については[[:en:British prince]]を参照。</ref>（'''Prince Philip, Duke of Edinburgh'''、[[1921年]][[6月10日]] - ）は、[[イギリス王室]]の成員、[[イギリス]]女王[[エリザベス2世]]の夫（[[王配]]）。[[爵位]]・[[称号]]は Prince of the United Kingdom<ref name=honour>[http://www.royal.gov.uk/ThecurrentRoyalFamily/TheDukeofEdinburgh/Honours.aspx 英国王室公式サイト  『The Duke of Edinburgh - Honours』]</ref>、[[エディンバラ公|エディンバラ公爵]]、[[メリオネス伯爵]]、[[グリニッジ男爵]]、[[元帥 (イギリス)|イギリス海陸空軍元帥]]、[[:en:List of Lord High Admirals and First Lords of the Admiralty|ロード・ハイ・アドミラル]]、[[日本学士院]][[名誉会員]]。敬称は His Royal Highness（殿下）。
==家系==
[[ギリシャ王国|ギリシャ]]および[[デンマーク]]、[[ノルウェー]]の王家である[[グリュックスブルク家]]（正式には、シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン＝ゾンダーブルク＝グリュックスブルク家）出身。[[ギリシャ王国]]の第2代国王[[ゲオルギオス1世 (ギリシャ王)|ゲオルギオス1世]]の四男[[アンドレオス (ギリシャ王子)|アンドレオス]]王子と[[バッテンベルク家]]出身の[[アリス・オブ・バッテンバーグ|アリス]]の長男として誕生。[[ギリシャ語]]名フィリッポス（{{lang|el|Φίλιππος}}）。[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア英女王]]の玄孫であり、[[イギリス王位継承順位|連合王国王位継承権]]を持つ（2012年2月現在第485位）。

姉が4人おりすべてドイツ人と結婚、中には[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]と関係を持った者もいるといわれる。長姉[[マルガリタ・ティス・エラザス|マルガリタ]]（ホーエンローエ＝ランゲンブルク侯夫人）、次姉[[セオドラ・ティス・エラザス (1906-1969)|セオドラ]]（バーデン辺境伯夫人）、三姉[[ツェツィーリア・フォン・グリーヒェンラント|セシリア]]（ヘッセン大公世子夫人）、四姉[[ソフィア・ティス・エラザス|ソフィア]]（ヘッセン＝カッセル公子夫人、ハノーファー王子妃）である。
母方の叔母[[ルイーズ・マウントバッテン|ルイーズ]]に[[スウェーデン]]王[[グスタフ6世アドルフ (スウェーデン王)|グスタフ6世アドルフ]]妃。第2代ミルフォード＝ヘイヴン侯ジョージ・ルイスと[[第二次世界大戦]]のビルマ戦線でその名を馳せたで初代マウントバッテン・オブ・バーマ伯爵[[ルイス・マウントバッテン]]は母方の叔父にあたる。

フィリップは、父[[アンドレオス (ギリシャ王子)|アンドレオス]]と同様「[[ギリシャ王国|ギリシャ]]王子および[[デンマーク]]王子 (Prince of Greece and Denmark)」の称号を有していたが、エリザベス王女との結婚にあたりこれを放棄している。

'''ヴィクトリア女王'''―[[アリス (ヘッセン大公妃)]]―[[ヴィクトリア (ミルフォード＝ヘイヴン侯爵夫人)]]―[[アリス・オブ・バッテンバーグ|アリス]]（アンドレオス王子妃）―'''フィリップ'''

==略歴==
===少年時代===
[[ファイル:Coat of Arms of Philip, Duke of Edinburgh.svg|200px|thumb|left|エディンバラ公フィリップの[[紋章]]]]
[[1921年]][[6月10日]]、[[イオニア諸島]]のコルフ島（[[ケルキラ島]]）にある別荘の台所で、[[アンドレオス (ギリシャ王子)|ギリシャ王子アンドレオス]]と[[アリス・オブ・バッテンバーグ|アリス妃]]の末子として生まれる。生後1年程してギリシャで[[クーデター]]が発生、[[ギリシャ国王]][[コンスタンティノス1世 (ギリシャ王)|コンスタンティノス1世]]は退位を余儀なくされ、その弟である父アンドレオスは革命政府から死刑を宣告された。それまでケルキラ島に滞在していた一家は、[[ジョージ5世 (イギリス王)|ジョージ5世]]の差し向けた[[イギリス海軍]]の軍艦によりギリシャを脱出した。

一家は[[パリ]]へと向かい、アンドレオスの兄[[ゲオルギオス (ギリシャ王子)|ゲオルギオス]]王子の妻である[[マリー・ボナパルト]]（[[ピエール＝ナポレオン・ボナパルト]]の孫）の所有する[[パリ]]郊外[[サン＝クルー]]の別荘に滞在した。家庭は円満でなかった。次々と愛人を作り、家庭を省みない父アンドレオスは不在が多かった。夫の不貞に母アリスは精神を病み、南仏の病院に入院した。姉達が結婚で家を離れると、フィリップは一人になった。[[1928年]]に渡英し、祖母[[ヴィクトリア (ミルフォード＝ヘイヴン侯爵夫人)|ヴィクトリア]]、叔父ジョージ・ルイスとともに生活する。[[1933年]]からは[[ドイツ]]南部のバーデンの学校へ転校する。

===青年時代===
[[1939年]]、イギリス[[海軍兵学校 (イギリス)|海軍兵学校]]を卒業し、士官候補生として[[海軍]]に入隊。[[第二次世界大戦]]に従軍した。1940年には[[戦艦]][[ラミリーズ (戦艦・2代)|ラミリーズ]]に乗艦し、[[インド洋]]で半年余り任務にあたった。1941年1月からは、戦艦[[ヴァリアント (戦艦)|ヴァリアント]]に乗艦し、[[地中海]]での任務にあたる。この年、ヴァリアントは複数の海戦に参加しており、[[マタパン岬沖海戦]]での彼の勇戦が認められ、ギリシア十字勲章（[[:en:Greek War Cross]]）を受章した。1942年7月には海軍中尉に昇進し、[[駆逐艦]]ウォーリスで先任将校として勤務する。1943年7月の連合軍の[[ハスキー作戦|シチリア上陸作戦]]を支援した。その後駆逐艦ホエルプに異動。ホエルプは第27駆逐艦隊の一隻で、インド洋方面へ向かいやがて終戦を迎えた。[[日本]]政府が降伏文書に調印した[[1945年]][[9月2日]]には、ホエルプは[[東京湾]]に停泊していた。翌1946年1月に英国本国へ帰還する。
終戦後の1947年2月イギリスに[[帰化]]した際、軍務を継続するために母の実家の家名である「マウントバッテン」（Mountbatten：Battenbergを英語化したもの）を姓として選択した。これに伴い、ギリシア[[正教会]]から[[イギリス国教会]]への改宗を行い、さらにギリシャおよびデンマークの王子の地位を放棄することを宣言した。

[[1947年]][[7月9日]]、イギリス国王[[ジョージ6世 (イギリス王)|ジョージ6世]]の第1王女[[エリザベス2世|エリザベス]]との婚約が発表される。[[11月20日]]、[[ロンドン]]の[[ウェストミンスター寺院]]で結婚。同日から ''Royal Highness'' 「殿下」の敬称が与えられ、翌日にはジョージ6世から'''エディンバラ公爵'''・メリオネス[[伯爵]]・グリニッジ[[男爵]]の各爵位が授与された。結婚後の数カ月間を[[マルタ]]で過ごした。
[[File:Elizabeth II & Philip after Coronation.JPG|200px|thumb|right|1953年6月。フィリップと妻のエリザベス2世の戴冠式の肖像]]
1949年、フィリップは[[地中海艦隊 (イギリス)|地中海艦隊]]第一水雷戦隊旗艦の駆逐艦[[C級駆逐艦 (2代)|チェッカーズ]]の副長となる。1950年には[[少佐]]に昇進し、[[スループ|スループ艦]]HMSマグパイ（[[:en:HMS_Magpie_(U82)]]）の艦長となる。[[1952年]]には[[中佐]]に昇進した。<ref>[http://www.royal.gov.uk/ThecurrentRoyalFamily/TheDukeofEdinburgh/Honours.aspx 英国王室公式サイト  『The Duke of Edinburgh - Naval career』]</ref>しかし、同年ジョージ6世が[[崩御]]し、彼の軍歴に終止符が打たれた。

===英国女王の夫として===
[[File:Duke of Edinburgh 14 Allan Warren.jpg|200px|thumb|1992年]]
[[1952年]]2月、エリザベスがイギリス女王に即位した。[[1957年]]にエリザベス2世から ''Prince of the United Kingdom'' の称号を与えられ<ref name=honour/>、それ以降は、''His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh''（エディンバラ公フィリップ王配殿下<ref name=prince/>）が正式な呼称となっている。

[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア]]女王の夫[[アルバート (ザクセン＝コーブルク＝ゴータ公子)|アルバート]]とは異なり、共同統治者としての地位を示す ''Prince Consort'' の称号が与えられず、従って機密書類閲覧権もない。女王一家の姓は「ウィンザー」のままであり、フィリップの姓である「マウントバッテン」に変わらなかった。1960年に夫妻の子孫の姓を「マウントバッテン＝ウィンザー」とすることになったものの、フィリップの屈辱的な思いは残った。''Prince Consort'' の称号を得られなかったことは、フィリップに屈折した心理を生み、王子や王女たちにも悪影響を及ぼしたと言われる。<ref name=yawata>八幡和郎 『お世継ぎ－世界の王室・ 日本の皇室』  文春文庫、2007年、16-18頁、28頁。</ref>

南極大陸・南大西洋の訪問を機に自然保護への関心を深め、[[世界自然保護基金]]の初代総裁を務めた。また、英国国内の[[ケンブリッジ大学]]・[[エディンバラ大学]]・[[ソルフォード大学]]などの総長なども務めている。

1956年には「エディンバラ公賞」（[[:en:The Duke of Edinburgh's Award]]）を設立し、優れた技能を持った世界各国の若者を表彰している。特に、自然保護に貢献のあった人物を表彰していることで有名である。

2007年11月19日には結婚60周年を祝う祝賀行事が催された。英国の君主で結婚60周年を迎えるのは、エリザベスが史上初である。翌日からは新婚時代を過ごした[[マルタ]]を訪問した。

90歳の誕生日である2011年6月10日に、[[イギリス海軍]]の最高指揮官である ''Lord High Admiral''  に就任した<ref name=BBC>[http://www.bbc.co.uk/news/uk-13730067 BBC News, 10th June 2011 『New title for Duke of Edinburgh as he turns 90』]</ref>。

== 子女 ==
エリザベス2世との間には3男1女がいる。
* [[プリンス・オブ・ウェールズ|ウェールズ公]][[チャールズ (プリンス・オブ・ウェールズ)|チャールズ]]（1948年 - ） 
* [[プリンセス・ロイヤル]]・[[アン (イギリス王女)|アン]]（1950年 - ） 
* [[ヨーク公爵]][[アンドルー (ヨーク公)|アンドルー王子]]（1960年 - ） 
* [[ウェセックス伯爵]][[エドワード (ウェセックス伯爵)|エドワード王子]]（1964年 - ）

== 系譜 ==
{{ahnentafel-compact5
|style=font-size: 90%; line-height: 110%;
|border=1
|boxstyle=padding-top: 0; padding-bottom: 0;
|boxstyle_1=background-color: #fcc;
|boxstyle_2=background-color: #fb9;
|boxstyle_3=background-color: #ffc;
|boxstyle_4=background-color: #bfc;
|boxstyle_5=background-color: #9fe;
|1= 1. '''エディンバラ公フィリップ王配'''
|2= 2. [[アンドレオス (ギリシャ王子)|ギリシャ及びデンマーク王子アンドレオス]]
|3= 3. [[アリス・オブ・バッテンバーグ]]
|4= 4. [[ゲオルギオス1世 (ギリシャ王)|ギリシャ国王ゲオルギオス1世]]
|5= 5. [[オルガ (ギリシャ王妃)|ロシア大公女オリガ・コンスタンチノヴナ]]
|6= 6. [[ルイス・アレグザンダー・マウントバッテン|バッテンベルク公子ルイス]]
|7= 7. [[ヴィクトリア (ミルフォード＝ヘイヴン侯爵夫人)|イギリス王女ヴィクトリア]]
|8= 8. [[クリスチャン9世 (デンマーク王)|デンマーク国王クリスチャン9世]]
|9= 9. [[ルイーゼ・フォン・ヘッセン＝カッセル|ヘッセン＝カッセル方伯女ルイーゼ]]
|10= 10. [[コンスタンチン・ニコラエヴィチ|ロシア大公コンスタンチン・ニコラエヴィチ]]
|11= 11. [[アレクサンドラ・イオシフォヴナ|ザクセン＝アルテンブルク公女アレクサンドラ]]
|12= 12. [[アレクサンダー・フォン・ヘッセン＝ダルムシュタット|ヘッセン大公子アレクサンダー]]
|13= 13. [[ユリア・ハウケ|ユリア・ハウケ令嬢]]
|14= 14. [[ルートヴィヒ4世 (ヘッセン大公)|ヘッセン大公ルートヴィヒ4世]]
|15= 15. [[アリス (ヘッセン大公妃)|イギリス王女アリス]]
|16= 16. [[フリードリヒ・ヴィルヘルム (シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン＝ゾンダーブルク＝グリュックスブルク公)|シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン＝ゾンダーブルク＝グリュックスブルク公フリードリヒ・ヴィルヘルム]]
|17= 17. [[ルイーゼ・カロリーネ・フォン・ヘッセン＝カッセル|ヘッセン＝カッセル方伯女ルイーゼ・カロリーネ]]
|18= 18. [[ヴィルヘルム・フォン・ヘッセン＝カッセル＝ルンペンハイム|ヘッセン＝カッセル方伯ヴィルヘルム]]
|19= 19. [[ルイーセ・シャロデ・ア・ダンマーク|デンマーク王女ルイーセ・シャロデ]]
|20= 20. [[ニコライ1世|ロシア皇帝ニコライ1世]]
|21= 21. [[アレクサンドラ・フョードロヴナ (ニコライ1世皇后)|プロイセン王女シャルロッテ]]
|22= 22. [[ヨーゼフ (ザクセン＝アルテンブルク公)|ザクセン＝アルテンブルク公ヨーゼフ]]
|23= 23. {{仮リンク|アマーリエ・フォン・ヴュルテンベルク|en|Duchess Amelia of Württemberg|label=ヴュルテンベルク公女アマーリエ}}
|24= 24. [[ルートヴィヒ2世 (ヘッセン大公)|ヘッセン大公ルートヴィヒ2世]]
|25= 25. [[ヴィルヘルミーネ・フォン・バーデン|バーデン大公女ヴィルヘルミーネ]]
|26= 26. [[ヤン・マウリツィ・ハウケ|ヤン・マウリツィ・ハウケ伯爵]]
|27= 27. ゾフィー・ラフォンテーヌ
|28= 28. [[カール・フォン・ヘッセン＝ダルムシュタット|ヘッセン大公子カール]]
|29= 29. [[エリーザベト・フォン・プロイセン (1815-1885)|プロイセン王女エリーザベト]]
|30= 30. [[アルバート (ザクセン＝コーブルク＝ゴータ公子)|ザクセン＝コーブルク＝ゴータ公子アルバート]]
|31= 31. [[ヴィクトリア (イギリス女王)|イギリス女王ヴィクトリア]]
}}

==失言==
フィリップは[[人種]]や[[性別]]に絡む発言をたびたび行い、問題となることが多い。また1978年に日本の[[皇室]]に宛て送った[[イリオモテヤマネコ]]の保護を訴える手紙の付属報告書の中に、住民の島外退去の提案などがあったため、[[西表島]]住民の強い反発を招いた。
*「英国人女性は料理ができない」（[[1966年]]）
*「国民は、我々の生活にはもっと休みが必要だと言ってたくせに、今度は仕事がないなどと文句を言っている」（[[1980年代]]の不況時に発言）
*「あなたは女性ですよね?」（[[1984年]][[ケニア]]訪問時、現地人女性に質問）
*「ここに長くいたら、（中国人みたいに）目が細くなりますよ」（[[1986年]][[中華人民共和国|中国]]訪問時、[[西安]]に留学中の英国人学生に向かって）<ref>[http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_int&p=gaf928-jlp01158074 失言の迷宮　写真特集　「ここに長くいたら目が細くなる」] 時事通信</ref>
*「生まれ変わったら、死のウイルスになって人口問題を解決させたい」（[[1987年]]、著書の序文で）
*「あなたたちはほとんど[[海賊]]の子孫なのではないのですか?」（[[1994年]][[ケイマン諸島]]訪問時、現地人に質問）
*「なんとか食べられずに済んだのですね」（[[1998年]][[パプアニューギニア]]を探検した学生に発言）
*「うん、この工事はインド人がやったに違いない」（[[1999年]][[スコットランド]]訪問時、ワイヤーが外れた[[ヒューズ]]の箱を見て発言）
*「きみは太りすぎているから無理だろう」（[[2001年]]「将来[[宇宙飛行士]]になりたい」と語った12歳の少年に返答）
*「まだ[[槍]]を投げ合っているのですか？」（[[2002年]][[オーストラリア]]訪問時、[[アボリジニ|オーストラリア先住民]]ビジネスマンに質問）
*「どうやって免許取得試験中、スコットランド人は酒を飲まないようにするんですか?」（[[スコットランド]]訪問時、現地の[[自動車教習所]]の教官に質問）
*「このくそったれ!」（相手がフィリップと気付かず、駐車違反の切符を切ろうとした警察官に対して）
*「耳が聞こえない? このバンドの近くにいたら、不思議じゃないですね」（[[打楽器]]のバンド演奏の際、[[聴覚障害者]]に発言）
*「おお嫌だ。酷い病気にかかるかもしれないじゃないか」（[[オーストラリア]]訪問時、[[コアラ]]を撫でるように頼まれた際の返答）

== その他 ==
*[[日本学士院エジンバラ公賞]]はフィリップにちなんで創設された。
*妻であるエリザベス2世の戴冠式で、王室内の反対を押し切り[[英国放送協会|BBC]]のテレビ中継を実現させている。
*王室の伝統を守り通そうとする保守的な義母[[エリザベス・ボーズ＝ライアン|エリザベス王太后]]とは、長く確執があった。
*[[バヌアツ]]の[[タンナ島]]には、いわゆる[[カーゴ・カルト]]の一種としてフィリップを偶像とする[[フィリップ王配信仰]]が存在する。

== 出典 ==
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==外部リンク==
{{Commons|Category:Prince Philip, Duke of Edinburgh}}
*[http://www.royal.gov.uk/ThecurrentRoyalFamily/TheDukeofEdinburgh/TheDukeofEdinburgh.aspx フィリップの紹介・王室公式サイト]（英語）
*[http://www.royal.gov.uk/output/Page6101.asp 女王夫妻の結婚60周年記念・王室公式サイト]（英語）

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|thisnote=（[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア女王]]の娘[[アリス (ヘッセン大公妃)|アリス]]の子孫）
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[[Category:エディンバラ公]]
[[Category:イギリス王室]]
[[Category:ギリシャ王族]]
[[Category:グリュックスブルク家ギリシャ系]]
[[Category:バッテンベルク家]]
[[Category:ガーター勲章]]
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[[Category:大英帝国勲章ナイト・グランド・クロス]]
[[Category:王配]]
[[Category:1921年生]]
[[Category:存命人物]]